JPH03216916A - 高表面品質銅線の製造方法 - Google Patents

高表面品質銅線の製造方法

Info

Publication number
JPH03216916A
JPH03216916A JP1220090A JP1220090A JPH03216916A JP H03216916 A JPH03216916 A JP H03216916A JP 1220090 A JP1220090 A JP 1220090A JP 1220090 A JP1220090 A JP 1220090A JP H03216916 A JPH03216916 A JP H03216916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
diameter
surface quality
bending
drawn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1220090A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Doi
土井 誠一
Michio Okuno
奥野 道雄
Hideo Kaneko
秀雄 金子
Jun Niekawa
潤 贄川
Kunihiko Mori
邦彦 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP1220090A priority Critical patent/JPH03216916A/ja
Publication of JPH03216916A publication Critical patent/JPH03216916A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は巻線等に使用する高表面品質銅線の製造方法に
関するもので、特にビンホール数を低減すると共に高圧
均一性と絶縁破壊電圧を改善するものである。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕銅線の一
般的製造工程としては、SCR方式やDIP方式等によ
り、直径8■程度の銅荒引線を製造し、その後連続伸線
加工を行なって線径1.0〜2. 0m+の銅線とし、
更に伸線加工を行なって細い銅線としている。また銅荒
引線の表面のスケールや割れ等を除去して表面品質を良
くするため、皮剥を施し、それから伸線加工することも
行なわれている。
近年銅線表面の品質に対する要求がきびしくなり、更に
細線や極細線の断線原因の一つとして線径8〜I. O
wmの太物伸線工程で発生する表面欠陥であることが知
られるようになり、今後ますます表面品質に対する要求
が強くなることが予想される。
表面品質の向上に対する1手法として、従来から銅荒引
線の皮剥を施しているものの、歩留まりとのかねあいか
ら必ずしも十分とは言えない。そのため除去しきれなか
った欠陥が太物伸線で成長することが多い。また太物伸
線工程において、線材の振動などから表面欠陥がかなり
発生している。そのため1ダイス当りの減面率を小さく
して欠陥発生を抑えているが、工程数が増加するため経
済的にきびしい。その他伸線油の濃度管理や伸線油の温
度管理などを行なうことによって十分とはいえないまで
も一応表面品質を保ってきた。
ところが最近は品質向上の要求が強くなり、従来の表面
品質では問題となり始めた。例えば巻線や電子線では従
来問題とならなかったような従来欠陥の175〜I/1
0の大きさや深さの小さい表面欠陥まで問題となり始め
ている。そしてこのような欠陥は太いサイズで発生し、
その後の伸線加工でも除去できないものが多い。このよ
うに近年の表面品質向上に問題となる小さい表面欠陥を
除去することは困難であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、巻線等に使用し、
ビンホール数を低減すると共に高圧均一性及び絶縁破壊
電圧を向上することができる高表面品質銅線の製造方法
を開発したものである。
即ち本発明は、銅荒引線を伸線加工する銅線の製造にお
いて、伸線加工中線径1.0mの線材に、少なくとも1
回以上のベンディングロールを通して伸線加工すること
を特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明は上記の如く銅荒引線から銅線を伸線加工する工
程において、線径l. am+a以上において少なくと
も1回以上ペンディング口ールを通して伸線を行なうも
ので、荒引線や太いサイズの線材で発生した表面欠陥を
ベンディングロールで一旦うき出させ、そのあと伸線加
工することにより、伸線ダイスで欠陥を除去するため、
細線まで伸線加工をかさねでも太いサイズで発生した欠
陥が成長することなく、表面品質が良好となる。
ベンディングロールを通す線径を1、Omm以上とした
のは、線径がI.Omm未満でベンディングロールを通
しても欠陥の除去効果が少ないためである。製品サイズ
としては線径1.0〜0.5w程度が望ましい。
銅荒引線としては銅又は銅合金いずれを用いても同じ効
果が得られる。またベンディングロールの径としては、
ペンディングを施す線径の5〜20倍が望ましく、ロー
ル数は2個でも効果があるが、3〜10個で1セットと
することが好ましい。また第1図に示すように線材(1
1の長手方向に対するベンディングロール(2z). 
(2b)(2c)の中心間距離lはベンディングロール
径の2〜4倍の程度とすることが望ましく。線と直角な
方向に対するロールの中心間距離bは、ベンディングロ
ール径の174〜3/4が望ましい。
またベンディングロールの配置は、第2図(a)に示す
ように伸線ダイス(3)の前後にそれぞれ1セット(図
は1セット3個の場合を示す)のベンディングロール(
2!),  (2bl. (2c)  とベンディング
ロール(2’ 31, (2’ b). (2’ c)
を配置するか、又は第2図(b)に示すように仲線ダイ
ス{3}の前方に2セット(図は1セット3個の場合を
示す)のベンディングロール(2!). (2b). 
(2c)と(2’ x). (2’ bl, (2’ 
c)を配置し、それぞれ前後に配置したベンディングロ
ール(2!). (2b), (2elと(2’ !l
, f2’ b), (2’ c)を伸線加工する線材
(1)ニ対して90°回転させることが望ましい。
〔実施例〕
以F本発明を実施例について説明する。
実施例I SCR材及びDIP材の直径8II1IIの銅荒引線を
線径1.6mまで伸線加工し、その加工途中第3図に示
すように線材(11を線径3,3閤に伸線加工する伸線
ダイス(3)の前方に3個1組のベンディングロール(
2g). f2b), (2c)を配置し、伸線ダイス
(3)の後方に3個1組のベンディングロール(2’ 
J). (2’ b). f2’ c)を配置し、それ
ぞれベンディングロール群を伸線加工する線材に対して
90°回転させ伸線加工した。これを線径2.9mmに
伸線加工する伸線ダイス(3′)を通して伸線加工し、
以後通常の手段により伸線加工を行なった。
ベンディングロールには直径30mのものを用い、線材
(1)の長手方向に対するベンディングロール(21)
, (2b). (2c)及び(2’ !). (2’
 b). (2’ c)の中心間距離は80mI++,
線材(1》と直角な方向に対するベンディングロール(
21). (2b), (2cl及び(2’!)(2’
 b). (2’ c)中心間距離は15mmとした。
尚図において(4)は引取キャプスタンを示す。
このようにして作成した線径1. 6mmの線材を通常
の手段により線径0.7閣まで伸線加工して巻線とした
実施例2 SCR材及びDIP材の直径8llff+の銅荒引線を
線径1. 6mmまで伸線加工した後、中間焼鈍を施し
、その後線径I.6mmから0.7mm+こ伸線加工す
る途中、第3図に示すように線材+11を線径1.43
mmに伸線加工する伸線ダイス(3)の前方に3個1組
のヘンディングロールf2t), (2b), (2c
)を配置し、伸線ダイス(3)の後方に3個1組のベン
ディングロール(2’ a), (2’ b), (2
’ c)を配置し、それぞれ伸線加工する線材に対して
90°回転させて伸線加工を行なった。
ベンディングロールには直径20wnのものを用い、線
材(1)の長手力向に対するベンディングロールf2z
). (2bl, (2c)及びf2’ il, (2
’ b), (2’ c)の中心間距離は60mm、線
材(11と直角な方向に対するベンディングロール(2
s), (2b), (2c)及び(2’*)(2’ 
b). (2’ c)中心間距離は5mとした。尚図に
おいて(4)は引取キャプスタンを示す。
このようにして線材を線径0. 1trmまで伸線加工
して巻線とした。
上記実施例1と実施例2により作製した巻線について、
ビンホール,高圧均一性,絶縁破壊電圧を調べた。これ
等の結果をベンディングロールを通さない従来方法によ
り作製した巻線と比較して第1表に示す。
ピンホール試験(加熱処理法)は、長さ6mの試験片を
とり、これを温度125±3℃に保った恒温槽中で約1
0分間加熱処理し、その後試験片を曲げたり、延ばした
りしないで、フェノールフタレインの3%アルコール溶
液の適量を滴下した0.2%食塩水中に5閣の長さを浸
し、液を正極、試験片を負極とし、+2Vの直流電圧を
1分間加えて発生するピンホール数を調べた。
高圧均一性試験は、長さ約30mの試験片をとり、これ
を一定の速さで走行させることができる巻取装置部分と
、試験片の皮膜に電圧を加えるための電極を設け、欠陥
を検知して計数することができる表示回路を備えた試験
機に取付け、欠陥数を測定した。電圧は直流!500V
で行った。
絶縁破壊電圧は、長さ50cmの試験片をとり、それを
第4図に示すように二つに折り合せ、0. 45kg 
fの張力を加えながら、約12cmの長さを12回より
合せた後、張力を取り去り、折目部分を切ってこの2本
の導体間に50又は60Hzの正弦波に近い波形をもっ
た交流電圧を加えた。電圧は約500V/Sの割合でな
るべく一様な速さで上昇させ、破壊電圧値を測定した。
第1表から明らかなように、本発明方法(実施例1及び
2)は、従来方法(従来例3)に比べてビンホール試験
.高圧均一性試験.絶縁破壊電圧の何れも優れており、
ベンディングロールを通して伸線加工することの効果が
判る。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、高表面品質銅線が得られる
もので、工業上顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明伸線加工法におけるベンディングロール
の説明図、第2図(a),(b)は本発明伸線加工法に
おけるベンディングロールの施し方を示すもので(a)
は伸線ダイスの前後で、(b)は伸線ダイスの前方で施
す例を示し、第3図は実施例1及び2におけるベンディ
ングロールの配置図、第4図は絶縁破壊電圧試験片を示
す側面図である。 1.線材 2g, 2b. 2c. 2’ L 2’ b, 2’
 c3.3′ 伸線ダイス 4、引取キャプスタン ベンディングロール 第2図 (G) (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 銅荒引線を伸線加工する銅線の製造において、伸線加工
    中線径1.0mm以上の線材に、少なくとも1回以上ベ
    ンディングロールを通して伸線加工することを特徴とす
    る高表面品質銅線の製造方法。
JP1220090A 1990-01-22 1990-01-22 高表面品質銅線の製造方法 Pending JPH03216916A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1220090A JPH03216916A (ja) 1990-01-22 1990-01-22 高表面品質銅線の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1220090A JPH03216916A (ja) 1990-01-22 1990-01-22 高表面品質銅線の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03216916A true JPH03216916A (ja) 1991-09-24

Family

ID=11798767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1220090A Pending JPH03216916A (ja) 1990-01-22 1990-01-22 高表面品質銅線の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03216916A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002270043A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd エナメル線及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002270043A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd エナメル線及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4552599A (en) Process for producing insulated rectangular wire
US5667661A (en) Wire plating
CN103515024A (zh) 漆包线生产工艺
JP2005209378A (ja) 平角絶縁導線の製造方法
JPH03216916A (ja) 高表面品質銅線の製造方法
JPH04293757A (ja) 平角めっき線の製造方法
JP2756171B2 (ja) 銅線の製造方法
EP0445679B1 (de) Verfahren und Einrichtung zur Herstellung von elektrisch leitenden Sondenspitzen
JPH0259109A (ja) チタン極細線の製造方法
JP2749708B2 (ja) 銅線の製造方法
JPS60249528A (ja) ワイヤ−カツト放電加工機用電極線の製造方法
JPH03230419A (ja) 巻線導体用高表面品質銅線の製造方法
JPH03122260A (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム材料の製造方法
JPH08199325A (ja) 錫覆平角銅線の製造方法
JP3680541B2 (ja) Cu−Zr合金の銅合金線の製造方法
JP4988992B2 (ja) エナメル線の製造方法
JPS63274796A (ja) メッキ線材及びその製造方法
JPH03254019A (ja) 超電導線の製造方法
JPS63192849A (ja) モリブデン線材の製造方法
JP2003059963A (ja) パッケージ及び高周波伝送用金ワイヤとその製造方法
JPS6024284A (ja) 製缶用銅電極線の製造方法
CN110325297A (zh) 铜线材的制造方法
JPS6338587A (ja) 線材の表面処理方法
JPH04231102A (ja) Icリードフレーム材の製造方法
KR100978458B1 (ko) 전해 콘덴서 전극용 알루미늄재의 제조 방법 및 전해콘덴서 전극용 알루미늄재 및 전해 콘덴서