JPH03220307A - 水中資材用繊維 - Google Patents

水中資材用繊維

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Publication number
JPH03220307A
JPH03220307A JP1417190A JP1417190A JPH03220307A JP H03220307 A JPH03220307 A JP H03220307A JP 1417190 A JP1417190 A JP 1417190A JP 1417190 A JP1417190 A JP 1417190A JP H03220307 A JPH03220307 A JP H03220307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
mercaptobenzothiazole
fiber
copper salt
antifouling
Prior art date
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Pending
Application number
JP1417190A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatsugu Mochizuki
政嗣 望月
Shunichi Kiriyama
桐山 俊一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、養殖網、定置網等の漁網や係留ローブ等の水
中資材用繊維に関するものである。
(従来の技術) 近年、我が国の漁業は、遠洋漁業から沿岸漁業や養殖漁
業への転換が図られつつあり、養殖網や定置網等が広く
使用されるようになってきた。
養殖網や定置網等は長期間海水中に浸漬された状態で使
用されるため、藻類や貝類等の海中生物が繁殖して付着
し、網目の閉塞による魚類の成育阻害や鋼重量の増大等
が発生し、漁業関係者にとって深刻な問題となっている
この対策として、養殖網、定置網等に防汚剤を含有した
塗料や組成物によるコーティング処理を施すことが行わ
れている。
従来、この防汚剤としてトリフェニルチン、トリブチル
チン、トリブチルチンオキサイド等の有機錫化合物が一
般に用いられていたが、有機錫化合物は毒性を有し、海
洋汚染、魚体への悪影響等の問題があり、使用が規制さ
れるようになってきた。
有機錫化合物に代わる安全な防汚剤の研究開発も進めら
れているが、十分満足なものは得られていない。
また、防汚剤による後処理法は、処理工程を必要とする
ためコスト高になるとともに、使用中に防汚剤が脱落し
、防汚効果(藻類や貝類等の生物が繁殖して付着するの
を防止する効果)の耐久性に乏しいという問題を有して
いる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、海洋汚染、魚体への悪影響等の問題がなく、
防汚剤による後処理工程を必要とせず。
かつ、防汚効果の耐久性に優れた水中資材用繊維を提供
しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を解決するものであり。
その要旨は、少なくとも繊維の表面部が2−メルカプト
ベンゾチアゾールの銅塩を0.5〜30重量%含有した
成分で構成された合成繊維からなる水中資材用繊維にあ
る。
以下1本発明について詳細に説明する。
本発明において、繊維を形成する合成重合体としては、
ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46゜ナイロン1
1.ナイロン12等のポリアミド、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
、ポリ塩化ビニリデン及びポリビニルアルコール等が好
ましく用いられる。
2−メルカプトベンゾチアゾールの銅塩の添加量は0.
5〜30重量%、好ましくは2.0〜20重量%が適当
である。この添加量が少なすぎれば防汚効果が十分発揮
されず、一方、多すぎると製糸性や繊維の物性が低下し
て好ましくない。
2−メルカプトベンゾチアゾールの銅塩を含有した成分
で繊維全体を構成してもよいが、繊維の表面部がこの成
分で構成されていれば本発明の目的達成には十分であり
、鞘芯型複合繊維の鞘成分にのみ2−メルカプトベンゾ
チアゾールの銅塩を含有させてもよい。鞘芯型複合繊維
とすると、繊維の物性を低下させることなく、繊維の表
面部の2−メルカプトベンゾチアゾールの銅塩の濃度を
高めることができ、経済的にも有利である。鞘芯型複合
繊維とする場合、製糸性及び防汚効果の点で鞘部が10
重量%以上を占めるようにすることが望ましい。
また、繊維を形成する重合体には、酸化防止剤。
耐熱剤、耐候剤、顔料等の添加剤やポリエチレングリコ
ールのような親水性成分等を含有させてもよい。
本発明における繊維は1円形断面のものに限定されるも
のではなく、扁平断面その他各種異形断面のものでもよ
い。また、マルチフィラメント及びモノフィラメントの
いずれでもよく、単糸繊度やフィラメント数は、用途に
合わせて適宜選定される。
本発明の繊維は、単独で漁網等の水中資材の作成に用い
てもよいが、場合によっては1通常の繊維と混用しても
よく1例えば1通常の繊維を本発明の繊維でカバリング
して使用してもよい。
本発明において使用する2−メルカプトベンゾチアゾー
ルの銅塩は、耐熱性に優れており、溶融紡糸法により繊
維を製造する際に分解したり、製糸性を悪化させたりす
ることがなく、また、繊維中から早期に溶出してしまう
ことがないので、耐久性のある防汚効果を発揮する。
(実施例) 次に実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、防汚効果は9次の懸垂試験によって評価した。
試料の糸条を用いて、 95cmX 95cmの大きさ
の網を作成し、lmX1mのステンレス製枠に取付け。
淡路′島地区の海中に、水深1〜2mの位置で懸垂し、
3力月及び6力月経過後に引き上げて、生物の付着状況
を観察し1次の4段階で判定した。
◎:付着なし、     ○:少し付着あり。
△:半分位に付着あり、×:全面に付着あり。
また、繊維の強度は、 JIS L1013 (198
1)に準じて測定した。
実施例1 メルトインデックス(JIS K6760) 1.Og
/10分の直鎮状高密度ポリエチレンを使用し、鞘成分
に第1表に示した2−メルカプトベンゾチアゾールの銅
塩(MBT−Cu)を添加し、鞘/芯複合重量比1/4
の複合モノフィラメントを製造した。
この際、ニードル型ノズルを10孔有する鞘芯型複合紡
糸用口金を使用し、紡糸温度290℃で紡出し、エアギ
ャップを介して5℃の水浴中に通して冷却後、10m/
分の速度で引き取り、引き続いて長さ4mの沸騰水浴中
を通しながら延伸速度100m/分で延伸し、 400
 dのモノフィラメント(10本)を得た。
このモノフィラメントを合撚し、得られた撚糸をさらに
3本合わせて合撚し、約2万デニールの糸条とした。こ
の糸条を用いて目合いが3cmとなるように編網し、懸
垂試験を行った。
モノフィラメントの強度及び懸垂試験の結果を第1表に
示す。 (Nα1は比較例である。)この際、紡糸温度
290℃で紡出し、冷却後、油剤を付与して600m/
分の速度で引き取り、引き続いて185℃の延伸ローラ
を用いて、最終延伸速度2700m/分で延伸し、 4
20d/48fのマルチフィラメント糸を得た。
このマルチフィラメント糸を用いて合撚し、得られた撚
糸をさらに3本合わせて合撚し、約1.8万デニールの
糸条とした。この糸条を用いて実施例1と同様に編網し
、懸垂試験を実施した。
マルチフィラメント糸の強度及び懸垂試験の結果を第2
表に示す。
実施例2 相対粘度(96%硫酸を溶媒とし、濃度1g/J。
温度25℃で測定)3.6のナイロン6を使用し、第2
表に示す量のMBT−Cuを添加し、マルチフィラメン
ト糸を製造した。
*Nα26では、 MBT−Cuの代わりに2−メルカ
プトベンゾチアゾールの亜鉛塩を使用した。
参考例 上記Nα21で得られた糸を4本合糸して芯糸とし。
これにNα24で得られた糸10本を用いてカバリング
して被覆糸とした。
この被覆系を3本合わせて撚糸した糸条を用いて実施例
1と同様に編網し、懸垂試験を実施した。
懸垂試験の結果は、3力月、6カ月とも◎であった。
(発明の効果) 本発明の繊維は、2−メルカプトベンゾチアゾールの銅
塩という特定の防汚剤を繊維の製造時に繊維に含有させ
ることにより得られ9本発明によれば、海洋汚染、魚体
への悪影響等の問題がなく。
防汚効果の耐久性に優れた水中資材用繊維を安価に製造
することが可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも繊維の表面部が2−メルカプトベンゾ
    チアゾールの銅塩を0.5〜30重量%含有した成分で
    構成された合成繊維からなる水中資材用繊維。
JP1417190A 1990-01-24 1990-01-24 水中資材用繊維 Pending JPH03220307A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0799928A3 (en) * 1996-04-05 1998-07-15 Mitsubishi Paper Mills, Ltd. Antibacterial antifungal agent and fibrous material containing the same
WO2017065305A1 (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 株式会社ブリヂストン ゴム補強用繊維、ゴム-繊維複合体およびこれを用いた空気入りタイヤ

Cited By (3)

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US5888526A (en) * 1996-04-05 1999-03-30 Mitsubishi Paper Mills Limited Antibacterial antifungal agent and fibrous material containing the same
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