JPH0321380B2 - - Google Patents

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JPH0321380B2
JPH0321380B2 JP57139332A JP13933282A JPH0321380B2 JP H0321380 B2 JPH0321380 B2 JP H0321380B2 JP 57139332 A JP57139332 A JP 57139332A JP 13933282 A JP13933282 A JP 13933282A JP H0321380 B2 JPH0321380 B2 JP H0321380B2
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vehicle body
shaped frame
guide
axle
guide rail
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Yukio Uozumi
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0321380B2 publication Critical patent/JPH0321380B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえば、特開昭54−115817号公報
明細書の第1図または米国特許第4265180号明細
書の第1図に示されているような、1車両にゴム
タイヤの走行輪が左右に1輪ずつ設けられた2本
の車軸を車体の前部と後部とに、そして水平な案
内輪が左右に1輪ずつ設けられた案内輪支持部材
ないしは梁を、車体の前部および後部あるいは全
部のみにそれぞれ1組ずつ有し、これら案内輪の
左右方向への移動によつて、それら走行輪が所定
方向へ回動せしめられるようにした操向装置を前
後両車軸に、または前部車軸に、備えた案内軌道
車の走行装置に関するものである。
たとえば、1車両当りゴムタイヤの走行輪4輪
と水平の案内輪4輪を備えたこの種の案内軌道車
における走行装置としては、通常車軸の前後およ
び左右方向への移動を制限する機構のほかに、懸
架ばねおよびこれら懸架ばねの性能を補足するた
めのアンチローリング装置などが、各車軸に設け
られるが、従来公知の走行装置の構造では、一般
にその構成部品点数が多いため製造上および保守
上で不利な面がある。
ところで、保守作業上好ましい構成として、た
とえば、一体化した前後2本の車軸を車体と分離
可能にしたものが、一部のバスやトラツクなどで
実施をされていて、公知であるけれども、この形
式のものは、各車軸毎に懸架ばねならびに前後お
よび左右方向への移動をそれぞれ制限するための
機構が別個に設けられていて、要するに、そのよ
うな2本の車軸を1台のシヤーシーに結合するこ
とで一体化し、該シヤーシー上に車体を載置した
ものであるから、車体に車軸を直接結合したもの
よりも構成部品数はさらに一層多くなり、経済的
ではない。
また、各車軸毎に設けられる前後および左右方
向への移動を制限する機構は、それぞれが十分な
剛度を持つものでなければならないが、剛度の高
いものは一般に高周期の振動を、車体へ伝達しや
すいという欠点を有している。なおそのうえ、案
内輪およびその支持装置を対応した車軸に装備す
る場合、1本の車軸について見ると、当該車軸の
軸中心線からなり離れた位置にその支持装置が置
かれる関係上、該案内軌道車の走行中それら案内
輪は上下方向にはげしく振動するおそれがある。
また、たとえば、特公昭40−18562号公報には、
2軸台車、すなわち、一車輛の前部および後部台
車の左右両側に、いずれもゴムタイヤで支持の走
行用車輪と案内用車輪とを2輪ずつ有する高速の
鉄道および輸送用車輛につき、広義には、走行路
に対する追従性能の改良、向上および構造的簡単
化による新規な軽量台車集合体の提供という包括
的な目的達成のため、当該車輛(車体)の前後部
両側に、いずれも該車体(台車)の長さ方向に隣
接して配置されるそれぞれ2輪で1組をなす上記
走行車輪同志を剛性の高い側方枠部材に装着する
とともに、当該車体の横方向に亘つて延び、かつ
その各両端部において、該車体の上下方向および
水平方向の転移ならびに横揺れを個別的に制限す
るための懸架装置系(発条)により車体に装着さ
れている適当な強度を有する構造体から成る車輛
受台が、特殊なリンク機構を介して、それぞれ対
応する上記側方枠部材に装架せしめるようにした
方式の台車が開示してある。
しかし、このような構成からなる公知の台車方
式は、リンク機構がきわめて複雑であるため、部
品点数が多く、製作および保守上のいずれの面か
ら見ても非常に不利であるといえる。
また、ステアリング機構を有する台車の構成
は、所要のステアリング機構と推進機構とが干渉
するため成立に著しい困難性が認められるという
重大な欠点がある。
さらに、附言すれば、この特許広告公報に記載
されている発明においても、車体床下の中心部に
はスペースがほとんどとれないため、たとえば、
エヤー・コンプレツサ、エヤー・リザーバ、その
他の機器類の取付けは、不可能に近いという不
便、不都合が認められる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、車軸そのものを構造部材として利用し、そ
れら前後2本の車軸同志を梁で結合して一体構造
にすることで、従来公知の走行装置に見られる上
述した種々の不利、不都合、欠点を除去しようと
するものである。
したがつて、本発明の主たる目的は、車体と走
行装置との間に設けられる各種ロツドなどの結合
個所および走行装置の構成部品数が少なく、その
結果、構造が簡単、軽量となるとともに、保守作
業において、分解、検査のために要する工数、費
用も節減され、かつ取換え部品費も少なくて済む
案内軌道車の走行装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、車体へ振動を伝達する要
素が少なく、また急カーブへの出入に対する追随
性が改善され、それらによる結果として、良好な
乗心地が得られる案内軌道車の走行装置を提供す
ることにある。
本発明のさらに別の目的とするところは、車体
の床下が各種機器の装備にきわめて便利に活用で
きる案内軌道車の走行装置を得ることにある。
以下に、本発明のそれぞれ異なるいくつかの実
施例を、図面にもとづいて、具体的に説明する。
第1〜3図は、その第1実施例を示すもので、
第1図は車体の一部としての台枠が除去された走
行装置全体の平面図、第2図は第1図のものから
手前側にある前後2つの走行輪を取除いて示した
一部断面側面図、第3図は、第1図の−線に
おける矢視正面図である。
この案内軌道車は、第1図において、矢印Aの
方向に走行するものとして、前方側に車軸1a、
後方側に車軸1bが、距離Bをもつて、それぞれ
配置され、これら各車軸の左右両端には、ゴムタ
イヤの走行輪2がほゞ垂直のキングピン3を介し
て、水平方向に回動可能に取付けられている。4
は各走行輪2に取付けられたブレーキ・デイス
ク、5はこのブレーキ・デイスクを必要な場合、
把握してブレーキ力を発生させるブレーキ・キヤ
リバ、6および7はそれぞれ左右の走行輪2,2
を左右方向へ同期して回動せしめるためのタイロ
ツド・アームおよびタイロツドである。また8は
ナツクル・アームであつて、後記する案内輪装置
の車体(台枠)に対する横方向への変位がこのナ
ツクル・アームとの結合を介して入力され、それ
ら走行輪2,2の所定方向への水平回動、すなわ
ち、操向動作を行なわせるものである。これらの
ものが各車軸にそれぞれ付帯して装着せられてい
る。また、車軸1a,1bそれぞれの各中央位置
の内方側には、差動歯車付きの駆動歯車装置9
a,9bが設けられ、さらにそれらの各先端側に
は駆動モータ10a,10bがそれぞれ装着さ
れ、これらの駆動モータの駆動力は、上記差動歯
車付き駆動歯車装置9a,9bへ直接入力せしめ
る構造にしてある。そのうえ、これら駆動モータ
10aと10bとは縦梁11で結合して、2本の
車軸1a,1bを一体化させ、平面形状が全体で
H形をしたフレームに形成せしめてある。すなわ
ち、このH形フレームの形状を、H形鋼の横断面
形状に例えていえば、前者における車軸1aと1
bとが後者における両フランジ、そして、前者に
おいて一線上に連結されている駆動歯車装置9
a、駆動モータ10a、縦梁11、駆動モータ1
0b、および駆動歯車装置9bが後者におけるウ
エブに該当する。
なおこの実施例においては、図面から明らかな
ように、これら各構成部品の結合はすべてフラン
ジ同志をボルトで締着する形式にしてある。
また縦梁11は、下方が開放されたシルクハツ
ト形の横断面形状のもので、十分な高さと幅とを
有しており、曲げ剛性は高いが、その長さ方向を
軸とする捩り抵抗は小さくしてある。そして、上
述のように構成されてなるH形のフレームの上面
(具体的には各車軸のほぼ直上の)と車体台枠1
2の下面との間には、前後(長さ)方向における
相互の中心位置間隔Cで、2個の空気ばね様式の
懸架ばね13,13が、配設されている。なおこ
れらの懸架ばねは、この実施例においては、後記
する理由から、各車軸に対し、その中央位置に、
1個だけ設けてある。これら懸架ばね13の過大
な伸縮変形を抑制するためのオイル・ダンパ14
と、それらの静的高さを適当な一定値に保持する
ように、懸架ばねとしてのそれら空気ばねへの空
気供給量を自動制御するレベリング・バルブ15
とが、付帯設備として、該各懸架ばねには設けて
ある(第3図参照)。上記オイル・ダンパ14は
空気ばね13の上部外筒16に突設したブラケツ
ト16aと車軸1a,1b側にそれぞれ設けられ
たブラケツト17a,17bとの間に取付けてあ
り、またレベリング・バルブ15も、該上部外筒
16に固着せしめてある。なお空気ばねのそれら
上部外筒16は、結合ボルト18を介して、車体
台枠12に強固に締着され、オイル・ダンパ14
の反力に耐えられるようにしてある(第2〜3
図)。車軸1a,1bの車体に対する相対的移動、
換言すれば、H形に形成されたフレームに対する
車体の移動量を制限するために、該フレームには
その長さ方向間隔Dで、横置ロツド19aと19
bとがそれぞれ対応する車軸1aと1bから若干
離れた外方位置に設けてある。これら各ロツドの
一端は車体台枠12の下面に下向きに突設された
ブラケツト20,20に、そして他端はH形フレ
ーム両端から外方への突出部21a,21bの一
側面にいずれも突設されたブラケツト22a,2
2bに、それぞれ枢着せられている。それらロツ
ドの両端における各枢着点にはいずれも筒形の防
振ゴムが用いられていて、これらゴムのたわみ量
以上には、当該H形フレームが左右方向へ横移動
できないように、規制してある。すなわち本実施
例では、H形フレームに対し相対的に車体が左右
方向へ移動するのを制限するための二組の横動制
限機構が、上記した横置ロツド19a,19b、
ブラケツト20,20およびブラケツト22a,
22bから構成されることになる。
また縦梁11のほゞ中央位置でその左右両側に
外方に向けて突設したブラケツト23a,23b
にそれぞれ枢着点24a,24bで枢着させた縦
置(方向)ロツド25a,25bが、横(左右)
方向間隔Eで並設せられ、それらロツドの他端は
車体台枠12に下向きに突設したブラケツト26
a,26bにそれぞれ枢着点27a,27bにお
いて枢着されている。そして上記した横置ロツド
19a,19bにおけると同様に、これら縦置ロ
ツドの両端における各枢着点にも筒形の防振ゴム
を介装することで、当該H形フレームがそれら防
振ゴムのたわみ量以上には前後方向へ縦移動でき
ないように規制せしめてある。すなわち本実施例
では、H形フレームに対し相対的に車体が前後方
向へ移動するのを制限するための一組の縦動制限
機構が、上記した縦置ロツド25a,25b、ブ
ラケツト23a,23bおよびブラケツト26
a,26bから構成されることになる。なおその
うえ、この実施例における上記縦値ロツド25
a,25bには、第2図の側面図から明らかなよ
うに、その長さのほゞ中間位置に、それぞれ突出
部28a,28bが上向きに設けられており、こ
れら左右の突出部分において、2本の縦置ロツド
25aと25bとは1本の横置トーシヨンバー2
9により結合されている。このようにトーシヨ
ン・バーで結合することにより、車体とフレーム
との前後方向への相対的な移動に対する制限機構
に、アンチ・ローリング機構が付加されることに
なる。なぜなら、ローリング状態にある車体を横
から見ると、それら縦置ロツド25a,25bそ
れぞれの車体側との左右枢着点27aと27bと
の高さには差が生じており、この値は、一般にE
×ローリング角度(単位:ラジアン)で表わされ
る。
これに対し、それら縦置ロツドの他端、すなわ
ち、走行装置側、具体的には、縦梁11に突設さ
れたブラケツト23a,23bとの左右枢着点2
4aと24bの高さについて見ると、縦梁11に
ねじれひずみがないとすれば、左右で高さには差
異がなく、同一レベルにある。その結果として、
これら左右の縦置ロツド25aと25bとは、枢
着点24aおよび24bを含む平面に対し、その
上下方向に相対角度を持つことになるため、両者
を一体的に結合しているトーシヨン・バー29
は、この角度だけねじられることになり、H形フ
レームを形成している該縦梁11に、それら縦置
ロツド25a,25b、ブラケツト23a,23
bを介して支持されるその反力がこの車体のロー
リングを復元させ、抑制するモーメントとして作
用する。したがつて、この作用が十分大きなもの
となりうるように、該トーシヨン・バー29に付
与する剛性を設定しておけば、空気ばねを車両の
前、後部で、しかもその中心線上だけに配置し、
懸架ばねとして要請されるローリング剛性は具備
しない構成とした場合にも、過大なローリングは
生じないようにすることができる。
既述したように、この実施例における縦梁11
は、下方が開放されたシルクハツト形の横断面形
状を有しており、その内側空間には、空気ブレー
キ4,5や空気ばね13用空気の供給源となるエ
ヤー・コンプレツサ30およびエヤー・リザーバ
31が、ボルトで定着、収納せられている。
左右の案内軌条32,32に沿つて、いずれも
転動する左右でそれぞれ1対をなす前部案内輪3
3a,33a(および後部案内輪33b,33b)
と、これら案内輪を左右両端部で回動自在に保持
する1本の前部案内輪支持部材ないしは梁34a
(および後部案内輪支持部材ないしは梁34b)
とで、それぞれ前部(および後部)案内輪装置を
構成せしめてある。そして車軸1a(および1b)
に、しかも該車体の中心線に関し左右対称にそれ
ぞれ突設した左右1対のブラケツト35a(およ
び35b)にいずれもピン36で枢着した支持リ
ンク37a(および37b)と対応する前記の前
部案内輪支持梁34a(および後部案内輪支持梁
34b)とをいずれもピン38で枢着すること
で、それら前部および後部案内輪装置は、それぞ
れに対応する車軸1aおよび1b、換言すれば、
H形に形成せられたフレームによつて支持される
構造にしてある。車軸1a,1bならびにそれら
と対応する左右各2本の支持リンク37a,37
bおよび案内輪支持梁34a,34bによつて、
それぞれ4節のリンクが形成せられており、しか
もこの実施例においては、それら左右1対の支持
リンク37aと37aおよび37bと37bとは
いずれも等長で、しかも平行に配置してあるので
(第1図参照)、車体の前、後部における案内輪支
持梁34aと車軸1aおよび案内輪支持梁34b
と車軸1bとはいずれも常時平行に保持されるこ
とになる。なお左右1対の前部案内輪および後部
案内輪それぞれの横移動を各ナツクル・アーム8
に伝達するための結合は、たとえば、特開昭54−
115817号後公報明細書の第14図および第15図
あるいは米国特許第4265180号明細書の第14図
ないし第16図に示されているような、それ自体
公知の構造によつている。39a,39bは、前
後進切換用のレバー装置40a,40bへ対応す
るそれら案内輪33a,33bの横方向への変位
量を入力させるステアリング・ロツド、41a,
41bは、これらレバー装置の各出力を、対応す
る上記ナツクル・アーム8にそれぞれ伝達するた
めのステアリング・ロツドである。また前後進切
換用の上記レバー装置40a,40bの詳細な構
造は、特開昭54−115817号公報明細書の第8図な
いし第12図または米国特許第4265180号明細書
の第8図ないし第12図に見られるようなものに
してある。
以上の説明から明らかなように、従来公知の通
常の走行装置の構造においては、空気ばねは1車
両当り4個ないし8個、前部および後部の車軸と
車体とを結合するためのロツドは、1車軸当り4
本ないし8本、したがつて1車両当り8本ないし
16本、そしてアンチ・ローリング装置は1車軸に
つき1組、換言すれば、1車両当り2組が、それ
ぞれ必要であるのに対し、第1図ないし第3図を
参照して、開示せられた本発明の一実施例によれ
ば、いずれも1車両当り、空気ばねは2個、前部
および後部それぞれの左右に各1対の計4本、そ
して1本の横置トーシヨン・バーの附加のみでよ
いことになるから、構成部品点数はきわめて少な
くて済む。その結果、直接的には製造コストの低
減がもたらされるが、保守作業時における分解、
検査などに要する工数および取換部品費に対する
節減効果も顕著となる。また差動歯車付きの駆動
歯車装置9a,9bと駆動モータ10a,10b
とを前後部2本の車軸1a,1bを一体的に結合
する縦梁11の一部として利用するようにしてい
るので、構成材料の節減と装置全体の軽量化が達
成される。なおそのうえ、車体台枠12と走行装
置との間に設けられるロツドその他との結合個所
が少ないことは、保守作業に係る分解、組立をそ
れだけ容易にするだけでなく、車体への振動伝達
経路が少なくなるため、乗心地の改善効果をもも
たらすものである。さらに、縦梁11を、前後
(長さ)方向を軸とするねじれに対して、抵抗の
少ない構造にしてあるので、各走行輪2のゴム・
タイヤの弾性ひずみのみでは対応できない程軌道
のカント変化が急峻な曲線路の入口および出口に
対しても無理なく追随しえて、安定よく、かつ乗
心地よく走行できるという効果を発揮する。また
通常は車体の床下に装備される機器類を、横断面
形状が、下方が開放されたシルクハツトの縦断面
形に類似した縦梁11の内部にも収納すること
で、その内側スペースは有効に活用せられてい
る。なお既述したように、前部および後部案内輪
装置は、前後両車軸1aおよび1bを一体とした
大きなH形フレームで支持せしめてあるので、そ
れら案内輪装置だけが単独で、大きく上下方向に
振動するような不都合は発生しないという利点が
ある。
第4図ないし第6図は、本発明の第2実施例の
要部を示すもので、第4図は車体の一部としての
台枠が取除かれた全体平面図、第5図は第4図の
−線における矢視正面図、第6図は同じく第
4図の−線における矢視正面図である。なお
説明の便宜上、これら図面では案内輪関係の機構
は図示が省略されている。
車輪42aおよび42b上には、いずれも第枠
12の中心線に対し左右対称に、空気ばね43a
と43bとがそれぞれ2個ずつ載設され、それら
前後部の車軸42a,42bは、台枠12の中心
線上に設けられた縦梁44の各端部と直接結合せ
しめてある。この縦梁44は、上面側が開放され
たU字状の横断面形状を有し、その上端開口の左
右縁には、座屈防止のため外向きに形成させたフ
ランジ45が突設せられている。そして、この縦
梁のU字形断面形状をした内部の前後部にはそれ
ぞれ駆動モータ46a,46bが配置され、駆動
軸47a,47bを介して、対応する差動歯車付
きの駆動歯車装置48a,48bへ動力伝達が行
なわれる。49は、アンチ・ローリング機能が付
加されている台枠12と走行装置間における前後
(長さ)方向への移動制限用のロツドであつて、
その中間部分は、捩り剛性が高い丸形中空の横断
面形状を有し、両端部にはいずれもゴムブツシユ
50が間隔Fで嵌込まれたボス51を具えてい
る。そして、その一端(第4図で左端)は、縦梁
44の左右両側壁の上端寄り個所に設けられたブ
ラケツト52,52にピン53aで、またその他
端は車体台枠12の下面中心線上に突設されたブ
ラケツト54にピン53bでそれぞれ枢着せられ
ている。このロツド49の前後両端における枢着
部には、それぞれゴムブツシユ50が間隔Fをも
つて配置されているため、左右(横)方向を軸と
する回転は自由であり、換言すれば、車体の上下
方向への変位には抵抗しないけれども、前後(長
さ)方向を軸とする回動、すなわち、ローリング
運動に対しては、それらゴムブツシユ50を変形
させなければならないことから、抵抗、拘束力が
発生する。
したがつて、この拘束作用と該ロツド49の中
間部が有する高い捩り剛性との協同により、車体
のローリングを抑制するアンチ・ローリング機能
が十分に発揮されうることになる。
なお、この第2実施例によれば、各車軸42
a,42bの左右に間隔をおいて、空気ばね43
a,43bを2個ずつ載置しており、かかる配置
自体によつてある程度のローリング剛性がえられ
ているので、ロツド49のアンチ・ローリング機
能は、前述した第1実施例において要求されるも
のよりアンチ・ローリング機能レベルは低くても
差支えない。
55a,55bは、台枠12の中心線上で、そ
れぞれ車軸42a,42bに、どちらも外方に向
けて突設せられ、水平断面がほゞコ字形をしてい
て、その左右両側辺の内側面は実質的に垂直で、
しかも互いに平行な平面に形成されているブラケ
ツト、56a,56bは、これら両ブラケツトの
相対向した上記内側面に、ボルト締めその他適宜
の手段で、それぞれ取付けられた平板状の防振ゴ
ム、57a,57bはそれら左右1対の防振ゴム
56a,56aおよび56b,56b間に、いず
れも適当な横方向間隙Gを存んして、保持せしめ
たストツパである。
そのため、これら各ストツパはいずれも表裏両
面が平らな板状のものとし、台枠12の下面中心
線上の前後部所定位置にそれぞれ吊設した適当な
幅を有するブラケツト58a,58bの左右両側
面に取付けられる。
このようにして、車体と走行装置との相対的な
左右方向への移動を制限する機構が形成せられ、
左右に設けられた間隙Gおよび防振ゴム56a,
56b自体の圧縮たわみ量以上には、横方向へ移
動しないように規制する作用効果を発揮する。し
かも左右両側に間隙Gがあるため、常時は車体の
上下方向への変位に対して抵抗が全くないという
長所があるほか、必要により、車体と走行装置と
の結合を離そうとする場合、この部分について
は、なんらの作業も要求されないなどの有利性を
有している。なお、この第2実施例で見られるそ
れぞれ対応する駆動モータ46a,46b、駆動
軸47a,47b、差動歯車付き駆動歯車装置4
8a,48b相互の組合わせは、きわめて普通に
実施もされている技術であるから、それら構成部
品、装置は容易に入手可能な汎用のものから適宜
選択のうえ、利用できるというメリツトがある。
さらにそのうえ、縦梁44は、全長が長く、した
がつて、その前後(長さ)方向を軸とする可撓部
の有効長さが長いので、捩れ剛性を低くしやすい
という利点も具えており、また、車体と走行装置
との結合は、1本のロツド49だけで行なえるよ
うにしてあるため、車体への振動伝達要素が極端
に少なく、かつ車体と走行装置との分解作業上の
見地からもきわめて好都合であるなどの利益がえ
られる。
本発明のいくつかの実施例について、上述した
が、それらとは異なる別の実施例の2、3につい
て、それらの要部を以下に簡単に説明する。
まず第7図は軌道(図示せず)の中央(車両の
中央と一致する)に布設された1本の案内軌条5
9を、車体の前後部にそれぞれ設けられた左右2
個の案内輪で常に挾持させるように構成せしめて
なる走行装置の1車軸分を示した平面図である。
1対の案内輪60a,60aは、車軸61aに垂
直のピン62,62で、それぞれ枢着された水平
方向に回動自在なアーム63a,63の各先端に
支承されている。なお実質的に等長で、かつ平行
に配置されたこれらアーム63a,63aの各先
端はロツド64で連結し、両者を左右方向へ常に
同期して回動せしめるようにしてある。この実施
例のものは、案内輪を支持する構造が比較的簡単
で、軽量となるにもかかわらず、それら案内輪
は、車軸に安定よく支持され、上下方向に過剰に
振動せしめられることがないという利点を有して
いる。
また第8図には、車軸から前方(矢印A、進行
方向)へ突出させた、いわゆるナツクル・アーム
を案内輪の支持に利用するようにしたものの1車
軸分が例示されている。第7図の場合と同様に、
左右の軌道の中央に布設せられた1本の案内軌条
59は、左右から1対の案内輪60a,60aで
常に挾持されている。65a,65aは、車軸6
6aに、垂直のキングピン67,67で、水平方
向に回動自在に枢着されたナツクル、68a,6
8aはそれぞれ対応するナツクルと一体構造にし
た等長のナツクル・アームであつて、前方(矢印
A方向)へ互いに平行に突出させた各先端には、
案内輪60aがそれぞれ支持せられている。さら
に、これらナツクル・アーム68a,68aの先
端同志は、左右のナツクル65a,65aの水平
方向への回動が同期するように、ロツド69の左
右両端とそれぞれピン70によつて結合されてお
り、たとえば、上記の第1図や第4図に見られる
ような車軸の後方側に設けられるタイロツドの装
着は省略されている。したがつて、案内輪60
a,60aの横(左右)方向への変位、移動が直
接ナツクル65a,65aを水平方向へ回動、す
なわち、換言すれば、走行輪2,2を、所定方向
へ操向させることができ、構造は非常に簡単化さ
れるという特長がある。しかしその反面、この構
造のものは、逆(第8図に見られる矢印Aとは反
対)方向への走行に対しては正常な操向機能を持
たないので、この車軸構造は前方車軸にしか使用
できないという不便が認められる。
第9図イ,ロは、どちらも、たとえば、第1図
に示したものと同様に、左右の案内軌条32,3
2に沿つて転動する左右でそれぞれ1対をなす案
内輪が前部および後部に設けられている走行装置
の1車軸分を示す平面図で、左右の案内輪33
a,33aを左右両端部で回動自在に支持する1
本の案内輪支持部材71aは前部車軸72aに対
し直角に、しかも前方(矢印A方向)に突出して
固定せられた、等長で、一体構造とした2本のア
ーム状ブラケツト73a,73aの各先端に設け
られた掴持部74aまたは嵌着部74′aを介し
て、左右方向に、滑動自在に保持されるようにな
つている。
すなわち、そのために、第9図イに例示したも
のでは、案内輪支持部材71aの外面側に適当な
長さ範囲にわたつて、滑動面75aを形成させる
とともに、アーム状ブラケツト73aの先端に設
けた掴持部74aの内面が、この滑動面75aと
常に摺接的に係合されるための滑動面76aに形
成せられている。これに反し、第9図ロに見られ
るものでは、案内輪支持部材71aの内面側に適
当な長さ範囲にわたつて、滑動面75′aを形成
させ、アーム状ブラケツト73aの先端に設けた
嵌着部74′aの外面側を、この滑動面75′aと
常に摺接せしめるための滑動面76′aにしてあ
る。なお第8図に示したものとは異なり、この第
9図による実施例においては、後方側にタイロツ
ド・アーム6,6などが装着されているので、案
内輪33a,33aの横方向への移動は、第1図
に示したものと同様に、前後進切換用のレバー装
置、ステアリング・ロツド、ナツクル・アーム
(いずれも図示せず)を介して、走行輪2,2の
操向を行なうもので、逆方向への走行に対しても
正常な操向機能を有し、しかも案内輪支持装置と
しての構成部品数も少なく、構造が簡単であるな
どの有利性を備えている。
以上に詳述した本発明の代表的な実施例につい
ての説明から明らかなように、本発明によれば、
各種ロツドなどの結合個所および走行装置の構成
部品数が減少し、構造も簡素化、軽量化され、保
守の面でも大幅な改良が達成されるうえに、車輌
の床下を、各種機器類の取付け、定着のためのス
ペースとして有効に利用できるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、それぞれ異なる本発明の代表的な実施
例を示したもので、その第1実施例としての第1
図は車体台枠が除去せられた走行装置全体の平面
図、第2図は第1図のものから手前側にある前後
部2つの走行輪を取除いて示した一部断面側面
図、第3図は第1図の−線における矢視正面
図、第4図ないし第6図は、いずれも案内輪関係
の機構は記載が省略された第2実施例の要部を示
すもので、第4図は車体台枠が取外された全体平
面図、第5図および第6図はそれぞれ第4図の
−線および−線における矢視正面図、また
第7図ないし第9図イ,ロはいずれもそれぞれ異
なるさらに別の実施例における要部を示すための
1車軸分の平面図である。 1a,1b……車軸、2……ゴムタイヤの走行
輪、3……キングピン、8……ナツクル・アー
ム、9a,9b……差動歯車付きの駆動歯車装
置、10a,10b……駆動モータ、11……縦
梁、12……車体台枠、13……懸架(空気)ば
ね、16……懸架ばねの上部外筒、16a,17
a,17b……ブラケツト、18……結合ボル
ト、19a,19b……横置ロツド、20,22
a,22b,23a,23b……ブラケツト、2
1a,21b……突出部、24a,24b,27
a,27b……枢着点、25a,25b……縦置
ロツド、26a,26b……ブラケツト、29…
…トーシヨンバー、30……エヤー・コンプレツ
サ、31……エヤー・リザーバ、32……案内軌
条、33a,33b……案内輪、34a,34b
……案内輪支持梁(部材)、36,38……ピン、
37a,37b……支持リンク、42a,42b
……車軸、43a,43b……空気ばね、44…
…縦梁、46a,46b……駆動モータ、48
a,48b……差動歯車付きの駆動歯車装置、4
9……ロツド、50……ゴム・ブツシユ、52,
54……ブラケツト、53a,53b……ピン、
55a,55b……ブラケツト、56a,56b
……防振ゴム、57a,57b……ストツパ、5
8a,58b……ブラケツト、59……案内軌
条、60a……案内輪、61a……車軸、62…
…垂直のピン、63a……アーム、64……ロツ
ド、65a……ナツクル、66a……車軸、67
……キングピン、68a……ナツクルアーム、6
9……ロツド、70……ピン、71a……案内輪
支持部材、72a……車軸、73a……アーム状
ブラケツト、75a,75′b,76a,76′b
……滑動面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一車輛にゴムタイヤの走行輪が左右に1輪ず
    つ設けられた車軸を前後に2本有し、少なくとも
    該一方の車軸の左右に、ほぼ垂直なキングピンを
    介して枢着せられた水平方向に回動可能なそれら
    走行輪が、該車軸の前方(後方車軸の場合はその
    後方)で、横動可能に支持されている案内輪の左
    右方向への移動に連動して、所定方向に回動せし
    められる操向装置を備えた案内軌道車において、 前後2本の該車軸間を縦梁で連結し、これら車
    軸と縦梁とで形成された平面形状がH形のフレー
    ム上面に、車体の重量を支持する懸架ばねが、該
    車体の長さ(前後)方向に比較的広い間隔をもつ
    て載置せられ、 また前記H形フレームに対し車体が左右方向へ
    移動するのを制限するための長さ方向に前記車軸
    の前後間距離に比較しうる程度の広い間隔をあけ
    て配置された二組の横動制限機構および前記H形
    フレームに対し車体が前後方向へ移動するのを制
    限するための一組の縦動制限機構が、いずれも前
    記H形フレームと車体との間に設けられているこ
    とを特徴とする案内軌道車の走行装置。 2 前後2本の該車軸間を連結する該縦梁が、曲
    げ剛性は高いが、その長さ方向を軸とする捩り抵
    抗は比較的小さく、捩りたわみを許容する可撓性
    を有する構造にしてあることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項記載の案内軌道車の走行装置。 3 該車軸の中央部内方側に、差動歯車付きの駆
    動歯車装置を設けるとともに、それに駆動モータ
    を装着し、該駆動歯車装置および駆動モータの少
    なくともいずれか一方を、該H形フレームに含ま
    れる該縦梁の一部として利用するように構成せら
    れていることを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の案内軌道車の走行装置。 4 該H形フレームに対する該車体の左右方向へ
    の移動を制限するため、一端は該車体(の一部と
    しての台枠)側に、そして他端は該H形フレーム
    側に、それぞれ枢着せられ、しかもそれら枢着構
    造としては両端にそれ自体公知の球ジヨイントま
    たは球ジヨイントと同等の効力を有する筒形防振
    ゴム等を用いた横置ロツドが、該前後車軸間距離
    と比較しうる程度の広い間隔をもつて、配置され
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれかに記載の案内軌道車の走
    行装置。 5 該H形フレームに対する該車体の左右方向へ
    の移動を制限するため、該台枠およびH形フレー
    ムのいずれか一方には、表面が実質的に垂直で、
    しかも長手方向の車体中心線に平行で、互いに平
    行に保持されるように、ゴム等による防振用弾性
    体を装着するとともに、他方には、これら防振用
    弾性体をそれぞれの表面との間に、ほぼ一様な所
    定の間隔を存んして、その平坦な表面が対向、保
    持せしめられるようにストツパを突設してあるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の案
    内軌道の走行装置。 6 該H形フレームに対する該車体の前後方向は
    の移動を制限するため、該台枠およびH形フレー
    ムのいずれか一方には、表面が実質的に垂直で、
    しかも長手方向の車体中心線に直角で、互いに平
    行に保持されるように、ゴム等による防振用弾性
    体を固着するとともに、他方には、これら防振用
    弾性体それぞれの表面との間に、ほぼ一様な所定
    の間隔を存んして、その平坦な表面が対向、保持
    せしめられるように、ストツパを突設してあるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の案
    内軌道車の走行装置。 7 それぞれの前端(後端)は該車体(の一部と
    しての台枠)側に、そして後端(前端)は該H形
    フレーム側に、それぞれ枢着せしめる実質的に等
    長の縦置ロツド2本を、所定の横方向間隔で並設
    し、これら縦置ロツドの各枢着点にはそれ自体公
    知の球ジヨイントまたは球ジヨイントと同等の効
    力を有する筒形防振ゴム等を介装するとともに、
    該2本の縦置ロツドを、ロツド全長のほぼ中間位
    置において、1本の横置トーシヨン・バーで連結
    し、該H形フレームに対する該車体の前後方向へ
    の移動およびローリングがともに、制限、規制さ
    れるようにしてあることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の案
    内軌道車の走行装置。 8 中間部分は、捩り剛性が高い所定の横断面寸
    法を有する1本のロツドを、その一端は該車体側
    に、そして他端は該H形フレーム側に、それぞれ
    枢着せしめるとともに、該ロツドの前後両端にお
    ける各枢着部は、左右(横)方向を軸とする回動
    は自由であるが、前後(長さ)方向を軸とする回
    動に対して抵抗、拘束力を発生する構造とし、該
    H形フレームに対する該車体の前後方向への移動
    およびローリングを制限、規制する機能がともに
    発揮されるようにしてあることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項記載の案内軌道車の走行装
    置。 9 前後2本の該車軸間を連結する該縦梁は、横
    断面形状を上方または下方側が開放せられたU形
    またはH形とし、その内部空間には、エヤー・コ
    ンプレツサ、エヤー・リザーバ、駆動用モータそ
    の他の機器を定着、収納できるようにしてあるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第
    8項のいずれかに記載の案内軌道車の走行装置。 10 案内軌条に沿つて転動する左右1対の該案
    内輪を回転自在に支持する案内輪支持部材と、こ
    れに対応する該H形フレームの車軸部とに、垂直
    荷重に対して剛性を有する実質的に等長の2本の
    支持リンクそれぞれの両端を枢着させ、それらに
    よつて4節リンクを形成せしめ、該枢着部は、該
    支持リンクの少なくともいずれか一端を垂直曲げ
    モーメントに耐えうる構造とし、該案内輪支持部
    材が該車軸に対して常時平行で、かつほぼ一定の
    所定高さを保持できるようにしてあることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1ないし第9項のいず
    れかに記載の案内軌道車の走行装置。 11 案内軌条に沿つて転動する左右1対の該案
    内輪は、それぞれが対応するアームの各一端に、
    回転自在に装着され、垂直荷重に対して剛性を有
    するそれらアームの各他端は垂直曲げモーメント
    に耐えうる所定の構造をもつて、該H形フレーム
    の車軸部に枢着せしめるとともに、それら2本の
    アームは該1対の案内輪の左右間隔を保持するロ
    ツドで連結せられ、該左右1対の案内輪が対応す
    る該車軸に対してほぼ一定の所定距離および高さ
    を保持できるようにしてあることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに
    記載の案内軌道車の走行装置。 12 案内軌条に沿つて転動する左右1対の該案
    内輪を回転自在に支持する案内輪支持部材の外
    (内)面側には、所定の長さ範囲にわたつて、滑
    動面を設けるとともに、この滑動面と常に摺接的
    に係合する滑動面が内(外)面側に対応して形成
    せられた掴持部(嵌着部)を先端に有し、この掴
    持部(嵌着部)により該案内輪支持部材を左右方
    向へ滑動自在に保持するアーム状ブラケツトの基
    端部は、該H形フレームの車軸部に装着せしめ、
    該案内輪支持部材が対応する該車軸に対して、常
    時平行で、しかもほぼ一定の所定高さに保持され
    るようにしてあることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項ないし第9項のいずれかに記載の案内
    軌道車の走行装置。
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