JP2910886B2 - ベベルギヤ装置 - Google Patents
ベベルギヤ装置Info
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- JP2910886B2 JP2910886B2 JP13990592A JP13990592A JP2910886B2 JP 2910886 B2 JP2910886 B2 JP 2910886B2 JP 13990592 A JP13990592 A JP 13990592A JP 13990592 A JP13990592 A JP 13990592A JP 2910886 B2 JP2910886 B2 JP 2910886B2
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- bevel gear
- small
- back cover
- bevel
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベベルギヤ装置、特にキ
ャブオーバ型車両における操舵系などに用いられるベベ
ルギヤ装置に関するものである。
ャブオーバ型車両における操舵系などに用いられるベベ
ルギヤ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャブオーバ型車両では、ステアリング
ホイールと前輪との相対位置の関係で、ステアリングホ
イールの操舵力を前輪に伝達する途中で伝達経路を後方
へ屈曲させなければならず、そのため一対のベベルギヤ
を含むベベルギヤ装置が使用されている。ところが、ベ
ベルギヤの噛み合い部のバックラッシのため、車両の振
動やキックバック等に対してステアリングホイールにふ
らつきが発生する問題がある。このような問題を解決す
るため、ギヤケースのベベルギヤ収容部を閉鎖するバッ
クカバーに調整ボルトを螺合し、このボルトの先端にバ
ネを介して摩擦ブロックを支持し、摩擦ブロックを入力
側または出力側のベベルギヤの小径側端面に圧接させる
ことにより、摩擦力を与えてバックラッシによるふらつ
きを防止したものが提案されている(実公昭63−11
014号公報)。上記のほかにも、2個のベベルギヤの
小径側端面に同時に接触する山形の摩擦ブロックを備
え、この摩擦ブロックを押付ボルトによってベベルギヤ
へ押し付けるようにしたものもある(実開平1−145
570号公報)。
ホイールと前輪との相対位置の関係で、ステアリングホ
イールの操舵力を前輪に伝達する途中で伝達経路を後方
へ屈曲させなければならず、そのため一対のベベルギヤ
を含むベベルギヤ装置が使用されている。ところが、ベ
ベルギヤの噛み合い部のバックラッシのため、車両の振
動やキックバック等に対してステアリングホイールにふ
らつきが発生する問題がある。このような問題を解決す
るため、ギヤケースのベベルギヤ収容部を閉鎖するバッ
クカバーに調整ボルトを螺合し、このボルトの先端にバ
ネを介して摩擦ブロックを支持し、摩擦ブロックを入力
側または出力側のベベルギヤの小径側端面に圧接させる
ことにより、摩擦力を与えてバックラッシによるふらつ
きを防止したものが提案されている(実公昭63−11
014号公報)。上記のほかにも、2個のベベルギヤの
小径側端面に同時に接触する山形の摩擦ブロックを備
え、この摩擦ブロックを押付ボルトによってベベルギヤ
へ押し付けるようにしたものもある(実開平1−145
570号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の場合には、調整
ボルトおよびバネを備えているので、ベベルギヤに対す
る摩擦力の調整が容易であり、かつベベルギヤの寸法誤
差や組付誤差を吸収し得る利点はあるが、部品数が多
く、しかも調整ボルトがバックカバーを貫通しているた
め、内部のオイルが漏れ出るおそれがあった。一方、後
者の場合には部品数が少なく、構造が比較的簡単である
ものの、バネを備えていないため、摩擦力の設定が難し
く、ベベルギヤの寸法誤差や組付誤差を吸収できない欠
点があった。また、摩擦ブロックの摩擦面が摩耗する
と、ブロックとベベルギヤとの接触圧が低下し、バック
ラッシによるふらつきが発生するおそれがある。そこ
で、本発明の目的は、部品数が少なく構造が簡単で、か
つバックラッシによるふらつきを防止できるベベルギヤ
装置を提供することにある。
ボルトおよびバネを備えているので、ベベルギヤに対す
る摩擦力の調整が容易であり、かつベベルギヤの寸法誤
差や組付誤差を吸収し得る利点はあるが、部品数が多
く、しかも調整ボルトがバックカバーを貫通しているた
め、内部のオイルが漏れ出るおそれがあった。一方、後
者の場合には部品数が少なく、構造が比較的簡単である
ものの、バネを備えていないため、摩擦力の設定が難し
く、ベベルギヤの寸法誤差や組付誤差を吸収できない欠
点があった。また、摩擦ブロックの摩擦面が摩耗する
と、ブロックとベベルギヤとの接触圧が低下し、バック
ラッシによるふらつきが発生するおそれがある。そこ
で、本発明の目的は、部品数が少なく構造が簡単で、か
つバックラッシによるふらつきを防止できるベベルギヤ
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ギヤケースのベベルギヤ収容部を閉鎖す
るバックカバーを薄肉金属板で形成し、このバックカバ
ーの上記ベベルギヤの小径側端面と対向する部位に内方
に向かって突出する突起部を一体形成するとともに、こ
の突起部の周囲に突起部を板厚方向に弾性変位可能とす
るばね部を一体形成し、上記突起部に上記ベベルギヤの
小径側端面に接する摩擦面を有する摩擦ブロックの背面
側凹部を嵌合支持し、上記ばね部の弾圧力により摩擦ブ
ロックの摩擦面を少なくとも一方のベベルギヤの小径側
端面に圧接させたものである。
に、本発明は、ギヤケースのベベルギヤ収容部を閉鎖す
るバックカバーを薄肉金属板で形成し、このバックカバ
ーの上記ベベルギヤの小径側端面と対向する部位に内方
に向かって突出する突起部を一体形成するとともに、こ
の突起部の周囲に突起部を板厚方向に弾性変位可能とす
るばね部を一体形成し、上記突起部に上記ベベルギヤの
小径側端面に接する摩擦面を有する摩擦ブロックの背面
側凹部を嵌合支持し、上記ばね部の弾圧力により摩擦ブ
ロックの摩擦面を少なくとも一方のベベルギヤの小径側
端面に圧接させたものである。
【0005】
【作用】摩擦ブロックはバックカバーのばね部の弾圧力
によってベベルギヤの小径側端面に押し付けられている
ため、ベベルギヤと摩擦ブロックとの間には所定の摩擦
力が発生する。この摩擦力によりベベルギヤ間のバック
ラッシによるステアリングホイールのふらつきが解消さ
れ、安定した操舵性を確保できる。
によってベベルギヤの小径側端面に押し付けられている
ため、ベベルギヤと摩擦ブロックとの間には所定の摩擦
力が発生する。この摩擦力によりベベルギヤ間のバック
ラッシによるステアリングホイールのふらつきが解消さ
れ、安定した操舵性を確保できる。
【0006】
【実施例】図1はキャブオーバ型車両の操舵系に用いら
れるベベルギヤ装置の一例を示す。ベベルギヤ装置の入
力軸1と出力軸2は一定の交角をもって配置されてお
り、これら軸1,2の一端には互いに噛み合うベベルギ
ヤ3,4が固定されている。入力軸1の他端は図示しな
いステアリングホイールに連結され、出力軸2の他端は
図示しないラック・ピニオン式ステアリング機構を介し
て前輪に連結されている。
れるベベルギヤ装置の一例を示す。ベベルギヤ装置の入
力軸1と出力軸2は一定の交角をもって配置されてお
り、これら軸1,2の一端には互いに噛み合うベベルギ
ヤ3,4が固定されている。入力軸1の他端は図示しな
いステアリングホイールに連結され、出力軸2の他端は
図示しないラック・ピニオン式ステアリング機構を介し
て前輪に連結されている。
【0007】ギヤケース5はベベルギヤ3,4を収容す
るとともに、入力軸1および出力軸2を軸受6〜9を介
して回転自在に支持している。このうち、軸受6〜8は
ニードル軸受であり、軸受9は玉軸受である。入力軸1
の他端部とギヤケース5との間にはオイルシール10が
配置され、オイルシール10はダストカバー11で覆わ
れている。ギヤケース5のベベルギヤ収容部5a内に位
置するベベルギヤ3の背面とギヤケース5との間にはス
ラストワッシャ12が配置され、ベベルギヤ3をギヤケ
ース方向に押し付けた状態でもベベルギヤ3が円滑に回
転し得るように構成してある。出力軸2を支持する玉軸
受9はギヤケース5の内側に螺合する筒形プラグ13に
よりスプリングワッシャ14を介してベベルギヤ4方向
に押圧されている。プラグ13と出力軸2との間にはオ
イルシール15が介装され、オイルシール15はダスト
カバー16によって覆われている。
るとともに、入力軸1および出力軸2を軸受6〜9を介
して回転自在に支持している。このうち、軸受6〜8は
ニードル軸受であり、軸受9は玉軸受である。入力軸1
の他端部とギヤケース5との間にはオイルシール10が
配置され、オイルシール10はダストカバー11で覆わ
れている。ギヤケース5のベベルギヤ収容部5a内に位
置するベベルギヤ3の背面とギヤケース5との間にはス
ラストワッシャ12が配置され、ベベルギヤ3をギヤケ
ース方向に押し付けた状態でもベベルギヤ3が円滑に回
転し得るように構成してある。出力軸2を支持する玉軸
受9はギヤケース5の内側に螺合する筒形プラグ13に
よりスプリングワッシャ14を介してベベルギヤ4方向
に押圧されている。プラグ13と出力軸2との間にはオ
イルシール15が介装され、オイルシール15はダスト
カバー16によって覆われている。
【0008】上記ギヤケース5のベベルギヤ収容部5a
は薄肉金属板よりなるバックカバー20によって閉鎖さ
れ、バックカバー20の周辺部はボルト21によってギ
ヤケース5に密着固定されている。バックカバー20の
上記ベベルギヤ3,4の小径側端面と対向する部位に
は、内方に向かって突出する丸頭状突起部20aが一体
形成されており、この突起部20aの周囲には板厚方向
に容易に弾性変形しうる波板状のばね部20bが一体形
成されている。これら突起部20aおよびばね部20b
はプレス加工により簡単に形成できる。上記突起部20
aには、図2に示す摩擦ブロック22の背面側凹部22
aが一定角度首振り自在に嵌合している。この摩擦ブロ
ック22の正面側には山形の摩擦面22b,22cが形
成され、これら摩擦面が上記ベベルギヤ3,4の小径側
端面にそれぞれ接触している。特に、バックカバー20
をギヤケース5に固定した際、そのばね部20bが外方
へ撓むように摩擦ブロック22の高さを設定してあるの
で、バックカバー20の弾圧力により摩擦ブロック22
の摩擦面22b,22cがベベルギヤ3,4の小径側端
面に同時に圧接し、ベベルギヤ3,4に所定の摩擦力を
付与することができる。
は薄肉金属板よりなるバックカバー20によって閉鎖さ
れ、バックカバー20の周辺部はボルト21によってギ
ヤケース5に密着固定されている。バックカバー20の
上記ベベルギヤ3,4の小径側端面と対向する部位に
は、内方に向かって突出する丸頭状突起部20aが一体
形成されており、この突起部20aの周囲には板厚方向
に容易に弾性変形しうる波板状のばね部20bが一体形
成されている。これら突起部20aおよびばね部20b
はプレス加工により簡単に形成できる。上記突起部20
aには、図2に示す摩擦ブロック22の背面側凹部22
aが一定角度首振り自在に嵌合している。この摩擦ブロ
ック22の正面側には山形の摩擦面22b,22cが形
成され、これら摩擦面が上記ベベルギヤ3,4の小径側
端面にそれぞれ接触している。特に、バックカバー20
をギヤケース5に固定した際、そのばね部20bが外方
へ撓むように摩擦ブロック22の高さを設定してあるの
で、バックカバー20の弾圧力により摩擦ブロック22
の摩擦面22b,22cがベベルギヤ3,4の小径側端
面に同時に圧接し、ベベルギヤ3,4に所定の摩擦力を
付与することができる。
【0009】上記のように摩擦ブロック22がベベルギ
ヤ3,4の小径側端面に圧接して所定の摩擦力を付与し
ているので、車両の振動やキックバック等が加わって
も、ベベルギヤ3,4のバックラッシによるステアリン
グホイールのふらつきが摩擦力により吸収,緩和され、
安定した操向を実現できる。また、使用に伴って摩擦ブ
ロック22の摩擦面22b,22cあるいはベベルギヤ
3,4の小径側端面が摩耗することがあるが、多少の摩
耗があってもバックカバー20のばね性により摩擦ブロ
ック22とベベルギヤ3,4との圧接力が確保されるの
で、ステアリングホイールのふらつき防止効果が損なわ
れることがない。なお、摩擦ブロック22はバックカバ
ー20の突起部20aにより首振り自在に支持されてい
るので、ベベルギヤ3,4の小径側端面の角度に多少の
ずれがあっても、摩擦ブロック22が自動的に角度調整
し、安定した位置で圧接できる。そのため、摩擦ブロッ
ク22の偏磨耗や摩擦ブロック22の脱落を防止できる
効果がある。
ヤ3,4の小径側端面に圧接して所定の摩擦力を付与し
ているので、車両の振動やキックバック等が加わって
も、ベベルギヤ3,4のバックラッシによるステアリン
グホイールのふらつきが摩擦力により吸収,緩和され、
安定した操向を実現できる。また、使用に伴って摩擦ブ
ロック22の摩擦面22b,22cあるいはベベルギヤ
3,4の小径側端面が摩耗することがあるが、多少の摩
耗があってもバックカバー20のばね性により摩擦ブロ
ック22とベベルギヤ3,4との圧接力が確保されるの
で、ステアリングホイールのふらつき防止効果が損なわ
れることがない。なお、摩擦ブロック22はバックカバ
ー20の突起部20aにより首振り自在に支持されてい
るので、ベベルギヤ3,4の小径側端面の角度に多少の
ずれがあっても、摩擦ブロック22が自動的に角度調整
し、安定した位置で圧接できる。そのため、摩擦ブロッ
ク22の偏磨耗や摩擦ブロック22の脱落を防止できる
効果がある。
【0010】上記ベベルギヤ装置において、ベベルギヤ
3,4間のバックラッシはギヤケース5へのプラグ13
の螺合量によって調整している。即ち、入力側のベベル
ギヤ3は摩擦ブロック22の圧接力によりスラストワッ
シャ12に押し付けられているため、ベベルギヤ3は軸
方向に動かない。一方、出力側のベベルギヤ4は軸方向
移動可能であるが、その片側は摩擦ブロック22で支持
され、反対側は玉軸受9を介してプラグ13により受け
られているので、プラグ13のギヤケース5への螺合量
を調整すれば、ベベルギヤ3,4間のバックラッシを最
適な値に調整できる。なお、プラグ13と玉軸受9の外
輪との間にはスプリングワッシャ14が介装されている
ので、出力側ベベルギヤ4の軸方向のガタが解消され
る。
3,4間のバックラッシはギヤケース5へのプラグ13
の螺合量によって調整している。即ち、入力側のベベル
ギヤ3は摩擦ブロック22の圧接力によりスラストワッ
シャ12に押し付けられているため、ベベルギヤ3は軸
方向に動かない。一方、出力側のベベルギヤ4は軸方向
移動可能であるが、その片側は摩擦ブロック22で支持
され、反対側は玉軸受9を介してプラグ13により受け
られているので、プラグ13のギヤケース5への螺合量
を調整すれば、ベベルギヤ3,4間のバックラッシを最
適な値に調整できる。なお、プラグ13と玉軸受9の外
輪との間にはスプリングワッシャ14が介装されている
ので、出力側ベベルギヤ4の軸方向のガタが解消され
る。
【0011】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、上記実施例ではバックカバーに波板状に
屈曲したばね部を形成したが、このばね部は必須ではな
く、バックカバーがばね鋼で構成されている場合には、
ばね部は平坦状あるいは段差状であってもよい。要する
に板厚方向の曲げ弾性を有するものであればよい。ま
た、摩擦ブロックは両方のベベルギヤに同時に圧接する
ものに限らす、一方のベベルギヤにのみ圧接するもので
もよい。したがって、摩擦ブロックの摩擦面は実施例の
ように山形に限らず、平坦面でもよい。
ない。例えば、上記実施例ではバックカバーに波板状に
屈曲したばね部を形成したが、このばね部は必須ではな
く、バックカバーがばね鋼で構成されている場合には、
ばね部は平坦状あるいは段差状であってもよい。要する
に板厚方向の曲げ弾性を有するものであればよい。ま
た、摩擦ブロックは両方のベベルギヤに同時に圧接する
ものに限らす、一方のベベルギヤにのみ圧接するもので
もよい。したがって、摩擦ブロックの摩擦面は実施例の
ように山形に限らず、平坦面でもよい。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、バックカバーのばね部の弾圧力により摩擦ブロ
ックがベベルギヤの小径側端面に圧接し、所定の摩擦力
を発生させているため、車両の振動やキックバック等に
対してバックラッシによるステアリングホイールのふら
つきを確実に防止できる。また、バックカバーがスプリ
ングを兼ねているので、部品数が少なく、構造が極めて
簡単となる。そして、バックカバーをギヤケースに組み
付けた段階で摩擦ブロックとベベルギヤとの間の圧接力
を所定の値に設定できるため、摩擦力の管理が不要とな
り、メンテナンスフリーを実現できる。さらに、バック
カバーにボルト孔などを一切設ける必要がないため、ボ
ルト孔からオイル漏れを起こす恐れがなく、安全であ
る。
よれば、バックカバーのばね部の弾圧力により摩擦ブロ
ックがベベルギヤの小径側端面に圧接し、所定の摩擦力
を発生させているため、車両の振動やキックバック等に
対してバックラッシによるステアリングホイールのふら
つきを確実に防止できる。また、バックカバーがスプリ
ングを兼ねているので、部品数が少なく、構造が極めて
簡単となる。そして、バックカバーをギヤケースに組み
付けた段階で摩擦ブロックとベベルギヤとの間の圧接力
を所定の値に設定できるため、摩擦力の管理が不要とな
り、メンテナンスフリーを実現できる。さらに、バック
カバーにボルト孔などを一切設ける必要がないため、ボ
ルト孔からオイル漏れを起こす恐れがなく、安全であ
る。
【図1】本発明にかかるベベルギヤ装置の一例の断面図
である。
である。
【図2】摩擦ブロックの斜視図である。
1 入力軸 2 出力軸 3,4 ベベルギヤ 5 ギヤケース 5a ベベルギヤ収容部 20 バックカバー 20a 突起部 20b ばね部 22 摩擦ブロック 22a 凹部 22b,22c 摩擦面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 3/12 F16H 57/12
Claims (1)
- 【請求項1】一端にベベルギヤを有する入力軸と、一端
に上記ベベルギヤに噛み合うベベルギヤを有する出力軸
と、上記ベベルギヤ対を収容するとともに、入力軸およ
び出力軸を軸受を介して回転自在に支持するギヤケース
とを備えたベベルギヤ装置において、 上記ギヤケースのベベルギヤ収容部を閉鎖するバックカ
バーを薄肉金属板で形成し、このバックカバーの上記ベ
ベルギヤの小径側端面と対向する部位に内方に向かって
突出する突起部を一体形成するとともに、この突起部の
周囲に突起部を板厚方向に弾性変位可能とするばね部を
一体形成し、上記突起部に上記ベベルギヤの小径側端面
に接する摩擦面を有する摩擦ブロックの背面側凹部を嵌
合支持し、上記ばね部の弾圧力により摩擦ブロックの摩
擦面を少なくとも一方のベベルギヤの小径側端面に圧接
させたことを特徴とするベベルギヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13990592A JP2910886B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ベベルギヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13990592A JP2910886B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ベベルギヤ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05310132A JPH05310132A (ja) | 1993-11-22 |
JP2910886B2 true JP2910886B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=15256362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13990592A Expired - Fee Related JP2910886B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ベベルギヤ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2910886B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101811514A (zh) * | 2010-05-07 | 2010-08-25 | 童忠良 | 弧齿锥齿轮转向传动总成 |
CN102826221A (zh) * | 2011-06-13 | 2012-12-19 | 章静 | 一种相交轴的循环扑翼飞行器 |
CN103010290B (zh) * | 2012-12-12 | 2016-02-03 | 江苏格尔顿传动有限公司 | 120°汽车变位角转向换向器 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP13990592A patent/JP2910886B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05310132A (ja) | 1993-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |