JPH03213570A - 布帛の硫酸処理方法 - Google Patents

布帛の硫酸処理方法

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JPH03213570A
JPH03213570A JP530590A JP530590A JPH03213570A JP H03213570 A JPH03213570 A JP H03213570A JP 530590 A JP530590 A JP 530590A JP 530590 A JP530590 A JP 530590A JP H03213570 A JPH03213570 A JP H03213570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
sulfuric acid
cloth
tank
fabric
Prior art date
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Pending
Application number
JP530590A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Santo
山東 美照
Eiichi Nakano
中野 栄市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sando Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Sando Iron Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sando Iron Works Co Ltd filed Critical Sando Iron Works Co Ltd
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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セルローズ繊維布帛を濃厚硫酸を用いて低温
処理してオーガンジ加工(石状加工)製品を生産する過
程で生成するセルローズの分解物を除去するための布帛
の硫酸処理方法に関するものである。
[従来の技術] 工業的に生産加工する長尺のセルローズ繊維布帛を麻状
繊維とするためのオーガンジ加工の従来処理は、濃厚な
硫酸水溶液で低温処理して、セルローズ繊維を膨潤し、
その結果セルローズ繊維の透明化、リネンタッチ化する
科学的改質を施すものである。処理すべきセルローズ繊
維は、硫酸作用によって溶解するのでその処理時間を長
くすることは危険なことであって、通常はその処理時間
を1分間程度と極く短時間の低温処理に限定されている
ものである。
そしてこの硫酸処理後は、速やかに冷水を用いて脱硫酸
処理を行なわないとセルローズ繊維の強度が低下される
ため、従来法においては硫酸処理後直ちに複数の洗浄槽
を用いて冷水洗浄を行ない硫酸の除去を図る。そして完
全に除去できない残余の希薄硫酸は、苛性ソーダ、炭酸
ソーダ、アンモニア等のアルカリ剤で中和処理してセル
ローズ繊維のオーガンジ加工製品を得るものである。
[発明が解決しようとする課題] ところがこのような従来のオーガンジ加工時における硫
酸処理中に、セルローズ繊維の一部が可溶化して分解物
が生成する。この分解物は難溶性であって強い保持力を
有するために、上記した冷水洗浄処理ではその分解物が
繊維より離脱され難いものである。従ってその分解物の
除去が不完全であることが原因すなわち分解物の残留に
よりオーガンジ加工製品(布帛)の透明感が阻害されて
、布帛表面の゛イラツキ°゛゛モヤツキ°゛が生じ、品
質の良好なオーガンジ加工布帛が得られないという問題
点がある。さらにこれを具体的に述べるならば、セルロ
ーズ繊維布帛のオーガンジ加工は濃厚な硫酸の低温処理
により膨潤して分子構造が変化して透明化リネンタッチ
化するものであるが、濃厚硫酸の作用によってセルロー
ズの表皮の一部分が低分子化して糊状分解物が生成しこ
れが布帛に再付着する。この分解物の洗浄が充分にでき
ないと透明感を失い手触り粗硬になって布帛の品位を低
下する原因となる。分解物の洗浄は硫酸酸性液に溶は易
いセルローズ繊維布帛に含浸した濃厚硫酸は複数の洗浄
槽で冷水洗浄して段階的に順次稀釈され布帛から除去さ
れ最終に残る微量の硫酸を希薄アルカリで中和洗浄して
仕上げられている。硫酸の洗浄槽は布帛の持ち込む硫酸
によって常時硫酸酸性液となっているので洗浄は進行し
て行くのであるが、布帛の強度を保持するために冷水洗
浄であるので、限られた従来の洗浄装置では、充分なる
洗浄ができないのであって、オーガンジ加工布帛の品質
に不満が残るものであった。
[課題を解決するための手段] 本発明はかかる問題点に着目してなされたもので、セル
ローズ繊維のオーガンジ処理時において使用する濃厚な
硫酸処理によって生成するセルローズ繊維の難溶性分解
物を、そのセルローズ繊維の表面より完全に除去して透
明感に優れたオーガンジ加工製品(布帛)を得ることに
ある。
さらに本発明を具体的に述べると、セルローズ繊維布帛
を硫酸で処理してオーガンジ加工布を生産する工程にお
いて、その硫酸処理により生成するセルローズ分解物を
洗浄する複数洗浄槽の後部洗浄槽の槽内液に、水素イオ
ン濃度をpH1〜2の条件にて尿素を加えると共にこれ
を熱液となして洗浄を行なうことにより布帛繊維に付着
されるセルローズ分解物の脱落を容易かつ確実ならしめ
て、透明感と品質に優れたオーガンジ加工布帛を得る布
帛の硫酸処理方法を提供することにある。
[実 施 例] 以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳細に説明す
る。
1は前処理がなされ、これよりオーガンジ加工をすべき
セルローズ繊維布帛であって、この布帛1は先ず硫酸処
理液槽2内に供給され、この処理液槽2内では約52.
4°Beの硫酸溶液であり、しかも18℃の処理液を含
浸せしめる。次いでこの処理液含浸布帛1をタイミング
ロール群3を通過させて、約1分間のタイミングを経た
後4槽の冷水洗浄槽4を通過させて一次洗浄する。この
−次洗浄に次いで2槽の熱水洗浄槽5で構成されている
洗浄槽5により二次洗浄を行なう。この熱水洗浄4′l
iS内に充填されている洗浄液は9111〜2の条件の
下で尿素025〜0.5零を添加して、さらにこれを7
0〜80℃の熱液となしたものである。この二次洗浄終
了後、冷水洗浄槽6、アルカリ中和槽7、水洗槽8を順
次通過させて、洗浄を完了するものである。
以上が本実施例のオーガンジ加工をすべき布帛の硫酸処
理装置を示すものであるが、次にその作用について述べ
ると、硫酸溶液が含浸されその硫酸による反応がなされ
た布帛は、先ず冷水洗浄槽4内で一次洗浄し、次いで尿
素0,25〜0.5*を添加し、さらに70〜80℃と
なした熱液洗浄水により二次洗浄を行なうものである。
この二次洗浄を行なうことによりセルローズ繊維布帛の
表面に付着されているセルローズ分解物が、その繊維表
面からの離脱が容易となり、その後の冷水洗浄槽6を通
過することにより、セルローズ分解物の除去が完全にな
され、これにより透明感に優れたオーガンジ加工布帛が
得られるものである。
すなわち、硫酸酸性液に尿素を加えることによりその尿
素は、硫酸酸性液中でアニオンとして緩衝作用し、硫酸
によるセルローズ繊維の脆化を防止する、例えば51〜
55°Beの硫酸溶液で15〜25℃で30〜60秒処
理後直ちに冷水洗浄を行なう冷水洗浄は複数の洗浄槽に
よって行なう洗浄槽の酸濃度は後部になるに従フて順次
稀釈され5〜6槽目の洗浄槽の液puは1〜2迄稀釈さ
れる。この5〜6槽に尿素0.1〜1* (好ましくは
0,25〜0.596)を加えて70〜80℃の熱液で
洗浄することによりて強力を低下することなく分解物を
効率よく布帛より除去することができる。分解物を充分
に除去することで鮮明で手触の優れた高品質のセルロー
ズ繊維布帛のオーガンジ製品を得ることができる。
[発明の効果コ 次に本発明による処理加工布帛の処理効果を明らかにす
るため、以下の如く尿素添加を行わない洗浄液と尿素添
加量を変えた各洗浄液を使用する夫々の洗浄処理布帛の
引張強度、洗浄効果(セルローズ分解物の脱落度合)、
手触り、等を測定した結果下記表の如き成績が得られた
なおオーガンジ加工すべき布帛は、すでに常法により毛
焼、糊抜、精練、漂白された綿10096の60番ロー
ル織物を用いて、52,4°Be硫酸溶液(18℃)で
60秒間硫酸処理した後の布帛を、下記No、1”No
、5の各洗浄方法を採用して得た各布帛についてのテス
トである。
(No、1)洗浄槽6槽で冷水洗浄して布帛に残留する
微量硫酸を苛性ソーダで中和し、最後に水洗乾燥して得
た布帛。
(No、2)洗浄槽4槽で冷水洗浄、次に2槽で70〜
80℃の熱水洗浄して布帛に残留する微量硫酸を苛性ソ
ーダで中和し、最後に水洗乾燥して得た布帛。
(No、3)洗浄槽4槽で冷水洗浄、次に2槽で尿素0
.196を含むpot〜2の70〜80℃の熱水洗浄し
て布帛に残留する微量硫酸を苛性ソーダで中和して最後
に水洗乾燥して得た布帛。
(No、4)洗浄槽4槽で冷水洗浄、次に2槽で尿素0
.2596を含むpH1〜2の70〜80℃の熱水洗浄
して布帛に残留する微量硫酸を苛性ソーダで中和して最
後に水洗乾燥して得た布帛。
(No、5)洗浄槽4aiで冷水洗浄、次に2糟で尿素
0.596を含むpot〜2の70〜80℃の熱水洗浄
して布帛に残留する微量硫酸を苛性ソーダで中和して最
後に水洗乾燥して得た布帛。
上記容具る洗浄手段により得た夫々の布帛の引張強度、
洗浄効果、手触りその他を測定した結果、次表の如くで
あった。
従って複数洗浄槽の後部洗浄槽水内に、尿素を添加する
ことにより、布帛強度を低下することなくしかも風合も
良好にしてセルローズ分解物の脱落が有効になされると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
寛り回は本発明の処理方法を実施するに使用される装置
の一例を示した説明図である。 1・・・布帛        2・・・硫酸処理槽3・
・・タイミングロール群 4・・・冷水洗浄槽5・・・
熱水洗浄槽     6・・・冷水洗浄槽0 7・・・アルカリ中和槽 8・・・水洗槽

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セルローズ繊維布帛に硫酸溶液を付与してオーガン
    ジ加工製品を生産する工程において、生成するセルロー
    ズ分解物を洗浄する複数洗浄槽の後部洗浄槽水の水素イ
    オン濃度 を、pH1〜2の条件にて尿素を加えて熱液洗浄を行な
    うことを特徴とするセルローズ繊維布帛の硫酸処理方法
JP530590A 1990-01-12 1990-01-12 布帛の硫酸処理方法 Pending JPH03213570A (ja)

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