JPH032140A - ラクトンからのアジピン酸の製造 - Google Patents

ラクトンからのアジピン酸の製造

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JPH032140A
JPH032140A JP2108959A JP10895990A JPH032140A JP H032140 A JPH032140 A JP H032140A JP 2108959 A JP2108959 A JP 2108959A JP 10895990 A JP10895990 A JP 10895990A JP H032140 A JPH032140 A JP H032140A
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    • C07C55/14Adipic acid
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07C51/10Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide
    • C07C51/12Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide on an oxygen-containing group in organic compounds, e.g. alcohols

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ある種のラクトンを一酸化炭素および水と、
均質なロジウム触媒およびヨウ化物または臭化物の促進
剤の存在下に、反応させるアジピン酸の製造方法に関す
る。
本発明は、要約すれば、次の通りである:ある種のラク
トンを一酸化炭素および水と、均質なロジウム触媒およ
びヨウ化物または臭化物の促進剤の存在下に転化して、
アジピン酸を製造すること。
米国特許第4.622.423号および米国特許第4,
788.333号において、バーブ(Burke)は、
重要なアジピン酸の高い収率を与える、ブタジェンをア
ジピン酸へ転化する2工程の方法を開示している。第1
工程はブタジェンをヒドロカルボキシル化して3−ペン
テン酸を生成することである。第2工程は、3−ペンテ
ン酸を一酸化炭素および水で、ロジウム含有触媒、ヨウ
化物促進剤およびある種の不活性炭化水素溶媒、例えば
、塩化メチレンの存在下に、ヒドロカルボキシル化する
ことである。
米国特許第4,788,333号には、γ−バレaラク
トンはブタジェンのヒドロカルボキシル化において有意
の副生物であることが開示されている。また、α−メチ
ル−γ−ブチロラクトンはこの反応の少量の(<1%)
の副生物であることが発見された。γ−パレロラクトン
およびα−メチル−γ−ブチロラクトンの両者は、3−
ペンテン酸のヒドロカルボキシル化に有効である反応条
件下に、それ以上のカルボニル化(またはヒドロカルボ
キシル化)に向かって不活性である。これらの副生物は
収率を損失させるので、これらのラクトンをアジピン酸
に転化する方法を発見することは有用であろう。
日本公開特許出願92,913/1979号(サドも)
は、ラクトンおよび一酸化炭素を、白金族の触媒の存在
下に、促進剤としてヨウ素化合物を使用して、反応させ
てジカルボン酸を製造することを開示している。実施例
において、γ−パレロラクトンをロジウム触媒の存在下
にカルボニル化して、期待する2−メチルグルタル酸を
低い収率(20,5%)およびより少量の非分枝鎖のア
ジピン酸く5.8%)を生成している。今回、ある種の
分枝鎖のラクトンをカルボニル化して実質的な量の予期
されない、非分枝鎖のジカルボン酸を生成することがで
きることが発見された。
本発明は、工程: a)γ−パレロラクトン、α−メチル−γ−ブチロラク
トン、α、β−ジメチルプロピオラクトン、σ−エチル
プロピオラクトンおよびβ−エチルプロピオラクトンか
ら成る群より選択される少なくとも1種のラクトンを、
一酸化炭素および水と、均質なロジウム触媒およびヨウ
化物化合物および臭化物化合物から成る群より選択され
る少なくとも1種の促進剤の存在下に、約190℃〜約
250℃の温度においておよび約100ps i〜約2
000ps iの一酸化炭素の分圧において反応させ、
ここで促進剤対ロジウムのモル比は約1:1〜約20:
1であり、そして前記温度および圧力は図面に示す多角
形内に存在し、そしてb)一酸化炭素の吸収が鋭く傾斜
したとき反応をクエンチング(quenching)す
る、ことを特徴とする、アジピン酸の製造方法を提供す
る。
日本公開特許出願92,913/1979号(サドおよ
びタシマ)において、ヨウ化物促進ロジウム触媒を使用
して、アルキル置換ラクトンをカルボニル化して対応す
る線状ジカルボン酸を生成できることが示されているが
、報告されている収率は非常に低い。とくに、γ−パレ
ロラクトンからのアジピン酸の収率はわずかに5.8%
である。
今回、先行技術に教示されているものとは反対に、ある
種のメチル−およびエチル−置換ラクトンのロジウム触
媒カルボニル化により、アジピン酸のすぐれた収率を得
ることができることが発見された。これは多数のプロセ
ス変数を注意して制御することによって達成される。促
進剤対ロジウムの適切なモル比を使用すること、および
反応混合物中の温度および一酸化炭素の分圧を図面に示
す多角形の限界内に維持することはことに重要である。
また、所望の生成物であるアジピン酸は、反応条件下に
分枝鎖の酸(例えば、2−メチルグルタル酸)および還
元された生成物(例えば、バレリン酸)にゆっくり転化
されることが発見された。
したがって、アジピン酸の最大の可能な収率を得るため
には、通常ラクトンのすべてが反応してしまう前に反応
をクエンチングすることが必要である。
本発明の方法において出発物質として使用するγ−パレ
ロラクトンまたはα−メチル−γ−ブチロラクトンは、
米国特許第4,788,333号に記載されているヒド
ロカルボキシル化反応から得ることができるか、あるい
は任意の他の源から得ることができる。α、β−ジメチ
ルプロピオラクトン、α−エチルプロピオラクトンおよ
びβ−エチルプロピオラクトンの合成は先行技術におい
て記載されている。
ロジウム触媒は、妨害する配位子、例えば、2座配位の
ホスフィンを含有せず、そして反応条件下に均質な溶液
を形成することができる、ロジウム化合物、またはロジ
ウム化合物の混合物から誘導することができる。適当な
化合物は、次のものを包含する:米国特許第4,788
,333号(第3欄第37−54行)に記載されている
もの、ならびに米国特許第4,788,333号中に列
挙されているヨウ化ロジウムおよび塩化ロジウムの臭化
物類似体。反応混合物中のロジウムの量は、反応混合物
の1000部当たり0.1〜10部、好ましくは約0.
4〜約1.7部である。反応媒質の重量は、溶媒、触媒
、促進剤、および反応成分を含む。ラクトンのカルボニ
ル化の速度はロジウムの量を増加すると増加するが、ア
ジピン酸の分解速度も増加することがある。
触媒は、予備形成するか、あるいはその場で形成するこ
とができ、これを促進して満足な反応速度を達成しなく
てはならない。適当な促進剤はヨウ化物および臭化物の
化合物、およびそれらの混合物である。好ましいヨウ化
物および臭化物の促進剤は、次のものを包含する:HI
SHBr、低級アルキル臭化物、および低級アルキルヨ
ウ化物、例えば、ブロモメタン、■−ブロモフタン、1
゜4−ジブロモブタン、2−ブロモブタン、l−ブロモ
プロパン、ブロモヘプタン、ヨウ化メチル、ヨウドブタ
ン、1−ヨウドブタン、■、4−ジ−ヨウドブタン、2
−ヨウドブタン、■−ヨウドプロパンおよびヨウドブタ
ン。最も好ましくはH1%HBrおよびヨウ化メチルで
ある。驚くべきことには、促進剤がHBrであるとき、
直線の選択性はより高くかつ飽和C5酸への還元は少な
い。促進剤およびロジウムは、ヨウ化ロジウムにおける
ように、同一化合物中に存在することができる。一般に
、促進剤の濃度は、反応混合物の重量に基づいて、0.
05〜1.0重量%である。さラニ、促進剤対ロジウム
のモル比は約1 : 1〜約20:l、好ましくは2:
1−+5:1である。
20:lより大きいモル比において、回収されるアジピ
ン酸の量は大きく減少する。
この方法の出発物質であるラクトンは、室温において液
状であるので、追加の溶媒の使用は必須ではない。しか
しながら、より高いアジピン酸の収率および転化率はカ
ルボン酸溶媒中で得られる。
好ましい溶媒はアジピン酸、バレリン酸、およびカルボ
ン酸の混合物、例えば、ブタジェンのヒドロカルボキシ
ル化の間に生成するものである。他の適当な溶媒は、反
応の高い酸性、高い温度の条件下に安定なものである。
他の適当な溶媒は、次のものを包含する:飽和塩素化溶
媒、例えば、塩化メチレン;1〜10個の炭素原子を有
するカルボン酸;芳香族化合物、例えば、トルエン、キ
シレンおよびクロロベンゼン:および極性非プロトン性
溶媒、例えば、テトラメチレンスルホン。溶媒の混合物
を、また、使用することができる。溶媒を使用する場合
、それは通常反応混合物の約lO〜約90重量%で存在
するであろう。
温度および一酸化炭素の分圧の使用可能な限界は相互に
関係する。例えば、固定したCOの分圧において、γ−
パレロラクトンのアジピン酸対分技鎖の酸への転化にお
ける選択性は温度とともに増加する。同様に、所定の温
度において、アジピン酸への選択性はCOの分圧の減少
とともに増加する。全体的に、温度の範囲は、図面に示
すように、反応温度において100〜2000ps i
の範囲である。より低い温度において、反応は遅すぎ、
そしてより高い温度において、副反応、例えば、脱力ル
ポキンル化はかなりおこる。最適な温度は200℃〜2
40℃である。最適なCOの分圧は温度に依存し、より
高い圧力は高温において触媒を安定化するために必要で
ある。220〜240℃において、最適なCO反圧力2
00〜60Qpsiである。
一酸化炭素の吸収速度が説く低下したとき、反応をクエ
ンチングするか、あるいは全く停止することが重要であ
る。なぜなら、この時点において、反応しているラクト
ンの量は比較的少ないが、他の副反応は連続しており、
そして副反応は全体の収率および選択性を減少するであ
ろうからである。
この反応は多数の方法で、例えば、温度を約120℃以
下に減少することによってクエンチングすることができ
る。
水はラクトンからのアジピン酸の形成に必要であるが、
任意の時間において存在する水の量は低く、好ましくは
溶媒の20重量部当たり1部より少なく保持すべきであ
る。溶媒が存在しない場合、水の量は反応混合物の20
重量部当たり1部より少なくあるべきである。化学量論
的量の水を反応の開始時に添加するが、それは反応によ
り消費されるとき連続的に添加して、望ましくないほど
に高い濃度を回避することが好ましい。水の量は化学量
論的量を越えることができるが、大過剰で存在すべきで
はない。
反応時間は多くのプロセス変数、例えば、温度およびロ
ジウム濃度に依存するであろう。典型的には、0.25
〜5時間の反応時間はラクトンの出発物質の大部分を酸
生成物に転化するために十分である。反応の進行、した
がって最適な時間は、反応混合物から試料を抜き出し、
そして標準の技術により試料を分析するか、あるいは一
酸化炭素の吸収を監視することによって決定することが
できる。CO吸収において鋭い低下は、ラクトンのカル
ボニル化速度の鋭い減少、それゆえアジピン酸の形成の
鋭い減少をシグナルする。この時点におけるそれ以上の
反応は、所望のアジピン酸を望ましくない副生成物に実
質的に転化する。
アジピン酸の単離はいくつかの標準の手順の任意のもの
により達成することができる。この手順は、次のものを
包含するが、これらに限定されない:濾過(反応混合物
がアジピン酸の非溶媒であるとき)、溶媒の抽出、およ
びクロマトグラフィ次の実施例によって、本発明をさら
に説明するが、これらの実施例は本発明を限定しない。
部およびパーセントはモル%であり、そして生成物は、
特記しない限り、メチルエステルとしてガスクロマトグ
ラフィーにより分析した。
実施例 実施例I 220℃および600ps iにおける酢酸溶媒中のロ
ジウム触媒および臭化水素の促進剤を使用するγ−パレ
ロラクトンのアジピン酸への転化300m12のハステ
ロイ−〇の機械撹拌式オートクレーブを窒素でフラッシ
ュし、次いで高い純度の一酸化炭素でフラッシュした。
それに19゜95g(200ミリモル)のγ−パレロラ
クトン(V L)、10.77gの7ジピン酸中の30
%のHBr(30ミリモルのHB、r)、および6゜6
5gの0−ジクロロベンゼン(ODCBXGCの内部標
準)を含有する200m4のアジピン酸溶液を供給した
。オートクレーブを一酸化炭素(CO)で300ps 
iに加圧し、次いで220℃に加熱した。反応は2.2
6g(230ミリモル)の水中に0.53g(2ミリモ
ル)のRhCl、・3H10を溶解することによって調
製した溶液をオートクレーブ中に注入することによって
開始した。次いで、オートクレーブの圧力を調整弁によ
りCOで600ps iに直ちに調節した。追加の16
mQの水を高い圧力注射器のポンプを経て2時間かけて
連続的に添加した。オートクレーブの圧力は、1200
psiの初期圧力lコおいて受器からCOを供給するこ
とによって、600ps iに一定に維持した。カルボ
ニル化速度は受器の圧力の低下を監視することによって
測定した。
COの吸収は約7S分後に止んだ。初期(最初の45分
)のCOの吸収に基づいて、反応についての初期−次速
度定数は30XICl−3分−1であった。反応を合計
2時間進行させ、次いでそれを20℃に冷却した。過剰
のcoを制御弁から排出し、そして生成物を取り出した
。オートクレーブをまず150.mcのメタノールで1
00℃においてオートクレーブの圧力下で洗浄し、次い
で100m(2のメタノールで室温において洗浄した。
生成物およびオートクレーブからの洗浄液を一緒にし、
濾過し、モして濾液を500m(1にメタノールで希釈
した。この溶液の試料を、過剰のメタノールおよびり 
−トルエンスルホン酸のエステル化触媒とともに密閉し
たバイアル中で90℃に14時間加熱することによって
、エステル化した。
それをメチルエステルとして毛管ガスクロマトグラフィ
ーにより分析した。分析は次の組成を示した(供給した
vLの100モル当たり生成物のモル): 回収されたγ−パレロラクトン アジピン酸 2−メチルグルタル酸 エチルコハク酸 2−ペンテン酸 バレリン酸 2−メチル酪酸 合計 回収     正規化 19.8%  20.6 42.8%  44.6 19.3%  20.1 3.8%   3.9 0.5%   0.6 7.8%   8.2 1.8%   1.9 96.0%    100% 生成物の合計*は96%であり、バレロラクトンの転化
率は8062%であり、そしてアジピン酸の収率*本は
53.4%であった。
*回収されたすべての生成物のモル数を供給したVLの
モル数で割った。
**反応したVLの100モル当たりに形成したアジピ
ン酸のモル数(損失を説明するために補正されていない
)。
実施例2 220″Cおよび600psiにおける酢酸溶媒中のロ
ジウム触媒および臭化水素の促進剤を使用するγ−パレ
ロラクトンのアジピン酸への転化実施例1における実験
を反復したが、ただしRhc13・3H20触媒の量を
1.06g(4,0ミリモル)に増加した。約60分後
にCOの吸収が止んだ。反応についての初期の一次速度
定数は46.2XIO−3分=1であった(これは約1
5分の半減期を表す)。生成物のGC分析は869%の
VLの転化を示し、そして次は正規化した収率である:
アジビン酸(AA)27.4%、メチルグルタル酸(M
GA)30.3、エチルコ/1り酸(ESA)8.5、
バレリン酸(VA)16゜8゜直線性は41.4%であ
る。
実施例3 220℃および400psiにおける酢酸溶媒中のロジ
ウム触媒および臭化水素の促進剤を使用するγ−パレロ
ラクトンのアジピン酸への転化実施例1における実験を
反復したが、ただし初期の冷圧は150ps iであり
、温度における最終の合計の圧力は400ps iであ
り、合計の体積は150mQであり、そして他の成分の
量は次の通りであった:γ−パレロラクトン15.0g
(150ミリモル)、アジピン酸中の30%HBr8、
Ig(30ミリモル)、0DCB  5.0g。
RhCl3・3 HzO0,8g (3ミリモル)およ
び水3.1 g (172,5ミリモル)。
約60分後にCOの吸収が止んだ。反応についての初期
の一次速度定数は5.8XlO−3分−1であっj;。
反応は合計4時間進行させた。生成物のGC分析は63
.5%のVLの転化を示し、101.9%の分析の生成
物の計数そして次は正規化した収率である:AA  6
0.5%、MGA20.8%、ESA  4.0%、V
A  12.2%。
実施例4 200℃および600ps iにおける酢酸溶媒中のロ
ジウム触媒およびヨウ化水素の促進剤を使用するγ−パ
レロラクトンのアジピン酸への転化実施例1における実
験を反復したが、ただし臭化水素の代わりに4.5gの
57%の水性H1(20ミリモルのHl)を使用し、そ
してロジウム触媒は[Rh (COD) c N  2
 (0,49g : 20ミリモル)であった。反応は
5時間進行させ、この時C○の吸収が止んだ。反応につ
いての初期の一次速度定数は13.0XlO−3分−1
であった。生成物のGC分析は78.1%のVLの転化
を示し、そして次は正規化した収率である:AA41.
2%、MGA  33.6%、ESA  6゜3%、V
A  15.6%。直線性は51.4%テ4る。
実施例5 200℃および600ps iにおける酢酸溶媒中のロ
ジウム触媒およびヨウ化メチルの促進剤を使用するγ−
パレロラクトンのアジピン酸への転化実施例1における
実験を反復したが、ただし臭化水素の代わりに2.13
g(15ミリモル)のヨウ化メチルおよび0.96gの
メタノールを使用し、そしてロジウム触媒の量は0.4
g(1,5ミリモル)であった。溶媒の量を、また、1
50mQに減少し、モしてVLおよび水、および0DC
Bを相応して25%だけ減少した。反応は5時間進行さ
せ、この時C○の吸収が止んだ。反応についての初期の
一次速度定数は18.0XIO−3分−1であった。生
成物のGC分析は86.8%のVLの転化を示し、そし
て次は正規化しt;収率である:AA  43.4%、
MGA  33.3%、ESA  7.3%、VA  
9.5%。直線性は51゜7%である。
実施例6 200℃および1160psiにおけるアジピン酸溶媒
中のRh触媒およびHI促進剤を使用するα−メチルブ
チロラクトンのヒドロカルボキシル化 300mQのガラスライニングしたハステロイ−Cの震
盪管に、45m(2の氷酢酸、4.0g(40ミリモル
)のα−メチルブチロラクトン(MBL)、0.6gの
57%の水性H1(2,7ミリモルのHl)、1.4g
(80ミリモル)の水および0.21 g (0,8ミ
リモル)のRhCl3・3H20を供給した。
管を閉じ、−78℃に冷却し、排気し、次いで一酸化炭
素で500ps iに加圧した。管を撹拌しながら20
0℃に約45分間かけて加熱した;200 ’0におけ
る圧力は約1160psi(COの分圧は約1060p
s iであった)。温度を200℃に維持し、そしてさ
らに2時間およびCOを15分の間隔で添加して、合計
の圧力を約1160psiに維持した。反応を2時間後
に0℃への冷却により停止させた。過剰のcoの圧力を
ゆっくり排気し、生成物を取り出し、そして管を2×2
0mf2のメタノールですすいだ。
生成物および洗液を一緒にし、そして溶液を濾過した。
内部標準(5,OOgの0DCB)を添加し、そして生
成物をメタノールで200+nQにした。試料を実施例
1に記載されているようにエステル化し、そしてそれを
メチルエステルとして30mX0.25mmのCP’−
3IL−8CB毛管GCカラムで分析した。
分析は100%のMBLの転化率、98%の生成物の計
数および次の正規化した収率:25.5%のAA、51
.4%の分枝鎖の二酸(40,8%のMGA、5.9%
のESA、4.7%の2,3−ジメチルコハク酸、DM
SA)および18.0%のバレリン酸+2−メチル酪酸
。直線性は33゜2%である。
実施例7 上の反応を230℃において1180〜120Qps 
iの合計の圧力で反復したとき、次の結果が得られた2
100%のMBLの転化率、94%の生成物の計数およ
び次の正規化した収率:15゜3%のAA、40.8%
の分枝鎖の二酸(28,9%のMGA、6.4%のES
A、5.5%のDMSA)および29.9%のバレリン
酸+2−メチル酪酸。直線性は27.3%である。
本発明の主な特徴および態様は、次の通りである。
■、工程: a)γ−パレロラクトン、α−メチル−γ−ブチロラク
トン、α、β−ジメチルプロピオラクトン、α−エチル
プロピオラクトンおよびβ−エチルプロピオラクトンか
ら成る群より選択される少なくとも1種のラクトンを、
一酸化炭素および水と、均質なロジウム触媒およびヨウ
化物化合物および臭化物化合物から成る群より選択され
る少なくとも1種の促進剤の存在下に、約190 ’C
〜約250℃の温度においておよび約100psi〜約
2000ps iの一酸化炭素の分圧において反応させ
、ここで促進剤対ロジウムのモル比は約1:1〜約20
:lであり、そして前記温度および圧力は図面に示す多
角形内に存在し、そしてb)一酸化炭素の吸収が鋭く低
下したとき反応をクエンチング(quenching)
する、ことを特徴とする、アジピン酸の製造法。
2、反応を溶媒中で実施し、そして反応混合物中に存在
する水は溶媒の20部当たり約1部以下の水である、上
記第1項記載の方法。
3、溶媒は塩化メチレン、1〜10個の炭素原子を有す
るカルボン酸、トルエン、キシレン、およびテトラメチ
レンスルホンから成る群より選択される少なくとも1種
である、上記第2項記載の方法。
4、溶媒は酢酸である、上記第3項記載の方法。
5、促進剤はHl、HBr、低級アルキルヨウ化物、お
よび低級アルキル臭化物から成る群より選択される、上
記第1項記載の方法。
6、促進剤対ロジウムの比は2:1〜15:lの範囲で
ある、上記第5項記載の方法。
7、促進剤はHBrである、上記第6項記載の方法。
8、均質なロジウム触媒は反応混合物の1000部当た
9L、1〜10部の比で存在する、上記第1項記載の方
法。
9、均質なロジウム触媒は反応混合物の1000部当た
9L、4〜1.7部の比で存在する、上記第1項記載の
方法。
10、促進剤はヨウ化水素、または低級アルキルヨウ化
物であり、そして促進剤対ロジウムの比は2:1−15
:lの比の範囲である、上記第1項記載の方法。
11、ラクトンはγ−パレロラクトンである、上起第1
項記載の方法。
12、ラクトンはσ−メチルーγ−ブチロラクトンであ
る、上記第1項記載の方法。
13、ラフ1トンはγ−パレロラクトン、α−メチル−
γ−ブチロラクトン、α、β−ジメチルプロピオラクト
ン、α−エチルプロピオラクトンおよびβ−エチルプロ
ピオ゛ラクトンから成る群より選択される少なくとも2
種のラクトンの混合物である、上記第1項記載の方法。
14、溶媒は1−10個の炭素原子を有するカルボン酸
の混合物である、上記第2項記載の方法。
【図面の簡単な説明】
図面は、温度と一酸化炭素の分圧との間の関係のグラフ
の表示である。このグラフ上に示されている多角形は、
アジピン酸の高い収率かγ−パレロラクトン、α−メチ
ル−γ−ブチロラクトン、α、β−ジメチルプロピオラ
クトン、α−エチルプロピオラクトンおよびβ−エチル
プロピオラクトンのロジウム触媒を用いるヒドロカルボ
キシル化から達成することができる区域である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、工程: a)γ−パレロラクトン、α−メチル−γ−ブチロラク
    トン、α、β−ジメチルプロピオラクトン、α−エチル
    プロピオラクトンおよびβ−エチルプロピオラクトンか
    ら成る群より選択される少なくとも1種のラクトンを、
    一酸化炭素および水と、均質なロジウム触媒およびヨウ
    化物化合物および臭化物化合物から成る群より選択され
    る少なくとも1種の促進剤の存在下に、約190℃〜約
    250℃の温度においておよび約100psi〜約20
    00psiの一酸化炭素の分圧において反応させ、ここ
    で促進剤対ロジウムのモル比は約1:1〜約20:1で
    あり、そして前記温度および圧力は図面に示す多角形内
    に存在し、そしてb)一酸化炭素の吸収が鋭く低下した
    とき反応をクエンチング(quenching)する、
    ことを特徴とする、アジピン酸の製造方法。
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