JPH0411784B2 - - Google Patents

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JPH0411784B2
JPH0411784B2 JP13982185A JP13982185A JPH0411784B2 JP H0411784 B2 JPH0411784 B2 JP H0411784B2 JP 13982185 A JP13982185 A JP 13982185A JP 13982185 A JP13982185 A JP 13982185A JP H0411784 B2 JPH0411784 B2 JP H0411784B2
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JP
Japan
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gas
pipe
cooling
valve
temperature
Prior art date
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JP13982185A
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English (en)
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JPS62786A (ja
Inventor
Shinichi Kataoka
Tetsuya Ootani
Koichi Shinkai
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はHe液化機や液体He冷凍機等の極低温
発生装置の予冷方法に関し、詳細には上記装置の
起動から極低温発生までの予冷時間が短縮され得
る極低温発生装置の予冷方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 極低温発生装置の一例としてHe液化機をとり
あげ、その模式的構造を第2図に示す。コールド
ボツクス1内には複数の熱交換器4,5,6,
7,8,9と膨張機10,11及びジユールトム
ソン弁(以下JT弁という)12等が配設されて
いる。Heの液化に際してはHeガス供給管23か
ら供給されてくる原料Heガスを圧縮機2によつ
て高圧とし、この高圧Heガスを高圧He管3を通
して熱交換器4,5,6,7,8,9に流し順次
冷却していく。即ち高圧Heガスは、熱交換器4
部分を通過するに際してLN2により80〓程度まで
冷却され、ついで熱交換器5,6,7,8を通る
が、ここでは熱交換器5および7の出口側から分
岐した一部の高圧Heガスを膨張機10および1
1に導入し、断熱膨張させて寒冷を発生させた後
低圧He管16に戻して熱交換器6,8の帰還ガ
スに合流させ、これらの寒冷により高圧Heガス
を10〓程度まで冷却する。更に熱交換器9では、
液化に必要な温度まで冷却される。こうして高圧
He管3を通つて冷却されてきた高圧Heガスは最
終的にJT弁12でジユールトムソン効果によつ
て一部液化されLHe溜15に貯留される。液化
されなかつたHeガス及びLHe溜15内で気化し
たHeガスは低圧He管16経由で熱交換器9,
8,7,6,5,4を順次通過して高圧He管3
側のHeを冷却し自らは加温されてHeガス供給管
23に戻され再び液化用Heガスの原料として圧
縮機2に供給される。尚コールドボツクス1と
LHe溜15の間はHeミスト管13と低圧He管1
6を含むトランスフアー管14を介して接続され
ている。
次にこのHe液化機を起動する場合について説
明する。
He液化機の起動時には、前記コールドボツク
ス内の熱交換器4,5,6,7,8,9および膨
張機10,11ならびに各配管等は所定の運転温
度より著しく高くなつているので、He液化機の
起動時間を短縮するためには、これらの機器を
LN2温度(77〓)近くまで予冷する事が必要とな
る。
尚上述のHe液化機には予冷バイパス管17及
びバイパス弁19が設けてあり、予冷操作にさい
しては、バイパス弁19をあけ、必要量のHeガ
スを予冷バイパス管17を介して循環させる様な
態勢の下にHeガスの供給を開始し、まず熱交換
器4に導入する。そしてLN2によりLN2温度(77
〓)程度まで冷却するとともに、この寒冷により
熱交換器5,6,7,8,9も同じ様に冷却す
る。予冷バイパス管17より排出されるHeガス
はかなり低温であり、このままで圧縮機2の吸入
側へもどすのは、機器保守上不都合であるので熱
交換器18において加温水管から供給される常温
の水により常温まで戻したあと、低圧戻り管20
を経て、圧縮機2の吸入側へもどす様にしてい
る。
尚、バイパス弁19は予冷バイパス通過Heガ
ス量の調整および予冷終了後のしめきりのための
弁である。
予冷操作により、熱交換器5,6,7,8,9
がLN2温度程度まで低下すれば、バイパス弁19
を閉じ、JT弁12を少し開いて、膨張機10,
11の発生する寒冷およびJT弁12におけるジ
ユールトムソン効果による寒冷により、コールボ
ツクス内の各機器及びトランスフアー管14を所
定の運転温度まで冷却する。各部の温度が所定の
運転温度になれば、JT弁12を所定の開度にし
てHe液化運転をおこなう。
第2図に示した従来例の予冷回路においてバイ
パス弁19はHeガスの常温部側に配置されてお
り、バイパス弁19をコールドボツクス1側の低
温部に配置する場合に比べて締切性の確保および
設備コストの低減の点で有利ではあるが、バイパ
ス管17を通過して予冷を終えたHeガスを加温
するための熱交換器18がコールドボツクス外で
別に設けられる必要が有り、その為加温水管等の
設備を設けて水等の加温熱媒を導入しなければな
らない。しかも予冷を終えたHeガスがもつてい
る寒冷は加熱用媒体によつて無用に放出されてし
まい、LN2によつて供給される予冷用の寒冷を無
駄に浪費してしまつている。
そこで本発明らは予冷を終えたHeガスの寒冷
を有効に利用する為、特願昭60−41515に開示し
た様に、コールドボツクス内の熱交換器によつて
前記寒冷を回収する方法を発明した。
[発明が解決しようとする問題点] 装置の起動を開始し、上記予冷方法に沿つて予
冷を行ない、JT弁12、トランスフアー管14、
低圧He管16等の極低温機器部及び熱交換器5
〜9を冷却して極低温の発生(He液化機の連続
運転)が可能となるまでの所要時間は、装置規模
にもよるが一般には2時間以上とされている。こ
れらの全所要時間のうち、特に極低温機器部
(JT弁12以後)の冷却に費やされる時間は全体
の約3/7に及ぶことが分かつている。
そこで本発明者らは、極低温機器部の予冷に費
やされる時間を短縮することを目的に種々研究を
行なつた結果、本発明方法を完成した。
[問題点を解決するための手段] 極低温発生装置の極低温機器部を予冷するに当
たり、予冷済みの上記ガス体を低温のまま排出す
ることなく、少なくともジユールトムソン弁及び
トランスフアー管の冷却に使用し、さらに前記極
低温発生装置の供給側へ循環させる方法を採用す
る点に本発明の要旨が存在する。
[作用] 一般に冷却ガス量が一定であれば予冷の要する
時間は物質の熱容量と比例している。一方常温か
ら4〓までの冷却のうち液体N2の予冷最終温度
である80〓までの冷却に費やされる冷却時間がそ
の大半であることを考えれば上記予冷操作の実施
に合わせて極低温機器部についても液体N2温度
による予冷可能域程度まで予冷する様に設計して
おけば、80〓から4〓までの残りの冷却は極く短
時間で完了することができるので、全予冷時間が
かなり短縮されるはずである。従つて装置の起動
時に液体N2を使つて熱交換器の予冷を行なうに
当たり、予冷を終えた低温の冷媒(Heガス)を
JT弁及びトランスフアー管等の極低温機器部に
導き、該機器部を冷却してから再循環させるよう
な方法を採用するという方策に想到し、装置の起
動開始から極低温発生までの全所要時間を短縮さ
せることが可能になつた。
[実施例] 本発明方法を採用する為に用いる実施例装置を
第1図に示す。前記第2図で示したものと構造的
に相違する箇所は、第1に予冷バイパス管17を
コールドボツクス1内に収納し、且つ熱交換器4
内を通過する様にした点にある。これは特願昭60
−41515に述べた予冷方法においても採用した構
成であり、予冷されたHeガスの寒冷を熱交換器
4で利用してからHeガスもどり管20に合流さ
せ圧縮機2へ循環させるためのものである。但し
本発明におけるより重要な特徴点は次に述べる点
にあり、上記の構成は本発明にとつて必須構成要
件と考えるべきではない。
第2の相違点で且つ本発明におけるもつとも基
本的なポイントはJT弁12及びトランスフアー
管14を冷却するための熱交換器21a及び21
bを設けた点に存在する。尚必要により低圧管1
6を冷却する為の熱交換器21cを設けることも
できる。
起動開始時にまずJT弁12を閉、バイパス弁
19を開とし、LN2管22よりLN2をコールドボ
ツクス1内の熱交換器4へ供給する。そして圧縮
機2を起動して高圧He管3よりHeガスを流通さ
せ、LN2の寒冷によつて熱交換器5〜9,バイパ
ス管17等を予冷する。又膨張機10,11によ
つても寒冷を得てコールドボツクス1内を冷却す
る。このとき予冷バイパス管17を流れるHeガ
スの寒冷を熱交換器21a,21b,21cを介
してJT弁12,トランスフアー管14、低圧He
管16に伝達し、これら極低温機器部をも予冷す
る。しかるに後尚残留しているHeガスの寒冷を
熱交換器4で回収利用すると共に、昇温したHe
ガスのバイパス弁19及びもどり管20を介して
圧縮機2の吸入側へ循環させる。
次に熱交換器、極低温機器部がLN2温度(約80
〓)に達したところでバイパス弁19を閉じ、膨
張機10,11による寒冷によつてさらに熱交換
器の冷却を行ない、膨張機11の排出温度が所定
の温度以下に達したらJT弁12を少し開いて極
低温機器部及び熱交換器9を所定の温度(4〓)
まで冷却する。そして所定の温度に達したところ
でJT弁12の開度を所定値まで開けてHe液化の
通常連続運転を開始する。
上述した方法によりHe液化機の予冷を行なつ
た結果、従来起動開始から液体Heの発生までに
要していた時間を約30%近く短縮することができ
る様になつた。
本発明は上述したHe液化機だけに適用される
方法ではなく、極低温発生装置全般にわたつて適
用することができる。
[発明の効果] 極低温発生装置の予冷時に本発明方法を採用す
ることにより、装置の起動開始から極低温寒冷の
発生までの要する時間を極めて短くすることがで
きるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に用いる装置の一実施例を
示す模式図、第2図は従来の方法に用いられる装
置の例を示す模式図である。 1……コールドボツクス、2……圧縮機、3…
…高圧He管、4,5,6,7,8,9……熱交
換器、10,11……膨張機、12……ジユール
トムソン弁(JT弁)、13……ミスト管、14…
…トランスフアー管、15……LHe貯溜槽、1
6……低圧He管、17……予冷バイパス管、1
8……熱交換器、19……バイパス弁、20……
もどり管、21a,21b,21c……熱交換
器、22……LN2管、23……He供給管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ガス体の液化による極低温発生装置の予冷方
    法において、予冷済みの上記ガス体を低温のまま
    排出することなく、少なくともジユールトムソン
    弁及びトランスフアー管の冷却に使用し、さらに
    前記極低温発生装置の供給側へ循環することを特
    徴とする極低温発生装置の予冷方法。
JP13982185A 1985-06-25 1985-06-25 極低温発生装置の予冷方法 Granted JPS62786A (ja)

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JP13982185A JPS62786A (ja) 1985-06-25 1985-06-25 極低温発生装置の予冷方法

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JP13982185A JPS62786A (ja) 1985-06-25 1985-06-25 極低温発生装置の予冷方法

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JPS62786A JPS62786A (ja) 1987-01-06
JPH0411784B2 true JPH0411784B2 (ja) 1992-03-02

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JP13982185A Granted JPS62786A (ja) 1985-06-25 1985-06-25 極低温発生装置の予冷方法

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NO328493B1 (no) * 2007-12-06 2010-03-01 Kanfa Aragon As System og fremgangsmåte for regulering av kjøleprosess

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JPS62786A (ja) 1987-01-06

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