JPH0321416Y2 - - Google Patents

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JPH0321416Y2
JPH0321416Y2 JP1984131525U JP13152584U JPH0321416Y2 JP H0321416 Y2 JPH0321416 Y2 JP H0321416Y2 JP 1984131525 U JP1984131525 U JP 1984131525U JP 13152584 U JP13152584 U JP 13152584U JP H0321416 Y2 JPH0321416 Y2 JP H0321416Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プリンタ等のOA用機器を収納する
箱等各種家具の本体に対して開閉自在に装着する
扉体の開閉装置の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の家具本体の開口部等を覆う上下回動式の
扉体の開閉装置として、実公昭48−26249号公報
では、本体と扉体とを蝶番にて回動自在に連結
し、両端を閉塞した筒状のケーシングの下端を本
体側に回動自在に枢支し、前記ケーシングの上端
にピン枢着した支持板の上端を扉体に回動自在に
枢支し、該支持板の下端に形成したカムを前記ケ
ーシングの上端面に穿設したスリツト孔内に臨ま
せる一方、ケーシングの筒部内に摺動自在に嵌挿
した摺動体を、その下方の筒部内に設けた圧縮ば
ねの上端に被嵌し、且つ前記スリツト孔方向に付
勢して前記カムを押し上げるように構成したもの
がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
この構成によれば、ケーシングの筒部内に圧縮
ばねが内装されているので、当該圧縮ばねが、前
記ケーシングと支持板とからなるリンク機構に対
して嵩張らないという利点があるが、支持板にお
けるカムとケーシングの筒部内の摺動体との接当
及びその解除の角度関係から、本体に対して扉体
を閉じた状態においても、ケーシングの長手軸線
と支持板の長手軸線とのなす夾角が略60程度であ
つて、さらにケーシングが本体から扉体に向かう
ように立設しなければならないという配置関係の
制約があり、ケーシング下端の本体に対する取付
け位置が深くなるから、コンパクトな開閉装置に
形成できないという問題があつた。
他方、先行技術の実公昭46−12222号公報にお
ける扉の開閉装置のリンク機構は、扉体に一端が
枢着された一方のリンクと、基端を家具の本体に
枢着した他方のリンクとを枢支点で略X字状に交
差させ、前記一方のリンクの他端と本体間に装架
するばねを、扉体の閉止状態において、前記他方
のリンクと略平行状に配設したものであり、この
両リンクの枢支点(交差点)は、扉体の開閉運動
中のいずれの時点においても本体側に位置するよ
うに回動するものである。
従つて、家具の本体側でのリンク機構及びバネ
の運動範囲(回動範囲)が大きくなり、そのた
め、家具の本体側に大きな余裕空間を必要とし、
やはりコンパクトにならないという問題があつ
た。
本考案は、この技術的課題を解消することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
そのため、本考案では、収納箱等の家具におけ
る本体に、その開口部等を覆う扉体を開閉自在と
なるようにその一端にて枢支し、一端を前記扉体
裏面に枢着した一方のリンクにおける他端と、中
途部を本体側に回動自在に軸支した他方のリンク
の他端とをく字状に折曲自在にピン枢着し、且つ
該両リンクの最大開き角度を制限できるように構
成してなる扉体の開閉装置において、本体に対し
て扉体が閉止位置及びその近傍にあるとき、その
扉体の回動中心である枢支点と前記一方のリンク
の一端と扉体との枢着点を結ぶ線より扉体裏面に
近い側に、当該一方のリンクと他方のリンクとの
ピン枢着点が位置し、且つ、両リンクの長手方向
が略平行状に折り畳みするように構成し、前記他
方のリンクにおける他端と前記扉体の枢支点近傍
の本体とに装架して扉体を開き方向に付勢するば
ねの軸線を、前記折り畳み状のリンクの長手方向
に略沿うように配設したものである。
〔実施例〕
次に本考案を、プリンタ等のOA用機器を収納
する箱に適用した場合について説明すると、図に
おいて、1はプリンタ2を内部に収納する機器収
納箱用の本体、3は前記本体1を上面に載置する
と共に内部に用紙4を収納する紙収納箱である。
該紙収納箱3は天板5、地板6、左右側板7,
7′、背板8並びに観音開きの回動扉9,9′とか
らなり、天板5には前記機器収納箱用の本体1の
底板における紙出入り口10に連通する上下開放
の左右長手の紙出入り口11を穿設し、紙収納箱
3内に収納の紙4を、第1図に示すように紙出入
り口10,11を経てプリンタ2に供給すると共
に再度紙収納箱3内の前後移動式の棚板13に積
み上げることができるように構成されている。
前記機器収納箱用の本体1は底板14、左右側
板15,15′、背板16、前板17とからなり、
扉体18の後端を背板16上端に対して蝶番19
を介して上下回動自在に枢支し、該扉体18の前
半部分は透明又は半透明のアクリル板にて形成し
ても良い。
また、本体1内には、前記紙出入り口10及び
扉体18の前半部分を除いて発泡ウレタン樹脂等
の消音壁材20を張設しても良い。
符号21,21は前記本体1の左右両側板1
5,15′内側面と扉体18の下面左右両側間に
装着するリンク機構で、該各リンク機構21は、
上下く字状に折曲自在にピン22枢着した2本の
リンク23,24から成る。
該リンク機構21のうち一方のリンク23の一
端を前記扉体18下面側部(裏面側部)から下向
き突出するブラケツト25に枢着軸26にて回動
自在に枢着し、他方のリンク24は、前記一方の
リンク23の枢着軸26より下方に延長し、他方
のリンク24の中途部を、本体1の側板15,1
5′内側面に取付く支持体27に軸28により回
動自在に軸支し、リンク24の前端と前記支持体
27後部のブラケツト29に進退自在に螺着した
調節ねじ30との間にばね31を装架し、該ばね
31力により前記ピン22枢着点が上向きに本体
外側へ回動するように付勢すると共に、背板16
に穿設した穴32から前記調節ねじ30を進退さ
せて、ばね31の付勢力を調節自在となるように
構成する。
このとき、第4図に示すように、リンク機構2
1の側面視において、扉体18を本体1に対して
閉止する位置及びその近傍位置にて、枢着軸26
による枢着点と前記扉体18の回動中心である蝶
番19の枢支点箇所との間に前記ピン22枢着点
が位置して、折り畳まれた両リンク23,24の
長手方向が側面視において略平行状となるように
構成するものであり、且つ、ばね31の軸線(調
節ねじ30とリンク24の他端とに装架するばね
31の端部間を結ぶ直線)を、前記折り畳み状の
リンクの長手方向に略沿うように配設するのであ
る。
そして、前記ピン22枢着点近傍において、リ
ンク24には係止突起33を設け、リンク23に
は前記係止突起33に接当する切欠き部34を形
成して、該両リンク23,24の最大開き角度θ
を制限できるように構成する。
さらに、扉体18が本体1上面開口部を覆うよ
うに閉じた状態(その閉止位置及びその近傍位
置)では、当該扉体18の蝶番19の回動中心で
ある枢支点と、前記リンク機構21における扉体
18へのリンク23の枢着軸26とを結ぶ線35
よりも上方位置(扉体18の裏面に近い側)に、
両リンク23,24のピン22枢着点が位置して
両リンク23,24が略平行状に折り畳まれた状
態となるように構成するものである。
この構成において、扉体18を、前記ばね31
力に抗して上向き回動すると、当該扉体18は蝶
番19箇所を中心にして回動し、これにつれて左
右両リンク機構21,21における各リンク23
は、その枢着軸26側が大きく上向き移動し、一
方ばね31力により他方の各リンク24のピン2
2側が上向き回動するので、第4図の二点鎖線で
示すように大きく開くことになり、しかも、この
大きく開いた状態で他方のリンク24における突
起33が一方のリンク23における切欠き部34
に接当して、これ以上大きく回動せず、ピン22
を挟む両リンク23,24の角度が180度以内の
略鈍角状に保持される。
次いで、扉体18を閉めるには、前記ばね31
力に抗して、扉体18の自由端側を上から押さえ
る。そして、当該扉体18の下面(裏面)が本体
1の上面開口部に近付くにつれて、前記ピン22
部が下降するより以上の距離だけ枢着軸26が下
降する。この下降時において、扉体18の蝶番1
9の回動中心である枢支点と、前記リンク機構2
1における扉体18へのリンク23の枢着軸26
とを結ぶ線35が前記ピン22箇所を上から下に
越えるいわば支点越えをすることになる。この支
点越えの後は、前記線35より上方位置に、ピン
22枢着点が位置するので、ばね31力がリンク
24を介してピン22枢着点において作用する上
向き力は、リンク23をそのピン22側が枢着軸
26側よりも先に上向き移動しようとする力に変
換される結果、扉体18を下向き付勢することに
なり、当該扉体18をその自重と相俟つて本体1
の開口部に対してぴつちりと閉扉することになる
のである。
反対に開扉するには、前記ばね31力に抗して
扉体18を上向き回動すれば良く、線35に対し
てピン22が上から下方に支点越えした後は、ば
ね31は前記と反対に扉体18を上向き回動方向
に付勢し自動的に軽く開扉することになる。
また、ばね31力を調節ねじ30にて強弱調節
できるようにしたから、当該ばねの疲労や扉体の
自重を孝慮して扉体の開き方向の勢いを簡単に調
節できる。
なお、本考案は、扉体18が家具本体1に対し
て上下回動するものばかりでなく、左右に回動開
閉するものに対しても適用できることは云うまで
もない。
また、本考案のリンク機構は1個の扉に対して
1個宛装着するようにしても良い。
〔考案の作用および効果〕
以上要するに、本考案によれば、収納箱等の家
具におけ本体に、その開口部等を覆う扉体を開閉
自在となるようにその一端にて枢支し、一端を前
記扉体裏面に枢着した一方のリンクにおける他端
と、中途部を本体側に回動自在に軸支した他方の
リンクの他端とをく字状に折曲自在にピン枢着
し、且つ該両リンクの最大開き角度を制限できる
ように構成さてなる扉体の開閉装置において、本
体に対して扉体が閉止位置及びその近傍にあると
き、その扉体の回動中心である枢支点と前記一方
のリンクの一端と扉体との枢着点を結ぶ線より扉
体裏面に近い側に、当該一方のリンクと他方のリ
ンクとのピン枢着点が位置し、且つ、両リンクの
長手方向が略平行状に折り畳みするように構成
し、前記他方のリンクにおける他端と前記扉体の
枢支点近傍の本体とに装架して扉体を開き方向に
付勢するばねの軸線を、前記折り畳み状のリンク
の長手方向に略沿うように配設したもので、リン
ク機構における2本のリンクのく字状開き角度が
大きくなると、扉体の自由端側が本体から離れて
開放できるのであり、ばね力はリンクを介して扉
体が開放する方向に作用する。
そして、リンク機構における扉体との枢着点と
両リンクのピン枢着点との関係を、扉体閉止状態
にて、扉体との枢着点が両リンクのピン枢着点に
対していわゆる支点越えの状態に位置するように
構成してあるから、前記開放方向へ付勢するばね
力にかかわらず、本体に対する扉体の閉止位置及
びその近傍位置においては、当該扉体を閉扉方向
に押しつけることができて、閉扉状に保持でき
る。
さらに、扉体の閉止状態において、前記両リン
クの長手方向が略平行状に折り畳まれた状態とな
り、その状態は閉止状態の扉体の裏面と略平行状
であり、前記はねの軸線もその方向に略沿うもの
であるから、本考案におけるリンク機構およびば
ねの、本体内における回動範囲(運動範囲)は小
さくて済み、従つて、リンク機構およびばねは本
体の開口部近傍の浅い箇所に配置することがで
き、コンパクトな開閉装置となるという効果を奏
するのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はプリン
タの収納箱の正面図、第2図は平面図、第3図は
第1図の−線視断面図、第4図は第1図の
−線視要部拡大断面図、第5図は第4図の−
線矢視図である。 1……収納箱本体、15,15′……側板、1
6……背板、18……扉体、19……蝶番、21
……リンク機構、22……ピン、23,24……
リンク、26……枢着軸、27……支持体、28
……軸、31……ばね、30……調節ねじ、33
……係止突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 収納箱等の家具における本体に、その開口部等
    を覆う扉体を開閉自在となるようにその一端にて
    枢支し、一端を前記扉体裏面に枢着した一方のリ
    ンクにおける他端と、中途部を本体側に回動自在
    に軸支した他方のリンクの他端とをく字状に折曲
    自在にピン枢着し、且つ該両リンクの最大開き角
    度を制限できるように構成してなる扉体の開閉装
    置において、本体に対して扉体が閉止位置及びそ
    の近傍にあるとき、その扉体の回動中心である枢
    支点と前記一方のリンクの一端と扉体との枢着点
    を結ぶ線より扉体裏面に近い側に、当該一方のリ
    ンクと他方のリンクとのピン枢着点が位置し、且
    つ、両リンクの長手方向が略平行状に折り畳みす
    るように構成し、前記他方のリンクにおける他端
    と前記扉体の枢支点近傍の本体とに装架して扉体
    を開き方向に付勢するばねの軸線を、前記折り畳
    み状のリンクの長手方向に略沿うように配設した
    ことを特徴とする家具における扉体の開閉装置。
JP13152584U 1984-08-29 1984-08-29 家具における扉体の開閉装置 Granted JPS6145566U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13152584U JPS6145566U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 家具における扉体の開閉装置

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JP13152584U JPS6145566U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 家具における扉体の開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS6145566U JPS6145566U (ja) 1986-03-26
JPH0321416Y2 true JPH0321416Y2 (ja) 1991-05-09

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ID=30690109

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JP13152584U Granted JPS6145566U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 家具における扉体の開閉装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826249U (ja) * 1972-08-03 1973-03-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826249U (ja) * 1972-08-03 1973-03-29

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JPS6145566U (ja) 1986-03-26

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