JPH032595Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は建築現場等で用いる支柱構造物の回転
フランジ機構に関するものである。

（従来の技術） 従来の支柱構造物においては斜材及び横材を連
結する柱材のフランジは固定されており例えば斜
め方向にそれらを連結することは出来なかつた。

（考案が解決しようとする問題点） 本考案は以上の従来の問題を解決し任意の方向
に斜材及び横材を連結出来る支柱構造物の回転フ
ランジ機構の提供を目的とする。

（実施例） 以下本考案の支柱構造物の回転フランジ機構
（以下本考案のフランジ機構という）を図面に示
す実施例に従い説明する。

第１図及び第２図は本考案のフランジ機構が用
いられた支柱構造物を示し、該支柱構造物は上端
面及び下端面の各々にフランジ板５が固定された
柱材１を有する。

該柱材１は第３図に詳細を示す様に鋼管で作ら
れた主部２を有する。

該主部２の上端及び下端の各々には外周方向に
歯状に突出し孔３ａを有する連結部３が設けられ
る。

該連結部３には前記フランジ板５がボルトによ
り接合されることになる。

すなわちフランジ板５はリング部６及び該リン
グ部６の外周方向に放射状（図示のものはＴ字
状）に突出する突起部８を有する。

前記リング部６には孔６ａ及びねじ孔６ｂが設
けられている。

該ねじ孔６ｂにおいて前記連結部３の孔３ａを
貫通するボルトによりフランジ板５が連結部３の
孔３ａに接合されるのである。

次に前記フランジ板５の端面に固定される回転
フランジ板１２が設けられる。

該回転フランジ板１２はリング部１３及び該リ
ング部１３の外周方向に突出する突起部１６を有
する。

前記リング部１３と突起部１６の間には孤状孔
１４が設けられ、該孤状孔１４においてボルトに
より回転フランジ板１２は前記連結部３に固定さ
れるのである。

次に以上の上下にフランジ板５が固定された柱
材１は回転フランジ板１２を挟持する状態で連結
部３において上下隣接するもの相互に第２図に示
す様連結されることになる。

次にフランジ板５の孔８ａ，８ｂ及び回転フラ
ンジ板１２の孔１７，１８において斜材１０及び
横材１１の端部が固定され必要な支柱構造物に組
み立てられることになる。

（考案の効果） 本考案の支柱構造物の回転フランジ機構の実施
例は以上の通りでありその効果を次に列記する。

(1) 本考案のフランジ機構は実用新案登録請求の
範囲に記載した構成であり、特に回転フランジ
板を有するためこれを回転させることにより任
意の方向に斜材及び横材を連結出来る。

(2) 本考案のフランジ機構は同上の構成であり、
特に回転フランジ板を付加するだけであり構造
が極めて単純である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のフランジ機構が用いられた支
柱構造物の正面図、第２図は同上支柱構造物の柱
材部分の正面図、第３図は同上フランジ機構の拡
大斜視図。 １…柱材、２…主部、３…連結部、３ａ…孔、
５…フランジ板、６…リング部、６ａ…孔、６ｂ
…ねじ孔、８…突起部、８ａ…孔、８ｂ…孔、１
０…斜材、１１…横材、１２…回転フランジ板、
１３…リング部、１４…孤状孔、１６…突起部、
１７…孔、１８…孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鋼管で作られた主部及び該主部の上端及び下端
   の各々に設けられ外周方向に歯状に突出し孔を有
   する連結部からなり該連結部の孔において上下に
   隣接するもの相互に連結される柱材と、リング部
   及び該リング部の外周方向に放射状に突出する突
   起部を有し前記連結部の孔においてボルトにより
   接合されるフランジ板と、リング部及び該リング
   部の外周方向と突出する突起部を有しリング部と
   突起部の間に孤状孔が設けられ前記フランジ板の
   端面に固定される回転フランジ板とからなる支柱
   構造物の回転フランジ機構。