JPH03222885A

JPH03222885A - ロータリ圧縮機

Info

Publication number: JPH03222885A
Application number: JP1567790A
Authority: JP
Inventors: Norimasa Nishiura; 西浦　典正
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1990-01-25
Filing date: 1990-01-25
Publication date: 1991-10-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はロータリ圧縮機に関する。

（従来の技術）（従来の技術）従来のロータリ圧縮機の１例が第４図及び第５図に示さ
れている。

密閉ケーシング１の内部にはモータ２と、このモータ２
によって駆動されるロータリ圧縮機構３が収容されてい
る。

モータ２のステータ２ａはケーシング１に固定され、ロ
ータ２ｂはクランクシャフト４の上部に固定されている
。

ロータリ圧縮機構３はクランクシャフト４と、このクラ
ンクビン５に嵌合されたローリングピストン６と、ケー
シング１に固定されたシリンダブロック７と、このシリ
ンダブロック７の上端開口を閉塞する上部軸受８と、シ
リンダブロック７の下端開口を閉塞する下部軸受９と、
シリンダブロック７に穿設されたスロット２４内に出没
自在に嵌挿されたブレード１０と、このブレード１０の
背後に配設されてこれを押進する押えばね１１等からな
る。

シリンダブロック７と上部軸受８と下部軸受９とによっ
て限界されたシリンダ室１２内にローリングピストン６
を収容し、このローリングピストン６の外周面にブレー
ド１０の先端を当接せしめることによってこのブレード
１００片側に吸入室１３が、他側に圧縮室１４が限界さ
れている。

クランクシャフト４は上部軸受８及び下部軸受９によっ
てそれぞれ軸承されている。

クランクシャフト４がモータ２によって回転駆動される
と、ローリングピストン６はシリンダ室１２内で矢印方
向に偏心回転運動し、これに伴って吸入室１３内に吸入
管２０からガスが吸入され、圧縮室１４内のガスが圧縮
される。

圧縮されたガスは上部軸受８に穿設された吐出ポート２
２を通り、図示しない吐出弁を押し上げて上部軸受８と
この上面を被覆するカバー２６によって限界された吐出
マフラ室２７内に入ってその脈動成分が除去される。次
いで、カバー２６に穿設された図示しない穴を経て七〜
り２の下方に限界された第１の膨張室２日に入って膨張
することによりその脈動成分が更に除去される。次いで
、ステータ２ａとロータ２ｂとの間のエアギャップ及び
ステータ２ａとケーシング１との間に形成されたガス通
路２９を経てモータ２の上方に限界された第２の膨張室
】５内に入って膨張することによりその脈動成分が更に
除去され、しかる後、吐出管１６を経て外部に吐出され
る。

ケーシング１内底部には潤滑油１７が貯溜され、この潤
滑油１７はクランクシャフト４内に組み込まれた油ポン
プ１８によって吸引され、クランクシャフト４に穿設さ
れた給油通路１９を経てクランクシャフト４と上部軸受
８及び下部軸受９との摺動面、クランクビン５とローリ
ングピストン６との摺動面、ローリングピストン６とシ
リンダ７との摺動面等に給油される。

（発明が解決しようとする課題）７゛レーレ′ 上記従来のロータリ圧縮機においては、４かν１０とス
ロット２４の下部は潤滑油１７中に浸漬されるようにな
っているが、潤滑油１７の油面が低下するブ°レート′ と、ぺ＋り１０とスロット２４との摺動面には潤滑油が
給油されなくなるため、潤滑不良及びこれに基く焼付き
事故が発生するおそれがあった。

（課題を解決するための手段）本発明は上記課題を解決するために発明されたものであ
って、その要旨とするところは、シリンダブロックに穿
設されたスロット内にシリンダ室を吸入室と圧縮室とに
仕切るブレードを摺動自在に嵌挿してなるロータリ圧縮
機において、上記スロットの吸入室側面及び上記ブレー
ドの圧縮室側面にそれぞれブレードの摺動方向と交叉す
る方向に伸びる油溜り溝を設けたことを特徴とするロー
タリ圧縮機にある。

（作用）本発明においては、上記構成を具えているため、油溜り
溝内に溜まった油はブレードの出没に伴ってブレードの
両側面とスロットの両側面の全面に亘って供給される。

（実施例）本発明の１実施例が第１図ないし第３Ｍに示されている
。

シリンダブロック７に穿設されたスロット３０内にはシ
リンダ室１２を吸入室１３と圧縮室１４とに仕切るブレ
ード３１が摺動自在に嵌挿され、このスロット３０の吸
入室１３例の側面３０ａにはブレード３１と常時摺接す
る範囲の全面に亘ってブレード３１の摺動方向と交叉す
る方向、即ち、上下に伸びる複数（図には５ケ）の油溜
り溝３２が設けられている。

また、ブレード３１の圧縮室１４例の側面３１ｂにはス
ロソ）３０から進出しない範囲の全面に亘ってブレビ３
１の摺動方向と交叉する方向、即ち、上下に伸びる複数
（図には５ケ）の油溜り１！３３が設けられている。

他の構成は第４図及び第５図に示す従来のものと同様で
あり、対応する部材には同じ符号が付されている。

しかして、ブレード３１がスロット３０からシリンダ室
１２へ進出したとき、ブレード３１の圧縮室１４側の側
面３１ｂには圧縮室１４内の高圧が作用し、吸入室１３
例の側面３１ａには吸入室１３内の低圧が作用するので
、ブレード３１は、第１図に示すように、その先端が吸
入室１３側に向かうようにスロット３０内で若干傾斜す
る。

そして、ローリングピストン６の偏心回転運動に伴って
ブレード３１は傾斜した状態で後退するが、油溜り溝３
２はスロット３０の吸入室１３例の側面３０ａに形成さ
れ、また、油溜り溝３３はブレード３１の圧縮室１４例
の側面３１ｂに形成されているので、プレド３１の後退
時スロット３０の吸入室１３側入口のエツジやブレード
３１の後端圧縮室側エツジがこれら油溜り３２や３３に
引っ掛かることなく、また、油溜り３２や３３内に溜ま
っている油がこれらエツジによって掻き出されることも
ない。

油溜り溝３２及び３３はブレード３１の摺動方向と交叉
する方向に伸びているため、ブレード３１の出没に伴っ
て油溜りａ３２及び３３内の油はブレード３１の両側面
３１ａ及び３１ｂ及びスロット３０の両側面３０ａ及び
３０ｂの全面に万遍なく行き渡ってこれら摺動面を潤滑
するとともに油溜り溝３２及び３３内に溜まっている油
がブレード３１の後端面に作用する高圧ガスに付勢され
てシリンダ室１２内に流入することはなく、従って、油
は油溜りａ３２及び３２内に確実に保持される。

以上、本発明を堅置形ロータリ圧縮機に適用した場合に
ついて説明したが、本発明は横置形ロータリ圧縮機に適
用しうろことは勿論である。

また、油溜り溝３２及び３３への油の供給はスロット３
０及びブレード３１の下部を潤滑油中に浸漬したり、強
制給油に依って給油することもできる。

（発明の効果）本発明においては、スロットの吸入室側面及びブレード
の圧縮室側面にそれぞれブレードの摺動方向と交叉する
方向に伸びる油溜り溝を設けたため、油溜り溝内に溜ま
った油はブレードの出没に伴ってブレードの両側面とス
ロットの両側面の全面に亘って円滑に供給される。そし
て、ブレードの出没時、これら油溜り溝にブレード又は
スロットのエツジが引っ掛ることがな（、また、これら
エツジによって油溜り溝内の油が掻き取られることもな
い。

この結果、ブレードとスロットとの摺動面における保油
性が向上し、潤滑性能及びシール性能を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図には本発明の１実施例が示され、第
１図は第３図のＩ−１矢に沿う部分的拡大平面図、第２
図はブレードの斜視図、第３図は第１図の［１−ＩＩＩ
矢に沿う縦断面図である。第４図及び第５図は従来のロ
ータリ圧縮機の１例を示し、第４図は縦断面図、第５図
は第４図のＶ−Ｖ線に沿う横断面図である。シリンタフロック　７、スロット−３０、ブレード３１
、シリンダ室−１２、吸入室−１３、圧縮室　１４、第
１図

Claims

【特許請求の範囲】

シリンダブロックに穿設されたスロット内にシリンダ室
を吸入室と圧縮室とに仕切るブレードを摺動自在に嵌挿
してなるロータリ圧縮機において、上記スロットの吸入
室側面及び上記ブレードの圧縮室側面にそれぞれブレー
ドの摺動方向と交叉する方向に伸びる油溜り溝を設けた
ことを特徴とするロータリ圧縮機。