JPH0322418Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は建築現場等で用いる支柱構造物に関す
るものである。

（従来の技術） 従来の支柱構造物としてパネル等を用いたもの
があるが取扱い及び組立分解の容易性において改
良の余地があつた。

（考案が解決しようとする問題点） 本考案は以上の従来の問題を解決し取扱い及び
組立分解の容易な支柱構造物の提供を目的とす
る。

（実施例） 以下本考案の支柱構造物を図面に示す実施例に
従い説明する。

第１図及び第２図は本考案の支柱構造物を示
し、該支柱構造物は上端面及び下端面の各々にフ
ランジ板５が固定された柱材１を有する。

該柱材１は第３図に詳細を示す様に鋼管で作ら
れた主部２を有する。

該主部２の上端及び下端の各々には外周方向に
歯状に突出し孔３ａを有する連結部３が設けられ
る。

該連結部３には前記フランジ板５がボルトによ
り接合されることになる。

すなわちフランジ板５はリング部６及び該リン
グ部６の外周方向に放射状（図示のものにＴ字
状）に突出する突起部８を有する。

前記リング部６には孔６ａ及びねじ孔６ｂが設
けられている。

該ねじ孔６ｂにおいて前記連結部３の孔３ａを
貫通するボルトによりフランジ板５が連結部３の
孔３ａに接合されるのである。

以上の上下にフランジ板５が固定された主材１
は連結部３の孔３ａ及びフランジ板５の孔６ａを
貫通するボルトにより上下隣接するもの相互に第
１図に示す様に連結されることになる。

次にフランジ板５の孔８ａ，８ｂにおいて斜材
１０及び横材１１の端部が固定され必要な支柱構
造物に組み立てられることになる。

（考案の効果） 本考案の支柱構造物の実施例は以上の通りであ
りその効果を次に列記する。

(1) 本考案の支柱構造物は実用新案登録請求の範
囲に記載した構成であり、特に柱材を主要部材
として上下に連結するため取扱いが極めて容易
である。

(2) 本考案の支柱構造物は同上の構成であり、特
に柱材を主要部材として上下に連結するため組
立分解が容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の支柱構造物の一例を示す正面
図、第２図は同上柱材部分の正面図、第３図は同
上柱材とフランジ板の拡大斜視図。 １……柱材、２……主部、３……連結部、３ａ
……孔、５……フランジ板、６……リング部、６
ａ……孔、６ｂ……ねじ孔、８……突起部、８ａ
……孔、８ｂ……孔、１０……斜材、１１……横
材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鋼管で作られた主部及び該主部の上端及び下端
   の各々に設けられ外周方向に歯状に突出し孔を有
   する連結部からなり該連結部の孔において上下に
   隣接するもの相互に連結される柱材と、リング部
   及び該リング部の外周方向に放射状に突出する突
   起部を有し前記連結部の孔においてボルトにより
   接合されるフランジ板と、該フランジ板の孔にお
   いてその端部が固定される斜材及び横材とからな
   る支柱構造物。