JPH03220333A - 耐熱水性に優れた被覆弾性糸および布帛とその染色方法 - Google Patents

耐熱水性に優れた被覆弾性糸および布帛とその染色方法

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JPH03220333A
JPH03220333A JP2124676A JP12467690A JPH03220333A JP H03220333 A JPH03220333 A JP H03220333A JP 2124676 A JP2124676 A JP 2124676A JP 12467690 A JP12467690 A JP 12467690A JP H03220333 A JPH03220333 A JP H03220333A
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Japan
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polyurethane
diol
hot water
polyurethane elastic
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JP2124676A
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English (en)
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Osamu Takemura
武村 治
Kazuo Yamazaki
和男 山崎
Koji Hirai
広治 平井
Yoshinuki Maeda
前田 佳貫
Sadao Yamashita
節生 山下
Yukiatsu Furumiya
行淳 古宮
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐熱水性に優れ高温高圧染色が可能なポリウ
レタン弾性繊維とポリエステル繊維からなる被覆弾性糸
および布帛、そしてその染色方法に関する。
[従来技術] ポリウレタン弾性繊維については、古くから研究されて
おり、湿式紡糸、乾式紡糸についてはすでに昭和40年
代にはすでに技術確立されており、その後溶融紡糸につ
いても特公昭58−44764号公報に見られるような
、たとえばハードセグメントが、4.4゛−ジフェニル
メタンジイソシアナートと1.4−ブタンジオール、ソ
フトセグメントが、ポリエチレンアジペートのポリウレ
タンからの弾性繊維など、数多くの技術が提案され、工
業生産されている。しかしながら、耐熱水性に優れ、高
温高圧染色可能なポリウレタン弾性繊維に関しては、実
現化されていないのが現実であり、今日まで公開された
数多くの特許の中でも高温高圧染色に耐え得るポリウレ
タン弾性繊維の開示は皆無と言える。
100℃を越える湿熱処理については特公昭49709
2号公報に繊維化されたポリウレタン組成物の糸条を蒸
気により110℃×5分の延伸熱処理を行うことにより
細繊度化し、熱水収縮率を下げることが記載されている
。また、特公昭47−14054号公報には140℃シ
リコン油浴中でポリエステルエーテル弾性繊維を収縮さ
せ回復性を向上させようとすることが記載されている。
しかし、いずれの公報に開示される弾性繊維も120℃
X60分といった高温高圧染色に耐えうる繊維ではない
従来のポリウレタン弾性繊維は、高温での耐熱水性に劣
るため実際の布帛などへの使用にさいしてはナイロン−
6や綿、ウールと言った100℃程度での低温染色が可
能な繊維との混用(被覆糸、交編、交織など)に限定さ
れ、通常120℃以上の高温高圧染ぬであるポリエステ
ル繊維との混用も、たとえば特開昭50−118047
号公報や特開昭58−13736号公報のように被覆糸
を共重合ポリエステルや高速紡糸ポリエステルといった
易染性ポリエステルにすることによって、染色温度を1
00℃程度に下げる事によりおこなわれているが、いず
れもポリエステル繊維を改質した易染糸であり、ポリエ
ステル繊維本来の好ましい特性を大幅に低下させるもの
でしかなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、高温高圧染めが可能であり、染色後も優れた
力学強度と伸縮性をしめす「ポリウレタン弾性繊維とポ
リエステル繊維からなる被覆弾性糸および布帛」を提供
するにある。また本発明は、耐黴性、耐塩素性、弾性回
復性に優れる被覆弾性糸および布帛を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明はポリウレタン弾性繊維がポリエステル繊維によ
り被覆されてなる被覆弾性糸であって、該ポリウレタン
弾性繊維が下記(I)式を満足し、かつ、該ポリウレタ
ン弾性繊維が、高分子ジオール、有機ジイソシアナート
および鎖伸長剤を重合したポリウレタンよりなり、該高
分子ジオールとして、 ■一般式 (式中、R1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜10
のアルキレン基、R2は2価の有機基である)で表され
る構造単位を必須とするポリエステルジオールあるいは ■一般式 %式% (式中、R1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜10
のアルキレン基である) で表される構造単位を必須とするポリカーボネートジオ
ールであり、 下記(n)および(I[[)式を満足する分子量100
0〜3500の高分子ジオールが用いられたことを特徴
とする被覆弾性糸である。
R≧7800/T [R(耐熱水性強度保持率)、T(
熱水処理温度)<140℃]  ・・・・・ (I)0
015≦メチン基数/全炭素数≦0.13      
・・・・・ (I[r)(こ−こで、全炭素数とは、高
分子ジオール中のエステル結合、カーボネート結合に含
まれる炭素を除いた残りの炭素の合計数) また本発明はポリウレタン弾性繊維とポリエステル繊維
よりなる布帛であって、該ポリウレタン弾性繊維が下記
(r)式を満足し、かつ、該ポリウレタン弾性繊維が、
高分子ジオール、有機ジイソシアナートおよび鎖伸長剤
を重合したポリウレタンよりなり、該高分子ジオールと
して、■一般式 (式中、R1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜10
のアルキレン基、R”は2価の有機基である。) で表される構造単位を必須とするポリエステルジオール
あるいは ■一般式 %式% (式中、R1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜lO
のアルキレン基である。) で表される構造単位を必須とするポリカーボネートジオ
ールであり、 下記(II)および(I[[)式を満足する分子量10
00〜3500の高分子ジオールが用いられたことを特
徴とする布帛である。
R≧7800/T [’R(耐熱水性強度保り率)、T
(熱水処理温度)<140℃]  ・・・・・ (1)
6≦全炭素数/(エステル結合数あるいはカーボネート
結合数)≦11    ・・・・・ (I[)0015
≦メチン基数/全炭素数≦0.13      ・・・
・・ (I[[)(ここで、全炭素数とは、高分子ジオ
ール中のエステル結合、カーボネート結合に含まれる炭
素を除いた残りの炭素の合計数) さらに、本発明はこれらの被覆弾性糸あるいは布帛を1
20℃以上の温度で染色する方法に関するものである。
本発明において使用されるポリウレタン弾性繊維を構成
するポリウレタンの高分子ジオール成分は、分子量10
00〜3500のポリエステルジオールあるいはポリカ
ーボネートジオールである。
メチル分岐を1つ有する炭素数6〜10のアルキレン基
を与える化合物として3−メチル−1,5−ベンタンジ
オールや2−メチル−1,8−オクタンジオールが挙げ
られる。メチル分岐を1つ有するジオールの使用により
弾性回復性、耐熱性とも良好となる。メチル分岐が2つ
以上ついたり、エチル、プロピル、ブチル基などの長い
側鎖のついたジオールを使用すると、耐熱性、弾性回復
性、耐寒性などの総合性能が不良となる。ジオールの炭
素数が5より小さいと弾性回復性、耐熱水性、耐熱性な
どが不良となる。lOより大きいと、弾性回復性、透明
性が低下する。ポリエステルジオールを構成する有機基
(R′)を与える化合物としてジカルボン酸が挙げられ
、炭素数が6〜12のジカルボン酸が使用せイ。
さらに本発明で用いる高分子ジオールは(II)、(I
[[)式で表されるような規制を満足させる必要がある
。(n)式で全炭素数/(エステル結合数あるいはカー
ボネート結合数)が6より小さいと耐熱水性、耐寒性の
低下が大きく、11より大きいと弾性回復性の低下が大
きい。好ましくは6〜lOであることが良い。(m)式
でメチン基数/全炭素数が0.015より小さいと弾性
回復性が極端に低下し、0.13より大きいと耐熱性、
弾性回復性が不良となる。より好ましい範囲は、0.0
3〜0.10である。なお、側鎖にメチル分岐を1つ有
するジオールは一級のジオールである事が耐熱性、弾性
回復性の点からも好ましい。
本発明にいうメチン基とは水素原子以外の3つの異なる
原子(同じ元素であっても良い)と結合したr −Cf
1− Jである。
1000より小さいと、弾性回復性、耐熱性、耐熱水性
、耐寒性が不良となり、3500より大きいと、弾性回
復性、紡糸安定性、強度が低下する。本発明で好ましく
使用されるメチル分岐を1つ有する炭素数6〜10のジ
オールは前述したように3−メチル−1、−5−ベンタ
ンジオールおよび2−メチル−1,8−オクタンジオー
ルであり、それらと併用して使用できる好適なジオール
として1.6−ヘキサンジオール、1.8−オクタンジ
オール、1.9−ノナンジオール、1.10−デカンジ
オールなど炭素数6〜10の直鎖ジオールがあげられる
が、なんらこれらに限定されるものではない。
特に3−メチル−1,5−ベンタンジオールを用いるジ
オールの50モル%以上用いた場合に低温(例えば−1
0℃)における伸度が常温における伸度に比べて実質上
低下しない繊維が得られる。
本発明で用いられるポリエステルジオールを製造するた
めのジカルボン酸としては、炭素数が6〜■2の脂肪族
または芳香族ジカルボン酸が好ましい。なかでも脂肪族
ジカルボン酸が好ましい。脂肪族ジカルボン酸の例とし
ては、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸等が挙げられる。また芳香族ジカルボ
ン酸の例としてはフタル酸、テレフタル酸、イソフタル
酸等が挙げられる。特にアジピン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸の使用が好ましい。
本発明で使用されるポリエステルジオールはいかなる製
造法によったものでもよい。例えばポリエチレンテレフ
タレートまたはポリブチレンテレフタレートの製造にお
いて用いられる公知の方法と同様の方法、すなわちエス
テル交換または直接エステル化とそれに続く溶融重縮合
反応にて製造可能である。
本発明で使用されるポリカーボネートジオールを製造す
る際に使用されるカーボネート化合物としては、ジアル
キルカーボネート、アルキレンカーボネート、またはジ
アリールカーボネート等が好ましく用いられるが、本発
明で使用されるポリカーボネートジオールの製造法1古
特に限定されるものでない。
本発明において使用される適当な有機ジイソシアナート
としては、当業界で公知の脂肪族、脂環族もしくは芳香
族の有機ジイソシアナートが挙げられ、具体的には4,
4°−ジフェニルメタンジイソシアナート、p−フェニ
レンジイソシアナート、トルイレンジイソシアナート、
■、5−ナフチレンノイゝソシアナート、キシリレンジ
イソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、イ
ソホロンジイソシアナート、4.4°−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアナート等の分子量500以下のジイ
ソシアナートが例示される。好ましくは4.4°−ジフ
ェニルメタンジイソシアナートである。
また本発明において使用される鎖伸長剤としてはポリウ
レタン業界における常用の連鎖成長剤、すなわちイソシ
アナートと反応し得る水素原子を少なくとも2個含有す
る分子量400以下の低分子化合物、例えばエチレング
リコール、1.4−ブタンジオール、プロピレングリコ
ール、1.6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5
−ベンタンジオール、1.4−ビス(2−ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼン、1.4−シクロヘキサンジオール、
ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート、キシレ
ングリコール等のジオール類が挙げられる。これらの化
合物は単独でまたは、2種以上を混合して使用してもよ
い。最も好ましい鎖伸長剤はブタンジオ−ルまたは1.
4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンである。
特に熱可塑性ポリウレタンから溶融紡糸法により弾性繊
維を製造する場合、熱可塑性ポリウレタンの合成に使用
される有機ジイソシアナートに4.4−ノフェニルメタ
ンジイソシアナート、鎖伸長剤り月、4−ブタンノオー
ルおよび/または1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキ
シ)ベンゼンを選択する事により、耐熱性、弾性回復性
、伸度に優れた性能が得られる。
ポリウレタンを製造する方法に関しては、公知のウレタ
ン化反応の技術を採用することができる。
本発明者らの研究によればなかでも実質的に不活性溶媒
の不存在下で溶融重合することが好ましく、特に多軸ス
クリュー型押出機を用いる連続溶融重合が好ましいこと
が判明した。
高分子ジオール(A)に対する有機ジイソシアナ−ト(
B)の割合(B)/ (^)は、モル比で1.5〜4.
5が弾性回復性、耐熱性、耐寒性などの総合性能の点か
ら優れている。
さらに高分子ジオール(A)、有機ジイソシアナート(
B)、鎖伸長剤(C)の組成比において、(B)/[(
A)+ (C)]のモル比は0.9〜1.2の範囲、特
に0.95〜1.15の範囲が好ましい。この範囲とす
ると耐熱性、弾性回復性、伸度に優れたポリウレタン弾
性繊維が得られる。
なお、(B)/ [(A)+ (c)コのモル比につい
ては、ポリウレタン重合時、あるいは紡糸時に制御でき
る。溶融重合の場合、温度は特に制限されないが200
℃以上260℃以下が好ましい。
本発明において用いるポリウレタンには酸化チタン等の
艶消剤、紫外線吸収剤や酸化防止剤などの添加剤、染顔
料等の着色剤を添加することが出来る。
本発明のポリウレタン弾性繊維を構成するポリウレタン
は、実質的に (a)  高分子ジオールから分子両末端の水酸基中の
2個の水素原子が除かれた形の2価の構造単位、(b)
  有機ジイソシアナートに由来する一般式%式%[) (式中、R3は2価の有機基であり、Xおよびyはそれ
ぞれ0または1の整数を表す) で示される2〜4価の構造単位、 (c)  低分子化合物(鎖伸長剤)分子のイソノアナ
ートと反応しうる2個の水素原子が除かれた形の2価の
構造単位 で示される構造単位よりなり、ここで該(a)の構造単
位は(b)の構造単位とウレタン結合を形成して結合し
ており、また(b)の構造単位の一部は他の(b)の構
造単位とアロハネート結合を形成して結合している場合
があるものと考えられる。
この様にして得られるポリウレタンからポリウレタン弾
性繊維を製造する方法としては、溶融紡糸法、乾式紡糸
法、湿式紡糸法などがあげられる。
溶融紡糸法の場合、紡糸に際しては、以下の条件を用い
る事が実質的である。第一に紡糸速度が重要であり、少
なくとも900m/min以下さらには600m/wi
n以下とする事が好ましい。また紡糸を巻取機によりボ
ビンに巻き取る際の紡糸テンションは0.1g/d以下
、より好ましくは0.05g/d以下とし、ゴデツトロ
ー ラーから巻取機への給糸速度差は5%のアンダーフ
ィードを越えない事が必要であり、等速に近づける事が
好ましい。
また、巻き取られた糸条を低湿下において、ハードセグ
メントのガラス転移温度(Tg)に対し、+20〜−5
0℃の範囲において熱処理し、ハードおよびソフトセグ
メントの相分離を十分に実施することが好ましい。
この様にして得られたポリウレタン弾性繊維は実際の使
用に際してはそのまま採糸として使用されたり他繊維で
被覆して被覆糸として使用される。
他繊維としてはポリアミド繊維、ウール、綿、ポリエス
テル繊維などの従来公知の繊維を挙げることが出来るが
、なかでも本発明ではポリエステル繊維が用いられる。
すなわち、本発明のポリウレタン弾性繊維は120℃以
上の温度で染色することが可能であり、従来ボリウL’
7ン弾性繊維と混用することが出来なかったポリエステ
ル繊維との混用を可能とし、120℃以上の温度で染色
出来るポリエステル繊維による被覆弾性糸およびポリエ
ステル繊維とポリウレタン弾性繊維よりなる布帛となし
うるのである。
本発明にいう被覆弾性糸とは、ポリウレタン弾性繊維を
芯糸とし、他繊維で被覆された被覆弾性糸をさすが、そ
の製造方法は、例えば、撚糸機によるカバリング、エア
ー交絡によるカバリング、精紡機によるカバリングなど
があるがこれらに限定されるものでは無い。
本発明の被覆弾性糸はポリウレタン弾性繊維:ポリエス
テル繊維が1=2〜l:30の比率で被覆されている糸
が好ましい。
また、本発明にいう布帛とは織物、編み物、不織布およ
び紙などをいうが織方法により種々の力学的特性が付与
できる点で織物および編み物が好ましい。
本発明でいうポリウレタン弾性繊維とポリエステル繊維
よりなる布帛は、該布帛の表面(表糸)のすくなくとも
30%以上がポリエステル繊維である事が好ましい。本
発明の布帛はポリウレタン弾性繊維がその中心に来るよ
うにし、出来るだけ表面に露出しないようにすると耐光
性、消費性能上好ましい布帛となる。
また、本発明の布帛にはポリウレタン弾性繊維が、3重
量%以上含有されていることが実用的である。同様に被
覆弾性糸を使用する場合は5重量%以上が実用的である
。これを下回ると布帛の弾性機能が低下する場合がある
本発明の布帛は紡績糸やフィラメントあるいは生糸や加
工糸などその形状に限定されない糸よりなることが良い
。本発明に用いるポリエステル繊維は、繰り返し単位9
0モル%以上がエチレンテレフタレート残基であるポリ
エステルよりなる事が好ましい。
製編織は常法により行うが、編組織としてはパワーネッ
ト、メツシュ、チュール、パイル、サテン、トリコット
レース、及びジャカード(以上経編)、リバーノブル天
竺、スムース、モツク、パイル、ヘロア、メツシュ、及
びジャカード(以上丸編)等があり、織組織としてはサ
テン、平織、ツイル、二重縁等がある。
本発明に用いられるポリエステル繊維は通常用いられて
いる繊度の繊維が用いられるが0.1〜l0CI・の繊
維が好ましい。本発明に用いるポリエステル繊維には高
温高圧染色が可能な範囲内において、従来公知のポリア
ミド繊維、綿、羊毛等の繊維を混用出来る。
さらにまた、本発明に用いるポリエステル繊維はICI
法5時間で3級以上の抗ピリング性を有することが好ま
しい。この繊維は、リン化合物、ケイ素化合物、ポリカ
ーボネート化合物、あるいはスルホン基含有化合物等か
ら選ばれる1種以上の化合物を共重合あるいは含有した
ポリエステルから得られる。
これらの化合物は0.05〜5モル%共重合あるいは含
有していることが好ましい。また、抗ピリング性を有す
る繊維は異型断面繊維とすることによっても得ることが
出来る。偏平度L/W(繊維断面の最長軸りと最短軸W
との比)は2〜10が好まされるリン化合物を添加(リ
ン原子が全酸成分の0.5〜1.5モル%)後溶融紡糸
して極限粘度が0.38〜0.45、酸性末端基濃度8
0μeq/ g以上の含リンポリエステル繊維とし、更
に110℃以上の熱水処理によって極限粘度を0.36
以下とすることによって抗ピリング性が得られる繊維が
好ましい。この時極限粘度を低下させるために110℃
以上のwet処理が必要であり、本発明に使用の耐熱水
性ポリウレタン弾性糸との組み合わせによって初めて抗
ピリング性と伸縮性を同時に得ることができる。
本発明でいう高温高圧染色が可能であるとは、ポリエス
テル繊維の染色に常用される分散染料などを使用し、1
20℃X60分の高温高圧染色後においても、ポリウレ
タン弾性糸の強度保持率が80%以上であることをいう
本発明の特許請求範囲第1項及び3項の(I)式におけ
るR(耐熱水強度保持率%)が、7800/ Tより大
きいことが本発明の重要構成要件の一つである。
Tは熱水処理温度(高温高圧染色温度)で140℃以下
の温度を表すが、現実的には120〜135℃が採用さ
れる。
好ましくはR≧9000/ Tである。
本発明のポリウレタン弾性繊維とポリエステル繊維との
被覆弾性糸、布帛などを用いた産業上の利用分野として
は、以下のものが挙げられる。
衣料用:水着、スキーウェアー、サイクリングウェアー
 レオタード、ランジェリ− ファンデーション、肌着 雑 品:パンティストッキング、靴下、サポータ−1帽
子、手袋、パワーネット、包 帯 非衣料;テニスラケットのガツト、一体成型加工用カー
シート地糸、ロボットアーム 用金属被覆糸 く本発明の作用効果〉 本発明の被覆弾性糸、布帛は、120℃以上の高温高圧
染色が可能であり、染色後もポリウレタン弾性繊維特有
の伸縮性、強度をほとんど損なわないため、従来困難と
されてきた5染化されていない通常のポリエステル繊維
との混用(被覆糸、交編、交織)物の後染めを可能にし
た。5染化されていないポリエステル繊維とは、染料と
してEastman Po1yester Navy 
Blve 3 R−L S Wを用い3%ovf、浴比
50: t、 too℃で60分染色した際の染着率が
30%以下であるものをいう。特に同様の条件で120
℃で染色した際の染着率が80%以下である様なポリエ
ステル繊維である。
本発明の効果は、芯糸となるポリウレタン弾性繊維が、
高温高圧染色に耐える耐熱水性と耐熱性を有する事に起
因するものと推定される。また本発明は、ポリエステル
系あるいはポリカーボネート系ポリウレタン使用のため
、耐塩素性、耐光性、耐熱性に優れた特徴が発揮される
ため、従来耐久性の面から困難とされてきた透明タイプ
(クリアータイプ)の弾性繊維を使用した被覆弾性糸や
布帛の製造か可能となった。更に本発明の被覆弾性糸、
布帛は、耐加水分解性、耐黴性がポリエーテル系ポリウ
レタン弾性繊維からのそれに近い性能を有し、かつ弾性
回復性にも優れるため、きわめて画期的な素材として期
待出来る。
以下さらに本発明で採用した測定方法などについて説明
する。
く高分子ジオールの分子量の測定〉 高分子ジオールの水酸基価、酸価を測定し、常法に従っ
て求める。
〈強伸度、弾性回復率の測定〉 J I S  L−1013に従い強伸度および弾性回
復率を求めた。ただし後者は、200%伸長時の弾性回
復率を測定した。
く耐熱水弾性回復性保持率〉 ポリウレタン被覆弾性糸の試料を130℃で90分熱水
処理し、処理後のポリウレタン弾性繊維を取りだし、弾
性回復性保持率を求めた。
く耐熱水性強度保持率〉 ポリウレタン弾性繊維を該繊維の2〜5倍のデニールを
有するポリエステル繊維と併せて筒編(丸編)地とし、
95〜98℃の熱水中でリラックス処理を10分間行い
、この編地を風乾後、プレセット(180℃×1分、熱
風)し、所定の温□度(120〜135℃のいずれかの
温度)の熱水で、加圧下、60分間分散染料染色条件下
で染色後ファイナルセラ)(150℃×1分、熱風)し
たのち、風乾し、編地を解除し、ポリウレタン弾性繊維
のみを取り出して、常法により処理前の筒編から解除し
た糸と処理後の筒編を解除した糸の強度を測定し、保持
率を求めたものである。
用いた化合物は略号を用いて示したが、略号と化合物の
関係は、表1の通りである。
以下余白 表 1 参考−例1 (ポリエステルジオールの製造) 2−メチル−1,8−オクタンジオールと1.9−ノナ
ンジオールの混合物(モル比: 50150) 160
0g及びアジピン酸1460g (ジオール/アジピン
酸のモル比+ 1.3/1)を常圧下に窒素ガスを通じ
つつ約220℃の温度で縮合水を留去しながらエステル
化を行なった。ポリエステルの酸価が0.3以下になっ
たとき真空ポンプにより徐々に真空度を上げ反応を完結
させた。こうして水酸基価56、酸価0.12のポリエ
ステルジオール(以下、ポリエステルaと記す)を得た
。このポリエステルλの分子量は2000であった。
参考例2〜16 酸成分及びジオール成分とを各々表2に示したものを用
いること以外は参考例1と同様にして各々表2に示した
ポリエステル(ポリエステルb〜p)を得た。
参考例17 (ポリカーボネートジオールの製造) 窒素気流下、2−メチル−1,8−オクタンジオール(
MOD)と1,9−ノナンジオール(ND)の混合物(
MOD/NDのモル比・50150) 1730g去し
た。温度を徐々に210〜220℃に上げ、フェノール
をほとんど留去させたあと真空にし、6〜10mmHH
の真空下210〜220℃で残りのフェノールを完全に
留去した。その結果水酸基価56、分子量2000のポ
リカーボネートジオール(ポリカーボネートλ)を得た
参考例18〜24 ジオール成分、カーボネート化合物を各々表3に示した
ものを用いる以外は参考例17と同様にして、表3に示
したポリカーボネート(ボリカーボネー)b−h)を得
た。
以下余白 実施例1 ポリエステルaとBDとからなり30’Cに加熱された
混合物と50℃に加熱溶融したMDIとをポリエステル
a / M D I / B Dの使用モル比が1/3
.24/2となる量で定量ポンプにより同方向に回転す
る二軸スクリュー押出機に連続的に仕込み、連続溶融重
合をおこなった。このとき前記押出機の中を前部、中間
部および後部の三つの帯域に分は中間部の温度(重合温
度)を230’Cとした。生成したポリウレタン(PU
)をストランド状で水中へ連続的に押し出し、次いでペ
レタイザーでペレットに成形した。
このペレットを80℃10時間真空乾燥し、単軸押出機
付の紡糸機により、紡糸温度235℃、紡糸速度800
m/mi’nで、紡糸テンンヨン約0.05g/ dで
、給糸速度差は約3%のアンダーフィードとして紡糸し
、70デニール/2フイラメントのポリウレタン繊維を
得た。この繊維を80’C20時間熱処理し、物性を測
定したところ、表4に示す様に好ましい結果が得られた
また、本発明の前記ポリウレタン弾性繊維を帝人製機製
ノングルカバリング機にて、ドラフト率3.5倍とし、
カバー糸として通常のポリエステルフィラメント延伸糸
(1200m/分で紡糸後3.6倍に延伸)ブライトT
型異形糸75d/36fを撚糸数600回/mで被覆糸
を作った。この被覆糸を同様にガーゼで包んで実質的に
無荷重の状態で、130℃熱水中で90分間煮沸した。
煮沸後デシケーター中で真空乾燥後解撚し、ポリウレタ
ン弾性糸のみ取り出して、弾性回復性の保持率を求めた
。本発明の被覆糸は弾性回復性の低下が少なく良好であ
った。
また、前記のポリウレタン弾性繊維を、POY−インド
ロ一方式で仮撚された75dのポリエステル加工糸と引
き揃えて、28Gのスムース組織で編成した。gtc編
地を95℃XIO分の熱水中で、リラックス後、この編
地を風乾後、プレセット(180℃×I分、熱風、無緊
張)し、分散染料Re5olinBIueFEL(バイ
エル社製)1.0%owf、均染剤トーホーソルト(東
邦化学社製) 1.0g/ρ、pH調節剤ウつトラMT
(御弊島化学社製)1.0g/+2を用い、pH5,0
に調整した染浴で130℃X60分染色した。染色後、
ピンテンターで、150℃×I分の条件で仕上げた。仕
上げ品は伸縮性、同色性ともに良好であった。仕上げ後
編地を解除し、強度、伸度、弾性回復率を測定した。本
発明の布帛は強度、伸度、弾性回復性の低下が少なく良
好であった。
実施例2 実施例1と同様にして、表2に示す組成のポリエステル
を使用し表4に示す組成ポリウレタンを合成しベレット
化した。このベレットを90℃×24時間真空乾燥し、
ロスインウェイト式計量器付2軸押出機により押出し、
ベント部分より分子量200Gのポリエステルa [N
D/MOD (50150)/AD]に2倍当量のMD
Iを反応させたイソシアナート末端プレポリマーを溶融
状態で、定量ポンプによりイソシアナート過剰量が5%
となる様に供給し、十分混練し、紡糸温度235℃、紡
糸速度800m/ainで紡糸テンション約0.05g
/dで給糸速度差約4%のアンダーフィードとして紡糸
して70デニール/2フイラメントのポリウレタン弾性
繊維を得た。この繊維を100℃24時間、熱処理し、
物性を評価したところ、表4に示す様に好ましい結果を
得た。実施例Iと同様にして被覆弾性糸、布帛を製造し
、実施例1と同様の性能評価を行った結果を、表仝に示
す。耐熱水弾性回復性保持率および耐熱水性強度保持率
が良好である。
成しベレット化せずにそのまま紡糸頭に供給し、紡糸温
度230℃、紡糸速度600IIl/minで紡糸テン
ション約0.05g/d、給糸速度差的3%のアンダー
フィードとして紡糸して、40デニール/2フイラメン
トのポリウレタン弾性繊維を得た。この繊維を90℃×
24時間熱処理し、物性を評価した。さらに実施例1と
同様に被覆弾性糸、布帛を製造し、実施例1と同様の評
価を行った結果を表4に示す。
耐熱水弾性回復性保持率および耐熱水性強度保持率が良
好である。
比較例I〜2 実施例1と同様にして、表2に示す組成のポリエステル
から表5に示す組成のポリウレタンを合成しベレット化
せずにそのまま紡糸頭に供給し、紡糸温度230℃、紡
糸速度800m/minで紡糸テンノヨン約0.1g/
d、給糸速度差は約5%のアンダーフィードとして紡糸
して、40デニール/2フイラメントのポリウレタン弾
性繊維を得た。この繊維を90℃×24時間熱処理し、
物性を評価した。さらに実施例1と同様に被覆弾性糸、
布帛を製造し、実施例Iと同様の評価を行った結果を表
5に示す。
比較例3 実施例1と同様にして、表2に示す組成のポリエステル
から表5に示す組成のポリウレタンを合成しベレット化
せずにそのまま紡糸頭に供給し、紡糸温度230℃、紡
糸速度800m/minで紡糸テンション約0.2g/
d、給糸速度差は約8%のアンダーフィードとして紡糸
して、40デニール/2フイラメントのポリウレタン弾
性繊維を得た。この繊維を90℃×24時間熱処理し、
物性を評価した。さらに実施例1と同様に被覆弾性糸、
布帛を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表
5に示す。
レット化せずにそのまま紡糸頭に供給し、紡糸温度23
0℃、紡糸速度800m/minで紡糸テンンヨン約0
.1g/d1給糸速度給糸的5%のアンダーフィードと
して紡糸して、40デニール/2フイラメントのポリウ
レタン弾性繊維を得た。この繊維を90℃×24時間熱
処理し、物性を評価した。さらに実施例Iと同様に被覆
弾性糸、布帛を製造し、実施例lと同様の評価を行った
結果を表5に示す。以上の様に比較例1〜12は耐熱水
弾性回復性保持率および耐熱水強度保持率、弾性回復性
、伸度のすべてに良好なものは得られず、総合性能に劣
る。
以下余白 実施例14 実施例1で得たポリウレタン繊維70デニール/2フイ
ラメントを裏糸とし、エステル/綿の混紡糸40/1(
混紡半エステル/、綿−50/ 50のコーマ−糸)を
表糸として28Gの天竺組織を編成した。
編成編地を35%過酸化水素2g/ Qで漂白(95℃
×1時間)後、プレセット(190℃×1分)し、次い
で実施例Iと同じ条件でエステルを染色した後、仕上げ
た。仕上げ品は良好な伸縮性を有し、また仕上げ編地を
解除しポリウレタン繊維の強度、伸度、弾性回復率を測
定した結果、強度、伸度、弾性回復率の低下が少なく、
耐熱水性強度保持率は81%と良好であった。
実施例15 表糸を極限粘度0.42、酸性末端基濃度100μsq
/gのノブチルホスヘートを共重合したポリエステルか
らなる含リン(リン原子含有411.0モル%)ポリエ
ステル紡績糸40/ l (1,4drX 38mm)
とする以外は実施例1と同条件で編成、染色仕上げした
仕上げ編地を解除し、ポリウレタン弾性繊維の強度、伸
度、弾性回復率を測定した結果、強度、伸度、弾性回復
率の低下が少なく、耐熱水性強度保持率は82%と良好
であった。
さらに、仕上げ編地の抗ピリング性(ICI法5時間)
は4〜5級であり、十分な抗ピリング性を有していた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリウレタン弾性繊維がポリエステル繊維により
    被覆されてなる被覆弾性糸であつて、該ポリウレタン弾
    性繊維が下記( I )式を満足し、かつ、該ポリウレタ
    ン弾性繊維が、高分子ジオール、有機ジイソシアナート
    および鎖伸長剤を重合したポリウレタンよりなり、該高
    分子ジオールとして、[1]一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜1
    0のアルキレン基、R^2は2価の有機基である)で表
    される構造単位を必須とするポリエステルジオールある
    いは [2]一般式 −O−R^1−O−C− (式中、R^1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜1
    0のアルキレン基である) で表される構造単位を必須とするポリカーボネートジオ
    ールであり、 下記(II)および(III)式を満足する分子量1000
    〜3500の高分子ジオールが用いられたことを特徴と
    する被覆弾性糸。 R≧7800/T[R(耐熱水性強度保持率)、T(熱
    水処理温度)<140℃]・・・・・( I )6≦全炭
    素数/(エステル結合数あるいは カーボネート結合数)≦11・・・・・(II)0.01
    5≦メチン基数/全炭素数≦0.13・・・・・(III
    )(ここで、全炭素数とは、高分子ジオール中のエステ
    ル結合、カーボネート結合に含まれる炭素を除いた残り
    の炭素の合計数)
  2. (2)ポリエステル繊維が3級以上の抗ピリング性(I
    CI法5時間)を有するポリエステル繊維である請求項
    1に記載の被覆弾性糸。
  3. (3)ポリウレタン弾性繊維とポリエステル繊維よりな
    る布帛であつて、該ポリウレタン弾性繊維が下記( I
    )式を満足し、かつ、該ポリウレタン弾性繊維が、高分
    子ジオール、有機ジイソシアナートおよび鎖伸長剤を重
    合したポリウレタンよりなり、該高分子ジオールとして
    、 [1]一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜1
    0のアルキレン基、R^2は2価の有機基である。) で表される構造単位を必須とするポリエステルジオール
    あるいは [2]一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜1
    0のアルキレン基である。) で表される構造単位を必須とするポリカーボネートジオ
    ールであり、 下記(II)および(III)式を満足する分子量1000
    〜3500の高分子ジオールが用いられたことを特徴と
    する布帛。 R≧7800/T[R(耐熱水性強度保持率)、T(熱
    水処理温度)<140℃]・・・・・( I )6≦全炭
    素数/(エステル結合数あるいは カーボネート結合数)≦11・・・・・(II)0.01
    5≦メチン基数/全炭素数≦0.13・・・・・(III
    )(ここで、全炭素数とは、高分子ジオール中のエステ
    ル結合、カーボネート結合に含まれる炭素を除いた残り
    の炭素の合計数)
  4. (4)ポリエステル繊維が3級以上の抗ピリング性(I
    CI法5時間)を有するポリエステル繊維である請求項
    3に記載の布帛。
  5. (5)ポリウレタン弾性繊維がポリエステル繊維により
    被覆されてなる被覆弾性糸であつて、該ポリウレタン弾
    性繊維が下記( I )式を満足し、かつ、該ポリウレタ
    ン弾性繊維が、高分子ジオール、有機ジイソシアナート
    および鎖伸長剤を重合したポリウレタンよりなり、該高
    分子ジオールとして、[1]一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜1
    0のアルキレン基、R^2は2価の有機基である)で表
    される構造単位を必須とするポリエステルジオールある
    いは [2]一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜1
    0のアルキレン基である) で表される構造単位を必須とするポリカーボネートジオ
    ールであり、 下記(II)および(III)式を満足する分子量1000
    〜3500の高分子ジオールが用いられた被覆弾性糸を
    120℃以上の温度で染色することを特徴とする被覆弾
    性糸の染色方法。 R≧7800/T[R(耐熱水性強度保持率)、T(熱
    水処理温度)<140℃]・・・・・(1)6≦全炭素
    数/(エステル結合数あるいは カーボネート結合数)≦11・・・・・(II)0.01
    5≦メチン基数/全炭素数≦0.13・・・・・(III
    )(ここで、全炭素数とは、高分子ジオール中のエステ
    ル結合、カーボネート結合に含まれる炭素を除いた残り
    の炭素の合計数)
  6. (6)ポリウレタン弾性繊維とポリエステル繊維よりな
    る布帛であつて、該ポリウレタン弾性繊維が下記( I
    )式を満足し、かつ、該ポリウレタン弾性繊維が、高分
    子ジオール、有機ジイソシアナートおよび鎖伸長剤を重
    合したポリウレタンよりなり、該高分子ジオールとして
    、 [1]一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜10
    のアルキレン基、R^2は2価の有機基である。) で表される構造単位を必須とするポリエステルジオール
    あるいは [2]一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1はメチル分岐を1つ有する炭素数6〜1
    0のアルキレン基である。) で表される構造単位を必須とするポリカーボネートジオ
    ールであり、 下記(II)および(III)式を満足する分子量1000
    〜3500の高分子ジオールが用いられた布帛を120
    ℃以上の温度で染色することを特徴とする布帛の染色方
    法。 R≧7800/T[R(耐熱水性強度保持率)、T(熱
    水処理温度)<140℃]・・・・・( I )6≦全炭
    素数/(エステル結合数あるいは カーボネート結合数)≦11・・・・・(II)0.01
    5≦メチン基数/全炭素数≦0.13・・・・・(III
    )(ここで、全炭素数とは、高分子ジオール中のエステ
    ル結合、カーボネート結合に含まれる炭素を除いた残り
    の炭素の合計数)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108264627A (zh) * 2018-01-18 2018-07-10 河北邦泰氨纶科技有限公司 一种低熔点氨纶切片

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