JPH03223265A - 環状ジアミン誘導体 - Google Patents

環状ジアミン誘導体

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JPH03223265A
JPH03223265A JP2016581A JP1658190A JPH03223265A JP H03223265 A JPH03223265 A JP H03223265A JP 2016581 A JP2016581 A JP 2016581A JP 1658190 A JP1658190 A JP 1658190A JP H03223265 A JPH03223265 A JP H03223265A
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JP
Japan
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formula
compound
benzyl
solvent
acid
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Pending
Application number
JP2016581A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kon
近 達也
Shirou Katou
志朗 賀登
Toshiya Morie
俊哉 森江
Tsugitaka Ito
伊藤 継孝
Naoyuki Yoshida
直之 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 i策上り五■分丁 本発明は、医薬として、殊にセロトニン3(5−HT3
)拮抗剤として有用な新規環状ジアミン誘導体に関する
k末□□□退藷 4−アミノ−5〜クロロ−N−[(2−ジエチルアミノ
)エチル〕−2−メトキシベンズアミド[一般名 メト
クロプラミド:例えばMerckIndex、第10版
、 601fll (1983)参照]が1960年代
の半ばに制吐剤あるいは消化管機能亢進剤として開発さ
れて以来1種々の置換安息香酸アミド誘導体および複素
環式カルボン酸アミド誘導体が合成され、その薬理学的
性質が研究されてきたく例えば特開昭52−83737
号、同60−123485号、米国特許第420732
7号参照)。
一方、1970年代後半に報告されたセロトニンM受容
体へ選択的に拮抗するMDL−72222(特開昭58
−978号参照)及びIC3205−930(特開昭5
9−3Ei675号参照)が見出されて以来(現在、セ
ロトニンM受容体はセロトニン3受容体として分類され
ている)、いくつかのセロトニン3受容体拮抗剤が見出
されている(例えば特開昭61−275276号、同6
2−209077号、同82−252764号参照)。
これらの化合物は抗癌剤誘発悪心嘔吐9片頭痛、不整脈
等に有効であるばかりでなく、分裂病、不安神経症ある
いはアルコール、ニコチン、麻薬等の依存症等(特開平
1−31729号参照)に対しても有効であるとの報告
もある。
本λ1ト男訃的 本発明は、優れたセロトニン3 (5−HT3)拮抗作
用を有する環状ジアミン誘導体を提供するものである。
aの  び 本発明は。
一般式(1) [式中、R1は低級アルキル基を意味し、R2は非置換
もしくは置換基を有するアリール(低級)アルキル基を
意味し、 nは2又3を意味し、 Aは次の式[al、[b]、[C]又は[dlで表され
る基を意味し、 3 ここにおいて、Xは一〇〇−又は−CH2−を意味し、 Yは−CO−−CH(OH)−。
−0CH2−又は−〇H2O−を意味し、Zは=N−又
は=CH−を意味し、R3は水素原子又は低級アルキル
基を意味し、 R4は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又は低
級アルコキシ基を意味し、mはO又は1を意味する。] で表される新規環状ジアミン誘導体又はその酸付加塩に
関する。
式(I)で表される化合物の付加塩としては、生理的に
許容される塩類が好ましく、例えば塩酸塩、臭化水素酸
塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、
及びシュウ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、乳酸塩、
リンゴ酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、安息香酸塩、メタ
ンスルホン酸塩等の有機酸塩が挙げられる。
式(1)の化合物は、少なくとも1個の不斉炭素原子を
有するので、立体異性体、その混合物及びラセミ体は本
発明の化合物に包含される。また、化合物(1)は水和
物として存在し得るので、その水和物も本発明の化合物
に包含される。
本明細書における用語を以下に説明する。
「低級」とは、特にことわらない限り、1〜6個の炭素
原子を意味する。「低級アルキル基」は、鎖状でも分枝
鎖状でもよく、具体的には、メチル。
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル等が挙げられ
る。「低級アルコキシ基」とは、具体的にはメトキシ、
エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等が挙げられる。「ハ
ロゲン原子」とは、フッ素。
塩素、臭素又はヨウ素原子を意味する。アリール部分と
は、例えばフェニル、ナフチル等が挙げられる。「非置
換もしくは置換基を有するアリール(低級)アルキル基
」とは、アリール部分が1〜3個のハロゲン原子、低級
アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、低
級アルコキシ基。
シアノ基、アミノ基、又はニトロ基で置換されているも
のを意味し、具体的にはベンジル、2−フルオロベンジ
ル、3−メチルベンジル、4−メトキシベンジル等が挙
げられる。
(以下余白) 本発明の化合物( ■ ) は、 例えば以下の方法に より製造することができる。
(1 ) Aが[al でXが=CH,−である本発明 の化合物(Ia−1) は、 3 z (Ia−1) 下記−数式(II) 3 (式中、R3は前掲に同じものを意味する。)で表され
る化合物又はその反応性誘導体と、−1式(Ill) 1 2 (式中、R1,R2及びnは前掲に同じものをぶ味する
。) で表される化合物と反応させることに上り製造すること
ができる。
式(II)の化合物の反応性誘導体としては、例えば低
級アルキルエステル、活性エステル、酸無水物、酸ハラ
イド(特に酸クロリド)等を挙げることができる。活性
エステルの具体例としてはpニトロフェニルエステル、
2,4.5−)リクロ口フェニルエステル、ヘンタクロ
口フェニルエステル、シアノメチルエステル、N−ヒド
ロキシコハク酸イミドエステル、N−ヒドロキシフタル
イミドエステル、1−ヒドロキシベンズトリアゾールエ
ステル、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−
ジカルボキシイミドエステル、N−ヒドロキシピペリジ
ンエステル、8−ヒドロキシキノリンエステル、2−ヒ
ドロキシフェニルエステル、2−ヒドロキシ−4,5−
ジクロロフェニルエステル、2−ヒドロキシピリジンエ
ステル、2−ピリジルチオールエステル等が挙げられる
。酸無水物としては、対称混合酸無水物又は混合酸無水
物が用いられ、混合酸無水物の具体例としてはクロル炭
酸アルキルエステルとの混合酸無水物、クロル炭酸ベン
ジルのようなりロル炭酸アラルキルエステルとの混合酸
無水物、クロロ炭酸フェニルのようなりロロ炭酸アリー
ルエステルとの混合酸無水物、イソ吉草酸、ピバリン酸
のようなアルカン酸との混合酸無水物等が挙げられる。
式(II)の化合物を用いる場合には、ジシクロへキシ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノブロビル)カルボジイミド塩酸塩、N、N’ −カ
ルボニルジイミダゾール、1−エトキシカルボニル−2
−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリンのような縮合剤
の存在下に反応さセルコトができる。縮合剤としてジシ
クロへキシルカルボジイミド又は1−エチル−3−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩を用
いる場合には、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン
、4−ピロリジノピリジン、N−ヒドロキシコハク酸イ
ミド、1−ヒドロキシベンズトリアゾール、3−ヒドロ
キシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,2,3−ベ
ンズトリアジン、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボキシイミド等を添加して反応させても
よい。
式(II)の化合物又はその反応性誘導体と式(III
)の化合物との反応は、溶媒中又は無溶媒下に行われる
。使用する溶媒は、原料化合物の種類等に従って適宜選
択されるべきであるが、例えばベンゼン、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、
塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水
素類、酢酸エチル、アセトニトリル、N、N−ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、エチレングリコ
ール、水等が挙げられ、これらの溶媒はそれぞれ単独で
、あるいは2種以上混合して用いられる。本反応は必要
に応じて塩基の存在下に行われ、塩基の具体例としては
、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムのような重炭酸ア
ルカリ、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような炭酸ア
ルカリあるいはトリエチルアミン、トリブチルアミン。
ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリンの
ような有機塩基が挙げられるが、式(III)の化合物
の過剰量で兼ねることもできる。反応温度は用いる原料
化合物の種類等により異なるが、通常約−30°Cない
し約200°C1好ましくは釣用0°Cないし約150
°Cである。
なお、いずれの反応においても反応に関与する基が構造
中に存在するときは、これらの基は常法に従って保護し
ておき、反応後に脱離させるのが望ましい。
(2)Aが[bコで、 Xが−CH2−である本発 明の化合物(Ib−2) は (式中、R11R2! R31m及びnは前掲に同じも
のを意味する。) 下記一般式(IV) f(3 (式中、R3は前掲に同じものを意味する。)で表され
る化合物と、下記一般式(V)又は(V゛) (式中、Xlはアルコールの反応性エステル残基を意味
し、R1,R2及びnは前掲に同じものを意味する。) で表される化合物とを反応させることにより製造するこ
とができる。
アルコール性の反応エステル残基としては、例えば塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子のようなハロゲン原子、メ
タンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシのよう
な低級アルキルスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニル
オキシ、p−トルエンスルホニルオキシのようなアリー
ルスルホニルオキシ基が挙げられる。
式(1■)と(V)又は(■゛)との反応は、通常、適
当な溶媒中で行われ、溶媒の具体例としては、ベンゼン
、トルエンのような芳香族炭化水素類、アセトン、メチ
ルエチルケトンのようなケトン類、テトラヒドロフラン
、ジオキサンのようなエーテル類、メタノール、エタノ
ールのようなアルコール類、アセトニトリル、クロロホ
ルム、塩化メチレン、酢酸エチル、N、N−ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
これらの溶媒はそれぞれ単独で、あるいは2種以上混合
して用いられる。本反応は塩基の存在下に行うのが好ま
しく、塩基の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムのような水酸化アルカリ、重炭酸ナトリウム
、重炭酸カリウムのような重炭酸アルカリ、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリあるいはトリ
エチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチ
ルアミン、N−メチルモルホリンのような有機塩基が挙
げられるが、式(IV)の化合物の過剰量で兼ねること
もできる。また、式(V)又はく■°)においてxlが
塩素原子又は臭素原子である化合物を用いるときは、ヨ
ウ化ナトリウム、ヨウ化カリウムのようなアルカリ金属
ヨウ化物を添加すると反応は円滑に進行する0反応温度
は用いる原料化合物により異なるが、通常的50°Cな
いし約200°Cである。
(3)Aが[al又は[blで、Xが−Go−である本
発明の化合物(Jab−3)は、Rt (式中、Wは−CH−又は−N−を意味し、は−CON
H−又は−(CH2)l−を意味すが、Gが−CONH
−の場合、Wは−CHを意味し、Gが−(CH2)ll
+−の場合、Wは−N−を意味し、Rt+ R,、R3
,m及びnは前掲に同じものを意味する。) 下記一般式(Vl) (式中、R11R21Ra、W+ G、rrx及びnは
前掲に同じものを意味する。) で表される化合物と、2,3−ジクロロ−5,6−ジシ
アツベンゾキノン(DDQ)とを含水テトラヒドロフラ
ン溶媒中で反応させることにより製造することができる
反応は、通常室温又は水冷下で行われる。
(4)Aが[CI又は[dlで、Yが一〇〇−である本
発明の化合物(Icd−4)は、2 で表される基を意味し、ここにおいてR3゜R4及び2
は前掲に同じものを意味する。)下記一般式(V[[) %式%) (式中、Bは前掲に同じものを意味する。)で表される
化合物と下記一般式(■l1l)(CH2)n (式中、R1,R2及びnは前掲に同じものを意味する
。) で表される化合物とホルマリン又はパラホルムアルデヒ
ドの存在下に反応させることにより製造することができ
る。
この反応は酢酸のような酸性溶媒下で行われ。
反応温度は通常20〜150°Cである。
(5)Aが[CI又は[dlで、Yが −CH(OH)−である本発明の化合物(led−5)
は 0 (式中、B、R1,R2及びnは前掲に同じものを意味
する。) 方法(4)のところで得られる式(Icd−4)で表さ
れる本発明の化合物を水素化ホウ素ナトリウムのような
カルボニル基をアルコールに還元する水素金属をもちい
るか、あるいはナトリウムやアルミニウム誘導体のよう
な金属を用いることにより製造することができる。
この反応の溶媒としては、メタノール、エタノールのよ
うなアルコール類、エリレンゲリコール。
ジエチルエーテル、テトラヒドロフランのようなエーテ
ル頻用いるか、あるいは還元剤の種類によっては、前記
の溶媒にN、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、アセトニトリル、水等を適宜選択して混合し
て用いてもよい。
反応は通常−1O〜150’cで行われる。
(6)Aが[01又は[dlで、Yが−OCH,−又は
−CH20−である本発明の化合物(Icd−6)及び
(I’ cd−6)は、 t (式中、 B。
R1゜ 2 及びnは前掲に同じも のを意味する。
) 下記一般式(IX) −0H (IX) (式中、 Bは前掲に同じものを意味する。
) で表される化合物と、 下記一般式(X) 2 (式中、R1,R2及びnは前掲に同じものを意味する
。) で表される化合物を水素化ナトリウム、カリウムt−ブ
トキシド等の塩基で処理することによって得られる、下
記一般式(■゛) R1 2 (式中。
X、。
R1゜ R2及びnは前掲に同じも のを意味する。) で表される化合物とを反応させるか、あるいは式(IX
)の化合物を上述の如く処理し、得られる一般式(IX
’) B  CH2X 1      (I X ’ )(式
中、B及びX、は前掲に同じものを意味する。) で表される化合物と式(X)の化合物とを反応させるこ
とにより、それぞれ製造することができる。
これらの反応は、通常、適当な溶媒中で行われ、溶媒の
具体例としては、ベンゼン、トルエンのような芳香族炭
化水素類、アセトン、N、N−ジメチルホルムアミド、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、
メタノール、エタノールのようなアルコール類、アセト
ニトリル、クロロホルム、塩化メチレンのようなハロゲ
ン炭化水素類等が挙げられる。これらの溶媒はそれぞれ
単独で、あるいは2種以上混合して用いられる0反広温
度は用いる原料化合物の種類によって異なるが、通常O
〜150°Cである。
原料化合物(III) 、 (V”)及び(X)は参考
例1〜5に示した方法あるいはこれに準じた方法で製造
し、必要に応じ加水分解することにより、また原料化合
物(V)はRe1y、 Chim、Acta、 45.
2383〜2402 (1962)に記載の方法あるい
はこれに準じた方法で製造することにより得ることがで
きる。
上記製法により生成する化合物(1)は、クロマトグラ
フィー、再結晶、再沈澱等の常法により単離、精製され
る。
式(1)の化合物は、原料化合物の選定1反応・処理条
件等により、遊離塩基又は酸付加塩の形で得られる。酸
付加塩は、常法、例えば炭酸アルカリ、水酸化アルカリ
のような塩基で処理することにより、遊離塩基に変える
ことができる。一方、遊離塩基は、常法に従って各種の
酸と処理することにより酸付加塩に導くことができる。
(以下余白) 式(I)の化合物並びにその生理的に許容される酸付加
塩は、セロトニン3 (5−HT3) 受容体の拮抗物
質であり、急・慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃神経症
、胃下垂等の疾患における食欲不振、悪心、嘔吐、腹部
膨満感等の治療及び予防に、また食道・胆道系疾患、尿
路系障害、及び過敏性腸症候群もしくはカルチノイド症
候群等の下痢及び便秘の治療及び予防に用いることがき
る。
更に、シスプラチンのような抗癌剤投与時及び放射線照
射時更に乗物酔い等の動揺病の悪心又は嘔吐の治療及び
予防に用いることができる。また、群発性頭痛9片頭痛
及び三叉神経痛の治療及び予防に使用することができ、
更には、不安、苦痛及び精神分裂病あるいは踊病等の精
神病障害、痴呆症、知覚障害、ストレス関連性精神疾患
、心臓疾患(例えば不整脈、狭心症)、肥満病、肺塞栓
鼻炎又はセロトニン誘発性態疾患、不眠症の治療又は痛
みの治療に対しても使用可能である。耽溺性のある薬物
(アルコール、モルヒネ、ニコチン。
アンフェタミン等)の中毒に対する治療及び予防にも使
用できる。その投与経路としては、経口投与、非経口投
与あるいは直腸内投与のいずれでもよい、投与量は、化
合物の種類、投与方法、患者の症状・年齢等により異な
るが、通常o、ooot〜20mg/kg/日、好まし
くは0.001〜5 mg/kg/日の範囲である。し
かし、医者の判断によりこの範囲を越えて用いることも
可能である。
式(1)の化合物又はその塩は上記の如き医薬用途に使
用する場合、通常、製剤用担体と混合して調製した製剤
の形で投与される。製剤用担体としては、製剤分野にお
いて常用され、かつ式(1)の化合物又はその塩と反応
しない物質が用いられる。具体的には、例えばクエン酸
、グルタミン酸。
グリシン、乳糖、イノシトール、ブドウ糖、マンニット
、デキストリン、ソルビット、シクロデキストリン、デ
ンプン、白糖、バラオキシ安息香酸メチル、メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、結
晶セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム
、ヒドロキシブ口ビルデンブン、カルボキシメチルセル
ロースカルシウム、イオン交換樹脂、メチルセルロース
ゼラチン、アラビアゴム、プルラン、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール、軽質無水ケイ酸、ス
テアリン酸マグネシウム。
タルク、トラガント、ベントナイト、ビーガム。
カルボキシビニルポリマー、酸化チタン、塩化ナトリウ
ム、ソルビタン脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、グリセリン、脂肪酸グリセリンエステル、精製ラノ
リン、グリセロゼラチン、ポリソルベート、マクロゴー
ル、植物油、ロウ、プロピレングリコール、エタノール
、ベンジルアルコール、水酸化ナトリウム、塩酸、水等
が挙げられる。剤型としては、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤。
細粒剤、散剤、シロップ剤、懸濁剤、注射剤、半割等が
挙げられる。これらの製剤は常法に従って調製される。
なお液体製剤にあっては、用時、水又は他の適当な媒体
に溶解又は懸濁する形であってもよい。また錠剤、顆粒
剤、細粒剤は周知の方法でコーティングしてもよい。こ
れらの製剤はまた、治療上価値ある他の成分を含有して
いてもよい 本発明を更に具体的に説明するために、以下に参考例及
び実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に限定され
るものではない。化合物の同定は元素分析、マス・スペ
クトル、IRスペクトル。
UVスペクトル、NMRスペクトル等により行った。実
施例及び参考例おいて、融点ところで示した括弧内の溶
媒は再結晶溶媒を意味する。
また、以下の参考例及び実施例において記載の簡略化の
ために次の略号を使用することもある。
Ph:フェニル基 J :結合定数 S ニー重線 d :二重線 dd:二重の二重線 q :四重線 m :多重線 brニブロード 参ILj− 6−アセチルアミノ−1−ベンジル−4−メチルへキサ
ヒドロ−IH−1,4−ジアゼピンの製造: He1v、ChiIll、Acta、 45.2383
〜2402 (19B2)に記載の方法に従って合成し
た2−クロロメチル−1−ベンジル−4−メチルビペラ
ジン6.1gをアセトニトリル60m1に溶かし、アジ
化ナトリウム3.3gを加え、2時間加熱還流する。不
溶物を濾過して除き、濾液を減圧で留去する。残渣をト
ルエン100 nilに溶かし水冷下70%水素化ビス
(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムのト
ルエン溶液10.4 gを少しずつ加えた後、3時間室
温で攪拌する。反応液を氷水中にあけ、48%水酸化ナ
トリウム水溶液を加える。水層をトルエンで抽出し、有
機層と合わせ、これを無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、この中に5無水酢酸5.2gを加え、室温で2時間
攪拌する。反応液を48%水酸化ナトリウム水溶液、水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を
減圧で留去して油状物5.4gを得る。残渣をシリカゲ
ルのカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−
メタノール(20:l)で溶出・精製して油状の目的物
1.0gを得る。
”11−N M Rスペクトル(C[1C13,δpp
m) :1、85 (3H,s、−COCL)、 2.
35 (3H,S、 −NCR3) 、 3.4B、 
3.72(各IH,各d、各J=13Hz、−CHzP
h)、3.98(Ill、m。
−CONHCH−) 、 6.35 (IH,d、 −
C0NII−) 、 7.30 (5H,m、 −CH
2CeH=s) 参考■−ユ 1−ベンジル−6−メドキシカルポニルー4−メチルへ
キサヒドロ−LH−1,4−ジアゼピンの製造: Org、 5ynth、 61.77 (1983)に
記載の方法に従って合成したβ、β゛−ジブロモイソ酪
酸メチルエステル20.0 gをトルエン200 ml
に溶かし、この中にN−ベンジル−No−メチルエチレ
ンジアミン12.6 gとトリエチルアミン17.1g
をトルエンl口OmI C溶かした溶液を水冷下漬下す
る。滴下後80°Cで2時間加熱する。室温に冷却後有
機層を水洗。
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を減圧で留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製して油状の目的物17.5gを得る
1考1 1−ベンジル−6−ヒドロキシメチル−4−メチルへキ
サヒドロ−IH−1,4−ジアゼピンの製造: 1−ベンジル−6−メドキシカルボニルー4−メチルへ
キサヒドロ−IH−1,4−ジアゼピン30.0 gを
トルエン300 mlに溶かし、水冷下70%水素化ビ
ス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム1
36.0 gを加えた後、2時間室温で攪拌する。反応
液に氷水、次いで48%水酸化ナトリウム水溶液を加え
、トルエン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧
で濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、クロロホルム−メタノール(10:l)で溶
出・精製して油状の目的物15.5gを得る。
参1m−ま 1−ベンジル−6−クロロメチル−4−メチルへキサヒ
ドロ−IH−1,4−ジアゼピンの製造1−ベンジル−
6−ヒドロキシメチル−4−メチルへキサヒドロ−IH
−1,4−ジアゼピン2.0gをクロロホルム20 m
l溶がし、塩化チオニル2 mlを加え、2時間加熱還
流する。溶媒を減圧で留去し、残渣にクロロホルムを加
えて溶かし、炭酸カリウム水溶液で洗浄する。クロロホ
ルム層を乾燥した後、溶媒を減圧で留去して油状の目的
物1.7gを得る。
1考廻−1 1,4−ジメチルへキサヒドロ−6−ヒドロキシ−IH
−1,4−ジアゼピンの製造:J、Org、Chem、
、 36.1711 (1971)に記載の方法に従っ
て合成した6−アセトキシへキサヒドロ−IH−1,4
−ジアゼビンニ臭化水素酸塩20 g。
35%ホルマリン16.1g、ギ酸20m1の混合物を
攪拌しながら7時間加熱還流する。溶媒を減圧で留去し
た後、冷水およびクロロホルムを残渣の中に加える。こ
れに炭酸カリウムを過剰に加え、クロロホルム層を分取
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧で留
去して淡黄色油状の目的物11.5gを得る。
’11−N M Rスペクトル(cnc13.δppm
) :2.41[6B、s、2(−NCHa)1,2.
38−2.50(2H,m)、2.88−2、84 (
611,a+) 、 3.77 (IH,rs、 −C
ONH14−)実施■−1 N−(1−ベンジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−
1,4−ジアゼピン−6−イル)−1゜2.3.4−テ
トラヒドロ−9H−カルバゾール−3−カルボキサミド
の製造: 1.2,3.4−テトラヒドロ−9H−カルバゾール−
3−カルボン酸3.0 gIN、N−ジメチルホルムア
ミド30 nilに溶かし、N、N′−カルボニルジイ
ミダゾール2.5gを加え、50°Cで1時間攪拌する
。これに、6−アミノ−1−ベンジル−4−メチルへキ
サヒドロ−IH−1,4−ジアゼピン3.0gを加え、
50°Cで1時間攪拌する。溶媒を減圧で留去後、残渣
をクロロホルムに溶がす。
クロロホルム層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、クロロホルムを減圧で留去する。残渣をシリカゲル
クロマトグラフィーに付し、アセトンで溶出・精製して
、実施例2の化合物より低極性の目的物1.7gを得る
。このものを常法によりシュウ酸で処理して目的物の1
/2シユウ酸塩・l/4水和物1.5gを得る。
融点 229〜230℃(エタノール)”H−NMRス
ペクトル(DMSO−d6.δppm) :2、55 
(311,s、 −NCH,) 、 3.80 (2H
,s、 −NCR4Ph) 、 4.12 (IH。
m、−CON肛H)、8.7−7.5(9H,m)、7
.82(Iff、d、J=8Hz。
−CONji)、10.61(In、s、−NU)夾爽
刑−ユ N−(1−ベンジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−
1,4−ジアゼピン−6−イル)−1゜2.3.4−テ
トラヒドロ−9H−カルバゾール−3−カルボキサミド
の製造: 上記実施例1に記載のシリカゲルクロマトグラフィーに
おいて、実施例1の化合物より高極性の目的物1.7g
を得る。このものを常法によりシュウ酸で処理して目的
物の3/2シユウ酸塩・l/2水和物t、o gを得る
融点114〜1lfi°C(ジエチルエーテル−メタノ
ール)”H−NMRスペクトル(DMSO−d、、δp
pm) :2、80 (311,s、 −NGflz)
 −3,74(2H,s、 −MCIIzPh) 、 
4.20 (llI−m、 −CON肛H) 、 8.
7−7、5 (9H,m) 、 8.04 (Iff、
 d、 J=8Hz。
−CONtl)、 10.84(ILs、−H)実施I N−(1−ベンジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−
1,4−ジアゼピン−6−イル)−1゜2.3.4−テ
トラヒドロ−9H−カルバゾール−3−カルボキサミド
−4−オンの製造二N−(1−ベンジル−4−メチルへ
キサヒドロ−IH−1,4−ジアゼピン−6−イル)−
1゜2.3.4−テトラヒドロ−9H−カルバゾール−
3−カルボキサミド4.9gをテトラヒドロフラン10
0 mlに溶かし、2,3−ジクロロ−5,6−ジシア
ツベンゾキノン(DDQ>5.3gの90%テラヒドロ
フラン溶液20口1を室温で滴下する。
1.5時間攪拌後、溶媒を減圧で留去する。残渣をシリ
カゲルのカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホル
ム:メタノール(20:1)で溶出・精製して目的物2
.0gを得る。
融点 159〜181’c (ジエチルエーテル)K旌
拠−1 2−(1−ベンジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−
1,4−ジアゼピン−6−イル)−テトラヒドロ−5−
メチル−γ−カルボリンの製造:テトラヒド口−5−メ
チル−γ−カルボリン1.32gをアセトニトリル50
 mlに溶かし、1−ベンジル−2−クロルメチル−4
−メチルビペラジン1.7gと無水炭酸カリウム5gを
加え、2時間還流下攪拌する。冷徹、不溶物を濾去し、
溶媒を減圧で留去する。残渣をシリカゲルのカラムクロ
マトグラフィーに付し、クロロホルム−メタノール(2
0:1)で溶出・精製し、得られたものをエタノールよ
り再結晶して目的物210 mgを得る。
このものを常法によりシュウ酸で処理して目的物の2シ
ユウ酸塩・3/2水和物200 mgを得る。
融点100〜103℃(エタノール−ジエチルエーテル
)”H−NMRスペクトル(CIIC13,δppm)
:2、43 (31,S、 −NCH3) 、 2.0
4−3.10 (13H,m) 、 3.38 (IH
,d。
J=9Hz、 −NCjfi2Ph) −3,62(3
H,s、−N(:H:i) −3−87(Ill、 d
、 J−9Hz、 −NCjjj、Ph) 、 3.7
2 (211,m) 、 7.04−7.45 (9H
,m)実温■(−旦 2−(1−ベンジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−
1,4−ジアゼピン−6−イルメチル)−テトラヒドロ
−5−メチル−γ−カルボリンの製造: 実施例4の1−ベンジル−2−クロルメチル−4−メチ
ルビペラジンの代りに、1−ベンジル−6−クロルメチ
ル−4−メチルへキサヒドロ−IH−1,4−ジアゼピ
ンを用い実施例4と同様に反応・処理して目的物を得る
融点105〜108°C(エタノール−ジエチルエーテ
ル)”H−NMRスペクトル(CDCl3.δppm)
 :2、42 (3H,s、 4CHa) 、 2.2
−3.7 (17B、 m) 、 3.56 (3H,
s。
−NCH−)、3.80(2H,s、−CHzPh)、
6.90−7.80(9H,m)火憲1 6−(1−メチルインダゾール−3−カルボニル)−1
−ベンジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−1,4−
ジアゼピンの製造: 1−メチル−3−アセチルインダゾール2.0 g。
N−ベンジル−N”−メチルエチレンジアミン・2塩酸
塩2.7 gtパラホルムアルデヒド0.76 g全酢
酸20 mlに溶がし、120°Cで2時間加熱攪拌す
る。
冷徹、酢酸を減圧で留去し、残渣をクロロホルムに溶か
す、クロロホルム層を飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し
、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧で留去す
る。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付
し、クロロホルム−メタノール(20:1)で溶出・精
製して目的物1.0gを得る。このものを常法によりシ
ュウ酸で処理して目的物の3/2シユウ酸塩・3/4水
和物710 Bを得る。
融点205〜208℃(エタノール−ジエチルエーテル
)’H−NMRスペクトル(nMso−d、δppm)
 :2、88 (3H,s、−NCHa)、 2.65
−3.90 (9H,o+)、 3.67 (2tl、
 s。
−NCHzPh) 、 4.13 (3H,s、 −N
CHa) 、 6.9−7.9 (8H,m) 、 8
.16(IH,d、 J=8Hz、 4−H)実1律L
−ユ 1−(l−メチルインダゾール−3−イル)−1−(1
−ベンジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−1,4−
ジアゼピン−6−イル)メタノールの製造: 6− (1−メチルインダゾール−3−カルボニル)−
1−ベンジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−1,4
−ジアゼピン10口gをメタノール20■lに溶かし、
水素化ホウ素ナトリウム220 mgを徐々に加える。
室温で1時間攪拌後、溶媒を減圧で留去する。残渣をク
ロロホルムに溶かし、クロロホルム層を水洗し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、クロロホルムを減圧で留去す
る。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、アセ
トンで溶出して油状物800 wagを得る。このもの
を常法によりシュウ酸で処理して目的物の2シユウ酸塩
・1/4水和物650Il1gを得る。
融点101〜103°C(エタノール−ジエチルエーテ
ル)”H−NMRスペクトル([:DC13,δpP@
) :2.39(3H,s、4CHa)、2.ロー3.
2(9H,m)、3.55(2H,d、J−3Hz、 
−NC]Ph) 、 3.95 (3H,s、−NCR
,)、 5.28 (Ill、 d、 J士4Hz。
−II:fiOH) 、 8.7−7、4 (811,
m) 、 7.95 (IL d、 J−8FJz、 
4−H)夾m−旦 6−(1−メチルインドール−3−カルボニル)−1−
ベンジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−1,4−ジ
アゼピンの製造: 実施例6の1−メチル−3−アセチルインダゾールの代
りに、1−メチル−3−アセチルインドールを用い実施
例6同様に反応・処理して目的物を得る。
融点88〜90°C(エタノール−ジエチルエーテル)
1H−NMRスペクトル(DMSD−d6.8 ppm
) :2、8−4.3 (9H,m) 、 2.85 
(3H,S、 −NCH3) 、 3.75 (2H,
s。
−NCHgPb)、 3.87 (311,S、 −N
CH3) 、 7.1−7.7 (811,m)、 8
.15(IB、 d、 J=8Hz、 4−B) 、 
8.38 (III、 s、 −C=CB)夾施拠−1 6−(IH−インダシイル−3−オキシメチル)−1−
ベンジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−1,4−ジ
アゼピンの製造: 3−ヒドロキシ−IH−インダゾール1.98をN、N
−ジメチルホルムアミド20 mlに溶かし、水冷下、
80%水素化ナトリウム540Imgを少しずつ加え、
室温で1時間攪拌する。これに、1−ベンジル−6−ク
ロルメチル−4−メチルへキサヒト0−IH−1,4−
ジアゼピン3.2 gを加、t、50°Cで2時間攪拌
する。冷徹1反応液を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出
する。有機層を飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧で留去する。残渣
をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、アセトンで溶
出・精製し、実施例10の化合物より低極性の目的物8
20 mgを得る。このものを常法によりシュウ酸で処
理して目的物の3/2シユウ酸塩・l/2水和物530
mgを得る。
融点107〜110°C(エタノール−ジエチルエーテ
ル)’H−NMRスペクトル(ClICl3.δppm
) :2、44 (3H,S、 −NCH3) 、 2
.4−3.1 (911,m) 、 3.65 (2H
,q。
−NCtl−P h) 、 4.22 (2H,d、 
J=6Hz、 −0CH2) 、 7.0−7.45 
(8H。
1)、7.59(IH,d、J−8Hz、4−旦)、1
0.03(IH,br、−N旦)火ム桝−工友 6−(3−ヒドロキシインダシ−1−イル)−1−ベン
ジル−4−メチルへキサヒドロ−IH−1,4−ジアゼ
ピンの製造: 上記実施例9に記載のクロマトグラフィーにおいて実施
例9の化合物より高極性の目的物を360mgを得る。
このものを常法によりシュウ酸で処理して目的物の3/
2シユウ酸塩・5/4水和物180 mgを得る。
融点119〜120°C(エタノール−ジエチルエーテ
ル)’H−NMRスペクトル(cncx:i、 8 p
I)m) :2、46 (3L s、−NCR,)、 
2.58−3. [)5 (9L m)、 3. fl
i2 (2H,s。
−Nil:Il[2Ph) 、 3.84 (IH,d
d、 J=8.12Hz、−NCf12−)、 4.0
0 (III。
dd、 J’Ei、 12Hz、−11cN2)、 8
.90−7.41 (8L m) 7.73 (IL 
d。
J4Hz、44) 夫旌■−↓ユ 1−ベンジル−8−(4−フルオロベンゾイル)−4−
メチルへキサヒドロ−IH−1,4−ジアゼピンの製造
: 4−フルオロアセトフェノン4.2 g、 N−ベンジ
ル−N′−メチルエチレンジアミン5.0 g、95%
パラホルムアルデヒド1.9 gを酢酸60 m+1に
溶かし、150°Cで4時間加熱攪拌する。冷却後、溶
媒を減圧で留去し、残渣に水を加えクロロホルムで抽出
する。有機層を水酸化ナトリウム水溶液、水。
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥する
。溶媒を減圧で留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィーに付し、クロロホルム−メタノール(9:l)で
溶出・精製して油状の目的物を得る。このものを常法に
よりフマル酸で処理して目的物のフマル酸塩を得る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_1は低級アルキル基を意味し、R_2は非
    置換もしくは置換基を有するアリール(低級)アルキル
    基を意味し、 nは2又3を意味し、 Aは次の式[a]、[b]、[c]又は[d]で表され
    る基を意味し、 ▲数式、化学式、表等があります▼[a] ▲数式、化学式、表等があります▼[b] ▲数式、化学式、表等があります▼[c] ▲数式、化学式、表等があります▼[d] ここにおいて、Xは−CO−又は−CH_2−を意味し
    、 Yは−CO−、−CH(OH)−、 −OCH_2−又は−CH_2O−を意味し、Zは=N
    −又は=CH−を意味し、R_3は水素原子又は低級ア
    ルキル基を意味し、 R_4は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又は
    低級アルコキシ基を意味し、mは0又は1を意味する。 ] で表される環状ジアミン誘導体又はその酸付加塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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