JPH03223432A - Ag―SnO電気接点材料とその製法 - Google Patents
Ag―SnO電気接点材料とその製法Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H1/00—Contacts
- H01H1/02—Contacts characterised by the material thereof
- H01H1/021—Composite material
- H01H1/023—Composite material having a noble metal as the basic material
- H01H1/0237—Composite material having a noble metal as the basic material and containing oxides
- H01H1/02372—Composite material having a noble metal as the basic material and containing oxides containing as major components one or more oxides of the following elements only: Cd, Sn, Zn, In, Bi, Sb or Te
- H01H1/02376—Composite material having a noble metal as the basic material and containing oxides containing as major components one or more oxides of the following elements only: Cd, Sn, Zn, In, Bi, Sb or Te containing as major component SnO2
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、開閉器、遮断器、接続器等の電気機器に広く
用いられている電気接点用材料に関するものである。
用いられている電気接点用材料に関するものである。
特に、この発明になる電気接点材料はAgとSnを溶解
したAg−Sn合金を内部酸化したものであって、Ag
粉末と酸化Sn粉末を混合して焼結したものとは異なる
。
したAg−Sn合金を内部酸化したものであって、Ag
粉末と酸化Sn粉末を混合して焼結したものとは異なる
。
(ロ)従来の技術と問題点
Agをマトリックスとし、その溶解金属であるSnを内
部酸化してSn酸化物としたAg−Sn酸化物合金は、
上述した種類の電気接点材料として今[I広く用いられ
ている。
部酸化してSn酸化物としたAg−Sn酸化物合金は、
上述した種類の電気接点材料として今[I広く用いられ
ている。
Lm様な電気接点材料としては、Ag−Cd酸化物合金
が知られるところであるが、Cdは有害成分であるので
、公害防止の面からみてAg−Sn酸化物合金の電気接
点材料がより広く使われるようになって来た。
が知られるところであるが、Cdは有害成分であるので
、公害防止の面からみてAg−Sn酸化物合金の電気接
点材料がより広く使われるようになって来た。
ところが、Agマトリ−7クス中のSnが重量比で約5
%以上になるときには、このSnの全量をAgマトリッ
クスの外方から内方へ浸透、拡散する酸素によって完全
に内部酸化することが難しいことば、つとに知られてい
る。
%以上になるときには、このSnの全量をAgマトリッ
クスの外方から内方へ浸透、拡散する酸素によって完全
に内部酸化することが難しいことば、つとに知られてい
る。
例えば、1966年4月付の西ドイツDODUCO社の
インフォメーション(登録番号1−11)には、5%の
Snを含むAg−Sn合金は、内部酸化によってはSn
を酸化することができないと、記載されている。これは
、合金の表面から深部への酸化の進行を阻止するSnの
偏析層が合金の表面部に形成されてしまうためであると
、記述されている。このことは、今日でも電気接点材料
の関係業界の人々によって広く認識されているところで
ある。
インフォメーション(登録番号1−11)には、5%の
Snを含むAg−Sn合金は、内部酸化によってはSn
を酸化することができないと、記載されている。これは
、合金の表面から深部への酸化の進行を阻止するSnの
偏析層が合金の表面部に形成されてしまうためであると
、記述されている。このことは、今日でも電気接点材料
の関係業界の人々によって広く認識されているところで
ある。
このため、拡散速度のVい、即ち酸素を担持してAgマ
トリックスの内方へ酸素を伝播する能力のある補助溶質
金属を併用することが必須となる。このような補助溶質
金属の代表的なものとしてはInとBiがある。
トリックスの内方へ酸素を伝播する能力のある補助溶質
金属を併用することが必須となる。このような補助溶質
金属の代表的なものとしてはInとBiがある。
このような補助溶解金属としてInを使った電気接点材
料としては、アメリカ合衆国特r′f−第393348
5号に記載されるAg−3n−In系合金を内部酸化し
たものがある。この電気接点材料は、5〜10重量%の
Snと1.0〜6重量%のInを含む銀合金を内部酸化
したもので、今日使用されている電気接点材料の中では
最も優れたものの一つである。
料としては、アメリカ合衆国特r′f−第393348
5号に記載されるAg−3n−In系合金を内部酸化し
たものがある。この電気接点材料は、5〜10重量%の
Snと1.0〜6重量%のInを含む銀合金を内部酸化
したもので、今日使用されている電気接点材料の中では
最も優れたものの一つである。
しかし、補助溶解金属として優れた役割をこのように果
すInを用いても、5%以]−のSnをAgマトリック
ス中で均一に内部酸化することは難しく、Agマトリッ
クスの外表面部にSn酸化物が時として過度に偏析し、
エアータイトになってサブスケールを作り、一方銀マト
リックスの内方中心部ではSn酸化物が稀薄になること
がある。
すInを用いても、5%以]−のSnをAgマトリック
ス中で均一に内部酸化することは難しく、Agマトリッ
クスの外表面部にSn酸化物が時として過度に偏析し、
エアータイトになってサブスケールを作り、一方銀マト
リックスの内方中心部ではSn酸化物が稀薄になること
がある。
また、In%化物やBi酸化物は耐火性が低く、比較的
脆い金属酸化物であるので、できればInやBiを使わ
ないでSnを内部酸化することが望ましい。
脆い金属酸化物であるので、できればInやBiを使わ
ないでSnを内部酸化することが望ましい。
更にまた、Ag−Sn合金に比して、InやBiを使っ
た三元系の合金であるAg−SnIn合金やAg−Sn
−Bi金合金電導率が劣るので、この点からしてもでき
ればInやBiを内部酸化のための補助溶質金属として
用いないことが望ましい。四元系、三元系のAg合金が
二元系のAg−Sn合金に比して、更に電導率が劣るこ
とは勿論である。
た三元系の合金であるAg−SnIn合金やAg−Sn
−Bi金合金電導率が劣るので、この点からしてもでき
ればInやBiを内部酸化のための補助溶質金属として
用いないことが望ましい。四元系、三元系のAg合金が
二元系のAg−Sn合金に比して、更に電導率が劣るこ
とは勿論である。
(ハ)発明の開示
1、述したところに照して1本光明はAgにSnを5〜
20重量%加えた溶解合金を内部酸化した全く新規な電
気接点材料を提供するものである。
20重量%加えた溶解合金を内部酸化した全く新規な電
気接点材料を提供するものである。
Snの量は、得られた電気接点材料に耐火性をかえるた
めに、最低限で5重量%が必要であり、20重量%以上
になると得られた電気接点材料が脆くなるので、20重
量%が上限値である。
めに、最低限で5重量%が必要であり、20重量%以上
になると得られた電気接点材料が脆くなるので、20重
量%が上限値である。
この発明では、AgマトリックスにSnのみを加えた二
元系の溶解Ag合金を内部酸化したものであるが、必要
によっては、Fe族元素金属(Fe、Co、Ni)の一
つ或は複数を加えてもよい。これは、内部酸化を促進、
補助するものではなく、あくまでも得られる電気接点材
料の合金組織を微細にするためである。この目的のため
に、Fe族元素金属の添加量は0.001〜1重量%が
好適である。
元系の溶解Ag合金を内部酸化したものであるが、必要
によっては、Fe族元素金属(Fe、Co、Ni)の一
つ或は複数を加えてもよい。これは、内部酸化を促進、
補助するものではなく、あくまでも得られる電気接点材
料の合金組織を微細にするためである。この目的のため
に、Fe族元素金属の添加量は0.001〜1重量%が
好適である。
この発明は、上記した新規な電気接点材料の製法をも提
供するものである。
供するものである。
即ち、本発明者は今まで不可能であったAg−5J15
〜20重量%合金の内部酸化が、内部酸化時の酸素雰囲
気を10atm以上にすれば完全に完了できることを多
数の実験を繰返すことにより発見した。これは、全く新
規な本発明者の知見である。
〜20重量%合金の内部酸化が、内部酸化時の酸素雰囲
気を10atm以上にすれば完全に完了できることを多
数の実験を繰返すことにより発見した。これは、全く新
規な本発明者の知見である。
Ag合金を内部酸化して電気接点材料を作るとき、Ag
マトリックスを活性化して外部の酸素を該Agマトリッ
クスがその中に取り込むように、Agマトリックスを加
熱する。この温度は通常500〜750℃である。
マトリックスを活性化して外部の酸素を該Agマトリッ
クスがその中に取り込むように、Agマトリックスを加
熱する。この温度は通常500〜750℃である。
上述したように、Ag−3n5〜20%合金の内部酸化
は10atm以上の酸素雰囲気中で行なえば可能である
が、酸素気圧が高いほど加熱温度を低めにすることが望
ましいことが分った。
は10atm以上の酸素雰囲気中で行なえば可能である
が、酸素気圧が高いほど加熱温度を低めにすることが望
ましいことが分った。
これは、酸素気圧が高くしかも加熱温度も高くしてAg
マトリックスが過度に活性化されると。
マトリックスが過度に活性化されると。
Agマトリックス中への酸素の取り込み量が過度に多く
なり、Agマトリックス中のSnの酸化速度が早過ぎて
合金の表面部分にSn酸化物が偏析してサブスケールが
できてしまうことを避けるためである。
なり、Agマトリックス中のSnの酸化速度が早過ぎて
合金の表面部分にSn酸化物が偏析してサブスケールが
できてしまうことを避けるためである。
即ち、酸素気圧が10atm以上で比較的に低い時には
、加熱温度を上記した約−500〜750℃の範囲内で
比較的高くし、反対に酸素気圧が10atm以上で比較
的に高い時には、加熱温度を上記した範囲内で比較的低
くすることが望ましい。
、加熱温度を上記した約−500〜750℃の範囲内で
比較的高くし、反対に酸素気圧が10atm以上で比較
的に高い時には、加熱温度を上記した範囲内で比較的低
くすることが望ましい。
また、このようにして上記した合金を内部酸化するとき
1合金を液相を含まない固相で内部酸化することが好ま
しい、これは、もし合金が液相を帯びると、内部酸化さ
れた金属酸化物が合金表面に移行してサブスケールを作
る虞れがあるからである。
1合金を液相を含まない固相で内部酸化することが好ま
しい、これは、もし合金が液相を帯びると、内部酸化さ
れた金属酸化物が合金表面に移行してサブスケールを作
る虞れがあるからである。
従って、加熱温度が上記した範囲の下限の約500℃で
あるときに、酸素気圧は高いほどよいが、合金の液相化
を避けかつ工業的に実施可能な酸素気圧として約200
at腸までが望ましい。
あるときに、酸素気圧は高いほどよいが、合金の液相化
を避けかつ工業的に実施可能な酸素気圧として約200
at腸までが望ましい。
これらを換言すれば、この発明において、Ag−3n5
〜20%の溶解合金を内部酸化するとき、酸素気圧の下
限と上限は10atmと200at層であり、その時の
加熱温度はこれに対応して上述した如く約り50℃〜約
500℃であることが望ましい。
〜20%の溶解合金を内部酸化するとき、酸素気圧の下
限と上限は10atmと200at層であり、その時の
加熱温度はこれに対応して上述した如く約り50℃〜約
500℃であることが望ましい。
以下、この発明を実施例を参照して更に詳細に説明する
。
。
(ニ)実施例
(1)Ag−3H6%
(2)Ag−Sn6%−N i O,2%−上記した組
成分C%は重量%、以下同じ)の合金を溶解してインゴ
ット(径120m5で長さ40■)とし、これを熱間押
出しで厚さ30謬層で輻50−腸の角棒とした。これを
長さ500■に切断し、そのL下両面の3mmをシェー
バ−で機械研削して、厚さ24■璽で輻510腸■、長
さ500層鳳0角棒を得た。
成分C%は重量%、以下同じ)の合金を溶解してインゴ
ット(径120m5で長さ40■)とし、これを熱間押
出しで厚さ30謬層で輻50−腸の角棒とした。これを
長さ500■に切断し、そのL下両面の3mmをシェー
バ−で機械研削して、厚さ24■璽で輻510腸■、長
さ500層鳳0角棒を得た。
この角棒の下面に2.5■厚さの純銀を裏張りして、厚
さが1.2腸■となるように圧延し、更にこれを径61
ポンチで打抜いて、銀が裏張りされた径61で厚さ1.
2Hのディスク型接点材を得、この接点材を酸素気圧2
5atm、加熱温度700℃で48時間酸化焙焼した。
さが1.2腸■となるように圧延し、更にこれを径61
ポンチで打抜いて、銀が裏張りされた径61で厚さ1.
2Hのディスク型接点材を得、この接点材を酸素気圧2
5atm、加熱温度700℃で48時間酸化焙焼した。
得られた接点材の縦断面を顕微鏡で観察したところ、表
面部にサブスケールが生じることなく、Snが完全に内
部酸化されていることが認められた。
面部にサブスケールが生じることなく、Snが完全に内
部酸化されていることが認められた。
Sn酸化物の粒子は微細でAg粒界に関係なく銀マトリ
ツクス中に均一に析出していることが認められた。また
、Sn#化物の析出分布と組織は誠にきれいで、あたか
も粉末冶金法によって作られたAg粉末−3n酸化物粉
末合金の如くに均一できれいであった。
ツクス中に均一に析出していることが認められた。また
、Sn#化物の析出分布と組織は誠にきれいで、あたか
も粉末冶金法によって作られたAg粉末−3n酸化物粉
末合金の如くに均一できれいであった。
対比のために、次の合金(3)を作り、これを内部酸化
して接点材を作った。この接点材は、今日使われる接点
材のうちで最も優秀な接点性能をもつものの一つである
。
して接点材を作った。この接点材は、今日使われる接点
材のうちで最も優秀な接点性能をもつものの一つである
。
(3)Ag−Sn6%−In1%−N i O,2%上
記したと同様にしてディスク型接点材を得、この接点材
を酸素気圧が常圧のLatin、加熱温度620℃で2
4時間酸化焙焼した。
記したと同様にしてディスク型接点材を得、この接点材
を酸素気圧が常圧のLatin、加熱温度620℃で2
4時間酸化焙焼した。
この内部酸化した接点材(3)を顕微鏡で同様に観察し
た。その結果、Snは完全に内部酸化されていることが
認められたが、Sn酸化物はAg粒界に沿って鱗片状に
析出し、その析出粒子は上記した(1)と(2)に比し
てはるかに粗いものであった。
た。その結果、Snは完全に内部酸化されていることが
認められたが、Sn酸化物はAg粒界に沿って鱗片状に
析出し、その析出粒子は上記した(1)と(2)に比し
てはるかに粗いものであった。
上記した接点材(1) 、 (2) 、 (3)の
硬ざ(HRF)と電導率(IAC3%)は以下の通りで
あつた。
硬ざ(HRF)と電導率(IAC3%)は以下の通りで
あつた。
硬さ 電導率
(1) 78 72
(2) 80 70
(3) 95 55
耐溶着試験[電圧DC240V、初期電流(コンデンサ
ー電流からの放電電流)700A、接触圧力200g、
試験回数20回]による溶着回数は以下の通りであった
。
ー電流からの放電電流)700A、接触圧力200g、
試験回数20回]による溶着回数は以下の通りであった
。
(1) 0
(2)0
(3)O
また、ASTM法テストによる消耗t(Ii位:■g)
は1次の通りであった。
は1次の通りであった。
試験条件:電圧AC200V、電波50A、接触圧力4
00g、開離力600g (+) 10 (2)8 (3) 15 (ホ)発明の効果 この発明は、−L述したように内部酸化したAgSn5
〜20%合金になる全く新規な電気接点材料を提供する
ものであり、上記した結果からも分る通り、該電気接点
材料は電気接点特性に優れ、金属酸化物が超微細で均一
に分散した内部酸化した実質的に二元系のAg−Sn合
金になる電気接点材料を提供することができるのである
。
00g、開離力600g (+) 10 (2)8 (3) 15 (ホ)発明の効果 この発明は、−L述したように内部酸化したAgSn5
〜20%合金になる全く新規な電気接点材料を提供する
ものであり、上記した結果からも分る通り、該電気接点
材料は電気接点特性に優れ、金属酸化物が超微細で均一
に分散した内部酸化した実質的に二元系のAg−Sn合
金になる電気接点材料を提供することができるのである
。
Claims (8)
- (1)Ag−Sn(5〜20重量%)の溶解合金を内部
酸化したAg−SnO電気接点材料。 - (2)前記溶解合金にはFe族元素金属(Fe,Co,
Ni)の一或は複数を0.001〜1重量%で含有する
特許請求の範囲第1項記載の電気接点材料。 - (3)酸素気圧10atm以上の雰囲気下で前記溶解合
金が液相を含まない固相の状態で内部酸化した特許請求
の範囲第1項又は第2項記載の電気接点材料。 - (4)酸素気圧10atm以上200atmまでの雰囲
気下で温度750〜500℃で加熱して内部酸化した特
許請求の範囲第1項,第2項又は第3項記載の電気接点
材料。 - (5)Ag−Sn(5〜20重量%)の溶解合金を酸素
気圧10atm以上の雰囲気下で該溶解合金が液相を含
まない固相の状態で内部酸化することを特徴とするAg
−SnO電気接点材料の製法。 - (6)前記溶解合金にはFe族元素金属(Fe,Co,
Ni)の一或は複数を0.001〜1重量%で含有して
なる特許請求の範囲第5項記載の電気接点材料の製法。 - (7)前記酸素気圧が10atm以上200atmまで
である特許請求の範囲第5項又は第6項記載の電気接点
材料の製法。 - (8)750〜500℃の温度下で加熱してなる特許請
求の範囲第7項記載の電気接点材料の製法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1751490A JPH03223432A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | Ag―SnO電気接点材料とその製法 |
CA 2009671 CA2009671A1 (en) | 1990-01-26 | 1990-02-09 | Ag-sno electrical contact materials and manufacturing method thereof |
US07/726,314 US5147728A (en) | 1990-01-26 | 1991-07-05 | Ag-SnO2 electrical contact materials |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1751490A JPH03223432A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | Ag―SnO電気接点材料とその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03223432A true JPH03223432A (ja) | 1991-10-02 |
Family
ID=11946078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1751490A Pending JPH03223432A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | Ag―SnO電気接点材料とその製法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03223432A (ja) |
CA (1) | CA2009671A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012102401A (ja) * | 2011-11-09 | 2012-05-31 | Tokuriki Honten Co Ltd | Ag−酸化物系電気接点材料 |
CN110802224A (zh) * | 2018-08-06 | 2020-02-18 | 三菱电机株式会社 | 银镍氧化锡复合粉体及银镍氧化锡电接触材料的制备方法 |
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1990
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