JP2003009467A - モータ冷却構造 - Google Patents

モータ冷却構造

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JP2003009467A JP2001189789A JP2001189789A JP2003009467A JP 2003009467 A JP2003009467 A JP 2003009467A JP 2001189789 A JP2001189789 A JP 2001189789A JP 2001189789 A JP2001189789 A JP 2001189789A JP 2003009467 A JP2003009467 A JP 2003009467A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルの端末部に対する冷却効果を充分なも
のとする。 【解決手段】 ロータシャフト1の外周部にスパイダ3
を介してロータコア5が嵌合固定されている。ロータコ
ア5の外周側には、ステータコア13にコイル7が設け
られたステータ19が配置されている。ステータ19は
モータケース15の内壁に固定され、モータケース15
は、ベアリング21を介してモータシャフト1に対して
相対回転可能となっている。ロータシャフト1内の軸方
向油路1aに供給された冷却油は、連通孔27からベア
リング21を経て、スパイダ3および、ロータコア5両
端のエンドプレート9にそれぞれ形成した溝29およ
び、溝31に順次案内されてコイル17の端末部17a
に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁化された部材
を備えたロータと、このロータの外周側に配置されてコ
イルを備えたステータとを有するモータ冷却構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のモータ冷却構造として、特開平9
−182374号公報に開示された技術が知られてい
る。これは、ロータシャフトに形成した軸方向油路に供
給された油が、ロータの回転による遠心力で、この軸方
向油路から、その外周側のロータコアに形成した軸方向
油路を経由して、さらにその外周側に配置してあるステ
ータに設けたコイルの端末部に油を供給しようとするも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータのス
テータにおいては、モータ作動時での発熱がコイルの端
末部にて特に大きくなるので、この部位を効果的に冷却
する必要がある。
【0004】ところが、上記した従来のモータ冷却構造
では、ロータコアに形成した軸方向油路から流出する冷
却用の油が、ロータの遠心力によって半径方向外側へと
飛散する場合があり、コイルの端末部へと確実に案内す
ることができず、冷却効果が不充分なものとなってい
る。
【0005】そこで、この発明は、コイルの端末部に対
する冷却効果を充分なものとすることを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、磁化された部材を備えたロータ
と、このロータの外周側に配置されてコイルを備えたス
テータとを有し、前記ロータの中心部に供給された冷却
剤を、前記コイルの端末部に案内する冷却剤案内部を、
前記ロータに設けた構成としてある。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
において、ロータは、冷却剤が供給される冷却剤通路を
内部に備えたロータシャフトと、このロータシャフトの
外周側に取り付けられて磁化された部材が装着されるロ
ータコアとを有し、冷却剤案内部は、前記ロータコアの
軸方向に対向する側面に設けられる構成としてある。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の発明の構成
において、ロータコアは、コア保持部材を介してロータ
シャフトに取り付けられ、冷却剤案内部は、前記コア保
持部材とロータコアとに連続して形成される構成として
ある。
【0009】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの発明の構成において、冷却剤案内部は、半径方
向に延長される溝で構成されている。
【0010】請求項5の発明は、請求項4の発明の構成
において、溝の開口部をガイド部材で覆う構成としてあ
る。
【0011】請求項6の発明は、請求項5の発明の構成
において、コア保持部材は、軸方向に対向する側面の一
部が、ロータコアの軸方向に対向する側面より軸方向内
側に位置して凹部が形成され、前記ロータコアに形成し
た溝を覆うガイド部材の半径方向内側の端部を、前記コ
ア保持部材の凹部側に突出させて、冷却剤溜まりを設け
た構成としてある。
【0012】請求項7の発明は、請求項5または6の発
明の構成において、ガイド部材の半径方向外側の端部
を、コイルの端末部におけるコイル集中部に指向するよ
う屈曲して形成した構成としてある。
【0013】請求項8の発明は、請求項1または2の発
明の構成において、冷却剤案内部は、ロータに形成した
冷却剤溜まりと、この冷却剤溜まりに一端が開口し、他
端がコイルの端末部に向けて開口する冷却剤案内パイプ
とを備えている構成としてある。
【0014】請求項9の発明は、請求項8の発明の構成
において、ロータコアは、コア保持部材を介してロータ
シャフトに取り付けられ、前記コア保持部材は、軸方向
に対向する側面の一部が、ロータコアの軸方向に対向す
る側面より軸方向内側に位置して冷却剤溜まりを形成す
る凹部を備えている構成としてある。
【0015】請求項10の発明は、請求項6ないし9の
いずれかの発明の構成において、冷却剤溜まりに一端が
開口し、他端が磁化された部材付近に向けて開口する冷
却剤供給パイプを設け、この冷却剤供給パイプの途中
に、所定以上の遠心力を受けて開放する開閉弁を設けた
構成としてある。
【0016】請求項11の発明は、請求項10の発明の
構成において、磁化された部材近傍部分のロータコア
に、冷却剤供給パイプの他端が連通する冷却剤供給通路
が軸方向に延長して形成される構成としてある。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、冷却剤がロー
タに設けた冷却剤案内部によってコイルの端末部に確実
に案内されるので、コイルの端末部に対する冷却効果を
充分なものとすることができる。
【0018】請求項2の発明によれば、冷却剤は、ロー
タシャフト内の冷却剤通路を経てロータコアの側面に設
けた冷却剤案内部に流れ込み、コイルの端末部に確実に
案内されるので、コイルの端末部に対する冷却効果を充
分なものとすることができる。
【0019】請求項3の発明によれば、冷却剤は、ロー
タシャフト内の冷却剤通路を経てコア保持部材およびロ
ータコアにおける冷却剤案内部に流れ込み、コイルの端
末部に確実に案内されるので、コイルの端末部に対する
冷却効果を充分なものとすることができる。
【0020】請求項4の発明によれば、冷却剤がロータ
に設けた溝によってコイルの端末部に確実に案内される
ので、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものと
することができる。
【0021】請求項5の発明によれば、ガイド部材によ
り溝の開口部が覆われているので、溝を流れる冷却剤を
コイルの端末部により確実に案内することができる。
【0022】請求項6の発明によれば、モータ停止時に
流れてくる冷却剤を冷却剤溜まりに溜めておくことで、
モータ回転開始時にこの冷却剤溜まり内の冷却剤を遠心
力によってコイル端末部に供給でき、モータ停止時に流
れてくる冷却剤を有効利用することができる。
【0023】請求項7の発明によれば、コイルの端末部
におけるコイル集中部に指向するよう屈曲したガイド部
材の半径方向外側の端部から、冷却剤が流出すること
で、発熱大のコイル集中部の冷却を行うことができる。
【0024】請求項8の発明によれば、冷却剤が、ロー
タに形成した冷却剤溜まりから、この冷却剤溜まりに一
端が開口し、他端がコイルの端末部に開口する冷却剤案
内パイプを経てコイルの端末部に確実に案内されるの
で、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものとす
ることができる。
【0025】請求項9の発明によれば、冷却剤が、コア
保持部材に形成された冷却剤溜まりから、冷却剤案内パ
イプを経てコイルの端末部に確実に案内されるので、コ
イルの端末部に対する冷却効果を充分なものとすること
ができる。
【0026】請求項10の発明によれば、モータの所定
以上の高速回転時に開閉弁が開放され、これにより冷却
剤が、冷却剤溜まりから冷却剤供給パイプを経て磁化さ
れた部材付近に供給されるので、高速回転時での磁化さ
れた部材の減磁を、効率よく低減することができる。
【0027】請求項11の発明によれば、冷却剤供給パ
イプから冷却剤供給通路に供給された冷却剤により、磁
化された部材を効率よく冷却することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0029】図1は、この発明の第1の実施形態に係わ
るモータ冷却構造を示すモータの要部の断面図である。
図1中で左右方向に延長されるロータシャフト1の外周
には、コア保持部材としてのスパイダ3が嵌合固定さ
れ、さらにスパイダ3の外周には、例えば珪素鋼板を多
数積層して構成した環状のロータコア5が嵌合固定され
ている。ロータコア5は、半径方向外周側に、磁化され
た部材である永久磁石7が埋設され、ロータコア5の軸
方向に対向する側面(図1中で左右の側面)に、エンド
プレート9を備えている。
【0030】スパイダ3は、半径方向両端(図1中で上
下方向両端)が軸方向両側(図1中で左右方向両側)に
突出するよう形成され、内周側の軸方向端面3aが後述
するベアリング21のインナレースの側面に密着してい
る。一方外周側の軸方向端面3bは、エンドプレート9
の軸方向両端面9aとほぼ同一面となっている。すなわ
ちスパイダ3は、軸方向に対向する側面の一部が、ロー
タコア5の軸方向に対向する側面(端面9a)より軸方
向内側に位置して凹部10が形成されることになる。
【0031】上記したロータシャフト1,スパイダ3お
よびロータコア5などによりロータ11を構成してい
る。
【0032】ロータコア5のさらに外周側には、ロータ
コア5と同様に珪素鋼板を多数積層して構成した環状の
ステータコア13が、モータケース15の内壁に固定さ
れている。ステータコア13にはコイル17が設けられ
ている。上記ステータコア13およびコイル17により
ステータ19を構成している。
【0033】モータケース15は、その内周側の端部
が、軸方向内側に突出する軸方向突出部15aと、半径
方向内側へ突出する半径方向突出部15bとに分岐して
おり、軸方向突出部15aが、ベアリング21を介して
ロータシャフト1に対し相対回転可能に支持されてい
る。半径方向突出部15bは、ロータシャフト1の外周
部に対し、シールリング23を介してシールされてい
る。
【0034】ロータシャフト1内には、モータケース1
5の外部から冷却剤としての冷却油が供給される冷却剤
通路としての軸方向油路1aが形成され、前記シールリ
ング23より軸方向内側のロータシャフト1には、ベア
リング21とロータシャフト1とモータケース15とに
囲まれた空間25と、軸方向油路1aとを連通する連通
孔27が形成されている。
【0035】スパイダ3の軸方向に対向する側面および
ロータコア5におけるエンドプレート9の軸方向に対向
する側面には、冷却剤案内部としての溝29および溝3
1が連続して形成されている。この溝29および31
は、図1のA矢視図である図2に示すように、円周方向
に適宜間隔で複数設けられている。図3は、図2のB−
B断面図である。
【0036】スパイダ3の溝29は、内周側の端部がベ
アリング21のアウタレースとインナレースとの間に連
通し、外周側の端部はエンドプレート9の溝31の内周
側の端部に連通している。エンドプレート9の溝31の
外周側の端部は、コイル17の端末部17aに向けて開
口している。
【0037】上記した構成のモータ冷却構造によれば、
モータ作動時には、モータケース15の外部からロータ
シャフト1内の軸方向油路1aに冷却油が供給され、ロ
ータ11の回転による遠心力の作用で、上記した冷却油
が連通孔27から空間25内に流出する。空間25内に
流出した冷却油は、ベアリング21のアウタレースとイ
ンナレースとの間の隙間を通してスパイダ3側に流出
し、このスパイダ3の溝29およびエンドプレート9の
溝31に案内されて半径方向外側へと流れていく。
【0038】そして、エンドプレート9の溝31の外周
側の端部からコイル17の端末部17aに向けて冷却油
が確実に供給される。
【0039】このように、ロータシャフト1内からモー
タケース15内に流出した冷却油は、スパイダ3の溝2
9およびエンドプレート9の溝31にそれぞれ案内され
てコイル17の端末部17aに供給されるので、コイル
17の端末部17aは、冷却油の供給が確実になされ、
冷却効果が充分なものとなる。
【0040】図4は、この発明の第2の実施形態を示し
ている。この実施形態は、図1の構成に対し、エンドプ
レート9の溝31の全長にわたり、この溝31の開口部
を覆うガイド部材としてのガイド板33を設けている。
その他の構成は、前記第1の実施形態と同様である。
【0041】ガイド板33は、内周側の端部33aがス
パイダ3の凹部10側に突出し、スパイダ3における半
径方向外周側の軸方向端面3bに形成されている溝29
を覆っている。これによりスパイダ3と、ガイド板33
の内周側の端部33aとで囲まれる冷却剤溜まりとして
油溜まり35が形成される。
【0042】また、ガイド板33の外周側の端部33b
は、エンドプレート9の半径方向外側端部付近にて軸方
向外側へ屈曲し、コイル17における端末部17aの軸
方向端部のコイル集中部17bに指向している。
【0043】図5は、ステータ19を半径方向内側から
見た図であり、上記した端末部17aのコイル集中部1
7bを示しており、このコイル集中部17bは、発熱が
特に大となる部位である。
【0044】上記した第2の実施形態では、ガイド板3
3を設けることで、溝31を流れる冷却油をコイル17
の端末部117aに向けて確実に案内できる。また、ガ
イド板33の端部33bが、コイル集中部17bに向け
て指向しているので、発熱大のコイル集中部17bに対
する冷却を効率よく行うことができる。
【0045】また、油溜まり35には、モータ停止時に
冷却油が溜まり、この状態でモータが回転して遠心力が
作用すると、油溜まり35内の冷却油がエンドプレート
9の溝31に向けて放出される。これにより、モータ停
止時に流れてくる冷却油も、コイル冷却に有効に使用す
ることができる。
【0046】図6は、この発明の第3の実施形態を示し
ている。この実施形態は、第1の実施形態における溝2
9,31に代えて、スパイダ3に形成した冷却剤溜まり
としての油溜まり37と、冷却剤案内パイプとしての冷
却油案内パイプ39とを設けている。その他の構成は、
第1の実施形態と同様である。
【0047】油溜まり37は、スパイダ3の半径方向外
周側における軸方向端面3b付近を、半径方向内側へ突
出させて突出部41を形成することで、凹部10側に形
成される。冷却油案内パイプ39は、全体としてエンド
プレート9の側面付近を半径方向に沿って延長されてお
り、一端が上記した突出部41を貫通して油溜まり37
に連通し、他端がコイル17の端末部17aに指向して
開口している。
【0048】上記した第3の実施形態の構成によれば、
スパイダ3の側面に沿って半径方向外側に向けて流れる
冷却油が、油溜まり37に溜まり、この油溜まり37内
の冷却油が冷却油案内パイプ39に案内されてコイル1
7の端末部17aに供給されて端末部17aが効率よく
冷却される。
【0049】図7は、この発明の第4の実施形態を示し
ている。この第4の実施形態は、前記第3の実施形態に
おける冷却油案内パイプ39を接続しない油溜まり37
(図7中で左側の油溜まり37)に、冷却剤供給パイプ
としての冷却油供給パイプ43の一端を連通接続してい
る。また、ロータコア5およびエンドプレート9には、
冷却剤供給通路としての冷却油供給通路45が、軸方向
に貫通して形成されている。この冷却油供給通路45の
図7中で左側の開口部に、前記した冷却油供給パイプ4
3の他端が連通接続されている。
【0050】さらに、冷却油供給パイプ43の半径方向
に延長される部位の途中には、モータ回転時に所定以上
の遠心力を受けて開放する開閉弁47が設けられてい
る。開閉弁47の詳細を図8に示す。
【0051】開閉弁47は、冷却油供給パイプ43の内
壁に設けた弁座49に対し、図8中で下方から当接して
同図(a)のように閉状態となる弁体51を備えてい
る。弁体51の油溜まり37側にはリターンスプリング
53の一端が連結され、リターンスプリング53の他端
は、冷却油供給パイプ43の内壁に設けたスプリング保
持壁55に連結されている。スプリング保持壁55に
は、複数の貫通孔55aが形成されている。
【0052】モータ停止時には、リターンスプリング5
3により弁体51が図8中で上方に押圧されて弁座49
に押し付けられ、図8(a)のように閉状態となる。モ
ータが回転して高速回転域に達し、弁体51に所定以上
の遠心力が作用すると、リターンスプリング53が伸
び、弁体51が弁座49から離れて、図8(b)のよう
に開状態となる。
【0053】上記した第4の実施形態の構成によれば、
モータが高速回転域に達した際に、開閉弁47が開放
し、油溜まり37内の冷却油が冷却油供給パイプ43を
流れて冷却油供給通路45に流入する。このとき、冷却
油供給通路45を流れる冷却油が、永久磁石7を効率よ
く冷却する。
【0054】モータの高速回転域に永久磁石7が冷却さ
れることで、永久磁石7の減磁を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わるモータ冷却
構造を示すモータの要部の断面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】この発明の第2の実施形態に係わるモータ冷却
構造を示すモータの要部の断面図である。
【図5】ステータを半径方向内側から見たコイル集中部
分を示す説明図である。
【図6】この発明の第3の実施形態に係わるモータ冷却
構造を示すモータの要部の断面図である。
【図7】この発明の第4の実施形態に係わるモータ冷却
構造を示すモータの要部の断面図である。
【図8】第4の実施形態における開閉弁の詳細を示す断
面図で、(a)は閉状態、(b)は開状態をそれぞれ示
す。
【符号の説明】
1 ロータシャフト 1a 軸方向油路(冷却剤通路) 3 スパイダ(コア保持部材) 5 ロータコア 7 永久磁石(磁化された部材) 11 ロータ 17 コイル 17a 端末部 17b コイル集中部 19 ステータ 29,31 溝(冷却剤案内部) 33 ガイド板(ガイド部材) 33a 半径方向内側の端部 33b 半径方向外側の端部 35 油溜まり(冷却剤溜まり) 37 油溜まり(冷却剤溜まり,冷却剤案内部) 39 冷却油案内パイプ(冷却剤案内パイプ,冷却剤案
内部) 43 冷却油供給パイプ(冷却剤供給パイプ) 45 冷却油供給通路(冷却剤供給通路) 47 開閉弁

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁化された部材を備えたロータと、この
    ロータの外周側に配置されてコイルを備えたステータと
    を有し、前記ロータの中心部に供給された冷却剤を、前
    記コイルの端末部に案内する冷却剤案内部を、前記ロー
    タに設けたことを特徴とするモータ冷却構造。
  2. 【請求項2】 ロータは、冷却剤が供給される冷却剤通
    路を内部に備えたロータシャフトと、このロータシャフ
    トの外周側に取り付けられて磁化された部材が装着され
    るロータコアとを有し、冷却剤案内部は、前記ロータコ
    アの軸方向に対向する側面に設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のモータ冷却構造。
  3. 【請求項3】 ロータコアは、コア保持部材を介してロ
    ータシャフトに取り付けられ、冷却剤案内部は、前記コ
    ア保持部材とロータコアとに連続して形成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のモータ冷却構造。
  4. 【請求項4】 冷却剤案内部は、半径方向に延長される
    溝で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載のモータ冷却構造。
  5. 【請求項5】 溝の開口部をガイド部材で覆うことを特
    徴とする請求項4記載のモータ冷却構造。
  6. 【請求項6】 コア保持部材は、軸方向に対向する側面
    の一部が、ロータコアの軸方向に対向する側面より軸方
    向内側に位置して凹部が形成され、前記ロータコアに形
    成した溝を覆うガイド部材の半径方向内側の端部を、前
    記コア保持部材の凹部側に突出させて、冷却剤溜まりを
    設けたことを特徴とする請求項5記載のモータ冷却構
    造。
  7. 【請求項7】 ガイド部材の半径方向外側の端部を、コ
    イルの端末部におけるコイル集中部に指向するよう屈曲
    して形成したことを特徴とする請求項5または6記載の
    モータ冷却構造。
  8. 【請求項8】 冷却剤案内部は、ロータに形成した冷却
    剤溜まりと、この冷却剤溜まりに一端が開口し、他端が
    コイルの端末部に向けて開口する冷却剤案内パイプとを
    備えていることを特徴とする請求項1または2記載のモ
    ータ冷却構造。
  9. 【請求項9】 ロータコアは、コア保持部材を介してロ
    ータシャフトに取り付けられ、前記コア保持部材は、軸
    方向に対向する側面の一部が、ロータコアの軸方向に対
    向する側面より軸方向内側に位置して冷却剤溜まりを形
    成する凹部を備えていることを特徴とする請求項8記載
    のモータ冷却構造。
  10. 【請求項10】 冷却剤溜まりに一端が開口し、他端が
    磁化された部材付近に向けて開口する冷却剤供給パイプ
    を設け、この冷却剤供給パイプの途中に、所定以上の遠
    心力を受けて開放する開閉弁を設けたことを特徴とする
    請求項6ないし9のいずれかに記載のモータ冷却構造。
  11. 【請求項11】 磁化された部材近傍部分のロータコア
    に、冷却剤供給パイプの他端が連通する冷却剤供給通路
    が軸方向に延長して形成されていることを特徴とする請
    求項10記載のモータ冷却構造。
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