JPH0321455A - 印刷機の乳化インキ制御法 - Google Patents

印刷機の乳化インキ制御法

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JPH0321455A
JPH0321455A JP1155777A JP15577789A JPH0321455A JP H0321455 A JPH0321455 A JP H0321455A JP 1155777 A JP1155777 A JP 1155777A JP 15577789 A JP15577789 A JP 15577789A JP H0321455 A JPH0321455 A JP H0321455A
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JP
Japan
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roller
ink
state
emulsified
water
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Pending
Application number
JP1155777A
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English (en)
Inventor
Kan Iwaki
貫 岩木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオフセット印刷機のインキ、湿し水の制御法に
関する。
〔従来の技術〕
従来はオフセット印刷機のインキおよび湿し水の供給量
の制御は、印刷された印刷物の品質結果を調べたのち、
この情報をもとに供給量を調節するのが一般的である。
近年はインキ量の調節をオートプリセット方式、1たイ
ンキ/湿し水の供給制御をインキ膜厚・含水率計(%開
昭57−35113号公報)を用いる方式によう実施さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
オフセット印刷機におけるイ/キ/水のバランス制御の
くずれは、汚れ、網点再現性不良、ゴースト等のインキ
の乳化に起因した印刷障害を引き釦こす。インキ/水の
バランス制御のために、版面上水膜厚センサー、インキ
膜厚センサー、乳化インキ含水率センサー等が開発され
、これらの情報を水元ローラ回転数、インキーキーへフ
ィードバックしてインキ供給量、水量を自動制御するこ
とが実施されている。
1988年に国内で湿し水とに使用されている工PAの
使用量規制の問題が生じ、工PAを用いない湿し水によ
る印刷が試みられているが、インキ量、水量を適量に制
御しても、優れた印刷品質を得ることは難しい。このた
め高度な印刷品質を得るためにはインキ/水量の量的な
バランスのみならず、インキ/水の混合によシ形或され
る乳化状態、すなわち水滴の状態(表面水/内部水)お
よび粒径分布を評価し、適正な範囲内に制御することが
必要である。
〔課題を解決するための手段〕
印刷機上でインキ/水の混合によって形威される乳化イ
ンキの乳化状態を評価するため、下記の乳化状態可視化
装置を使用する。
(1)印刷機のローラ上に顕微鏡を設置し、光源として
クセノ/ストロボ光を顕微鏡内へ導入し、落射方式で乳
化インキ皮膜形状あるいは乳化インキ皮膜上の表面水を
、顕微鏡により拡大し、顕微鏡筒上のCCDカメラにと
らへ、その画像をストロボ光の発光時と同期させて瞬間
画像記録装置に蓄え、CRTにてモニターする一方、そ
の乳化インキ皮膜画像を画像解析装置にて解析評価し、
適性乳化状態を評価する。
(2)透明ローラ(アクリル樹脂、塩ビ樹脂等からなる
透明ローラで、従来よシ、インキ膜厚を計測する目的で
用いられている)を印刷機上のローラに接触させること
により、機上の乳化インキ皮膜を透明ローラ上に転写さ
せ、その乳化インキ皮膜状態を透明ローラ上に設置した
顕微鏡によシ観察する。その際透明ローラ内筒釦よび顕
微鏡内へストロボ光を導入し、透過像からインキ皮膜中
の内部水および表面水の分布状態を、落射像から表面水
のみの分布状態を、光源を切換えることによりほg同時
に求めることが可能である。画像処理によυ透過像から
反射像を差引〈ことによυ乳化インキ中の内部水のみの
分布状態を求めることが可能となる。
〔作用〕
インキ皮膜の形状ならびに乳化水のうちの表面水および
内部水の最適粒径分布状態と印刷品質の間に関連性が見
い出されるため(皮膜の凹凸形状は0メロンパターン”
と呼ばれるインキ皮膜の網目構造を形成し、インキ膜厚
・粘度・表面張巾・剪断速度・ローラ径等に依存してそ
の網目構造の網目間隔は異なり、凹凸形状の粗さが大き
いと網点再現性が劣る。1た表面水が多ぐ存在すると、
ローラ間インキ転移不良となシ、インキの不均一転移に
よる着肉不良を引き起す。オた、内部水量が多すぎると
インキ粘着低下によシ網点再現性が悪くなる)、最適乳
化インキ皮膜形状釦よび最適乳化状態の許容範囲内にか
さめるべく、機上の乳化インキの乳化状態を制御する必
要がある。乳化状態はインキ性状湿し水性状、卦よびロ
ーラ間における剪断力、温度、湿度ローラ材質等に依存
する。機上における乳化状態は各ローラによってインキ
膜厚・含水率が異なるが、乳化状態制御にはある特定の
ローラをモニターすることにより可能である。
な釦、インキ膜厚および含水率のモニターによシ、イン
キ督よび湿し水の供給量を制御することは既に実施され
ているが、さらに、乳化状態をモニターすることにより
、インキ性状、湿し水性状、温度等を制御することが可
能になる。
〔実施例〕
第1図乃至第3図にむいて、1は顕微鏡、2は顕微鏡を
除く乳化状態可視化装置、3は制御装置、4は湿し水、
4′は水元ローラ、5ぱインキ、5′はインキ元ローラ
、6は第1インキ着ローラ、6′は第4インキ着ローラ
、7は揺動ローラ、8は版胴、9はブランケット胴、1
0はCCDカメラ、11は瞬間画像記録装置(ストロボ
発光同期)、12はクセノンストロボ光源、13はTV
モニター(ビデオ記録装置付き)、14は画像解析装置
、15はローラ回転同期装置、16は落射像観察用入射
光線、17は透過像観察用入射光線、18は透明ローラ
、19はローラ上乳化インキ皮膜、加は表面水、21は
内部水である。
版胴8と接ナる第1インキ着ローラ6上の乳化インキ皮
膜の乳化状態を落射方式の顕微鏡1を含む乳化状態可視
化装置2によシモニターする。この装置のブロックダイ
ヤグラムは第2図に示される如く、CCDカメラ10、
クセノンストロボ光源12、ストロボ光発光時と同期さ
せた瞬間画像記録装置11T■モニター13卦よび画像
解析装置14からなるものである。このインキ皮膜形状
および表面水分布状態が最適となるように、制御装置3
が設けられ、所定のインキに対しては湿し水4の温度卦
よび添加剤濃度の最適化、あるいはインキング装置揺動
ローラ7,7′の温度を最適化し、最適乳化状態が得ら
れるようにフィート゛バックし制御する。
この時、インキ膜厚・含水率は揺動ローラ7上に設置さ
れたインキ膜厚・含水率計(図示省略)によりモニター
され、インキ元ローラ5′の回転数卦よび水元ローラ4
′回転数を最適化することにょシ制御されている。本発
明における乳化状態可視化装置2を用いることによシ、
印刷運転初期におけるインキ/水バランス制御のみでは
困難であった印刷初期に3ける印刷品質が安定化する。
なか、インキ皮膜観察制御のためのローラは上記インキ
着ローラ6のみ々らず、他のインキ着けローラ6′、揺
動ローラ7,7′版面8ブランケット胴9上にても同様
に可能で、それらのローラ上に顕微鏡を設置することに
よシそれぞれの最適乳化状態のモニターおよび制御を行
なうことが出来る。
!たストロボ光源の発光時とローラ回転と同期させるこ
とによう、ローラ上の各位置あるいは各絵柄での乳化状
態を制御することも可能である。
更に、乳化インキの内部水/表面水を評価するには、透
明ローラ18を印刷機各ローラに接触させ、乳化インキ
皮膜19の表面水20釦よび内部水朝の液滴分布状態を
、ストロボ光源l2からの入射光を透明ローラ内へファ
イバースコープ17により導入して得られる透過像によ
う求め、他方表面水加のみは、ストロボ光源からの入射
光を顕微鏡へ導入し16に得られる落射像によシ求める
ことが出来る。
乳化インキを転写し評価制御する透明ローラ18の材質
はインキ着けローラに用いられるNBR弾性体に対して
はアクリル樹脂等の硬い材質が適当であり、1たメタル
ローラに対しては透明ゴム等の軟質の高分子材料が有効
である。乳化インキ中の内部水の液滴粒径分布は透過像
から反射像を画像処理により差引くことによう求められ
、機上ローラ上の乳化インキ中の内部水を評価すること
によう、上記透明ローラを用いiい方法と同様に、乳化
インキ温度および湿し水性状を制御し、最適乳化状態を
保ち高度の印刷品質を安定に得ることが出来る。
壕た、本発明により湿し水性状の制御のみならず、イン
キ性状としての供給インキ5の粘度の最適化も可能であ
る。
高倍率の顕微@(対物レンズXIOO.接眼レンズXI
O)Thよび高閃光クセノンランプ(半値幅0.5μ秒
以下)により、周速3 m/Sで回転中の乳化インキ中
の水滴分布を1μ以下1で評価可能となり、乳化インキ
中の液滴分布の最適条件を求めることが可能である。
乳化インキ最適化のための因子としては、インキ性状(
粘度)、水性状(添加剤、添加剤濃度、温度)、ローラ
温度、湿度等があり、1た、ローラ径、ローラ材質・ロ
ーラ間剪断力等の機械的な要素を制御することも重要で
ある。
〔発明の効果〕
本発明による印刷機の乳化インキ制御法は、(1)オフ
セット印刷機のインキ着ローラ又はその近傍のローラの
ローラ表面に向けて顕微鏡、ストロボ光源、CCDカメ
ラ、瞬間画像記録装置および画像解析装置からなる乳化
状態可視化装置を設置し、前記ローラ表面における乳化
インキ皮膜の状態を前記乳化状態可視化装置により可視
化計測し、予め入力されている最適皮膜状態と比較し、
インキ又は湿し水の制御を行うことにより、 (2)オフセット印刷機のインキ着ローラ又ぱその近傍
のローラのローラ表面に透明ローラを接触させ、前記ロ
ーラ表面の乳化インキを透明ローラ上に転写し、前記透
明ローラのローラ表面に向けて顕微鏡、ストロボ光源、
CCDカメラ、瞬間画像記録装置および画像解析装置か
らなる乳化状態可視化装置を設置し、前記ローラ表面に
おける乳化インキ皮膜の表面水の液滴分布状態を反射像
から前記乳化状態可視化装置によシ可視化計測し、前記
ローラ表面における乳化インキ皮膜の表面水トよび内部
水の液滴分布状態を前記ストロボ光源からの入射光を透
明ローラ内へ導入して得られる透過像により前記乳化状
態可視化装置を介して可視化計測し、前記透過像による
画像から反射像による画像を控除することにより乳化イ
ンキ皮膜中の内部水の液滴分布状態を求め、予め入力さ
れている最適乳化状態と比較し、インキ又は湿し水の制
御を行うことにより、次の効果を有する。
乳化インキ皮膜の形状釦よび乳化インキ皮膜中の液滴分
布状態を評価し、最適乳化状態に制御することができる
従って、高度の印刷品質を安定して得ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による印刷機の乳化インキ制御法のブロ
ックダイヤグラム、第2図は乳化状態可視化装置のブロ
ックダイヤグラム、第3図はロー2表面上乳化インキの
表面水と内部水の分布状態を示す概略断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オフセット印刷機のインキ着ローラ又はその近傍
    のローラのローラ表面に向けて顕微鏡、ストロボ光源、
    CCDカメラ、瞬間画像記録装置および画像解析装置か
    らなる乳化状態可視化装置を設置し、前記ローラ表面に
    おける乳化インキ皮膜の状態を前記乳化状態可視化装置
    により可視化計測し、予め入力されている最適皮膜状態
    と比較し、インキ又は湿し水の制御を行うことを特徴と
    する印刷機の乳化インキ制御法。
  2. (2)オフセット印刷機のインキ着ローラ又はその近傍
    のローラのローラ表面に透明ローラを接触させ、前記ロ
    ーラ表面の乳化インキを透明ローラ上に転写し、前記透
    明ローラのローラ表面に向けて顕微鏡、ストロボ光源、
    CCDカメラ、瞬間画像記録装置および画像解析装置か
    らなる乳化状態可視化装置を設置し、前記ローラ表面に
    おける乳化インキ皮膜の表面水の液滴分布状態を反射像
    から前記乳化状態可視化装置により可視化計測し、前記
    ローラ表面における乳化インキ皮膜の表面水および内部
    水の液滴分布状態を前記ストロボ光源からの入射光を透
    明ローラ内へ導入して得られる透過像により前記乳化状
    態可視化装置を介して可視化計測し、前記透過像による
    画像から反射像による画像を控除することにより乳化イ
    ンキ皮膜中の内部水の液滴分布状態を求め、予め入力さ
    れている最適乳化状態と比較し、インキ又は湿し水の制
    御を行うことを特徴とする印刷機の乳化インキ制御法。
JP1155777A 1989-06-20 1989-06-20 印刷機の乳化インキ制御法 Pending JPH0321455A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05169640A (ja) * 1991-06-14 1993-07-09 Heidelberger Druckmas Ag 乳化制御装置付き印刷機
US5272971A (en) * 1992-08-14 1993-12-28 Electro Sprayer Systems, Inc. Ink temperature control system for waterless lithographic printing
US5611278A (en) * 1993-02-08 1997-03-18 Sun Graphic Technologies, Inc. Temperature controlled system for printing press
JP2007105934A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Ac Dc Kk 印刷汚れ監視装置
EP4166334A1 (en) * 2021-10-15 2023-04-19 Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. Printing system of offset rotary press and offset rotary press

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