JPH03221085A - 娯楽用車両 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は遊園地などで使用される娯楽用車両に関するも
のである。

［従来の技術］ 従来、遊園地などにおいて搭乗者自身が自己の意思によ
り進路を定めて運転する種々の娯楽用車両が知られてい
る。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、前記従来の娯楽用車両の内で二Å以上が搭乗
する車両においては、通常の車両と同様に操舵装置を一
人の搭乗者のみが操作して進路を決定するものである。

従って、車両の進路が一人の搭乗者に委ねられ他の搭乗
者は車両の進路・について関与することができず、興味
に乏しいばかりか車両自体も四輪自動車と同様の外観と
走行状態とを呈していて斬新さに欠ける。

本発明は斯る点に鑑みてなされたものであって、横並び
の二台の二輪自動車が呼吸を合わせて運転されているよ
うに見え、且つ搭乗者自身はその一方が希望する速度で
走行させるとともに旋回させるにとどまらず、もう一方
が希望する方向へも旋回させることのできるきわめて興
味のある娯楽用車両を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、同一方向へ向けて平行に配置されている二台
の二輪自動車の車体が連結体によりリンク結合されて互
いに左右同一方向へ同時に傾倒可能にフレームに支持さ
れているとともに、前記フレームの中心軸に前記連結体
により揺動するクランク腕が軸着されており、前記二輪
自動車の前輪に設けられているナックルアームと前記ク
ランク腕とが傾倒側へ旋回させるようにそれぞれタイロ
ッドにより連結されている構成を以て前記課題を解決す
るための手段とした。

［作用］ 走行状態においていずれか一方の二輪自動車を傾倒させ
ると連結体で接続されたもう一方の二輪自動車も同一方
向へ同一角度だけ傾倒する。

同時に連結体が左右方向へ移動してクランク腕を□中心
軸を中心に回動させ、これに連結されているそれぞれの
タイロッドが左右方向へ移動しナックルアームを介して
それぞれの二輪自動車の前輪を傾倒側へ同一角度だけ曲
げ、車両が旋回する。

［実施例コ 次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
乃至第６図は本発明の一実施例を示すものであり、二台
の二輪自動車ＩＡ、　ＩＢが同一方向へ向けて平行且つ
横並びに配置され前輪２ａ。

２ｂならびに後輪３ａ、　３ｂの車軸高さ付近において
フレーム４に支持されている。そして、各二輪自動車Ｉ
Ａ、　ＩＢは前輪２ａ、　２ｂを支持した車体１０ａ。

１０ｂと後輪３ａ、　３ｂとが互いに独立した構成であ
り、後輪３ａ、　３ｂはフレーム４に回転自由に支承さ
せた後車軸３１ａ、３１ｂに取付けられ、フレーム４に
搭載した原動機８４によって高車軸３１ａ、３１ｂを駆
動し後輪３ａ、　３ｂを等速度で回転させる。また、歯
車などを抜取った空の或いは模擬のトランスミッション
ケースｌｌａ、　ｌｌｂおよび車体フレーム１２ａ、　
１２ｂを構成するメインフレーム１３ａ、　１３ｂなら
びにダウンチュウプ１４ａ、　１４ｂの下端部がフレー
ム４に互いに平行に配設された軸体４５ａ、４５ｂに回
動可能に連結されることによって各二輪自動車ＩＡ、　
ＩＢの車体１０ａ、　ｌＯｂが車軸高さ付近において左
右方向へ傾倒可能にフレーム４に支持されているととも
に、車体１０ａ、　ＩＯｂは前後において連結体５２ａ
、　５２ｂおよび４３により互いにリンク結合され、二
輪自動車ＩＡ、　ＩＢがフレーム４に支持されている後
輪３ａ、　３ｂを除いて同時に同一方向へ同−角度傾く
構成とされている。また、フレーム４は二輪自動車ＩＡ
、　ＩＢを挟んでそれらの中間に走行方向へ延びる中心
軸４４を有しており、この中心軸４４の前輪２ａ、　２
ｂに対応する部分にクランク腕５１が軸着されている。

そして、各前輪２ａ、　３ａの内側後方に延設されたナ
ックルアーム６ａ、　６ｂにそれぞれ回動自由に結合し
た前記一対のタイロッド７ａ、　７ｂとそれぞれの車体
１０ａ、　１０ｂの前部に回動自由に結合した一対の連
結体５２ａ。

５２ｂとが中心軸４４を挟んだクランク腕５１の両端に
それぞれ回動自由に連結されている。これらの中心軸４
４、クランク腕５１．連結体５２ａ、　５２ｂはタイロ
ッド７ａ、　７ｂを駆動するためのクランク５を構成し
ている。

尚、図面中、符号８１ａ、　８１ｂはハンドル、　符号
８２ａ、　８２ｂはシート、符号８５はフレーム４に固
定されたステップである。

かかる構成を有する本実施例を使用するには、先ず、二
名の搭乗者が通常の二輪自動車に搭乗するのと同様にハ
ンドル８１ａ、　８１ｂを握るとともにシート８２ａ、
　８２ｂに跨って坐り、ステップ８５に足を載せる。そ
して、一方の搭乗者が原動機８４を始動させて図示しな
い動力位置装置より後車軸３１ａ、３１ｂを介して後輪
３ａ、　３ｂを駆動し、希望の速度で走行させる。

このとき、　二輪自動車ＩＡ、　１Ｂを傾倒することな
く且つハンドル８１ａ、　８１ｂをまっすぐに保つと車
両は直進する。尚、キイスイッチ、アクセルレバ−、ブ
レーキレバーは一方の二輪自動車にのみ設けられており
、一方の搭乗者が運転を行なうようになっている。

次に一方、例えば進行方向右側の二輪自動車ＩＡの搭乗
者が他方、即ち左側の二輪自動車ＩＢの搭乗者の意思に
沿って、或いは意思に逆らって二□輪自動車ＩＡを例え
ば外側方向、即ち、第５図に示すように車体１０ａを矢
印Ａ方向へ傾倒させると、連結体５２ａが矢印Ｂ方向へ
移動してクランク腕５１を矢印Ｃ方向へ回動させ、これ
により連結体５２ｂが矢印Ｂ方向へ引張られてもう一方
の二輪自動車ｌＢを同一方向へ同一角度だけ傾倒させる
。同時に、クランク腕５１が中心軸４４を中心に矢印Ｃ
方向へ回動させられることによってタイロッド７ａ、　
７ｂが矢印り方向へ同一距離だけ移動しナックルアーム
６ａ、　６ｂを介して右側の前輪２ａの車軸後方を内側
へ引張るとともに左側の前輪２ｂの車軸後方を外側へ押
出す。従って、第６図に示すようにそれぞれの二輪自動
車ＩＡ、　ＩＢの前輪２ａ、　２ｂが同一方向へ同一角
度だけ曲げられて車両が旋回することとなるのである。

このように二台の二輪自動車ＩＡ、　ＩＢの内、いずれ
か一方を傾倒することにより進路が決定される。従って
、運転を司る搭乗者が車体を傾倒させるほか、各搭乗者
がそれぞれ自己の希望する進路を採るべく自己が搭乗し
ている二輪自動車を独自に或いは他の搭乗者と競い合い
ながら傾倒させることもでき、このときはいずれか体力
に優る者或いは先に傾倒させた者が主となって進路を定
めて車両を走行させることができ。

二人の搭乗車が競技をしながら走行することができる。

また、ハンドル８１ａ、　８１ｂは通常の二輪自動車の
ように前輪２ａ、　２ｂを旋回することができる構成、
或いは単に車体１０ａ、　　１０ｂに固定した構成のい
ずれであってもよいが、旋回させることが可能な場合に
は車体１０ａ、　ｊｏｂの傾倒とハンドル８１ａ、　８
１ｂの旋回操作とを選択または併用して旋回させること
ができ、より一層多様な運転゛ができるものである。更
に本実施例ではナックルアーム６ａ、　６ｂを前輪２ａ
、　２ｂの内側後方に向けて設けたが、内側前方へ向け
て設けてクランク腕５１の中心軸４４よりも連結体５２
ａ、　５２ｂ側に連結した場合にも同様の作用効果を得
ることができる。

第７図は本発明の異なる実施例を示すものであり、本実
施例では各二輪自動車ＩＡ、ＩＢが原動機８３ａ、　８
３ｂならびに後輪３ａ、　３ｂを含めてそれぞれ独立し
て走行駆動可能な機能を有している。

従って、車体１０ａ、　ｌＯｂの傾倒と同調して各二輪
自動車ＩＡ、ＩＢの速度を別個に調節することにより更
に複雑に進路を争うことができる。更にこの構成におい
て二輪自動車ＩＡ、１Ｂの一方のみに走行駆動機能をも
たせもう一方は伴走するだけとしてもよい。

［発明の効果］ 以上の構成を有する本発明は、各二輪自動車に搭乗した
二名の搭乗者がいずれか一方またはそれぞれの意思に基
づいて車体を所望の進路方向へ傾倒させることにより、
恰かも横並びの二台の二輪自動車が呼吸を合わせて運転
され並走しているように見え、きわめて斬新な外観と走
行状態とを呈する。また、一方が希望する方向へ旋回さ
せるにとどまらず、いずれか体力の優る者或いは先に傾
倒させた者が定めた方向へ車両を走行させることも可能
であり、遊園地などにおいてきわめて興味ある娯楽用車
両としての地位を有することができるものである。また
、操舵も通常の二輪自動車を運転するのと同様に車体を
傾倒させるものであり、実感的であるとともに、しかも
体力を必要とするためスポーツ的な要素もある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本発明の一実施例を示すものであり
、第１図は平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う断
面図、第３図は主要部分の斜視図、第４図は主要部を示
す平面図、第５図ならびに第６図は旋回時の作動状態を
示す説明図、第７図は異なる実施例を示す平面図である
。 ＩＡ、　ＩＢ・・・二輪自動車、２ａ、　２ｂ・・・前
　輪、４・・・フレーム、５・・・クランク腕、６ａ、
　６ｂ・・・ナックルアーム、７ａ、　７ｂ−タイロッ
ド、　ｌＯａ、１Ｏｂ−＝車体、５１・・クランク腕、
５２ａ、　５２ｂ・・・連結体、４４・・・中実軸。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　同一方向へ向けて平行に配置されている二台の二輪自
   動車の車体が連結体によりリンク結合されて互いに左右
   同一方向へ同時に傾倒可能にフレームに支持されている
   とともに、前記フレームの中心軸に前記連結体により揺
   動するクランク腕が軸着されており、前記二輪自動車の
   前輪に設けられているナックルアームと前記クランク腕
   とが傾倒側へ旋回させるようにそれぞれタイロッドによ
   り連結されていることを特徴とする娯楽用車両。