JPH03213185A

JPH03213185A - マットレス洗浄滅菌装置およびその洗浄滅菌方法

Info

Publication number: JPH03213185A
Application number: JP905390A
Authority: JP
Inventors: Toshio Omori; 俊男大森; Ryoichi Ihara; 井原　良一
Original assignee: Paramount Bed Co Ltd
Current assignee: Paramount Bed Co Ltd
Priority date: 1990-01-12
Filing date: 1990-01-12
Publication date: 1991-09-18
Anticipated expiration: 2010-04-05
Also published as: JPH0729092B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はマツトレスを洗浄すると共に、滅菌するマツト
レス１５１：ｆｐ滅菌装置およびその洗浄滅菌方法に関
するものである。

（従来の技術）病院内において、ベツドの保守管理、特に、マツトレス
を清潔に維持することは、病院という性格からして当然
のことであり、不可欠のことである。

（発明が解決しようとする２１Ｍ）しかしながら、特に、ベツド数の多い大病院ではマツト
レスを清潔に維持するために、しばしば洗浄したり、滅
菌を施さなければならず、そのために大変な労力が強い
られている。

本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、大飛の
マツトレスを簡便に洗浄滅菌することができ、しかも、
労力を軽減することを可能としたマツトレス洗浄滅菌装
置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）前記した課題を解決するために、本発明は、洗浄滅菌す
べきマツトレスを載置する真空皿を気密容器内に配設し
、前記真空皿に、清水、洗剤含有水をマツトレス上に散
水するための散水手段を配設すると共に、前記真空皿の
下部に、前記マツトレスの洗浄に供された洗剤含有水を
強制的に吸引排出するための排出管を接続する一方、ｎ
ｊ記気気密容器は蒸気を気密容器内に噴出供給するため
の蒸気噴出手段を設けたものである。

また本発明は、前記真空皿を気密容器内に傾斜配設した
ものである。

また本発明は、真空皿の下部の中間部を下に凸状に傾斜
構成したものである。

また本発明は、前記散水手段に、第１のポンプを介して
水タンクを接続すると共に、水と洗浄剤を調合するため
の洗浄剤調合槽を第２のポンプを介して接続し、排出管
に、マツトレスの洗浄に供された洗剤含有水を強制的に
吸引排出するための減圧吸引機を接続し、気密容器には
気密容器内の気圧を調整するための気圧調整弁を設ける
と共に、気密容器下部には、気密容器下部に貯留する使
用済液を排出するための第３のポンプ、排液タンクを接
続したものである。

さらに本発明は、前記洗浄剤調合槽と第２ポンプ、気密
容器および減圧吸引機との間で、洗剤含有水の循環経路
を形成したものである。

さらに本発明は、前記真空皿の底部に、網状の、または
多数の穴を有する液体透過板を設けたものである。

さらに本発明は、清水噴流によるマツトレス表面の予洗
を行い、マツトレスの１面を吸引しつつ他面上から洗剤
含有水をマツトレス内部に浸透通過させて洗浄し、マツ
トレスの１面を吸引しつつ池面上から清水をマツトレス
内部に浸透通過させてすすぎを行い、マツトレスの１面
を吸引してマツトレスの水分を除去し、マツトレスの１
面を吸引しつつ蒸気注入による乾燥工程を行って、高温
、高圧の蒸気による滅菌工程を行うようにしたものであ
る。

（作用）先ず、洗浄滅菌すべきマツトレスを気密容器内に傾斜配
設された真空皿に載置する。そして、第１ポンプが始動
され、水タンクから散水手段に水が圧送されて、前記マ
ツトレス上に噴射される。

これによって、マツトレス上に付着した汚物等が洗い落
される。この場合、前記真空皿は傾斜配設されているた
め、マツトレスから剥離脱落した汚物は、再びマツトレ
ス上に付着することなく水と共に速やかに気密容器の下
部に至ることになる。

この汚物等が含まれた水は、気密容器から、第３ポンプ
によって排液タンクへと排出される。

次に、洗浄剤調合槽において調合された洗剤含有水は、
第２ポンプによって散水手段に圧送されて、前記マツト
レス上に噴射される。ここで、減圧吸引機は駆動されて
おり、前記洗剤含有水はマツトレス内を通過して、真空
器の液体透過板を介して強制的に吸引排出され、洗浄剤
調合槽に還流される。この洗剤含有水の循環が繰り返さ
れることによって、マツトレスの洗浄が促進される。洗
浄完了後、前記洗剤含有水は第２ポンプによって排液タ
ンクへと排出される。

次の工、程として、マツトレスのすすぎが行われる。す
なわち、第２ポンプ、減圧吸引機が駆動され、清水が散
水手段に圧送されて、前記マツトレス上に噴射され、マ
ツトレス内を通過して、真空器の液体透過板を介して強
制的に吸引排出され、排液タンクへと排出される。この
際、気密容器下部に使用済液が貯留した場合、第３ポン
プを駆動する。

すすぎ完了後、気圧調整弁が開放され、減圧吸引機によ
ってマツトレスに含まれた水分の除去がなされる。そし
て、気圧調整弁が閉成され、減圧吸引機によって減圧が
なされると共に、気密容器内に蒸気噴出手段から蒸気が
注入されることで乾燥工程がなされる。この場合、減圧
によって、蒸気はマツトレス内を通過して乾燥が促進さ
れる。

所定時間経過後、前記減圧吸引機が停止され、蒸気注入
が続行される。蒸気注入によって気密容器内は高温、且
つ高圧化し、滅菌工程がなされる。

次いで、蒸気注入が停止されると共に、気圧調整弁が開
放され、減圧吸引機が駆動される。これによって、滅菌
工程によりマツトレスに蓄積された残熱が排除される。

そして、マツトレスは取り出され、洗浄滅菌が完了する
。なお、前記排液タンクに貯留された排液は定期的に薬
品によりＰＨ調整がなされ、さらに、蒸気煮沸によって
滅菌後排水される。

（実施例）次に、本発明にかかるマツトレス洗浄滅菌装置およびそ
の洗浄滅菌方法について、１実施例を挙げ、添付の図面
を参照しながら以下説明する。

第１図において、参照符号１はマツトレス洗浄滅菌装置
を示し、このマツトレス洗浄滅菌装置１は、洗浄滅菌す
べきマツトレスＭを載置するための真空器２が複数個傾
斜配設された気密容器３を有する。この真空器２には、
後述する清水、洗剤含有水をマツトレスＭ上に散水する
ための散水手段４が配設される。また、前記真空器２の
下部には、前記マツトレスＭの洗浄に供された洗剤含有
水を強制的に吸引排出するための排出管５が接続される
。

前記気密容器３には蒸気を気密容器３内に噴出供給する
ための蒸気噴出手段６が設けられる。

前記散水手段４には、清水を圧送供給するための第１の
ポンプ、すなわち清水ポンプ７を介して所定量清水を貯
留する水タンク８が接続される。

さらに、清水と洗浄剤を調合するための洗浄剤調合槽９
が第２のポンプ、すなわち、洗浄ポンプ１０を介して接
続される。

前記排出管５には、マツトレスＭの洗浄に供された洗剤
含有水を強制的に吸引排出するための減圧吸引機１１が
接続される。この場合、この減圧吸引機１１は、真空ポ
ンプ、蒸気エゼクタ、水エゼクタ、ブロアのうち、いず
れでもよい。

前記気密容器３には気密容器３内の気圧を調整するため
の気圧調整弁１２が設けられ、さらに前記気密容器３下
部には、気密容器３下部に貯留する使用済液を排出する
ための第３のポンプ、すなわちドレンポンプＩ３、およ
び排液タンク１４が接続される。

かかる構成のマツトレス洗浄滅菌装置１は、前記洗浄剤
調合槽９と洗浄ポンプＩＯ１気密容器３および減圧吸引
機１１との間で、洗剤含有水を循環するための循環経路
、すなわち、供給管１５および還流管１６が形成される
。前記供給管１５は、弁１７を介して、排液タンク１４
に連絡接続される。また、前記排液タンク１４と減圧吸
引機１１とは、減圧吸引機１１からの使用済みの洗剤含
有水が排水されるように連絡接続される。

ここで、前記洗浄滅菌すべきマツトレスＭを載置するた
めの真空器２について詳述する。

第２図に示すように、真空器２は、２重底を有し、マツ
トレスＭの外寸と同様か若干小なる寸法のものである。

すなわち、前記真空器２は、真空器２の底部に、網状の
、または多数の穴を有する液体透過板Ｉ８とこの液体透
過板１８から所定間隔を隔てて設けた下底部１９を有す
る。この下底部１９には排出管５が接続される。また、
真空器２上に配設される散水手段４は、マツトレスＭ載
置面の長平方向に沿うように配設され、先端部が閉じた
管よりなる。この管のマツトレスＭ載置面に対向する管
壁には、複数のノズル（図示せず）が形成されている。

なお、この散水手段４は他の構成のものでもよい。

本発明にかかるマツトレス洗浄滅菌装置１は以上のよう
に構成されるものであり、次にその作用を説明する。

このマツトレス洗浄滅菌装置１による洗浄滅菌工程は、 ■清水噴流によるマツトレスＭ表面の手洗工程、■マツ
トレスＭの１面を吸引しつつ他面上から洗剤含有水をマ
ツトレスＭ内部に浸透通過させる洗浄工程、 ■マツトレスＭの１面を吸引しつつ他面上から清水をマ
ツトレスＭ内部に浸透通過させるすすぎ工程、 ■マツトレスＭの１面を吸引してマツトレスＭの水分を
除去する工程、 ■マツトレスＭの１面を吸引しつつ蒸気を注入して乾燥
させる工程、 ■高温、高圧の蒸気による滅菌工程、よりなる。

先ず、■予洗工程として、洗浄滅菌すべきマツトレスＭ
が気密容器３内に傾斜配設された真空器２に載置される
。そして、清水ポンプ７が始動され、清水ポンプ７は水
タンク８から供給管１５を介して散水手段４に清水を圧
送して、清水は前記マツトレスＭ上に噴射される。これ
によって、マツトレスＭ上に付着した汚物等が洗い落さ
れる。この場合、前記真空器２は傾斜配設されているた
め、マツトレスＭから剥離脱落した汚物は、下方に配設
された真空器２のマツトレスＭ上に付着することなく水
と共に速やかに気密容器３の下部に至ることになる。こ
の汚物等が含まれた水は、気密容器３から、ドレンポン
プ１３によって排液タンク１４へと排出される。

次に、■洗浄工程として、洗浄剤調合槽９において調合
された洗剤含有水は、洗浄ポンプ１０によって供給管１
５を介し散水手段４に圧送されて、前記マツトレスＭ上
に噴射される。ここで、減圧吸引機１１は駆動されてお
り、前記洗剤含有水はマツトレスＭ内を浸透通過して、
真空器２の液体透過板１８を介して強制的に吸引排出さ
れ、還流管１６を介して洗浄剤調合槽９に還流される。

この洗剤含有水の循環が繰り返されることによって、マ
ツトレスＭの洗浄が促進される。洗浄完了後、前記洗剤
含有水は洗浄ポンプＩＯによって弁１７を介して排液タ
ンク１４へと排出される。

次は■すすぎ工程がなされる。すなわち、清水ポンプ７
、減圧吸引機１１が駆動され、清水が散水手段４に圧送
されて、萌記マツトレスＭ上に噴射され、マツトレスＭ
内を通過して、真空器２の液体透過板１８を介して強制
的に吸引排出され、排液タンク１４へと排出される。こ
の際、気密容器下部に使用済液が貯留している場合、ド
レンポンプ１３を駆動することで使用済液は排液タンク
１４へと排出される。

すすぎ完了後、気圧調整弁１２が開放され、減圧吸引機
１１によってマツトレスＭに含まれた水分の除去がなさ
れる（■水分を除去する工程）。

そして、■乾燥工程として気圧調整弁１２が閉成され、
減圧吸引機１１によって減圧がなされると共に、気密容
器３内に蒸気噴出手段６から蒸気が注入される。この場
合、減圧によって、蒸気はマツトレスＭ内を通過するこ
とでマツトレスＭの乾燥が促進される。

所定時間経過後、前記減圧吸引機が停止され、蒸気注入
が続行される。蒸気注入によって気密容器３内は高温、
且つ高圧化し、滅菌工程がなされる（■滅菌工程）。な
お、この滅菌工程において、気密容器３内は、例えば、
１２６℃の温度で２０分間保持される。または、１１５
℃の温度で３０分間、１２１℃の温度で２０分間、１２
６℃の温度で１５分間のいずれかで保持するようにして
もよい。さらに、保持時間を延長するようにしてもよい
。

次いで、蒸気注入が停止されると共に、気圧調整弁１２
は開放され、減圧吸引機１１が駆動される。

これによって、滅菌工程によりマツトレスＭに蓄積され
た残熱が排除される。そして、マツトレスＭは取り出さ
れ、洗浄滅菌が完了する。なお、前記排液タンクエ４に
貯留された排液は定期的に薬品によりＰＨ調整がなされ
、蒸気煮沸によって滅菌後排水される。

以上本発明にかかるマツトレス洗浄滅菌装置について、
ｌ実施例を挙げ説明したが、真空器２の下底部１９を下
に凸状に形成し、排出管５を接続するようにしてもよい
。

（発明の効果）以上本発明によれば、清水噴流によるマツトレス表面の
予洗工程、マツトレスの１面を吸引しつつ他面上から洗
剤含有水をマツトレス内部に浸透通過させる洗浄工程、
マツトレスの１面を吸引しつつ他面上から清水をマツト
レス内部に浸透通過させるすすぎ工程、マツトレスの１
面を吸引してマツトレスの水分を除去する工程、マツト
レスの１面を吸引しつつ蒸気注入による乾燥工程、高温
、高圧の蒸気による滅菌工程を行うようにした。このた
め、大量のマツトレスを簡便に且つ能率的に洗浄滅菌す
ることができ、しかも、労力を大幅に軽減することを可
能としたマツトレス洗浄滅菌装置を提供することが達成
される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかるマツトレス洗浄滅菌装置の系統
説明図、第２図は第１図に示すマツトレス洗浄滅菌装置の要部の
拡大斜視説明図である。ｌ・・・マツトレス洗浄滅菌装置、２・・・真空器、３
・・・気密容器、４・・・散水手段、５・・・排出管、
６・・・蒸気噴出手段、７・・・清水ポンプ、８・・・
水タンク、９・・・洗浄剤調合槽、１０・・・洗浄ポン
プ、１１・・・減圧吸引機、１２・・・気圧調整弁、１
３・・・ドレンポンプ、１４・・・排液タンク、１５・
・・供給管、１６・・・還流管、１７・・・弁、１８・
・・液体透過板、１９・・・下底部、Ｍ・・・マツトレ
ス出　願　人　　パラマウントベツド株式会社第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）洗浄滅菌すべきマットレスを載置する真空皿を気
密容器内に配設し、前記真空皿に、清水、洗剤含有水を
マットレス上に散水するための散水手段を配設すると共
に、前記真空皿の下部に、前記マットレスの洗浄に供さ
れた洗剤含有水を強制的に吸引排出するための排出管を
接続する一方、前記気密容器には蒸気を気密容器内に噴
出供給するための蒸気噴出手段を設けてなることを特徴
とするマットレス洗浄滅菌装置。
（２）請求項１記載の真空皿を気密容器内に傾斜配設す
ることを特徴とするマットレス洗浄滅菌装置。
（３）請求項１記載の真空皿の下部の中間部を下に凸状
に傾斜構成してなることを特徴とするマットレス洗浄滅
菌装置。
（４）請求項１記載の散水手段に、第１のポンプを介し
て水タンクを接続すると共に、水と洗浄剤を調合するた
めの洗浄剤調合槽を第２のポンプを介して接続し、排出
管に、マットレスの洗浄に供された洗剤含有水を強制的
に吸引排出するための減圧吸引機を接続し、気密容器に
は気密容器内の気圧を調整するための気圧調整弁を設け
ると共に、気密容器下部には、気密容器下部に貯留する
使用済液を排出するための第３のポンプ、排液タンクを
接続してなることを特徴とするマットレス洗浄滅菌装置
。
（５）請求項２記載のマットレス洗浄滅菌装置において
、洗浄剤調合槽と第２ポンプ、気密容器および減圧吸引
機との間で、洗剤含有水の循環経路を形成することを特
徴とするマットレス洗浄滅菌装置。
（６）請求項１記載の真空皿の底部には、網状の、また
は多数の穴を有する液体透過板を設けてなることを特徴
とするマットレス洗浄滅菌装置。
（７）清水噴流によるマットレス表面の予洗を行い、マ
ットレスの１面を吸引しつつ他面上から洗剤含有水をマ
ットレス内部に浸透通過させて洗浄し、マットレスの１
面を吸引しつつ他面上から清水をマットレス内部に浸透
通過させてすすぎを行い、マットレスの１面を吸引して
マットレスの水分を除去し、マットレスの１面を吸引し
つつ蒸気注入による乾燥工程を行って、高温、高圧の蒸
気による滅菌工程を行うことを特徴とするマットレス洗
浄滅菌方法。