JPH0321518Y2 - - Google Patents
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- JPH0321518Y2 JPH0321518Y2 JP1985091270U JP9127085U JPH0321518Y2 JP H0321518 Y2 JPH0321518 Y2 JP H0321518Y2 JP 1985091270 U JP1985091270 U JP 1985091270U JP 9127085 U JP9127085 U JP 9127085U JP H0321518 Y2 JPH0321518 Y2 JP H0321518Y2
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- Japan
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- claw
- fuel
- gripper
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- casing
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 62
- 239000003758 nuclear fuel Substances 0.000 claims description 5
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims 1
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
この考案は例えば高速増殖炉の燃料取扱設備内
に設置し、炉外燃料貯蔵槽、燃料貯蔵プールとの
間での燃料の受け渡し、および燃料移送セル内の
燃料移送等の燃料ハンドリングを行うインセルグ
リツパの構成に関する。
に設置し、炉外燃料貯蔵槽、燃料貯蔵プールとの
間での燃料の受け渡し、および燃料移送セル内の
燃料移送等の燃料ハンドリングを行うインセルグ
リツパの構成に関する。
頭記の原子炉燃料取扱用のインセルグリツパと
して第2図に示すごとき構成のものが既に実用化
されて公知である。図において、1は図示されて
ない昇降駆動系を介して昇降操作されるグリツパ
の本体ケーシング、2は爪先端部2aをケーシン
グ1の先端開口部1aより外方に臨ませて装備し
た揺動式の爪、3は爪を開閉制御するアクチユエ
ータ、4はアクチユエータ3の操作ロツドであ
り、爪2は回転支軸ピン5を介してケーシング側
の軸受6に支持さている。かかる構成の爪開閉動
作は周知であり、原子炉燃料7をつかむ場合に
は、まずグリツパを燃料位置まで吊り降ろした状
態で操作ロツド4を介してアクチユエータ3を実
線(図面の左側半分)で示すように下降操作する
ことにより、爪2は回転支軸ピン5を中心に矢印
A方向へ揺動して爪先端部2aを側方へ突き出す
ように開き、燃料7のハンドリングヘツド7aに
係合して燃料をつかむ。ここで燃料をつかんだま
まグリツパを上昇操作して燃料を吊りあげ、燃料
移送セル内での燃料移送を行う。なおこの燃料の
吊り上げ状態では爪2に加わる燃料の荷重は支軸
ピン5、軸受6を介してケーシング1に伝達支持
されている。一方、燃料を所定位置まで移送した
後に燃料とグリツパとの切り離しを行う場合に
は、燃料を吊り降ろして所定位置に着地させた
後、鎖線(図面の右側半分)で示すように操作ロ
ツド4を介してアクチユエータ3を上昇操作す
る。これにより爪2は支軸ピン5を中心に矢印B
方向へ揺動して爪先端部2aがケーシング内に引
つ込むように閉じ、燃料のハンドリングヘツド7
aとの係合が釈放される。 ところで頭記した高速増殖炉の燃料取扱設備で
は、炉心から取り出した使用済燃料は炉外燃料貯
蔵槽内のナトリウム内に浸漬貯蔵さており、かか
る燃料貯蔵槽内でグリツパを操作して燃料の受け
流しを行う場合には、当然のことながら燃料のハ
ンドリングの際にグリツパの先端が槽内を満たし
ているナトリウムの液面下に浸漬することにな
り、爪2およびその周域部分にナトリウムが付着
する。一方、燃料移送セル内で燃料の移送を行う
行程では高レベルの崩壊熱を有する燃料を裸のま
ま吊り下げて移送することから、グリツパ内部に
不活性ガスをブローして裸燃料を冷却するように
している。このために前記工程でグリツパに付着
したナトリウムは燃料移送の行程で温度が下がつ
て固化するようになり、次の工程でグリツパと燃
料との切り離しを行う際に爪2の支軸ピン5と軸
受6との間がナトリウムの固化により結着し合つ
て爪の開閉機能が阻害される恐れがある。しかも
グリツパの内部機構、特に回転支軸ピンと軸受と
の間の摺動部に詰まつて付着堆積したナトリウム
を洗浄することは困難であり補修作業に手間が掛
かる。このためにナトリウムの付着によつて爪の
開閉動作が阻害を受けないグリツパの開発が要望
されている。
して第2図に示すごとき構成のものが既に実用化
されて公知である。図において、1は図示されて
ない昇降駆動系を介して昇降操作されるグリツパ
の本体ケーシング、2は爪先端部2aをケーシン
グ1の先端開口部1aより外方に臨ませて装備し
た揺動式の爪、3は爪を開閉制御するアクチユエ
ータ、4はアクチユエータ3の操作ロツドであ
り、爪2は回転支軸ピン5を介してケーシング側
の軸受6に支持さている。かかる構成の爪開閉動
作は周知であり、原子炉燃料7をつかむ場合に
は、まずグリツパを燃料位置まで吊り降ろした状
態で操作ロツド4を介してアクチユエータ3を実
線(図面の左側半分)で示すように下降操作する
ことにより、爪2は回転支軸ピン5を中心に矢印
A方向へ揺動して爪先端部2aを側方へ突き出す
ように開き、燃料7のハンドリングヘツド7aに
係合して燃料をつかむ。ここで燃料をつかんだま
まグリツパを上昇操作して燃料を吊りあげ、燃料
移送セル内での燃料移送を行う。なおこの燃料の
吊り上げ状態では爪2に加わる燃料の荷重は支軸
ピン5、軸受6を介してケーシング1に伝達支持
されている。一方、燃料を所定位置まで移送した
後に燃料とグリツパとの切り離しを行う場合に
は、燃料を吊り降ろして所定位置に着地させた
後、鎖線(図面の右側半分)で示すように操作ロ
ツド4を介してアクチユエータ3を上昇操作す
る。これにより爪2は支軸ピン5を中心に矢印B
方向へ揺動して爪先端部2aがケーシング内に引
つ込むように閉じ、燃料のハンドリングヘツド7
aとの係合が釈放される。 ところで頭記した高速増殖炉の燃料取扱設備で
は、炉心から取り出した使用済燃料は炉外燃料貯
蔵槽内のナトリウム内に浸漬貯蔵さており、かか
る燃料貯蔵槽内でグリツパを操作して燃料の受け
流しを行う場合には、当然のことながら燃料のハ
ンドリングの際にグリツパの先端が槽内を満たし
ているナトリウムの液面下に浸漬することにな
り、爪2およびその周域部分にナトリウムが付着
する。一方、燃料移送セル内で燃料の移送を行う
行程では高レベルの崩壊熱を有する燃料を裸のま
ま吊り下げて移送することから、グリツパ内部に
不活性ガスをブローして裸燃料を冷却するように
している。このために前記工程でグリツパに付着
したナトリウムは燃料移送の行程で温度が下がつ
て固化するようになり、次の工程でグリツパと燃
料との切り離しを行う際に爪2の支軸ピン5と軸
受6との間がナトリウムの固化により結着し合つ
て爪の開閉機能が阻害される恐れがある。しかも
グリツパの内部機構、特に回転支軸ピンと軸受と
の間の摺動部に詰まつて付着堆積したナトリウム
を洗浄することは困難であり補修作業に手間が掛
かる。このためにナトリウムの付着によつて爪の
開閉動作が阻害を受けないグリツパの開発が要望
されている。
この考案は上記の点にかんがみなされたもので
あり、爪の回転摺動部分にナトリウムが堆積固化
するのを良好に防止し、かつ多少のナトリウム堆
積が生じても燃料の切り離しに支障を来すことの
ないように構成した信頼性の高い燃料取扱用グリ
ツパを提供することを目的とする。
あり、爪の回転摺動部分にナトリウムが堆積固化
するのを良好に防止し、かつ多少のナトリウム堆
積が生じても燃料の切り離しに支障を来すことの
ないように構成した信頼性の高い燃料取扱用グリ
ツパを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この考案は爪の回
転ガイドピンに対向してその上方には溝面を下向
きに開放したU溝形ピンガイド部材、および無荷
重状態で爪のガイドピンを前記ピンガイド部材の
溝内へ向けて引き込むように爪を常時上方へ付勢
する付勢ばねを装備するとともに、燃料吊り下げ
時に爪に加わる燃料荷重を爪から直接ケーシング
に伝達して支えるように爪に対向してケーシング
側の下部に爪担持用の肩部を形成して構成し、爪
の回転ガイド部と燃料荷重の持部とを機能別に分
けて別な位置に構成したことにより、特に燃料貯
蔵槽のナトリウム液面下で燃料をつかむ際に爪の
回転ガイドピンとU溝形のピンガイド部材との間
の摺動部に付着したナトリウムは燃料を吊り下げ
支持した状態でピンガイド部材のU溝開放面から
容易に滴下流出でき、これにより燃料との切り離
しを行う際の爪の開放動作が固化ナトリウムに拘
束阻害されずに確実に行えるようにするととも
に、併せて燃料荷重を爪のガイドピンを介するこ
となく爪から直接ケーシングに伝達して安全に支
持できるようにしたものである。
転ガイドピンに対向してその上方には溝面を下向
きに開放したU溝形ピンガイド部材、および無荷
重状態で爪のガイドピンを前記ピンガイド部材の
溝内へ向けて引き込むように爪を常時上方へ付勢
する付勢ばねを装備するとともに、燃料吊り下げ
時に爪に加わる燃料荷重を爪から直接ケーシング
に伝達して支えるように爪に対向してケーシング
側の下部に爪担持用の肩部を形成して構成し、爪
の回転ガイド部と燃料荷重の持部とを機能別に分
けて別な位置に構成したことにより、特に燃料貯
蔵槽のナトリウム液面下で燃料をつかむ際に爪の
回転ガイドピンとU溝形のピンガイド部材との間
の摺動部に付着したナトリウムは燃料を吊り下げ
支持した状態でピンガイド部材のU溝開放面から
容易に滴下流出でき、これにより燃料との切り離
しを行う際の爪の開放動作が固化ナトリウムに拘
束阻害されずに確実に行えるようにするととも
に、併せて燃料荷重を爪のガイドピンを介するこ
となく爪から直接ケーシングに伝達して安全に支
持できるようにしたものである。
第1図はこの考案の実施例を示すものであり、
第2図と対応する同一部材には同じ符号が付して
ある。すなわちこの考案により、ケーシング1の
内部には爪2の回転支軸となるガイドピン5に対
向してその上面側には下向きに開口したU溝形の
ピンガイド部材8、および爪のガイドピン5とケ
ーシング側のばね受け9との間に張架してガイド
ピン5を前記ピンガイド部材8のU字形溝内へ引
き込むように爪全体を上方へ引張り付勢する付勢
ばね10とが配備されており、さらにケーシング
1の下部には燃料を吊り下げた際に爪2に加わる
燃料荷重を直接爪からケーシングへ伝達して支え
るように形成した爪担持用の肩部1bが形成され
ている。なお前記の肩部1bに対向して爪2側に
は係合段部2bが形成されいる。また前記の付勢
ばね10は爪2の重量を持ち上げる程度のばね力
に設定されている。 次に上記構成によるグリツパの燃料ハンドリン
グ動作に付いて説明する。まず図面の右側半分に
示すように爪2が閉じている状態では、爪2は付
勢ばね10のばね力で上方に付勢されて爪のガイ
ドピン5がピンガイド部材8のU字溝8a内に嵌
合している。この状態から燃料7をつかむために
爪2を開放するには、まずグリツパを燃料7の位
置へ吊り降ろした状態でアクチユエータ3を鎖線
位置から実線位置へ下降操作する。これにより爪
2はガイドピン5を中心にピンガイド部材の溝8
a内で矢印A方向へ回転して爪2が開き、爪先端
部2aが燃料側のハンドリングヘツド7aと係合
する。ここで燃料をつかんだままグリツパと一緒
に燃料7を吊り上げると燃料7の重量が爪2に掛
かるようになる。したがつてこの燃料荷重により
爪2は図面の左側半分に示すように付勢ばね10
に抗してケーシング1と相対的に下降し、爪の係
合段部2bがケーシング側の肩部1bの上に乗つ
て支えられ、この状態で燃料荷重は爪2から直接
ケーシング1へ伝達して担持されるようになる。
なおこの燃料吊り下げ状態では爪2のガイドピン
5には何等の荷重が加わらず、またガイドピン5
はピンガイド部材8の溝8aから多少抜け出る方
向に下方へ移動位置することになる。 したがつて上記の構成によれば、まず燃料貯蔵
槽内のナトリウム液面下で燃料のハンドリングを
行う際にグリツパがナトリウムに浸漬されても、
燃料をつかんでグリツパを槽外へ上昇させること
により爪のガイドピン5がピンガイド部材8の溝
8aから抜け出て溝8aとガイドピン5との間に
隙間が生成し、かつ前記U字形溝8aは下向きに
開放しているので、ここに付着したナトリウムは
この部分に滞留することなく容易に下方へ滴下流
出するようになる。しかもガイドピン5とピンガ
イド部材8との間の摺動面の面積を第2図の軸受
6と比較するとその摺動面積は半分以下であり、
したがつて次の工程で燃料との間の切り離しを行
う際に前記した摺動面に多少のナトリウムの付着
分が残つていても固化したナトリウムの阻害を受
けることなしに爪2を円滑かつ確実に閉位置に向
けて揺動操作することができ、それだけ爪の開閉
動作に対する信頼性が高まることになる。また燃
料7を吊り上げている状態では燃料荷重は直接爪
2からケーシング1に伝達して支持されることに
なり、爪のガイドピン5には燃料荷重の加わるこ
とがないのでガイドピン5に対する機械的強度の
安全性が増すことになる。
第2図と対応する同一部材には同じ符号が付して
ある。すなわちこの考案により、ケーシング1の
内部には爪2の回転支軸となるガイドピン5に対
向してその上面側には下向きに開口したU溝形の
ピンガイド部材8、および爪のガイドピン5とケ
ーシング側のばね受け9との間に張架してガイド
ピン5を前記ピンガイド部材8のU字形溝内へ引
き込むように爪全体を上方へ引張り付勢する付勢
ばね10とが配備されており、さらにケーシング
1の下部には燃料を吊り下げた際に爪2に加わる
燃料荷重を直接爪からケーシングへ伝達して支え
るように形成した爪担持用の肩部1bが形成され
ている。なお前記の肩部1bに対向して爪2側に
は係合段部2bが形成されいる。また前記の付勢
ばね10は爪2の重量を持ち上げる程度のばね力
に設定されている。 次に上記構成によるグリツパの燃料ハンドリン
グ動作に付いて説明する。まず図面の右側半分に
示すように爪2が閉じている状態では、爪2は付
勢ばね10のばね力で上方に付勢されて爪のガイ
ドピン5がピンガイド部材8のU字溝8a内に嵌
合している。この状態から燃料7をつかむために
爪2を開放するには、まずグリツパを燃料7の位
置へ吊り降ろした状態でアクチユエータ3を鎖線
位置から実線位置へ下降操作する。これにより爪
2はガイドピン5を中心にピンガイド部材の溝8
a内で矢印A方向へ回転して爪2が開き、爪先端
部2aが燃料側のハンドリングヘツド7aと係合
する。ここで燃料をつかんだままグリツパと一緒
に燃料7を吊り上げると燃料7の重量が爪2に掛
かるようになる。したがつてこの燃料荷重により
爪2は図面の左側半分に示すように付勢ばね10
に抗してケーシング1と相対的に下降し、爪の係
合段部2bがケーシング側の肩部1bの上に乗つ
て支えられ、この状態で燃料荷重は爪2から直接
ケーシング1へ伝達して担持されるようになる。
なおこの燃料吊り下げ状態では爪2のガイドピン
5には何等の荷重が加わらず、またガイドピン5
はピンガイド部材8の溝8aから多少抜け出る方
向に下方へ移動位置することになる。 したがつて上記の構成によれば、まず燃料貯蔵
槽内のナトリウム液面下で燃料のハンドリングを
行う際にグリツパがナトリウムに浸漬されても、
燃料をつかんでグリツパを槽外へ上昇させること
により爪のガイドピン5がピンガイド部材8の溝
8aから抜け出て溝8aとガイドピン5との間に
隙間が生成し、かつ前記U字形溝8aは下向きに
開放しているので、ここに付着したナトリウムは
この部分に滞留することなく容易に下方へ滴下流
出するようになる。しかもガイドピン5とピンガ
イド部材8との間の摺動面の面積を第2図の軸受
6と比較するとその摺動面積は半分以下であり、
したがつて次の工程で燃料との間の切り離しを行
う際に前記した摺動面に多少のナトリウムの付着
分が残つていても固化したナトリウムの阻害を受
けることなしに爪2を円滑かつ確実に閉位置に向
けて揺動操作することができ、それだけ爪の開閉
動作に対する信頼性が高まることになる。また燃
料7を吊り上げている状態では燃料荷重は直接爪
2からケーシング1に伝達して支持されることに
なり、爪のガイドピン5には燃料荷重の加わるこ
とがないのでガイドピン5に対する機械的強度の
安全性が増すことになる。
以上述べたようにこの考案によれば、爪の回転
ガイドピンに対向してその上方には溝面を下向き
に開放したU溝形ピンガイド部材、および無荷重
状態で爪のガイドピンを前記ピンガイド部材の溝
内へ向けて引き込むように爪を常時上方へ付勢す
る付勢ばねを装備するとともに、燃料吊り下げ時
に爪に加わる燃料荷重を爪から直接ケーシングに
伝達して支えるように爪に対向してケーシング側
の下部に爪担持用の肩部を形成してグリツパを構
成したことにより、燃料貯蔵槽内で燃料のハンド
リングを行う際にグリツパ内の爪回転摺動部に付
着したナトリウムは燃料の吊り上げにより容易に
滴下流出して該部に付着残留するのが防止できて
爪の開閉動作の信頼性の向上が図れるとともに、
併せて燃料の吊り下げ荷重を爪のガイドピンを介
することなく直接ケーシングの肩部で担持させる
のでガイドピンの機械的強度に左右されず燃料を
安全に支持できる等の効果が得られる。
ガイドピンに対向してその上方には溝面を下向き
に開放したU溝形ピンガイド部材、および無荷重
状態で爪のガイドピンを前記ピンガイド部材の溝
内へ向けて引き込むように爪を常時上方へ付勢す
る付勢ばねを装備するとともに、燃料吊り下げ時
に爪に加わる燃料荷重を爪から直接ケーシングに
伝達して支えるように爪に対向してケーシング側
の下部に爪担持用の肩部を形成してグリツパを構
成したことにより、燃料貯蔵槽内で燃料のハンド
リングを行う際にグリツパ内の爪回転摺動部に付
着したナトリウムは燃料の吊り上げにより容易に
滴下流出して該部に付着残留するのが防止できて
爪の開閉動作の信頼性の向上が図れるとともに、
併せて燃料の吊り下げ荷重を爪のガイドピンを介
することなく直接ケーシングの肩部で担持させる
のでガイドピンの機械的強度に左右されず燃料を
安全に支持できる等の効果が得られる。
第1図および第2図はそれぞれこの考案の実施
例および従来におけるグリツパの要部構造を示す
断面図である。 図において、1:グリツパの本体ケーシング、
1b:爪担持用の肩部、2:爪、2a:爪先端
部、2b:爪の係合段部、3:アクチユエータ、
4:アクチユエータの操作ロツド、5:爪の回転
ガイドピン、7:原子炉燃料、7a:燃料のハン
ドリングヘツド、8:ピンガイド部材、8a:U
字形溝、10:付勢ばね。
例および従来におけるグリツパの要部構造を示す
断面図である。 図において、1:グリツパの本体ケーシング、
1b:爪担持用の肩部、2:爪、2a:爪先端
部、2b:爪の係合段部、3:アクチユエータ、
4:アクチユエータの操作ロツド、5:爪の回転
ガイドピン、7:原子炉燃料、7a:燃料のハン
ドリングヘツド、8:ピンガイド部材、8a:U
字形溝、10:付勢ばね。
Claims (1)
- グリツパの本体ケーシングに装備した揺動式爪
をアクチユエータの操作により開閉して燃料のつ
かみ、切り離しを行う原子炉燃料取扱用グリツパ
において、爪の回転ガイドピンに対向してその上
方には溝面を下向きに開放したU溝形ピンガイド
部材、および無荷重状態で爪のガイドピンを前記
ピンガイド部材の溝内へ向けて引き込むように爪
を常時上方へ付勢する付勢ばねを装備するととも
に、燃料吊り下げ時に爪に加わる燃料荷重を爪か
ら直接ケーシングに伝達して支えるように爪に対
向してケーシング側の下部に爪担持用の肩部を形
成したことを特徴とする原子炉燃料取扱用グリツ
パ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985091270U JPH0321518Y2 (ja) | 1985-06-17 | 1985-06-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985091270U JPH0321518Y2 (ja) | 1985-06-17 | 1985-06-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61206899U JPS61206899U (ja) | 1986-12-27 |
JPH0321518Y2 true JPH0321518Y2 (ja) | 1991-05-10 |
Family
ID=30647013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985091270U Expired JPH0321518Y2 (ja) | 1985-06-17 | 1985-06-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0321518Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-06-17 JP JP1985091270U patent/JPH0321518Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61206899U (ja) | 1986-12-27 |
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