JPH0321691A - 強誘電性液晶組成物 - Google Patents

強誘電性液晶組成物

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JPH0321691A
JPH0321691A JP1155582A JP15558289A JPH0321691A JP H0321691 A JPH0321691 A JP H0321691A JP 1155582 A JP1155582 A JP 1155582A JP 15558289 A JP15558289 A JP 15558289A JP H0321691 A JPH0321691 A JP H0321691A
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JP1155582A
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English (en)
Inventor
Sadao Takehara
貞夫 竹原
Masashi Osawa
大沢 政志
Kayoko Nakamura
佳代子 中村
Tadao Shoji
東海林 忠生
Hiroshi Ogawa
洋 小川
Noburu Fujisawa
宣 藤沢
Takeshi Kuriyama
毅 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamura Institute of Chemical Research
DIC Corp
Original Assignee
Kawamura Institute of Chemical Research
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気光学的表示材料として有用な新規液晶組底
物に関するもので、特に強誘電性を有する液晶材料を提
供するものであり、従来の液晶材料と比較して、特に応
答性、メモリー性にすぐれた液晶表示素子への利用可能
性を有する液晶材料を提供するものである. 〔従来技術〕 現在、広く用いられている液晶表示素子は主にネマチッ
ク液晶を利用したTN型と呼ばれるものであって、多く
の長所・利点を有しているもののその応答性においては
、CRTなどの発光型の表示方式と比較すると、格段に
遅いという大きな欠点があった。TN型以外の液晶表示
方式も多く検討されているが、その応答性における改善
はなかなかなされていない。
ところが、強誘電性スメクチック液晶を利用した液晶デ
バイスでは、従来のTN型液晶表示素子の100〜10
00倍の高速応答が可能で、かつ双安定性を有するため
、電源を切っても表示の記憶が得られる(メモリー効果
)ことが、最近明らかになった。このため、光シャッタ
ーやプリンターヘッド、薄型テレビ等への利用可能性が
極めて大きく、現在、各方面で実用化に向けて開発研究
がなされている。
強誘電性液晶は、液晶相としてはチルト系のキラルスメ
クチック相に属するものであるが、その中でも、実用的
に望ましいものは、最も粘度の低いキラルスメクチック
C(以下、SC″と省略する。)相と呼ばれるものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕 SC*相を示す液晶化合物(以下、SC0化合物という
。)はこれまでにも検討されてきており、既に数多くの
化合物が合威されている。しかしながら、これらのSC
“化合物には単独では強誘電性液晶表示用光スイッチン
グ素子として用いるための以下の条件、即ち、 (イ)室温を含む広い温度範囲で強誘電性を示すこと (口)高温域において適当な相系列を有すること (ハ)特にキラルネマチック(以下、N9と省略する。
)相において長い螺旋ピッチを示すこと(二)適当なチ
ルト角を持つこと (ホ)粘性が小さいこと (へ)自発分極がある程度以上大きな値であること さらに (ト)(口)及び(ハ)の結果として良好な配向を示す
こと (チ)(ホ)及び(へ)の結果として、高速の応答性を
示すこと をすべて満足するようなものは知られていなかった。
そのため、現在では、SC”相を示す液晶組戒物(以下
、SC0液晶組成物という。)が検討用等に用いられて
いるのが、実情である。
良好な配向性を得るためには、例えば、特開昭61−1
53623号公報等に示されているように、SC1相の
高温域にN*相を有する液晶において、N9相の螺旋ピ
ッチの長さを大きくする方法が一般的に有力である.こ
の場合にSC1相とN“相の中間の温度域にスメクチッ
クA(以下、SAと省略する。)相を有する場合に配向
はより良好となり、螺旋ピッチを大きくするには、左螺
旋を生じさせる光学活性物質と、右螺旋を生じさせる光
学活性化合物を組み合せて用いればよいことも知られて
いる.(ネマチック(以下、Nと省略する。)液晶に光
学活性物質を添加して生じる螺旋ピッチを任意の長さに
調整することは既に公知の技術である。)しかし、これ
らの技術によっては良好な配同性は得られるものの、高
速応答性が得られるわけではなかった。
高速応答性を示すには、例えば、第12回液晶討論会に
おける特別講演(同討論会予稿集P.9B)で示されて
いるように、低粘性のスメクチックC(以下、SCと省
略する。)相を示す母体の液晶組成物(以下、SC母体
液晶という。)に、自発分極(以下、P,と省略する.
)の大きいSC8化合物を添加する方式が優れている。
この方弐によれば、螺旋を生じさせる光学活性化合物の
割合が少なくなるため、螺旋ピッチは比較的長く′なる
が、配向性が良好となるほど螺旋ピッチを長くしようと
すると光学活性化合物の添加量を少量にする必要があり
、そのため自発分極が小さくなりすぎ、高速応答性が得
られなくなってしまう問題点があった。
また、SC母体液晶としてこれまで用いられてきたもの
は、例えば、ジャパン・ディスプレイ゛86講演予稿集
(352ページ〜)又は特開昭6 2−5 8 3号公
報に記載されている。
(R,R’はアキラルなアルキル基を表わす。)(R,
R’は上記と同様。) の如く、化合物自身又はその同族体が、SC相を示すも
のに限られるか、又はそれに加えて分子長軸に対して垂
直方向に強いダイボール(分極)を示すような液晶化合
物を添加した組威物であり、SC相の温度範囲を広く保
つと粘性が大きくなり、粘性を小さくするとSC相の温
度範囲が狭くなるという問題点があった。
SC相の温度範囲を広くするためには、高い温度までS
C相を示す化合物を加えることも有効である。しかしな
がら、高い温度までSC相を示す化合物は、同時にその
融点も高く、得られた液晶組成物において、その融点を
あまり低くすることができず、低温域では結晶の析出等
が生しやすいという問題点もあった。
従って、従来技術では良好な配同性と高速応答性に加え
て、低温から高温域までの広い作動温度範囲を同時に満
足させることは困難なことであった。
本発明が解決しようとする課題は、これらの条件をすべ
て満足できる強誘電性液晶組成物を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するために、中温域液晶を含有
し、スメクチックC相を示す液晶組成物(以下、SC母
体液晶という.)に、光学活性化合物から成るキラルド
ーバントを添加して成る強誘電性液晶組成物であって、
特に中温域液晶が次の一般式(A−1)で表わされる光
学的に不活性な化合物及び一般式(A−2)で表わされ
る化合物の各々少なくとも1種を含有し、室温を含む広
い温度範囲でSC9相を示す強誘電性液晶組底物を提供
する. 一般式(A−r) ・・・ (A−1) 〜18の直鎖状アルキル基を表わし、特に好ましくは、
炭素原子数6〜l2の直鎖状アルキル基を表わす。lは
1〜5の整数を表わし、特に好ましくは、1又は2を表
わす。mは2〜工0の整数を表わし、特に好ましくは3
〜6の整数を表わす。)一般式(A−2) Rb Oイ今{アRC  ・・・(A−2)独立的に炭
素原子数4〜I8の直鎖状アルキル基を表わし、特に好
ましくは炭素原子数6〜12の直鎖状アルキル基を表わ
す。) 本発明で用いる中温域液晶とは、それを構或する液晶化
合物が、光学的に不活性であり、2環構造であって、S
C相を示す化合物又は、そのアルキル鎖の炭素原子数、
形状のみが異った同族体から或り、その同族体中の少な
くとも1種の化合物は10℃以上における任意の1℃以
上の温度巾の範囲でモノトロピックでもよいSC相を示
す化合物である。
一般式(A−2)で表わされる化合物は、現在、SC母
体液晶の構成成分として、よく用いられている化合物で
あり、SC相の上限温度(以下、Tcと省略する。)も
高いものでは60℃を越すような化合物も知られており
、また、その粘度も比較的小さい。しかし、この化合物
を含有するSC母体液晶に他の液晶性化合物を混合する
ことによって、その融点を大きく降下させ、0℃以下ま
で安定にSC相を示す液晶組成物を得ることは容易では
ない。
一方、側鎖に分岐メチル基を有する化合物は、単一化合
物としての融点も、一般式(A−2)で表わされる化合
物より低く、混合によって0℃以下まで安定にSC相を
示すような液晶組成物を容易に得ることができるが、反
面そのTcは、一般式(A−1)で表わされる化合物よ
りも低く、分岐側鎖の影響により、粘性もやや上昇する
といった欠点があり、また、SA相の温度範囲が拡大し
、N相を示しにくくなる傾向にあった。
本発明者らは、この点に留意して、検討を重ねた結果、
側鎖に分岐メチル基を有する化合物として、一般式(A
−1)で表わされる化合物を選び、中温域液晶として一
般式(A−2)で表わされる化合物に対し、一般式(A
−1)で表わされる化合物を重量比で2:3〜1:20
の割合で用いることにより、融点が低く、Tcが充分高
く、かつ粘性も高くないSC母体液晶が得られることを
見い出した.このSC母体液晶に、後述のキラルドーパ
ントを加えることにより、容易に低融点で温度範囲が広
く、高速応答の可能なsc”液晶組威物を得ることがで
きる。
一般式(A−1)で表わされる化合物において、側鎖上
の分岐メチル基の位置は重要であって、分岐メチル基が
液晶の中心骨格(コア)に近接している場合には、SC
相を示す温度範囲が極端に狭くなり、また粘性も高くな
る傾向にある。一方、分岐メチル基が側鎖の末端にある
場合には、融点を降下させる効果があまり期待できない
。従って、一般式(A−1)において、mは2〜10の
整数が好ましく、lは1〜5の整数が好ましい。
一般式(A−1)で表わされる代表的な化合物とくの相
転移温度を第1表に掲げる。
/ (表中、Crは結晶相、SCはスメクチックC相、SA
はスメクチックA相、Nはネマクチック相、■と等方性
液体相を各々表わす。) 一方、一般式(A−2)で表わされる化合物は既に数多
くが知られている。一般式(A,−2)で表わされる化
合物から成るSC相を示す液晶に、一般式(A−1)で
表わされる化合物を加えることによる融点の降下は以下
に示すように顕著である。
一般式(A−2)で表わされる化合物から成る以下の組
成物(以下、組成物(M−1)という。)は、55℃以
下でSC相を示し、その融点は14℃である。(組或比
は重量バーセントを表わす。)(A−2−1) 35% (A−2−2) 35% 及び(A−2−3) 30% 組成物(M−1)において式(A−2−3)の化合物を
前記式(A−1−4)の化合物に代えた組戒物(M−2
)は50℃以下でSC相を示し、その融点は3℃に降下
した。
また、&II戒物(M−1)において、式(A−2−2
)の化合物を前記式(A−1−5)の化合物に代えた組
成物(M−3)は50.5℃以下でSC相を示し、その
融点は1 ’Cに降下した。
また、組戒物(M−1)において、式(A−2−3)の
化合物を前記式(A−1−3)の化合物に代えた組威物
(M−4)では55℃以下でSC相を示し、その融点は
−l℃に降下した。
さらに以下の組戒から成る組成物(M−5)では、50
.5℃以下でSC相を示し、その融点は一2℃まで降下
した。
式(A−2−1)の化合物35% 式(A−2−2)の化合物18% 式(A−2−3)の化合物15% 式(A−1−5)の化合物17% 及び式(A−1−4)の化合物15% 次に、一般式(A−2)で表わされる化合物と高温液晶
から成る以下の組成物(M−6)は、68.5℃以下で
SC相を示し、その融点は13℃である。
式(A−2−1)の化合物28% 式(A−2−2)の化合物28% 式(A−2−3)の化合物24% 及び F 化合物20% この組成物(M−6)80%と式(A−1−3)の化合
物20%から戒る組威物(M−7)は、66.5℃以下
でSC相を示し、その融点は−2.5℃に降下した。
また、組成物(M−6)80%と式(A−1−3)の化
合物、式(A−1−4)の化合物及び式(A−1−5)
の化合物の等量混合物20%から成る組戊物では、65
℃以下でSC相を示し、その融点は−3℃とさらに降下
した。
こうして得られた融点の低いSC相を示す液晶組成物に
、後記のキラルドーバントを適量添加することにより、
実施例に示すような温度範囲が広く、低温まで安定にS
C1相を示し、高速応答が可能で配同性のよいSC0液
晶組戒物を得ることができる。
中温域液晶としては、一般式(A−1)、(A−2)及
び(A−3)で表わされる化合物以外にも、以下の一般
式(D)又は(E)で表わされる化合物も用いることが
できる。
一般式(D) (式中、R’及びR′′は、各々独立的に炭素原子数1
〜20の直鎖状又は分岐状のアルキル、アルコキシル、
アルコキシ力ルボニル、アルカノイルオキシ、アルコキ
シカルボニルオキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、
アルケニルオキシ力ルボニル、アルケニルカルボニルオ
キシ又はアルケニルオキシカルボニルオキシ基を表わす
が、少なくとも1方はアルキル基又はアルケニル基以外
を表わす。
R”{トU唖}Rj (E) (式中、R! Rj、及び−(Cトは(B)にお けると同様の意味を有し、−{E>一は→(9一を表わ
す。ただし、一般式(A−1)及び(A−2)で表わさ
れる化合物を除く。
一般式(E) Uはーcoo−, −oco−  −cos−, −s
co一又は−C三C一を表わす。ただし一般式(A−3
)で表わされる化合物を除く。) 本発明においては、その温度範囲を高温域に拡大する必
要がある場合には、SC母体液晶の構或威分として、高
温液晶を含有する。
本発明で用いる高温液晶とは、3環あるいは4環構造か
らなる光学的に不活性な化合物、あるいはそれから成る
組成物であって、各化合物は前記中温域液晶からなるS
C相の上限温度(以下、Tcと略称する。)が50〜6
0℃の組成物に10%混合した際に、そのTcを1.5
℃以上上昇しうるものであり、好ましくは、少なくとも
2環は芳香環( 1.4−フェニレン,ビリξジン−2
.5−ジイル,ビラジン−2.5−ジイル,ビリジン−
2.5一ジイル,あるいはそのフッ素置換体)であり、
Tcが90℃以上で、かつSC相の温度域が5℃以上の
温度幅を有する化合物、あるいは、その側鎖のアルキル
基の炭素原子数あるいはその形状が異った同族体である
ことを特徴とするものである。
高温液晶として用いられる化合物の代表的なものを以下
に掲げる。ただし以下に示す一般式において、Rr,R
tは各々独立的に炭素原子数1〜18のアルキル基を表
わす。
(I[I−a) F / / / / (■ 18) RICOO−”@薦訳國R2 F (I[[ −a−21) R,這再誠■OCOR2 F (I[I−a 24) R,coo<H角誠牙OR. (■ b) (I[[−c) (■ d) (II[−e) (■ g) (■ h) (■ i) (■ j) (■ k) (I[[−j 8) ?,0■■■coo−4ツOCI+■−@−OR2F (III−j 10) ?,O畳coo@oc++■■)R2 F (■ j−12) R1@−COO−’(シOC11zd Rz(I[[−
j 13) Rl−@−OCO{シCI+20{別RZ(■ j−14) RIO GOCo4ヘCHzO{ヘRzCI−1) (DI−m) 以下に掲げる複素環を有する化合物も高温液晶として使
用することができる。また、以下に掲げる一般式で示さ
れる複素環を有する化合物におけるベンゼン環、シクロ
ヘキサン環にフッ素原子、塩素原子又はシアノ基が置換
した化合物も高温液晶として使用することができる。
(ill−m−17) (]Lm−18) (III−m−19) ( m −n+−20) (■〜m−21) ( m −or−22) (III−m−23) (III −m−24) ?,■間5’%coo{(べOCORzRICOO−@
刈判C004呪R2 R,−O呂5>CO”@−R2 R,6COO−@−OR− RIO<H刈5>COO+R2 RIO−C区DCOO−@−OR− R,09瞠coo−@−OCORZ RICOOや角5)−Coo{(R2 (III −m−49) (III −m−50) ( III −m−51) (III−m−52) (III−m−53) (III−m−54) ( m −ta−55) ( m −I1−56) R1℃醜○C00{ぺR2 N R1”IZ■■coo{}ORt N R,0{醜或C00{ぺR2 N R.0℃バ■coo{(べORz N R1{ト■coo{(ぺOCOI’12N R,coo{バ■C004}Rt N 瞥×■4ぺ R ,           COO       R
 2金*■4べ R.           COO       OR
.(III−n−5) (Iff−n−6) (III−n−7) (I[I−n−8) (m−n−9) (III −n−10) (III−n−11) (III−n−12) ?1やk.’,−oco{》ocOR2RICOOやH
話OC04べR2 R,唖凡訃oco{(ぺR2 R,唖\訃oco{(シOR2 R.0■駕訃oco4べR2 R,0唖角訃oco{(べORt R,や角訃oco{(べOCOR2 R,COO唖\訃OC04ぺR2 (■一〇) (I[I−n−101) (II[−n−102) (nl−n−103) (III −n−104) (I[I−n−105) (III −n−106) (I[I−n−107) (III−n−108) R1{×■oco +OCORz R.COO唖×國oco % R2 R+唖×企OCO+Rz R1頑×企oco 4トORZ R,0−Th■OCO+R2 R,0+伜oco−1e号OR2 R1φ×■oco 4トOCOR2 R.COO唖×○OCO +R2 (II[−o−25) (m−o−26) (III −o−27) (II[−o−28) (II[ −o−29) ( m −o−30) ( m −o−31) (I[I−o−32) ?’ < c++■0{R2 RI《阿訃Cl+■04呪OR2 R,O炉区p co2o−4ぺR2 R10《刈5’}−CIl,O孟べOR2R1−=C区
5’}Ctlz080CORzR,COO<H角5’}
−CI■O■■R2Rl{踊> co2o{レ2 R1《刈¥co.o8ORZ (■ 96) R,C00 h c+120+ R2 (III−p) (III−p 20) ?1心別}OC11■{シOR. (II−p−45) (■−ρ−46) (II[ −p−47) (I[I−p−48) (III−p−49) (III −p−50) (I[ −p−51) (III−p−52) ?)○・◎ R,Oイ○    OCII    R2N ゛}算・O R,0イ○    OCII    OR2N ゛)○・■ R1イ○    OCII    OCORzN ゛)舎・■ R . COOイ○    OCII    R2N R1C■伜oc++z{}R2 N R1やソ娶OCH■4シORz N R10{ソ■OCIh<3ぺR2 N R,0−’C■或OCI+■{シOR2N (III−p−77) (III−p−78) (■−ρ−79) (III−p−80) (III −p−81) (III−p−82) (1−p−83) (III −p−84) ?.■×■OC11■Φ冫OCORz R.COO■×■OCII■Φ冫R2 夕Y》 ゛} R+       QC}l2{O R2N R,や×■OCII■イ嶺OR2 N RlO《×國OCH.イ襠R2 R10+粥OCIhイ条OR2 R,炉×伜OCI+一襠OCOR2 R,coo《×■OCII一襠R2 (■ q) ( m −q−33) (I[[−q−34) (III−q−35) (III −q−36) ( m −q−37) (II −q−38) ( m −q−39) (III−q−40) ?lO<H刈> co.c+−+.{(ツR2R,0《
角■CHzClb{(ツOR2R1−0刈?CHzc}
I.80CORzR,COO頑H■CH2CH2−4■
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OOM co,cnz{ヘR2 R,{バ■Cll■cu.−4ぺR2 R,■屑■CHtCHz+ORz R.0■バ■Cll2CH繁■R2 R,0{屑■CHzCI[t−4OR2R,■バ■Cl
lz(jh{(ぺOCOR2R,coo−{&賦◇Ct
lzCHt+R2(■ q−97) (III −q 98) (II[−q 99) (■ q 100〉 (III−q−101) (III−q 102) (n[−q−103) ?1《×■CHzCHz6卜R2 R1■×■CH2CI+■4卜ORZ RIO<+■CHzCHzZ卜R2 R,0Φ間DCHzCHt!冫OR2 R1℃+CHzCII■4卜OCOR.RICOO$C
lhCH!9Rz R,や×■cntcut<j’FJ:)j R2割合は
、20〜95重量%の範囲が好ましい。一般式(A−1
)で表わされる化合物と一般式(A−2)で表わされる
化合物の配合割合は、重量比で2=3〜1:20の範囲
が好ましい。
また、高温液晶を含有する場合には、高温液晶の配合割
合は、SC母体液晶の1〜50重景%の範囲が好ましく
、3〜30重量%の範囲が特に好ましい. 本発明で使用するSC母体液晶は、そのSC相の高温側
において、降温時に、 (イ)I(等方性液体)相→N相→SA相→SC相の相
系列を有するもの (口)I相→SA相→SC相の相系列を有するもの (ハ)■相→N相→SC相の相系列を有するもの 又は (二)■相→SC相の相系列を有するもののいずれかの
相系列を有するものが用いられるが、(イ)〜(二)の
選択は、同時に用いるキラルドーパント及びSC“液晶
組成物とした場合の好ましい相系列により異なる。最も
繁用性のあるのは(イ)であり、キラルドーパントをS
C母体液晶に添加した場合に、NI相の温度範囲を広げ
、SA相等の温度範囲を狭くしやすい傾向が強い場合に
は(口)を、キラルドーパントをSC母体液晶に添加し
た場合に、SA相の温度範囲を広げ、N1相の温度範囲
を狭くしやすい傾向が強い場合には(ハ)を、また、S
C性が弱く、N9相やSA相の温度範囲が広げやすい場
合などには(二)を用いるのが、最も適している。重要
であるのはSC“液晶組戒物とした場合の相系列であっ
て、一般的には、I−N”→SA→sc”の相系列が配
向性の点で有利である。一方、■→N9→SC1の相系
列も配向制御方法によっては、より良好な配向を示す場
合もあり、また、大きなチルト角が得やすいので、ゲス
ト・ホスト方式などには適している。
また、■→SA−+SC”の相系列も初期の強誘電性液
晶(p−デシルオキシベンジリデンアξノケイ酸(S)
−2−メチルブチル等)がこの相系列であったため、そ
の配向方法についてもよく検討されており、良好な配同
性を得ることも不可能ではない。
本発明で使用するキラルドーパントとしては、(1)S
C”相を示す化合物、<2) S C“相以外の液晶相
のみを示す化合物又は(3)液晶性を全く示さない化合
物を用いるこ、とができるが、(3)の場合には、SC
母体液晶に添加して得られるSC“液晶組戒物の液晶性
が低下する傾向を防止するために、液晶類似の骨格を有
する化合物を用いることが好ましい。
キラルドーパントがSC9液晶組成物にもたらす諸物性
のうち重要なものは、その誘起する螺旋ピッチ、自発分
極の向き及びその大きさであるが、これらはキラルドー
バントを構戒する各化合物の光学活性部位により最も大
きな影響を受ける。
これまでキラルドーパント、SC1化合物又はネマチッ
ク液晶への添加剤として用いられてきた光学活性化合物
における光学活性基の代表的なものを以下に掲げる。
(■−1 ) CH. + Ctb→丁Cll  CJs (TV−2) CI+! 1・ −0÷CHt +−CH  Czll5(rV−7) CI, + Clh−)TCH  Rユ (IV−8) CHI −O +CHz−+−T−CH  Rz(IV− 3 
) C1量, ←CIIzh−0 +CL +−rCI  Czlls
(IV−4) CI. −0{− Clbh−0÷CI! +−rCH  Ct
Hs(IV−6) 0         Clh II      1. −0−C{−CHz+−rCH  CtHs(IV−1
2) CI+3 −CH−R4 (IV−13) COW 1・ CHz−CH  CHz  ORs (IV−14) Cl+3 CI − C}12 − ORs (IV−21) CH3 −S −{− CIl2→TCH(CHz}ii− C
Il3(IV−31) O    CH3 II   1・ C−0−C}I−R. (■ 32) CH3 −O−CH−R. CN−35) 一〇一じ11   L;Hz   L;tl   UK
s(IV−48) 一(;II−t;一υ−κ5 (■ 55) O  Cllz  CH R5 (IV−57) Cl O  CH2  CI  R5 (IV−53) CI43 −CH−0−Rs (■ 62) CF, O  C}I  Rs (■ 69) CI!. COOCIlz  Cll  Rs (■ 70) 0 C11, CHZ−CH ?Il■一〇CORs (IV−64) ?H, −0−Cll■−CIl ?Il■一OR, (■ 65) CH3 −O−CI−CHz−ORS (IV−71) CH3 −0−CH CHz−o−COR, (■ 66) C113 −O + Cll z−)−ii−Cll{CH tY
「OR s(■ 72) 〜0 ?113 CH  CHz{Cll■}−OCORS(IV−67
) COOCHz   Cl一じ■〜し2■5(■ 73) 一〇 CI{. CH.−CH→C■2)TOCOR, (■−75) C113 0−cut−CH ORS (■〜76) CI+, S−CIl−R, (IV−78) CJ, 1. 0−C}IアーCIl−OR, (IV−79) 0  C−O  Chi  Ila CH+ じHゴ (IV−80) COOCIl2  CH  R5 (IV−81) ?N −0−CIl■一Cll  Rs (■〜82) CN Cll  Rs (IV−83) ?Il■CN 一COO − CI12 − CH − R5(IV−
84) ?Il■CN 1・ O  Cl{z  CH  Rs O 上記各一般式において、mは1〜4の整数を表わし、n
は1〜10の整数を表わし、R3は炭素原子数3〜8の
アルキル基を表わし、R4は炭素原子数2〜10のアル
キル基を表わし、RSは炭素原子数1〜10のアルキル
基を表わし、R6は炭素原子数1〜4のアルキル基を表
わす。
光学活性基として、式(IV− 1 )〜(IV−22
)で表わされる光学活性基のみを含有する光学活性化合
物ではSC母体液晶に添加してSCゝ液晶組成物とした
際に誘起される自発分極は小さいものが多く、単独でS
C0相を示す場合でもそのほとんどが10nC/cm”
以下にすぎない。
一方、光学活性基として、式(IV−31)〜(■一9
1)で表わされる光学活性基を含有する光学活性化合物
は、SC母体液晶に添加してSC1液品組成物とした際
に誘起する自発分極が大きいものが多く、単独でSC1
相を示す場合などでは300nC/cu+”以上の大き
な値を示すものも存在する。
このよ・ラな光学活性基を末端に有するような光学活性
化合物の基本骨格の代表的なものを以下に掲げる。
(V−12) −OcHzO% OCHt8 (V−36) ーO出aバ公 (V−84) −■イ謔・・・一〇 (V−108) 寞}oco 一〇イ今 (V−156) {E)−0C+1!−@ ( V−180) 侶H舅ocuz閥) ( V − 204) −OイE)−oco 〈) (V−228) Cベトoco項} (■ 500) 億ベキcoo挾バ 上記各基本骨格中のベンゼン環あるいはシクロヘキサン
環にフッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、メト
キシ基、シアノ基又はニトロ基が置換した各基本骨格も
使用できる。
以上のような基本骨格の片側もしくは両側に前記キラル
基が結合した光学活性化合物がキラルドーバントの構戒
戊分として有効に使用することができる。特に両側に前
記キラル基が結合した一般式(B) Ql−  Z  Ql″ 〔式中、QI*及びQ21は互いに異なった光学活性基
であって、各光学活性基は少なくとも1個の不斉炭素原
子を有し、かつ、Q1“及びQ”“のうち少なくとも1
方の基は、不斉炭素原子が酸素、イオ○ 11 ウ、窒素、フッ素、塩素あるいはーC一又はCミNと直
結した構造を有する。Zは一般式(C) これらの環上の任意の1〜2個の水素原子がフッ素原子
又はシアノ基に置換した構造を表わすが、上の水素原子
がフッ素原子又はシアノ基に置換した構造においては、 ?l及びY2は各々独立的に単結合、− COOOCO
    CIhO    OCHz    CHtCH
z一Cミc−  −cos一又は−SCO−を表わすが
、単結合、 Coo    OCO    CHz0一
又は一〇C11■一である場合が好ましく、m=1の場
合には、Yl及びyzの内の少なくとも一方が単結合で
あることが好ましい。) で表わされる液晶性分子の中心骨格(コア)部分を表わ
す。〕 で表わされる光学活性化合物が好ましい。
一般式(B)で表わされる光学活性化合物において、特
に、少なくとも一方の光学活性基は前記(rV−31)
〜(IV−91)で表わされる基のいずれかであること
が望ましい。
このように、基本骨格の両側に互いに異ったキラル基が
結合した光学活性化合物を用いることによる利点として
以下の点を挙げることができる。
(1)  片側にのみキラル基を有する化合物より強い
自発分極を示しうる。
即ち、前記(TV−31)〜(IV−91)で表わされ
る基から選ばれるキラル基と(IV− 1 )〜(IV
−22)で表わされる基から選ばれるキラル基とを基本
骨格の両側に有する化合物と、同一・の基本骨格でキラ
ル基としては(IV−31)〜(■91)で表わされる
基から選ばれる同一の基のみで他の側はアキラルな基で
ある化合物をそれぞれSC母体液晶に添加して、その外
挿値として自発分極を求めてみると、両側にキラル基を
有する化合物の方がlO〜30nC/cm”あるいはそ
れ以上大きい。(rV−1)〜(rV−22)で表わさ
れる基に由来する自発分極はたかだかlonc/cm”
程度であるので、両側のキラル基による自発分極の単純
和よりも大きくなっていることがわかる。
さらに(IV−31)〜(IV−91)で表わされる基
から選ばれる基であって互いに異ったキラル基を上記基
本骨格の両側に有するような化合物では、両方のキラル
基による自発分極の極性(よく知られた強誘電性液晶で
ある(S)−2−メチルブチルb−デシルオキシベンジ
リデンアミノフェニルシンナメ−1− (DOBAMB
C)の極性をeと決める。)を同一にあわせた場合には
非常に大きい自発分極を得ることができる。
この場合には両側のキラル基による自発分極の単純和よ
りもさらに1 0 0 nC/cm”あるいはそれ以上
に大きな自発分極を得ることもできる。
キラルドーパントとしてはその誘起しうる自発分極が大
きい程、その使用量が少なくてもすむので、低粘性のS
C母体液晶の割合を多くすることができ、その結果、S
C“液晶組戒物の低粘度化が可能となる。結果として、
応答性の向上につながるものである。
(2)  N”相あるいはSC“相に誘起する螺旋ピッ
チが非常に長い化合物、及び非常に短い化合物など、螺
旋ピ・冫チを調整することが可能である。
前述のように良好な配同性を得るためには、そのN*相
あるいはSC0相における螺旋ピッチが長いことが重要
である。キラルドーバントは全体として螺旋ピッチが調
整されていればよいのであって、個々の化合物について
は、必ずしもその必要はないが、キラルドーバントの主
成分としてはある程度螺旋ピッチが長い方が、その調整
が容易である。また、螺旋ピッチ調整を主目的として加
える化合物では、その螺旋ピッチが短い程、その添加量
を押えることができるので好都合である。
螺旋ピッチを長くするには、両側のキラル基による螺旋
ピッチの向きが互いに相反すればよいが、(■−31)
〜(IV−91)で表わされる基から選ばれる基を両側
に有する化合物では、その自発分極の極性は同一である
ことが好ましい。
(3)大きな自発分極を示しうる特に(fV−31)〜
(It/−91)で表わされる基から選ばれるキラル基
であって、不斉合成、光学分割等の化学的手法により得
られたものは、その光学純度は必ずしも100%ではな
いものが多いが、これらを100%に精製するのはかな
り困難である。しかしながら、天然物から得られた(S
)−2−メチルブタノール由来のキラル基、あるいは微
生物工学的手法で得られるような光学純度の極めて高い
キラル基と組み合わせれば、これらはジアステレオマー
となるため、クロマトグラフィー、再結晶による分離が
容易となり光学純度を100%に近づけることができる
一般式(B)の化合物は、キラルドーバントの構成成分
としてlO%以上、好ましくは30%以上、特に好まし
くは50%以上用いるのが有効である。
一般式(B)の化合物中で、特に好ましい基本骨格とキ
ラル基の組み合せを有する化合物を以下に示す。
(Vl−19) R,−1;H−Y し+lzし■  UKs 上記一般式中、R4及びR4′は各々独立的に炭素原子
数2〜10のアルキル基を表わし、R,及びR , r
は各々独立的に炭素原子数1〜10のアルキル基を表わ
し、R,は炭素原子数2〜10の直鎖状のアルキル基又
は炭素原子数3〜10の分岐状のアルキル基、又は炭素
原子数4〜10の少なくともl個の不斉炭素を含む光学
的活性なアルキル基を表わし、lはO〜5の整数を表わ
し、Yは単結合、−o−, −oco−, −coo−
,又はーocooを表わし、Wは、塩素フッ素又は一〇
−CI+3を表わし、Z′ は、 す。
XI及びX4は各々独立的に水素原子、フッ素原子又は
シアノ基を表わし、X2は水素原子又はX1を表わし、
X3は水素原子又はX4を表わす−COO− −OCO− −CILz0 ?CI■−, 又は単 及びX4のうち少なくとも一方は水素原子を表わす。
上記のキラルドーパントは、SC母体液晶中に1〜60
重量%の割合で添加してSC“液晶組成物として用いる
のが適当であるが、さらに好ましくは2〜50重量%の
割合で添加することが好ましい。キラルドーバントの添
加割合が60重量%より多いと、自発分極は増加するが
、キラルドーバント自体が母体液晶にくらべるとはるか
に粘性が大きいため、SC”液晶組底物の粘度が大きく
なり、結果的に高速応答性に悪影響を与える傾向にある
ので好ましくない。また、キラルドーバントの添加量の
増加はその螺旋ピッチを短くするために配向性にも悪影
響を与える傾向にあるので好ましくない。一方、キラル
ドーバントの添加割合がl重量%より少ないと、自発分
極があまりに小さくなりやはり高速応答性は望めない。
SC“液晶組戒物の自発分極の値は、3〜30nC/c
m”の範囲にあるようにキラルドーパントの添加割合を
調整することが好ましく、SC9相を示すキラルドーパ
ントの場合、単独で100nC/cm2程度の自発分極
を示すか、又はそれに相当する強さの自発分極を誘起す
るキラルドーパントの場合、キラルドーパントの添加割
合は10〜40重量%の範囲が好ましく、3 0 0 
nC/cm2以上の強い自発分極を示すキラルドーバン
トの場合、キラルドーバントの添加割合は、2〜25重
量%の範囲が好ましい。キラルドーパントの誘起する自
発分極が強い程、その最も望ましい添加割合は減少する
。しかしながら、キラルドーバントが誘起するP1の値
が小さい場合には、その添加量がSC母体液晶に対して
多くなり、これに伴なってSC“液品組成物の粘性が大
きくなり、その結果、高速応答性が得られなくなる傾向
にあるので好ましくない。従って、本発明で使用するキ
ラルドーパントとしては、SC母体液晶に10重景%添
加した場合に1.0nC/cm”以上のP,を誘起でき
るものが好ましく、5重景%添加した場合に0.5nC
/ cm 2以上のP,を誘起できるものが特に好まし
い。
本発明のSC′″液晶組威物は、等方性液体状態からの
冷却時においてN1相、あるいはSA相、あるいはN*
相とSA相を経てsc9相へと相転移するが、その際N
9相からSA相への相転移温度(以下N”−SA点とい
う。)から、該N”SA点の1度高温側までにおけるN
9相に出現する螺旋のピッチが3μm以上であるsc9
液品組成物がより好ましく、該螺旋のピッチが10am
以上であり、N”−SA点に近づくにつれて該螺旋のピ
ッチが発散的に大きくなるsc9液品組成物が特に好ま
しい。
本発明のSC0液晶組成物のN′″相を示す温度範囲は
、3度以上30度未満の範囲が好ましい。
N”相を示す温度範囲が、3度未満である場合、降温時
にすみやかにSA相に相転移するため、N”相で液晶分
子を充分に配向しにくくなる傾向にあるので好ましくな
い。また、N′″相を示す温度範囲が30度以上である
場合、SC*液品組戒物の透明点が高温になり、セルに
液晶材料を充填する工程等における作業性に悪影響を及
ぼしやすい。
キラノレドーバントは、キラノレドーバント自体の液晶
性の有無にかかわらず、SC母体液晶に添加した場合に
、 (1)  N”相を示す温度範囲を拡大する傾向にある
もの、又は (2)  N’″相を示す温度範囲を縮小する傾向にあ
るもの など、それぞれ固有の性質を有している。本発明のSC
ゝ液晶組成物のN“相を示す温度範囲を上記の好ましい
範囲に調整するためには、(1)の場合、N相を示す温
度範囲が狭いSC母体液晶、又は、N相を示さないSC
母体液晶を用いればよく、(2)の場合、N相を示す温
度範囲が広いsC母体液晶を用いればよい。この方法は
、N2相に限らず、SA相及びSC′″相についても同
様に応用することができる。例えば、キラルドーパント
がSC“液品組戒物のSA相のみを拡大し、N9相及び
SC2相を縮小するような場合には、SC母体液晶とし
て、SC相の上限温度が高く、N相の温度範囲が広く、
かつ、SC相→N相→I相の相系列を有するもの、又は
SA相の温度範囲が狭<Sc相→SA相→N相→I相の
相系列を有するものを用いればよい。
このようなキラノレドーバントの1頃向は、SC母体液
晶に一定量のキラルドーパントを添加して得られるSC
*液晶m戒物の相転移温度の変化を測定することにより
、容易に知ることができる。この結果から、SC2液品
組成物における各相、特にN1相を示す温度範囲は容易
に調整することができる。
一般式(B)の光学活性化合物のうち、両側のキラル基
RI”+Rz  によってN1相に誘起される螺旋の向
きが互いに逆であるような化合物では、その誘起する螺
旋ピッチはかなり長いため、このような化合物をキラル
ドーパントの主成分として用いる場合には、螺旋ピッチ
調整が不要であるか、あるいは容易である、:とが多い
が、一般的には以下のようにして螺旋ピッチを長く調整
することができる。
複数の光学活性化合物を含むSC′″液晶組戒物のN2
相に出現する螺旋のピッチP(μm)は各光学活性物質
の濃度をCi、各単位濃度あたりの螺旋のピッチをPi
  (μm)とするとおり、(ここでは螺旋のピッチは
右巻きを正、左巻きを負とする。)、これを用いてSC
“液晶組威物のSA−N”点T0におけるpiをp,i
 とする時、相を有する該SC母体液晶に各光学活性化
合物を単位濃度添加することにより測定が可能である。
実際にはT0は各Ciによって変化するが、各光学活性
化合物を該SC母体液晶中に、濃度ΣCiだけ添加した
ときのSA−N”点の変化などから、かなり正確に類推
できることが多く、推定値T0′とそれを用いて選ばれ
た組成物のT0とが大きく異なる場合にはll’l ,
 lに換えてT0を用いて再度測定すればよい。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本
発明の主旨及び適用範囲は、これらの実施例によって限
定されるものではない。なお、実施例中、「%」は重量
%を表わす。また組威物の相転移温度の測定は、温度調
節ステージを備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(D
SC)を併用して行った。
となるようにCiを選べばよい。ここでPiはN実施例
I SC母体液晶に添加してsc”液晶組成物とした際に、
N“相に右巻きの螺旋を出現させる化合物として、式 (この化合物を前述のSC相を示す組成物(M1)にl
O%添加した際に、N9相に出現させる螺旋のピッチは
60℃において4.7μmである。)の化合物73%と
、左巻きの螺旋を出現させる化合物として、式 (この化合物を前述のSC相を示すAll或物(M−l
)に10%添加した際にN”相に出現させる螺旋のピッ
チは60℃において11.9μmである。)の化合物2
7%とを混合して、N”相に出現させる螺旋のピンチが
調整されたキラルドーパントを調製した。
このキラルドーバントを、前述のSC相を示す組成物(
M−1)に10%添加して得たSC9液晶組成物の25
“Cにおける自発分極の値は、5,5nC/c一であっ
た。
このキラルドーパン}16%と前述のSC相を示す組威
物(M−7)84%から成るSC′″液晶m威物を調製
した。このSC0液晶Mi戊物は64℃以下でsc”相
、67.5℃以下でSA相、71.5℃以下でN*相を
示し、その融点は〜10,5℃と非常に低かった. このSC1液晶組成物を、配向処理(ポリイミドコーテ
ィングーラビング処理)を施した2枚のガラス透明電極
からなる厚さ約2μmのセルに充填し、I和から室温ま
で徐冷を行ったところ、極めて良好な配同性を示し、均
一なモノドメインが得られた。
このセルに電界強度1 0 V P−P/ u m、5
01{zの矩形波を印加してその電気光学応答速度を測
定したところ、25℃で42μ秒の高速応答性が確認で
きた。
このときのチルト角は16゜、自発分極は11.7n 
C / CI ”であり、コントラストは良好であった
一方、式(A− 1 )の化合物を含有しない前述のS
C相を示す組戒物(M−6)84%と同じキラルドーパ
ン}16%から成るSC0液晶組戒物は68℃以下でS
C“相を示し、71’C以下でSA相、77.5℃以下
でN9相を示したが、その融点は4、5℃と高く、また
同様にして測定した電気光学応答速度も54μ秒であっ
た。
実施例2 組戒物(M−6)90%及び式(A−1−7)の化合物
lO%から戒るSC母体液晶(M−8)を調製した。
このSC母体液晶は66.5℃以下でSC相、72℃以
下でSA相、79℃以下でN相を示し、その融点は3℃
であった。
このSC母体液晶84%と実施例1で用いたキラルドー
パント16%から戒るSC9液晶組成物を調製し、その
相転移温度、及び実施例1と同様にして測定した電気光
学応答速度を以下に示した。
25℃における応答速度:46μ秒 配同性、コントラストともに良好であった。
実施例3 組威物(M−1)       40%式(A−1−9
)の化合物40% F 20%から威るSC母体液晶を調製した。
このSC母体液晶80%と実施例1で用いたキラルドー
パント20%からなるSC9液晶組成物を調製した.こ
のSC0液晶組戒物の相転移温度及び実施例1と同様に
して測定した電気光学応答速度を以下に示した。
25℃における応答速度=28μ秒 配向性、コントラストともに良好であった。
実施例4 組成物(M−1)80%及び式(A−1−3)の化合物
20%から成るSC母体液晶を調製した.このSC母体
液晶84%と実施例1で用いたキラルドーバンI−16
%から威るSC1液晶1或物を言周製した。
このSC0液品組成物の相転移温度及び実施例lと同様
にして測定した電気光学応答速度を以下に示した。
25℃における応答速度:49μ秒 配向性、コントラストともに良好であった。
実施例5 実施例4において式(A−1−3)の化合物に代えて式
(A−1−9)の化合物を用いた以外は実施例4と同様
にしてS09液晶組戒物を調製した。
このSC0液晶組成物の相転移温度及び実施例1と同様
にして測定した電気光学応答速度を以下に示した。
25℃における応答速度:40μ秒 配同性、コントラストともに良好であった。
〔発明の効果〕
本発明の強誘電性液晶組成物は、配同性及び高速応答性
に優れており、かつ、低温から高温まで室温を含む広い
温度範囲で作動が可能な液晶材料である。
従って、本発明の強誘電性液晶組戒物は、強誘電性スメ
クチック液晶を利用した液晶デバイスの材料として極め
て有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)2環構造で光学的に不活性であって、スメク
    チックC相を示す化合物、又はその側鎖のアルキル基に
    おける炭素原子数又は形状のみが異なった同族体から成
    る組成物であって、その同族体中の少なくとも1種の化
    合物は、10℃以上における任意の1℃以上の温度幅の
    範囲でモノトロピックであってもよいスメクチックC相
    を示す中温域液晶を含有し、スメクチックC相を示す母
    体液晶に、 (2)光学的に活性な化合物から成るキラルドーパント を添加して成る強誘電性液晶組成物であって、中温域液
    晶が下記一般式(A−1)で表わされる光学的に不活性
    な化合物及び下記一般式(A−2)で表わされる化合物
    を含有することを特徴とする室温を含む広い温度範囲で
    キラルスメクチックC相を示す強誘電性液晶組成物。 一般式(A−1) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、▲数式、化学式、表等があります▼は▲数式、
    化学式、表等があります▼又は ▲数式、化学式、表等があります▼を表わし、lは1〜
    5の整数を 表わし、mは2〜10の整数を表わし、R^aは炭素原
    子数4〜18の直鎖状アルキル基を表わす。)一般式(
    A−2) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、▲数式、化学式、表等があります▼は▲数式、
    化学式、表等があります▼又は ▲数式、化学式、表等があります▼を表わし、R^b及
    びR^cは各々 独立的に炭素原子数4〜18の直鎖状アルキル基を表わ
    す。) 2、スメクチックC相を示す母体液晶が、更に3環又は
    4環構造から成る光学的に不活性な化合物或いはそれら
    から成る組成物であって、その組成物を構成する各化合
    物は、前記中温域液晶から成るスメクチックC相の上限
    温度が50〜60℃の組成物に10重量%添加した場合
    に、スメクチックC相の上限温度が1.5℃以上上昇し
    得る化合物、又はその側鎖のアルキル基の炭素原子数又
    は形状が異なった同族体から成る高温液晶を含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の強誘電性液晶組成物。 3、一般式(A−1)で表わされる光学的に不活性な化
    合物と一般式(A−2)で表わされる化合物の含有割合
    が重量比で2:3〜1:20の範囲にある請求項1又は
    2記載の強誘電性液晶組成物。 4、キラルドーパントが一般式(B) Q^1^*−Z−Q^2^* 〔式中、Q^1^*及びQ^2^*は互いに異なった光
    学活性基であって、各光学活性基は少なくとも1個の不
    斉炭素原子を有し、かつ、Q^1^*及びQ^2^*の
    うち少なくとも1方の基は、不斉炭素原子が酸素、イオ
    ウ、窒素、フッ素、塩素あるいは▲数式、化学式、表等
    があります▼又は−C≡Nと直結した構造を有する。Z
    は一般式(C) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、
    化学式、表等があります▼及び▲数式、化学式、表等が
    あります▼ は各々独立的に▲数式、化学式、表等があります▼、▲
    数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼又はこれら の環上の任意の1〜2個の水素原子がフッ素原子又はシ
    アノ基に置換した構造を表わし、Y^1及びY^2は各
    々独立的に単結合、−COO−、−OCO−、−CH_
    2O−、−OCH_2−、−CH_2CH_2−、−C
    ≡C−、−COS−又は−SCO−を表わし、mは0又
    は1を表わす。) で表わされる液晶性分子の中心骨格(コア)部分を表わ
    す。〕 で表わされる光学活性化合物を含有する請求項1、2又
    は3記載の強誘電性液晶組成物。
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JP1155582A Pending JPH0321691A (ja) 1989-06-20 1989-06-20 強誘電性液晶組成物

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JP (1) JPH0321691A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008028042A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Toshiba Corp 発光装置

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