JPH03215146A - 車両用発電機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、車両用発電機に関するものである．「従来の
技術及びその問題点」 車両の低速走行時における発電能力の低下を抑えるべく
、回転子の増速機構を有する車両用発電機が提案されて
いる．しかしながら、回転子に冷却用ファンを設けたい
わゆる内扇構造のものは、増速機梢によって回転速度が
著しく上昇すると、冷却用ファンの強度不足によりブレ
ードが破損するという問題点がある．また、冷却用ファ
ンの風切音が激しくなるという問題点も生じる．さらに
、前記増速機構はドライブエンドフレーム側に形成され
るため、該増速機構が邪魔となって冷却風通路を設ける
ことが容易ではなく、冷却不足を生じるという問題点が
ある． ［発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
、冷却不足を生じることなくかつ冷却用ファンの強度を
格別高める必要のない、増速機構を有する車両用発電機
を提供することを目的とするものである． 「課厘を解決するための手段」 上記目的を達成するための具体的手段として、プーリに
設けた内歯車とシャフトに設けた小歯車を噛み合わせた
増速機構を有する車両用発電機において、リヤエンドフ
レームに形成した通気口と連通ずる冷却ＨＡ３ＩＡ路を
形成するべく、ドライブエンドフレームの側端面に通気
口を開口するとともに、該通気口に対応する冷却用ファ
ンを前記プーリに設けたことを特徴とする車両用発電機
が提供される． そして、ブーりをドライブエンドフレームに回転自由に
支承するベアリングがブーりに設けた冷却用ファンによ
り保持される． 「作用」 上記車両用発電機によれば、リヤエンドフレームに形成
した通気口とドライブエンドフレームに開口した通気口
とを連通ずる冷却風通路が車両用発電機内に形成され、
プーリの回転とともに冷却用ファンが回転して、冷却風
通路内を冷却風が通過する．冷却用ファンはブーリに設
けられているので、増速機構により増速されることはな
く、冷却用ファンによる風切音が増大することもない．
また、プーリに嵌着されたベアリングが、該プーリに設
けられる冷却用ファンにより一体的に保持され、プーリ
とともにドライブエンドフレームに回転自由に装着され
る． 「実施例」 本発明の一実施例を添付図面を参照して説明する． 添付図面は、車両用発電機の全体構成を示す断面図であ
る． 車両用発電機（以下単に発電機という）１の外殻は、リ
ヤエンドフレーム２とドライブエンドフレーム３とから
なり、その開口部同士を当接して締着用ボルト４により
締着固定している．ドライブエンドフレーム３には、ス
テータコア６とステータコイル７から構成されたステー
タ５が圧入されて一休化されている．前記リヤエンドフ
レーム２とドライブエンドフレーム３の端面中央部には
、ベアリング８．９がそれぞれ嵌着され、そのベアリン
グ８，９によりロータ１０のシャフト１１が回転自由に
支承されている．ロータ１０は一対のボールコア１２．
１３，ロータコイル１４，２個のスリップリング１５．
１６等により構成される．２個のスリップリング１５．
１６は、リヤエンドフレーム２から突出するシャフト１
１上に固定される．そしてリヤエンドフレーム２の外端
面には、ブラシホルダ１７が固定され、該ブラシホルダ
１７に装着されたブラシ１８．１９が、前記スリップリ
ング１５．１６に摺接して、ロータコイル１４に励磁電
流を供給する． 一方、ドライブエンドフレーム３の外端面中心部には、
ベアリング嵌着部２０が形成され、該嵌着部２０から前
記ロータ１０のシャフト１１が突出している．２１は■
リブドプーリであって、増連用の内歯車２２，ベアリン
グ嵌装孔２３及びフランジ２４が形成される．ベアリン
グ嵌装孔２３には、ベアリング２５を嵌装し、フランジ
２４には冷却用ファン２６を固定ねじ２９により固定す
る．冷却用ファン２６は、ドーナツ状の基板２７から複
数のブレード２８を曲げ起こして成形したものであって
、ドーナツ状の基板２７の内径を前記ベアリング嵌装孔
２３の孔径よりも小さくしてある．従って、ベアリング
２５の外輪２５ａは基板２７により押圧され、ベアリン
グ２５はベアリング嵌装孔２３内に保持される．上記の
ように構成された■リブドプーリ２１は、前記したベア
リング嵌着部２０にベアリング２５の内輪２５ｂを嵌着
して止め輪３０により抜け止めを施すことにより、ドラ
イブエンドフレーム３に回転自由に支承される．そして
、内歯車２２に噛み合う増連用の小歯車３１を前記シャ
フト１１の端部に固着する．従って、シャフト１１の回
転中心に対して、■リブドプーリ２１の回転中心は、ｅ
だけ偏心している．さらに、リヤエンドフレーム２の所
定個所には、通気口３２が形成される．また、ドライブ
エンドフレーム３の前記冷却用ファン２６に対応する側
端面には、通気口３３が開口され、通気口３２．３３間
を連通する冷却風通路ａが発電機１内に形成される．そ
の他、３４はリヤエンドフレーム２の側端部を覆うリャ
エンド力バーであって、多数の通気口３５が形成されて
いる．上記構成の発電機の作動について説明する．■リ
ブドプーリ２１に掛け渡されるベルト（図示しない）を
介して、車両の原動機の駆動力が伝達されると、■リブ
ドプーリ２１が回転する．■リブドブーり２１の回転と
ともに冷却用ファン２６が回転し、ドライブエンドフレ
ーム３の側端面に遠心方向に向かう風の流れｂを生じさ
せ、通気口３３から発電機１内の空気を排出する．通気
口３３は、リヤエンドフレーム２の通気口３２と連通し
て発電機１の内部に冷却風通路ａを形成しているので、
リャエンド力バー３４の通気口３５を通過した空気が通
気口３２から発電機１内に吸引され、ロータ１０のボー
ルコア１２．１３間を通過して通気口３３から排出され
る．このように冷却風通路ａを流れる空気流により発電
機１を冷却する．■リブドブーり２１の内歯車２２には
、増速用の小歯車３１が噛み合っているので、両歯車２
２。３１の歯数比に比例して小歯車３１が増速され、車
両が極く低速で走行している場合であっても、発電能力
の低下を来さない．この時、冷却用ファン２６の回転数
は、■リブドブーり２１と同一であって増速されること
はないから、格別冷却用ファン２６の強度を増加する必
要もなく、風切音が著しく増大して騒音と感じられるこ
ともない． また、冷却用ファン２６のドーナツ状の基板２７の内径
を、ベアリング嵌装孔２３の孔径よりも小さくしたから
、冷却用ファン２６の固定とともにベアリング２５を押
圧保持することができ、抜け止め用の部品を別に用意す
る必要がないから、部品点数を減らしてコスト低減に寄
与できるとともに、組付工程での作業性を向上できる．
前記冷却用ファン２６の固定は、プロジエクション溶接
等により、直接■リブドプーリ２１に固定するようにし
てもよい． 「発明の効果」 本発明は、上記の構成を有しリヤエンドフレームに形成
した通気口とドライブエンドフレームに開口した通気口
とを連通ずる冷却風通路が車両用発電機内に形成され、
ブーりの回転とともに冷却用ファンが回転して、冷却風
通路内を冷却風が通過するので、冷却不足を生じること
もなく、また冷却用ファンはプーリに設けられているの
で、増速機構により増速されることはなく、冷却用ファ
ンの強度を従来通りにできるとともに、冷却用ファンに
よる風切音が増大することもない．さらに、ブーりに嵌
着されたベアリングは、該プーリに設けられる冷却用フ
ァンにより一体的に保持されるから、ベアリング保持用
の部品を省略できコスト低減を図ることができる等の効
果を有する．

【図面の簡単な説明】

添付図面は、本実施例の車両用発電機の全体構成を示す
断面図である．

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）プーリに設けた内歯車とシャフトに設けた小歯車
   を噛み合わせた増速機構を有する車両用発電機において
   、 リヤエンドフレームに形成した通気口と連通する冷却風
   通路を形成するべく、ドライブエンドフレームの側端面
   に通気口を開口するとともに、該通気口に対応する冷却
   用ファンを前記プーリに設けたことを特徴とする車両用
   発電機。
2. （２）プーリをドライブエンドフレームに回転自由に支
   承するベアリングを、該プーリに設けた冷却用ファンに
   より保持したことを特徴とする請求項１に記載の車両用
   発電機。