JPH0322112Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0322112Y2
JPH0322112Y2 JP1986019638U JP1963886U JPH0322112Y2 JP H0322112 Y2 JPH0322112 Y2 JP H0322112Y2 JP 1986019638 U JP1986019638 U JP 1986019638U JP 1963886 U JP1963886 U JP 1963886U JP H0322112 Y2 JPH0322112 Y2 JP H0322112Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spout
paper
container
layer
contents
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986019638U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62132923U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986019638U priority Critical patent/JPH0322112Y2/ja
Publication of JPS62132923U publication Critical patent/JPS62132923U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0322112Y2 publication Critical patent/JPH0322112Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はミルク、果汁、酒等を収容した紙容器
の内容物が注ぎ出すのに使用する注出口が設けら
れた紙容器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から紙容器に収容された内容物を注ぎ出す
為の注出口としては次のものが知られている。
実開昭60−99224号は第8図にその断面を示し
た如く、容器を形成する紙を主体とする素材20
に予め穿口し、別に成型した開口用中子32を有
する合成樹脂製注出口31を、穿口部の内側から
封着し、更にキヤツプ33を装着したものであ
る。
実開昭57−186323号は第9図にその断面を示し
た如く押込み可能な切出刃付中子42を有する注
出口41を容器素材20の外面に接着し、更にキ
ヤツプ(省略)を装着したものである。更に、最
も簡単なものとしてはゲーブルトツプ型容器の頂
部パネルを引き剥して注出口とするものがある。
又、注出口ではないが、口栓、ストロー、スプ
ーン等の突差しを容易にすることを目的として、
本考案の構成と類似の次のような考案が知られて
いる。
実開昭54−13627号は第10図にその断面を示
す如く表裏被覆層のベースとなる紙層3にのみ切
込みを設けたものである。
更に、実開昭58−151528号は第11図にその断
面を示す如く、容器外面から紙ベース3の半分以
上に達する切込みを設け、突差部に相当する部分
が他の部分より相対的に剥離し易くなる工夫を施
して、切込みを設けた側をめくりやすくしたもの
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然しながら、これら従来の考案は下記の如き欠
点を有していた。
実開昭60−99224号の第8図の考案及び実開昭
57−186323号の第9図の考案はともに複雑な別製
の注出口を設ける為、製造コストが極めて高いと
いう重大な欠点の外、注出口の設置位置が限定さ
れる上、運搬や保管に際して、突出した注出口に
過度の負荷がかからない工夫や、多段積に対する
工夫等を必要とする。
又、頂部パネルの引き剥しによる方法は多大の
力を要し、開口部にケバ立ちが生じ易い欠点があ
る。
更に実開昭54−13627号は第10図に示す如く、
容器外面に何ら切り込みがない為、外部から口栓
やストロー等別の用具を用いることによつてしか
内容物を取り出せない。
一方実開昭58−151528号の場合容器表面被覆層
側から紙層の半分以上の深さに切り込みが入つて
いるが、第11図でみる如く、紙層間で剥離して
上方へめくり上げて、ストロー等を挿入し易くす
る事は容易であるが、注出口とする為に必要な大
きさに全域きれいに剥離することは難しい。
従つて本考案は紙容器内容物を注ぎ出す為の特
別な用具を要せず、簡単な加工で、従つて極めて
低コストで作成可能であつて、使用に際しては容
易に、衛生的に、且つきれいにつくることができ
る注出口がないという問題点に対しなされたもの
である。
〔問題点を解決する為の手段〕
叙上の問題点は、紙をベースとして、その表裏
両面に熱融着性合成樹脂被覆層を有する素材から
なる紙容器に於て、容器の外面から、表面被覆層
と紙層とに切込む開口用切込みが、任意形状の注
出口の輪郭線と、この輪郭線上の少なくとも1点
から輪郭線内へ向う開口補助線とから作成するこ
とによつて解決した。
本考案で使用する紙容器は、紙をベースとして
表裏両面に熱融着性合成樹脂層を有するシートか
ら組立てたものであつて、その層構成は収容すべ
き内容物の性質によつて各種のものが考えられ、
特に制限はない。
一般的には容器外面側からポリエチレン等の熱
融着性合成樹脂層/紙層/ガスバリヤー性合成樹
脂層/熱融着性合成樹脂層である。ガスバリヤー
性合成樹脂の代表的なものとしては、ポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレ
ン、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ナイロン等のポリアミド、
ポリメチルペンテン等であり、これを単層である
いは重層にして使用できる。この他これらの樹脂
構成成分を主とする各種の共重合体も使用可能で
ある。更にガスバリヤー性合成樹脂とアルミニウ
ム箔を同時に用いれば密閉性は極めて高くなる。
本考案の特徴は注出口の輪郭線と、輪郭線上に
1点から輪郭線内に向い少なくとも一本の開口補
助線を設け、これらに沿つて切込みを入れること
にある。
注出口の形状は制限はなく円、ダ円、三角形、
四角形等の幾可形状及びこれらの変形したものや
これらの組み合せたもの、あるいは動植物の形を
型どつたもの等であつても良い。
注出口の大きさは、紙容器に収容された内容物
の流動特性に応じて決められるが、余り小さいと
注出口の開口が容易でなくなるので、注出口が円
の場合通常1cm以上である。
開口補助線は、注出口形状の輪郭線上の1点か
ら輪郭線内に向い少なくとも一本は必要である。
他点は輪郭線上に有つても良く、注出口形状内に
あつても良い。
注出口形状の輪郭線と開口補助線の切込み深さ
は表面被覆層とほぼ紙厚全巾に達し、裏面被覆層
に及んではならない。
〔作用〕
注出口を実際に作成する方法を第7図に従つて
説明する。
まず第7図の如く、開口補助線のどちらか一方
の側を補助線に沿つて容器の内側へ押し込む。
開口補助線と注出口形状の輪郭線は繋がつてい
るから第7b図の如くなる。
そこで押し込まれた側の反対側を内側から外方
向へ引き上げれば第7c図の如くなる。
この動作を継続すれば、注出口の輪郭は全周に
わたり切込まれているので、輪郭線に沿つて全周
切離され第7d図の如く注出口が完成する。
〔実施例〕
第1図は本願考案の注出口の形状と開口補助線
の入れ方に関する実施例である。
第1a図〜第1h図迄は幾可図形及びその変形
図形を注出口の形状とし輪郭線1の全周及び開口
補助線2に沿つて切込まれたものである。第1i
図は動物の顔を予め注出口とする位置に成形前の
シートに印刷しておき、輪郭線1の全周及び開口
補助線2にのみ切込みを入れたものである。
第2図は紙容器素材に第1b図の注出口を設け
た場合第3図の−断面図であつて、紙ベース
3の表面被覆層はポリエチレン4であり、裏面被
覆層は接液側からポリエチレン7、アルミニウム
フイルム6、ポリエチレン5である。
切込みは表面被覆層4、紙ベース5を貫通し
て、裏面被覆層のポリエチレン5に達する深さ迄
切込まれている。
このようにすることによつて、容器内容物に対
する密閉性を損うことなく、内容物の注ぎ出しが
必要な時何ら用具を用いることなく注出口をつく
ることが可能となつた。
第3図,第4図,第5図及び第6図は、紙容器
に本願考案の注出口を設けた図である。第6図は
2ケ所に異なる形状の注出口が設けられており、
内容物に応じて適当な口を使用することが可能と
なる。この場合内容物が粒状物であつても良い。
〔効果〕
本考案に従えば、次のような効果を生ずる。
(1) 表裏両面に熱融着性合成樹脂被覆を有する市
販の紙素材に対し、容器の型付と同時に、注出
口の加工ができる為、注出口用の専用加工機や
工程を要しない。
(2) 注出口とする為の、別の成型品等は一切不要
であつて、且つ容器用素材の所要量も従来の注
出口を設けない場合と同量で良い。
(3) 注出口の数、位置等を自由に選択できる為、
一種の容器を多種の収容物に対して用いること
ができる。
(4) 注出口のデザインが自由に選択できる為、販
売促進上にも有効である。
(5) 容器に凹凸がない為、運搬時の負荷のかかり
方、及び多段積時の特別な工夫等一切が不要で
ある。
(6) 使用に際しては、何ら用具を必要とせず、口
栓等も不要であつて、欲する時に極めて容易に
注出口をつくることが可能である。
従つて本考案による時は極めて低コストで製造
でき、流通に際しても何ら経費を必要とせず、且
つ消費者にとつても使用が極めて容易であつて、
製造、流通、販売、ユーザーのいずれにも多大の
利益をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の注出口の形状を示す説明図。
第2図は第3図の−断面図、第3〜6図は紙
容器に注出口を設けた概念図、第7図は本考案の
注出口の使用法を示す説明図、第8〜11図は従
来技術の説明図である。 1……注出口形状外縁、2……開口補助線、3
……紙ベース、4,5,7……ポリエチレン、6
……アルミニウムフイルム、8……切込み、10
……紙容器、20……紙容器用素材、31,41
……注出口、32,42……中子、33……キヤ
ツプ、44……封止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙をベースとして、その表裏両面に少なくとも
    熱融着性合成樹脂被覆層を有する素材からなる紙
    容器に於て、容器の外面側から表面被覆層と紙層
    とに切込む開口用切込みが、任意形状の注出口の
    輪郭線と、この輪郭線上の少なくとも1点から輪
    郭内へ向う開口補助線とから作成されていること
    を特徴とする紙容器。
JP1986019638U 1986-02-14 1986-02-14 Expired JPH0322112Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986019638U JPH0322112Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986019638U JPH0322112Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62132923U JPS62132923U (ja) 1987-08-21
JPH0322112Y2 true JPH0322112Y2 (ja) 1991-05-14

Family

ID=30814413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986019638U Expired JPH0322112Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0322112Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014213923A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 日本製紙株式会社 飲料用ノンアルミ紙容器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2527392Y2 (ja) * 1988-05-20 1997-02-26 凸版印刷株式会社 液体容器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55107646A (en) * 1979-02-07 1980-08-18 Tetra Pak Int Packing vessel
JPS5743779U (ja) * 1980-08-25 1982-03-10

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55107646A (en) * 1979-02-07 1980-08-18 Tetra Pak Int Packing vessel
JPS5743779U (ja) * 1980-08-25 1982-03-10

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014213923A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 日本製紙株式会社 飲料用ノンアルミ紙容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62132923U (ja) 1987-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0439140Y2 (ja)
US3687352A (en) Container closure
US4819839A (en) Opening arrangement on packing containers
CA1043740A (en) Container with snap-on cover
KR101875176B1 (ko) 분배 특징부의 노출 및 형성을 위한 제거 가능 부분을 가진 밀봉 부재
EP1162156B1 (en) Lid for food container
US4798296A (en) Packing container provided with a reclosable opening arrangement
JPS5815342Y2 (ja) カツテイング・カ−トン
JPH0322112Y2 (ja)
JPH08295367A (ja) 易開封性包装体およびその製造方法
JP4184489B2 (ja) 紙容器
JPS5828967Y2 (ja) 注出口付複合容器
JPH031378Y2 (ja)
CN216510285U (zh) 盖子
JP4184490B2 (ja) 紙容器
JPS5834030Y2 (ja) 容器の蓋
US10507963B2 (en) Resealable opening device and package comprising such an opening device
JP2008094449A (ja) 湯切り機能を備えた蓋体
JPS607322Y2 (ja) 開口容易な紙容器
JPH0239945Y2 (ja)
JP4882169B2 (ja) 易開封性密封紙容器
JP3223112U (ja) 食品容器
JPH0245179Y2 (ja)
JPH066026Y2 (ja) 液体収納用容器
JPS5831807Y2 (ja) ホウケイジヨウイタガミセイガイタイ