JPH03213751A - 差動制限装置 - Google Patents

差動制限装置

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JPH03213751A
JPH03213751A JP762790A JP762790A JPH03213751A JP H03213751 A JPH03213751 A JP H03213751A JP 762790 A JP762790 A JP 762790A JP 762790 A JP762790 A JP 762790A JP H03213751 A JPH03213751 A JP H03213751A
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JP
Japan
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gear
cam
pinion gear
pinion
cam portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP762790A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Hirota
功 広田
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、差動制限装置に関し、特に、クラッチ板間の
面間摩擦により差動を制限する差動制限装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の差動制限装置として、例えば、特公昭41−18
726号公報に示されるものがある。このものは、ピニ
オンギヤと噛み合いかつ車軸上に遊動的に配設されたサ
イドギヤの背面に突出形成された第1のカム部と、この
第1のカム部と係合する第2のカム部が突出形成される
とともに車軸にスプライン係合された駆動部材とを有し
、相対回転によって発生する第1のカム部と第2のカム
部との間のスラスト力によって、デフケースと駆動部材
との間に配設されたクラッチ板を圧接して、差動回転を
制限するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の差動制限装置にあっては、ピニオンギヤのギヤ部
とサイドギヤのギヤ部との噛合反力によるスラスト力が
、第1のカム部と第2のカム部との係合部へ入力され、
この係合部を介して常時クラッチ板へ加えられていた。
このため、差動制限装置に、ワンウェイの機能を持たせ
ることができないという問題点があった。
また、ピニオンギヤとサイドギヤとの間の噛合反力によ
り発生するスラスト力の変動が、第1のカム部と第2の
カム部との係合部へ入力されるので、第1のカム部と第
2のカム部との係合部の間で発生するスラスト力が、ピ
ニオンギヤとサイドギヤとの間で発生するスラスト力に
よる影響を受けて、差動制限トルクが、第1のカム部と
第2のカム部との間で発生するスラスト力のみでは決定
されなかった。このため、安定した差動制限トルクを得
ることが難しいという問題点があり、安定した走行状態
を得ることができなかった。
また、第1のカム部と第2のカム部のカム角度を小さく
しても、ピニオンギヤのギヤ部とサイドギヤのギヤ部と
の係合により発生されるスラスト力による差動制限トル
クより小さい差動制限トルクを、得ることができないと
いう問題点があった。
すなわち、第3図(a)(b)を参照しながら説明する
と、第1のカム部Aと第2のカム部Bとのカム角度θを
変化することにより、差動制限トルクを変化することが
できるが、カム角度θをいくら小さくしても(カム角度
θを0°としても)、差動制限トルクは一定値までしか
小さくできなかった。そしてこの一定値は、第1のカム
部Aと第2のカム部Bとの係合部に入力される、ピニオ
ンギヤのギヤ部とサイドギヤのギヤ部との噛合反力によ
るスラスト力により決定されていた。
上記のように従来の技術にあっては、差動制限トルクが
、ピニオンギヤのギヤ部とサイドギヤのギヤ部との噛合
反力によるスラスト力により影響を受けて、一定値より
小さくできないという問題点があるたtに、設計上の自
白度が少なく、所望の差動制限トルクを得ることについ
て限界があった。
本発明は、従来の技術の有する。−のような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、ピ
ニオンギヤとサイドギヤとの間の噛合反力によるスラス
ト力が、第1のカム部と第2のカム部との係合部へ入力
されず、ピニオンギヤとサイドギヤとの間の噛合反力に
よる影響を受けることのない差動制限装置を提供しよう
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明における差動制限装
置は、デフケース内の左右に夫々位置する各サイドギヤ
を、連結部材によって各個に回転可能に連結し、ピニオ
ンギヤと左サイドギヤ及びピニオンギヤと右サイドギヤ
との間における互いの噛合反力を、左右サイドギヤ、ピ
ニオンギヤ及び連結部材とよりなる閉ループ内で、互い
に打ち消し合うようにしてなるものである。
〔作 用〕
ピニオンギヤと左右サイドギヤとの間の噛合反力は、左
右サイドギヤが連結部材で各個に回転可能に連結されて
いるため、ピニオンギヤ、左右サイドギヤ及び連結部材
とよりなる閉ループ内で打ち消される。従ってピニオン
ギヤと左右サイドギヤとの間の噛合反力によるスラスト
力は、第1のカム部と第2のカム部との係合部へは入力
されることはなく、第1のカム部と第2のカム部との係
合部が、ピニオンギヤと左右サイドギヤとの間の噛合反
力によるスラスト力によって影響されることはない。
〔実施例〕
゛以下、図面に基づいて本発明による差動制限装置を詳
細に説明する。
第1図及び第2図は、本発明による一実施例を示し、図
示しないドライブピニオンから図示しないリングギヤを
介して駆動されるデフケース1と、このデフケース1と
ともに回転するとともに軸方向移動自在に配設されたピ
ニオンシャフト2と、ピニオンシャフト2に回転的に取
り付けられたピニオンギヤ3と、一方の車軸(左車軸)
6Lに軸方向摺動自在にスプライン結合されたドライブ
ギヤ4と、ピニオンギヤ3と噛み合いかつドライブギヤ
4のボス部4b上に遊動的に位置する一方のサイドギヤ
5と、ピニオンギヤ3と噛み合いかつ他方の車軸(右車
軸)6Rに軸方向摺動自在にスプライン結合された他方
のサイドギヤ15と、デフケース1とドライブギヤ4と
の間及びデフケース1とサイドギヤ15との間に各々交
互に位置していてドライブギヤ4あるいはサイドギヤ1
5と係合する第1のクラッチ板7及びデフケース1と係
合する第2のクラッチ板8と、サイドギヤ5とドライブ
ギヤ4との間に配設され第1のクラッチ板7と第2のク
ラッチ板8とを圧接するように押圧する皿バネ9とを有
する。
この皿バネ9は、ドライブギヤ4の内径側とサイドギヤ
5の内径側に形成された凹所10内に配設されて、位置
決めがなされている。
第1のクラッチ板7とドライブギヤ4あるいはサイドギ
ヤ15及び第2のクラッチ板8とデフケース1との係合
関係は、第1のクラッチ板の内周ラグ部7aがドライブ
ギヤ4の係合溝4Cあるいはサイドギヤ15の係合溝1
5Cに係合し、第2のクラッチ板8の外周ラグ部8aが
デフケース1の係合溝1aに係合している。
サイドギヤ5のギヤ部5bの外径側部分5Cには、略V
凹字形状の第1のカム部5aが形成されており、ドライ
ブギヤ4の外径側には、カム部5aと係合する略V凸字
形状の第2のカム部4aが形成されている。
サイドギヤ5の内径側部位は、ピニオンシャフト2と当
接するとともに、ピニオンシャフト2に沿って延設され
た突出片部5dが形成されている。一方、サイドギヤ1
5の内径側部位は、ピニオンシャフト2と当接する突出
部15dとされ、内径側段部15aが形成されている。
サイドギヤ5は、ドライブギヤ4を介してデフケース1
にセンタリングされており、一方サイドギヤ15は、デ
フケース1にセンタリングされている。
また、サイドギヤ5とサイドギヤ15とは、連結部材た
るセンターブロック20により、各個に回転可能に連結
されており、サイドギヤ5及びサイドギヤ15とセンタ
ーブロック20との結合関係は以下の通りとなっている
センターブロック20の一方の端部(右車軸6R側の端
部)にフランジ部20aを有しており、内部は軽量化の
ために貫通孔20bが穿設されて、中空状とされている
。フランジ部20aは、サイドギヤ15の内径側段部1
5aと嵌合し、フランジ部20aと段部15aとを溶接
することにより、センターブロック20とサイドギヤ1
5とが一体化されている。
センターブロック20の他方の端部(左車軸6L側の端
部)には、ワッシャ21を介して突出片部5dが回転可
能に摺接するように、ナツト22がねじ止め固定されて
いる。これにより、サイドギヤ5、センターブロック2
0及びサイドギヤ15とが、サイドギヤ5とサイドギヤ
15とが各々個別に回転可能に連結されることになり、
ピニオンギヤ3−サイドギヤ5−ワッシャ21−ナツト
22−センターブロック20−サイドギヤ15−ピニオ
ンギヤ3とにより構成される閉ループが形成されること
になる。
以上の構成において、図示しないドライブピニオンから
リングギヤを介して入力されるトルクがデフケース1に
伝達され、デフケース1の回転が、このデフケース1と
軸方向移動自在に嵌合されているピニオンシャフト2に
伝達され、ビ巨オンシャフト2も回転する。このピニオ
ンシャフト20回転がピニオンギヤ3を経て、サイドギ
ヤ5,15へ伝達される。サイドギヤ5に伝達されたト
ルクは、略V凹字形状の第1のカム部5aが嵌入係合し
ている略V凸字形状の第2のカム部4aに伝達され、ト
ルクがドライブギヤ4に伝達されることになる。
例えば、第1図の図上左半分の構成部材を示す第2図に
おいて、サイドギヤ5がピニオンギヤ3により矢印六方
向に回転されると、略V凹字形状のカム部5aと略V凸
字形状のカム部4aとのカム作用により、矢印B方向に
スラスト力が発生し、ドライブギヤ4が矢印B方向に押
圧移動される。これによりドライブギヤ4が第1図にお
いて軸方向左側に移動することになり、皿バネ9の押圧
作用とあいまって、第1のクラッチ板7と第2のクラッ
チ板8とを圧接することになる。これによりトルクは、
デフケース1からドライブギヤ4を介して、車軸6Lへ
伝達される。
第1図上右手分の構成部材間においては、スラスト力に
よりサイドギヤ5の反力が矢印C方向に生じ、この反力
によりサイドギヤ5がセンターブロック20を介してピ
ニオンシャフト2及びサイドギヤ15を第1図上軸方向
右方向に押圧移動して、サイドギヤ15と係合している
第1のクラッチ板7とデフケース1と係合している第2
のクラッチ板8とが圧接することになる。これによりト
ルクは、デフケース1からサイドギヤ15を介して車軸
6Rへ伝達される。
このようにして、左右の車軸6L、6R間の差動回転が
制限され、車軸6L、6Rにトルクが伝達される。
ピニオンギヤ3とサイドギヤ5及びサイドギヤ15との
間の噛合反力によるスラスト力は、ピニオンギヤ3−サ
イドギヤ5−ワッシャ21−ナツト22−センターブロ
ック20−サイドギヤ15−ピニオンギヤ3とにより構
成される閉ループ内で打ち消される。このため、ピニオ
ンギヤ3とサイドギヤ5及びサイドギヤ15との間の噛
合反力1三より生じるスラスト力が、第1のカム部5a
と第2のカム部4aとの係合部に入力されることはない
〔効 果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
ピニオンギヤとサイドギヤの噛合反力によるスラスト力
は、ピニオンギヤ、左右サイドギヤ及びセンターブロッ
クとよりなる閉ループ内で打ち消されるため、第1のカ
ム部と第2のカム部との係合部へは入力されない。
従って、ワンウェイ機能を有した、差動制限4゜ 装置を得ることができる。
クラッチ板へは、ピニオンギヤとサイドギヤの噛合反力
によるスラスト力が入力されないので、クラッチ板はこ
のスラスト力による影響を受けることがなく、第1のカ
ム部及び第2のカム部によって発生されるスラスト力の
みによって生じる安定した差動制限トルクを得ることが
できる。
さらに、第1のカム部と第2のカム部とのカム角度を変
化することにより、差動制限トルクの設定を自由に選択
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の一実施例を示し、第1図
は縦断構成説明図、第2図は第1のカム部と第2のカム
部の係合関係を示す要部展開説明図、第3図(a)ら)
は従来の滑り制限差動装置を示し、第3図(a)はカム
部のカム角度を示す要部展開説明図、第3図(b)はカ
ム角度θと差動制限トルクとの関係を示すグラフである
。 符号の説明 1・・・デフケース 2・・・ピニオンシャフト 4・・・ドライブギヤ 4b・・・ボス部 5・・・サイドギヤ 5b・・・ギヤ部 5d・・・突出片部 6R・・・右車軸 7・・・第1のクラッチ板 8・・・第2のクラッチ板 り・・・皿バネ 15・・・サイドギヤ 15C・・・係合溝 20・・・センターブロック 20b・・・貫通孔 22・・・ナツト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  デフケースとともに一体的に回転するピニオンシャフ
    トと、前記ピニオンシャフトに回転的に取り付けられた
    ピニオンギヤと、前記ピニオンギヤと噛み合いかつ少な
    くとも一方は車軸上に遊動的に配設されるとともに第1
    のカム部を有した一対のサイドギヤと、前記第1のカム
    部に係合する第2のカム部を有し車軸にスプライン結合
    されたドライブギヤと、前記ドライブギヤと前記デフケ
    ースとの間に交互に配設された前記ドライブギヤと係合
    する第1のクラッチ板及び前記デフケースと係合する第
    2のクラッチ板と、前記一対のサイドギヤを各々個別に
    回転可能に連結する連結部材とよりなる差動制限装置。
JP762790A 1990-01-17 1990-01-17 差動制限装置 Pending JPH03213751A (ja)

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JP762790A JPH03213751A (ja) 1990-01-17 1990-01-17 差動制限装置

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JP762790A JPH03213751A (ja) 1990-01-17 1990-01-17 差動制限装置

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JP762790A Pending JPH03213751A (ja) 1990-01-17 1990-01-17 差動制限装置

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JP (1) JPH03213751A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012531562A (ja) * 2009-06-29 2012-12-10 タオ ホン 空間楔合摩擦オーバーランニング・クラッチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012531562A (ja) * 2009-06-29 2012-12-10 タオ ホン 空間楔合摩擦オーバーランニング・クラッチ
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