JPH03223447A - 電解又は化学エッチング性に優れたアルミニウム及びアルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents

電解又は化学エッチング性に優れたアルミニウム及びアルミニウム合金板の製造方法

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JPH03223447A
JPH03223447A JP1562390A JP1562390A JPH03223447A JP H03223447 A JPH03223447 A JP H03223447A JP 1562390 A JP1562390 A JP 1562390A JP 1562390 A JP1562390 A JP 1562390A JP H03223447 A JPH03223447 A JP H03223447A
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JP
Japan
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rolling
aluminum
finish
surface roughness
etching
Prior art date
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Pending
Application number
JP1562390A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ouchi
大内 寛
Yoshiki Nakamura
中村 良樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はアルミニウム及びアルミニウム合金板の製造に
係り、より詳しくは、電解又は化学エツチングによる粗
面化時に均一なエツチング仕上りを得るためのアルミニ
ウム及びアルミニウム合金板の製造方法に関するもので
ある。 (従来の技術及び解決しようとする課題)アルミニウム
及びアルミニウム合金は、皮膜処理、塗装等々の各種の
表面処理を施して使用されることが多く、そのために、
通常は前処理の1つとしてエツチング処理が行われてい
る。 すなわち、従来は、圧延等々の製造工程で付着される酸
化物や圧延油成分、異物、脱脂剤成分等の如く表面欠陥
要因となり得るものの影響を少なくシ、且つエツチング
性を向上させてエツチング時に均一な仕上りを得るため
に、冷間圧延の仕上表面粗さを大きくし、素材表面積を
大きくすることにより、エツチング時の反応効率の向上
を図り、均一なエツチング仕上りを得ていた。 しかし、このような素材表面は、必ずしも良好な均一エ
ツチング性が得られないばかりか、冷間圧延以後の製造
工程中で板同士が接触した場合に容易に疵が発生し易い
という問題がある。また。 プレス成形時に潤滑条件が変化し摩擦抵抗が増メするこ
とからプレス性が劣化したり、更には表面粗度が大きい
ために製品外観が良くなく、美観上の問題が残されてい
た。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、表面粗度の大きさに起因する外観、
成形性の問題が生じることなく。 且つエツチングによる表面粗面化時に均一なエツチング
仕上りを得ることができるアルミニウム及びアルミニウ
ム合金板素材の製造方法を提供することを目的とするも
のである。 (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明者は、まず、従来の一
般的な表面粗さRa0.7μ層以下が適切であるか否か
について見直しをするために、表面粗さの大きさを変え
ると共に製造プロセスにおける粗面化工程の実施時期等
について検討した。 その結果、従来は冷間圧延の仕上圧延時に表面を粗面化
していたが、この粗面化工程を仕上圧延の前パスで実施
したところ、その後の仕上圧延で一般的な表面粗さロー
ルにて仕上げ−るならば、仕上表面粗さが一般的なRa
0.5μ謄以下を保持しながらも、エツチングでは均一
なエツチング仕上りが得られることを発見したのである
。これは、仕上圧延の前パスで粗面化することにより板
表面粗と粗さ形状高さを増加させることができるため、
これを次の仕上圧延時に一般的な表面粗さロールで圧延
して表面粗さをRa0.7μ−以下にしても、従来の粗
面性状よりも粗さ高さが小さく且つ表面積が大きい粗面
状況、すなわち、所定の高さを保ちつつエツチング開始
点が多い粗面状況が得られ、したがって、反応効率の向
上とエツチング開始点増加効果が維持でき、良好な均一
エツチング性が得られるためである。 そこで、本発明者は、粗圧延及び仕上圧延からなる冷間
圧延を含む製造工程の条件について更に詳細に実験研究
し、ここに本発明をなしたものである。 すなわち、本発明の要旨とするところは、アルミニウム
及びアルミニウム合金に均質化処理及び熱間圧延を施し
、然る後に冷間圧延において所定の板厚に仕上げるに際
し、仕上圧延の前パスにおいて板表面粗さRaが0.8
〜5μ暮となるように圧延し、当該パスから仕上圧延終
了までを冷間圧延率γが5〜50%の圧延をし、板表面
粗さRaを0.7μm以下にすることを特徴とする電解
又は化学エツチング性に優れたアルミニウム及びアルミ
ニウム合金板の製造方法にある。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 本発明においては、アルミニウム及びアルミニウム合金
は常法により溶解、鋳造し、次いで均質化処理及び熱間
圧延を施すことは従来と同様である。 しかし、続く冷間圧延では所定の板厚を得るが、ここで
は、仕上圧延の前パスで素材の表面粗さをRa: 0 
、8〜5μ醜とした後、仕上圧延で冷間圧延率γが5〜
50%の圧延をし、−船釣なアルミ板表面粗さとして用
いられるRa0.7μ■以下に仕上げる。 すなわち、仕上げ圧延前の板素材の表面粗さがRa0.
7μm未満では従来法と同様にエツチング開始点が少な
く、エツチング時に年増でなエツチングになり、また、
Ra5μ−を超えると仕上圧延でRa0.7μ−以下に
仕上げることが困難になるので、好ましくない。したが
って、仕上圧延の前パスにおいて素材の表面粗さRaが
0.8〜5μlの範囲となるようにする必要がある。 なお、このような表面粗さは、仕上圧延前までのパスに
おいて圧延条件(圧延ロールの表面粗さの大きさ、圧延
率等々)を調節することにより容易に得られる。 続く仕上圧延での冷間圧延率Yは、仕上圧延の前パスの
厚さγ、と仕上圧延厚γ2の関係でγ=(γ1 y、)
/γ1)X100(%)と定義される圧延率であり、こ
のγが5%未満では粗さ形状を変化させることが難しく
、圧延中のスリップ現象も発生し易くなり、またγが5
0%を超えると仕上圧延の前パスの粗面化効果が消失し
てしまうので好ましくない。したがって、仕上圧延では
、冷間圧延率γ5〜50%で、仕上圧延に用いるロール
として一般的な表面粗さロールを用いることにより、仕
上圧延の表面粗さはRag。 7μm以下にする。これにより、以後の製造工程中に板
表面接触疵の発生が防止でき、製品外観上の問題も発生
しない。 なお、本発明においては、適用するアルミ材質に制限は
なく、各種のアルミニウム及びアルミニウム合金に適用
できる。また、それらの板厚も用途に応じた板厚に仕上
げればよい。勿論、冷間圧延以後のエツチング、プレス
等々の処理、加工工程及び条件も従来と同様に実施でき
ることは云うまでもなく、例えば、エツチングは硫酸、
燐酸等々の酸性処理液による酸性エツチング、或いはア
ルカリエツチングのいずれでも良い。 次に本発明の実施例を示す。 (実施例) 第1表に示す材質のAl100Pにつき、常法により溶
解、鋳造し、固剤後、均質化処理及び熱間圧延し、次い
で冷間圧延を行った。 冷間圧延では、仕上圧延の1パス前のパスにて第1−表
に示す板厚及び表面粗さRaに圧延し、続く仕上圧延に
て同表に示す仕上板厚及び表面粗さRaに仕上げた。 得られた冷延板について外観を調べると共に均一エツチ
ング性及び成形性を調べた。それらの結果を第1表に示
す。また、製造工程毎の表面性状(粗さ形状高さ)を第
1図に示す。 なお、板表面の外観は、目視wt察にてエツチング後の
板表面の均一仕上り状況により評価した。 均一エツチング性は、脱脂後、エツチング(条件:Na
OH5%X60℃xao’、so’及び120’)によ
り生じた凹凸の大きさ及び分布状況により評価した。成
形性は、均一エツチング後の表面に弗素系樹脂を厚さ約
50μ腫にコートした後、ポンチ径40φ、絞り率50
%でカップを成型し、カップ底コーナ一部の肌荒れ状況
を目視isにより評価した。 第1表より明らかなとおり、仕上圧延の1パス前の表面
粗さRaが0.7μm以下(0,3μIO)と小さい比
較例1.2では、仕上圧延で粗面化しない場合(比較例
1)には外観並びに成形性は良好であるものの、エツチ
ング均一性への効果が少なく、一方、仕上圧延で粗面化
した場合(比較例2)にはエツチング性は良好になるも
のの、外観及び成形性が劣る。 これに対し、本発明例は均一エツチング性が優れている
と共に外観、成形性も優れている。これは、第1図に示
すように、仕上圧延前のパスで得られた粗面が、仕上圧
延により、表面粗さRag。 7μm以下を保ちつつ、多数のエツチング開始点を有す
る形状高さに変化したためであり、したがって、エツチ
ング時に適度の大きさ及び深さの凹凸が均一に分布した
粗面状態が得られる。
【以下余白】
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、均質化処理及び
熱間圧延後の冷間圧延において、仕上圧延の前パスで粗
面化により表面粗さを調整し、然る後に仕上圧延を行っ
て表面粗さRaを0.7μ■以下にするので、−船釣な
板素材の表面粗さを保持しながら良好な均一エツチング
性を得ることができ、エツチング性が優れていると共に
外観、成形性も良好なアルミニウム及びアルミニウム合
金板素材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウム及びアルミニウム合金に均質化処理及び熱
    間圧延を施し、然る後に冷間圧延において所定の板厚に
    仕上げるに際し、仕上圧延の前パスにおいて板表面粗さ
    Raが0.8〜5μmとなるように圧延し、当該パスか
    ら仕上圧延終了までを冷間圧延率γ(但し、γ=((γ
    _1−γ_2)/γ_1)×100、γ_1:仕上圧延
    の前パス厚、γ_2:仕上圧延厚)が5〜50%の圧延
    をし、板表面粗さRaを0.7μm以下にすることを特
    徴とする電解又は化学エッチング性に優れたアルミニウ
    ム及びアルミニウム合金板の製造方法。
JP1562390A 1990-01-25 1990-01-25 電解又は化学エッチング性に優れたアルミニウム及びアルミニウム合金板の製造方法 Pending JPH03223447A (ja)

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