JPH03218362A - 4,5,6,7―テトラヒドロベンズイミダゾール誘導体及びそれを含有する医薬 - Google Patents

4,5,6,7―テトラヒドロベンズイミダゾール誘導体及びそれを含有する医薬

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JPH03218362A
JPH03218362A JP1332125A JP33212589A JPH03218362A JP H03218362 A JPH03218362 A JP H03218362A JP 1332125 A JP1332125 A JP 1332125A JP 33212589 A JP33212589 A JP 33212589A JP H03218362 A JPH03218362 A JP H03218362A
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JP
Japan
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tetrahydrobenzimidazole
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mass spectrum
carboxamide
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Pending
Application number
JP1332125A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Ota
太田 光昭
Tokuo Koide
徳雄 小出
Takeshi Suzuki
健師 鈴木
Akira Matsuhisa
彰 松久
Isao Yanagisawa
柳沢 勲
Keiji Miyata
宮田 桂司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,医薬として有用な新規4, 5, 6. 7
(発明の背景) 従来,  5−HT,拮抗剤としては特開昭5 9−3
 6 6 7 5号公報,特開昭59−67284号公
報に記載のアザビシクロ化合物,特開昭60−2147
84号公報に記載のテトラヒドロカルバゾーノレ誘導体
,特開昭61−275276号公報に記載のアザビシク
ロ化合物等が知られている。
(解決手段) 本発明者らは,優れた5−HT,拮抗作用を有する化合
物の探策な目的として,種々の新規化合物を創製し,そ
のスクリーニングを進めてきたところ,下記一般式(I
)で示される4,5。6.7テトラヒドロベンズイミダ
ゾール誘導体等が優れた5−HT,拮抗活性を有するこ
とをつきとめ,本発明を完成させるに至った。
すなわち,本発明は,一般式(I) (式中Rl, R2. R3は同一又は異って水素原子
,水酸基,ハロゲン原子,ハロゲン原子で置換されてい
てもよい低級アルキル基,低級アルコキシ基,低級アル
キルチオ基,アラルキルオキシ基,アリールオキシ基,
低級アルカノイル基,カルボキシ基,低級アルコキシカ
ルボニル基或はニトロ基を; R’, R”, R’は
水素原子又は低級アルキル基を;Xは酸素原子又は硫黄
原子を意味する。) 5−HT3拮抗剤を発明の構成とし,その提供を目的と
する。
本発明の化合物は,従来の5−HT3拮抗作用物質とは
全く構造を異にし,かつ強力な5−HT3拮抗作用を有
する特徴を有する。
以下,本発明化合物及び医薬につき詳述する。
本明細書の一般式の基の定義において「低級」とは,特
に断らない限り炭素数1乃至6個を有=5 する直鎖又は分岐状の炭素鎖を意味する。
従って,「低級アルキル基」としてはメチル基,エチル
基,プロビル基,ブチル基,ベンチル基,ヘキシル基,
イソプロビル基,イソプチル基,  tert−プチル
基,イソペンチル基, tertペンチル基,イソヘキ
シル基等が挙げられる。
「低級アルコキシ基」としてはメトキシ基,エトキシ基
,プロポキシ基,プトキシ基,ペンチルオキシ基,ヘキ
シルオキシ基,イソプロボキシ基,インブトキシ基, 
 tert−プトキシ基,イソペンチルオキシ基+  
tert−ペンチルオキシ基,イソへキシルオキシ基,
2−エチルブトキシ基等が,「低級アルキルチオ基」と
しては,メチルチオ基,エチルチオ基,プロビルチオ基
,ブチルチオ基,ペンチルチオ基,イソプロピルチオ基
,イソプチルチオ基,  tert−プチルチオ基,イ
ソベンチルチオ基等が,「低級アルカノイル基」として
はホルミル基,アセチル基,フロピオニル基,ブチリル
基,イソプチリル基,バレリル基等カ,[低級アルコキ
シカルボニル6 基」としてはメトキシカルボニル基,エトキシ力ルボニ
ル基,プロボキシカルボニル基,イソブロボキシカルボ
ニル基,プトキシカルボニル基,  tert−ブトキ
シカルボニル基,ペンチルオキシ力ルボニル基,ヘキシ
ルオキシ力ルボニル基等が挙げられる。
また,「アリールオキシ基」としてはフェニルオキシ基
,ナフチルオキシ基等が,[了ラルキルオキシ基」とし
てはペンジルオキシ基,フェネチルオキン基,フェニル
プロボキシ基,フエニルブトキシ基等が挙げられる。「
ハロゲン原子」は,フン素原子,塩素原子,臭素原子,
ヨウ素原子である。
また,本発明化合物は塩を形成することもできる。かか
る塩としては,例えば塩酸,臭化水素酸,ホウ酸,リン
酸,硫酸等の無機酸との塩並びに酢酸,酒石酸,マレイ
ン酸,フマル酸,クエン酸,コハク酸,安息香酸,p一
トルエンスルホン酸等の有機酸との塩が挙げられる。
更に,本発明化合物はテトラヒドロイミダゾゾール骨格
を有しており,また分子中に不整炭素原子を有しており
,一般式(I)に含まれる化合物には互変異性体や不整
炭素原子に基づく光学異性体などの異性体が存在する。
本発明にはこれら異性体の単離されたものあるいは混合
物が含まれる。
以下に本発明化合物の製造法につし・て具体的に説明す
る。
製法(I) (I) 本発明化合物(I)は一般式(n)で示されるアニリン
誘導体に式(I1[)で示される4, 5. 6. 7
−テトラヒド口ペンズイミダゾール−5−カルボン酸(
若しくはチオカルボン酸)又はその反応性誘導体を反応
させることにより得ることができる。
化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘
導体との反応は,通常溶媒中室温乃至加温下で行われる
。溶媒は反応に関与しない溶媒であれば特に制限はない
。通常使用されるものとしては,アセトン,ジオキサン
,エーテル,テトラヒド口フラン,メチルエチルケトン
,クロロホルム,シクロロエタン,シクロロメタン,酢
酸エチル,ギ酸エチル,ジメチルホルムアミド,ジメチ
ルスルホキシド等が挙げられる。これらの溶媒は適宜混
合して使用してもよい。
化合物(III)は遊離カルボン酸の状態で使用される
ほか,カルボン酸の反応性誘導体として反応に供される
。カルボン酸の反応性誘導体としては活性エステル(た
とえばベンゾ} IJアゾールエステルなど),混合酸
無水物,酸ハロゲン化物,活性アミド,酸無水物,酸ア
ジド等が用いられる。化合物(III)を遊離のカルボ
ン酸の状態で使用するときは,N,N’−ジシクロヘキ
シ9一 ルカルボジイミド,N,N’−ジエチルカルボジイミド
等の縮合剤を使用するのが好ましい。
また用いられるカルボン酸の反応性誘導体の種類によっ
ては,塩基の存在下に反応させるのが,反応を円滑に進
行させる上で好ましい場合もある。かかる塩基としては
炭酸水素ナトリウム,炭酸水素カリウム,炭酸ナトリウ
ム,炭酸カリウム等の無機塩基,トリメチルアミン,ト
リエチルアミン,ジメチルアニリン,ピリジン等の有機
塩基が挙げられる。
製法(II) (Ia)                (Ib)本
製造法は一般式(Ib)で示される4, 5. 6. 
7テトラヒドロベンズイミダゾール−5−チオカルボキ
サミド誘導体を製造する方法である。
即ち,一般式(Ia)で示されるカルボキサミド誘導体
に,ベンゼン,トルエン,キシレン,テ一10 トラヒドロフラン,ジオキサン等の溶媒中五硫化リンや
ラウエッノン試薬を反応させることにより行われる。反
応温度は室温下乃至加熱還流下である。
製法(m) (lc)               (ld)( 式中,Rli. R211, R3Bは水素原子,水酸
基,ハロゲン原子,ハロゲン原子で置換されていてもよ
い低級アルキル基,低級アルコキシ基,低級アルキルチ
オ基,アラルキルオキシ基,低級アルカノイル基,カル
ボキシ基,低級アルコキシカルボニル基,  Rlb,
 R2b, R3bは水素原子,水酸基,ハロゲン原子
,ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基
,低級アルコキシ基,低級アルキルチオ基,低級アルカ
ノイル基,カルボキシ基,低級アルコキシカルボニル基
を意味する。
但し,  R1a, R”, R3aの少なくとも一つ
は保護された水酸基(例えばペンジルオキシ基,トリメ
チルシリルオキシ基,アセトキシ基)であり,R+b,
 R2b, R3bの少なくとも一つは水酸基である。
) 本製造法は一般式(Id)で示される水酸基を有する化
合物を製造する方法である。
即ち,一般式(Ic)の化合物を白金,パラジウム,ラ
ネーニッケル,ロジウム等の触媒存在下,通常の接触還
元を施すことにより製造される。
製法(IV) また,本発明化合物は一般式(Ie)で示される化合物
をアルキル化することによっても得ることができる。
(Ie)               (If)[式
中,  R”, R2c, R3cは水素原子,水酸基
,ノ・ロゲン原子,ハロゲン原子で置換されていてもよ
い低級アルキル基,低級アルコキシ基,低級アルキルチ
オ基,アラルキルオキシ基,低級アルカノイル基,カル
ボキシ基,低級アルコキシカルホニル基(但シ,R1c
,R2C,R3cノ少くとも一つは水酸基)を; R”
, R2d, R3dは水素原子,水酸基,ハロゲン原
子,ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル
基,低級アルコキシ基,低級アルキルチオ基,低級アル
カノイ冫基,カルボキシ基,低級アルコキシカルボニル
基(但し,  R’d, R”d, R”の少なくとも
一つは低級アルコキシ基)を意味する。コ アルキル化は,塩酸,硫酸,芳香族スルホン酸等の脱水
剤の存在下にメタノール,エタノール,プロパノール等
の低級アルコールを反応させる方法,ヨウ化メチル,ヨ
ウ化エチル,臭化プロビル等のハロゲン化低級アルキル
を炭酸ナトリウム,炭酸カリウム等の塩基の存在下に反
応させる方法,又はジメチル硫酸,ジェチル硫酸等のア
ルキル硫酸エステルをアルカリ存在下13 に反応させる方法等,反応条件を考慮して適宜採用する
ことができる。
反応溶媒としては,水,メタノール,エタノール等のア
ルコール類,アセトン,テトラヒドロフラン,エーテル
,ジオキサン,クロロホルム,ジクロロメタン等の反応
に不活性な溶媒であるか,あるいは無溶媒下であっても
よい。
このようにして製造された本発明化合物は遊離のままあ
るいはその塩として単離され精製される。単離,精製は
,抽出,結晶化,再結晶,各種クロマトグラフィー等の
通常の化学操作を適用して行われる。
また,ラセミ化合物は適当な原料化合物を用いることに
より,あるいは一般的なラセミ分割法により[たとえば
,一般的な光学活性酸(酒石酸等)とのジアステレオマ
ー塩に導き,光学分割する方法等コ立体化学的に純粋な
異性体に導くことができる。
(発明の効果) 本発明化合物又はその塩は麻酔ラットにおい14ー てセロトニンによる一過性の徐脈を特異的に抑制したこ
とから5−HT3拮抗作用を有することが確認された。
従って,本発明化合物はシスプラチンなどの制癌剤およ
び放射線による嘔吐を抑制し,扁頭痛,複合頭痛,三叉
神経痛,不安症状,胃腸運動障害,消化性潰瘍,過敏性
腸症候群等の予防●治療に有用であると考えられる。
(薬理効果,投与量及び投与方法) 本発明化合物の薬埋効果は,次の様にして確認されたも
のである。
1)  5−HT,受容体拮抗作用 生後9週令のウイスター(Wistar)系雄性ラスト
をウレタンIg/kgの腹腔内投与により麻酔し,人工
呼吸下血圧および心拍数を測定シタ。セロトニンあるい
は5−HT3の選択的作動薬である2−メチルセロトニ
ンを静脈内投与することにより起こる一過性の心拍数の
減少および血圧の下降を5−HT,受容体を介した反応
の指標とした( Bezold−Jarish反射;P
aintal A.S., Physitl. Rev
., 53, 159. 1973)。
本発明化合物又はその塩は,セロトニンおよび2−メチ
ルセロトニン投与の10分前に静脈内投与(003〜3
μg/kg )ある℃・は60分前に経口投与(1〜3
0μg/kg)することにより,セロトニンおよび2−
メチルセロトニンによる心拍数の減少および血圧の下降
を用量依存的に抑制した。
本発明化合物についてのラットにおけるセロトニン刺戟
Bezold−Jarish (BJ )反射抑制作用
を下表に示す。
2)制癌剤誘発嘔吐抑制作用 体重1〜1.5kgの雄性フエレノトに,本発明化合物
0.01〜0.3mg/kgを皮下あるいは経口投与す
ることにより,シスプラチン1 0 mg/kg腹腔内
投与により発現する嘔吐は抑制された。
3)ストレス便排出抑制作用 生後9週令のウイスタ−(Wistar )系雄性ラノ
ト拘束ストレス用ケージに収容し,排出される便の数を
測定した。
本発明化合物又はその塩は,静脈内投与(1〜100μ
g/kg)することにより,拘束ストレスによる便排出
の光進を用量依存的に抑制した。
また本発明化合物は毒性が低く,雄性マウスにおける急
性毒性値( up and down法)は100〜1
50mg/kg i.v.であった。
本発明化合物,その塩又はその斗俸癲性体の1種または
2種以上を有効成分として含有する製剤は,通常用いら
れる製剤用の担体や賦形剤,その他の添加剤を用いて錠
剤,散剤,細粒剤,カプセル剤,丸剤,液剤,坐剤,軟
膏,貼付剤等に調製され,経口的(舌下投与を含む)ま
たは非経口的に投与される。
製剤用の担体や賦形剤としては,固体又は液体状の非毒
性医薬用物質が挙げられる。こ17一 れらの例としては,たとえば乳糖,ステアリン酸マグウ
シウム,スターチ,タルク,ゼラチン,寒天,ベクチン
,アラビアゴム,オリーブ油,ゴマ油,カカオバター,
エチレングリコール等やその他常用のものが例示される
本発明化合物の臨床的投与量は,適用される患者の症状
,体重,年令や性別等を考慮して適宜決定されるが,通
常成人1日あたり静注で0.1〜10111g, また
経口で0.5〜501I1gであり,これを1回である
いは数回に分けて投与する。
(実施例) 以下に実施例を掲記し,本発明を更に詳細に説明する。
尚,実施例で使用する原料化合物の製法を参考例に示す
18 参考例 1 (1) 4−メチル−2−ニトロアニリン30g (197ミリ
モル)を,塩化メチレン500n+lにとかし,0〜5
℃にて,ギ酸52ml( 1.378モル)と無水酢酸
31mZ(328 ミ9モル)の混液を滴下し,室温下
で16時間攪拌した。溶媒を減圧留去し,得られた結晶
をエーテルで洗浄し,N−(4−メチル2−ニトロフェ
ニル)ホルムアミ}”34.7g(97.7%)を得た
理化学的性状 NMR(DMSO − d,, TMS, 100MH
z)δ:2.40(3H, s, CHs), 7.5
5(IH, dd, 10Hz, IHz,Arc),
 7.90(2H, bs, Arc), 8.40(
IH, bs,O H O )+ 1 0.4 0 (
 I H− br+ N H )マススペクトル(EI
 ) : m/z  180(M”)アルゴン気流下,
水素化ナトリウム(60%)8.1 g (202ミリ
モル)を,乾燥ジメチルホルムアミド400mZに加え
, 5〜10℃とした。これK,N−(4−メチル−2
−ニトロフエニル)ホルムアミド34.7g  (19
2ミリモル)(乾燥ジメチルホルムアミド150mZ溶
液)を滴下し,50℃にて,1時間攪拌した。再び, 
5〜10℃とし,ヨウ化メチル18 ml (289ミ
リモル)(乾燥ジメチルホルムアミド30mZ溶液)を
滴下した。
これを室温下,16時間攪拌した。溶媒を減圧留去した
後,水200 mlを加え,酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し,溶媒を減圧留去した。得られた結晶をn−
へキサンで洗浄し,N−メチルーN−(4−メチル−2
−ニトロフエニ)L/)ホルムアミド31.2 g (
83.4%)を得た。
理化学的性状 N M R ( D M S O  da T  T 
M S + 100 H z )δ:2.44(3H,
 d, IH, CH,), 3.10, 3.40(
3H, s,N−CH3),7.60(2H, m, 
ArH), 7.90(IH, d,14Hz, Ar
H), 8.18(II{, d, 8Hz, CHO
)マススペクトル(FAB, Pos) : m/z 
195 (M +1 )(3) エタノール400 mlに,N−メチルーN−(4メチ
ル−2−ニトロフエニル)ホルムアミト20g (10
3ミリモル)を加え,ノ・イドロサルファイトナトリウ
ム54g (310ミリモル)(水300mZ溶液)を
,80℃にて滴下し,80℃にて7時間攪拌した後,室
温下,16時間攪拌した。溶媒を減圧留去し,残渣にI
N水酸化ナトリウム水溶液200 mlを加え,これを
酢酸エチルで抽出した。
これを無水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶媒を留去し,
得られた結晶をエーテルで洗浄し,1,5=21− ジメチルベンズイミダシール10.1g (67.3%
)を得た。
理化学的性状 NMR(DMSO−d,, TMS, 100MHz)
δ:2.44(3H, s, CHs), 3.82(
3H, s, N−Me),7.10(IH, dd,
 8HZ, IHZ, ArH), 7.45(2H,
m, ArH), 8.10( IH, s, 2−H
)マススペクトtv (EI ) : m/z 146
 (M )(4) 水250mZK,  1.5−ジメチルベンズイミダゾ
ール8.5g (58、1ミリモル)を加え,50〜6
0℃にて,過マンガン酸カリウム21g ( 133ミ
リモル)を少量ずつ加えた。そのままの温度で,2時間
攪拌した。冷後,P過し,P液にIN塩酸を加えてpH
 4とし,これを減圧留去し,1−メチルベンズイミダ
ゾール−5−カルポン酸・塩酸塩20.2g(無機物を
含む)を得た。
22 理化学的性状 NMR (CD30D, TMS, 100MHz)δ
:4.20(3H, S, N−Me), 8.05(
IH, dd, 10Hy.,IHz, ArH), 
8.35(IH, dd, 10Hz, ArH),8
.50(IH, q, IHy., ArH), 9.
54(IH, 8. 2−H)マススペクトル(FAB
, Poa) : m/z 177 (M++1,フリ
一体として) (5) メタノール300mlに,1−メチルベンズイミダゾー
ル−5−カルボン酸・塩酸塩202g(無機物含む)を
加え,濃硫酸5ml加え,7時間加熱還流した。溶媒を
留去し,残渣に水200mlを加え,5〜10℃にて,
IN水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH9〜10とし
,これを酢酸エチルで抽出した。これを無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し,P過し,溶媒を減圧留去し,得られた
結晶をエーテル洗浄し,1−メチルベンズイミダゾール
ー5−カルボン酸メチルエステル48gを得る(43.
6%,1,5−ジメチルベンズイミダゾールからの収率
として) 埋化学的性状 NMR (DMSO−d6,  TMS, 90MHz
)δ:3.86(6H, s, N−Me, Co,M
e), 7.65(IH, dd,10Hz, IHz
, ArH), 7.94(IH, dd, IOH,
 IHz,ArH), 8.24(IH, d, IH
z, ArH), 8.32(IH, s,2−H) マ/( スペクトル(EI) : m/z 190(M
 )上記化合物4.8 gを 2N硫酸26.6 ml
に溶解し,溶媒を減圧留去することにより 1−メチル
ベンズイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル硫
酸塩782gを得た。
(6) CH, 争H2So, CH, 200 mlオートクレープに,1−メチルベンズイミ
ダゾール−5−カルボン酸メチルエステル・硫酸塩6.
6g (22.9ミリモル),酢酸60 ml ,5%
ロジウムーカーボン末30g加え,  60気圧,80
℃にて,92時間水素添加した。冷後,ロジウムーカー
ボン末を戸別し,P液を減圧留去した。残渣に,水20
0 ml加え,0〜5℃にて,IN水酸化ナトリウム水
溶液を加えて+PH9〜1oとし,酢酸エチルで抽出し
た。これを無水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶媒を留去
し,1−メチル−415.6.7−テトラヒドロベンズ
イミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル(オイル
)3.45g(77.7%)を得る。
理化学的性状 NMR(CDCI,,TMS,100MHz)δ:1.
.70 〜3.00 ( 7H, m, ,CH2X 
3, CH), 3.50 (3H,!1, N−CH
3), 3.70(3H, s, Co2CH3), 
7.30(IH,s,2−H) マススペクトル(EI) : m/z 194(M”)
25 CH3                   CH,
メタノール130mlに,1−メチル−4.5,6.7
テトラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボン酸メチ
ルエステル3.4.5g  ( 17.7ミリモル)加
え,水酸化ナトリウム3.53 g (88.3ミリモ
ル)(水15mt)  を加え,5時間加熱還流した。
溶媒を減圧留去し,残査にIN塩酸100 mZ加え,
これを減圧留去し,1−メチル−4.5,6.7−テト
ラヒドロペンズイミダゾール−5−カルボン酸・塩酸塩
8.5 g (57 w/w%NaC1含む)を得た。
理化学的性状 N M R ( C DsOD, 60 MHz )δ
: 2.00−3.10(7H,m, CH2X3, 
CH), 3.80(3H, s, N−CH3), 
8.75(IH, s, 2−H) マススペクトル(EI) : m/z 180(M+,
フリ一体として) 26 参考例 2 (1) h 3,4−ジアミノ安息香酸5.O g ( 3 2.8
ミリモル),濃塩酸50+++l,酢酸10 ml (
0.175モル)の混合物を100℃にて,24時間加
熱した後,溶媒を減圧留去し,2−メチルベンズイミダ
ゾール5−カルボン酸・塩酸塩6.6 g  (94.
5%)を得る。
理化学的性状 NMR (DMSO−d,, TMS, 100MHz
 )δ:2.85(3H, 8. 2−cHs)+ 7
.84(IH, dd, 8Hz,IHz, ArH)
, 8.05(IH, dd, 8Hz, IHz, 
ArH),8.24 ( I H, d, I Hz,
 ArH )マススペクト/L/ (FAB, Pos
) : m/z 177 (M”+1,フリ一体として
) 2−メチルベンズイミダゾール−5−カルボン酸・塩酸
塩6.6g (32.5ミリモル)をメタノール200
 mZに加え,濃硫酸5mtを加え,8時間加熱還流し
た。溶媒を減圧留去し,残渣に水200mlを加え,I
N水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH 9〜10とし
た後,酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶媒を
留去し,2−メチルベンズイミダゾール5−カルボン酸
メチルエステル5.5 g ( 93.2%)を得る。
理化学的性状 NMR(CDCI,, TMS, 60MHz)δ:2
.65(3H, s, 2−CHs), 3.90(3
H, a, OCHs),7.65 ( 2H, q,
 J−8Hz,Δν=21Hz, ArH), 8.2
0(IH, !1, ArH) マススペクトル(FAB, Pos):m/z 191
(M÷1)上記化合物5.7gをIN塩酸30mlに溶
解し,溶媒を減圧留去し,2−メチルペンズイミダゾー
ル−5−カルボン酸メチルエステル塩酸塩6.8gを得
た。
500 mlオートクレープに,2−メチルベンズイミ
ダゾール−5−カルボン酸メチルエステル・塩酸塩6.
8g(30ミリモル),5%パラジウム硫酸バリウム6
.0 g ,酢酸140 ml加え,60気圧,80℃
にて115時間,攪拌下に水素添加した。冷却後,5%
パラジウムー硫酸バリウムをF別し,F液を減圧留去し
た。残渣に水200 ml加え,0〜5℃にて,IN水
酸化ナトリウム水溶液を加えてt  pH9〜10とし
,これを酢酸エチルで抽出した。これを無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し,F過し,F液を減圧留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し,塩化メチ
29− レンーメタノール(10:1)にて溶出し, 2メチル
−4.5.6.7−テトラヒドロベンズイミダゾール−
5−カルポン酸メチルエステル0.70g(12.0%
)を得た。
理化学的性状 NMR(CDCI,, TMS, 60MHz)δ:1
.80〜3.OO(7H, m, CH2x3, CH
), 2.35(3H,s, 2−CH3), 3.7
0(3H, s, OCT{3), 9.90(IH,
s,NH) マススペクトy (FAB, PoS) : rn/z
 195(M +1 )(4) 2−メチル−4.5,6.7−テトラヒドロベンズイミ
ダゾール−5−カルボン酸メチルエステル0.70 g
 (3.6ミリモル)をメタノール40rnlに加え,
水酸化ナトリウム0.74g (18.5ミリモル/T
{202ml )を加え,16時間加熱還流した。溶媒
な減30 媒を減圧留去した後,IN塩酸100 ml加え,これ
を減圧留去し,2−メチル−4.5,6.7−テトラヒ
ドロペンズイミダゾール−5−カルボン酸・塩酸塩1.
6g(NaCl 58w/w%を含む)を得た。
理化学的性状 NMR (CD,OD, 60MHz)δ: 2.00
 〜3.00(7H,m+ CH2 ,CH ),26
0 ( 3 H,s + 2C H3 )マススベクト
iv (El ) : m/z 180(M+, フリ
一体として) 実施例 1 4, 5, 6. 7−テトラヒド口ペンズイミダゾー
ル5−カルボン酸1塩酸塩0.60 g (2.95m
mol )をチオニルクロリド5mlに加え,90℃に
て,2.5時間加熱した。チオニルクロリドを減圧留去
した後,残渣にジクロロメタン1.0ml,o−アニシ
ジン0. 4 ml (3.57mmol ) , }
リエチルアミン1. 0 ml( 7.2 2 mmo
l )を加え,室温下18時間攪拌する。
これを5%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後,無
水硫酸マグネシウムにて乾燥し,溶媒を減圧留去する。
残清油をシリカゲル力ラムクロマトグラフィー(溶出液
,ジクロ口メタン:メタノール−10:1)にて精製し
,得られた泡状物0.22gに,フマル酸010gのエ
タノール溶液を加えてフマル酸塩とした後,酢酸エチル
ーメタノール(10:1)から再結晶し,N−(2−メ
トキシフェニル)−1.5,6.7−テトラヒド口ペン
ズイミダゾール−5一カルポキザミド・    ゛一 
 の結晶を得る。
理化学的性状; 融点 168〜170℃ 元素分析値( C+oHi+N,Oa・0.8H20と
して)C(%)  H(%l   N(%) 理論値  56,79   5.67   10.46
実験値  56.91   5.62   10.42
NMR (CDCI3)δppm 2.20(2H, br, cI{,). 2.90(
5H, m, CH2X2, CI−I)13.84 
(3H, s, OCHs), 6.90 (3H, 
m,芳香環のH)t7.50(LH, br, 2−C
H), 7.96(IH, s, CONH),8.3
5 ( IH, dd, 9Hz, IHz,芳香環の
H)マススペクトル(EI):m/z271(M+,フ
リ一体として)実施例2. 33一 4, 5, 6,7−テトラヒド口ペンズイミダゾール
5−カルボン酸・塩酸塩(塩化ナトリウムを含有する)
0.13gをチオニルクロリド0. 7 ml中で30
分間還流した後,減圧下に揮発成分を留去した。
ここで得られた残渣を,2−アミノアセトフェノン0.
14g及びトリエチルアミン0.1 5 mlのジクロ
ロメタン2ml溶液に水冷下で加えた。室温にて終夜攪
拌した後,炭酸ナトリウム水溶液5mtを加えクロロホ
ルムにて抽出した。有機層を乾燥し,減圧下に溶媒を留
去した後,カラムクロマト処理(シリカゲル,クロロホ
ルムーメタノール)することによりN−(2−アセチル
フェニル) −4. 5, 6. 7テトラヒド口ペン
ズイミダゾール−5−カルポキサミドの塩基体014g
を得た。これをメタノールーアセトニトリル中のフマル
酸溶液で処理することにより,N−(2−アセチルフェ
ニル) −4.5, 6. 7−テトラヒド口ペンズイ
ミダゾール−5カルポキサミド・フマル酸塩0.15g
を得た。
理化学的性状; 融点 94〜98℃ 34 元素分析値(Cl6HI7N302−C4}{404・
0.5H,0・0.5CH,CNとして) C (ニ)  H(%)    N(%)理論値  5
8.80   5.52   11.43実験値  5
8,81   5.38   11.43マススペクト
ル(EI):m/z283(M+,フリ一体として)実
施例2と同様にして以下の化合物を得た。
実施例 3. 0 N一(2−メチルチオフエニル) − 4. 5, 6
. 7 −テトラヒド口ペンズイミダゾール−5−カル
ポキサミド・フマル酸塩 理化学的性状; 融点 143〜145゜C(メタノールーアセトニトリ
ル)元素分析値( C+sH+vNsOS−C4H40
4・0.2H.0・0.15CH.CNとして) C(%) H(四  N(四 S((ロ)理論値  5
6,10  5.33  10.68  7.76実験
値  56.12  5.28  10.50  7.
77マススペクトル(EI) :m/z 287 (M
+,フリ一体として)実施例 4 N−フェニル−4. 5, 6. 7−テトラヒドロベ
ンズイミダゾール−5−カルポキサミド・フマル酸塩理
化学的性状; 融点 186〜188℃ 元素分析値( CI4H15N30・3/4C4I{4
04・0.7H20として)C((ト) H(%1  
 N(%) 計算値  59.88   5.73   12.32
実測値  59,89   5.58   12.26
マススペクトル(FAB, Pos) : m/z 2
42(M +1, ,フリ一体として) 実施例5. N一(2−ペンジルオキシフェニル) −4. 5, 
6.7−テトラヒド口ペンズイミダゾール−5−カルポ
キサミド・0.57マル酸塩 理化学的性状; 融点  199〜201℃(メタノールーア七ト二トリ
ル)元素分析値(C2+H2,NaO2・0.5 C4
H404として)C(%l   H(%J    N(
%)理論値  68,13   5.72   10.
36実験値  68.18   5.83   10.
36マススペクトル(EI ) :m/z 347(M
+,フリ一体として)実施例6. 37 N一(2−フェノキシフエニル) − 4. 5, 6
. 7 −テトラヒドロベンズイミダゾール−5−カル
ポキサミド・フマル酸塩 理化学的性状; 融点 182〜183℃(メタノールアセトニトリル)
元素分析値( CzoHnNsOt・C4H404・0
.2H20として)C((1)  H(%)N(餉 理論値  63.63   5.21   9.27実
験値  63,70   5,24   9.23マス
スペクトル(EI) :mA333(M+,  フリ一
体として)実施例 7. N−(3−クロロー6−メトキシフェニル)4., 5
, 6. 7−テトラヒドロベンズイミダゾーノレ−5
カルポキサミド・フマル酸塩 理化学的性状; 融点 149〜152゜C(メタノールーアセト二トリ
ル)38 元素分析値( CI5 HI6 C I Ns Ot 
・C4 H4 04 ・0.7 H2 0として)C 
(%) H(%)  Cl(%1  N(%)理論値 
52,53  4.96  8,16  9.62実験
値 52.4.9  4,98  8,32  9.6
7マススペクトル(EI) :m/z305, 307
(M+,  フリ一体として) 実施例 8. N−(2−メチルフェニル) 4, 5, 6. 7−テト ラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボキサミド 理化学的性状; 融点 100〜105℃(酢酸エチル)NMR (CD
CI,−CD30D, TMS )δppm2.0 0
〜3.O O (7 H, m, CH2及びCM),
 2.2 5 ( 3H, !I,M e )+ 7.
 1 0 〜7.5 0 (5 Hr rl’l, A
r H )マススペクトル(EI ) : m/z 2
 5 5 (M+)実施例9. N一(2−プロモフェニル) −4. 5, 6. 7
−テトラヒド口ペンズイミダゾール−5−カルボキサミ
ド・フマル酸塩 理化学的性状; 融点 98〜100℃(酢酸エチルーメタノール)元素
分析値(C+<H+JrNsO”CJLOnとして)C
(%i  H(%J  N(%i   Br(%1理論
値  49,55  4,15  9.63  18.
31実験値  49,27  4,02  9.44 
 18.55マススペクトル(FAB, Pos ) 
:m/z 320, 322(M + 1,フリ一体と
して) 実施例 10 N−(2−メトキシカルボニルフェニル) −4,56
7−テトラヒドロベンズイミダゾール−5カルポキサミ
ドーフマル酸塩 理化学的性状; 融点 95〜97゜C(酢酸エチルーメタノール)元素
分析値( CI6HI7N302・C4H404として
)C(%i    H(%1    N(%)理論値 
 57,59   5.63   11.19実験値 
 57.30   5.23   11.00マススペ
クトル(FAB) :m/z300 (M”+ 1,フ
リ一体として)実施例 11 N一(2−ニトロフェニル) − 4. 5, 6. 
7−テトラヒド口ペンズイミダゾール−5−カルポキサ
ミド・フマル酸塩 理化学的性状; M点 144〜146℃(酢酸エチルーメタノール)4
1 元素分析値( CI4 H+4N4 03・C4H40
4として)C (%)   H(%i     Nl%
I理論値  53,73   4.50   13.9
2実験値  53,89   4.30   13.7
1マススペクトル(FAB,Pos ) :m/z 2
87(M +1,フリー体として) 実施例 12. N−(2−メトキシフェニル) 一N−メチル4, 5
, 6. 7−テトラヒド口ペンズイミダゾール一一カ
ルポキサミド・フマル酸塩 理化学的性状; 融点 J24〜127℃(メタノールーアセトニトリル
)元素分析値( CI6HI9N302 ” C4H4
04 ・0.7 H2 0 )C(%)    H(%
)     N(%)理論値  58,02   5.
94   10.15実験値  57.89   5.
66    9.875 42 マススペクトル(FAB, Pos ) : m/z 
286 (M”+ 1,フリー体として) 実施例 13 N一(2−エトキシフェニル) − 4. 5, 6.
 7−テトラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボキ
サミド・フマル酸塩 理化学的性状; 融点 89〜92℃(酢酸エチルーメタノール)元素分
析値( C+eH+oNsOt ・C41{404とし
て)C(%)    H(餉   N(四 理論値  59.84   5.77   10.46
実験値  59.55   5.74   10.33
マススペクトル(FAB) : m/z 286 (M
++ 1,フリ一体として) 実施例 14. ?一(3−メトキシフェニル) − 4. 5, 6.
 7−テトラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボキ
サミド・0.57マル酸塩 理化学的性状; 融点 195〜196℃(メタノールーア七ト二トリル
)元素分析値(C■sH+yNlsot・0.5C4H
404として)C(%I    H(%l    N(
%)理論値  62.00   5.81   12.
76実験値  61,87   5.85   12.
46マススペクトル(EI) :m/z 271 (M
”,  フリ一体として)実施例 15. N−(2−プチルオキシフェニル) − 4. 5, 
6. 7−テトラヒド口ペンズイミダゾール−5−カル
ボキサミド・フマル酸塩 理化学的性状; 融点 157〜160℃(メタノールーアセトニトリル
)元素分析値( C+aH2sNsOt争C4H4 0
4・0.4HtOとして)C{%)   }I(四  
 N(ロ)理論値  60.51   6,42   
9.62実験値  60,21   6.10   9
.71マススペクトル(EI) :m/z 313 (
M”.フリ一体として)実施例 16. N−(4−メトキシフェニル) −4. 5, 6. 
7−テトラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボキサ
ミド・05フマル酸塩 理化学的性状; 融点  217〜218℃(メタノールーアセトニトリ
ル)−45 元素分析値(C+yH+oNsO4・0.2H20とし
て)C (餉   H(四    N (%)理論値 
 61,33   5.87’   12.62実験値
  61.28   5.84   12.61マスス
ペクトル(EI) :m/z 271 (M”, 7リ
一体として)実施例 17, O 実施例lで得たN−(2−メトキシフェニル)− 4.
 5, 6. 7−テトラヒド口ペンズイミダゾールー
5−カルポキサミド0.24 g.( o.ssミリモ
ル)をトルエン1 0 rnlに加え,ラウエッソン試
薬0.36 g (0.89ミリモル)を加え,110
〜120゜Cにて,16時間加熱した。冷却した後,ト
ルエンを留去し,残渣に,水20mlを加え,IN水酸
化ナトリウム水溶液を加えて,塩基性とした。これをク
ロロホルムで抽出し,クロロホルム層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し,渥過し,P液を減圧留去した。残漬4
6 をシリカゲル力ラムクロマトグラフイーにて分離精製し
,得られた泡状物0.20gに,フマル酸0.0 8g
 (0.69 ミリモル)加えてフマル酸塩とした後,
酢酸エチルーメタノール(10:1)より再結晶し,N
一(2−メトキシフェニル) − 4. 5, 6. 
7−テトラヒド口ペンズイミダゾール−5−チオカルポ
キサミド・1/2フマル酸塩0.1 2 g ( 34
.3%)を得た。
理化学的性状; 融点 218〜219゜C 元素分析値(C+aH+7N30S−’/2 C4H4
04として)C(%I  H((ト) N(%)S(%
)計算値  59,11  5.54  12.16 
 9.28実測値  58,91  5.46  12
.01  9.68マススペクトル(FAB, Pos
) :m/z 288 (M +1,フリ一体として) 実施例 18 N−(2−ペンジルオキシフェニル) −4.5,6.
7−テトラヒドロベンズイミダゾール−5−カルポキサ
ミド(0.24g)をエタノール(15m7)溶液中,
10%パラジウム炭素30rrrgを触媒として,常圧
で3時間接触還元した。触媒を沖去後,反応液を濃縮し
て,残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(3g
)に付した。10%メタノールークロロホルムで溶出し
て,N−(2−ヒドロキシフェニル) −4. 5, 
6. 7−テトラヒドロベンズイミダゾール−5−カル
ポキサミドをo.10g(56%)得て,一部をフマル
酸塩として精製した。
理化学的性状; 融点  203〜205゜C(メタノールーア七ト二ト
リル)元素分析値( C+aH+aNx02・0。5C
4H404・0.5H20として)C(%)   H(
%J     N(%)理論値  59.25   5
.59   12.96実験値  59,21   5
.32   12.90マススペクトル(EI) :m
/z 257 (M+ フリ一体として)実施例 19 参考例1で得た1−メチル−4. 5, 6. 7−テ
トラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボン酸・塩酸
塩(NaCl含) 1.4 g (2.7 ミリモル)
に,チオニルクロリド10m7を加え,90℃にて,4
時間攪拌し,減圧留去した。残漬に,ジクロルメタン1
0mt加え,0〜4℃にて,0−アニシジン050ml
 ( 4. 4ミリモル),トリエチルアミン1. 0
 ml( 7. 2 ミ!Jモル)を加え,室温下,2
1時間攪拌した。ジクロルメタン40mlを加え,IN
水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し,無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し,溶媒を留去した。残渣をシリカゲル力ラム
クロマトグラフィーに付し,ジクロロメタンーメタノー
ルーアンモニア水(10:1:0.1)にて溶出する。
溶媒を留去して得られた結晶を酢酸エチルから再結晶し
,N−(2−メトキシフェニル)−1−メチル−4. 
5, 6. 7−テトラヒドロベンズ49一 ィミダゾール−5−カルボキサミド・1水和物018g
を得る。
理化学的性状; 融点 94〜96℃ 元素分析値( CI6Hl9N302・H20として)
C(%i   H(%i    N(%)計算値  6
3,34   6.97   13.85実測値  6
3.02   6.92   1:3.74マススペク
トル(EI ) : m/z 285 (M+)50 実施例20 ・HCI                     
 −H20参考例2で得た2−メチル−4.5,6.7
−テトラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボン酸中
塩酸塩( NaC1 58 w/w%含む) 0.50
 g ( 0.97ミリモル)にチオニルクロリド5+
++Zを加え,90℃にて,3時間撹拌し,チオニルク
ロリドを減圧留去した。残渣に,塩化メチレン10mZ
を加え,0〜5℃にて,0−アニシジン0.20 mZ
 ( 1.78ミリモル),トリエチルアミン0.40
 mZ ( 2.89 ミリモル)を加えた後,室温下
,  16時間撹拌した。塩化メチレンを50mA追加
し,IN水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し,無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し,溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し,塩
化メチレンーメタノールーアンモニア水(10:1:0
.1)にて溶出した。溶媒を留去し,得られた無色結晶
を,酢酸エチルから再結晶し,N−(2一メトキシフェ
ニル)−2−メチル−4.5,6.7 −テトラヒドロ
ベンズイミタ゜ゾールー5−カルボキサミド・1水和物
0.10 g ( 37.0%)を得る。
理化学的性状; 融点 108〜110℃ 元素分析値( C16H111N302・1.05H2
0として)C(%)   1{(%)   N(%)計
算値 63.16   6.98   13.81実測
値 62.75   6.98   13.64マスス
ペクトル(FAB, Pos) : m/z 286 
(M++1,フリ一体として)参考例 3 −H,80,               −H,S
o41tのオートクレープ中,メチル 5−ベンツイミ
ダゾールカルボキシレート硫酸塩40.0gを酢酸60
0mlK@解し,10%ノ《ラジウムカーボン11gを
触媒として,60気圧,80℃で5時間,水素添加をす
る。触媒を沢去し,母液を減圧濃縮すると,油状のメチ
ル 4. 5, 6. 7−テトラヒドロベンズイミダ
ゾール−5−カルボキシレート硫酸塩41.0g(゛収
量101%)が得られた。
H,So,             H,So4上記
の油状のエステル体硫酸塩41.0gを水350mZお
よび濃塩酸340mZに溶解し,100゜Cで3時間撹
拌する。濃縮後,得られる結晶をアセトンにて洗い, 
 4,5,6.7−テトラヒドロベンズイミダゾール−
5−カルボン酸硫酸塩29.6g(収率ヘンズイミダゾ
ールエステル体より76.8%)を得た。
理化学的性状; 融点 145〜148℃ NMR ( d,−DMSO中) δ:1.60−3.00(7H, m), 8.84(
IH, s)マススペクトル(EI): m/z  166(M”,7リ一体として)マススペク
トル(CI) : m/z  167 ( M++1,  フリ一体として
)−53− 参考例 4 1−メチル−4. 5, 6. 7−テトラヒドロベン
ズイミダゾール−6−カルボン酸塩酸塩 (.) 3,4−ジニトロトルエン(c+.tog)の30%メ
チルアミン/メタノール(100ml)溶液を封管中1
50℃で6時間反応させた。反応液を減圧下濃縮し,水
を加えて酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食
塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下濃
縮し,残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ( 2
00 g )に付した。酢酸エチルーヘキサン(1:3
)で溶出して3−(N−メチルアミン)−4一二トロト
ルエン7.c+5g(c+6%)を得た。
54 理化学的性状; NMR (CDCI3) δ: 2.37(3I{, (2H,rn)+ s),3.16(3H,B),  6.30−6.71
8.00(IH,d,J=9Hz) (b) 3−(N−メチルアミン)−4−ニトロトノレエン(7
.95g)をメタノール(200mZ)溶液中10%P
d−C1.O gを触媒として接触還元した。反応液を
触媒をf去後減圧下濃縮して1−アミノー4−メチノレ
−2−(N−メチルアミン)ベンゼンを6.60 g 
( 101%)得た。
理化学的性状; NMR (CDCI,) δ: 2.24(3H, s), 2.82(3H, 
s),4.10(3H, br, s), 6.33−
6.80(3H, m)■−アミノー4−メチル−2−
(N−メチルアミン)ベンゼン( 6.60 g )と
ギ酸( 3.5 ml )の4N塩酸水溶液(50ml
)を100℃で35時間攪拌した。
反応液を減圧下濃縮し水を加え酢酸エチルで洗浄後,水
層な炭酸カリウムで塩基性としクロロホルムで抽出した
。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥して減圧下濃縮し,残渣をシリカゲル力
ラムクロマトグラフィ(40g)に付した。酢酸エチル
ーヘキサンより再結晶して1.6−ジメチルベンズイミ
ダゾールを4.01g(57%)得た。
理化学的性状; NMR(CDCI3) δ: 2.51(3H, s), 3.76(3H, 
s),7.09(IH, d, J=8Hz), 7.
14(II{, s),7.65(LH, d, J=
8Hz), 7.73(]−H, s)1,6−ジメチ
ルベンズイミダゾール(3.c+5g)と過マンガン酸
カリ(10g)の水浴液(100mZ)を50℃で2時
間撹拌し,さらに過マンガン酸カリ(2g)を加えて8
0℃で2時間撹拌した。反応液から不溶物をr去後IN
塩酸でpH4とし減圧下濃縮して1−メチルベンズイミ
ダゾール−6−カルボン酸を塩化カリウムの混合物とし
て733g得た。
これをメタノール(150mZ)中,濃硫酸(3mt)
存在下終夜加熱還流した。反応液を減圧下濃縮し,水を
加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水
で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥して減圧下濃縮し
残渣をエーテルで洗浄して1メチルベンズイミグゾール
−6−カルポン酸メチルエステルを2.90 g ( 
56%)得た。
57 理化学的性状; NM R ( CDCI3) δ: 3.82(3H, s), 3.91 (3 F
{+ 8),7.71(IH, d, J=9Hz),
 7.84−8.20(3H, m)上記化合物2.8
0gをエタノール40mZに溶解し,室温下濃硫酸1m
lを徐々に滴下した。生じた結晶を沢取し,エタノール
で十分に洗浄した後,乾燥し1−メチルベンズイミダゾ
ール−6−カルボン酸メチルエステル硫酸塩378gを
得た。
1−メチルベンズイミダゾール−6−カルボン酸メチル
エステル硫酸塩(3.39g)を酢酸(70ml)中5
%Pd−C ( 1.9 g )を触媒として90°G
,60気圧で6時間接触還元した。反応液を減圧下濃縮
し,酢酸エチルを加え0,5N塩酸で抽出し水層を炭酸
カリウムで塩基性としクロロホルムで抽出した。
クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸マグネ
シウムで乾燥して減圧下濃縮し1−メチ58 ルー4.5,6.7−テトラヒド口ペンズイミダゾール
ー6−カルボン酸メチルエステルを2.10 g ( 
92%)得た。
上記のメチルエステル( 2.05 g )を3N塩酸
(60ml)溶液中100℃で終夜撹拌した。反応液を
減圧下濃縮し,残渣をアセトンで洗浄して1−メチル−
 4.5,6.7−テトラヒドロベンズイミダゾールー
6−カルボン酸・塩酸塩を2.19g(96%)得た。
理化学的性状; NMR (DMSO−d6−CD30D( 1 : 2
))δ: 1.70 2.51(2H, m), 2.
57 3.20(5H, m)+3.82(3H, 8
), 8.75(IH. 8)実施例 21 4,6,6.7−rトラヒドロベンズイミダゾール−5
−カルボン酸硫酸塩5.42gを1,2−ジクロロエタ
ン50ml,および塩化チオニル3ml中,55〜60
℃で一時間撹拌する。溶媒を減圧濃縮し,残渣に1,2
ジクロロエタン50mi!を加え,再び減圧濃縮する。
残渣に1,2−ジクロ口エタン50’mZを加え撹拌し
ながら,30℃以下で0−アニシジン6.25gを滴下
する。
滴下終了後室温で2時間撹拌し,反応液を水60mt,
メタノール30mlの混液に加える。10%水酸化ナト
リウム溶液でpHを4.8付近に調節し,有機層を分離
する。水層にメタノール15mZを加え,水冷下撹拌し
ながら10%水酸化ナトリウムにて徐々にpHを11.
0に調節する。析出する結晶をr取し,冷却した水−メ
タノール=3=1の混液を洗浄すれば,5.62gのN
一(2−メトキシフェニル) − 4.5,6.7一テ
トラヒド口ペンズイミダゾール−5−カルボキサミドが
得られた。
理化学的性状; 融点 100〜101.5゜C 7.40(S,IH),s.12−s2s(aa,IH
),8.30 ( bs, IH) ?.Xスベクト# (EI) : m/z 271 (
 M”)元素分析値( CI5H17N302・1.5
H20として)C(%)  H(%)   N(%) 計算値  60.39   6.76   14.08
実験値 60.48   6.41   14、04実
施例 22 実施例21で得られたN−(2−メトキシフェニル) 
− 4.5.6.7−ペンズイミダゾール−5−カルボ
キサミド5.07gを常法により,エタノール中でエタ
ノールー塩酸で処理することにより, N −(2−メ
トキシフェニル) − 4.5,6.7−ペンズイミダ
ゾール−5−カルボキサミド塩酸塩5.66gが得られ
た。(収率98,4%) 理化学的性状; 融点 〉250℃ 元素分析値( C+sH17NsOt・HCIとして)
C(%)  H(%)  N(%)  CI(%)計算
値  58.54   5.89  13.65  1
1.52実験値 58.24  5.98  13.4
8  11.6861− −’Jススペクトル(EI ) : mHz 271(
 M+,フリ一体として)実施例 23 (S) − (−) −N 一( 2−メトキシフエニ
ノレ)4,5,6.7−テトラヒドロベンズイミダゾー
ル−5カルボキサミド・塩酸塩 (a)実施例21で得た(±)−N−(2−メトキシフ
ェニル) −4.5.6.7−テトラヒドロペンズイミ
ダゾール−5−カルボキサミド5.0gをメタノール7
0 mlに溶解し,(一)一ジベンゾイル酒石酸3.4
7gのメタノール溶液(300ml)を加えることによ
り生じる結晶をr取する。この結晶をジメチルホルムア
ミド及び水から2回再結晶することにより−55.9°
の旋光度(20℃,ナトリウムD線,  C=1.02
g/dl, DMF)を示す(s) − (−) −N
一(2−メトキシフェニル) −4.5,6.7−テト
ラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボキサ62一 ?ド・(−)ジベンゾイル酒石酸塩1.89gを得た。
理化学的性状; 融点 142.0〜143.5℃ 元素分析値( CI5HI■N302・CI8H140
8・1.2H20として)C(%)   H(%)  
 N(%)理論値  60,86   5.17   
6.45実測値 60.86   5.17   6.
61マススペクトル(EI) : m/z 271 (
M+,フリ一体として)(b)  上記の塩1.70g
を2N塩酸に加え,酢酸エチルにて洗浄後,炭酸ナトリ
ウムを加えてpH−9とする。この水層よりクロロホル
ムーメタノール(4:1)にて抽出し,無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後,溶媒を留去する。得られた泡状物
0.15gをエタノールー水から再結晶することにより
,−27.0’の旋光度(20℃,ナトリウムD線, 
 C=1.08 g/dl, MeOH )を示す(S
) − (−)一N−(2−メトキシフェニル) − 
4.5,6.7テトラヒド口ペンズイミダゾール−5−
カルボキサミドの結晶0.1gを得た。
理化学的性状; 融点 99.5〜1005℃ 元素分析値( CI5HI7N302・H20として)
C(%)   H(%)   N(%)理論値 62.
27   6.62   14.52実測値  62.
33   6.67   14..55マススペクトル
(EI) : m/z 271 (M+)(c)上記で
得られた化合物を塩酸一酢酸エチル溶液にて処理するこ
とにより, −12.2°の旋光度(20℃,ナトリウ
ムD線,  C = 1..08 g/dl,MeOH
)を示す(S) −(−) 一N − ( 2−メトキ
シフェニル) − 4.5,6.7 − r l− ラ
ヒドロペンズイミダゾール−5−カルボキサミド塩酸塩
の結晶0.4.9gを得た。
理化学的性状; 融点 215〜222℃(分解) 元素分析値( CI5 HI7N3 o2・HCI・0
.5H20として)C(%)   H(%)   N(
%)理論値 56,87   6.05   13.2
6実測値  56,77   6.01   13.2
4マススペクトル(Er ) : m/z271(M+
,フリ一体として) 実施例24 (R) − (±) − N 一( 2−メトキシフェ
ニル)4,5,6.7−テトラヒドロベンズイミダゾー
ル−5カルボキサミド・塩酸塩 (a)  実施例23 (a)と同様にして,(+)ジ
ペンゾイル酒石酸を用いて+56.1°の旋光度(20
℃,ナトリウムD線,C=1.03g/dZ,DMF)
を示す(R)=(+)−N−(2−メトキシフェニル)
−4.5,6.7−テトラヒド口ペンズイミダゾール−
5−カルボキサミド(+)一ジベンゾイル酒石酸塩の結
晶を得た。
理化学的性状; 融点 139.0〜141.0℃ =65 ?素分析値( C,,I{,■N302・C111H1
408・1.IH20として)C(%)   H(%)
    N(%)理論値 61,03   5.15’
  6.47実測値 60.99   5.11   
6.57マススペクトル(EI) :m/z  271
 ( M”,フリ一体として)(b)  実施例23(
b)と同様にして,(a)で得られた塩より+27.4
°の旋光度(20℃,ナトリウムD線,C−1.04 
g/dl, MeOH )を示す(R)−(十) − 
N(2−メトキシフェニル) −4.5,6.7−テト
ラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボキサミドの結
晶を得た。
理化学的性状; 融点 100.0〜1010゜C 元素分析値( Cl5Hl■N302・H20として)
C(%)   H(%)   N(%)理論値  62
,27   6.62   14.52実測値 62,
07   6.65   14.51マススペクトル(
EI) : m/z  271 (M勺66 (c)実施例23 (c)と同様にして,(b)で得ら
れた化合物より+12.3°の旋光度(20℃,ナトリ
ウムD線, C=1.09g/dl, MeOH)を示
す(R) − (+) 一N一(2−メトキシフェニル
) −4.5,6.7−テトラヒドロベンズイミダゾー
ル−5−カルボキサミド塩酸塩の結晶を得た。
理化学的性状; 融点 217〜223℃(分解) 元素分析値( CI5Hl?N302・MCIとして)
C(%)   H(%)   N(%)理論値  58
.54   6.01   13.24実測値 58,
54   5、93   13.59マススペクトル(
EI): m/z 217(M ,フリ一体として)実
施例21と同様にして以下の化合物を得た。
実施例 25 N−( 2−フルオロフェニル) − 4.5,6.7テ トラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボキサミド 埋化学的性状; 融点 164〜165℃ 元素分析値( C,,H,N,OF * H20として
)C(%)  H(%) N(%)  F(%)計算値
  60.64   5.82  15.15  6.
85実験値 60,82   5.79  15.18
   6.83マススペクトル(EI) : m/z 
259 (M )実施例 26 N − ( 2,4.6 − }リフルオロフエニル)
6,7−テトラヒドロベンズイミダゾールルボキサミド 理化学的性状; 融点 223〜224℃ 5 4,5, カ 元素分析値( C,,H,,N,OF,・0.4H20
として)C(%)   H(%)   N(%)   
F(%)計算値  55.59   4.27  13
.89  18.84実験値 55.53   4.4
3  13.84  18.75マススペクトル(EI
) : m/z 295 (M )実施例 27 N 一(2−トリフルオロメチルフエニル) − 4.
5,6.7−テトラヒドロベンズイミダゾール−5カル
ボキサミド 理化学的性状; 融点 222〜223℃ 元素分析値( C,,H,,N30F,・0.5H20
として)C(%)  H(%) N(%)   F(%
)計算値 56.60   4.75  13.20 
 17.90実験値  56.51   4.74  
13.16  17.13マススペクトル(EI) :
 m/z 309 (M )一69一 実施例 28 参考例4で得た1−メチル−4.5,6.7−テトラヒ
ド口ペンズイミダゾール−6−カルボン酸塩酸塩を用い
,実施例21ど同様に処理し,更に常法にヨリフマル酸
トしてN−(2−メトキシフェニル)−1−メチル−4
.5,6.7−テトラヒドロペンズイミダゾール−5−
カルボキサミド・フマル酸塩を得た。
理化学的性状; 融点 188〜190℃(メタノールーアセトニトリル
)元素分析値( C,6H,,N302・C,H40,
・H20として)C(%)    H(%)   N(
%)理論値 57,27   6.01   10.0
2実測値 57,56   5.56   10.12
マススペクトル(EI) : m/z 285 (M 
,フリ一体として)NM R ( DMSO− d6) δ: 1.48−2.16(2H, m), 2.34
−3.13(5H. m),70

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1、R^2、R^3は同一又は異って水素原
    子、水酸基、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されて
    いてもよい低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級ア
    ルキルチオ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基
    、低級アルカノイル基、カルボキシ基、低級アルコキシ
    カルボニル基或はニトロ基を;R^4、R^5、R^6
    は水素原子又は低級アルキル基を;Xは酸素原子又は硫
    黄原子を意味する。) で示される4,5,6,7−テトラヒドロベンズイミダ
    ゾール誘導体又はその塩若しくはその異性体。
  2. (2)請求項第1項の化合物において、R^1、R^2
    、R^3のうち少なくとも一つが低級アルコキシ基であ
    る化合物。
  3. (3)N−(2−メトキシフェニル)−4,5,6,7
    −テトラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボキサミ
    ドである請求項第2項記載の化合物
  4. (4)N−(2−エトキシフェニル)−4,5,6,7
    −テトラヒドロベンズイミダゾール−5−カルボキサミ
    ドである請求項第2項記載の化合物
  5. (5)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1、R^2、R^3は同一又は異って水素原
    子、水酸基、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されて
    いてもよい低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級ア
    ルキルチオ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基
    、低級アルカノイル基、カルボキシ基、低級アルコキシ
    カルボニル基或はニトロ基を ;R^4、R^5、R^6は水素原子又は低級アルキル
    基を;Xは酸素原子又は硫黄原子を意味する。) で示される4,5,6,7,−テトラヒドロベンズイミ
    ダゾール誘導体、又はその塩若しくはその異性体を有効
    成分として含有する5−HT_3拮抗剤。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997024334A1 (fr) * 1995-12-28 1997-07-10 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Derives du benzimidazole
EA002357B1 (ru) * 1995-12-28 2002-04-25 Фудзисава Фармасьютикал Ко., Лтд. Производные бензимидазола

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