JPH03223781A - レリーフ形成シート並びに該シートから作られる容器及び表紙 - Google Patents

レリーフ形成シート並びに該シートから作られる容器及び表紙

Info

Publication number
JPH03223781A
JPH03223781A JP19415590A JP19415590A JPH03223781A JP H03223781 A JPH03223781 A JP H03223781A JP 19415590 A JP19415590 A JP 19415590A JP 19415590 A JP19415590 A JP 19415590A JP H03223781 A JPH03223781 A JP H03223781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
relief
relief forming
paper
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19415590A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Kobayashi
修一 小林
Takahiro Kawai
川井 孝弘
Masahisa Yamaguchi
山口 正久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP19415590A priority Critical patent/JPH03223781A/ja
Publication of JPH03223781A publication Critical patent/JPH03223781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ホログラムあるいは回折格子等のレリーフ形
成面を有するレリーフ形成シート並びにこのシートから
作られる容器及び表紙に関する。
〔従来の技術〕
従来、種々の商品等を包装するための包装用シートは、
所望の印刷、箔押し等を施して模様、絵柄を付したもの
が使用されていた。また、いわゆるカートン等の容器の
外側、あるいはデイスプレィに、印刷、箔押し等によっ
て種々の模様を付して商品のイメージを高めることが行
われていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したような包装用シート容器および
デイスプレィは、付されている模様、絵柄が平面的なも
のであり、近年の包装用シート、カートン等の包装材料
あるいはデイスプレィの高級イメージ志向により、模様
、絵柄、像形状が変化するようなものが望まれていた。
一方、このような要望に応えるものとして、包装用シー
ト、カートン、デイスプレィに予めホログラムレリーフ
が形成されたホログラム形成シールを貼合することが行
なわれている。しかしながら、このようなホログラム形
成シールの製造は、樹脂シートへのエンボス加工を伴な
うため、工程数が多く作業効率が低いとともに、カート
ン等へのホログラム形成シールの貼合加工における生産
効率の問題もあった。
また、従来のレリーフ形成シートは、その基材が紙シー
トである場合、レリーフ上に反射用の金属蒸着層を形成
する際、紙シートから水分が発生し、この水分が反射層
の形成に害を及ぼすおそれがある。しかも、そのように
最初から紙シートを貼り付けておくと汎用性に欠けると
いう欠点もある。
本考案はこのような問題点を解決することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本第1の発明は、レ
リーフが形成された面を有するレリーフ形成シートにお
いて、紙シートと、該紙シート上にラミネートされたレ
リーフ樹脂層と、該レリーフ樹脂層上に形成されたレリ
ーフ形成面とを有する構成を採用し、 本第2の発明は、本第1の発明のレリーフ形成シートを
所定の形状に打ち抜き、打ち抜かれたレリーフ形成シー
トを前記紙シート側が内側となり前記レリーフ形成面が
外側となるように組み立てた容器の構成を採用し、 本第3の発明は、本第1の発明のレリーフ形成シートを
所定の形状に打ち抜き、打ち抜かれたレリーフ形成シー
トを前記紙シート側が内側となり前記レリーフ形成面が
外側となるように構成された表紙の構成を採用し、 本第4の発明は、樹脂製基材フィルムの表面上にレリー
フ樹脂層が積層され、該レリーフ樹脂層の表面にレリー
フ形成面が形成されてなる積層シートに対し、前記樹脂
製基材層の裏面から他のシートか接着されたレリーフ形
成シートの構成を採用し、 本第5の発明は、本第4の発明の他のシートが合成紙ン
ート、厚紙シート又は紙と樹脂層とからなる複合シート
で形成された構成を採用し、本第6の発明は、本第4又
は第5の発明のレリーフ形成シートを所定の形状に打ち
抜き、打ち抜かれたレリーフ形成シートを前記紙シート
側が内側となり前記レリーフ形成面が外側となるように
組み立てた容器の構成を採用し、 本第7の発明は、本第4又は第5の発明のレリーフ形成
シートを所定の形状に打ち抜き、打ち抜かれたレリーフ
形成シートを前記紙シート側が内側となり前記レリーフ
形成面が外側となるように構成された表紙の構成を採用
している。
〔作用〕
本発明のレリーフ形成シートは、その構成中にレリーフ
形成面を有する。また、容器、表紙は、上記レリーフ形
成シートを打ち抜いて組み立てられ、成形され、その外
側にレリーフ形成面を一体的に有する。このため、包装
用シートとして用いられたレリーフ形成シート、および
レリーフ付き容器は、見る角度によって微妙に変化する
立体的な模様、像形状を示すホログラムあるいは格子模
様が明瞭に認識される。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
実施例1 第1図において、レリーフ形成シート1は紙シート2と
、紙シート2上に押出しラミネート成形された樹脂層3
と、この樹脂層3上の一部または全面に形成されたレリ
ーフ形成面4とを有している。ここで、レリーフはホロ
グラムレリーフあるいは回折格子レリーフである。
実施例2 第2図において、レリーフ形成シート10は紙シート1
1と、紙シート11上に押出しラミネート成形された樹
脂層15と、この樹脂層15上の一部または全面に形成
されたレリーフ形成面16と、レリーフ形成面16上に
設層された金属反射層17と、この金属反射層17を保
護するためにプライマー層18介して設層された保護層
(OPニス層)19を有している。紙シート11は、予
め接着剤層13でラミネートされた紙シート12および
紙シート14から構成された複合紙シートである。また
、図示例ではプライマー層18の上に印刷層7が設けら
れている。なお、この印刷層7は保護層19上に設けら
れてもよい。
前記実施例1,2において、紙シート2、紙シート12
および紙シート14は、上質紙、中質紙、グラビア用紙
、アート紙、コート紙等の抄造紙を使用することができ
る。紙シートの厚み、坪量(g/rri)は、包装用、
カートン用等の用途に必要な厚み、腰の強さ等に応じて
適宜選定することができる。また、上記の複合紙シート
11の場合、ラミネートは、例えば接着剤によるドライ
ラミネート等であってよい。通常、紙シート12は紙シ
ート14よりも厚い紙シートである。このような複合紙
シート11を用いることにより、後述する真空蒸着法に
よる金属反射層17の形成工程において、真空引きの際
に紙シートから出てくる水分量を少なくすることができ
る。
樹脂層3および樹脂層15は、ポリプロピレン樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート樹脂、エチレンビニルアルコ
ール共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエチレン樹脂等を押し出し成形することによ
り成形される。
金属反射層17は、真空蒸着法等の公知の方法によって
設層されたアルミニウム等の金属膜でよい。このような
金属反射層17を設けることにより金属光沢を有するホ
ログラムあるいは回折格子のレリーフとすることができ
る。この金属反射層の成形において、紙シートが薄い場
合は水分の蒸発が少なく良好な金属膜を設けることがで
きるが、紙シートが厚い場合は、水分蒸発量が多く金属
膜形成に支障が生じることになる。このため、先ず薄い
紙シートに樹脂層を設けて、その上にレリーフ形成面を
形成し、次に金属反射膜、保護層を形成した後に、厚い
紙シートを上記の薄い紙シートにラミネートして複合紙
シートとすることが好ましい。なお、上記のような金属
による金属反射層の代わりに、レリーフが形成された樹
脂層と光の屈折率の差が好ましくは0.4以上ある化合
物、樹脂、例えば、ZnS (硫化亜鉛)、5bS3(
三硫化アンチモン)のような透明化合物の薄膜層を形成
することによりホログラム像等を良好に再現することが
できる。
プライマー層18は金属反射層17と保護層(OPニス
層)19との密着をより良好にするためのものであり、
種々のラッカー等を用いることができる。
保護層(OPニス層)19はコーティング法等により設
けることができ、また、透明フィルムを上記のドライラ
ミネートによりラミネートしてもよい。
この保護層19は、通常セルロース系の材料が用いられ
るが、保護層19の表面に印刷あるいは加工を行なう場
合は、塩化ビニル−酢酸ビニル系の材料を用いてもよい
実施例3 第3図に示されるように、レリーフ形成シートは、上述
の実施例2に比べて紙シート部分が異なり、樹脂層から
上の構成は同じであるため、同一符号を付して説明は省
略する。第3図に示される実施例の紙シートllaは、
樹脂層15がラミネートされている樹脂シート14aと
、接着剤L3aを介してこの樹脂シート14aとラミネ
ートされている紙シート12aから構成されている複合
紙シートである。紙シート12aは上述の紙シート12
と同様のものを用いることができる。
また、樹脂シート]4aは、通常10〜30μm程度の
厚みを有するポリエチレンテレフタレート樹脂シートま
たは延伸ポリプロピレン樹脂シートを用いることができ
る。
前記実施例1,2.3において、レリーフ形成シートは
、使用目的が包装用シートである場合、紙シート2,1
2,12a、14の坪量は、200(g/i)以下程度
が好ましい。また、レリーフ形成シートを後述するよう
に、レリーフ付き容器として用いる場合は、レリーフ形
成シートを板紙(坪量は200 g/rr1以上)に接
着剤を用いて貼合することが好ましい。あるいは、上述
の紙シート2,12,12a、14として最初から板紙
を用いてレリーフ形成シートを作製してもよい。
ここで、樹脂層3あるいは樹脂層15へのホログラムレ
リーフあるいは回折格子レリーフの形成について説明す
る。
第4図において、押出しラミネータ20は、溶融された
樹脂を薄膜状に押し出すためのTダイ21と、Tダイ2
1から押し出された溶融薄膜状樹脂22を押圧・冷却す
るための冷却ロール23およびニラプール24と、紙シ
ート26を冷却ロール23とニップロール24との間に
供給するためのアンワインダ−25と、成形された包装
用シートを巻き取るためのワインダ−27とを有してい
る。
Tダイ21は特に制限はなく、合成樹脂シート成形用の
通常のTダイを用いることができる。樹脂として、上記
の樹脂層3あるいは樹脂層15用の樹脂から適宜選択し
た樹脂を用いる。これらの樹脂は金属反射層形成工程に
おいてガス化するような添加剤を含有しないものが好ま
しい。
Tダイ21から薄膜状に押し出され樹脂22の膜厚は4
〜100μm程度、好ましくは10〜50μm程度であ
る。
冷却ロール23は第5図に示されるように、その周面に
例えばホログラムレリーフ原版28を備えている。ホロ
グラムレリーフ原版28としては、(1)フtトレジス
トを感光材料としてレリーフ状干渉縞を記録した2次ホ
ログラム面に化学銀メツキを施し、その上にニッケル(
Ni)メツキを施した後、Ni金属膜を剥離して形成し
たレリーフ版(プレスマスク版)、(2)上記(1)の
プレスマスク版のレリーフ面に剥離処理を行った後に再
びNiメツキを施し、このNi金属膜を剥離して形成し
たレリーフ版、または(3)熱可塑性樹脂のシートある
いはフィルムを上記(2)のレリーフ版で熱プレスして
形成したレリーフ版等を用いることができる。この中で
は、押出し成形時のレリーフ版の耐久性の点から上記(
1)、(2)のNiレリーフ版が好ましい。
紙シート26は、この場合、上記の紙シート12.14
がラミネートされた複合紙シート11、または紙シート
12aと樹脂シート14aがラミネートされた複合紙シ
ートllaであるが、単独の紙シート2でもよく、ある
いは3層以上のラミネートシートでもよい。なお、必要
に応じて紙シート26の溶融樹脂22とのラミネート側
に、アンカー剤、酸変性ポリオレフィン等の接着剤等を
塗布してもよいし、溶融樹脂22と接着性のよいフィル
ムを貼合してもよい。また、紙シート26の表面をコロ
ナ処理して溶融樹脂22との接着制を向上させてもよい
上述のラミネータ20のTダイ21から薄膜上に押し出
された溶融樹脂22は、紙シート26とラミネートされ
、冷却ロール23およびニップロール24とによって押
圧・冷却されてフィルムに形成されるが、この際、冷却
ロール23の周面に配設されたホログラムレリーフ原版
28によってホログラムレリーフ形成面16が樹脂層1
5側に一体的に形成される。
実施例4 第6図に示されるブランク板30は、上述のレリーフ形
成シートを、そのまま、あるいは紙シート側を板紙(坪
量200 g / rd以上)に貼り合わせた後に打ち
抜いたものである。このブランク板30は、全面をレリ
ーフ形成面(斜線で示されている)で覆われている。そ
して、ブランク板30を各折り線(図中、破線で示され
ている)で山折りにして組み立てることにより、レリー
フ付き容器が得られる。したがって、得られたレリーフ
付き容器は、その全面に一体的に設けられたレリーフ形
成面が認識される容器である。
つぎに、上述のレリーフ形成シートから第6図に示され
るようなブランク板を打ち抜く方法を説明する。レリー
フ形成シートは、第5図に示されるように、ホログラム
レリーフ原版28を冷却ロール23に複数装着して作成
されるため、ワインダ−27に巻き取られた状態では、
第7図に示されるように、レリーフ形成シート40に一
定のピッチ毎にレリーフ原版の継ぎ目41が存在する。
通常、この継ぎ目41は、レリーフ原版28の接続装着
を密にしているため、はとんど目立たない。
このため、継ぎ目41を考慮せずに打ち抜きを行っても
よいが、継ぎ目41を避けて打ち抜いてもよい。この場
合、レリーフ形成シート40の製造時に、レリーフ有効
幅りの外側の各継ぎ目41から所定の距離dだけ離れた
位置にレジスタマーク42を設け、このレジスタマーク
42を用いて打ち抜きを行なう。すなわち、第8図に示
されるように、巻き取り状態のレリーフ形成シート40
を図示しない搬送装置により矢印方向に繰り出し、予め
打ち抜きユニット52との位置関係が設定されているセ
ンサー51により、レジスタマーク42を検出する。そ
して、打ち抜きユニット52の下方に継ぎ目41が位置
しないようにさらに一定距離送ってから搬送装置を停止
し、打ち抜きユニットでレリーフ形成シートを打ち抜い
てブランク板を作成する。この走査を繰り返し、打ち抜
かられ得られたブランク板30はスタッカ53に順次送
られる。
実施例5 第9図に示されるレリーフ形成シート60において、積
層シート61の部分が成形され、該積層シート61に対
して他のシート68が接着剤層69を介して接着されて
いる。
積層シート61は、樹脂製基材フィルム62と、該樹脂
製基材フィルム62の表面に押出しラミネート成形され
たレリーフ樹脂層63と、このレリーフ樹脂層63の上
の一部または全面に形成されたレリーフ形成面64と、
レリーフ形成面64の上に形成された反射用の金属蒸着
層65と、この金属蒸着層65を保護するためにプライ
マー層66介して積層された保護層(OPニス層)67
とを有している。なお、プライマー層66の表面には印
刷インキ層70が形成されている。
この積層シート61における樹脂製基材フィルム62と
レリーフ樹脂層63との積層体は第4図の押出しラミネ
ータ20により成形することができる。そして、この押
出しラミネータで得られた積層体のレリーフ形成面64
に対して蒸着処理を行い、プライマー処理を行い、印刷
を行い、その上からOPニスを塗布することにより積層
シート61を得ることができる。
なお、印刷インキ層70はプライマー層66の上でなく
保護層67の上に設けるようにしてもよい。
前記能のシート68は、厚紙である。この厚紙はドライ
ラミネートにより前記積層シート61の樹脂製基材層の
裏面に接着されている。
なお、このシート68は合成紙又は紙と合成樹脂層とを
積層した複合紙シートであってもよい。
前記樹脂製基材フィルム62は、延伸ポリプロピレン樹
脂フィルムまたはポリエステル樹脂フィルムにより形成
されている。
前記レリーフ樹脂層63、金属蒸着層65、プライマー
層66、保護層67は、夫々前述の他の実施例における
と同様な材質により成形されている。
前記他のシート68としては、上質紙、中質紙グラビア
用紙、アート紙、コート紙等の抄造紙、或いは合成紙を
使用することができる。紙シートの厚み、坪量(g /
 rd )は、包装用、カートン用等の用途に必要な厚
み、腰の強さ等に応じて適宜選定することができる。
前記他のシート68を積層シート61に貼りつけるため
の接着剤は、例えばウレタン系接着剤を用いることがで
きる。
このレリーフ形成シートは、以上のような層構成となっ
ていることから、真空蒸着法による金属蒸着層65の形
成工程での真空引きの際に紙層が存在しない。従って、
従来紙層から出ていた水分量をなくして金属蒸着膜を適
正に形成することができる。また、積層シート61はレ
リーフ形成面64を有するシートとして必要に応じて他
の用途に直ちに転用することができる。
つぎに、実験例を示して本発明を更に詳細に説明する。
実験例1 第4図に示されるような押出しラミネータ20において
、下記の紙シート、樹脂を用いて、下記の押出し条件で
押出しラミネートを行って第1図に示されるようなホロ
グラムレリーフ形成シートを作成した。
・紙シート二上質紙(坪量=80g/m)・樹  脂 
ポリプロピレン樹脂 三井石油化学製 LA−221 ・押出し条件ニ ジリンダ−温度=270℃、270℃ 270℃ アダプター温度=290℃ Tダイ温度=290℃ ラミネート圧=30μm なお、上記の上質紙はラミネート面にコロナ処理を行っ
てポリプロピレン樹脂との接着性を向上させたものを使
用した。
このように作成されたレリーフ形成シートは、ホログラ
ム像が明瞭に認識された。
実験例2 紙シートとして下記の複合紙シートを用いた他は実験例
1と同様にして第2図に示されるレリーフ形成シートの
ホログラム形成面を作成した。
・紙シート二上質紙(坪量=200g/af)(第2図
の紙シート12に相当) 上質紙(坪量=80g/m) (第2図の紙シート14に相当) なお、上記の上質紙(坪量=80g/IIf)は、その
ラミネート面のポリプロピレン樹脂との接着性を向上さ
せるためにコロナ処理が施されたものを使用した。
このようにホログラム形成面が作成されたレリーフ形成
シートは、ポリプロピレン樹脂にコロナ処理が施されて
濡れ指数42dyn以上とした後、真空蒸着法によりア
ルミニウム金属層を設け、更にこのアルミニウム金属層
を保護するためにプライマー層を介して保護層(OPニ
ス層)を設層して包装用シートとした。
このように作成されたレリーフ形成シートは、金属光沢
のホログラム像が明瞭に認識された。
実験例3 実験例1と同様にしてホログラム形成面が作成されたレ
リーフ形成シートに実験例2と同様にしてアルミニウム
金属層、保護層を設層し、その後紙シート面に厚紙の紙
シート(上質紙(坪量=200g/rri))をラミネ
ートしてカートン用ブランク板を作成した。そして、こ
のブランク板を用いて上述のブランク板打ち抜き方法に
従って打ち抜きを行ない容器を作成した。
このように作成されたレリーフ付き容器は、金属光沢の
ホログラム像が明瞭に認識された。
実験例4 第4図に示されるような押出しラミネータ20により、
下記の樹脂を用いて、下記の押出し条件で押出しラミネ
ートを行って第9図に示されるような積層シート61の
うちフィルム62と層63の積層体を作成した。
・樹  脂 ポリプロピレン樹脂 三井石油化学製 LA−221 ・押出し条件 シリンダー温度=270℃、270℃ 270℃ アダプター温度−290℃ Tダイ温度=290℃ ラミネート圧=30μm このように作成された積層体には、ホログラム像が明瞭
に認識された。
次に、このようにホログラム形成面が作られたレリーフ
形成シートに対し、そのポリプロピレン樹脂にコロナ処
理を施して濡れ指数42dyn以上とした後、真空蒸着
法によりアルミニウム金属層を設け、更にこのアルミニ
ウム金属層を保護するためにプライマー層を介して保護
層(OPニス層)を設層した。
しかる後、前記積層シートの裏面に下記の紙シート68
をドライラミネートにより接着した。
・紙シート・上質紙(坪量=200g/m)このように
作成されたレリーフ形成シートは、金属光沢のホログラ
ム像が明瞭に認識された。
〔発明の効果〕
本発明によれば、レリーフ形成シートはその構成中にホ
ログラムレリーフあるいは回折格子レリーフの形成面を
有し、また本発明の容器は上記レリーフ形成シートを打
ち抜いて組み立てられているため、模様、絵柄、像形状
が変化するホログラム像等が明瞭に認騰され、包装用の
シート、容器としての値価が高まるとともに、レリーフ
形成面が一体的に設けられるため、生産効率が向上する
という効果が奏される。
また、積層シートと他のシートとが別体として形成され
た後に貼り合わさた構成の場合は、真空蒸着法による金
属蒸着層の形成工程での真空引きの際に紙層が存在しな
い。従って、従来紙層から出ていた水分量をなくして金
属蒸着膜を適正に形成することができる。また、積層シ
ートはレリーフ形成面を有するシートとして必要に応じ
て他の用途に直ちに転用することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレリーフ形成シートの概略断面図、第
2図及び第3図は本発明のレリーフ形成シートの他の実
施例の概略断面図、第4図は押出しラミネータの概略構
成図、第5図は冷却ロールの説明図、第6図は本発明の
レリーフ付き容器のブランク板の展開図、第7図は本発
明のレリーフ形成シートの平面図、第8図は第7図に示
されるレリーフ形成シートを打ち抜く状態を説明する図
、第9図は本発明の更に他の実施例の概略断面図である
。 1.10,10a・・・レリーフ形成シート、2.11
.12,12a、14・・・紙シート、14a・・樹脂
シート、 3.15・・・レリーフ樹脂層、 4.16・・・レリーフ形成面、 17・・・金属反射層、 18・・・プライマー層、 19・・・保護層、 20・・・押出しラミネータ、 30・・・ブランク板、 40・・・レリーフ形成シート、 42・・・レジスタマーク、 60・・・レリーフ形成シート、 61・・・積層シート、 62・・・樹脂製基材フィルム 63・・・レリーフ樹脂層、 64・・・レリーフ形成面、 65・・・金属反射層、 68・・・紙シート、 69・・・接着剤層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、レリーフが形成された面を有するレリーフ形成シー
    トにおいて、紙シートと、該紙シート上にラミネートさ
    れたレリーフ樹脂層と、該レリーフ樹脂層上に形成され
    たレリーフ形成面とを有することを特徴とするレリーフ
    形成シート。 2、請求項1記載のレリーフ形成シートを所定の形状に
    打ち抜き、打ち抜かれたレリーフ形成シートを前記紙シ
    ート側が内側となり前記レリーフ形成面が外側となるよ
    うに組み立てたことを特徴とする容器。 3、請求項1記載のレリーフ形成シートを所定の形状に
    打ち抜き、打ち抜かれたレリーフ形成シートを前記紙シ
    ート側が内側となり前記レリーフ形成面が外側となるよ
    うに構成されたことを特徴とする表紙。 4、樹脂製基材フィルムの表面上にレリーフ樹脂層が積
    層され、該レリーフ樹脂層の表面にレリーフ形成面が形
    成されてなる積層シートに対し、前記樹脂製基材層の裏
    面から他のシートが接着されたことを特徴とするレリー
    フ形成シート。 5、請求項4記載の他のシートが合成紙シート、厚紙シ
    ート又は紙と樹脂層とからなる複合シートで形成された
    ことを特徴とするレリーフ形成シート。 6、請求項4又は5記載のレリーフ形成シートを所定の
    形状に打ち抜き、打ち抜かれたレリーフ形成シートを前
    記紙シート側が内側となり前記レリーフ形成面が外側と
    なるように組み立てたことを特徴とする容器。 7、請求項4又は5記載のレリーフ形成シートを所定の
    形状に打ち抜き、打ち抜かれたレリーフ形成シートを前
    記紙シート側が内側となり前記レリーフ形成面が外側と
    なるように構成されたことを特徴とする表紙。
JP19415590A 1989-12-20 1990-07-23 レリーフ形成シート並びに該シートから作られる容器及び表紙 Pending JPH03223781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19415590A JPH03223781A (ja) 1989-12-20 1990-07-23 レリーフ形成シート並びに該シートから作られる容器及び表紙

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-329949 1989-12-20
JP32994989 1989-12-20
JP19415590A JPH03223781A (ja) 1989-12-20 1990-07-23 レリーフ形成シート並びに該シートから作られる容器及び表紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03223781A true JPH03223781A (ja) 1991-10-02

Family

ID=26508344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19415590A Pending JPH03223781A (ja) 1989-12-20 1990-07-23 レリーフ形成シート並びに該シートから作られる容器及び表紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03223781A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532372A (ja) * 2004-04-07 2007-11-15 レオンハード クルツ ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー 不正加工防止性の自動車ナンバープレートを製造するためのエンボスフィルムとそのようなエンボスフィルムを備える不正加工防止性の自動車ナンバープレート
JP2008007141A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Dainippon Printing Co Ltd 紙カップ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532372A (ja) * 2004-04-07 2007-11-15 レオンハード クルツ ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー 不正加工防止性の自動車ナンバープレートを製造するためのエンボスフィルムとそのようなエンボスフィルムを備える不正加工防止性の自動車ナンバープレート
US8158252B2 (en) 2004-04-07 2012-04-17 Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg Stamping film for producing tamper-proof motor vehicle license plates and tamper-proof motor vehicle license plate comprising such a stamping film
JP2008007141A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Dainippon Printing Co Ltd 紙カップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5200253A (en) Hologram forming sheet and process for producing the same
CN103578349A (zh) 一种防伪标识及其制作方法
EP0983534A1 (en) A method of producing embosse, light-diffracting patterns
JP5488291B2 (ja) 段ボールシート、その製造方法、及び段ボール箱
JP5724472B2 (ja) 積層体
US6531024B1 (en) In-line construction of prismatic labels
JP2001510405A (ja) 機密保護テープおよび機密保護スレッドの製造方法
EP0502111B1 (en) Method for embossing holograms
JP5939294B2 (ja) 積層体
JPH03223781A (ja) レリーフ形成シート並びに該シートから作られる容器及び表紙
JP4249664B2 (ja) ラミネートチューブ容器
JPH04107277U (ja) ホログラムシート
JP3999217B2 (ja) 紙容器用積層材の製造方法及びこの方法により得られた紙容器用積層材を使用して作製された紙容器
JPH0810556Y2 (ja) ホログラム付き紙カップ
JP5601579B2 (ja) 紙容器用包装材料の製造方法および紙容器の製造方法
KR100482181B1 (ko) 홀로그램용 전사필름 및 그 제조방법
US20070196603A1 (en) Film laminated folding carton and method of forming same
JP6252620B2 (ja) 包装体及びその製造方法
JP2896167B2 (ja) ホログラム形成シート
JPH03231841A (ja) ホログラム形成包装体
JP2896166B2 (ja) ホログラム形成面の加工方法
JPH0368988A (ja) ホログラム形成面の加工方法
JP2580363B2 (ja) 艶削し模様箔紙の製造法
JPH0272385A (ja) パターン状エンボスホログラムの製造方法
JP2023078725A (ja) 点字付き台紙およびシュリンクフィルム付き台紙