JPH0321310A - 濾材 - Google Patents

濾材

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JPH0321310A
JPH0321310A JP15214089A JP15214089A JPH0321310A JP H0321310 A JPH0321310 A JP H0321310A JP 15214089 A JP15214089 A JP 15214089A JP 15214089 A JP15214089 A JP 15214089A JP H0321310 A JPH0321310 A JP H0321310A
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JP
Japan
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polymer
fluorine
filter medium
present
resistance
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JP15214089A
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English (en)
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Tokuhide Sugiyama
徳英 杉山
Hiroshi Yamamoto
博志 山本
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーからな
る濾材に関するものである。
[従来の技術] 耐酸性、耐アルカリ性あるいは耐溶剤性が必要とされる
濾材としてテトラフルオロ゛エチレン重合体(以下PT
FEと略す)の多孔質膜が広く利用されている。しか・
し、PTFE多孔質膜は一般に柔らかいため高粘度の溶
液を加圧濾過すると圧密化が起こり′a過速度が急激に
低下する。従って数千センチホ゜イス゛以上の高粘度溶
液中の微粒子、特に数ミクロン以下の微粒子を除去する
のは困難であった。また、PFA,FEP樹脂では濾材
に適した多孔質膜あるいは不織布を作成することは難し
い。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前述のような従来材料からなる濾材に認めら
れる欠点を解消し、濾過特性に優れた濾材を新規に提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、上記問題点の認識に基づいて、鋭意検討を
重ねた結果、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーが
耐薬品性を有し、且つ弾性率の高い圧密化の少ない濾材
を与える材料として極めて有利であることを新規に見い
だすに至った。
かくして本発明は、上記知見に基すいて完成されたもの
であり、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーからな
ることを特徴とする濾材を新規に提供するものである。
本発明において、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマ
ーとしては、従来より公知ないし周知のものを含めて広
範囲にわたって例示され得る。而して、本発明に於いて
は、主鎖に上記特定の環構造を有する含フッ素ポリマー
が好適に採用される。
例えば一般式 一般式 一般式 のごとき環構造を有するものが挙げられる。これらの内
、次のごとき環構造を有するポソマーが代表的である。
但し、本発明の内容はこれらのみに限定されるものでは
ない。
これら重合体の製造法を示すと、次の2通りである。但
し、これら製造法に限定されるものではない。
1.環化重合によるもの (1) CF2=CF−0−ChCF2−0−CF=C
F2↓ ラジカル重合 (υSP 3418303, GB 1106344な
ど)(2)  CF2=CF−CF2−CFCI−CF
2−CF=CF2↓ ラジカル重合 られる (tlsP 3202643など) (3)  Ch=CF−0−CF2−(1:F:CF2
↓ ラジカル重合 2.環状モノマーを使用するもの (USP 3978030) 上記では、パーフルオ口脂肪族環構造を有するポリマー
を例示したが、本発明に於いては、上記例示のフッ素原
子の一部が他の水素原子や有機基で置換されたもの、あ
るいはメタセシス重合で得のごとき環構造を有するもの
も挙げられる。
而して、本発明における特定の環+m造を有するポリマ
ーは、上記のごとき環化重合によりにより円滑かつ有利
に得られるが、特に、分子内に重合性の異なる二つの重
合性基を有し且つこれらの二つの重合性基を連結する連
結鎖の直鎖部分の原子数が2〜7個であるモノマーを用
いることにより、超高圧条件や大希釈条件を採用しなく
ても、ゲル化の副生を抑゛えて円滑有利に環化重合を進
行せしめ得るものである。
上記のごとき環化重合に好適なモノマーとしては、まず
第一に、重合性の異なる炭素一炭素多重結合を二つ有す
ることが望ましい。通常は炭素一炭素二重結合が採用さ
れる。例えば、左右対称構造でない二つの多重結合を有
する含フッ素単量体、ビニル基とアリル基、ビニルエー
テル基とビニル基、含フッ素多重結合と炭化水素多重結
合、バーフルオロ多重結合と部分フッ素化多重結合のご
ときが挙げられる。第二に、これら二つの炭素一炭素多
重結合を連結する連結鎖の直線部分の原子数が2〜7で
あることが望ましい。連結鎖の直線部分の原子数が0〜
1の場合には環化重合が生起し難く、また8以上の場合
にも同様である。通常好ましくは、この原子数が2から
5の場合である。
又、連結鎖は直線状に限られず、側鎖構造あるいは環構
造を有していてもよく、更に構成原子は炭素原子に限ら
れず、O,  S,  Nのごときへテロ原子を含んで
いても良い。第三に、フッ素含有率が10重量%以上の
ものが望ましい。フッ素含有率が余りに少ない場合には
、フッ素原子の有する特異性が発揮され難くなる。当然
の事であるが、パーフルオロ単量体が好適に採用される
上記の特定の含フッ素単量体の具体例としては、CF2
=CFOCF2CF=CF2,CF2:CFOCF2C
F2CF=CF2CF2:CFOCF2CF=CH2l
CF2=CFOCF2CF2CH=CH2,CF2=C
FOCF2(CH2)xNHCCH=CH211 0 (但し、Xは0〜3の整数) CF2=CFOCF2CF2C=CF2,CF2=CF
O(CF2)2CF=CFCF31 ■ CF3 CF2=CFOCF2CFCF=CF2,CF2:CF
OCF20CF2CF=CF21 CF3 CIh=CllOCH2CIhCF2CF=CF2等が
例示され得る。
本発明に於いては、CF2:CFO−なるビニルエーテ
ル基を一つ有するものが重合反応性、環化重合性、ゲル
化抑制等の点で好ましく採用され、特に、パーフルオ口
アリルビニルエーテル  (CF2=CFOCF2CF
二CF2)およびバーフノレオロフ゛テニノレピニノレ
エーテル(CF2=CFOCF2CF2CF:CF2)
が好適な例として挙げられる。
上記のごときILffi体成分は単独で、または二種以
上で採用され得ると共に、さらにはこれらの成分の本質
を損なわない程度に他の共重合成分と併用して共重合し
ても何ら差し仕えがないし、必要ならば何らかの方法で
ポリマーを架橋しても良い。
共重合せしめる他の単量体としては、ラジカル重合性を
有するモノマーであれば特に限定されずに含フッ素系、
炭化水素系その他が広範囲にわたって例示され得る。当
然の事であるが、これら他のIll量体は一種車独で前
記特定の環構造を導入し得るモノマーとラジカル共重合
せしめても良く、あるいは適宜の2種類以上併用して上
記共重合反応を行わせても良い。本発明に於いては、通
常は他の単量体としてフルオロオレフィン、フルオロビ
ニルエーテルなどの含フッ素モノマーを選定することが
望ましい。例えば、テトラフルオロエチレン、パーフル
オロメチルビニルエーテル、パーフルオロブロビルビニ
ルエーテル、あるいはカルボン酸基やスルホン酸基のご
とき官能基を含有するパーフルオロビニルエーテルなど
は好適な具体例であり、フッ化ビニリデン、フッ化ビニ
ル、クロロトリフルオロエチレンなども例示される。
共重合体組成としては、本発明で目的とする特定含フッ
素脂肪族環構造の特性を生かすために、環状構造の組成
が20%以上であることが好ましく、更に好ましくは4
0%以上であることが望ましい。
本発明に於いて、含フッ素ポリマーの架橋方法としては
、通常行われている方法などを適宜用いることができる
。例えば、架橋部位を持つ単量体を共重合させて架橋せ
しめたり、架橋剤を添加して架橋せしめたり、あるいは
放射線などを用いて架橋せしめることができる。
本発明に於ける特定の環構造を有するポリマーは、フッ
素系溶剤などに可溶なため、溶液からのキャスト成形な
どにより厚みの薄い多孔質膜を作成することも可能であ
る。
用いられる溶媒としては、上記ポリマーを溶解するもの
であれば限定はないが、パーフルオロベンゼン、 “ア
フルード′゛(商品名:旭硝子社製のフッ素系溶剤)、
“フロリナート゛゜ (商品名: 3M社製のパーフル
オロ(2−プチルテトラヒドロフラン)を含んだ液体)
、トリクロロトリフルオ口エタン等が好適である。当然
の事ながら、適宜の2種類以上を併用して溶媒として用
いることができる。特に混合溶媒の場合、炭化水素、ア
ルコール、その他の有機溶媒も併用できる。溶液濃度は
0.01wtX 〜50wtXで、好ましくは0.1w
tχ〜20wtχである。
本発明の濾材の製造方法としては特に限定されないが、
含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーを湿式法または
溶融法により微細繊維を紡糸して不織布とするものや、
上記含フッ素ポリマー溶液に水溶性の無機塩微粒子を分
散させたものをキャスト法により製膜したのち塩を溶解
する方法が挙げられる。
[作用] 本発明において、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマ
ーからなる濾材は含フッ素ポリマーであるが故に通常の
炭化水素系の樹脂よりも、耐薬品性に優れているものと
考えられる。とくにパーフルオロポリマーからなる濾材
はPTFEからなるそれと同等の耐熱性、耐薬品性を有
し、且つPTFEよりも弾性率が高いため圧密化しにく
い。但し、かかる説明は本発明の理解の助けとするもの
であり、本発明を限定するものでないことは勿論である
[実施例] 次に、本発明の実施例について更に具体的に説明するが
、この説明が本発明を限定するものでないことは勿論で
ある。
合成例1 バーフルオロアリルビニルエーテルの35g, トリク
ロロトリフルオロエタン(以下、R113と略記する)
の5g,イオン交換水の150g,及び重合開始剤とし
て(C3FvC00)2の35Bを、内容積200ml
の耐圧ガラス製オートクレープに入れた。
系内を3回窒素で置換した後、26゜Cで23時間懸濁
重合を行った。その結果、重合体を28g得た。
この重合体の赤外線吸収スペクトルを測定したところ、
モノマーに存在した二重結合に起因する1790cm−
 1 . 1840cm− 1付近の吸収はなかった。
また、この重合体をパーフルオ口ベンゼンに溶解し19
FのNMRスペクトルを測定したところ以下の繰り返し
憫造を示すスペクド゛ルが得られた。
二の重合体の固有粘度[η〕は、 “ソロリナート” 
FC−75  (商品名= 3M社製のパーフルオロ(
2−プチルテトラヒド口フラン)を主成分とする液体、
以下FC−75と略記する)、中30゜Cで0.53で
あった。重合体のガラス転移点は69゜Cであり、室温
ではタフで透明なガラス状の重合体であり、レオバイブ
ロン(東洋ボールドウイン社fM)により測定した弾性
車は10200 dyne/am2であった。また10
%熱分解温度は482’ Cであった。
合成例2 パーフルオロバーフルオロブテニルビニルエーテルの3
5g,R 1 1 3の5g,イオン交換水の150g
.及び重合開始剤として((CH3)2C110COO
)2の90a+gを、内容積200mlの耐圧ガラス製
オートクレープに入れた。系内を3回窒素で置換した債
、40゜Cで22時間懸濁重合を行った。その結果、重
合体を28g得た。
この重合体の固有粘度[η]は、“フロリナート”FC
−75中30゜Cで0.50であった。重合体のガラス
転移点は108゜Cであり、室温ではタフで透明なガラ
ス状の重合体であり、レオバイプロン(東洋ボールドウ
イン社製)により測定した弾性率は12000 dyn
e/c+++2であった。またlO%熱分解温度は46
5゜Cであった。
実施例1 合成例1で得られた含フッ素ポリマーを0.3開φ30
ホールの口金を使用して、吐出速度80g/win、紡
糸温度270゜C、引き取り速度900m/winで紡
糸した。
引き続いて延伸倍率3.5倍、延伸速度800m/m,
inで冷延伸して150デニール/30フィラメントを
得た。このフィラメントを用いて不織布とした後、2K
g荷重、150゜Cのローラーにかけて濾材とした。こ
の濾材を用いて、0.5〜1.0μmの酸化チタン微粒
子を分散したポリウレタンのジメチルフォルムアミド溶
液(溶液粘度5000センチホ゜イス゛)のIQを圧力
0.5Kgで加圧濾過したところ、10分で終了した。
濾液を顕微鏡で観察したところ液中の酸化チタン微粒子
はほぼ除去されていた。
実施例2 合成例2で得られた含フッ素ポリマーを0.3a+s+
φ30ホールの口金を使用して、吐出速度80g/n+
in、紡糸温度270゜C、引き取り速度900m/f
fiinで紡糸した。引き続いて延伸倍率3.5倍、延
伸速度800w/winで冷延伸して150デニール/
30フィラメントを得た。このフィラメントを用いて不
織布とした後、2Kg荷重、190” Cのローラーに
がけて濾材とした。
この濾材を用いて、実施例1と同様な試験を行ったとこ
ろ酸化チタン微粒子はほぼ除去されていた。
比較例 実施例1と同様な試験をPTFEメンプランフィルター
(孔径0.45μm)を用いて行ったところ、1ft処
理するのに10時間以上必要であった。
C発明の効果コ 本発明は、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーを材
料として探用することにより、高弾性率で圧密化の少な
い濾過特性の良い濾材を得るという優れた効果を有し、
特にフッ素含有量の高いものは、耐熱性、耐薬品性も兼
ね備えるという効果も認められる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、含フッ素脂肪族環構造を有するポリマーからなるこ
    とを特徴とする濾材。
JP15214089A 1989-06-16 1989-06-16 濾材 Pending JPH0321310A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15214089A JPH0321310A (ja) 1989-06-16 1989-06-16 濾材

Applications Claiming Priority (1)

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JP15214089A JPH0321310A (ja) 1989-06-16 1989-06-16 濾材

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JPH0321310A true JPH0321310A (ja) 1991-01-30

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ID=15533915

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JP15214089A Pending JPH0321310A (ja) 1989-06-16 1989-06-16 濾材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009202421A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Brother Ind Ltd 超音波溶着装置及び溶着体の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009202421A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Brother Ind Ltd 超音波溶着装置及び溶着体の製造方法
JP4697246B2 (ja) * 2008-02-28 2011-06-08 ブラザー工業株式会社 超音波溶着装置及び溶着体の製造方法

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