JPH0321614B2 - - Google Patents
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- JPH0321614B2 JPH0321614B2 JP59263520A JP26352084A JPH0321614B2 JP H0321614 B2 JPH0321614 B2 JP H0321614B2 JP 59263520 A JP59263520 A JP 59263520A JP 26352084 A JP26352084 A JP 26352084A JP H0321614 B2 JPH0321614 B2 JP H0321614B2
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- elution
- copper alloy
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- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B53/00—Ferroelectric RAM [FeRAM] devices comprising ferroelectric memory capacitors
Landscapes
- Cookers (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は海洋生物付着防止用銅合金に関し、発
電所等の海水導入口スクリーン、海水導入管の内
外面、船舶外板、鋼管杭外面、浮機橋、ブイ、海
水ポンプ配管および配管部品など海洋生物が付着
し、閉塞、重量増大、海水抵抗増加等を防止する
必要のある部分に利用できる。 〔従来の技術〕 海洋生物の付着しやすい上記の設備、装置等に
対する防汚対策としては従来銅、銅合金および汚
染塗料などが使用されている。 本発明者らは数年間の海洋環境における耐食性
金属材料の耐久性試験において、銅および銅合金
の防汚性が優れていることを確認していたが、銅
(>99.9重量%)では、耐食性が優れているとは
言いがたく、長期間の海水浸漬試験では、若干の
貝類の付着が認められた。また、耐エロージヨン
性に難点があつた。 キユプロニツケル(90%Cu−10%Ni)では耐
食性、耐エロージヨン性に優れていたが、海洋生
物の付着がやや多かつた。 海洋生物付着防止銅合金として特開昭57−5837
が開示されているが、この合金はMn:5〜30%
でかつSn:5%以下、Al:8.5%以下、Zn:7%
以下、Fe:2.5%以下、Ni:2.5%以下の中より選
ばれた1種以上を含み残部はCuから成るCu−
Mn系合金であり、海水浸漬試験の結果、防汚性
は良好であつたが、Cu、Mnの溶出がキユプロニ
ツケルよりかなり多く、従つて耐食性が劣つてい
た。 防汚塗料については短期間で防汚性能が衰え、
現在のところ寿命は2年程度と言われており、そ
の後は海洋生物の付着を除去することにより防食
塗膜まで傷つき莫大な補修費が必要となり、また
塗布時の人体への有害性が懸念されている。更に
塗膜自体が軟かいため、流木等で傷つきやすく、
剥離もしやすい欠点もある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は上記従来技術の問題点を解決
し、防汚性が従来のCu−Mn系と同等で耐食性が
より優れた海洋生物付着防止銅合金を提供するに
ある。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の要旨とするところは次の如くである。
すなわち、重量比にてNi:5〜10%、Mn:1〜
5%を含有し更にFe、Su、Pb、Sbの中から選ば
れた2種以上をそれぞれ3%以下でかつ(Fe+
Sn+Pb+Sb):3〜8%の範囲で含み残部がCu
および微量の不純物から成ることを特徴とする海
洋生物付着防止用銅合金である。 本発明銅合金は、防汚性が従来のCu−Mn系と
同等で、耐食性を向上させたものである。すなわ
ち、Niの増量とMnの減量で耐食性を向上させ、
耐食性が向上するとCuの溶出が減少するため、
適度なCu溶出を付与するためにFe、Sn、Pb、
Sbのうちの2種以上を添加して優れた防汚性を
保持したものである。 次に本発明の銅合金の成分限定理由について説
明する。 Ni: Niは5%以上でCu溶出をコントロールする
働きがあり、耐エロージヨン性向上にも効果が
ある。しかし10%を越えると、耐食性が向上
し、Cuの溶出が減少し、防汚性能が劣化する
ので5〜10%範囲に限定した。 Mn: Mnは1%以上で防汚性に有効であるが、5
%を越えるとMnの溶出が多く、耐食性が劣つ
てしまうので耐食性、防汚性を考慮し1〜5%
の範囲に限定した。 Fe、Su、Pb、Sb: Fe、Sn、Pb、SbはいずれもCuよりも自然
電極電位が卑であり、添加量が3%を越える
と、Fe、Su、Pb、Snとも溶出量が増加し、
Cuの溶出量が減少し、その結果防汚性が劣つ
てしまう。しかし3%以下では適量のCuの溶
出を促す効果があるので3%以下に限定した。 更に(Fe+Sn+Pb+Sb)の2種以上の合計
が3%未満ではCuの溶出を促す効果が不十分
で防汚性が不足し、また8%を越すと、これら
の溶出量が増加しやはり防汚性が劣るので合計
量を3〜8%の範囲に限定した。 〔実施例〕 第1表、第2表に示した化学組成の本発明銅合
金および比較材について1年6ケ月間海水浸漬試
験と実験室溶出試験を行つた。 なお比較材のキユプロニツケル、ブロンズおよ
び純銅は市販品を使用し、他は50Kg高周波溶解炉
による真空溶解にて溶製し、熱間圧延した。
電所等の海水導入口スクリーン、海水導入管の内
外面、船舶外板、鋼管杭外面、浮機橋、ブイ、海
水ポンプ配管および配管部品など海洋生物が付着
し、閉塞、重量増大、海水抵抗増加等を防止する
必要のある部分に利用できる。 〔従来の技術〕 海洋生物の付着しやすい上記の設備、装置等に
対する防汚対策としては従来銅、銅合金および汚
染塗料などが使用されている。 本発明者らは数年間の海洋環境における耐食性
金属材料の耐久性試験において、銅および銅合金
の防汚性が優れていることを確認していたが、銅
(>99.9重量%)では、耐食性が優れているとは
言いがたく、長期間の海水浸漬試験では、若干の
貝類の付着が認められた。また、耐エロージヨン
性に難点があつた。 キユプロニツケル(90%Cu−10%Ni)では耐
食性、耐エロージヨン性に優れていたが、海洋生
物の付着がやや多かつた。 海洋生物付着防止銅合金として特開昭57−5837
が開示されているが、この合金はMn:5〜30%
でかつSn:5%以下、Al:8.5%以下、Zn:7%
以下、Fe:2.5%以下、Ni:2.5%以下の中より選
ばれた1種以上を含み残部はCuから成るCu−
Mn系合金であり、海水浸漬試験の結果、防汚性
は良好であつたが、Cu、Mnの溶出がキユプロニ
ツケルよりかなり多く、従つて耐食性が劣つてい
た。 防汚塗料については短期間で防汚性能が衰え、
現在のところ寿命は2年程度と言われており、そ
の後は海洋生物の付着を除去することにより防食
塗膜まで傷つき莫大な補修費が必要となり、また
塗布時の人体への有害性が懸念されている。更に
塗膜自体が軟かいため、流木等で傷つきやすく、
剥離もしやすい欠点もある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は上記従来技術の問題点を解決
し、防汚性が従来のCu−Mn系と同等で耐食性が
より優れた海洋生物付着防止銅合金を提供するに
ある。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明の要旨とするところは次の如くである。
すなわち、重量比にてNi:5〜10%、Mn:1〜
5%を含有し更にFe、Su、Pb、Sbの中から選ば
れた2種以上をそれぞれ3%以下でかつ(Fe+
Sn+Pb+Sb):3〜8%の範囲で含み残部がCu
および微量の不純物から成ることを特徴とする海
洋生物付着防止用銅合金である。 本発明銅合金は、防汚性が従来のCu−Mn系と
同等で、耐食性を向上させたものである。すなわ
ち、Niの増量とMnの減量で耐食性を向上させ、
耐食性が向上するとCuの溶出が減少するため、
適度なCu溶出を付与するためにFe、Sn、Pb、
Sbのうちの2種以上を添加して優れた防汚性を
保持したものである。 次に本発明の銅合金の成分限定理由について説
明する。 Ni: Niは5%以上でCu溶出をコントロールする
働きがあり、耐エロージヨン性向上にも効果が
ある。しかし10%を越えると、耐食性が向上
し、Cuの溶出が減少し、防汚性能が劣化する
ので5〜10%範囲に限定した。 Mn: Mnは1%以上で防汚性に有効であるが、5
%を越えるとMnの溶出が多く、耐食性が劣つ
てしまうので耐食性、防汚性を考慮し1〜5%
の範囲に限定した。 Fe、Su、Pb、Sb: Fe、Sn、Pb、SbはいずれもCuよりも自然
電極電位が卑であり、添加量が3%を越える
と、Fe、Su、Pb、Snとも溶出量が増加し、
Cuの溶出量が減少し、その結果防汚性が劣つ
てしまう。しかし3%以下では適量のCuの溶
出を促す効果があるので3%以下に限定した。 更に(Fe+Sn+Pb+Sb)の2種以上の合計
が3%未満ではCuの溶出を促す効果が不十分
で防汚性が不足し、また8%を越すと、これら
の溶出量が増加しやはり防汚性が劣るので合計
量を3〜8%の範囲に限定した。 〔実施例〕 第1表、第2表に示した化学組成の本発明銅合
金および比較材について1年6ケ月間海水浸漬試
験と実験室溶出試験を行つた。 なお比較材のキユプロニツケル、ブロンズおよ
び純銅は市販品を使用し、他は50Kg高周波溶解炉
による真空溶解にて溶製し、熱間圧延した。
【表】
【表】
【表】
本発明は上記実施例からも明らかな如く銅合金
のNi、Mnを限定し、更にFe、Sh、Pb、Sbを限
定量添加することにより、次の効果をあげること
ができた。 (イ) 防汚性能に優れ、腐食は全面腐食であり腐食
速度は0.01〜0.02mm/Yであり、半永久的に使
用できる。 (ロ) 防食塗膜などに比して、保守補修の必要がな
い。 (ハ) 耐エロージヨン性に優れている。 (ニ) 加工性に優れている。 (ホ) 価格が低廉である。 上記の如く従来のCu−Mn系もしくはCu−Ni
系合金よりも総合的に優れた海洋生物付着防止用
銅合金を得ることができた。
のNi、Mnを限定し、更にFe、Sh、Pb、Sbを限
定量添加することにより、次の効果をあげること
ができた。 (イ) 防汚性能に優れ、腐食は全面腐食であり腐食
速度は0.01〜0.02mm/Yであり、半永久的に使
用できる。 (ロ) 防食塗膜などに比して、保守補修の必要がな
い。 (ハ) 耐エロージヨン性に優れている。 (ニ) 加工性に優れている。 (ホ) 価格が低廉である。 上記の如く従来のCu−Mn系もしくはCu−Ni
系合金よりも総合的に優れた海洋生物付着防止用
銅合金を得ることができた。
Claims (1)
- 1 重量比にてNi:5〜10%、Mn:1〜5%を
含有し更にFe、Sn、Pb、Sbの中から選ばれた2
種以上をそれぞれ3%以下でかつ(Fe+Sn+Pb
+Sb):3〜8%の範囲で含み残部がCuおよび微
量の不純物から成ることを特徴とする海洋生物付
着防止用銅合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59263520A JPS61143543A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 海洋生物付着防止用銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59263520A JPS61143543A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 海洋生物付着防止用銅合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61143543A JPS61143543A (ja) | 1986-07-01 |
JPH0321614B2 true JPH0321614B2 (ja) | 1991-03-25 |
Family
ID=17390676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59263520A Granted JPS61143543A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 海洋生物付着防止用銅合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61143543A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4914345A (en) * | 1988-03-04 | 1990-04-03 | General Electric Company | Corrosion resistant base for electric lamps |
CN105316522A (zh) * | 2015-12-02 | 2016-02-10 | 苏州龙腾万里化工科技有限公司 | 一种便于生产的铸造加工用白铜合金 |
-
1984
- 1984-12-13 JP JP59263520A patent/JPS61143543A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61143543A (ja) | 1986-07-01 |
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