JPH03222274A - 信号ケーブルの実装構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、信号ケーブルの実装構造に係り、特に信号ケ
ーブルから放射される妨害波の抑圧および、同信号ケー
ブルに対して外部から混入する妨害波の抑圧を行うよう
にした実装構造に関するものである。

［従来の技術］ プリント配線板上に、ＩＣ，ＬＳＩ等の電子部品が搭載
された電子回路パッケージを複数個実装した電子装置ユ
ニットにおいては、電子回路パッケージ間あるいは複数
の電子装置ユニット間の電気的な接続のため、通常コネ
クタを有する信号ケーブルにより各電子回路パッケージ
間を接続している。これらの電子回路パッケージは、デ
ィジタル回路やスイッチングタイプの電源回路を多用す
るようになってきており、そのクロックやスイッチング
周波数に起因する妨害波が信号ケーブルを介して伝導し
たり、放射して他の電子回路パッケージや電子装置ユニ
ットに妨害を与える問題が顕在化してきた。

一方、ＩＣ，ＬＳＩは高集積化、低消費電力化とともに
外部から混入する妨害波に対する耐力が低下してきてお
り、他の電子回路パッケージや周辺の電子機器等が発生
する妨害波が、信号ケーブルを介して混入した場合、電
子回路に誤動作が発生する問題も生じる。

そこで、従来の電子回路ユニットはこのような妨害波を
抑圧するため通常第５図に示すようにフェライトコアを
使用している。屑ユニットの構成を概略説明すると、１
は電子部品が搭載されたプリント配線板、２は電子回路
パッケージ、３はコネクタ、４はコネクタ３を介して電
子回路バラゲージ２に接続された信号ケーブル、５は電
子装置ユニット、６は電子装置ユニット５におけるケー
ブルダクト、７は信号ケーブル４に装着されたフェライ
トコアである。

フェライトコア７は第６図（ａ）、（ｂ）に示すように
、半円筒状に形成された２つのコア片７Ａ、７Ｂで構成
され、これらのコア片７Ａ、７Ｂを信号ケーブル４に装
着して互いに向かい合わせ、ビニ−テープ等を巻いて分
離しないようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来の妨害波抑圧法は、上述したように
信号ケーブル４に半割り構造のコア片７Ａ、７Ｂを該ケ
ーブル４を挟むように装着し、ビニールテープ等をこれ
らコア片に巻き付けて分離しないように固定する必要が
あると共に、電子装置ユニット５を移動したり、輸送し
たりする時は、振動によってフェライトコア７が破損し
たり、破壊しないよう、信号ケーブル４のフェライトコ
ア７の両端に滑り止め等を装着し、フェライトコア７を
信号ケーブル４に固定しておく必要がある。

このため、フェライトコア７を信号ケーブル４に装着す
るにあたっての操作性が頗る悪いと云う問題があった。

さらに、フェライトコア７をビニルテープ等で固定した
場合、ビニールテープが経年変化により劣化し、フェラ
イトコア７の嵌合が悪くなって妨害波抑圧効果が減少し
たり、極端な場合には信号ケーブル４からフェライトコ
ア７が脱落し、妨害波の抑圧ができないと云う問題があ
った。

したがって、本発明は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な
構造にして信号ケーブルにフェライトコアを操作性良く
、且つ機械的にも安定に装着でき、信号ケーブルから放
射される妨害波の抑圧および、同ケーブルに対して外部
から混入する妨害波を確実に抑圧し得るようにした信号
ケーブルの実装構造を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的を遠戚するために、プリント配線板上
に電子部品が搭載された電子回路パッケージが実装され
、該電子回路バラゲージにコネクタで信号ケーブルを接
続する電子装置ユニットにおいて、前記電子装置ユニッ
トのケーブルダクトを２分割形戒し、その各々のダクト
部材にフェライトコアを形成する各コア片を互いに対向
するように取付け、前記ダクト部材の結合により前記信
号ケーブルを前記フェライトコアに挿通するようにした
ものである。

［作用］ 本発明において、フェライトコアはケーブルダクトに固
定されており、ビニールテープ等によるコア片の一体化
が不要とされる。ダクト部材を一体的に結合させると、
コア片も互いに嵌合し、信号ケーブルを挟み込む。

［実施例］ 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明に係る信号ケーブルの実装＃Ｉ造の第１
実施例を示す電子装置ユニットの斜視図、第２図はフェ
ライトコアが取り付けられたケーブルダクトの要部斜視
図である。これらの図において、第５図および第６区と
同一構成部品に対しては同一符号を以て示し、その説明
を省略する。ケーブルダクト６は、幅方向中央部におい
て２分割形成されることにより２つのダクト部材６Ａ、
６Ｂとで構成され、一方のダクト部材６ＡｉＪＣ電子装
置ユニツトに固定されることにより固定側ダクト部材を
形成し、他方のダクト部材６Ｂが固定側ダクト部材６Ａ
に対して開閉されるように、その下端部が蝶番１０を介
して固定側ダクト部材６Ａの下端部に＠動自在に連結さ
れることにより可動側ダクト部材を形成している。また
、各ダクト部材６Ａ、６Ｂの内部にはフェライトコア７
を構成するコア片７Ａ、７Ｂが、ケーブルダクト６の信
号ケーブル４が挿通されるケーブル挿通孔１２を挟んで
互いに内側面を対向させて、辻つその対向端面が固定側
、可動側ダクト部材６Ａ、６Ｂの接合端面と同一平面を
形成するように止めねじ等の適宜な締結手段によって組
み込まれている。したがって、予め可動側ダクト部材６
Ｂを開いておいて信号ケーブル４をケーブルダクト６の
ケーブル挿通孔１２に挿通して固定側ダクト部材６Ａ側
のコア片７Ａの内周面に密着させた状態で、可動側ダク
ト部材６Ｂを閉じると、コアー片７Ｂも閉じてコア片７
Ａに密接嵌合されて信号ケーブル４を挟み込み、１つの
円筒状フェライトコア７を形成する。つまり、可動側ダ
クト部材６Ｂを閉じると、フェライトコア７に信号ケー
ブル４が挿通されたことになる。そして、可動側ダクト
部材６Ｂは閉じると、固定側ダクト部材６Ａに適宜な係
止手段（図示せず）によって係止される。

かくしてこのような構成からなる信号ケーブルの実装構
造においては、各コア片７Ａ、７Ｂが固定側、可動側ダ
クト部材６Ａ−６Ｂに予め固定配置されているので、信
号ケーブル４をフェライトコア７に挿通した後、コア片
７Ａ、７Ｂをビニールテープ等によって一体的に結合す
る必要がなく、操作性良好で、確実にフェライトコア７
を信号ケーブル４に装着することができる。

第３図は本発明の第２実施例を示すケーブルダクトの分
解斜視図である。この実施例は固定側、可動側ダクト部
材６Ａ、６Ｂを蝶番によって互いに連結する代わりに、
可＊Ｓダクト部材６Ｂを固定側ダクト部材６Ａに嵌合に
よって一体に結合し、この結合と同時にコア片７Ａ、７
Ｂを互いに嵌合させ信号ケーブル４を挟み込むようにし
たものである。

このような構成においても、コア片７Ａ、７Ｂを固定側
、可動側ダクト部材６Ａ、６Ｂにそれぞれ固定配置して
いるので、上記第１実施例と同様、操作性がよく、確実
に信号ケーブル４をフェライトコア７に装着し得るもの
である。

第４図はフェライトコア７の他の実施例を示す分解斜視
図である。この実施例は各信号ケーブル４毎に独立した
フェライトコア７を用いる代わりに、複数個のコア片を
一連に連結してなる一連型コア片１５Ａ、１５Ｂとし、
複数の信号ケーブルへの同時装着を可能にしたものであ
る。

このような構成においては、固定側、可動側ダクト部材
６Ａ、６Ｂに対する一連型コア片１５Ａ、１５Ｂの取付
作業が簡単で短時間に行えると云う利点を有する。

［発明の効果］ 以上説明しだように本発明に係る信号ケーブルの実装構
造によれば、フェライトコアをケーブルダクトに取り付
けたので、フェライトコアを各信号ケーブル毎にビニー
ルテープ等で装着する必要がなく、また個々のフェライ
トコアを各信号ケーブルに逐一固定する必要がないため
、操作性を著しく改善向上させることができる。また、
フェライトコアをｌ！械的に安定な状態で装着でき、し
かもビニールチー１等を必要としなければ、その経年変
化に起因する妨害波抑圧効果の劣化が生じないため、初
期の妨害波抑圧効果を安定に維持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る信号ケーブルの実装構造の第１実
施例を示す電子装置ユニットの斜視図、第２図はフェラ
イトコアが取り付けられたケーブルダクトの要部斜視図
、第３図は本発明の第２実施例を示すケーブルダクトの
分解斜視図、第４図はフェライトコア７の他の実施例を
示す分解斜視図、第５図は信号ケーブルを実装してなる
電子装置ユニットの従来例を示す斜視図、第６図（ａ）
、（ｂ）はフェライトコアの底台状態と、分離した状態
を示す図である。 ■−・・プリント配線板、２−・・電子回路バヅケージ
、３・・・コネクタ、４−・・信号ケーブル、５・・・
電子装置ユニット、６・・−ケーブルダクト、６Ａ・−
・固定側ダクト部材、６Ｂ・・・可動側ダクト部材、７
・・・フェライトコア、７Ａ、７Ｂ−一・コア片、■２
・・・ケーブル挿通孔、 １．５Ａ、 １５Ｂ　　・　・ ・一連壁コア片。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　プリント配線板上に電子部品が搭載された電子回路パ
   ッケージが実装され、該電子回路パッケージにコネクタ
   で信号ケーブルを接続する電子装置ユニットにおいて、 前記電子装置ユニットのケーブルダクトを２分割形成し
   、その各々のダクト部材にフェライトコアを形成する各
   コア片を互いに対向するように取付け、前記ダクト部材
   の結合により前記信号ケーブルを前記フェライトコアに
   挿通するようにしたことを特徴とする信号ケーブルの実
   装構造。