JPH0322276A - デイスクカートリツジ用シヤツタ、シヤツタの製造装置ならびにシヤツタの製造方法 - Google Patents

デイスクカートリツジ用シヤツタ、シヤツタの製造装置ならびにシヤツタの製造方法

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JPH0322276A
JPH0322276A JP18477389A JP18477389A JPH0322276A JP H0322276 A JPH0322276 A JP H0322276A JP 18477389 A JP18477389 A JP 18477389A JP 18477389 A JP18477389 A JP 18477389A JP H0322276 A JPH0322276 A JP H0322276A
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Minoru Fujita
稔 藤田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、情報を記録するディスクをカートリッジケー
ス内に回転可能に収納した、例えば磁気ディスクカート
リッジや光ディスクカートリッジなどのディスクカート
リッジに係り,特に、カートリッジケースのヘッド挿入
用の開口部を開閉する合成樹脂製のディスクカートリッ
ジ用シャッタ、シャッタの製造装置およびシャッタの製
造方法に関するものである. [従来の技術I] この種のディスクカートリッジは,例えば第22図の分
解斜視図に示すようなタイプのものが知られている. 同図は磁気ディスクカートリッジを示しており、合成樹
脂製の上ケースla、下ケースlbを接合して構威した
カートリッジケース1内に、可撓性を有する磁気ディス
ク2が回転可能に収納されている。磁気ディスク2は中
央にハブ3を有し、このハブ3はカートリッジケース1
の中央に設けた孔4より露呈しており、ドライブ装置に
よりこのハブ3を介して磁気ディスク2が所定の速度で
回転馳動される。
前記カートリッジケース1の上下面の所定位置には、磁
気ヘッドが挿入される長方形の開口部5が形成されてい
る。この開口部5の周辺は長方形をした微かな凹部6と
なっており、この凹部6内には断面形状がコ字型のシャ
ッタ7が摺動可能に装着されている。 前記シャッタ7
は相対向する2枚の平面板部9a.9bと、両平面板部
9a,9bの一方の端縁どうしを連結する端面板部10
とからなり、前記開口部5と略同じ大きさ、形状を有す
る長方形の窓8を有し、内蔵されたバネ部材(図示せず
)により開口部5を閉じる方向に弾性付勢されている。
そしてシャッタ7をそのバネ部材の弾性力に抗して移動
させ、凹部6の段差部によってシャッタ移動範囲が規制
され、開口部5と窓8が一致した状態で開口部5が開放
されることになり、磁気ヘッドの挿入が可能となる。
ところで前記シャッタ7は金属または合成樹脂にて形成
されている。金属製のものでは、シャッタ7の摺動時に
シャッタフの各エッジ部によって凹部6の摺動面が削ら
れるため,合成樹脂の削り粉が発生してそれが磁気ディ
スク2に付着し、そのために記録・再生時のエラーを引
き起こし易い。
これを防止するため、カートリッジケース1とシャッタ
7との間のクリアランスを大きくとると、シャッタフの
周囲からごみが進入し易くなり、ごみが磁気ディスク2
に付着することにより、やはり記録・再生時のエラーの
原因となる。
一方、合1&樹脂製のシャッタ7を用いると、金属製の
ものと違って凹部6面の削れの問題が生じない。そのた
め,シャッタ7をカートリッジケース1(凹部6)の表
面に弾接、密着することができ、シャッタフの周囲から
ごみの侵入を効果的に防止することができる。
従来、上記シャッタは第23図及び第24図に示す製造
装置によって成形されていた。同図において,11は固
定金型、12は左右一対のサイドスライド金型、13は
サイドスライド金型12間に配されたコア、14は左右
一対のスライドロック、15はシャッタ成形用空間、1
6はコア13の中央に上下動可能に設けられたイジェク
トピン、Xは型締め方向である。
第23図において、シャッタフの成形時に固定金型11
に対して適正なシャッタ成形用空間15が形成されるよ
うに、固定金型11.サイドスライド金型12、コア1
3が配され、スライドロツク14のテーパ14aとサイ
ドスライド金型12のテーパ受け12aによって、各金
型に対して適宜の型締め力が加わるようになっている。
そして型締め方向X八力が加わった状態にて保持され、
図示しない射出装置によってシャッタフの素材である溶
融状態の合成樹脂がシャッタ成形用空間15に充填され
、冷却完了後にサイドスライド金型12を外す。コア1
3に付着している成形されたシャッタ7は,イジェクト
ピン16をコア13外方へ突出させることによってコア
13から外される. [発明が解決しようとする課題■] 上記従来装置においては、型締め時の左右のスライドロ
ツク14に加わる力が不均一であったり,またテーパ1
4aあるいはテーパ受け12aのばらつきによって、サ
イドスライド金型12のコア13に対す左右の圧接力が
異なることがある。このように圧接力が異なると、コア
13の厚さが薄いため(約2.8m)コア13が傾斜し
てしまい、その結果成形されるシャッタフの平面板部9
a,9bの厚さが異なるという戒形不良の原因となる。
また圧接力の弱いサイドスライド金型12とコア13と
の接触部分に溶融樹脂が入り込んで、成形品におけるパ
リ発生の原因となっていた。
さらに、前記コア13の中央にイジェクトピン16を配
するためには細孔を直線状にコア13に形成しなくては
ならないが、コア13の寸法は、例えば,その厚さが約
2.8mであり、長さは約35閣であって、これに細孔
(例えば、直径=1.5nn)に穿設することは加工上
難しいことであった。
また前記イジェクトピン16の先端にて成形されたシャ
ッタフの端面板部10部分の内壁を押圧して,コア13
からシャッタ7を外すことになるが、このためイジェク
ト時に端面板部10の一部を外部に突出させてしまった
り,イジェクトピン16によるパリが内部に突出すると
いう成形不良を生じることがあり,これらの突起の存在
にてカートリッジケース1とシャッタ7との摺動性を悪
くしていた。
このため成形品(シャッタ7〉の冷却時間を充分に取っ
て硬化後にイジェクトすれば良いが、このようにすると
成形のための総時間(成形サイクル)が長くなってしま
うという問題がある。
本発明の第1の目的は、成形不良を生じさせることなく
、かつ成形効率が良いディスク力−1・リツジ用シャッ
タ及びシャッタの製造装置を提供することにある。
[発明が解決しようとする課題■] 前記[従来の技術]■の項で述べたように,シャッタ7
はカートリッジケース1の凹部6の段差部によって移動
範囲の規制を受けるが,第25図に示すシャッタの側面
図のように、平面板部9a,9bが互いに外方向へ傾斜
した状態に成形されると、端面板部10に対向する開口
端Aが開いてしまい,前記凹部6の段差部を乗り越えて
規制作用が働かず、開口部5と窓8との位置ずれを生じ
て磁気ヘッドが適正に挿入されなくなるという問題が生
じる. また平面板部9a,9bが成形時に平行であっても、繰
り返しの使用により経時変化を生じて第25図のように
開口端Aが開いてしまい同様の問題が生じる.また開口
端Aが開くと、ドライブ装置への挿入時にひっかかると
いう問題も生じる。
さらに、第26図に示すシャッタの側面図のように、平
面板部9a,9bが互いに内外方へ傾斜した状態で成形
されると、開口端Aが極端に狭くなり、カートリッジケ
ース1の凹部6との摺動抵抗が大となり、作動上好まし
くないという問題がある. 本発明の第2の目的は、シャッタの開口端が多少接触し
ているか、あるいは近接している状態に確実に成形でき
るディスクカートリッジ用シャッタの製造装置を提供す
ることにある。
[従来の技術■] 従来のディスクカートリッジのシャッタは、例えば、板
厚0.2m程度のステンレス鋼板をコ字状に折り曲げ成
形して用いられていた。しかしステンレス鋼板では、寸
法精度が出難いこと、カートリッジケースが削れ易いこ
と、落下衝撃によりシャッタが外れ易いことなどの欠点
があり、シャッタを合成樹脂で一体成形する検討が行わ
れた。
射出成形に用いる金型の構造は、例えば第27図に示さ
れるように,固定金型11を上にして見たときに、縦長
にキャビテイが配置され、コア13を左右からサイドス
ライド金型12.12で支持し、その上に固定金型11
が位置するよう構或されていた。
この金型構造では、コア13を支持する力は型締め力と
直角方向の力であり、型締めをした状態で例えばロッキ
ングブロックやアンギュラピン等を介して伝えられた力
なので樹脂圧に耐えるのが難しい。成形時にコア13の
左右で樹脂の充填に少しでも差を生じると、樹脂を先に
充填した側の樹脂圧でコアが押され厚内となり、反対側
の面板部の樹脂流路はさらに狭くなるという悪影響が生
ずる。
[発明が解決しようとする課題■] この発明は、上記従来技術が有していたシャッタの生産
性の悪さ、肉厚の寸法ばらつき,戒形不良といった不具
合を解決し、生産性が良く品質の安定したディスクカー
トリッジ用シャッタの製造装置及び製造方法を提供する
ことを第3の目的とする。
[従来の技術■] 第28図は、前述した従来の合成樹脂製シャッタ7を用
いた磁気ディスクカートリッジの一部拡大平面図である
。同図に示すように,カートリッジケース1の前面側に
はシャッタ7を開くための四部17が形成されている。
記録再生装置側に設けてあるシャッタ開きピン18の先
端部をこの凹部17に挿入し、閉位置にあるシャッタ7
の側端部にピン18の先端部を当接してシャッタ7を押
し開けるようになっている。
一方、従来シャッタ7を射出成形する際、それのゲート
位置は端面板部10の窓8が形成される側の端部にあり
、従ってその側端部に相当するゲート跡19が形成され
る。
[発明が解決しようとする課題■] 前に述べたようにシャッタフの前記側端部にシャッタ開
きピンl8の先端部を当接し、シャッタフに付設されて
いるバネ(図示せず)の弾性に抗してシャッタ7を矢印
Y方向に押し開ける仕組になっている。
ところがシャッタフの前記側端部には、前記凹部17に
向けて先細り状に尖ったゲート跡19が突出しているた
め、シャッタ7とシャッタ開きピン18とが確実に係合
されず、シャッタ開きピン18が前記側端部に乗り上げ
るなど、動作信頼性に問題があった。
本発明の第4の目的は、このような従来技術の欠点を解
消し、動作信頼性の高いディスクカートリッジ用シャッ
タを提供するにある。
[課題を解決するための手段I] 上記第1の目的は、ディスクを回転可能に収納するカー
トリッジケースのヘッド挿入用開口部を開閉する合成樹
脂製で、かつ相対向する平面板部と両平面板部の一方の
端縁どうしを連結する端面板部とを有する断面形状が略
コ字型のディスクカートリッジ用シャッタにおいて、 一方の平面板部の外面でかつ前記端面板部との平面板部
との連結部と少なくとも対向する部分を有する位置に、
シャッタ成形時のイジェクト手段によるイジェクト跡を
形戊することにより達成される。
さら、に上記第1の目的は、ディスクを回転可能に収納
するカートリッジケースのヘッド挿入用開口部を開閉す
る合成樹脂製で、かつ相対向する平面板部と両平面板部
の一方の端縁どうしを連結する端面板部とからなる断面
形状が略コ字型のシャッタを射出成形する製造装置にお
いて,前記一方の平面板部の外面に対応する部分に固定
金型あるいは可動金型のいずれか一方の金型を配置し,
また他方の平面板部の外面に対応する部分に可動金型あ
るいは固定金型のいずれか他方の金型を配置し、さらに
端面板部の外面に対応する部分に固定金型あるいは可動
金型あるいは固定金型と可動金型を配置して、これら固
定金型と可動金型との間に前記両平面板部および端面板
部の内面を形成するためのスライドコアをスライド可能
に配置せしめ,一方の平面板部の外面でかつ端面板部の
平面板部との連結部と少なくとも対向する部分を有する
位置にイジェクト手段を設けることにより達成される. [作用I] イジェクト手段がスライドコア内になく、またイジェク
ト手段はシャッタの最も肉厚の厚い端面板部の連結部と
対向する位置に当接するので、冷却時間が短くとも成形
時のシャッタの変形が生じ難い。また固定金型、スライ
ドコア、可動金型が順次型締め位置に配置され,型締め
力によってスライドコアを直接支持するために、型締め
付け時のスライドコアのかたよりが生じることなく、シ
ャッタの各部の板厚が均一に成形され、従ってパリなど
の発生もなくなる。
[課題を解決するための手段■] 上記第2の目的は,ディスクを回転可能に収納するカー
トリッジケースのヘッド挿入用開口部を開閉する合戊樹
脂製で、かつ相対向する平面板部と両平面板部の一方の
端縁とうしを連結する端面板部とからなる断面形状が略
コ字型のシャッタを射出成形する製造装置において、 前記一方の平面板部の外面に対応する部分に固定金型あ
るいは可動金型のいずれか一方の金型を配置し、また他
方の平面板部の外面に対応する部分に可動金型あるいは
固定金型のいずれか他方の金型を配置し、さらに端面板
部の外面に対応する部分に固定金型あるいは可動金型あ
るいは固定金型と可動金型を配置して,これら固定金型
と可動金型との間に前記両平面板部および端面板部の内
面を形成するためのスライドコアをスライド可能に配置
せしめ、そのスライドコアの抜き勾配を両面で21〜8
6の範囲に規制することにより達成される. [作用■] スライドコアの抜き勾配が両面で2°〜8°に設定する
と、一般的にコ字型成形品は、冷却速度差により平面板
部が互に端面板部に対向する開口端が多少接触している
か、あるいは近接している状態に成形される。
[課題を解決するための手段III] 上記第3の目的は,ディスクを回転可能に収納するカー
トリッジケースのヘッド挿入用開口部を開閉する合戊樹
脂製で,かつ相対向する平面板部と両平面板部の一方の
端縁とうしを連結する端面板部とからなる断面形状が略
コ字型のシャッタを射出成形する製造装置において、 前記一方の平面板部の外面に対応する部分に固定金型あ
るいは可動金型のいずれか一方の金型を配置し,また他
方の平面板部の外面に対応する部分に可動金型あるいは
固定金型のいずれか他方の金型を配置し、さらに端面板
部の外面に対応する部分に固定金型あるいは可動金型あ
るいは固定金型と可動金型を配置して、これら固定金型
と可動金型と、の間に前記両平面板部および端面板部の
内面を形成するためのスライドコアをスライド可能に配
置せしめ、型締めの状態で前記スライドの一部を固定金
型と可動金型とで挾持することにより達成される. 上記第3の目的は、ディスクを回転可能に収納するカー
トリッジケースのヘッド挿入用開口部を開閉する合威樹
脂製で,かつ相対向する平面板部と両平面板部の一方の
端縁とうしを連結する端面板部とからなる断面形状が略
コ字型のシャッタを射出成形する製造方法において, 前記一方の平面板部の外面に対応する部分に固定金型あ
るいは可動金型のいずれか一方の金型を配置し、また他
方の平面板部の外面に対応する部分に可動金型あるいは
固定金型のいずれか他方の金型を配置し、さらに端面板
部の外面に対応する部分に固定金型あるいは可動金型あ
るいは固定金型と可動金型を配置して、これら固定金型
と可動金型との間に前記両平面板部および端面板部の内
面を形成するためのスライドコアを配置せしめ、そのス
ライドを前記固定金型と可動金型と型締め方向と直交す
る方向にスライドさせることにより達威される。
[作用■] 前述のように、シャッタの中央空間部を形成するスライ
ドを型開き方向と直角方向にスライドさせるように配置
すれば、型締め力で直接スライドコアを支えることがで
きるため、シャッタにおける両平面板部の偏肉を抑制す
ることができ、生産性の向上が図れる。
【課題を解決するための手段■] 上記第4の目的は、ディスクを回転可能に収納するカー
トリッジケースのヘッド挿入用開口部を開閉する合戊樹
脂製で、かつ相対向する平面板部と、両平面板部の一方
の端縁どうしを連結する端面板部とを有する断面形状が
略コ字型のディスクカートリッジ用シャッタにおいて、 記録再生装置のシャッタ開き部材が当接する第1の側端
縁と反対側の第2の側端縁にのみ射出成形のゲート跡を
形成することによって,達成される。
また上記第4の目的は、ディスクを回転可能に収納する
カートリッジケースのヘッド挿入用開口部を開閉する合
成樹脂製で、かつ相対、向する平面板部と、両平面板部
の一方の端縁どうしを連結する端面板部とを有する断面
形状が轄コ字型のディスクカートリッジ用シャッタにお
いて,記録再生装置のシャッタ開き部材が当接する第1
の側端縁、ならびにそれと反対側の第2の側端縁の両方
に射出成形のゲート跡が形成され,前記第1の側端縁に
形成されるゲート跡が第2の側端縁に形成されるゲート
跡より小さくすることによって達成される. [作用■] 前述のようにシャッタ開き部材が当接する第1の側端縁
にゲート跡を形成しないか、あるいは形成しても小さい
ものを形成することにより、シャッタを押し開く際にシ
ャッタ開き部材が第lの側端縁に乗り上げることが防止
され、シャッタを確実に開くことができる. [実施例] 以下、本発明の各実施例を図面を参照して説明する。
(第1実施例) 第1図は本発明の第1実施例によるシャッタの製造装置
の断面図、第2図はその製造装置に用いられるスライド
コアの中間部分を省略した側面図、第3図は可動金型と
スライドコアとを外した状態を示す断面図,第4図は本
実施例によって射出成形されたシャッタの斜視図、第5
図はそのシャッタを装着した磁気ディスクカートリッジ
の一部平面図、第6図は第5図1−1線の拡大断面図で
ある。
図中の21は可動金型、22は可動金型21の上部に配
された固定金型、23は可動金型21と固定金型22と
の間にシャッタ成形用空間24を取って配されたスライ
ドコア,25はスライドコア23の基部28に挿入され
たアンギュラピン、26は前記シャッタ威形用空間24
に樹脂通路27を介して合成樹脂(例えば、ポリプロピ
レン)を注入する樹脂注入装置である. 第2図において28は基部,29は基部28に形成され
たアンギュラビン挿入孔、30は抜き勾配αとして上下
両面で2°〜8°の傾斜を有し、前記可動金型21と固
定金型22間に配される本体部である. 第1図におい
て、図のように型締めの方向Zに順次配され、かつ可動
金型2lと固定金型22とスライドコア23によって形
成されるシャッタ成形用空間24に,樹脂注入装置26
からシャッタ成形素材である溶融状態の合成樹脂が樹脂
通路27を経て注入・充填される。
そして樹脂注入が完了し,成形品が適宜冷却された後、
可動金型21が開くにつれてアンギュラピン25からス
ライドコア23が抜かれる。
第3図は本実施例において前記可動金型21とスライド
コア23とを外した状態を示す断面図であって、31は
先端に平板状のイジエクタ部32を形成し、下部に円柱
状の本体33を形成したイジェクトピン、34は成形さ
れたシャッタである。
同図において,シャッタ34には相対向する平面板部3
5a,35bと、両平面板部3.5a,35bの一方の
端縁どうしを連結する端面板部36とが形成される。イ
ジエク−トピン31のイジェクト部32先端が下方の平
面板部35aにおける端面板部36の連結部36aの直
下部分に対向当接するようになっており、イジェクトピ
ン31によって成形済みのシャッタ34を押出すことに
より可動金型21から外す. 第4図は威形されたシャッタの斜視図であって、37は
一方の平面板部35aの端面板部36に2個形成された
少なくとも連結部36aを含む位置に多少凹んだ状態の
イジェクト跡である。このイジェクト跡37は第4図な
らびに第5図に示されているように,平面板部35aの
前端縁近傍に沿って細長く形成されており,それの横幅
W(前端縁から開口端A側へ向けての幅寸法)は端面板
部36の厚さtとほぼ同寸(wet)に設計されている
。この場合イジェクトピン31は、端面板部36の連結
部36aと完全に一致した位置では対向しておらず,連
結部36aと平面板部35とにまたがった状態で配置さ
れている。このように少なくとも連結部36aと対向す
る部分を含む位置をイジェクトすることにより、イジェ
クト時に端面板部36がイジェクトピン31(第3図参
照)の押出力を受け止める部分となり、イジェクトが確
実で変形も起こらない。38は窓部、39は所定の角度
傾斜した(第6図参照)ガイド爪である。
同図において,シャッタ34の端面板部36と対向する
開口端Aは、スライドコア23の抜き勾配を両面で2°
〜8°と設定すると,冷却速度差により、両平面板部3
5a,35b端部が多少接触するか、あるいは近接して
いる状態になり,第5図に示したカートリッジケース4
0の凹部41へ挿入しても、凹部41とシャッタ34と
の制動性、摺動性等の諸作動性が良好である。
第5図ならびに第6図において40はカートリッジケー
スで,上ケース40a下ケース40bとから構威されて
いる.上,下ケース40a,40bの所定位置にはシャ
ッタ34の移動範囲を規制するための凹部41がそれぞ
れ形成され、上ケース40aの前面側にはシャッタ34
の摺動方向を案内するためのガイド溝42が設けられて
いる。第6図に示されているように,シャッタ34の前
記ガイド爪39がこのガイド溝42内に挿入されている
第5図において43は前記端面板部36の内面に突設さ
れたバネ掛け突部、44は一端がそのバネ掛け突部に係
止され、他端がカートリッジケース40の内側に係止さ
れたコイルバネで、このコイルバネ44の弾性によりシ
ャッタ34が常に閉じ方向に弾性付勢されている.45
はカートリッジケース40の所定位置に形成された磁気
ヘッド挿入用の開口部である。
本実施例では平面板部35aの内面にガイド爪39が突
設された場合について説明したが,次の第2実施例で示
すように端面板部36の内面にガイド爪39を突設した
シャッタ34の場合にも本実施例を適用することが可能
である. (第2実施例) 次に本発明の第2実施例について第7図ないし第12図
を用いて説明する。第7図はシャッタを装着した磁気デ
ィスクカートリッジの斜視図、第8図はそのシャッタの
拡大斜視図、第9図は第7図■−■線上の断面図、第1
0図はシャッタ成形金型の型締め状態を示す断面図、第
1l図はシャッタ成形金型の型開き状態を示す断面図,
第12図は第8図m−m線上の部分を成形する金型部分
の断面図である. 第7図ないし第9図において34はシャッタ、35a,
35bは平面板部、36は端面板部、37はイジェクト
跡、38は窓部、39はガイド爪、40はカートリッジ
ケース、40aは上ケース,40bは下ケース、41は
凹部,42はガイド溝,45は開口、46は磁気ディス
ク、47はアンダーカット処理のために形成された透孔
である。
この実施例の場合、第8図ならびに第9図に示すように
、端面板部36の内面においてその高さ方向のほぼ中間
位置にガイド爪39が突設されており、それの先端部に
は抜け止め用の爪48が上下方向に形成されている. 次に本発明の実施例に用いられる金型の構造について第
10図ないし第12図を用いて説明する.これらの図に
おいて,21は可動金型、22は固定金型、49はスラ
イドコア、50はランナブロックを示す。
第11図に金型が開いている状態を示す。型開閉により
、アンギュラピン(図示しない)を介してスライドコア
49を型開き方向と直角方向にスライドさせるように構
成される。
またガイド爪39の基部を形成するため、それと対応す
る部分の可動金型2lならびに固定金型22に突出部5
1.51が形成されている。そして型締め状態において
は第12図に示すように,この突出部51.51どうし
が対向してガイド爪39を形成するための空間部が作ら
れるとともに、スライドコア49が可動金型21と固定
金型22の締め付け力を直接受けるための受け部52.
 52が設けられており、従ってスライドコア49は可
動金型21と固定金型22との間において挾持された構
造1こなっている。そのため、溶融樹脂の射出圧力によ
ってスライドコア49が倒れることを防止している。
なお、上記した実施例においては、シャッタ34を係止
案内するガイド爪39の形状が略矢形で、端面板部36
の内側より突出したシャッタについて述べたが、ガイド
爪が一方の平面板部から他方の平面板部へ向けて突出す
るよう形成された第6図に示すシャッタについても同様
である.(第3実施例) 次に本発明の第3実施例を第13図ならびらに第14図
とともに説明する。第13図は本実施例に係る2個とリ
シャッタ成形体の平面図、第14図は第13図mV−r
V線上の拡大断面図である.この実施例の場合第13図
に示されているように、シャッタ34を戒形するための
ゲート53の位置が、記録再生装置のシャッタ開き部材
54が当接する方の側端Ii#5 5 aと反対の側端
縁55b、すなわち窓部38から離れた方の側端縁55
b側にある。このゲート53の幅(紙面に向けて垂直方
向の#A)は、端面板部(図示せず)の高さ寸法とほぼ
同寸に設計されている.このように一点ゲ一ト方式をと
ることにより、ゲート跡(図示せず)はシャッタ開き部
材54が当接する端面板部の側端li5 5 aと反対
の側端縁55bに形成される。
従ってシャッタ開き部材54によってシャッタ34を開
く際、ゲート跡の存在によりシャッタ開き部材54がシ
ャッタ34の側端#55aに係合せずに端面板部36上
に乗り上げてシャッタ34が開かないといった不都合は
生じない.なお、図中の56はランナである。
またこの実施例の場合,平面板部35の表面に一方の側
端縁55aから他方の側端縁55bに向けて多数の凸条
57と凹溝58とが交互に繰り返して形成されている, (第4実施例) 次に本発明の第4実施例を第15図ないし第20図を用
いて説明する。第15図は本実施例に係る2個とリシャ
ッタ成形体の平面図,第16図は第1ゲート付近の拡大
正面図、第17図はその第1ゲート付近の拡大側面図、
第18図は第2ゲート付近の拡大平面図、第19図はシ
ャッタの平面図、第20図は第19図VI一VI線上の
断面図である.この実施例の場合第15図に示すように
、シャッタ34を成形するため第1ゲート53−lと第
2ゲート53−2が設けられ、その第1ゲート53−1
が前記側端録55b側に、第2ゲート53−2が前記側
端@ 5 5 a側に、それぞれ配置されている。
この第1ゲート53−1ならびに第2ゲート53−2か
ら同時に溶融樹脂をキャビテイ内に注入・充填してシャ
ッタ34を成形する訳であるが、第1ゲート53−1の
流通断面積S1が第2ゲート53−2の流通断面積S2
よりも太き<(81>82)設計されている.すなわち
第16図ならびに第18図を比較して明らかなように、
第2ゲート53−2にはくびれ部59が設けられて流通
断面積が狭くなっているが、第1ゲート53−1の方に
はこのくびれ部39がない.なお第1ゲート53−1な
らびに第2ゲート53−2とも、平面形状寸法、は第1
7図に示すように同一である.このようにSL>82の
関係になるように第1ゲート53−l、第2ゲート53
−2を設計すれば、当然のことながら第2ゲート53−
2の部分に形成されるゲート跡を、第1ゲート53−1
の部分に形成されるゲート跡よりも小さくすることがで
きる. さらに窓部38の周縁の剛性が弱いため、成形時の保圧
力により変形し易い。そのため第2ゲート53−2の流
通断面積を小さくして、ゲートシール時間を短くして第
1ゲート53−1にはより長時間保圧力をかけ、第2ゲ
ート53−2には短時間保圧力がかかるようにすれば、
窓部38の周縁の剛性を上げて変形を防止することがで
きる。
また第19図に示すように、平面板部35において、側
端1155bから仮想の対角線(破線)を引いて区画形
成される右上がりのハツチングで示される三角形の領域
60と,左上がりのハッチングで示される三角形の領域
61とでは板厚tが異なる。すなわち、前記領域60で
は窓部38の形成のために2つの幅狭部62があること
から、前記領域61に比較してキャビティ内での樹脂の
流動抵抗が高い。それに対応するため第20図に示すよ
うに、領域61は全体が板厚L1であるのに比較して、
領域60の端縁は板厚tlより若干厚い板厚t2となっ
ており(t 1<t 2) ,領域61との境界(第1
9図において破線の個所)では板厚t1となるように板
厚tが徐々に薄くなっている。このように板厚に変化を
もたせることにより、成形不良の発生を防止している。
なお、この実施例の場合も前記第3実施例と同様に、平
面板部35a,35bの表面に凸条57と凹′a58と
が交互に多数設けられている(第14図参照)。
(第5実施例) 次に本発明の第5実施例を第21図とともに説明する。
本実施例において前記第4実施例の第19図と相違する
点は、領域60と領域61とが左右2つに等分されてい
る点である。tl,t2の関係は前述した通りであるの
で,それらの説明は省略する。
[発明の効果] 前述のように一方の平面板部の外面でかつ端面板部の連
結部と対向する郁分を有する位置にイジェクト跡が形成
されるようにすれば、イジェクト方向からみて比較的肉
厚部分(端面板部の高さ方向)で成形品を押し出すこと
になるから,イジェクト時におけるシャッタの変形がな
く、イジェクトを効率的に行うことができる。
また従来のようにスライドコア内にイジェクトピンを設
けないで、スライドコアとイジェクトピンが独立してい
るため,スライドコアの製造が容易になり、シャッタ成
形品の冷却時間を充分にとる必要がなく,従来のものよ
りも冷却時間が短縮できるとともに、戒形不良も減少で
きる。
また2つの平面板部と端面板部の内面を形成するスライ
ドコアを、型開閉方向と直交する方向にスライドさせる
ようにして、型締め時にスライドコアの一部を固定金型
と可動金型とで挾持する構造にすれば、スライドコアを
型締め力で直接支持することができる。そのため2つの
平面板部の偏向やばりの発生を極力抑えることができ、
寸法安定性に優れたシャッタを製造することが可能であ
る. さらに、シャッタ開き部材が当接する第lの側端縁と反
対側の第2の側端縁にのみゲート跡を形成するようにす
れば、シャッタ開き部材によってシャッタを開く際、従
来のようにゲート跡の存在によりシャッタ開き部材がシ
ャッタの側端縁に当接係合せず、シャッタが開かないと
いった不都合が回避でき、動作信頼性の向上が図れる。
さらにまた,シャッタ開き部材が当接する第1の側端縁
、ならびにそれと反対側の第2の側端縁との両方にゲー
ト跡を形成するようにして、前記第1の側端縁に形成さ
れるゲート跡を第2の側端縁に形成されるゲート跡より
も小さくすれば,従来のものに比較してその分だけゲー
ト跡の存在によりシャッタ開き部材がシャッタの側端縁
に当接係合しない割合が少なくなり、動作信頼性の向上
が図れる。また、ゲートの増設により、射出時間の短縮
が図れて生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第■実施例によるシャッタの製造装
置の断面図, 第2図は、その製造装置に用いられるスライドコアの中
間部分を省略した側面図、 第3図は、可動金型とスライドコアとを外した状態を示
す断面図、 第4図は、本実施例によって射出成形されたシャッタの
斜視図、 第5図は、そのシャッタを装着した磁気ディスクカート
リッジの一部平面図, 第6図は、第5図I−1線上の拡大断面図である。 第7図は、本発明の第2実施例によるシャッタを装着し
た磁気ディスクカートリッジの斜視図、第8図は,その
シャッタの拡大斜視図、第9図は、第7図n−n線上の
拡大断面図、第10図は、シャッタ成形金型の型締め状
態を示す断面図、 第11図は、シャッタ成形金型の型開き状態を示す断面
図、 第12図は、第8図■−■線上の部分を成形する金型部
分の断面図である。 第13図は、本発明の第3実施例に係る2個どリシャッ
タ成形体の平面図、 第14図は,第13図IV−IV線上ならびに第15図
■一■線上の拡大断面図である。 第15図は、本発明の第4実施例に係る2個とリシャッ
タ成形体の平面図、 第16図は,第1ゲート付近の拡大平面図,第17図は
、第tゲート付近の拡大側面図,第18図は、第2ゲー
ト付近の拡大平面図、第19図は、本実施例によって得
られたシャッタの平面図、 第20図は,第19図VI−VI線上の断面図である, 第21図は,本発明の第5実施例に係るシャッタの平面
図である。 第22図は、磁気ディスクカートリッジの分解斜視図、 第23図ならびに第24図は,従来のシャッタ製造装置
の型開き時ならびに型締め時の断面図、第25図ならび
に第26図は、従来のシャッタの側面図、 第27図は、従来のシャッタ製造装置の断面図、第28
図は、従来のディスク力−1・リツジの一部平面図であ
る。 21・・・・・・可動金型、22・・・・・・固定金型
、23・・・・スライドコア、24・・・・・・シャッ
タ形成用空間、3l・・・・・・イジェクトピン、34
・・・シャッタ、35,35a,35b・・・・・・平
面板部、36・・・・・・端面板部、37・・・・・・
イジェクト跡、38・・・・・・窓部、39・・・・・
・ガイド爪、40・・・・・・カートリッジケース、4
0a・・・・・・上ケース、40b・・・・・・下ケー
ス、41・・・凹部、42・・・・・・ガイド溝、46
・・・・・・磁気ディスク、49・・・・・・スライド
コア、53・・・・・・ゲート、53−1・・・・・・
第1ゲート、53−2・・・・・・第2ゲート、54・
・・・・・シャッタ開き部材、55a,55b・・・側
端林,59・・・・・・くびれ部. 第 6 図 4l 3B 35b 34 第7図 第 9 図 第10図 第12図 5l 5l 39 第 13図 !  7 3934(35ノ 第14図 第l5図 第I9図 第20図 6U bI 第16図 第17図 53−l ζ 56 第l8図 ノ 53−2 第2I図 38 62 34(35ノ 第23図 ll 第24図 l5 五 トX I6 13 第25図 9b 第26図 9b 第27図

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディスクを回転可能に収納するカートリッジケー
    スのヘッド挿入用開口部を開閉する合成樹脂製で、かつ
    相対向する平面板部と、両平面板部の一方の端縁どうし
    を連結する端面板部とを有する断面形状が略コ字型のデ
    ィスクカートリッジ用シャッタにおいて、 一方の平面板部の外面でかつ前記端面板部の平面板部と
    の連結部と少なくとも対向する部分を有する位置に、シ
    ャッタ成形時のイジェクト手段によるイジェクト跡が形
    成されていることを特徴とするディスクカートリッジ用
    シャッタ。
  2. (2)請求項(1)記載において、前記イジェクト跡が
    一方の平面板部の外面でかつ端面板部の連結部上に細長
    く形成され、イジェクト跡の横幅(W)が端面板部の板
    厚とほぼ同寸であることを特徴とするディスクカートリ
    ッジ用シャッタ。
  3. (3)ディスクを回転可能に収納するカートリッジケー
    スのヘッド挿入用開口部を開閉する合成樹脂製で、かつ
    相対向する平面板部と、両平面板部の一方の端縁どうし
    を連結する端面板部とを有する断面形状が略コ字型のデ
    ィスクカートリッジ用シャッタにおいて、 記録再生装置のシャッタ開き部材が当接する第1の側端
    縁と反対側の第2の側端縁にのみ射出成形のゲート跡が
    形成されていることを特徴とするディスクカートリッジ
    用シャッタ。
  4. (4)ディスクを回転可能に収納するカートリッジケー
    スのヘッド挿入用開口部を開閉する合成樹脂製で、かつ
    相対向する平面板部と、両平面板部の一方の端縁どうし
    を連結する端面板部とを有する断面形状が略コ字型のデ
    ィスクカートリッジ用シャッタにおいて、 記録再生装置のシャッタ開き部材が当接する第1の側端
    縁、ならびにそれと反対側の第2の側端縁の両方に射出
    成形のゲート跡が形成され、前記第1の側端縁に形成さ
    れるゲート跡が第2の側端縁に形成されるゲート跡より
    小さいことを特徴とするディスクカートリッジ用シャッ
    タ。
  5. (5)請求項(1)〜(4)項のいずれかの記載におい
    て、前記平面板部の内面でかつ端面板部の近くに、シャ
    ッタの移動を案内するためのガイド爪が突設されている
    ことを特徴とするディスクカートリッジ用シャッタ。
  6. (6)請求項(1)〜(4)項のいずれかの記載におい
    て、前記端面板部の内面にシャッタの移動を案内するた
    めのガイド爪が突設されていることを特徴とするディス
    クカートリッジ用シャッタ。
  7. (7)請求項(1)〜(6)項のいずれかの記載におい
    て、前記シャッタを装着したことを特徴とするディスク
    カートリッジ。
  8. (8)ディスクを回転可能に収納するカートリッジケー
    スのヘッド挿入用開口部を開閉する合成樹脂製で、かつ
    相対向する平面板部と両平面板部の一方の端縁どうしを
    連結する端面板部とからなる断面形状が略コ字型のシャ
    ッタを射出成形する製造装置において、 前記一方の平面板部の外面に対応する部分に固定金型あ
    るいは可動金型のいずれか一方の金型を配置し、また他
    方の平面板部の外面に対応する部分に可動金型あるいは
    固定金型のいずれか他方の金型を配置し、さらに端面板
    部の外面に対応する部分に、固定金型あるいは/および
    可動金型を配置して、これら固定金型と可動金型との間
    に前記両平面板部および端面板部の内面を形成するため
    のスライドコアをスライド可能に配置せしめ、一方の平
    面板部の外面でかつ端面板部の平面板部との連結部と少
    なくとも対向する部分を有する位置にイジェクト手段を
    設けたことを特徴とするディスクカートリッジ用シャッ
    タの製造装置。
  9. (9)請求項(8)記載において、前記スライドの抜き
    勾配が両面で2°〜8°の範囲に規制されていることを
    特徴とするディスクカートリッジ用シャッタの製造装置
  10. (10)ディスクを回転可能に収納するカートリッジケ
    ースのヘッド挿入用開口部を開閉する合成樹脂製で、か
    つ相対向する平面板部と両平面板部の一方の端縁どうし
    を連結する端面板部とからなる断面形状が略コ字型のシ
    ャッタを射出成形する製造装置において、 記録再生装置のシャッタ開き部材が当接する第1の側端
    縁と反対側の第2の側端縁に対応する位置にのみ射出成
    形のゲートを設けたことを特徴とするディスクカートリ
    ッジ用シャッタの製造装置。
  11. (11)ディスクを回転可能に収納するカートリッジケ
    ースのヘッド挿入用開口部を開閉する合成樹脂製で、か
    つ相対向する平面板部と両平面板部の一方の端縁どうし
    を連結する端面板部とからなる断面形状が略コ字型のシ
    ャッタを射出成形する製造装置において、 記録再生装置のシャッタ開き部材が当接する第1の側端
    縁と対応する位置、ならびにそれと反対側の第2の側端
    縁と対応する位置にそれぞれ射出成形のゲートを設け、
    その第1の側端縁と対応する位置に設けられた方のゲー
    トの流通断面積が、第2の側端縁と対応する位置に設け
    られた方のゲートの流通断面積よりも小さいことを特徴
    とするディスクカートリッジ用シャッタの製造装置。
  12. (12)ディスクを回転可能に収納するカートリッジケ
    ースのヘッド挿入用開口部を開閉する合成樹脂製で、か
    つ相対向する平面板部と両平面板部の一方の端縁どうし
    を連結する端面板部とからなる断面形状が略コ字型のシ
    ャッタを射出成形する製造装置において、 前記一方の平面板部の外面に対応する部分に固定金型あ
    るいは可動金型のいずれか一方の金型を配置し、また他
    方の平面板部の外面に対応する部分の可動金型あるいは
    固定金型のいずれか他方の金型を配置し、さらに端面板
    部の外面に対応する部分に固定金型あるいは/および可
    動金型を配置して、これら固定金型と可動金型との間に
    前記両平面板部および端面板部の内面を形成するための
    スライドコアをスライド可能に配置せしめ、型締めの状
    態で前記スライドコアの一部を固定金型と可動金型とで
    挾持したことを特徴とするディスクカートリッジ用シャ
    ッタの製造装置。
  13. (13)ディスクを回転可能に収納するカートリッジケ
    ースのヘッド挿入用開口部を開閉する合成樹脂製で、か
    つ相対向する平面板部と両平面板部の一方の端縁どうし
    を連結する端面板部とからなる断面形状が略コ字型のシ
    ャッタを射出成形する製造方法において、 前記一方の平面板部の外面に対応する部分に固定金型あ
    るいは可動金型のいずれか一方の金型を配置し、また他
    方の平面板部の外面に対応する部分に可動金型あるいは
    固定金型のいずれか他方の金型を配置し、さらに端面板
    部の外面に対応する部分に固定金型あるいは/および可
    動金型を配置して、これら固定金型と可動金型との間に
    前記両平面板部および端面板部の内面を形成するための
    スライドコアを配置せしめ、そのスライドコアを前記固
    定金型と可動金型との型締め方向と直交する方向にスラ
    イドさせることを特徴とするディスクカートリッジ用シ
    ャッタの製造方法。
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