JPH06135960A - インダゾール−3−カルボキサミド誘導体 - Google Patents

インダゾール−3−カルボキサミド誘導体

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JPH06135960A
JPH06135960A JP35764491A JP35764491A JPH06135960A JP H06135960 A JPH06135960 A JP H06135960A JP 35764491 A JP35764491 A JP 35764491A JP 35764491 A JP35764491 A JP 35764491A JP H06135960 A JPH06135960 A JP H06135960A
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JP
Japan
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group
compound
methyl
indazole
carboxamide
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Application number
JP35764491A
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English (en)
Inventor
Shirou Kato
志朗 賀登
Toshiya Morie
俊哉 森江
Naoyuki Yoshida
直之 吉田
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Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強力で選択的なセロトニン3(5−HT3
受容体拮抗作用を有する新規化合物を提供する。 【構成】 下記化1で表されるインダゾール−3−カル
ボキサミド誘導体又はその酸付加塩。 【化1】 (式中、R1 はメチル基又はエチル基を意味し、R2
水酸基,ハロゲン原子,,メトキシ基,エトキシ基,C
2 −C6 アルカノイルオキシ基,ヒドロキシメチル基,
1−ヒドロキシエチル基,2−ヒドロキシエチル基,ア
セチル基又はアミノ基を意味し、R3 は水素原子又はメ
チル基を意味し、R4 は水素原子,C1 −C6 アルキル
基又はC2 −C6 アルカノイル基を意味し、R5 は水素
原子,ハロゲン原子又は水酸基を意味する。) 【効果】 本発明の化合物は、強力で選択的なセロトニ
ン3(5−HT3 )受容体拮抗作用を有し、例えば種々
の悪心又は嘔吐の治療及び予防に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強いセロトニン3(5
−HT3 )受容体拮抗作用を有するインダゾール−3−
カルボキサミド誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2-256670号公報には、ある種のN
−(ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−6−イ
ル)−1H−インダゾール−3−カルボキサミド誘導体
が、強いセロトニン3(5−HT3 )受容体拮抗作用を
有すると開示されている。また、該公報で具体的に開示
されている(±)−N−〔1−メチル−4−(3−メチ
ルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン
−6−イル〕−1H−インダゾール−3−カルボキサミ
ドの2種の光学異性体のうち、左旋性の(−)−N−
〔1−メチル−4−(3−メチルベンジル)ヘキサヒド
ロ−1H−1,4−ジアゼピン−6−イル〕−1H−イ
ンダゾール−3−カルボキサミドがラセミ体に比べてよ
り強いセロトニン3(5−HT3 )受容体拮抗作用を有
することが報告されている〔日本薬学会医薬化学部会主
催:第1回医薬化学部会年会講演要旨集,54頁 (199
1) 〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、強力で
選択的なセロトニン3(5−HT3 )受容体拮抗作用を
有する新規化合物を見出す目的で鋭意検討した結果、こ
の目的に叶うインダゾール−3−カルボキサミド誘導体
を見出し、本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記化
2で表されるインダゾール−3−カルボキサミド誘導体
及びその酸付加塩が提供される。
【0005】
【化2】
【0006】(式中、R1 はメチル基又はエチル基を意
味し、R2 は水酸基,ハロゲン原子,メトキシ基,エト
キシ基,C2 −C6 アルカノイルオキシ基,ヒドロキシ
メチル基,1−ヒドロキシエチル基,2−ヒドロキシエ
チル基,アセチル基又はアミノ基を意味し、R3 は水素
原子又はメチル基を意味し、R4 は水素原子,C1 −C
6 アルキル基又はC2 −C6 アルカノイル基を意味し、
5 は水素原子,ハロゲン原子又は水酸基を意味す
る。)
【0007】化2で表される化合物の酸付加塩として
は、生理的に許容される塩類が好ましく、例えば塩酸
塩,臭化水素酸塩,ヨウ化水素酸塩,硫酸塩,リン酸塩
等の無機酸塩、及びシュウ酸塩,マレイン酸塩,フマル
酸塩,乳酸塩,リンゴ酸塩,クエン酸塩,酒石酸塩,安
息香酸塩,メタンスルホン酸塩等の有機酸塩が挙げられ
る。
【0008】化2で表される化合物は、少なくとも1個
の不斉炭素原子を有するので、数種の立体異性体が存在
し得る。これらの立体異性体、それらの混合物及びラセ
ミ体は本発明の化合物に包含される。また、化2の化合
物及びその酸付加塩は水和物又は溶媒和物として存在す
ることもあるので、これら水和物及び溶媒和物も本発明
に包含される。
【0009】本明細書における用語を以下に説明する。
【0010】「アルキル基」又は「アルカノイル基」も
しくは「アルカノイルオキシ基」におけるアルキル部分
は、直鎖状でも分枝鎖状でもよい。「アルキル基」の具
体例として、メチル,エチル,プロピル,イソプロピ
ル,ブチル,ペンチルが挙げられる。「アルカノイル
基」の具体例として、アセチル,プロピオニル,ブチリ
ル,イソブチリル,バレリル,ヘキサノイルが挙げられ
る。「アルカノイルオキシ基」の具体例として、アセト
キシ,プロピオニルオキシが挙げられる。「ハロゲン原
子」とは、フッ素,塩素,臭素又はヨウ素を意味する。
【0011】本発明の化合物のうちで好適なものとして
は、上記化2において、R1 がメチル基であり、R2
水酸基,ハロゲン原子,メトキシ基又はアセトキシ基で
あり、R3 及びR5 が共に水素原子であり、R4 が水素
原子,C1 −C3 アルキル基,アセチル基又はプロピオ
ニル基である化合物及びその酸付加塩が挙げられる。
【0012】更に好適な化合物としては、上記化2にお
いて、R1 がメチル基であり、R2が水酸基であり、R
3 、R4 及びR5 が共に水素原子である化合物及びその
酸付加塩が挙げられる。
【0013】特に好適な化合物としては、(±)−N−
〔1−メチル−4−(3−ヒドロキシメチルベンジル)
ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−6−イル〕
−1H−インダゾール−3−カルボキサミド,(R)−
N−〔1−メチル−4−(3−ヒドロキシメチルベンジ
ル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−6−イ
ル〕−1H−インダゾール−3−カルボキサミド及びそ
れらの酸付加塩が挙げられる。
【0014】本発明の化合物の具体例として、例えば下
記の化合物、その光学活性体及びそれらの酸付加塩が挙
げられる。
【0015】(1) (±)−N−〔1−メチル−4−
(2−ヒドロキシメチルベンジル)ヘキサヒドロ−1H
−1,4−ジアゼピン−6−イル〕−1H−インダゾー
ル−3−カルボキサミド、(2) (±)−N−〔1−
メチル−4−(4−ヒドロキシメチルベンジル)ヘキサ
ヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−6−イル〕−1H
−インダゾール−3−カルボキサミド、(3) (±)
−N−〔1−メチル−4−(3−クロロメチルベンジ
ル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−6−イ
ル〕−1H−インダゾール−3−カルボキサミド、
(4) (±)−N−〔1−メチル−4−(4−ブロモ
メチルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼ
ピン−6−イル〕−1H−インダゾール−3−カルボキ
サミド、(5) (±)−N−〔1−メチル−4−(3
−メトキシメチルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,
4−ジアゼピン−6−イル〕−1H−インダゾール−3
−カルボキサミド、(6) (±)−N−〔1−メチル
−4−(3−アセトキシメチルベンジル)ヘキサヒドロ
−1H−1,4−ジアゼピン−6−イル〕−1H−イン
ダゾール−3−カルボキサミド、(7) (±)−N−
〔1−メチル−4−(3−アセチルメチルベンジル)ヘ
キサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−6−イル〕−
1H−インダゾール−3−カルボキサミド、(8)
(±)−N−〔1−メチル−4−(2−アミノメチルベ
ンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−6
−イル〕−1H−インダゾール−3−カルボキサミド、
(9) (±)−N−〔1−メチル−4−(3−ヒドロ
キシメチルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジ
アゼピン−6−イル〕−1−エチルインダゾール−3−
カルボキサミド、(10) (±)−N−〔1−メチル−
4−(4−ヒドロキシメチルベンジル)ヘキサヒドロ−
1H−1,4−ジアゼピン−6−イル〕−1−アセチル
インダゾール−3−カルボキサミド、(11) (±)−
N−〔1−エチル−4−(3−ヒドロキシメチルベンジ
ル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−6−イ
ル〕−1H−インダゾール−3−カルボキサミド、(1
2) (±)−N−〔1−メチル−4−(3−ヒドロキ
シメチルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジア
ゼピン−6−イル〕−5−ヒドロキシ−1H−インダゾ
ール−3−カルボキサミド、(13) (±)−N−〔1
−メチル−4−(3−ヒドロキシメチルベンジル)ヘキ
サヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−6−イル〕−5
−フルオロ−1H−インダゾール−3−カルボキサミ
ド、及び(14) (±)−N−〔1−メチル−4−(3
−アセトキシメチルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−
1,4−ジアゼピン−6−イル〕−1−メチルインダゾ
ール−3−カルボキサミド。
【0016】本発明の化合物は、例えば以下の方法によ
り製造することができる。
【0017】方法(a) 化2で表される本発明の化合物は、下記化3
【0018】
【化3】
【0019】(式中、R4 及びR5 は前掲に同じものを
意味する。)で表される化合物又はその反応性誘導体
と、下記化4
【0020】
【化4】
【0021】(式中、R1,R2 及びR3 は前掲に同じ
ものを意味する。)で表される化合物とを反応させるこ
とにより製造することができる。
【0022】化3の化合物の反応性誘導体としては、例
えば低級アルキルエステル,活性エステル,酸無水物,
酸ハライド(特に酸クロリド),R4 が水素原子である
場合には二量体[例えばJ .Org. Chem.,23, 621 (195
8)参照]等を挙げることができる。活性エステルの具体
例としてはp−ニトロフェニルエステル,2,4,5−
トリクロロフェニルエステル,ペンタクロロフェニルエ
ステル,シアノメチルエステル,N−ヒドロキシコハク
酸イミドエステル,N−ヒドロキシフタルイミドエステ
ル,1−ヒドロキシベンズトリアゾールエステル,N−
ヒドロキシ−5−ノルボルネン 2,3−ジカルボキシ
イミドエステル,N−ヒドロキシピペリジンエステル,
8−ヒドロキシキノリンエステル,2−ヒドロキシフェ
ニルエステル,2−ヒドロキシ−4,5−ジクロロフェ
ニルエステル,2−ヒドロキシピリジンエステル,2−
ピリジルチオールエステル等が挙げられる。酸無水物と
しては、対称酸無水物又は混合酸無水物が用いられ、混
合酸無水物の具体例としてはクロル炭酸エチル,クロル
炭酸イソブチルのようなクロル炭酸アルキルエステルと
の混合酸無水物、クロル炭酸ベンジルのようなクロル炭
酸アラルキルエステルとの混合酸無水物,クロル炭酸フ
ェニルのようなクロル炭酸アリールエステルとの混合酸
無水物、イソ吉草酸,ピバリン酸のようなアルカン酸と
の混合酸無水物等が挙げられる。
【0023】化3の化合物自体を用いる場合には、N,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド,1−エチル−
3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩
酸塩,N,N′−カルボニルジイミダゾール,N,N′
−カルボニルジコハク酸イミド,1−エトキシカルボニ
ル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン,ジフェ
ニルフォスフォリルアジドのような縮合剤の存在下に反
応させることができる。
【0024】化3の化合物又はその反応性誘導体と化4
の化合物との反応は、溶媒中又は無溶媒下に行われる。
使用する溶媒は、原料化合物の種類等に従って適宜選択
されるべきであるが、例えばベンゼン,トルエン,キシ
レンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル,テ
トラヒドロフラン,ジオキサンのようなエーテル類、塩
化メチレン,クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素
類、エタノール,イソプロピルアルコールのようなアル
コール類、酢酸エチル、アセトン、アセトニトリル、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、エチレングリコール、水等が挙げられ、これらの溶
媒はそれぞれ単独で、あるいは2種以上混合して用いら
れる。本反応は必要に応じて塩基の存在下に行われ、塩
基の具体例としては、水酸化ナトリウム,水酸化カリウ
ムのような水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム,炭酸カリ
ウムのような炭酸アルカリ、重炭酸ナトリウム,重炭酸
カリウムのような重炭酸アルカリ、あるいはトリエチル
アミン,トリブチルアミン,ジイソプロピルエチルアミ
ン,N−メチルモルホリンのような有機塩基が挙げられ
るが、化4の化合物の過剰量で兼ねることもできる。反
応温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが、通
常-30 ℃ないし約200 ℃、好ましくは約-10 ℃ないし約
150 ℃である。なお、化3の化合物、その反応性誘導体
又は化4の化合物の構造中に反応に関与する基が存在す
るときは、これらの基は常法に従って保護しておき、反
応後に脱離させるのが望ましい。
【0025】化3で表される化合物は、J. Heterocycl.
Chem., 26, 531 (1989)又は特開平2-256670号公報に記
載の方法あるいはこれらに準じた方法で製造することが
できる。
【0026】また、化4で表される原料化合物のうちラ
セミ体は、特開平2-256670号公報に記載の6−アセチル
アミノ−1−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジア
ゼピン類と下記化5
【0027】
【化5】
【0028】(式中、Xはハロゲン原子を意味し、R2
は前掲に同じものを意味する。)で表される化合物とを
常法に従って反応させた後、加水分解することにより製
造することができる。このようにして得られたラセミ体
を後記参考例1の(1)及び(2)に記載の方法に準じ
て処理することにより、光学活性な化4の化合物を製造
することができる。化5の化合物は、Synth. Commun. 1
7 (2), 219 (1987)に記載の方法あるいはこれに準じた
方法により製造することができる。
【0029】方法(b)4 が水素原子以外の基である化2の化合物は、下記化
【0030】
【化6】
【0031】(式中、R1, R2,R3 及びR5 は前掲に
同じものを意味する。)で表される化合物と下記化7
【0032】
【化7】Y−R41
【0033】(式中、Yはアルコールの反応性エステル
残基を意味し、R41は水素原子以外の前掲R4 に同じも
のを意味する。)で表される化合物とを反応させること
により製造することができる。
【0034】化7においてYで表されるアルコールの反
応性エステル残基としては、例えば塩素,臭素,ヨウ素
のようなハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ,エタ
ンスルホニルオキシのような低級アルキルスルホニルオ
キシ基,ベンゼンスルホニルオキシ,p−トルエンスル
ホニルオキシのようなアリールスルホニルオキシ基が挙
げられる。また、R41がアルカノイル基の場合にはR41
に対応するカルボン酸の酸無水物を用いることもでき
る。
【0035】化6の化合物と化7の化合物との反応は、
通常、適当な溶媒中で行われ、溶媒の具体例としては、
ベンゼン,トルエン,キシレンのような芳香族炭化水素
類、アセトン,メチルエチルケトンのようなケトン類、
テトラヒドロフラン,ジオキサンのようなエーテル類、
エタノール,イソプロピルアルコールのようなアルコー
ル類、アセトニトリル、クロロホルム、酢酸エチル、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等が挙げられる。これらの溶媒はそれぞれ単独で、又は
2種以上を混合して用いられる。本反応は塩基の存在下
に行うのが好ましく、塩基の具体例としては、方法
(a)で述べた塩基の具体例をそのまま挙げることがで
きる。また、化7においてYが塩素又は臭素である化合
物を用いるときは、ヨウ化ナトリウム,ヨウ化カリウム
のようなアルカリ金属ヨウ化物を添加すると反応は円滑
に進行する。反応温度は用いる原料化合物の種類により
異なるが、通常約20℃ないし約200 ℃である。なお、化
6の化合物の構造中に反応に関与する基が存在するとき
は、これらの基は常法に従って保護しておき、反応後に
脱離させるのが望ましい。
【0036】方法(c) 化2においてR2 がC2 −C6 アルカノイルオキシ基以
外の基である化合物は、下記化8
【0037】
【化8】
【0038】(式中、R1,R3,R41及びR5 は前掲に
同じものを意味する。)で表される化合物と下記化9
【0039】
【化9】
【0040】(式中、R21はC2 −C6 アルカノイルオ
キシ基以外の前掲R2に同じものを意味し、Zはアルコ
ールの反応性エステル残基を意味する。)で表される化
合物とを反応させ、R41がC2 −C6 アルカノイル基で
ある生成物が得られた場合には、所望により常法に従っ
て加水分解することにより製造することができる。
【0041】化8の化合物と化9の化合物との反応は、
方法(b)と同様の条件下に行うことができる。なお、
化8及び化9の化合物の構造中に反応に関与する基が存
在するときは、これらの基は常法に従って保護してお
き、反応後に脱離させるのが望ましい。
【0042】化8で表される原料化合物は、特開平2-25
6670号公報又は後記参考例2に記載の方法あるいはこれ
らに準じた方法により製造することができる。
【0043】所望の立体配置を有する化2の化合物は、
例えば対応する立体配置を持つ原料化合物を用いて上記
製法(a),(b)又は(c)に従って製造することが
できる。
【0044】上記各製法により生成する化2の化合物
は、クロマトグラフィー,再結晶,再沈澱等の常法によ
り単離,精製される。
【0045】化2の化合物は、原料化合物の選定,反応
・処理条件等により、遊離塩基又は酸付加塩の形で得ら
れる。酸付加塩は、常法、例えば炭酸アルカリ,水酸化
アルカリのような塩基で処理することにより、遊離塩基
に変えることができる。一方、遊離塩基は、常法に従っ
て各種の酸と処理することにより酸付加塩に導くことが
できる。
【0046】以下に本発明の代表的化合物の薬理作用を
説明する。
【0047】試験例1−Von Bezold-Jarisch反射抑制作
用( セロトニン3受容体拮抗作用) − 本試験は、Fozardらの方法[Arch. Pharmacol., 326, 3
6 (1984) 参照]に準じて行った。SD系雄性ラット
(体重300-400 g )をウレタン(1.5 g/kg, 腹腔内)で
麻酔し、背位に固定した。心電図(第二誘導)を導出
し、心拍タコメーターを介して心拍数をインク書きオシ
ログラフ上に記録した。2−メチルセロトニン(5-HT3
ゴニスト) を10-30 μg/kg静脈内投与すると、一過性の
心拍数の減少、すなわちVon Bezold-Jarisch反射が起こ
る。2−メチルセロトニンの一定量を15分間隔で繰り返
し投与し、安定した反応が得られた後、試験化合物の0.
03, 0.1, 0.3又は1 μg/kgを2−メチルセロトニン投与
3分前に静脈内投与した。なお、使用動物数は1用量に
つき4〜5匹であり、数1に従って求めた抑制率からE
50値を算出した。
【0048】
【数1】
【0049】実施例1の化合物のED50値は0.12μg/kg
であり、一方、(−)−N−〔1−メチル−4−(3−
メチルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼ
ピン−6−イル〕−1H−インダゾール−3−カルボキ
サミド・2塩酸塩のED50値は0.25μg/kgであった。
【0050】上記試験結果から明らかなように、化2の
化合物及びその生理的に許容される酸付加塩は、強力な
セロトニン3(5−HT3 )受容体の拮抗作用を示し、
しかも毒性が弱いので、急・慢性胃炎,胃・十二指腸潰
瘍,胃神経症,胃下垂等の疾患における食欲不振,悪
心,嘔吐,腹部膨満感等の治療及び予防に、また食道・
胆道系疾患,尿路系障害,及び過敏性腸症候群もしくは
カルチノイド症候群等の下痢及び便秘の治療及び予防に
用いることがきる。更に、シスプラチンのような抗癌剤
投与時及び放射線照射時更に乗物酔い等の動揺病の悪心
又は嘔吐の治療及び予防に用いることができる。また、
群発性頭痛,片頭痛及び三叉神経痛の治療及び予防に使
用することができ、更には、不安,苦痛及び精神分裂病
あるいは躁病等の精神病障害,痴呆症,知覚障害,スト
レス関連性精神疾患,心臓疾患(例えば不整脈,狭心
症),肥満病,肺塞栓,鼻炎又はセロトニン誘発性鼻疾
患,不眠症の治療又は痛みの治療に対しても使用可能で
ある。耽溺性のある薬物(アルコール,モルヒネ,ニコ
チン,アンフェタミン等)の中毒に対する治療及び予防
にも使用できる。
【0051】その投与経路としては、経口投与,非経口
投与あるいは直腸内投与のいずれでもよい。投与量は、
化合物の種類,投与方法,患者の症状・年齢等により異
なるが、通常0.0001〜20 mg/kg/ 日、好ましくは0.001
〜5 mg/kg/日の範囲である。しかし、医者の判断により
この範囲を越えて用いることも可能である。
【0052】化2の化合物又は生理的に許容される酸付
加塩は上記の如き医薬用途に使用する場合、通常、製剤
用担体と混合して調製した製剤の形で投与される。製剤
用担体としては、製剤分野において常用され、かつ本発
明の化合物と反応しない物質が用いられる。具体的に
は、例えばクエン酸,グルタミン酸,グリシン,乳糖,
イノシトール,ブドウ糖,マンニット,デキストリン,
ソルビット,シクロデキストリン,デンプン,白糖,パ
ラオキシ安息香酸メチル,メタケイ酸アルミン酸マグネ
シウム,合成ケイ酸アルミニウム,結晶セルロース,カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム,ヒドロキシプロ
ピルデンプン,カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム,イオン交換樹脂,メチルセルロース,ゼラチン,ア
ラビアゴム,プルラン,ヒドロキシプロピルセルロー
ス,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース,ポリビニルピロリドン,
ポリビニルアルコール,軽質無水ケイ酸,ステアリン酸
マグネシウム,タルク,トラガント,ベントナイト,ビ
ーガム,カルボキシビニルポリマー,酸化チタン,ソル
ビタン脂肪酸エステル,ラウリル硫酸ナトリウム,グリ
セリン,脂肪酸グリセリンエステル,精製ラノリン,グ
リセロゼラチン,ポリソルベート,マクロゴール,植物
油,ロウ,プロピレングリコール,エタノール,ベンジ
ルアルコール,塩化ナトリウム,水酸化ナトリウム,塩
酸,水等が挙げられる。
【0053】剤型としては、錠剤,カプセル剤,顆粒
剤,散剤,シロップ剤,懸濁剤,注射剤,坐剤等が挙げ
られる。これらの製剤は常法に従って調製される。なお
液体製剤にあっては、用時、水又は他の適当な媒体に溶
解又は懸濁する形であってもよい。また錠剤,顆粒剤は
周知の方法でコーティングしてもよい。これらの製剤は
また、治療上価値ある他の成分を含有していてもよい。
【0054】
【実施例】以下に参考例及び実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。化合物の同定は元素分析,マス
・スペクトル,UVスペクトル,IRスペクトル,NM
Rスペクトル等により行った。
【0055】また、以下の参考例及び実施例において、
記載の簡略化のために次の略号を使用する。
【0056】J :結合定数、 s :一重線、 d :二重線、 dd :二重の二重線、 m :多重線、 br :ブロード。
【0057】参考例1
【0058】
【化10】
【0059】(−)−N−〔1−メチル−4−(3−メ
チルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピ
ン−6−イル〕−1H−インダゾール−3−カルボキサ
ミドの製造:─── (1) (S)−(−)−α−メトキシ−α−トリフル
オロメチルフェニル酢酸10 gを塩化チオニル100 mlに加
え、6時間加熱還流した。反応液を減圧で濃縮し、残渣
に塩化メチレン200 mlとピリジン13.6 ml を加え、氷冷
下で6−アミノ−1−メチル−4−(3−メチルベンジ
ル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン11 gを滴
下し、室温で2時間攪拌した。反応液を水、1N塩酸の
順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧で溶
媒を留去した。得られた2種のジアステレオマーの混合
物をシリカゲルを用いた中圧カラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチルで溶出して、先に溶出する(低極
性)オイル状の(+)−N−〔1−メチル−4−(3−
メチルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼ
ピン−6−イル〕−α−メトキシ−α−トリフルオロメ
チルフェニルアセトアミドを3.5 g を得た。
【0060】25 〔α〕D +19.0° (c=0.94, メタノール). マス・スペクトル m/z: 449 (M+).1 H-NMRスペクトル(CDCl3,δppm): 2.32 (3H, s, -C
H2C6H4CH3 ), 2.37(3H ,s , -NCH3 ), 2.4-3.0 (8H, m),
3.45 (3H, s, -OCH3 ), 3.42 (1H, d,J=12Hz, -CH 2C6H4C
H3), 3.55 (1H, d, J=12Hz, -CH 2C6H4CH3), 4.12 (1H,
m, -CONHCH-), 7.0-7.2 (4H, m, -CH2C 6H4 CH3), 7.3-7.
5 (5H, m,-CH2C 6H5 ), 7.84 (1H, d, J=7Hz, -CONH-).19 F-NMRスペクトル(CDCl3,δppm): -70.02.
【0061】(2) 上記生成物3.0 g を濃塩酸250 ml
に加え、72時間加熱還流したのち溶媒を減圧で留去し
た。残渣に10%水酸化ナトリウム水溶液を加え、ジクロ
ルメタンで抽出、乾燥後、溶媒を減圧で留去してオイル
状の(+)−6−アミノ−1−メチル−4−(3−メチ
ルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン
を得た。
【0062】(3) 1H−インダゾ−ル−3−カルボ
ン酸1.2 g のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(20m
l) にN,N′−カルボニルジイミダゾール1.2 g を加
え、室温で2時間攪拌した。反応液に上記生成物を加
え、8時間攪拌した。反応液を水、10%水酸化ナトリウ
ム水溶液の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、溶媒を減圧で留去した。得られた結晶化した固体
をアセトンから再結晶して、目的物1.2 g を得た。 融
点 163 〜164 ℃. なお、本化合物の立体配置はL−セリンから出発して得
た標品との比較からR配置であることが明らかとなっ
た。
【0063】25 〔α〕D −60.9° (c=1.13, メタノール). マス・スペクトル m/z: 377 (M+).1 H-NMRスペクトル(CDCl3,δppm): 2.30 (3H, s, -C
H2C6H4CH3 ), 2.60(3H,s ,-NCH3 ), 2.5-2.8 (8H, m), 3.
63 (2H, s, -CH2 C6H4CH3), 4.55 (1H,m, -CONHCH-), 6.
95-7.50 (7H, m), 8.42 (1H, d, J=9Hz, 4-H), 8.90(1
H, m, -CONH-), 13.8 (1H, br, 1-H).
【0064】上記の生成物1.0 g を常法により30%塩酸
−エタノール混合溶液で処理して目的物の2塩酸塩1.0
g を得た。 融点 248 〜249 ℃.
【0065】参考例 2 (R)−N−(1−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4
−ジアゼピン−6−イル)−1−アセチルインダゾール
−3−カルボキサミドの製造:─── (1) 参考例1に記載の方法で得た(R)−(−)−
N−〔1−メチル−4−(3−メチルベンジル)ヘキサ
ヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−6−イル〕−1H
−インダゾール−3−カルボキサミド3.0 g をクロロホ
ルム30 ml に溶かした後、無水酢酸0.9 g を加え、室温
で5時間攪拌した。反応液を水洗、乾燥後溶媒を減圧で
留去して、(R)−N−〔1−メチル−4−(3−メチ
ルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン
−6−イル〕−1−アセチルインダゾール−3−カルボ
キサミド2.1 g を得た。
【0066】1H-NMRスペクトル(CDCl3,δppm): 2.2
4 (3H, s, -NCH3 ), 2.45 (3H ,s ,-CH2C6H4CH3 ), 2.88
(3H, s, -COCH3 ), 3.62, 3.72 ( 各 1H,各 d, J=13Hz,-
CH2 C6H4CH3), 4.39 (1H, m, -CONHCH-), 6.95-7.25 (4
H, m), 7.43 (1H,dd, J=8Hz, J=7Hz), 7.59 (1H, dd, J
=9Hz, J=7Hz), 8.19 (1H, m,-CONH-), 8.39 (1H, dd, J
=8Hz, J=1Hz), 8.45 (1H, dd, J=9Hz, J=1Hz).
【0067】(2) 上記生成物をエタノール20 ml と
酢酸2 mlの混液に溶かし、10%パラジウム炭素を触媒と
して接触水素添加した。反応終了後、触媒を濾去し、濾
液を減圧で濃縮して目的物 1.5 gを得た。
【0068】実施例 1 (R)−N−〔1−メチル−4−(3−ヒドロキシメチ
ルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン
−6−イル〕−1H−インダゾール−3−カルボキサミ
ドの製造:── (R)−N−(1−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4
−ジアゼピン−6−イル)−1−アセチルインダゾール
−3−カルボキサミド1.5 g に炭酸カリウム12g, 3−
ヒドロキシメチルベンジルブロミド2.0 g とメチルエチ
ルケトン50 mlを加え12時間加熱還流した。冷後、反応
液に水50 ml を加え室温で1時間攪拌した。反応液をク
ロロホルムで抽出し、有機層を乾燥した後溶媒を減圧で
留去し、残渣をジエチルエーテルから再結晶して目的物
120 mgを得た。 融点 148〜149℃.1 H-NMRスペクトル(CDCl3,δppm): 2.50 (3H, s, -N
CH3 ), 2.6-3.2 (8H,m), 3.62 (2H, s, -CH2 C6H4CH2OH),
4.44 (1H, m, -CONHCH-), 4.63 (2H,s, -CH2C6H4CH2 O
H), 7.1-7.6 (7H, m), 8.38 (1H, d, J=9Hz, 4-H), 8.7
0(1H, d, J=10Hz, -CONH-), 13.43 (1H, m, 1-H).
【0069】実施例 2 (±)−N−〔1−メチル−4−(3−ヒドロキシメチ
ルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン
−6−イル〕−1H−インダゾール−3−カルボキサミ
ドの製造:── 1H−インダゾール−3−カルボン酸、及び特開平2-25
6670号公報に記載の方法(実施例125,127及び1
30参照)に準じて製造した6−アセチルアミノ−1−
メチル−4−(3−ヒドロキシメチルベンジル)ヘキサ
ヒドロ−1H−1,4−ジアゼピンを用い、上記公報の
実施例1と同様に反応・処理して目的物を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/55 AAN ABN ACJ ACL ACP AEN 9360−4C (C07D 403/12 231:00 243:00)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1で表されるインダゾール−3−
    カルボキサミド誘導体又はその酸付加塩。 【化1】 (式中、R1 はメチル基又はエチル基を意味し、R2
    水酸基,ハロゲン原子,メトキシ基,エトキシ基,C2
    −C6 アルカノイルオキシ基,ヒドロキシメチル基,1
    −ヒドロキシエチル基,2−ヒドロキシエチル基,アセ
    チル基又はアミノ基を意味し、R3 は水素原子又はメチ
    ル基を意味し、R4 は水素原子,C1 −C6 アルキル基
    又はC2 −C6 アルカノイル基を意味し、R5 は水素原
    子,ハロゲン原子又は水酸基を意味する。)
  2. 【請求項2】 R1 がメチル基であり、R2 が水酸基,
    ハロゲン原子,メトキシ基又はアセトキシ基であり、R
    3 及びR5 が共に水素原子であり、R4 が水素原子,C
    1 −C3 アルキル基,アセチル基又はプロピオニル基で
    ある請求項1記載のインダゾール−3−カルボキサミド
    誘導体又はその酸付加塩。
  3. 【請求項3】 R2 が水酸基であり、R4 が水素原子で
    ある請求項2記載のインダゾール−3−カルボキサミド
    誘導体又はその酸付加塩。
  4. 【請求項4】 (±)−N−〔1−メチル−4−(3−
    ヒドロキシメチルベンジル)ヘキサヒドロ−1H−1,
    4−ジアゼピン−6−イル〕−1H−インダゾール−3
    −カルボキサミドもしくは(R)−N−〔1−メチル−
    4−(3−ヒドロキシメチルベンジル)ヘキサヒドロ−
    1H−1,4−ジアゼピン−6−イル〕−1H−インダ
    ゾール−3−カルボキサミド又はそれらの酸付加塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10759804B2 (en) 2015-06-29 2020-09-01 Imperial College Innovations Limited Compounds and their use as inhibitors of N-myristoyl transferase

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US11466011B2 (en) 2015-06-29 2022-10-11 Imperial College Innovations Limited Compounds and their use as inhibitors of N-myristoyl transferase

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