JPH03214509A - 高耐摩耗性に優れる電線 - Google Patents
高耐摩耗性に優れる電線Info
- Publication number
- JPH03214509A JPH03214509A JP890790A JP890790A JPH03214509A JP H03214509 A JPH03214509 A JP H03214509A JP 890790 A JP890790 A JP 890790A JP 890790 A JP890790 A JP 890790A JP H03214509 A JPH03214509 A JP H03214509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- vinyl chloride
- insulator
- wear resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims abstract description 60
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 59
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 41
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 41
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 claims abstract description 40
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 39
- 239000004014 plasticizer Substances 0.000 claims abstract description 21
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 14
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 18
- 239000011882 ultra-fine particle Substances 0.000 claims description 16
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 claims description 12
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 8
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 abstract description 4
- 238000003756 stirring Methods 0.000 abstract description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 abstract 2
- 239000002932 luster Substances 0.000 abstract 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 abstract 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 44
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 44
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 36
- HBGGXOJOCNVPFY-UHFFFAOYSA-N diisononyl phthalate Chemical compound CC(C)CCCCCCOC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCCCCCCC(C)C HBGGXOJOCNVPFY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 20
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 19
- VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L Calcium carbonate Chemical compound [Ca+2].[O-]C([O-])=O VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 12
- 229910002012 Aerosil® Inorganic materials 0.000 description 10
- 206010000369 Accident Diseases 0.000 description 8
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 7
- 229910000019 calcium carbonate Inorganic materials 0.000 description 6
- OCWMFVJKFWXKNZ-UHFFFAOYSA-L lead(2+);oxygen(2-);sulfate Chemical group [O-2].[O-2].[O-2].[Pb+2].[Pb+2].[Pb+2].[Pb+2].[O-]S([O-])(=O)=O OCWMFVJKFWXKNZ-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 6
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000004433 Thermoplastic polyurethane Substances 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 4
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 4
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 3
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 3
- VXEGSRKPIUDPQT-UHFFFAOYSA-N 4-[4-(4-methoxyphenyl)piperazin-1-yl]aniline Chemical compound C1=CC(OC)=CC=C1N1CCN(C=2C=CC(N)=CC=2)CC1 VXEGSRKPIUDPQT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000443 aerosol Substances 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 235000014113 dietary fatty acids Nutrition 0.000 description 2
- 239000000194 fatty acid Substances 0.000 description 2
- 229930195729 fatty acid Natural products 0.000 description 2
- 150000004665 fatty acids Chemical class 0.000 description 2
- 230000007062 hydrolysis Effects 0.000 description 2
- 238000006460 hydrolysis reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 239000011164 primary particle Substances 0.000 description 2
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 2
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 description 2
- 239000005049 silicon tetrachloride Substances 0.000 description 2
- 239000012798 spherical particle Substances 0.000 description 2
- RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 2,2,4,4,6,6-hexaphenoxy-1,3,5-triaza-2$l^{5},4$l^{5},6$l^{5}-triphosphacyclohexa-1,3,5-triene Chemical compound N=1P(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP=1(OC=1C=CC=CC=1)OC1=CC=CC=C1 RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 239000003063 flame retardant Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
- 230000009974 thixotropic effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は,合成樹脂性絶縁電線に係り、特に、絶縁被覆
材の耐摩耗特性を向上することができ、かつ被覆厚さを
薄くして軽量化及び作業性を向上することのできる高耐
摩耗性に優れる電線に関する。
材の耐摩耗特性を向上することができ、かつ被覆厚さを
薄くして軽量化及び作業性を向上することのできる高耐
摩耗性に優れる電線に関する。
近年、優れた合成樹脂が安価に作られるようになり、絶
縁性能が良いところから合成樹脂を用いて被覆する絶縁
電線、ケーブル等が多くなってきている。このような電
線、ケーブル等の絶縁に使用される合成樹脂は、コスト
が低く、施工時の端末処理作業がやり易いところから、
主として塩化ビニル樹脂が多く用いられている。この塩
化ビニル樹脂としては,機械的にもかなり強く難燃性で
、耐薬品性・電気特性が良く、着色も自由で機械加工も
良いところから軟質ポリ塩化ビニルが用いられている。 このような軟質ポリ塩化ビニルによって被覆された絶縁
電線は、屋内外に布設され常時外界と接した状態となっ
ている。この塩化ビニル絶縁電線は、電力を供給する導
体の上に内部半導電層を被覆し、この内部半導電層の上
にI!I!!縁体を被覆し,この絶縁体の上に外部半導
電層を被覆し、この外部半導電層の上に最外層としてシ
ースが被覆されている。 このシースは、塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤、滑
剤、充填剤を配合して、混合し加熱し、そして成型して
いる。このような軟質ポリ塩化ビニルを最外層シースと
して被覆したI!!縁電線は、常に外界と接し、摩耗し
易い環境に置かれている。 このため、このような絶縁電線は、硬い金属等と接触又
は衝突するとシースが容易に傷を受け、場合によっては
一部分が損傷にまで至り、絶縁体の摩耗により絶縁不良
及び火災の事故を発生する危険性を有している。 そこで、近年、絶縁体の摩耗により絶縁不良及び火災の
事故の発生を防止するため、[k電線のシース(被覆)
材の摩耗特性を向上させることが嘱望され、従来、種々
の対策が講じられている。 すなわち、絶縁体の摩耗によりNil不良及び火災の事
故の発生を防止するため従来は、#4A縁電線の絶縁体
の厚さを厚くし、絶縁体の厚さによって絶縁体に摩耗が
あっても、直ちに絶縁不良を発生させることがないよう
にしている。あるいはまた、熱可塑性ポリウレタンを絶
縁体として使用することによって絶縁電線の絶縁体に耐
摩耗性を付与して絶縁体の摩耗により絶縁不良及び火災
の事故の発生を防止しようとしている。
縁性能が良いところから合成樹脂を用いて被覆する絶縁
電線、ケーブル等が多くなってきている。このような電
線、ケーブル等の絶縁に使用される合成樹脂は、コスト
が低く、施工時の端末処理作業がやり易いところから、
主として塩化ビニル樹脂が多く用いられている。この塩
化ビニル樹脂としては,機械的にもかなり強く難燃性で
、耐薬品性・電気特性が良く、着色も自由で機械加工も
良いところから軟質ポリ塩化ビニルが用いられている。 このような軟質ポリ塩化ビニルによって被覆された絶縁
電線は、屋内外に布設され常時外界と接した状態となっ
ている。この塩化ビニル絶縁電線は、電力を供給する導
体の上に内部半導電層を被覆し、この内部半導電層の上
にI!I!!縁体を被覆し,この絶縁体の上に外部半導
電層を被覆し、この外部半導電層の上に最外層としてシ
ースが被覆されている。 このシースは、塩化ビニル樹脂に、可塑剤、安定剤、滑
剤、充填剤を配合して、混合し加熱し、そして成型して
いる。このような軟質ポリ塩化ビニルを最外層シースと
して被覆したI!!縁電線は、常に外界と接し、摩耗し
易い環境に置かれている。 このため、このような絶縁電線は、硬い金属等と接触又
は衝突するとシースが容易に傷を受け、場合によっては
一部分が損傷にまで至り、絶縁体の摩耗により絶縁不良
及び火災の事故を発生する危険性を有している。 そこで、近年、絶縁体の摩耗により絶縁不良及び火災の
事故の発生を防止するため、[k電線のシース(被覆)
材の摩耗特性を向上させることが嘱望され、従来、種々
の対策が講じられている。 すなわち、絶縁体の摩耗によりNil不良及び火災の事
故の発生を防止するため従来は、#4A縁電線の絶縁体
の厚さを厚くし、絶縁体の厚さによって絶縁体に摩耗が
あっても、直ちに絶縁不良を発生させることがないよう
にしている。あるいはまた、熱可塑性ポリウレタンを絶
縁体として使用することによって絶縁電線の絶縁体に耐
摩耗性を付与して絶縁体の摩耗により絶縁不良及び火災
の事故の発生を防止しようとしている。
しかしながら、絶縁体の摩耗により絶縁不良及び火災の
事故の発生を防止するための前者の方法にあっては、[
11体の厚さを厚くすることによって絶縁体の摩耗によ
り絶縁不良を防止することはできるが、#f!A縁体の
厚さを厚くすることによって絶縁電線の電線径が太くな
り、絶縁電線の重量が増し、コストアップを来し、作業
性が著しく悪くなるという問題点を有している。 また、絶縁体の摩耗により絶縁不良及び火災の事故の発
生を防止するための後者の方法にあっては、熱可塑性ポ
リウレタンの硬度が高いので、熱可塑性ポリウレタンを
絶縁体として使用することによって絶縁電線の絶縁体に
耐摩耗性を付与して絶縁体の耐摩耗性を向上することが
できるが、熱可塑性ポリウレタンは、熱可塑性塩化ビニ
ルコンパウンドに比べ、高価であるため絶縁電線そのも
ののコストアップになってしまい、また,硬度の低いウ
レタンを用いたのでは、摩耗特性(特にスクレープ性)
が悪く、吸湿による仮水分解を起し易く押出し加工性が
劣るという問題点を有している。 本発明は、絶縁被覆材の耐摩耗特性を向上することがで
き、かつ被覆厚さを薄くして軽量化及び作業性を向上す
ることのできる高耐摩耗性に優れる電線を提供すること
を目的としている。
事故の発生を防止するための前者の方法にあっては、[
11体の厚さを厚くすることによって絶縁体の摩耗によ
り絶縁不良を防止することはできるが、#f!A縁体の
厚さを厚くすることによって絶縁電線の電線径が太くな
り、絶縁電線の重量が増し、コストアップを来し、作業
性が著しく悪くなるという問題点を有している。 また、絶縁体の摩耗により絶縁不良及び火災の事故の発
生を防止するための後者の方法にあっては、熱可塑性ポ
リウレタンの硬度が高いので、熱可塑性ポリウレタンを
絶縁体として使用することによって絶縁電線の絶縁体に
耐摩耗性を付与して絶縁体の耐摩耗性を向上することが
できるが、熱可塑性ポリウレタンは、熱可塑性塩化ビニ
ルコンパウンドに比べ、高価であるため絶縁電線そのも
ののコストアップになってしまい、また,硬度の低いウ
レタンを用いたのでは、摩耗特性(特にスクレープ性)
が悪く、吸湿による仮水分解を起し易く押出し加工性が
劣るという問題点を有している。 本発明は、絶縁被覆材の耐摩耗特性を向上することがで
き、かつ被覆厚さを薄くして軽量化及び作業性を向上す
ることのできる高耐摩耗性に優れる電線を提供すること
を目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の高耐摩耗性に優れ
る電線においては、電線の絶縁体を可塑剤と安定剤の添
加されている塩化ビニル樹脂に超微粒子無定形シリカを
配合してなる塩化ビニル組成物によって形成したもので
ある。 可塑剤と安定剤の添加されている塩化ビニル樹脂に配合
される超微粒子無定形シリカは、精製された四塩化ケイ
素の酸水素焔中における気相加水分解によって製造され
る高分散性の無定形シリカで球形の粒子が鎖状に凝集し
てつながった二酸化ケイ素のエーロゾルである6この無
定形のシリカは、一次粒子が10ミリミクロン程度の大
きさで、無定形のシリカそのものが補強作用を示し耐摩
耗特性を向上させる作用を持っている。 また、上記目的を達成するために、本発明の高耐摩耗性
に優れる電線においては、電線の絶縁体を塩化ビニル樹
脂100重量部、可塑剤20〜100重量部、安定剤3
〜7重量部、超微粒子無定形シリカ2〜20重量部配合
して構成される塩化ビニル組成物によって形成したもの
である。 ここにおける安定剤は、三塩基性硫酸鉛であり、その粒
度は,3〜7μ程度である。可塑剤と安定剤の添加され
ている塩化ビニル樹脂に配合される超微粒子無定形シリ
カを2重量部以上で、20重量部以下としたのは、超微
粒子無定形シリカが2重量部以上無いと、耐摩耗特性を
向上させる作用がなく、20重量部有れば、耐摩耗特性
の向上性は略平衡となるため20重量部以上有っても、
これ以上の耐摩耗特性の向上を図ることはできない量で
あるからである。 さらに、上記目的を達成するために、本発明の高耐摩耗
性に優れる電線においては、電線の絶縁体を塩化ビニル
樹脂100重量部、可塑剤20〜100重量部、超微粒
子安定剤3〜7重量部配合して構成される塩化ビニル組
成物によって形成したものである。 安定剤として用いられる超微粒子安定剤は、ここではp
b系安定剤であり、従来の粒度3〜7μ程度に対して、
さらに細かい粒子の安定剤で、三塩基性硫酸鉛の粒度を
、1〜3μとして脂肪酸で表面処理を促したものである
。微粒子安定剤を3重量部以上で,7重量部以下とした
のは、微粒子安定剤が3重量部以上無いと、耐摩耗特性
を向上させる作用がなく、7重量部有れば、耐摩耗特性
の向上は十分図ることができるからである。 またさらに、上記目的を達成するために、本発明の高耐
摩耗性に優れる電線においては、電線の絶縁体を塩化ビ
ニル樹脂100重量部,可塑剤20〜100重量部、微
粒子安定剤3〜7重量部、超微粒子無定形シリカ2〜2
0重量部配合して構成される塩化ビニル組成物によって
形成したものである。 ここでは、安定剤に、pb系安定剤を用い、従来の粒度
3〜7μ程度よりさらに細かい1〜3μ程度の粒度の三
塩基性硫酸鉛粒子の表面を脂肪酸で処理したものを用い
、さらに,一次粒子が10ミリミクロン程度の大きさで
、精製された四塩化ケイ素の酸水素焔中における気相加
水分解によって製造される高分散性の無定形シリカで球
形の粒子が鎖状に凝集してつながった二酸化ケイ素のエ
ーロゾル(超微粒子無定形シリカ)を併用配合している
。このように微粒子安定剤と超微粒子無定形シリカを併
用配合することによって、さらに耐摩耗特性を向上させ
ている。
る電線においては、電線の絶縁体を可塑剤と安定剤の添
加されている塩化ビニル樹脂に超微粒子無定形シリカを
配合してなる塩化ビニル組成物によって形成したもので
ある。 可塑剤と安定剤の添加されている塩化ビニル樹脂に配合
される超微粒子無定形シリカは、精製された四塩化ケイ
素の酸水素焔中における気相加水分解によって製造され
る高分散性の無定形シリカで球形の粒子が鎖状に凝集し
てつながった二酸化ケイ素のエーロゾルである6この無
定形のシリカは、一次粒子が10ミリミクロン程度の大
きさで、無定形のシリカそのものが補強作用を示し耐摩
耗特性を向上させる作用を持っている。 また、上記目的を達成するために、本発明の高耐摩耗性
に優れる電線においては、電線の絶縁体を塩化ビニル樹
脂100重量部、可塑剤20〜100重量部、安定剤3
〜7重量部、超微粒子無定形シリカ2〜20重量部配合
して構成される塩化ビニル組成物によって形成したもの
である。 ここにおける安定剤は、三塩基性硫酸鉛であり、その粒
度は,3〜7μ程度である。可塑剤と安定剤の添加され
ている塩化ビニル樹脂に配合される超微粒子無定形シリ
カを2重量部以上で、20重量部以下としたのは、超微
粒子無定形シリカが2重量部以上無いと、耐摩耗特性を
向上させる作用がなく、20重量部有れば、耐摩耗特性
の向上性は略平衡となるため20重量部以上有っても、
これ以上の耐摩耗特性の向上を図ることはできない量で
あるからである。 さらに、上記目的を達成するために、本発明の高耐摩耗
性に優れる電線においては、電線の絶縁体を塩化ビニル
樹脂100重量部、可塑剤20〜100重量部、超微粒
子安定剤3〜7重量部配合して構成される塩化ビニル組
成物によって形成したものである。 安定剤として用いられる超微粒子安定剤は、ここではp
b系安定剤であり、従来の粒度3〜7μ程度に対して、
さらに細かい粒子の安定剤で、三塩基性硫酸鉛の粒度を
、1〜3μとして脂肪酸で表面処理を促したものである
。微粒子安定剤を3重量部以上で,7重量部以下とした
のは、微粒子安定剤が3重量部以上無いと、耐摩耗特性
を向上させる作用がなく、7重量部有れば、耐摩耗特性
の向上は十分図ることができるからである。 またさらに、上記目的を達成するために、本発明の高耐
摩耗性に優れる電線においては、電線の絶縁体を塩化ビ
ニル樹脂100重量部,可塑剤20〜100重量部、微
粒子安定剤3〜7重量部、超微粒子無定形シリカ2〜2
0重量部配合して構成される塩化ビニル組成物によって
形成したものである。 ここでは、安定剤に、pb系安定剤を用い、従来の粒度
3〜7μ程度よりさらに細かい1〜3μ程度の粒度の三
塩基性硫酸鉛粒子の表面を脂肪酸で処理したものを用い
、さらに,一次粒子が10ミリミクロン程度の大きさで
、精製された四塩化ケイ素の酸水素焔中における気相加
水分解によって製造される高分散性の無定形シリカで球
形の粒子が鎖状に凝集してつながった二酸化ケイ素のエ
ーロゾル(超微粒子無定形シリカ)を併用配合している
。このように微粒子安定剤と超微粒子無定形シリカを併
用配合することによって、さらに耐摩耗特性を向上させ
ている。
電線の絶縁体を可塑剤と安定剤の添加されている塩化ビ
ニル樹脂に超微粒子無定形シリカを配合してなる塩化ビ
ニル組成物によって形成しているため、チキソトロピー
効果(撹拌、振動によりゾルからゲルになり、放置する
とまたゲルに戻る現象)が大きくなり、押出加工特性が
向上すると共に、表面光沢が上がり平滑となり、この表
面の滑り効果が起き摩耗特性が向上するので絶縁被覆材
の耐摩耗特性を向上することができ、かつ被覆厚さを薄
くして軽量化及び作業性を向上することができる。 そして、電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、
可塑剤20〜100重量部、安定剤3〜7重量部、超微
粒子無定形シリカ2〜20重量部配合して構成される塩
化ビニル組成物によって形成しているため、絶縁被覆材
の耐摩耗特性を向上することができ、かつ被覆厚さを薄
くして軽量化及び作業性を向上することができる。 また、電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、可
塑剤20〜100重量部,超微粒子安定剤3〜7重量部
配合して構成される塩化ビニル組成物によって形成して
いるため,安定剤を微粒子としており、電線に押出し被
覆する絶縁体の押出表面を平滑となり、絶縁被覆材の耐
摩耗特性を向上することができ、かつ被覆厚さを薄くし
て軽量化及び作業性を向上することができる。 電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、可塑剤2
0〜100重量部、超微粒子安定剤3〜7重量部、超微
粒子無定形シリカ2〜20重量部配合して構成される塩
化ビニル組成物によって形成しているため、さらに摩耗
特性を向上させることができ、従来の絶縁電線の絶縁被
覆層の厚さを薄くしても、従来の絶縁電線の絶縁被覆層
と同等以上の耐摩耗特性を得ることができる。また、絶
縁被覆層の厚さを薄くすることができるため、絶縁電線
の軽量化を図ることができ、かつ絶縁電線の絶縁層が薄
くできる分だけ可撓性が良くなり、作業性を向上するこ
とができ、牽いては製品コストを削減でき、製品体積の
減少を図ることができる。
ニル樹脂に超微粒子無定形シリカを配合してなる塩化ビ
ニル組成物によって形成しているため、チキソトロピー
効果(撹拌、振動によりゾルからゲルになり、放置する
とまたゲルに戻る現象)が大きくなり、押出加工特性が
向上すると共に、表面光沢が上がり平滑となり、この表
面の滑り効果が起き摩耗特性が向上するので絶縁被覆材
の耐摩耗特性を向上することができ、かつ被覆厚さを薄
くして軽量化及び作業性を向上することができる。 そして、電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、
可塑剤20〜100重量部、安定剤3〜7重量部、超微
粒子無定形シリカ2〜20重量部配合して構成される塩
化ビニル組成物によって形成しているため、絶縁被覆材
の耐摩耗特性を向上することができ、かつ被覆厚さを薄
くして軽量化及び作業性を向上することができる。 また、電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、可
塑剤20〜100重量部,超微粒子安定剤3〜7重量部
配合して構成される塩化ビニル組成物によって形成して
いるため,安定剤を微粒子としており、電線に押出し被
覆する絶縁体の押出表面を平滑となり、絶縁被覆材の耐
摩耗特性を向上することができ、かつ被覆厚さを薄くし
て軽量化及び作業性を向上することができる。 電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、可塑剤2
0〜100重量部、超微粒子安定剤3〜7重量部、超微
粒子無定形シリカ2〜20重量部配合して構成される塩
化ビニル組成物によって形成しているため、さらに摩耗
特性を向上させることができ、従来の絶縁電線の絶縁被
覆層の厚さを薄くしても、従来の絶縁電線の絶縁被覆層
と同等以上の耐摩耗特性を得ることができる。また、絶
縁被覆層の厚さを薄くすることができるため、絶縁電線
の軽量化を図ることができ、かつ絶縁電線の絶縁層が薄
くできる分だけ可撓性が良くなり、作業性を向上するこ
とができ、牽いては製品コストを削減でき、製品体積の
減少を図ることができる。
以下、本発明の具体的実施例について従来例と対比して
説明する。 実施例1 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P−110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、超微粒子
無定形シリカ(具体的には、日本アエロジル(株)製の
アエロジル#200)3重量部を配合した絶縁体を0.
2mmの厚さに被覆した絶縁電線である。 実施例2 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P一110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP
(ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、pb系
安定剤(三塩基性硫酸鉛)5重量部、超微粒子無定形シ
リカ(具体的には,日本アエロジル(株)製のアエロジ
ル#200)5重量部を配合した絶縁体を0. 2mn
+の厚さに被覆した絶縁電線と0.4mmの厚さに被覆
した絶縁電線である。 実施例3 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P−110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、超微粒子
無定形シリカ(具体的には、日本アエロジル(株)製の
アエロジル#200)10重量部を配合した絶縁体を0
.2mmの厚さに被覆した絶縁電線である。 実施例4 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P−110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、微粒子p
b系安定剤(具体的には、水澤化学(株)製のMY−8
11)3重量部、炭酸カルシウム10重量部を配合した
絶縁体を0.2閣の厚さに被覆した絶縁電線である。 実施例5 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P−110
0の塩化ビニ樹脂)1oO重量部に対して、DINP
(ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、微粒子
pb系安定剤(具体的には、水澤化学(株)製のMY−
811)5重量部、炭酸カルシウム10重量部を配合し
た絶縁体を0.2mmの厚さに被覆した絶縁電線と0.
4maの厚さに被覆した絶縁電線である。 実施例6 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P一110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部,微粒子p
b系安定剤(具体的には、水澤化学(株)製のMY−8
11)7重量部、炭酸カルシウム10重量部を配合した
絶縁体を0.21の厚さに被覆した絶縁電線である。 実施例7 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P−110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP
(ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、微粒子
pb系安定剤(具体的には、水澤化学(株)製のMY−
811)5重量部、超微粒子無定形シリカ(具体的には
、日本アエロジル(株)製のアエロジル#200)5重
量部を配合したl/IAm体を0.2noの厚さに被覆
した絶縁電線と0.4m*の厚さに被覆した絶縁電線で
ある。 実施例8 本実施例は,塩化ビニル樹脂(具体的には、P一110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、超微粒子
無定形シリカ(具体的には、日本アエロジル(株)製の
アエロジル#200)7重量部、炭酸カルシウム10重
量部を配合した絶縁体を0.2nmの厚さに被覆した絶
縁電線である。 従来例1 従来例lは,塩化ビニル樹脂(具体的には,P一1 1
00の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DrNP
(ジ・イソ・ノニル・フタレート)40重量部、pb
系安定剤(三塩基性硫酸鉛)5重量部、炭酸カルシウム
20重量部を配合した絶縁体を0.4mの厚さに被覆し
た絶縁電線である。 従来例2 従来例2は、塩化ビニル樹脂(具体的には,P−110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)50重量部,pb系安
定剤(三塩基性硫酸鉛)5重量部、炭酸カルシウム10
重量部を配合した絶縁体を0.4mの厚さに被覆した絶
縁電線である。 これらの各実施例、各従来例についてJISC3406
の耐摩耗特性、及び耐久クレープ性による絶縁被覆材の
摩耗特性の向上についての比較結果を第1表に示してあ
る。 この第1表中の耐摩耗特性は、耐摩耗試験(JIS
C3406)結果によるもので、各実施例、各従来例に
おいて同一の条件で試験をしている。 この耐摩耗試験は、次のようにして行う。すなわち、ま
ず、試料を長さ約900mにとり、丸棒の上を長手方向
に直行する方向に摺動できるように置かれたJIS
R6251 (研磨布)に限定する150番Cの摩耗テ
ープに接するように両端部を固定する。しかる後、この
試料の上に錘で所定の荷重を加え、この摩耗テープを1
500m+/閣の速さで一方向に走行させる。すると、
試料表面は、この摩耗テープと試料表面との摩擦によっ
て、摩耗する。この試料表面は、摩耗が進むことによっ
て、ついには試料内の導体と摩耗テープとが接触する(
電気的短絡によって検知する)。このときの走行開始地
点から試料内の導体と摩耗テープとが接触した地点まで
の摩耗テープの長さ(走行距離)を読み取り、この距離
の長さが耐摩耗特性を表すことになる。 この耐摩耗試験は、1カ所のみの測定によって求めるの
ではなく、1カ所の測定を行った後、試料を25m移動
し、時計方向に90度回転させて固定し、前述と同様の
耐摩耗試験を行い,同様の方法で順次耐摩耗試験を行っ
ていき、1試料に対して8個の測定値を読み取り、この
8個の測定値の平均値を求め,この平均値をもって耐摩
耗特性値とする。 また,この第1表中の耐スクレープ性は,耐スクレープ
試験結果によるもので、各実施例、各従来例において同
一の条件で試験をしている。この耐スクレープ試験は、
試料をクランプし、この試料の上に高荷重(5N)をか
けたスチールのエッジ(スクレープ刃0.125R)で
強く擦りつけ(押圧したまま左右に動かして)、試料表
面の摩耗状態(試料表面の削り取り具合)をみるもので
ある。スチールのエッジで強く擦りつけると、スチール
のエッジと試料表面との摩擦によって,摩耗する。この
試料表面は、摩耗が進むことによって、ついには試料内
の導体とスチールのエッジとが接触し(電気的短絡によ
って検知する)、絶縁破壊を生じる。このときの擦りつ
け回数を読み取り、この擦りつけ回数が酎スクレープ性
を表すことになる。 第1表の実施例(Nα1〜Nα8)と従来例(Ncil
〜Nα2)との比較から明らかな如く,本発明によると
、実施例(Nα1〜Nα8)は、いずれも耐摩耗特性が
、2000mm以上あり、耐久クレープ性が、800回
以上となっている。これに対し、従来例1は、耐摩耗特
性が、2 7 5 0m+で、実施例(Nα1〜Nα8
)の2000mmを超えたものとなっているが、酎スク
レープ性が、450回と実施例(Nα1〜Nα8)の最
下値800回の約50%と著しく下回っており、全体と
して耐摩耗性が低いものとなっている。また、従来例2
は、耐摩耗特性が、320mmで、実施例(& 1 〜
Na 8 )の2000mnを著しく下回っており、耐
久クレープ性が、60回と実施例(Nα1〜Nα8)の
最下値800回の10%にも満たず,甚だしく下回って
おり、全体として耐摩耗性が著しく低いものとなってい
る。 また,従来例1と従来例2とを比較すると、従来例2の
絶縁体の被覆厚は、従来例1の絶縁体の被覆厚の約50
%の厚さとしている。このため、従来例1と従来例2の
耐摩耗特性が2750mmに対し320m、耐久クレー
プ性が450回に対し60回と特性が1/7以下に低下
している。したがって、絶縁電線の耐摩耗特性、耐スク
レープ性を向上するには、絶縁体被覆厚を厚くすること
によりできることがわかる。しかし、絶縁体の被覆厚を
厚くすると絶縁電線全体として重量が増し、製品コスト
が上がり、製品体積が大きくなってしまい収容能力が低
下する。 実施例2、実施例5、実施例7については、絶縁体被覆
厚0. 2ma+のものと、絶縁体被覆厚0.4mの実
施例が示されている。 実施例2の絶縁体被覆厚0.4nnの試料は、耐摩耗特
性が,6300mで、耐スクレープ性が、3400回で
あり、同一の組成による絶縁体被覆厚を0.2mにした
試料は、耐摩耗特性が、3350mで、耐スクレープ性
が、1800回と、特性が50%近く低下するが、試料
の絶縁体被覆厚を0.2m+iC薄くシテも、絶縁体被
覆厚0.4+111である従来例1(耐摩耗特性が27
50m+、耐スクレープ性が450回)の特性よりも著
しく耐摩耗特性、耐スクレープ性の向上を図ることがで
きる。 実施例5の絶縁体被覆厚0.4mの試料は、耐摩耗特性
が、4200nnで,耐スクレープ性が、2ooO回で
あり、同一の組成による絶縁体被覆厚を0.2mnにし
た試料は、耐摩耗特性が、215oIIInで、耐スク
レープ性が、1050回と、特性が50%近く低下する
が、試料の絶縁体被覆厚を0.2mnに薄くしても、絶
縁体被覆厚0.4mである従来例1(耐摩耗特性が27
50mm、耐スクレープ性が450回)と比較すると、
耐摩耗特性が若干(20%)低下するも、耐スクレープ
性は約2.2倍と著しい特性の向上を図ることができる
。 実施例7の絶縁体被覆厚0.4mの試料は、耐摩耗特性
が,7700nnで、耐スクレープ性が、3950回で
あり、同一の組成による絶縁体被覆厚を0.2mmにし
た試料は、耐摩耗特性が、4300aaで、耐スクレー
プ性が、2500回と、特性が約40%に近く低下する
が、試料の絶縁体被覆厚を0.2mmに薄くしても、絶
縁体被覆厚0.4mである従来例1(耐摩耗特性が27
50mm、耐スクレープ性が450回)の特性よりも著
しく耐摩耗特性、耐スクレープ性を約40%近く向上す
ることができる。 このように、本実施例によれば、絶縁体被覆厚を0.2
mmと薄くしても絶縁体被覆厚0.4mnの従来例より
も著しく絶縁被覆材の耐摩耗特性を向上することができ
る。したがって、本実施例によれば、被覆厚さを薄くし
て軽量化を図ることができ、かつ絶縁電線の敷設の際の
作業性を著しく向上することができる。
説明する。 実施例1 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P−110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、超微粒子
無定形シリカ(具体的には、日本アエロジル(株)製の
アエロジル#200)3重量部を配合した絶縁体を0.
2mmの厚さに被覆した絶縁電線である。 実施例2 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P一110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP
(ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、pb系
安定剤(三塩基性硫酸鉛)5重量部、超微粒子無定形シ
リカ(具体的には,日本アエロジル(株)製のアエロジ
ル#200)5重量部を配合した絶縁体を0. 2mn
+の厚さに被覆した絶縁電線と0.4mmの厚さに被覆
した絶縁電線である。 実施例3 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P−110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、超微粒子
無定形シリカ(具体的には、日本アエロジル(株)製の
アエロジル#200)10重量部を配合した絶縁体を0
.2mmの厚さに被覆した絶縁電線である。 実施例4 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P−110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、微粒子p
b系安定剤(具体的には、水澤化学(株)製のMY−8
11)3重量部、炭酸カルシウム10重量部を配合した
絶縁体を0.2閣の厚さに被覆した絶縁電線である。 実施例5 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P−110
0の塩化ビニ樹脂)1oO重量部に対して、DINP
(ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、微粒子
pb系安定剤(具体的には、水澤化学(株)製のMY−
811)5重量部、炭酸カルシウム10重量部を配合し
た絶縁体を0.2mmの厚さに被覆した絶縁電線と0.
4maの厚さに被覆した絶縁電線である。 実施例6 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P一110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部,微粒子p
b系安定剤(具体的には、水澤化学(株)製のMY−8
11)7重量部、炭酸カルシウム10重量部を配合した
絶縁体を0.21の厚さに被覆した絶縁電線である。 実施例7 本実施例は、塩化ビニル樹脂(具体的には、P−110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP
(ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、微粒子
pb系安定剤(具体的には、水澤化学(株)製のMY−
811)5重量部、超微粒子無定形シリカ(具体的には
、日本アエロジル(株)製のアエロジル#200)5重
量部を配合したl/IAm体を0.2noの厚さに被覆
した絶縁電線と0.4m*の厚さに被覆した絶縁電線で
ある。 実施例8 本実施例は,塩化ビニル樹脂(具体的には、P一110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)35重量部、超微粒子
無定形シリカ(具体的には、日本アエロジル(株)製の
アエロジル#200)7重量部、炭酸カルシウム10重
量部を配合した絶縁体を0.2nmの厚さに被覆した絶
縁電線である。 従来例1 従来例lは,塩化ビニル樹脂(具体的には,P一1 1
00の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DrNP
(ジ・イソ・ノニル・フタレート)40重量部、pb
系安定剤(三塩基性硫酸鉛)5重量部、炭酸カルシウム
20重量部を配合した絶縁体を0.4mの厚さに被覆し
た絶縁電線である。 従来例2 従来例2は、塩化ビニル樹脂(具体的には,P−110
0の塩化ビニ樹脂)100重量部に対して、DINP(
ジ・イソ・ノニル・フタレート)50重量部,pb系安
定剤(三塩基性硫酸鉛)5重量部、炭酸カルシウム10
重量部を配合した絶縁体を0.4mの厚さに被覆した絶
縁電線である。 これらの各実施例、各従来例についてJISC3406
の耐摩耗特性、及び耐久クレープ性による絶縁被覆材の
摩耗特性の向上についての比較結果を第1表に示してあ
る。 この第1表中の耐摩耗特性は、耐摩耗試験(JIS
C3406)結果によるもので、各実施例、各従来例に
おいて同一の条件で試験をしている。 この耐摩耗試験は、次のようにして行う。すなわち、ま
ず、試料を長さ約900mにとり、丸棒の上を長手方向
に直行する方向に摺動できるように置かれたJIS
R6251 (研磨布)に限定する150番Cの摩耗テ
ープに接するように両端部を固定する。しかる後、この
試料の上に錘で所定の荷重を加え、この摩耗テープを1
500m+/閣の速さで一方向に走行させる。すると、
試料表面は、この摩耗テープと試料表面との摩擦によっ
て、摩耗する。この試料表面は、摩耗が進むことによっ
て、ついには試料内の導体と摩耗テープとが接触する(
電気的短絡によって検知する)。このときの走行開始地
点から試料内の導体と摩耗テープとが接触した地点まで
の摩耗テープの長さ(走行距離)を読み取り、この距離
の長さが耐摩耗特性を表すことになる。 この耐摩耗試験は、1カ所のみの測定によって求めるの
ではなく、1カ所の測定を行った後、試料を25m移動
し、時計方向に90度回転させて固定し、前述と同様の
耐摩耗試験を行い,同様の方法で順次耐摩耗試験を行っ
ていき、1試料に対して8個の測定値を読み取り、この
8個の測定値の平均値を求め,この平均値をもって耐摩
耗特性値とする。 また,この第1表中の耐スクレープ性は,耐スクレープ
試験結果によるもので、各実施例、各従来例において同
一の条件で試験をしている。この耐スクレープ試験は、
試料をクランプし、この試料の上に高荷重(5N)をか
けたスチールのエッジ(スクレープ刃0.125R)で
強く擦りつけ(押圧したまま左右に動かして)、試料表
面の摩耗状態(試料表面の削り取り具合)をみるもので
ある。スチールのエッジで強く擦りつけると、スチール
のエッジと試料表面との摩擦によって,摩耗する。この
試料表面は、摩耗が進むことによって、ついには試料内
の導体とスチールのエッジとが接触し(電気的短絡によ
って検知する)、絶縁破壊を生じる。このときの擦りつ
け回数を読み取り、この擦りつけ回数が酎スクレープ性
を表すことになる。 第1表の実施例(Nα1〜Nα8)と従来例(Ncil
〜Nα2)との比較から明らかな如く,本発明によると
、実施例(Nα1〜Nα8)は、いずれも耐摩耗特性が
、2000mm以上あり、耐久クレープ性が、800回
以上となっている。これに対し、従来例1は、耐摩耗特
性が、2 7 5 0m+で、実施例(Nα1〜Nα8
)の2000mmを超えたものとなっているが、酎スク
レープ性が、450回と実施例(Nα1〜Nα8)の最
下値800回の約50%と著しく下回っており、全体と
して耐摩耗性が低いものとなっている。また、従来例2
は、耐摩耗特性が、320mmで、実施例(& 1 〜
Na 8 )の2000mnを著しく下回っており、耐
久クレープ性が、60回と実施例(Nα1〜Nα8)の
最下値800回の10%にも満たず,甚だしく下回って
おり、全体として耐摩耗性が著しく低いものとなってい
る。 また,従来例1と従来例2とを比較すると、従来例2の
絶縁体の被覆厚は、従来例1の絶縁体の被覆厚の約50
%の厚さとしている。このため、従来例1と従来例2の
耐摩耗特性が2750mmに対し320m、耐久クレー
プ性が450回に対し60回と特性が1/7以下に低下
している。したがって、絶縁電線の耐摩耗特性、耐スク
レープ性を向上するには、絶縁体被覆厚を厚くすること
によりできることがわかる。しかし、絶縁体の被覆厚を
厚くすると絶縁電線全体として重量が増し、製品コスト
が上がり、製品体積が大きくなってしまい収容能力が低
下する。 実施例2、実施例5、実施例7については、絶縁体被覆
厚0. 2ma+のものと、絶縁体被覆厚0.4mの実
施例が示されている。 実施例2の絶縁体被覆厚0.4nnの試料は、耐摩耗特
性が,6300mで、耐スクレープ性が、3400回で
あり、同一の組成による絶縁体被覆厚を0.2mにした
試料は、耐摩耗特性が、3350mで、耐スクレープ性
が、1800回と、特性が50%近く低下するが、試料
の絶縁体被覆厚を0.2m+iC薄くシテも、絶縁体被
覆厚0.4+111である従来例1(耐摩耗特性が27
50m+、耐スクレープ性が450回)の特性よりも著
しく耐摩耗特性、耐スクレープ性の向上を図ることがで
きる。 実施例5の絶縁体被覆厚0.4mの試料は、耐摩耗特性
が、4200nnで,耐スクレープ性が、2ooO回で
あり、同一の組成による絶縁体被覆厚を0.2mnにし
た試料は、耐摩耗特性が、215oIIInで、耐スク
レープ性が、1050回と、特性が50%近く低下する
が、試料の絶縁体被覆厚を0.2mnに薄くしても、絶
縁体被覆厚0.4mである従来例1(耐摩耗特性が27
50mm、耐スクレープ性が450回)と比較すると、
耐摩耗特性が若干(20%)低下するも、耐スクレープ
性は約2.2倍と著しい特性の向上を図ることができる
。 実施例7の絶縁体被覆厚0.4mの試料は、耐摩耗特性
が,7700nnで、耐スクレープ性が、3950回で
あり、同一の組成による絶縁体被覆厚を0.2mmにし
た試料は、耐摩耗特性が、4300aaで、耐スクレー
プ性が、2500回と、特性が約40%に近く低下する
が、試料の絶縁体被覆厚を0.2mmに薄くしても、絶
縁体被覆厚0.4mである従来例1(耐摩耗特性が27
50mm、耐スクレープ性が450回)の特性よりも著
しく耐摩耗特性、耐スクレープ性を約40%近く向上す
ることができる。 このように、本実施例によれば、絶縁体被覆厚を0.2
mmと薄くしても絶縁体被覆厚0.4mnの従来例より
も著しく絶縁被覆材の耐摩耗特性を向上することができ
る。したがって、本実施例によれば、被覆厚さを薄くし
て軽量化を図ることができ、かつ絶縁電線の敷設の際の
作業性を著しく向上することができる。
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。 電線の絶縁体を可塑剤と安定剤の添加されている塩化ビ
ニル樹脂に超微粒子無定形シリカを配合してなる塩化ビ
ニル組成物によって形成しているため、絶縁被覆材の耐
摩耗特性、耐スクレープ性を向上することができ,かつ
被覆厚さの軽量化及び作業性を著しく向上することがで
きる。 また,電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、可
塑剤20〜100重量部,安定剤3〜7重量部、超微粒
子無定形シリカ2〜20重量部配合して構成される塩化
ビニル組成物によって形成しているため、絶縁被覆材の
耐摩耗特性、耐スクレープ性を向上することができ、か
つ被覆厚さの軽量化及び作業性を著しく向上することが
できる。 さらに、電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、
可塑剤20〜100重量部、微粒子安定剤3〜7重量部
配合して構成される塩化ビニル組成物によって形成して
いるため、絶縁被覆材の耐摩耗特性、耐久クレープ性を
向上することができ、かつ被覆厚さの軽量化及び作業性
を著しく向上することができる。 さらにまた、電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂10o重量
部、可塑剤20〜100重量部、微粒子安定剤3〜7重
量部、超微粒子無定形シリカ2〜20重量部配合して構
成される塩化ビニル組成物によって形成しているため、
絶縁被覆材の耐摩耗特性、耐スクレープ性を向上するこ
とができ、かつ被覆厚さの軽量化及び作業性を著しく向
上することができる。このように微粒子安定剤と超微粒
子無定形シリカを併用配合することで、さらに摩耗特性
が向上し、絶縁電線の絶縁被覆厚を薄くしても、従来の
絶縁電線の絶縁体と同等の摩耗特性が得られることから
、軽量化及び作業性の向上、裏品コストの削減、製品体
積の減少を図ることができる。したがって、例えば,自
動車用絶縁電線においては、製品体積の減少により、多
数の絶縁電線を一定体積中に使用可能となることから、
多機能化が可能となり、また、絶縁電線が摩耗したこと
による絶縁不良及び火災の事故を防ぐことが可能となる
。
する効果を奏する。 電線の絶縁体を可塑剤と安定剤の添加されている塩化ビ
ニル樹脂に超微粒子無定形シリカを配合してなる塩化ビ
ニル組成物によって形成しているため、絶縁被覆材の耐
摩耗特性、耐スクレープ性を向上することができ,かつ
被覆厚さの軽量化及び作業性を著しく向上することがで
きる。 また,電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、可
塑剤20〜100重量部,安定剤3〜7重量部、超微粒
子無定形シリカ2〜20重量部配合して構成される塩化
ビニル組成物によって形成しているため、絶縁被覆材の
耐摩耗特性、耐スクレープ性を向上することができ、か
つ被覆厚さの軽量化及び作業性を著しく向上することが
できる。 さらに、電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、
可塑剤20〜100重量部、微粒子安定剤3〜7重量部
配合して構成される塩化ビニル組成物によって形成して
いるため、絶縁被覆材の耐摩耗特性、耐久クレープ性を
向上することができ、かつ被覆厚さの軽量化及び作業性
を著しく向上することができる。 さらにまた、電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂10o重量
部、可塑剤20〜100重量部、微粒子安定剤3〜7重
量部、超微粒子無定形シリカ2〜20重量部配合して構
成される塩化ビニル組成物によって形成しているため、
絶縁被覆材の耐摩耗特性、耐スクレープ性を向上するこ
とができ、かつ被覆厚さの軽量化及び作業性を著しく向
上することができる。このように微粒子安定剤と超微粒
子無定形シリカを併用配合することで、さらに摩耗特性
が向上し、絶縁電線の絶縁被覆厚を薄くしても、従来の
絶縁電線の絶縁体と同等の摩耗特性が得られることから
、軽量化及び作業性の向上、裏品コストの削減、製品体
積の減少を図ることができる。したがって、例えば,自
動車用絶縁電線においては、製品体積の減少により、多
数の絶縁電線を一定体積中に使用可能となることから、
多機能化が可能となり、また、絶縁電線が摩耗したこと
による絶縁不良及び火災の事故を防ぐことが可能となる
。
Claims (4)
- (1)電線の絶縁体を可塑剤と安定剤の添加されている
塩化ビニル樹脂に超微粒子無定形シリカを配合してなる
塩化ビニル組成物によって形成したことを特徴とする高
耐摩耗性に優れる電線。 - (2)電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、可
塑剤20〜100重量部、安定剤3〜7重量部、超微粒
子無定形シリカ2〜20重量部配合して構成される塩化
ビニル組成物によって形成したことを特徴とする高耐摩
耗性に優れる電線。 - (3)電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、可
塑剤20〜100重量部、微粒子安定剤3〜7重量部配
合して構成される塩化ビニル組成物によって形成したこ
とを特徴とする高耐摩耗性に優れる電線。 - (4)電線の絶縁体を塩化ビニル樹脂100重量部、可
塑剤20〜100重量部、微粒子安定剤3〜7重量部、
超微粒子無定形シリカ2〜20重量部配合して構成され
る塩化ビニル組成物によって形成したことを特徴とする
高耐摩耗性に優れる電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008907A JP2893413B2 (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 高耐摩耗性に優れる電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008907A JP2893413B2 (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 高耐摩耗性に優れる電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03214509A true JPH03214509A (ja) | 1991-09-19 |
JP2893413B2 JP2893413B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=11705746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008907A Expired - Lifetime JP2893413B2 (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 高耐摩耗性に優れる電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2893413B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090034A1 (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-12 | 昭和電線ケーブルシステム株式会社 | 高電圧電子機器用ケーブル |
WO2011158420A1 (ja) * | 2010-06-18 | 2011-12-22 | 昭和電線ケーブルシステム株式会社 | 高電圧電子機器用ケーブル |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5028413A (ja) * | 1973-07-19 | 1975-03-24 | ||
JPS5095338A (ja) * | 1973-12-25 | 1975-07-29 | ||
JPS5521864A (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-16 | Fujikura Ltd | Fire resisting wire |
-
1990
- 1990-01-18 JP JP2008907A patent/JP2893413B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5028413A (ja) * | 1973-07-19 | 1975-03-24 | ||
JPS5095338A (ja) * | 1973-12-25 | 1975-07-29 | ||
JPS5521864A (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-16 | Fujikura Ltd | Fire resisting wire |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010090034A1 (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-12 | 昭和電線ケーブルシステム株式会社 | 高電圧電子機器用ケーブル |
US9214261B2 (en) | 2009-02-05 | 2015-12-15 | Swcc Showa Cable Systems Co., Ltd. | Cable for high-voltage electronic device |
WO2011158420A1 (ja) * | 2010-06-18 | 2011-12-22 | 昭和電線ケーブルシステム株式会社 | 高電圧電子機器用ケーブル |
JP2012004041A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-01-05 | Swcc Showa Cable Systems Co Ltd | 高電圧電子機器用ケーブル |
US9111661B2 (en) | 2010-06-18 | 2015-08-18 | Swcc Showa Cable Systems Co., Ltd. | Cable for high-voltage electronic devices |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2893413B2 (ja) | 1999-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3052273B2 (ja) | 難燃性電気絶縁組成物及び絶縁電線 | |
JP2013189522A (ja) | 難燃剤、難燃性組成物及び電線・ケーブル | |
JPH03214509A (ja) | 高耐摩耗性に優れる電線 | |
JP2000274424A (ja) | 導電性ロール | |
JPH0995570A (ja) | 難燃性樹脂組成物及び絶縁電線 | |
JP3812873B2 (ja) | ノンハロゲン難燃被覆電線 | |
JP5564752B2 (ja) | 金属酸化物分散体及びそれを用いてなる樹脂組成物ならびに成形体 | |
JP3208896B2 (ja) | 電線被覆材料 | |
JP2000260228A (ja) | 被覆電線 | |
JPH11191325A (ja) | 絶縁電線とこれを用いた電気機器 | |
JP3289531B2 (ja) | 難燃性絶縁電線 | |
JP2001236830A (ja) | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 | |
JP3821212B2 (ja) | ノンハロゲン難燃電線・ケーブル | |
JP3064725B2 (ja) | 自己潤滑性エナメル線 | |
JP2003261775A (ja) | 非ハロゲン系難燃性組成物及び電線・ケーブル | |
JPH06223631A (ja) | 電線被覆材料 | |
JP2001236828A (ja) | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 | |
JP2568920Y2 (ja) | 自動車用薄肉絶縁電線 | |
JP2555175B2 (ja) | 自己潤滑絶縁電線 | |
JPH06275128A (ja) | 電気絶縁用樹脂組成物および絶縁電線 | |
JP2846152B2 (ja) | 直流電力ケーブル | |
US308890A (en) | Xwitne-sscs | |
JPH01304605A (ja) | 難燃性絶縁電線 | |
JPS61253717A (ja) | 耐摩耗性絶縁電線 | |
JPH08241630A (ja) | 電線・ケーブル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |