JPH03215083A - 顕色方法 - Google Patents
顕色方法Info
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- JPH03215083A JPH03215083A JP2010043A JP1004390A JPH03215083A JP H03215083 A JPH03215083 A JP H03215083A JP 2010043 A JP2010043 A JP 2010043A JP 1004390 A JP1004390 A JP 1004390A JP H03215083 A JPH03215083 A JP H03215083A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、秘密文書のように特定の者のみがその記載内
容を確認することが好ましい書類等において、必要時に
のみ記載された内容を顕在化させることが可能な顕色方
法に関する。
容を確認することが好ましい書類等において、必要時に
のみ記載された内容を顕在化させることが可能な顕色方
法に関する。
従来の技術
従来、特定の者のみが記載内容を確認し得ることが好ま
しい書類においては、例えば、無色又は当該書類の色と
同色であって、特定の光線にのみに感応する蛍光体若し
くは発色体にて秘密事項を記載し、この秘密事項を確認
する場合には、前記特定の波長の光線を書類の表面に照
射し、これにより前記秘密事項を顕在化させるようにし
ている。
しい書類においては、例えば、無色又は当該書類の色と
同色であって、特定の光線にのみに感応する蛍光体若し
くは発色体にて秘密事項を記載し、この秘密事項を確認
する場合には、前記特定の波長の光線を書類の表面に照
射し、これにより前記秘密事項を顕在化させるようにし
ている。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、このような従来の方法においては、前記
特定の波長の光線を照射するための発光装置が必要であ
ることから、コスト的に不利であるとともに、前記発光
装置が配置されている箇所に書類を持参しないと、記載
され秘密事項を顕在化させることかできず、よって必要
に応じて適時的に秘密事項を確認することができないと
いう不都合をも有するものであった。
特定の波長の光線を照射するための発光装置が必要であ
ることから、コスト的に不利であるとともに、前記発光
装置が配置されている箇所に書類を持参しないと、記載
され秘密事項を顕在化させることかできず、よって必要
に応じて適時的に秘密事項を確認することができないと
いう不都合をも有するものであった。
本発明は、このような従来に実情に鑑みてなされたもの
であり、特別な装置を用いることなく、いかなる場所に
おいても、適時的に記載された秘密事項を顕在化させる
ことを可能にした顕色方法を提供することを目的とする
ものである。
であり、特別な装置を用いることなく、いかなる場所に
おいても、適時的に記載された秘密事項を顕在化させる
ことを可能にした顕色方法を提供することを目的とする
ものである。
課題を解決するための手段
前記課題を解決するために本発明にかかる顕色方法にあ
っては、感圧複写紙の上用紙に形成された発色剤溶液を
含むマイクロカプセル層を、一般基材に重ね合わせて筆
圧又は印字圧を加え、前記一般基材の表面に未発色状態
の複写を行うとともに、この未発色状態の複写を顕在化
させる必要時において、前記一般基材の表面に、顕色剤
を塗布するように構成されている。
っては、感圧複写紙の上用紙に形成された発色剤溶液を
含むマイクロカプセル層を、一般基材に重ね合わせて筆
圧又は印字圧を加え、前記一般基材の表面に未発色状態
の複写を行うとともに、この未発色状態の複写を顕在化
させる必要時において、前記一般基材の表面に、顕色剤
を塗布するように構成されている。
また、感圧複写紙の下用紙に形成された顕色側層を、一
般基材に重ね合わせて筆圧又は印字圧を加え、前記一般
基材の表面に顕色剤を複写するとともに、この顕色剤か
らなる複写を顕在化させる必要時において、前記一般基
材の表面に、発色剤を塗布するように構成されており、
ここで、前記複写を顕在化させる必要時において、前記
顕色剤又は発色剤を主成分とする筆記具を、前記一般基
材の表面上にて摺動させて顕色剤又は発色剤の塗布を行
い、若しくは前記顕色剤又は発色剤を主成分とする溶剤
を前記一般基材の表面に散布する。
般基材に重ね合わせて筆圧又は印字圧を加え、前記一般
基材の表面に顕色剤を複写するとともに、この顕色剤か
らなる複写を顕在化させる必要時において、前記一般基
材の表面に、発色剤を塗布するように構成されており、
ここで、前記複写を顕在化させる必要時において、前記
顕色剤又は発色剤を主成分とする筆記具を、前記一般基
材の表面上にて摺動させて顕色剤又は発色剤の塗布を行
い、若しくは前記顕色剤又は発色剤を主成分とする溶剤
を前記一般基材の表面に散布する。
作用
前記構成において、前記上用紙を一般基材の表面に重ね
合わせて筆圧又は印字圧を加えると、前記マイクロカプ
セルが破壊されて、発色剤溶液が筆記及び印字された記
述に従って、一般基材表面に複写される。このとき、前
記上用紙のマイクロカプセル層に含まれる発色剤は、別
途顕色剤が塗布された場合において、発色する特性を有
していることから、単に一般基村上の複写された状態に
おいては、未発色状態であり、よってその記載内容を視
認することはできない。そしそ、必要時において、前記
顕色剤を、前記発色剤が複写されている一般基材の表面
に塗布すれば、これにより一般基材上に複写されている
発色剤が顕色し、前記筆記あるいは印字された記述を視
認することが可能となる。
合わせて筆圧又は印字圧を加えると、前記マイクロカプ
セルが破壊されて、発色剤溶液が筆記及び印字された記
述に従って、一般基材表面に複写される。このとき、前
記上用紙のマイクロカプセル層に含まれる発色剤は、別
途顕色剤が塗布された場合において、発色する特性を有
していることから、単に一般基村上の複写された状態に
おいては、未発色状態であり、よってその記載内容を視
認することはできない。そしそ、必要時において、前記
顕色剤を、前記発色剤が複写されている一般基材の表面
に塗布すれば、これにより一般基材上に複写されている
発色剤が顕色し、前記筆記あるいは印字された記述を視
認することが可能となる。
また、このように一般基材上に複写された発色剤を顕色
させる際には、前記顕色剤を主成分とする筆記具を、前
記一般基材の表面上にて摺動させたり、あるいは顕色剤
を主成分とする溶剤を例えばスプレーにより散布すれば
、手軽に顕色剤の塗布を行い得る。
させる際には、前記顕色剤を主成分とする筆記具を、前
記一般基材の表面上にて摺動させたり、あるいは顕色剤
を主成分とする溶剤を例えばスプレーにより散布すれば
、手軽に顕色剤の塗布を行い得る。
一方、前記下用紙を一般基材の表面に重ね合わせて筆圧
又は印字圧を加えると、前記下用紙の顕色剤が、筆記及
び印字された記述に従って、一般基材表面に複写される
。このとき、顕色剤のみでは発色作用はないことから、
単に一般基材上に顕色剤が複写された状態においては、
前記記述は顕在化しておらず、よって、その記載内容を
視認することはできない。そして、必要時において、前
記顕色剤が複写されている一般基材の表面に、発色剤塗
布すれば、これにより一般基村上に複写されている顕色
剤上において発色剤が顕色し、前記筆記あるいは印字さ
れた記述を視認することが可能となる。
又は印字圧を加えると、前記下用紙の顕色剤が、筆記及
び印字された記述に従って、一般基材表面に複写される
。このとき、顕色剤のみでは発色作用はないことから、
単に一般基材上に顕色剤が複写された状態においては、
前記記述は顕在化しておらず、よって、その記載内容を
視認することはできない。そして、必要時において、前
記顕色剤が複写されている一般基材の表面に、発色剤塗
布すれば、これにより一般基村上に複写されている顕色
剤上において発色剤が顕色し、前記筆記あるいは印字さ
れた記述を視認することが可能となる。
ここで、一般基村上に複写された顕色剤と塗布された発
色剤を顕色反応させる際には、前記発色剤を主成分とす
る筆記具を、前記一般基材の表面上にて摺動させたり、
あるいは発色剤を主成分とする溶剤を例えばスプレーに
より塗布すれば、手軽に顕色剤の塗布を行えば、前述し
たと同様に手軽に、記述の顕在化が可能となる。
色剤を顕色反応させる際には、前記発色剤を主成分とす
る筆記具を、前記一般基材の表面上にて摺動させたり、
あるいは発色剤を主成分とする溶剤を例えばスプレーに
より塗布すれば、手軽に顕色剤の塗布を行えば、前述し
たと同様に手軽に、記述の顕在化が可能となる。
実施例
以下、本発明の一実施例について図面に従って説明する
。すなわち、第1図に示したように、感圧複写紙の上用
紙1は、基材2の一面にマイクロカプセル層3を形成し
た構造であって、該マイクロカプセル層3は、フェニル
メタン系化1やロイコ色素などの感圧色素を不揮発性の
油類に溶解し、コアセルベーション法によりカプセル外
皮形成能物質(例えば、ゼラチン)でマイクロカプセル
化したもので、外皮層は無圧の場合破壊されない程度の
硬さを保有している。前記ロイコ色素は、それ自体通常
無色あるいは微着色の粉末であるが、後述する顕色剤と
反応して実用的な濃度に発色し、耐光性、耐薬品性、耐
昇華性などの記録紙に対する適合性を具備した有機化合
物であって、青発色ロイコ色素[クリスタルバイオレッ
トラクトン(CVL)]、フルオラン系の化合物である
黒発色ロイコ色素、フルオラン系二重体色素(SD−1
20)等の耐油性ロイコ色素、フルオレン系化合物(G
reen−L18)等の近赤外線吸収ロイコ色素等であ
る。
。すなわち、第1図に示したように、感圧複写紙の上用
紙1は、基材2の一面にマイクロカプセル層3を形成し
た構造であって、該マイクロカプセル層3は、フェニル
メタン系化1やロイコ色素などの感圧色素を不揮発性の
油類に溶解し、コアセルベーション法によりカプセル外
皮形成能物質(例えば、ゼラチン)でマイクロカプセル
化したもので、外皮層は無圧の場合破壊されない程度の
硬さを保有している。前記ロイコ色素は、それ自体通常
無色あるいは微着色の粉末であるが、後述する顕色剤と
反応して実用的な濃度に発色し、耐光性、耐薬品性、耐
昇華性などの記録紙に対する適合性を具備した有機化合
物であって、青発色ロイコ色素[クリスタルバイオレッ
トラクトン(CVL)]、フルオラン系の化合物である
黒発色ロイコ色素、フルオラン系二重体色素(SD−1
20)等の耐油性ロイコ色素、フルオレン系化合物(G
reen−L18)等の近赤外線吸収ロイコ色素等であ
る。
一方、一般基材4は作成される書類に応じて選択される
適宜の用紙であって、前記マイクロカプセル層3のロイ
コ色素が無色である場合には、いかなる色に着色されて
いてもよく、ロイコ色素が微着色である場合には、当該
微着色が施されている。
適宜の用紙であって、前記マイクロカプセル層3のロイ
コ色素が無色である場合には、いかなる色に着色されて
いてもよく、ロイコ色素が微着色である場合には、当該
微着色が施されている。
そして、前記上用紙lのマイクロカプセル層3を、一般
基材4の表面5に重ね合わせて、例えばボールペン6に
より所定の事項を記載することにより筆圧を加えると、
マイクロカプセルが破壊され、第2図に示したように、
前記ボールペン6による記述に従って、発色剤7が一般
基材4の表面に複写される。
基材4の表面5に重ね合わせて、例えばボールペン6に
より所定の事項を記載することにより筆圧を加えると、
マイクロカプセルが破壊され、第2図に示したように、
前記ボールペン6による記述に従って、発色剤7が一般
基材4の表面に複写される。
このとき、前記上用紙のマイクロカプセル層3に含まれ
る色素は、前述のように顕色剤と反応して実用的な濃度
に発色する特性を有していることから、単に一般基材4
の表面5上の複写された状態においては、発色しておら
ず、よってその記載内容を視認することはできず、秘密
状態に維持される。
る色素は、前述のように顕色剤と反応して実用的な濃度
に発色する特性を有していることから、単に一般基材4
の表面5上の複写された状態においては、発色しておら
ず、よってその記載内容を視認することはできず、秘密
状態に維持される。
そして、前記一般基材4に記載された事項を認識するこ
とを許された者が、必要時において記載事項を視認しよ
うとする場合には、顕色剤を主成分とする筆記具、例え
ばクレヨン8を、前記表面5上にて摺動させる。前記ク
レヨン8に含まれる顕色剤溶液は、酸性白土、フエ/−
ル樹脂、又はサルチル酸誘導体等のカオリンや炭化カル
シウム等の粘度類を混合し、さらにバインダーとしてス
チレンブタジエンラテソクス類を加えて、微粒子分散さ
れている。したがって、前記クレヨン8を発色剤7が複
写された一般基材4の表面5上にて、摺動させると、前
記CVLの場合は、前記酸性白土により、ラクトン環が
開環して発色し、また前記ロイコ色素の場合は、酸性白
土により、ベンゾイル基がはずれ、プロトンを与えるこ
とにより発色する。
とを許された者が、必要時において記載事項を視認しよ
うとする場合には、顕色剤を主成分とする筆記具、例え
ばクレヨン8を、前記表面5上にて摺動させる。前記ク
レヨン8に含まれる顕色剤溶液は、酸性白土、フエ/−
ル樹脂、又はサルチル酸誘導体等のカオリンや炭化カル
シウム等の粘度類を混合し、さらにバインダーとしてス
チレンブタジエンラテソクス類を加えて、微粒子分散さ
れている。したがって、前記クレヨン8を発色剤7が複
写された一般基材4の表面5上にて、摺動させると、前
記CVLの場合は、前記酸性白土により、ラクトン環が
開環して発色し、また前記ロイコ色素の場合は、酸性白
土により、ベンゾイル基がはずれ、プロトンを与えるこ
とにより発色する。
したがって、これにより予め発色剤7に一般基材4の表
面5より複写されていた事項は、第3図に示したように
発色部9として顕在化し、これを視認して判読すること
が可能となる。すなわち、このように秘密状態にある記
載事項を、顕在化させる際には、前記クレヨン8を一般
基材4の表面5上において摺動させる作業のみを行えば
よいことから、前記クレ3ン8さえ所持していれば、い
かなる場所においても、適時的かつ迅速に記載内容を確
認することができる。しかも、従来のように、前記特定
の波長の光線を照射するための高価な発光装置は無用で
あって、前記クレヨン8自体及び上川紙1は廉価なもの
であることから、低コストにて秘密文書の作成と、その
記載内容の確認とを行うことができるのである。
面5より複写されていた事項は、第3図に示したように
発色部9として顕在化し、これを視認して判読すること
が可能となる。すなわち、このように秘密状態にある記
載事項を、顕在化させる際には、前記クレヨン8を一般
基材4の表面5上において摺動させる作業のみを行えば
よいことから、前記クレ3ン8さえ所持していれば、い
かなる場所においても、適時的かつ迅速に記載内容を確
認することができる。しかも、従来のように、前記特定
の波長の光線を照射するための高価な発光装置は無用で
あって、前記クレヨン8自体及び上川紙1は廉価なもの
であることから、低コストにて秘密文書の作成と、その
記載内容の確認とを行うことができるのである。
第4図は、本発明の他の実施例を示すものであり、感圧
複写紙の下用紙10には、基材2の一面に顕色側層11
が形成されており、該顕色側層1lは前述した顕色剤溶
液から構成されている。そして、前記下用紙10の顕色
側層11を、一般基材4の表面5に重ね合わせて、プリ
ンターにより印字圧Pを加えると、第5図に示したよう
に、印字圧Pによる記述に従って、顕色剤12が一般基
材4の表面に複写される。
複写紙の下用紙10には、基材2の一面に顕色側層11
が形成されており、該顕色側層1lは前述した顕色剤溶
液から構成されている。そして、前記下用紙10の顕色
側層11を、一般基材4の表面5に重ね合わせて、プリ
ンターにより印字圧Pを加えると、第5図に示したよう
に、印字圧Pによる記述に従って、顕色剤12が一般基
材4の表面に複写される。
このとき、顕色剤12自体は無色であることから、単に
一般基材4の表面5に顕色剤12が複写された状態にお
いては、前記記述は顕在化しておらず、よって、その記
載内容を認識することはできない。そして、必要時にお
いては、第5図に示したように、前記顕色剤12か複写
されている一般基材4の表面5に、前述した発色剤溶液
をスプレー13にて塗布する。これにより、第3図にお
いて説明したように予め顕色剤12により、一般基材4
の表面5より複写されていた事項は、発色部9として顕
在化し、記載事項を判読することか可能となるのである
。
一般基材4の表面5に顕色剤12が複写された状態にお
いては、前記記述は顕在化しておらず、よって、その記
載内容を認識することはできない。そして、必要時にお
いては、第5図に示したように、前記顕色剤12か複写
されている一般基材4の表面5に、前述した発色剤溶液
をスプレー13にて塗布する。これにより、第3図にお
いて説明したように予め顕色剤12により、一般基材4
の表面5より複写されていた事項は、発色部9として顕
在化し、記載事項を判読することか可能となるのである
。
なお、前記第1の実施例においては、顕色剤を主成分と
するクレヨン8を用い、他方第2の実施例においては発
色剤を主成分とする溶液をスプレー13により散布する
ようにしたか、これとは逆に第1の実施例において、顕
色剤を主成分とする溶液をスプレーにより散布し、また
第2の実施例において発色剤を主成分とするクレヨンを
用いるようにしてもよい。
するクレヨン8を用い、他方第2の実施例においては発
色剤を主成分とする溶液をスプレー13により散布する
ようにしたか、これとは逆に第1の実施例において、顕
色剤を主成分とする溶液をスプレーにより散布し、また
第2の実施例において発色剤を主成分とするクレヨンを
用いるようにしてもよい。
また、前記一般基材4においては、秘密事項を記載する
箇所以外の部分は、通常のノーカーボン紙と同様にして
、視認可能な複写を行い得るようにする等、部分的に本
発明にがかる顕色方法を用いる用にしてもよい。
箇所以外の部分は、通常のノーカーボン紙と同様にして
、視認可能な複写を行い得るようにする等、部分的に本
発明にがかる顕色方法を用いる用にしてもよい。
発明の効果
以上説明したように本発明は、感圧複写紙の土用紙に形
成された発色剤溶液を含むマイクロカフセル層を、一般
基材に重ね合わせて筆圧又は印字圧を加えて、未発色状
態の複写を行い、必要に応じて、顕色剤を塗布するよう
にしたことから、この顕色剤を塗布する作業により、前
記一般基材に未発色状態で複写された秘密状態にある記
載事項を、必要時において顕在化させることができる。
成された発色剤溶液を含むマイクロカフセル層を、一般
基材に重ね合わせて筆圧又は印字圧を加えて、未発色状
態の複写を行い、必要に応じて、顕色剤を塗布するよう
にしたことから、この顕色剤を塗布する作業により、前
記一般基材に未発色状態で複写された秘密状態にある記
載事項を、必要時において顕在化させることができる。
また、感圧複写紙の下用紙に形成された顕色側層を、一
般基材に重ね合わせて筆圧又は印字圧を加えて、複写を
行い、必要に応じて、発色剤を塗布するようにしたこと
から、この発色剤を塗布する作業により、同様に前記一
般基材に複写された秘密状態にある記載事項を、必要時
において顕在化させることができる。
般基材に重ね合わせて筆圧又は印字圧を加えて、複写を
行い、必要に応じて、発色剤を塗布するようにしたこと
から、この発色剤を塗布する作業により、同様に前記一
般基材に複写された秘密状態にある記載事項を、必要時
において顕在化させることができる。
したがって、秘密事項を顕在化させる際には、前記顕色
剤の塗布や発色剤の塗布作業のみを行えばよいことから
、いかなる場所においても、適時的かつ迅速に記載内容
を確認することが可能となる。しかも、従来のように、
前記特定の波長の光線を照射するための高価な発光装置
は無用であって、前記上用紙や下用紙、さらに顕色剤や
発色剤も廉価なものであることから、低コストにて秘密
文書の作成と、その記載内容の確認とを行うことか可能
となる。
剤の塗布や発色剤の塗布作業のみを行えばよいことから
、いかなる場所においても、適時的かつ迅速に記載内容
を確認することが可能となる。しかも、従来のように、
前記特定の波長の光線を照射するための高価な発光装置
は無用であって、前記上用紙や下用紙、さらに顕色剤や
発色剤も廉価なものであることから、低コストにて秘密
文書の作成と、その記載内容の確認とを行うことか可能
となる。
また、前記顕色剤又は発色剤を主成分とする筆記具を、
前記一般基材の表面上にて摺動させることにより、前記
顕色剤又は発色剤の塗布を行い、若しくは前記顕色剤又
は発色剤を主成分とする溶剤を前記一般基材の表面に散
布するようにしたことから、秘密事項を顕在化せる作業
も極めて容易となり、秘密事項を顕在化させる作業を、
一層容易化することを可能にするものである。
前記一般基材の表面上にて摺動させることにより、前記
顕色剤又は発色剤の塗布を行い、若しくは前記顕色剤又
は発色剤を主成分とする溶剤を前記一般基材の表面に散
布するようにしたことから、秘密事項を顕在化せる作業
も極めて容易となり、秘密事項を顕在化させる作業を、
一層容易化することを可能にするものである。
第1図は、本発明の一実施例にかかる上用紙と一般基材
の断面説明図、 第2図は、同実施例において一般基材の表面に未発色状
態の複写がなされた後、顕色剤を塗布する状態における
断面説明図、 第3図は、同実施例において、顕色剤を塗布した後の状
態を示す断面説明図、 第4図は、本発明の他の実施例にかかる下用紙と一般基
材の断面説明図、 第5図は、同実施例において一般基材の表面に未発色状
態の複写がなされた後、発色剤を塗布する状態における
断面説明図である。 1・・●上用紙、3●・−マイクロカプセル層、4・・
・一般基材、5・・・表面、7・・・発色剤、8・・・
クレヨン、lO・・・下用紙、11・・・顕色側層、1
2・・・顕色剤、P・・・印字圧。
の断面説明図、 第2図は、同実施例において一般基材の表面に未発色状
態の複写がなされた後、顕色剤を塗布する状態における
断面説明図、 第3図は、同実施例において、顕色剤を塗布した後の状
態を示す断面説明図、 第4図は、本発明の他の実施例にかかる下用紙と一般基
材の断面説明図、 第5図は、同実施例において一般基材の表面に未発色状
態の複写がなされた後、発色剤を塗布する状態における
断面説明図である。 1・・●上用紙、3●・−マイクロカプセル層、4・・
・一般基材、5・・・表面、7・・・発色剤、8・・・
クレヨン、lO・・・下用紙、11・・・顕色側層、1
2・・・顕色剤、P・・・印字圧。
Claims (3)
- (1)感圧複写紙の上用紙に形成された発色剤溶液を含
むマイクロカプセル層を、一般基材に重ね合わせて筆圧
又は印字圧を加え、前記一般基材の表面に未発色状態の
複写を行うとともに、この未発色状態の複写を顕在化さ
せる必要時において、前記一般基材の表面に、顕色剤を
塗布することを特徴とする顕色方法。 - (2)感圧複写紙の下用紙に形成された顕色側層を、一
般基材に重ね合わせて筆圧又は印字圧を加え、前記一般
基材の表面に顕色剤を複写するとともに、この顕色剤か
らなる複写を顕在化させる必要時において、前記一般基
材の表面に、発色剤を塗布することを特徴とする顕色方
法。 - (3)前記複写を顕在化させる必要時において、前記顕
色剤又は発色剤を主成分とする筆記具を、前記一般基材
の表面上にて摺動させることにより、前記顕色剤又は発
色剤の塗布を行い、若しくは前記顕色剤又は発色剤を主
成分とする溶剤を前記一般基材の表面に散布することを
特徴とする請求項1又は2記載の顕色方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010043A JPH03215083A (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 顕色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010043A JPH03215083A (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 顕色方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03215083A true JPH03215083A (ja) | 1991-09-20 |
Family
ID=11739369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010043A Pending JPH03215083A (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 顕色方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03215083A (ja) |
-
1990
- 1990-01-19 JP JP2010043A patent/JPH03215083A/ja active Pending
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