JPH03216167A - 畜肉を繊維状構造の食品素材に成形する方法 - Google Patents

畜肉を繊維状構造の食品素材に成形する方法

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JPH03216167A
JPH03216167A JP1263568A JP26356889A JPH03216167A JP H03216167 A JPH03216167 A JP H03216167A JP 1263568 A JP1263568 A JP 1263568A JP 26356889 A JP26356889 A JP 26356889A JP H03216167 A JPH03216167 A JP H03216167A
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徳川 善範
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忠基 酒井
Yoshiaki Oda
小田 吉昭
Sadaji Tsukui
津久井 貞治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産又上の利用分野) 本発明は、畜肉を繊維状構造に富む食品素材に成形する
方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、日本人の食生活は豊かさを増し、また、洋風化の
傾向にあることから、畜肉の摂取量が年々増加し、しか
もステーキ等高級品に指向する傾向がある。その結果、
これらの製造に伴って屑肉が大量に発生する傾向にある
。ところが、これらの屑肉は、家畜の餌、安価な加工食
品として利用されているのが通常であり、付加価値の高
い食品素材として有効に利用することが要望されている
そこで、畜肉の屑肉を繊維状構造の組織化物に成形する
ことにより、多様な用途を有する食品素材として利用す
ることができると考えられるが、畜肉を組織化すること
は困難であって、適当な方法が未だに提案されていない
状況である。
ところで、食品製造技術において、フィーダーバレル、
二軸スクリュー、グイ等を備え、混合、圧縮、混練、粉
砕、剪断、加熱、殺菌、成形等の各工程を一つのユニッ
トにより連続的に行う二軸押出機、例えば(株)日本製
鋼所製のTEX−F等が知られている。この二軸押出機
は、水分含有量の多い原料であっても高圧・高温で処理
し、しかもダイを冷却することにより押出物の水蒸気の
発生を抑制し、押出物の膨化、破損、飛散等を防止し、
原料とほぼ同じ水分含有量の押出物を成形することがで
きることから、植物蛋白質を組織化する方法に利用する
ことが各種提案されている。
例えば、植物蛋白質に水を添加し、原料中の含水率を調
整したものを二軸押出機で処理することにより、植物蛋
白質を単独で組織化する方法(例、特開昭61−254
57号公報、特開昭61−108338号公報、特開昭
61−166365号公報等参照)、植物蛋白質に鶏卵
、マリンビーフ又はイカ粉末等の動物蛋白質を混合した
原料に水を添加し、原料中の含水率を調整したものを二
軸押出機で処理することにより、植物蛋白質に動物蛋白
質を混合したものを組織化する方法(例、特開昭61−
25457号公報、特開昭61−1 08338号公報
、特開昭6 2−2 2 5 5 5号公報等参照)等
が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) そこで、畜肉を繊維状構造の組織化物に成形するために
、植物蛋白質の場合と同様に二軸押出機で処理すること
が考えられるが、畜肉の高温加熱による性状が植物蛋白
質とは大きく異なっているため、植物蛋白質の場合のよ
うに含水率のみを調整することによっては適切に組織化
することができない状況である。
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、畜肉の屑肉を有効に利用することがで
きるように、畜肉を繊維状構造の食品素材に成形する方
法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) −L記目的を達成すべく種々研究した結果、熱変性して
いないミンチ状の畜肉を二軸押出機で処理するこにより
、繊維状構造の組織化物は得られないが、畜肉同志が結
着して組織化し得ることが明らかになった。そこで、さ
らに研究した結果、所定長さの肉繊維を有する熱変性し
ていない畜肉を二軸押出機で処理することにより、畜肉
同志が結着するとともに、各肉繊維が結着し、層状に配
列された肉繊維からなる繊維状構造の組織化物を成形す
ることができる。そして、肉繊維の長い畜肉の混合割合
が多いほど繊維状構造に富む組織化物を成形することが
できるが、二軸押出機への定量供給が困難となり、また
原料となる畜肉が制限されることから、二軸押出機に定
量供給する畜肉は、肉繊維の長さが5〜5(1+I1の
範囲内のものを30%以上混合したものが好ましく、食
感が畜肉に酷似した組織化物を得ることができる。また
、肉繊維の長さが51IIIffi以下のもの、5〜5
0mmの範囲内のものが30%未満でしかも残りが5+
am以下のものである場合には、押出物中の繊維が少な
く、しかも繊維が短かすぎるため、食感がボソボソとし
たものとなり、食品素材としては商品価値の低いものし
か得ることができない。等のことが明らかとなり、この
研究結果に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、畜肉を繊維状構造の食品素材に成
形する方法であって、その構成上の特徴は、肉繊維の長
さが5〜50mmの範囲内にあるものを30%以上含有
する熱変性していない畜肉を、二軸押出機で処理するこ
とにある。
畜肉は、牛生肉、豚生肉、鶏生肉等熱変性していないも
のであればどのようなものであってもよいが、凍結乾燥
したものが好ましく、水を添加することにより畜肉中の
含水率を容易に調整することができる。また、原料とし
ての畜肉中の含水率は、30〜70%の範囲内のものが
好ましく、押出物の膨化、破損、飛散等を抑制し、良好
な繊維状構造の組織化物を得ることができる。
二軸押出機は、混合、圧縮、混練、粉砕、剪断、加熱、
殺菌、成形の各工程を一つのユニットで連続的に行うも
のであれば、どのようなタイプのものであってもよく、
畜肉を定量供給すると、高温・高圧下で上記各工程を順
次行い、押出物をダイにより組織化物に成形する。なお
、原料としての畜肉中の含水率が高い場合には、ダイを
冷却グイとし、冷却ダイの温度を調整し、または冷却ダ
イを通常よりも長くする等により冷却ダイにおける押出
物の滞留時間を調整することが好ましく、グイから押出
される押出物中の水蒸気の発生を抑制し、押出物の破損
、飛散等を防止し、原料とほぼ同じ水分含有量の押出物
を成形することができる。
(実施例) 第一実施例 繊維の長さがlO〜20mmの凍結乾燥した牛肉と水と
を二一輔押出機に定量供給した。牛肉の供給へ1は20
Kg/ト旨とし、水の添加礒は二軸押出機内ての牛肉の
含水率が50%となるように定量供給した。二軸押出機
は(株)日本製鋼所製のTEX52Fを使用し、スクリ
ュウ回転数を50〜15011PM,バレル温度を80
〜180℃とする条件で運転した。なお、ダイは幅60
mm、厚さ5mm、長さ250mmの冷却ダイを使用し
、その温度を0℃から常温の範囲内に設定した。
このようにして得られた押出物は、60nn+,厚さ5
IIIffiの帯状のものであり、試食したところ食感
は牛肉とほぼ同等なものであった。また、走査電子顕微
鏡(以下SEMという)で観察したところ、層状に配列
された肉繊維からなる繊維状構造が認められた。さらに
、押出物に香辛料を添加し薫製としたものを試食したと
ころ、ビーフジャーキとほぼ同じ食感のものであり、製
品として十分価値のあるものであった。
第二実施例 鶏生肉を約15mmのブロック状に切断したものを二軸
押出機に20Kg/Hr定量供給した。二軸押出機は(
株)日本製鋼所製のTEX52Fを使用し、スクリュウ
回転数を50〜15ORPM,/(レル温度を80〜1
80℃とする条件で運転した。
なお、ダイは幅60ms、厚さ5■、長さ450+wm
の冷却ダイを使用し、その温度を0℃から常温の範囲内
に設定した。
このようにして得られた押出物は、60l,厚さ5II
III1の帯状のものであり、試食したところ食感が鶏
肉とほぼ同等なものであった。また、SEMで観察した
ところ、層状に配列された肉繊維からなる繊維構造が認
められた。さらに、押出物をフライにして試食したとこ
ろ、鶏肉のフライとほぼ同等な食感のものであり、製品
として十分価値のあるものであった。
第三実施例 豚生肉を約201のブロック状に切断したものを二軸押
出機に30Kg/Hr定量供給した。二軸押出機は(株
)日本製鋼所製のTEX52Fを使用し、スクリュウ回
転数を50〜+5ORPM、バレル温度を80〜180
℃とする条件で運転した。
なお、ダイは幅60mm,厚さ5+us、長さ450I
の冷却ダイを使用し、その温度を0℃から常温の範囲内
に設定した。
このようにして得られた押出物は、幅60mm1厚さ5
mmの帯状のものであり、試食したところ食感は豚肉と
ほぼ同等なものであった。また、SEMで観察したとこ
ろ、層状に配列された肉繊維からなる繊維構造が認めら
れた。さらに、押出物をフライにして試食したところ、
豚肉のフライとほぼ同等な食感のものであり、製品とし
て十分価値のあるものであった。
第四実施例 豚生肉を201のブロック状に切断したものと豚生肉を
ミンチ状(3mm以下)にしたものを重積比で3対Iに
混合し、これを二軸押出機に30Kg/Hr定量供給し
た。二軸押出機は(株)日本製鋼所製のTEX 5 2
 Fを使用し、スクリュウ回転数を50〜15ORPM
,バレル温度を80〜180℃とする条件で運転した。
なお、ダイは幅60IIIII1、厚さ5mII11長
さ450mn+の冷却ダイを使用し、その温度を0℃か
ら常温の範囲内に設定した。
このようにして得られた押出物は、幅60nm,厚さ5
mmの帯状のものであり、試食したところ食感は豚肉と
ほぼ同等なものであった。また、SEMで観察したとこ
ろ、層状に配列された肉繊維からなる繊維構造が認めら
れた。さらに、押出物をフライにして試食したところ、
豚肉のフライとほぼ同等な食感のものであり、製品とし
て十分価値のあるものであった。
(発明の効果) 本発明によれば、肉繊維の長さが5〜50mmの範囲内
にあるものを30%以上含有する熱変性していない畜肉
を二軸押出機で処理することにより、繊維状構造に富む
組織化物で、畜肉に酷似した食感の押出物に成形するこ
とができる。すなわち、萌記押出物は、畜肉代用品とし
て利用することができる食品素材であり、また畜肉単独
で成形されたものであることから、従来の植物蛋白質の
組織化物よりも優れた食感を備えた食品素材として利用
が期待されるものである。従って、畜肉の屑肉を付加価
値の高い食品素材として利用することが可能になった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)肉繊維の長さが5〜50mmの範囲内にあるもの
    を30%以上含有する熱変性していない畜肉を、二軸押
    出機で処理することを特徴とする畜肉を繊維状構造の食
    品素材に成形する方法。
  2. (2)冷凍乾燥した畜肉に水を添加し、これを二軸押出
    機で処理する、請求項1記載の畜肉を繊維状構造の食品
    素材に成形する方法。
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