JPH0321833B2 - - Google Patents

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JPH0321833B2
JPH0321833B2 JP783983A JP783983A JPH0321833B2 JP H0321833 B2 JPH0321833 B2 JP H0321833B2 JP 783983 A JP783983 A JP 783983A JP 783983 A JP783983 A JP 783983A JP H0321833 B2 JPH0321833 B2 JP H0321833B2
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Japan
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helium
gas
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low
transfer tube
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JP783983A
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JPS59134478A (ja
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Hisashi Mitani
Hidefumi Saito
Masanao Ando
Hiroshi Isaka
Munehiro Hayashi
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、超電導マグネツトの冷却等に使用さ
れるヘリウム冷凍液化装置に関するものである。
この種のヘリウム冷凍液化装置では、ヘリウム
液化機で液化させた液体ヘリウムを液体チツソに
より冷却されるトランスフアチユーブ内を通して
熱負荷たる超電導マグネツト等に供給するように
したものが一般化している。ところが、従来のも
のは、前記トランスフアチユーブの冷却に使われ
て気化したチツソをそのまま大気中に廃棄するよ
うにしているので、エネルギーロスが大きくラン
ニングコストが高くつくという不都合がある。す
なわち、液体チツソは、大気を空気分離すること
により得られるが、このとき、空気を液化温度ま
で冷し込んだ上で分離するという仕事が必要とな
るため、多大なエネルギを消費する。一方、前記
トランスフアチユーブを冷却して気化したチツソ
は、いまだ液化点近傍の低温度に保持されている
にもかかわらず、そのまま大気中へ廃棄されてし
まうため、該チツソが気化した後、常温になるま
での冷熱は何らの仕事をなすこともなく無駄にす
てられてしまうことになる。そのため、システム
全体を観察した場合には、エネルギの有効利用が
十分に図られていないといわざるをえない。
本発明は、このような事情に着目してなされた
もので、トランスフアチユーブの冷却に使用され
気化したチツソガスを常温まで高めることなくヘ
リウムコンプレツサ用駆動機構のパワーの一部を
利用して再液化させて使用に供し得るようにする
ことによつて、構造の複雑化を招くことなしにエ
ネルギの回収率を大幅に高めることができ、効率
のよい運転を行なうことができるヘリウム冷凍液
化装置を提供するものである。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
図面は、本発明に係るヘリウム冷凍液化装置の
システム説明図であり、図中1は該装置の主要部
をなすヘリウム液化機である。ヘリウム液化機1
は、例えば、55゜K程度の低温のヘリウムガスa
を圧縮するラジアル式のコンプレツサ2と、この
コンプレツサ2から吐出される高圧のヘリウムガ
スaを後述する熱交換器3および4を通過させる
ことにより冷却しつつデユワー5方向へ導くヘリ
ウム高圧管路6と、このヘリウム高圧管路6の終
端部に設けられ該管路6内の低温、高圧のヘリウ
ムガスaを自由膨脹させてその一部を液化させる
ジユール・トムソン弁7と、液化しきらなかつた
膨脹後の低温、低圧のヘリウムガスaを前記熱交
換器4を通過させて前記コンプレツサ2の入口に
戻すヘリウム低圧管路8と、自由膨脹により液化
し前記デユワー5内に溜る液体ヘリウムa′を熱負
荷たる超電導コイル9の配設部に供給するヘリウ
ム供給管路11と、前記超電導コイル9を冷却す
ることによつて気化したヘリウムガスaを前記ヘ
リウム低圧管路8内へ戻すヘリウム返還管路12
とを具備してなる。そして、前記ヘリウム供給管
路11と前記ヘリウム返還管路12とは、前記デ
ユワー5配設部から前記超電導コイル9配設部に
亘つて設けた所要長さのトランスフアチユーブ1
3内に挿通させてある。トランスフアチユーブ1
3は、前記各管路11,12に対する外部からの
熱侵入を防止するためのもので、液体チツソb′に
よつて冷却されている。
また、このヘリウム液化機1のコンプレツサ2
を駆動機構14により作動させるようにしてい
る。駆動機構14は、前記コンプレツサ2に直結
したタービン15と、常温領域に配置した常温コ
ンプレツサ(図示せず)から吐出される高圧のネ
オンガスCを熱交換器16,17および3を順次
に通過させることによつて冷却しつつ前記タービ
ン15に導くネオン高圧管路18と、前記タービ
ン15を付勢することによつて断熱膨脹した低温
低圧のネオンガスCを前記熱交換器3,17,1
6を順次に通過させて前記常温コンプレツサに戻
すネオン低圧管路19とを具備してなる。前記熱
交換器3は、前記ネオン低圧管路19内を流れる
ネオンガスCの冷気で前記ヘリウム高圧管路6内
のヘリウムガスaを冷却するためのものであり、
前記熱交換器16,17は、前記ネオン低圧管路
19内を流れるネオンガスCの冷気で前記ネオン
高圧管路18内を流れるネオンガスCを冷却する
ためのものである。
また、前記トランスフアチユーブ13の冷却に
使用されて気化したチツソガスbを前記駆動機構
14のパワーの一部を利用して再液化させるため
のチツソ液化機21を設けている。すなわち、こ
のチツソ液化機21は、低温のチツソガスbを圧
縮するコンプレツサ22と、このコンプレツサ2
2から吐出される加圧されたチツソガスbを熱交
換器23および24を通過させることにより冷却
しつつデユワー25方向へ導くチツソ高圧管路2
6と、このチツソ高圧管路26の終端部に設けら
れ該管路26内のチツソガスbを前記デユワー2
5内に噴射して自由膨脹させることによつてその
一部を液化させるジユール・トムソン弁27と前
記デユワー25内の低圧のチツソガスbを前記熱
交換器24を通過させて前記コンプレツサ22に
導くチツソ低圧管路28とを具備している。そし
て、前記デユワー25に、該デユワー25内に溜
る液体チツソb′を前記トランスフアチユーブ13
に供給するチツソ供給系路31と、前記トランス
フアチユーブ13から導出させたチツソガスbを
該デユワー25内に案内するチツソ排出系路32
とをそれぞれ接続している。また、前記コンプレ
ツサ22にタービン33を直結している。そして
前記ネオン高圧管路18内を流れる高圧のネオン
ガスCの一部を給気管路34を介して前記タービ
ン33に供給するとともに、このタービン33を
付勢することによつて断熱膨脹した低温、低圧の
ネオンガスCを前記熱交換器23を通過する排気
系路35を介して前記ネオン低圧管路19に戻す
ようにしている。なお、このチツソ液化器21は
前記ヘリウム液化機1および前記駆動機構14の
主要部を収納したコールドボツクス(図示せず)
内に収められている。
次いで、この実施例の作動を説明する。
常温コンプレツサから吐出された高圧のネオン
ガスCが熱交換器16,17を通過する毎に冷さ
れながらネオン高圧管18に案内されてタービン
15に供給されると、該タービン15が高速で回
転する。そして、このタービン15を付勢するこ
とによつて断熱膨脹した低温、低圧のネオンガス
Cは、ネオン低圧管路19を通して前記常温コン
プレツサに戻される。このようにして、前記ター
ビン15が回転すると、これに直結されたコンプ
レツサ2が作動状態となる。そうすると、このコ
ンプレツサ2によりヘリウムガスaが圧縮されそ
の圧縮された高圧のヘリウムガスaがヘリウム高
圧管路6を通してデユワー5方向に送られるがそ
の際に、このヘリウムガスaは、前記熱交換器3
で前述した低温のネオンガスCと熱交換を行なう
ことによつて予冷されるとともに、前記熱交換器
4でリターンのヘリウムガスCと熱交換を行なつ
て反転温度にまで冷却される。そのため、この低
温、高圧のヘリウムガスaがジユール・トムソン
弁7により自由膨脹させられることによつて、そ
の一部が液化しデユワー5の底部に溜る。そし
て、このデユワー5内の低圧のヘリウムガスaは
ヘリウム低圧管路8を介してコンプレツサ2に戻
されて循環する。このようにして、前記デユワー
5内に溜つた液体ヘリウムa′は、トランスフアチ
ユーブ1内に挿通させたヘリウム供給管路11を
通して熱負荷たる超電導コイル9に供給され、該
コイル9の冷却に使われる。そして、この超電導
コイル9を冷却することによつて気化したヘリウ
ムガスaは、ヘリウム返還管路12を通してヘリ
ウム低圧管路8内に戻され、前記デユワー5から
コンプレツサ2に向うヘリウムガスaに合流して
循環する。また、このような冷凍運転時には、チ
ツソ液化機21も作動状態となる。すなわち、ネ
オン高圧管路34内の高圧のネオンガスCの一部
が給気管路34を通してタービン33に供給され
ると、該タービン33が高速で回転する。そし
て、このタービン33を付勢することによつて断
熱膨脹した低温、低圧のネオンガスCは、排気管
路35を通して前記ネオン低圧管路19中に放出
される。このようにして、前記タービン33が回
転すると、これに直結されたコンプレツサ22が
作動状態となる。そうすると、このコンプレツサ
22により前記トランスフアチユーブ13から戻
されるチツソガスbが圧縮され、その圧縮された
高圧のチツソガスbがチツソ高圧管路26を通し
てデユワー25方向に送られるが、その際に、こ
のチツソガスbは、前記熱交換器23で前述した
低温のネオンガスCと熱交換を行なうことによつ
て予冷されるとともに、前記熱交換器24でリタ
ーンのチツソガスbと熱交換を行なつて反転温度
にまで冷却される。そのため、この低温、高圧の
チツソガスbがジユール・トムソン弁27により
自由膨脹させられることによつて、その一部が液
化しデユワー25の底部に溜る。そして、この液
体チツソb′は、チツソ供給系路31を通してトラ
ンスフアチユーブ13に供給され、該トランスフ
アチユーブ13の冷却に使用される。また、この
トランスフアチユーブ13を冷却することによつ
て気化したチツソガスbは、チツソ排出系路32
を通して前記デユワー25内に戻される。そして
この戻されたチツソガスbと前記ジユール・トム
ソン弁27によつて液化しきれなかつたチツソガ
スbは、チツソ低圧管路28を通して前記コンプ
レツサ22に戻され再循環する。すなわち、再び
液化され前記トランスフアチユーブ13の冷却に
使用されることになる。
なお、ヘリウム冷凍機の構成は、図示実施例の
ものに限定されないのは勿論であり、例えば、コ
ンプレツサにより圧縮したヘリウムガスを液化さ
せる冷凍液化部分と、ヘリウムを循環させて熱負
荷を冷却する冷却部分とをそれぞれ独立した閉ル
ープによつて構成し、前記冷凍液化部分の冷熱で
前記冷却部分のヘリウムを液化させるようにした
もの等であつてもよい。
また、駆動機構の構成も前記実施例のものに限
られるものではなく、例えば、ネオンガスの代わ
りに、チツソガス、アルゴンガス、酸素ガス、水
素ガス、乾燥空気あるいはこれらの混合ガス等を
用いたものであつてもよい。
さらに、チツソ液化機の構成も図示実施例のも
のに限られず、例えば、コンプレツサ22の代わ
りにフアンを用いたものでもよい。また、タービ
ン33に供給する作動ガスの温度を低く設定すれ
ば、ジユール・トムソン弁27を用いないでチツ
ソガスを液化させることもできる。
本発明は、以上のような構成であるから、次の
ような効果が得られる。
まず、トランスフアチユーブの冷却に使用され
気化したチツソを常温に戻る前にチツソ液化機で
再液化させて再びトランスフアチユーブの冷却に
用い得るようにしているので、常温の空気を液化
温度にまで冷し込むことによつてチツソを分離
し、その分離したチツソを使いすてにするような
場合に比べてはるかに少量のエネルギで熱負荷の
冷却を続けることできる。すなわち、本発明によ
れば、前記チツソ液化機にチツソの潜熱に相当す
るエネルギを付与することによつてチツソを再液
化させ再使用することができる。そのため、使用
後のチツソを廃棄している従来のものに比べてシ
ステム効率を大幅に向上させることが可能であ
り、ランニングコストを有効に低減させることが
できる。
また、前記チツソ液化機をヘリウム液化機用駆
動機構のパワーの一部を利用して作動させ得るよ
うにしているので、構造の簡略化が可能であり、
また、ヘリウム液化機とチツソ液化機とを1つの
コールドボツクスに納めることができ、システム
全体が大形化するのを有効に防止することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すシステム説明図
である。 1……ヘリウム液化機、2……コンプレツサ、
13……トランスフアチユーブ、14……駆動機
構、21……チツソ液化機、31……チツソ供給
系路、32……チツソ排出系路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヘリウムガスを液化させるとともにその液体
    ヘリウムを液体チツソにより冷却されるトランス
    フアチユーブ内を通して熱負荷配設部にまで供給
    するヘリウム液化機と、このヘリウム液化機のコ
    ンプレツサを駆動する駆動機構と、前記トランス
    フアチユーブに液体チツソを供給するチツソ供給
    系路と、前記トランスフアチユーブから気化した
    チツソガスを導出させるチツソ排出系路と、この
    チツソ排出系路を通して導出される低温のチツソ
    ガスを前記駆動機構のパワーの一部を利用して液
    化させるとともにその液体チツソを前記チツソ供
    給系路内に送り込むチツソ液化機とを具備してな
    ることを特徴とするヘリウム冷凍液化装置。
JP783983A 1983-01-19 1983-01-19 ヘリウム冷凍液化装置 Granted JPS59134478A (ja)

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JP783983A JPS59134478A (ja) 1983-01-19 1983-01-19 ヘリウム冷凍液化装置

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JP783983A JPS59134478A (ja) 1983-01-19 1983-01-19 ヘリウム冷凍液化装置

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JPS59134478A JPS59134478A (ja) 1984-08-02
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JP783983A Granted JPS59134478A (ja) 1983-01-19 1983-01-19 ヘリウム冷凍液化装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2528909B2 (ja) * 1987-11-13 1996-08-28 日本原子力研究所 極低温冷媒移送方法

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JPS59134478A (ja) 1984-08-02

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