JPH03222690A - ブラシレス直流モータの駆動回路 - Google Patents

ブラシレス直流モータの駆動回路

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JPH03222690A
JPH03222690A JP2115742A JP11574290A JPH03222690A JP H03222690 A JPH03222690 A JP H03222690A JP 2115742 A JP2115742 A JP 2115742A JP 11574290 A JP11574290 A JP 11574290A JP H03222690 A JPH03222690 A JP H03222690A
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JP
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motor
voltage
back electromotive
inverter
terminal
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JP2115742A
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Eiichi Yonezawa
米沢 栄一
Osamu Morita
修 森田
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、永久磁石を回転子とする直流モータの駆動回
路、特に回転子の位置検出にホール素子などの磁気検出
手段を用いない、いわゆるセンサレス駆動回路に関する
〔従来の技術〕
一般に、モータの出力トルクは電機子コイルに発生する
逆起電圧と、コイル電流との積で表わすことができる(
例えば、見城他「メカトロニクスのためのDCサーボモ
ータJp、132  総合電子出版社発行)。したがっ
て、多相コイルを持つモータでは常に最大トルクを発生
させるために、逆起電圧が最大の相を検出してその相に
通電する形をとっている。
ブラシレス直流モータの場合には、ホール素子などの磁
気検出手段を巻線の相数分だけモータ固定子側に設け、
これらの出力信号にもとづいて上記電機子コイルへの通
電タイミングを決定するのが一般的である。
ところが、この方式では3相のモータの場合には3個の
ホール素子が必要であり、このホール素子を機能させる
ためのリード線は電流用に2本、出力電圧用に6本の計
8本が必要になり、モータの小型化を妨げる一因ともな
っている。
この欠点をさけるために、ホール素子などの特別の手段
を用いず、電機子コイルの端子電圧を利用して通電タイ
ミングを決定する、センサレス駆動方式と呼ばれる方式
が存在する。この方式の一例を第1の従来例として第5
図に示す。
これは、逆起電圧が最大の相を直接検出するのではなく
、端子電圧から90°遅れた電圧の基本渡分のゼロクロ
ス点が電流切り換え点に一致するという原理を利用する
ものである。第5図において、1は直流電源、2はモー
タの電機子コイル3に通電するためのインバータ部であ
る。電機子コイル3の端子電圧Vu、Vv、、Vwは抵
抗とコンデンサで構成されたフィルタ4に入力され、端
子電圧に対して90″だけ位相の遅れた信号が作られる
。この信号はさらに比較回路5に与えられて論理信号と
なり、分配回路6によりインバータ部のトランジスタの
ベース駆動信号Pu、Pv。
Pw  Nu、Nv、Nwが作られる。
第6図は第5図の動作を説明するためのタイムチャート
であり、動作の一周期すなわち電気角で360°の範囲
の変化を表わしている。3相のブラシレス直流モータで
は通常120°で通電が行なわれており、この動作では
例えばU相コイルの端子電圧Vuは電気角で60°〜1
80°の範囲でトランジスタの上側アームがオンするの
で、電源電圧Vsに殆ど等しくなる。また、240°〜
360°の範囲では下側アームがオンするので、こんど
は略ゼロ電圧となる。これら以外、すなわち電気角で0
″〜60°と180°〜240°の範囲ではトランジス
タの上下アームともオフとなるので、この部分には電機
子コイルに誘起される逆起電圧が現れる。他の相の電圧
Vv、VwはVuに対してそれぞれ位相が120@、2
40゜ずつ遅れるが、電圧波形は同一である。
これらの電圧をフィルタ4に入力すると、入力電圧から
位相が90°遅れで、高調波が減衰して正弦波状となっ
た電圧波形Fu、Fv、Fwが得られる。さらに、比較
回路5により各々の電圧とこれらの平均値とが比較され
、電圧波形の上半分がハイレベル、下半分がローレベル
となる論理信号Su、Sv、Swが生成される。この信
号Su。
Sv、Swを分配回路6内で論理演算することにより、
1つのトランジスタの通電区間が120゜で各相の位相
差が120°ずつずれたベース駆動信号Pu、Pv、P
w、Nu、Nv、Nw、が作られる。
次に、センサレス駆動方式と呼ばれる方式の駆動回路の
別の構成例を、第2の従来例として、第9図に示す。
同図において、ブラシレス直流モータ31の端子電圧は
逆起電圧演算回路32に入力される。この回路はRCフ
ィルタやアナログ演算回路などで構成されており、モー
タ電機子コイルに発生する逆起電圧が出力される。各相
の逆起電圧はコンパレータ33で比較され、逆起電圧最
大の相に通電するための論理信号が作成される。モータ
がこの論理信号の生成に充分な大きさの逆起電圧を発生
しているときは、この信号はインバータ34の半導体素
子への通電信号となり、モータ各相の巻線への電力供給
を制御している。
ところでモータが停止しているときは逆起電圧が無いの
でセンサレス駆動方式の場合は起動のための回路を別に
用意しておく必要がある。起動回路35は普通モータが
充分起動できる程度の低周波数のパルス発振器であり、
出力パルスを組み合わせて各相に必要な通電信号を作っ
ている。この起動用の通電信号とコンパレータ33の出
力は切換スイッチ36に入り、これらのどちらかが選択
されてインバータ34の半導体素子への通電信号となる
。選択は、速度検出部37で検出するモータ速度に依存
して、切換信号発生部38から発生する切換信号で行わ
れる。
第9図の回路の起動時の各部の動作を示した図が第10
図である。同図は、インバータ34の各相への通電信号
、電機子コイル各相に誘起される逆起電圧、モータ回転
数の時間変化を示している。
起動動作時は、まず切換スイッチ36を起動回路35側
に接続する。起動回路35は低周波の通電信号を出力す
るのでモータは起動を始める。モータが加速すると回転
速度に比例した振幅の逆起電圧が誘起され、この振幅が
ある大きさ以上になると逆起電圧から通電信号を作るこ
とができる。
起動動作からセンサレス運転への切換えは、切換スイッ
チ36をコンパレータ33側に倒すことで行うが、この
とき通常一定時間起動信号を送らない切換期間が必要と
なる。これは充分な逆起電圧が発生していることを確認
してセンサレス運転への切換を確実にするためである。
〔発明が解決しようとする課題〕
第1の従来例として、第5図を参照して先に述べた従来
方式には次のような問題がある。
すなわち、第1の従来例ではフィルタ4により端子電圧
から90°遅れの出力を取り出すようにしているため、
フィルタは一般的に周波数特性を持つことから、低周波
成分に対しては90°遅れの電圧を得ることができない
。つまり、モータの起動直後などの低回転時では端子電
圧の周波数は定格回転時よりもはるかに小さく、したが
ってこのような条件では目的とする信号が得られないと
いうわけである。その結果、電機子コイルへの通電タイ
ミングがずれ、充分な加速トルクが得られなくなる。
したがって、本発明において解決すべき第1の課題は、
いかなる条件においても、ブラシレス直流モータの駆動
回路において、正確な通電タイミングが得られるように
することにある。
また第2の従来例として、第9図を参照して先に述べた
従来の構成では、次のような欠点があった。すなわち充
分な逆起電圧が発生していることを確認するために、起
動信号を送らない切換期間が必要であるため、このぶん
起動時間が長くなる。
またこの切換期間をモータの慣性、負荷条件に合わせて
適当に選定しないとセンサレス運転への切換がうまくい
かないという問題があった。
そこで本発明において解決すべき第2の課題は、ブラシ
レス直流モータのセンサレス運転において、起動動作か
らセンサレス運転への切換時に起動信号を送らない切換
期間が必要であるため起動時間が長(なり、またこの切
換期間をモータの慣性。
負荷条件に合わせて適当に選定しないとセンサレス運転
への切換がうまくいかないという問題を解決し、起動時
間の短縮とセンサレス運転へのスムーズな切換が得られ
るようにすること、にある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の課題解決のため、本発明では、永久磁石をもつ回
転子と星型結線された電機子コイルとからなりインバー
タを介して駆動されるブラシレス直流モータの逆起電圧
を求めて前記インバータ内半導体素子への通電信号を形
成し、これにもとづきブラシレス直流モータを駆動する
駆動回路において、前記電機子コイルの端子電圧と中性
点電圧。
前記インバータの負電位側に接続された電流検出抵抗の
端子電圧および前記半導体素子の制御端子への通電信号
から逆起電圧を演算する逆起電圧演算回路を設けた。
第2の課題解決のため、本発明では、外部同期信号によ
って作成した通電信号と、モータの端子電圧から算出し
た通電信号を加算器に通して加算し、この加算器の出力
信号にてインバータ内の半導体素子への通電を制御する
ようにした。
〔作用〕
第1の課題解決に関して述べれば、電機子コイルの端子
電圧と中性点電圧、前記インバータの負電位側に接続さ
れた電流検出抵抗の端子電圧および前記半導体素子の制
御端子への通電信号から逆起電圧を演算することにより
、フィルタを利用する場合に比べあらゆる回転数に対し
て誤差なく通電タイミングを得るようにする。
第2の課題解決に関して述べれは、ブラシレス直流モー
タの駆動回路において、外部同期信号によって作成した
通電信号と、モータの端子電圧から算出した通電信号を
加算器を通して加算し、この加算器の出力信号にてイン
バータ内の半導体素子への通電を制御するようにしたの
で、起動状態からセンサレス運転状態に自動的に切り替
わり。
特別の切換期間を設ける必要はな(起動時間が短縮でき
る。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1の課題解決のための実施例を示す
全体構成図、第2図は同実施例の原理を説明するための
説明図である。
第1図において、1は直流電源、2はモータの電機子コ
イル3に通電するためのインバータ部である。インバー
タ部2は3相ブリツジの形に構成されており、ここでは
上側アームにはPNP形。
下側アームにはNPN形のバイポーラトランジスタが用
いられている。また、インバータ部2の負局側端子には
小さな抵抗値の電流検出抵抗10が接続されており、そ
の端子電圧Vfによりコイル電流を検出する。
電機子コイル3はY結線されており、各端子電圧Vu、
Vv、Vwとともに中性点電圧Vnがリード線により引
き出されている。これらの電圧は比較増幅器11に与え
られ、その出力は比較増幅器12のプラス端子に接続さ
れる。13は電流補正回路であり、電流検出抵抗10の
端子電圧Vf、トランジスタの上側アームのベース駆動
信号Pu。
Pv、Pwの反転信号Pu、Pv、Pw、および下側ア
ームのベース駆動信号Nu、Nv、Nwを入力とし、こ
れらから電流補正信号Au、Av。
Awを出力する。この信号は比較増幅器12のマイナス
端子に接続され、逆起電圧Eu’ 、EvEw“が演算
される。つまり、比較増幅器11により端子電圧と中性
点電圧との差を示す後記(3)式の第1.2項の値が、
また電流補正回路13により後記(3)式の第3項の値
が求められ、したがって比較増幅器12を介して後記(
3)式全体の値が求まることになる。14は分配回路で
、逆起電圧Eu’ 、Ev’ 、Ew’の大小関係を比
較演算することにより、トランジスタのベース駆動信号
Pu、Pv、Pw、Nu、Nv、Nwが作られる。
そして、駆動信号Pu、Pv、Pwは上側アームのPN
P形トランジスタのベースに、また駆U信号Nu、Nv
、Nwは下側アームのNPN形トランジスタのベースに
与えられ、各トランジスタのオン、オフを制御する。
次に、第2図により逆起電圧の検出原理につき説明する
同図はブラシレス直流モータの等価回路を示したもので
、U、V、Wの3つのコイルがY結線されている。各コ
イルは電圧源として表現できる逆起電圧Eu、Ev、E
wとコイル抵抗R(各相とも同じ値)の直列接続で表わ
すことができる。厳密にいえば、コイルには自己インダ
クタンスLと相互インダクタンスMとが存在し、電流変
化di/dtに比例する電圧が加わるが、ブラシレス直
流モータではコイル電流は実質的に直流であり、電流変
化は切り換え点でのみ生じるので等価回路に対する影響
は少なく、第2図のように簡略化しても差し支えない。
したがって、第2図の等価回路においてコイル電流がU
相からW相にむかって流れている状態を考えると、電圧
の関係式は、Vu−Vn=IR+Eu Vv−Vn=Ev Vw−Vn=−I R+Ew ・・・(1) で表わされる。これを整理すると逆起電圧Eu。
Ev、Ewは、 Eu−Vu−Vn−IR Ev=Vv−vn Ew=Vw−Vn+I R ・・・(2) となる。すなわち、逆起電圧は中性点から測った端子電
圧にコイル抵抗での電圧降下を補正した形で表わすこと
ができる。補正項の符号はコイル電流の向き、つまりイ
ンバータ部のどのトランジスタが導通しているかによる
。すべての導通状態をまとめて(2)式を整理すると、
逆起電圧の演算式は次式のようになる。
Ei=Vi−Vn−klR−(3) ここで、iはu、v、wのいずれかを表わし、kはつぎ
のいずれかの値をとる。
k=1(上側アーム導通のとき) =−1(下側アーム導通のとき) −〇(開放相のとき) 結局、(3)式にもとづく演算を行なうことにより、回
転速度に関係なく正確な逆起電圧を算出することができ
る。ここで、必要となる信号のうち各端子電圧、中性点
電圧は第1図の構成で直接求められる量であり、電流■
は電流検出抵抗10の端子電圧Vfから、 1=Vf/Rf の形で計算すればよい。なお、このような電流検出抵抗
としては、過電流防止や電流制御のための信号を得るた
めにモータ制御回路に通常設けられているものを利用す
ることができる。また、コイル抵抗の抵抗値Rは既知と
する。さらに、インバータ部のトランジスタの導通状態
としては、分配回路14の出力Pu、Pv、Pw、Nu
、Nv。
Nwを利用することとする。
第3図は本発明の詳細な説明するためのタイムチャート
で、動作の一周期すなわち電気角で360°の範囲の変
化を示している。ここで、U相の動作について見ると、
中性点から見た端子電圧(Vu−Vn)は逆起電圧に通
電電流の電圧降下を含んでおり、部分的に歪んだ波形と
なっている。
電気角の0°をU相逆起電圧のゼロクロス点とすれば、
U相の通電角は30°〜150”と210@〜330”
である。これは、トランジスタの上側アームのベース駆
動信号の反転信号Puおよび下側アームのベース駆動信
号Nuがハイレベルとなる角度と一致している。したが
って、信号Puがハイレベルのとき電流補正項を正、信
号Nuがハイレベルのとき電流補正項を負として端子電
圧(Vu−VH)から差し引いたものが逆起電圧計算値
Eu’であり、真の逆起電圧Euに対して充分な精度で
求められる。
第4図は電流補正回路の具体例を示すブロック図で、ア
ナログスイッチを用いて補正項を求める例を示す。アナ
ログスイッチは半導体素子を使った制御端子を持つスイ
ッチの一種であり、制御端子の電圧がハイレベルになる
とスイッチがオンとなり、ローレベルになるとオフとな
る。そして、電流検出抵抗10の端子電圧Vfは増幅器
20によりR/Rf倍されて抵抗降下分IRが計算され
る。つぎに、反転増幅器21で符号が反転し、IRが作
られる。アナログスイッチ31〜S6の制御端子には、
トランジスタの導通状態を示す分配回路14からの出力
Pu、Nu、Pv、Nv。
Pw、Nwが与えられている。また、抵抗降下分IRは
スイ・7チSl、S3.S5に、−IRはスイッチ32
.S4.S6にそれぞれ入力されている。
ここで、U相について見ると、分配回路14からの出力
Puがハイレベルとなりトランジスタの上側アームがオ
ンすると、スイッチ31がオンとなって出力Auには抵
抗降下分IRが得られる。
同様に、Nuがオンしたときは出力Auには抵抗降下分
−IRが得られる。また、Pu、Nuともオフ状態、す
なわちコイルが開放相になっているときは出力Auには
何も現れない。つまり、これらの結果は前記(3)式で
示した電流補正の動作を忠実に実行していることになる
電流補正の方式はこの他にもA/Dコンバータ。
ディジタル方式で実現可能であり、用途によって種々選
択することができる。また、(3)式の演算全体をディ
ジタル的に処理するようにしても良いことは云うまでも
ない。
このようにして逆起電圧計算値Eu’ 、EvEw’が
得られれば、従来例と同様に分配回路14により各相の
逆起電圧の大小を比較してインバータ部のトランジスタ
のベース駆動信号Pu。
Pv、Pw、Nu、Nv、Nwを作ることができる。
本発明の第2の課題を解決するための実施例を第7図、
第8図により説明する。
第7図は同実施例の全体構成を示したもので、31はブ
ラシレス直流モータ、32はRCフィル夕やアナログ演
算回路などで構成される逆起電圧演算回路でモータの電
機子コイルに発生する逆起電圧がアナログ電圧で出力さ
れる。35は起動回路であり、内部の発振周波数に比例
した3相分の通電信号を生成する。本実施例では起動回
路はパルス出力ではなく正弦波が出力される。
40は加算器であり、起動回路35と逆起電圧演算回路
32の出力がそれぞれ重みづけのための抵抗41を介し
て各出力の電流加算となるように+側入力端子に接続さ
れている。この構成では起動回路35と逆起電圧演算回
路32の出力のうち振幅の大きい方が加算器出力を支配
する。
したがって起動時および回転数の小さい時は、起動回路
35の出力により通電信号は作られ、モータ31が加速
し逆起電圧が大きくなると通電信号は逆起電圧演算回路
32の出力により作られる。
この間の移行は連続的に行われるので従来例のように特
別の切換期間を設ける必要はなく起動時間が短縮できる
起動回路35と加算器入力の間にはスイッチ49が設け
られており、起動回路出力を遮断することができる。モ
ータが定格速度に達してしまえば起動回路出力は不要と
なるので、速度検出部37で定格速度に達したことを判
定し切換信号発生部38によりスイッチ49を切る。
第7図の回路の起動時の各部の動作を示した波形図が第
8図である。
第8図は起動回路のアナログ出力、電機子コイル各相に
誘起される逆起電圧、インバータ4の各相への通電信号
、モータ回転数の時間変化を示している。起動時はスイ
ッチ49を入れる。起動回路35は低周波の通電信号を
出力するのでモータ31は起動を始める。この時はまだ
回転数が小さいので通電信号は起動回路35の出力によ
り作られる。モータ31が加速すると、回転速度に比例
した振幅の逆起電圧が誘起され、この振幅がある大きさ
以上になると加算器出力は逆起電圧により作られる。し
たがって起動状態からセンサレス運転状態に自動的に切
り替わり、特別の切換期間を設ける必要はなく起動時間
が短縮できる。
〔発明の効果] 本発明によれば、第1の課題解決に関し、電機子コイル
の端子電圧と中性点電圧、前記インバータの負電位側に
接続された電流検出抵抗の端子電圧および前記半導体素
子の制御端子への通電信号から逆起電圧を演算するよう
にしたので、フィルタを用いて端子電圧からモータ駆動
信号を得る従来方式の如く、低速回転時に通電タイミン
グがずれて充分な加速トルクが得られないという問題が
解消され、いかなる条件においても正確な通電タイミン
グが得られるという利点がもたらされる。
本発明によれば、第2の課題解決に関し、ブラシレス直
流モータの駆動回路において、外部同期信号によって作
成した通電信号と、モータの端子電圧から算出した通電
信号を加算器を通して加算し、この加算器の出力信号に
てインバータ内の半導体素子への通電を制御するように
したので起動状態からセンサレス運転状態に自動的に切
り替わり、特別の切換期間を設ける必要がな〈従来に比
し起動時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の課題解決のため一実施例を示す
全体構成図、第2回は同実施例の原理を説明するための
説明図、第3図は同実施例の動作を説明するためのタイ
ムチャート、第4図は電流補正回路の具体例を示すブロ
ック図、第5図は従来のブラシレス直流モータの駆動回
路の一例を示す構成図、第6図はその動作を説明するた
めのタイムチャート、第7図は本発明の第2の課題解決
のための一実施例を示す全体構成図、第8図は同実施例
の動作を説明するためのタイムチャート、第9図は従来
のブラシレス直流モータの駆動回路の他の例を示す構成
図、第10図はその動作を説明するためのタイムチャー
ト、である。 符号の説明 1・・・直流電源、2・・・インバータ部、3・・・電
機子コイル、4・・・フィルタ、5・・・比較回路、6
.14・・・分配回路、10・・・電流検出抵抗、11
.12・・。 比較増幅器、13・・・電流補正回路、15・・・回転
子、20・・・増幅器、21・・・反転増幅器、22(
31〜S6)・・・アナログスイッチ、31・・・ブラ
シレス直流モータ、32・・・逆起電圧演算回路、33
・・・コンパレータ、34・・・インバータ、35・・
・起動回路、36・・・切換スイッチ、37・・・速度
検出部、3日・・・切換信号発生部、49・・・スイッ
チ、40・・・加算器、41・・・抵抗

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)永久磁石をもつ回転子と星型結線された電機子コイ
    ルとからなりインバータを介して駆動されるブラシレス
    直流モータの逆起電圧を求めて前記インバータ内半導体
    素子への通電信号を形成し、これにもとづきブラシレス
    直流モータを駆動する駆動回路において、 前記電機子コイルの端子電圧と中性点電圧、前記インバ
    ータの負電位側に接続された電流検出抵抗の端子電圧お
    よび前記半導体素子の制御端子への通電信号から逆起電
    圧を演算する逆起電圧演算回路を設けたことを特徴とす
    るブラシレス直流モータの駆動回路。 2)永久磁石をもつ回転子と電機子コイルとからなるブ
    ラシレス直流モータをインバータを介して駆動制御する
    に際し、該インバータを構成する半導体素子への通電信
    号を前記モータの端子電圧から得るようにしたセンサレ
    ス駆動方式のブラシレス直流モータの駆動回路において
    、 外部で作成した起動用通電信号と、前記モータの端子電
    圧から算出された通電信号と、を加算して前記インバー
    タを構成する半導体素子へ印加する加算器を具備したこ
    とを特徴とするブラシレス直流モータの駆動回路。
JP2115742A 1989-11-15 1990-05-07 ブラシレス直流モータの駆動回路 Pending JPH03222690A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0663718A3 (en) * 1994-01-12 1995-09-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Drive circuit for brushless motor

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EP0663718A3 (en) * 1994-01-12 1995-09-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Drive circuit for brushless motor

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