JPH03213410A - 独立懸架式サスペンション - Google Patents

独立懸架式サスペンション

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Publication number
JPH03213410A
JPH03213410A JP631990A JP631990A JPH03213410A JP H03213410 A JPH03213410 A JP H03213410A JP 631990 A JP631990 A JP 631990A JP 631990 A JP631990 A JP 631990A JP H03213410 A JPH03213410 A JP H03213410A
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JP
Japan
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upper arm
rigid body
arm
vehicle body
wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP631990A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kawano
真二 川野
Mayumi Shinohara
篠原 真弓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yorozu Corp
Original Assignee
Yorozu Corp
Yorozu Jidosha Kogyo KK
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Publication date
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Priority to DE19904092219 priority patent/DE4092219T/de
Priority to DE4092219A priority patent/DE4092219C2/de
Priority to DE9090175U priority patent/DE9090175U1/de
Priority to PCT/JP1990/001635 priority patent/WO1991008918A1/ja
Publication of JPH03213410A publication Critical patent/JPH03213410A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/40Indexing codes relating to the wheels in the suspensions
    • B60G2200/46Indexing codes relating to the wheels in the suspensions camber angle

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、自動車の前輪あるいは後輪に適用される独立
懸架式サスペンション、特にウィツシュボーン型独立懸
架式サスペンションに関し、キャンバ調整の改良に関す
る。
(発明の技術的背景ならびにその問題点)自動車の走行
中において路面から受ける種々の振動や衝撃を吸収する
ため、ボデーとアクスルとの間には、緩衝作用を備えた
懸架装置(サスペンション)が設けられている。かかる
サスペンションは、自動車を路面上に支え駆動軸からの
推進力をボデーに伝え、同時に路面からの衝撃を緩和し
て自動車を破損から守るだけでなく、乗り心地と走行安
定性を改善する重要な機能をもつことから、自動車の高
速化と共にその機能は高速化の限界を左右するものとし
て益々重要視され、装置全般に対する科学的な研究が進
められて多くの機構型式および要素が開発されている。
サスペンションは、一般に上下り向には柔らかく、前後
左右方向には堅くする必要があり、その構造面から大別
すると車軸懸架式サスペンションと独立懸架式サスペン
ションとに分類することかできる。車軸懸架式ザスペン
ンヨンは一般にトラックの前輪及び後輪、乗用車の後輪
に用いられているのに対し、独立懸架式サスペンション
は乗り心地及び走行安定性を重視する乗用車の前輪およ
び後輪に多用されている。
独立懸架式サスペンションは、左右のホイールを1本の
アクスルで連結せずに独立して運動できるようにしたも
ので、その構造面から大別すると、ウィツシュボーン型
、マツクファーソン型、l−レーリングアーム型、スイ
ングアクスル型に分類することかできる。このような独
立懸架式サスペンションは、車軸懸架式サスペンション
に比べ、左右いづれかのホイールが路面突起に采りl−
げても人間の膝の関節のような働きをしてそのホイール
だけが1ユ下しボデーは傾斜せず、ローリング(横ゆれ
)を抑制して安定な走行を行なうことかできるという利
点を−Hしている。
独立懸架式サスペンションの中で最も広(用いられてい
るのがウィツシュボーン型サスペンションである(例え
は、実開昭53−26,020号公報参照)。このタイ
プの特徴は、2本のアームによるリンク機構が平行四辺
形的な働きをするため車軸は略垂直に」−下することと
なり、これによってタイヤは路面に対して常に水平に接
触し、接地性が良好であるという点にある。また、マッ
クファーソン型に比べ構造が複雑であるため重量および
コストの面、あるいは、2本のアームがエンジンルーム
に張り出す構成となることからエンジンルームが狭くな
るという点で改良すべき種々の課題を有しているが、頑
丈でありコーナリング時の安定性に優れている点で近年
再び脚光を浴びている。
ウィツシュボーン型独立懸架式サスペンションは、第8
図に示すように、鶏の胸の叉丹(ウィツシュボーン)形
状に類似した2本のコントロールアーム3,4によりナ
ックル2がボデーあるいはフレーム5に取り付けられて
おり、このrAJ字型をしたコントロールアーム3,4
の開いた方がボデー側5に取りイ」けられ、他端はナッ
クル2にて上下が連結されている。ボデー5とコントロ
ールアーム3,4との連結側は、ブツシュ]0゜11に
て連結し、一方ナックルスピンドル2とコントロールア
ーム3,4とは、上下ともボールジヨイント12.13
で連結するのが一般的である。
これにより、上下2本のコントロールアーム3゜4とナ
ックル2はリンク機構を+14成することとなる。なお
、このように2本のコントロールアームがともにA字型
をしたウィツシュボーン型サスペンションの他にも、ロ
アアームがA字型ではなくテンンヨンロッドにより前後
方向に働く力を補うように構成したものも知られている
(いわゆるrIJ型アーム)。
従来のウィッンユボーン型ザスペンションにおいては、
ブツシュ10.11のボルト連結部にそれぞれ偏心カム
が設けられ、この偏心カムを所定量回動させることによ
りキャンバ角の微調整を行なっていた。
しかしながら、このような偏心カムによるキャンバ角の
微調整は、調整量に限界があり、また、各フッシュの偏
心カムの回動量の追いによってキャンバ角以外の例えば
キャスタ角も変化してしまい、実際の微調整は困難であ
った。
(発明の目的) 本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目r自とするところは、主にキャン
バ角を容易に、しかも正確に調整することかできるサス
ペンションを提供することにある。
(発明の概要) 1−記目的を達成するための第1の発明は、車輪に取り
付けられたナックルに先端を揺動自在に連結したアッパ
アームとロアアームとからなる一対のコンl−ロールア
ームを有し、このコントロールアームの基端を車体側に
揺動自在に枢着してなるウィツシュボーン型独立懸架式
サスペンションであって、 前記アッパアームを、ナックル側アッパアームと車体側
アッパアームとに分割すると共に、これら両アッパアー
ムを前記車輪の上下移動方向に揺動自在となるように連
結し、さらに、前記車体側アッパアームとロアアームと
を、両端を揺動自在とした剛体により連結した独立懸架
式サスペンションにおいて、 前記剛体の長さを可変に構成したことを特徴とする独立
懸架式サスペンションである。
また、上記目的を達成するための第2の発明は、車輪に
取り(=Jけられたナックルに先端を揺動自在に連結し
たアッパアームとロアアームとからなる一対のコントロ
ールアームを有し、このコントロールアームの基端を車
体側に揺動自在に枢着してなるウィツシュボーン型独立
懸架式サスペンションであって、 前記アッパアームを、ナックル側アッパアームと車体側
アッパアームとに分割し、剛体の一端を、前記車輪の上
下移動方向に揺動自在となるように車体側アッパアーム
に連結すると共に、剛体の他端を、前記車輪の」−上移
動方向に揺動自在となるようにロアアームに揺動自在に
連結し、さらに、前記ナックル側アッパアームの一端を
剛体に揺動自在に連結した独立懸架式サスペンションに
おいて、 前記剛体の長さを可変に構成したことを特徴とする独立
懸架式サスペンションである。
このように構成した第1および第2の発明にあっては、
剛体の長さを変化させると、剛体が車体側アッパアーム
を押しl−げ、ナックルとの連結部と、車体との連結部
とを結ぶ直線長かこの剛体の長さの変化に応じて変化し
、これにより車輪のキャンバ角を主に調整することがで
きる。
このように、本発明のサスペンションにあっては、アッ
パアームおよびロアアームの車体への取り付は位置に偏
心カムを設け、この偏心カムをそれぞれ回動させなくと
も、剛体の長さのみを伸縮させることにより主にキャン
バ角を調節することができるため、キャンバ角の調節が
極めて容易に行うことができる。
(発明の詳細な説明) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1実施例 第1−図は、第1の発明の一実施例を示す斜視図、第2
〜4図は、同実施例の動作を説明する概念図であり、第
8,9図に示す従来のサスペンションと同一の部材には
同一の符号を付しである。
車輪1が回転自在に取り付けられたナックル2は、車輪
1を軸受(不図示)を介して支承するスピンドル18と
、このスピンドルの基端から上下に分岐して延出する二
股腕19.20と、図示しない操舵機構が連結されて車
輪1の操舵角を適宜変更するナックルアーム21とから
なる。第1図に示すように、二股腕19.20の先端に
は、ボールジヨイント12.13を介して2本のA型コ
ントロールアーム3,4が連結され、車輪1が上下動し
た場合にあっても、また操舵機構により車輪1が操舵さ
れた場合にあっても、ナックル2はコントロールアーム
3,4に対して揺動自在とな0 っている。なお、両ボールジヨイント12.13の中心
を結ぶ直線の傾きによってキャスタが決定される。
ロアアーム4は、基端側か前後一対のアーム部4a、4
bに分岐した、いわゆるA型アームであって、このA型
ロアアーム4のアーム部4a、4bが、ボデーあるいは
フレーム5にブツシュ11を介して取り付けられ、ブツ
シュ11の剪断力に抗して軸14の周りに回動する。ま
た、第2図に示すように、ロアアーム4とフレーム5と
の間には懸架スプリング22が設けられて、ロアアーム
4を下方へ付勢している。
一方、本実施例に係るアッパアーム3は、ナックル側ア
ッパアーム6と車体側アッパアーム7とからなり、何れ
もA型アームにより構成されている。これら両アッパア
ーム6.7は、ナックル側アッパアーム6のアーム部6
 a、 6 bと車体側アッパアーム7の先端部7cと
が揺動軸8にて連結されており、この揺動軸8の周りに
ナックル側アッパアーム6と車体側アッパアーム7とが
相対的に1 回動する。車体側アッパアーム7の基端側、すなわちア
ーム部7a、7bは、前述したロアアーム4と同様に、
ブツシュ10により車体あるいはフレーム5に連結され
(第2図参照)、軸15の周りに車体側アッパアーム7
が回動する。したがって、ナックル側アッパアーム6は
、車体側アッパアーム7に対しては揺動軸8の周りに回
動するか、車体(フレーム5)に対しては車体側アッパ
アーム7を介して軸15の周りに回動することになる。
本実施例のサスペンションにあっては、ロアアーム4の
先端4cと、車体側アッパアーム7の先端7cとが、剛
体9により連結されている。剛体9とロアアーム4とは
、軸16の周りに剛体9がロアアーム4に対して回動す
るように連結されており。また、剛体9と車体側アッパ
アーム7とは、軸17の周りに剛体9が車体側アッパア
ーム7に対して回動するように連結されている。
さらに、本実施例に係る剛体9の中央部には、ターンバ
ックル(引締めねじ)23を形成している。このターン
バックル23は剛体9に形成され1ま た右ねじ24および左ねじ25をこれらのねじに螺合す
る継手26により連結したものであって、継手26をあ
る方向に回動させると剛体9が収縮するかあるいは伸長
し、その逆方向に継手26を回動させると剛体9はこれ
と逆の動きを行なう。
なお、本発明においては、剛体9を伸縮させる手段はこ
のターンバックル23に限定されることなく、他の手段
であっても良い。
以1−のように、車体側アッパアーム7、ナックル側ア
ッパアーム6、ナックル2、および剛体9はリンク機構
を構成することとなる。
次に、剛体9を伸縮自在に構成することによる作用を説
明する。
第2図は本実施例のサスペンションを車両前方から見た
半断面図であり、実線は剛体9を伸長させる前の状態を
示し、2点鎖線は剛体9を伸長させた後の状態を示す。
第2図の実線に示す状態から、ターンバックル23の継
手26を回動して剛体9の長さを長くすると、剛体9が
車体側アッパアーム7を押し上げ、ナックル2との連結
部と、3 車体(不図示)との連結部とを結ぶ直線長がこの剛体9
の長さの変化に応じて変化し、これにより主に車輪のキ
ャンバ角を調整することができる(第2図に示す「α」
)。
このように、本実施例のサスペンションにあっては、ア
ッパアーム3およびロアアーム4の車体への取り付は位
置に偏心カムを設け、この偏心カムをそれぞれ回動させ
なくとも、剛体9の長さのみを伸縮させることにより主
にキャンバ角を調節することができるため、キャンバ角
の調節が極めて容易に行うことができる。
次に、本実施例のサスペンション全体の動作を説明する
第3図は、自動車に取り付けられた本実施例のサスペン
ションを車両前方から見た平圧面図、第4図は同実施例
の車輪が1方に移動した場合のサスペンションを示す平
圧面図である。
第3図に示すように、直進走行時においては、アッパア
ーム3のアーム長は、ボールジヨイント12とブツシュ
10とを結ぶ直線長L1となって4 いる。この状態から、車体が旋回した場合、あるいは路
上の突起物に車輪1が乗り−にげた場合などにおいては
、フレーム5に対する車輪1の相対位置が1一方に移動
し、これにともなってロアアーム4かブツシュ11を中
心にトhに回動する。すると、このロアアーム4に取り
飼けられた剛体9が車体側アッパアーム7を押し−1−
げろ。このとき、本実施例においては、ブツシュ11と
剛体9の下端との長さ、および、ブツシュ10と剛体9
の1一端との長さを異なるように設定しているため、ロ
アアーム4の揺動角と車体側アッパアーム7との揺動角
は相違することとなる。これにより、車体側アッパアー
ム7とナックル側アッパアーム6との連結部、すなわち
揺動軸8が所定の角度だけ折れ曲がることとなり、アッ
パアーム3のアーム長は、ホールジヨイント12とフッ
シュ10とを結ぶ直線長L 2となって直進走行時より
所定長たけ短くなる。し、たがって、車輪1は所定のキ
ャンバ角を何することになる。
このように、本実施例のサスペンションにあっ5 ては、アッパアーム3およびロアアーム4のフレーム5
への取り伺は位置、ナックル2との取り付は位置、両ア
ーム3,4の長さ等を変えなくとも、車体側アッパアー
ム7およびナックル側ア・ンノ々アーム6の長さ、剛体
9の長さ、および剛体9の」−下両端の取り付は位置を
適宜選択することによって、同じロールセンタ高さ、同
じスカ・ソフ変化であっても、異なるキャンバ変化特性
を与えることができ、ザスペンション設=1における自
由度が格段に向」ニすると共に、走行安定性を満足すべ
きものに設定することができる。
第2実施例 次に、第2の発明の一実施例について説明する。
第5図は、第2の発明の一実施例を示す半断面図、第6
,7図は、同実施例の動作を説明する概念図であり、第
1〜3図に示す第1の発明の実施例および第8,9図に
示す従来のサスペンションと同一の部材には同一の行倒
を飼しである。
第5図に示すように、本実施例のサスペンションにあっ
ては、車輪1が回転自在に取り付けられ6 たナックル2は、車輪1を軸受(不図示)を介して支承
するスピンドル18と、このスピンドルの基端から上下
に分岐して延出する二股腕19゜20と、図示しない操
舵機構が連結されて車輪1の操舵角を適宜変更するナッ
クルアーム21とからなる。二股腕19.20の先端に
は、ポールジョイン1−12.13を介して2本のA型
コントロールアーム3,4が連結され、車輪]か上下動
した場合にあっても、また操舵機構により車輪1か操舵
された場合にあっても、ナックル2はコントロールアー
ム3,4に対して揺動自在となっている。なお、両ポー
ルジョイン1−12.1.3の中心を結ぶ直線の傾きに
よってキャスタが決定される。
ロアアーム4は、基端側か前後一対のアーム部4a、4
bに分岐した、いわゆるA型アームであって、このA型
ロアアーム4のアーム部4a、4bが、ボデーあるいは
フレーム5にブツシュ11を介して取り付けられ、ブツ
シュ11の剪断力に抗して軸14の周りに回動する。ま
た、ロアアーム4とフレーム5との間には懸架スプリン
グ(不図示)7 が設けられて、ロアアーム4を下方へ付勢している。
一方、本実施例に係るアッパアーム3は、ナックル側ア
ッパアーム6と車体側アッパアーム7とからなり、何れ
もA型アームにより構成されている。車体側アッパアー
ム7の基端側、すなわらアーム部7a、7bは、前述し
たロアアーム4と同様に、ブツシュ10により車体ある
いはフレーム5に連結され、輔15の周りに車体側アッ
パアーム7が回動する。また、本実施例のサスペンショ
ンにあっては、ロアアーム4の先端4Cと、車体側アッ
パアーム7の先端7Cとが、剛体9により連結されてい
る。剛体9とロアアーム4とは、軸16の周りに剛体9
がロアアーム4に刻して回動するように連結されており
。また、剛体つと車体側アッパアーム7とは、軸17の
周りに剛体9が車体側アッパアーム7に対して回動する
ように連結されている。
さらに、ナックル側アッパアーム6のアーム部6 a、
 6 bと剛体9とが揺動軸8にて連結されてお8 リ、この揺動軸8の周りにナックル側アッパアーム6と
剛体つとが相対的に回動する。したがって、ナックル側
アッパアーム6は、剛体9に対しては揺動軸8の周りに
回動すると共に、車体側アッパアーム7に対しては輔1
7の周りに回動するか、車体(フレーム5)に対しては
剛体9および車体側アッパアーム7を介して軸15の周
りに回動することになる。
さらに、本実施例に係る剛体9の中央部には、ターンバ
ックル(引締めねじ)23を形成している。このターン
バックル23は剛体9に形成された右ねじ24および左
ねじ25をこれらのねじに螺合する継手26により連結
したものであって、継手26をある方向に回動させると
剛体9が収縮するかあるいは伸長し、その逆方向に継手
26を回動させると剛体9はこれと逆の動きを行なう。
なお、本発明においては、剛体9を伸縮させる手段はこ
のターンバックル23に限定されることなく、他の手段
であっても良い。
以上のように、車体側アッパアーム7、ナック9 ル側アッパアーム6、ナックル2、および剛体9はリン
ク機構を構成することとなる。
次に、剛体9を伸縮自在に構成することによる作用を説
明する。
第5図において、実線は剛体9を411月にさせる前の
状態を示し、2点鎖線は剛体9を伸長させた後の状態を
示す。第5図の実線に示す状態から、ターンバックル2
3の継手26を回動して剛体9の長さを長くすると、剛
体9が車体側アッパアーム7を押し七げ、ナックル2と
の連結部と、車体(不図示)との連結部とを結ぶ直線長
がこの剛体9の長さの変化に応じて変化し、これにより
主に車輪のキャンバ角を調整することかできる(第5図
に示す「α」)。
このように、本実施例のサスペンションにあっては、ア
ッパアーム3およびロアアーム4の車体への取り(−=
Jけ位置に偏心カムを設け、この偏心カムをそれぞれ回
動させなくとも、剛体9の長さのみを伸縮させることに
より主にキャンバ角を調節することができるため、キャ
ンバ角の調節が極め0 て容易に行うことができる。
次に、本実施例のサスペンション全体の動作を説明する
第6図は、自動車に取り付けられた本実施例のサスペン
ションを車両前方から見た手圧面図、第7図は同実施例
の車輪が上方に移動した場合のサスペンションを示す手
圧面図である。
第6図に示すように、直進走行時においては、アッパア
ーム3のアーム長は、ボールジヨイント12とブツシュ
10とを結ぶ直線長L1となっている。この状態から、
車体が旋回した場合、あるいは路−にの突起物に車輪1
が乗り上げた場合などにおいては、フレーム5に対する
車輪1の相対位置が上方に移動し、これにともなってロ
アアーム4がブツシュ11を中心に上方に回動する。す
ると、このロアアーム4に取り付けられた剛体9が車体
側アッパアーム7を押し上げる。このとき、本実施例に
おいては、ブツシュ11と剛体9の下端との長さ、およ
び、ブツシュ10と剛体9の−1一端との長さを異なる
ように設定しているため、口1 アアーム4の揺動角と車体側アッパアーム7との揺動角
は相違することとなる。これにより、車体側アッパアー
ム7と剛体9との連結部が所定角度折れ曲ると共に、こ
れにともなって、剛体9とナックル側アッパアーム6と
の連結部、すなわち揺動軸8が所定の角度だけ折れ曲が
ることとなり、アッパアーム3のアーム長は、ポールジ
ヨイント12とブツシュ10とを結ぶ直線長L2となっ
て直進走行時より所定長(LL−L2 )だけ短くなる
。したがって、車輪1は所定のキャンバ角を有すること
になる。
このように、本実施例のサスペンションにあっては、ア
ッパアーム3およびロアアーム4のフレーム5への取り
付は位置、ナックル2との取りイ・jけ位置、両アーム
3,4の長さ等を変えなくとも、車体側アッパアーム7
およびナックル側アッパアーム6の長さ、剛体9の長さ
、および剛体9に対するナックル側アッパアーム6の取
り付は位置を適宜選択することによって、同じロールセ
ンタ高さ、同じスカッフ変化であっても、異なるキャン
2 バ変化特性をjj、えることができ、サスペンション設
旧における自由度か格段に向1−すると共に、走行安定
性を満足すべきものに設定することができる。
本発明は、[−述した実施例に限定されることなく、本
発明の要旨を越えない限りにおいて種々に改変すること
かできる。
(発明の効果) 以上述べたように本発明によれは、アッパアームおよび
ロアアームの車体への取り付は位置に偏心カムを設け、
この偏心カムをそれぞれ回動させなくとも、剛体の長さ
のみを伸縮させることにより主にキャンバ角を調節する
ことができるため、キャンバ角の調節か極めて容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の発明の一実施例を示す斜視図、第2〜
4図は、同実施例の動作を説明する概念図、第5〜7図
は、第2の発明の一実施例の動作を説明する概念図、第
8,9図は、従来のサスベンジ3 ョンを示す概念図である。 1・・・車輪、        2・・・ナックル、3
・・・アッパアーム、   4・・・ロアアーム、5・
・・車体(フレーム)、 6・・・ナックル側アッパアーム、 7・・・車体側アッパアーム、 9・・・剛体、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)車輪(1)に取り付けられたナックル(2)に先端
    を揺動自在に連結したアッパアーム(3)とロアアーム
    (4)とからなる一対のコントロールアームを有し、こ
    のコントロールアームの基端を車体側(5)に揺動自在
    に枢着してなるウィッシュボーン型独立懸架式サスペン
    ションであって、前記アッパアーム(3)を、ナックル
    側アッパアーム(6)と車体側アッパアーム(7)とに
    分割すると共に、これら両アッパアーム(6、7)を前
    記車輪(1)の上下移動方向に揺動自在となるように連
    結し、 さらに、前記車体側アッパアーム(7)とロアアーム(
    4)とを、両端を揺動自在とした剛体(9)により連結
    した独立懸架式サスペンションにおいて、前記剛体(9
    )の長さを可変に構成したことを特徴とする独立懸架式
    サスペンション。 2)車輪(1)に取り付けられたナックル(2)に先端
    を揺動自在に連結したアッパアーム(3)とロアアーム
    (4)とからなる一対のコントロールアームを有し、こ
    のコントロールアームの基端を車体側(5)に揺動自在
    に枢着してなるウィッシュボーン型独立懸架式サスペン
    ションであって、前記アッパアーム(3)を、ナックル
    側アッパアーム(6)と車体側アッパアーム(7)とに
    分割し、剛体(9)の一端を、前記車輪(1)の上下移
    動方向に揺動自在となるように車体側アッパアーム(7
    )に連結すると共に、剛体(9)の他端を、前記車輪(
    1)の上下移動方向に揺動自在となるようにロアアーム
    (4)に揺動自在に連結し、 さらに、前記ナックル側アッパアーム(6)の一端を剛
    体(9)に揺動自在に連結した独立懸架式サスペンショ
    ンにおいて、 前記剛体(9)の長さを可変に構成したことを特徴とす
    る独立懸架式サスペンション。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6003886A (en) * 1998-10-28 1999-12-21 Suspension Technologies, Inc. Adjustable vehicle-lowering rear lateral arm
KR20030050248A (ko) * 2001-12-18 2003-06-25 현대자동차주식회사 자동차의 로어암
KR20060067156A (ko) * 2004-12-14 2006-06-19 현대자동차주식회사 회동각을 갖는 텐션링크
KR100610070B1 (ko) * 2003-12-30 2006-08-08 현대자동차주식회사 더블 위시본 현가장치
CN105501017A (zh) * 2016-01-23 2016-04-20 石宇 导出式单承点独立悬架

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