JPH03212210A - 引き出し - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は引き出しに係り、特に側板と、背板と、前面パ
ネルと、底板とからなる引き出しに関する。

〔従来の技術〕

従来から知られている引き出しは運搬時にしばしば問題
が生じる。これは上記引き出しはすでに組み立てられて
おり、それがかなり大きな容積を占めているからである
。

〔発明の構成〕

本発明の基本的な目的は、上述のタイプの引き出しを運
搬のためにその容積を減らすようにする改良を加えるこ
とにある。

上記目的を達成するために本発明は、側板と、背板と、
前面パネルと、底板とからなる引き出しであって、上記
側板と背板とは上記底板に対してヒンジ構造で接合され
るとともに、上記前面パネルは着脱自在に上記側板に連
結されたことを特徴とするものである。

上記所定の技術的開示は、引き出しが最小のスペースを
占めるようにするという運搬時やその他の目的に対して
、前面パネルを取外し、側板と背板とが底板とほぼ水平
になるようにヒンジ状の構造により側板と背板とを折り
畳んで引き出しの容積を小さくできるという重要な効果
を奏する。これにより引き出しは可能な限りコンパクト
な状態で梱包することができる。

したがって、このように引き出しを最小のスペースで積
み重ねることが可能となり、特に折り畳んだ状態での部
材の積み重ねも可能となる。

このような引き出しを分解可能とすることはすでに知ら
れていることであるが、各部材の位置を保持することを
確実にするために部材相互をヒンジ状に結合することは
知られていないことである。

本発明による技術的開示によれば、すなわち個々の部材
を寄せ集めたり、組み立て場所においてそれらを正確な
位置に配置するという必要がないという効果がある。そ
れは上記部材がすでに正確な位置に互いに接合されてお
り、それらを起こすようにするだけで引き出しの組み立
てを完了することができるからである。

〔実施例〕

第１図及び第２図に示した引き出しは前面パネル１と、
側板２．３と、背板４と底板５とから構成されている。

上記側板２．３と上記底板５との間と、同じく上記背板
４と底板５との間の部分にはヒンジ結合部が形成されて
いる。さらに組み立てられた状態において背板４に側板
２．３を堅固に接合するコーナコネクタ６．７が付加的
に設けられている。

第３図および第４図にヒンジ状に結合された２、３．４
．５部分の結合原理が図解されている。このとき、底板
５は例えば側板２．３や背板４の溝９に係止する下方に
向いた突起８を有することが分かる。上記溝は内方に向
いた突起１０と上記底板５の突起８が係止する開口１１
とを有している。

また、この溝はその断面形状がほぼ正方形あるいは矩形
をなしている。

もし、圧力配置１３が枠部材２．３．４に下方から作用
すると、上記底板５はその突起８により溝９内に堅固に
押圧され、これと同時に方向１２に回転運動させると、
上記枠部材２．３．４は回転し、上記突起８は溝９内で
９０°回動する。

ここで重要なことは上記底板の表面は溝内に延出すると
ともにこの溝９に直線性と形状とが保持固定されるよう
に余分な長さを有する突起部１４に位置することである
。ここで発揮される効果は引張り及びこじあけられない
ような方法により上記溝の幅が満たされるように選択さ
れた底板の奨起８の長さにより突起１４において枠部材
１２．１３．１４を支持することにある。結局、最終的
な効果は上記溝においてこじあけられないように支持す
る点にある。

第４ａ図は一方が係止し、他方に対して９０゜ねじれる
ような半円状溝を有する他の異なる結合原理を示してい
る。

ここに示された結合原理はピアノヒンジのそれと同様で
、２個の部材の全体がヒンジ形式で接合されている。

上記第３図及び第４図の結合の解除は取外し可能とした
り、分離できないようにできる。すなわち上記部材２．
３．４は底板５に対して着脱及び回動自在に連結でき、
また他の実施例においてはこの２個の部材は分離しない
が互いに対して回動可能となっている。

例えば、第５図はどのようにして背板４と側板２とがコ
ーナコネクタ７により互いに着脱自在に接合されるかを
示している。

上記コーナコネクタは、ガイド部拐（図示せず）により
机に固着された詳細を図示しない引き出しガイドレール
が係止する凹所１５を有している。

また、上記コーナコネクタは基本的には互いに９０°の
角度をなす側方突起１６．１７の成形されたプラスチッ
ク部材から構成されている。各突起は同一形状をなして
いる。以下説明の簡単化のために突起１６についてのみ
説明する。

この突起１６は基本的に前面部１８とこの前面部から伸
びる傾斜部１９とからなる。

側面２０．２１とは付加的に形成されている。

上記２個の表面１８．１９間の傾斜は側板２内の配置開
口２２に挿入するための中心状めを容易にするのに好ま
しい状態に設定されている。

止め金２３は、これが有効にするために２通りの選択に
より背中合わせの側板２０．２１の部分に形成されてい
る。

第１の実施例では止め金２３は一方の面２０にのみに形
成され、第２の実施例では両側面２０．２１にそれぞれ
背中合わせの止め金を形成することもできる。

本実施例では、側面２０上の１個の止め金を基本として
いる。

上記止め金には側部材２の外面にある開口２４が一致す
る。

第５図のＡ−Ａ線の断面を示した第５ａ図によれば、上
記止め金２３は螺旋状圧縮バネ２５により付勢されてお
り、変位できるように着脱自在にコネクタ７内の凹所２
６に支持されている。

上記止め金はその過程において、コネクタ部の側板２０
の開口２７は凹所２４に係止するようにしてロック状態
になる。

上記止め金２３の表面２８は最初に枠部材の内面に沿っ
てスライドできるように押しつけられ、上記開口２４内
にある時にのみバネ付勢により押し戻されるように面取
りされている。

一方、矢印２９の方向により側板の接合が果たされ、矢
印３０の方向により背板の接合が果たされる。

ここに示したようなコネクタ部の側板２０の止め金２３
の代わりに互いに離れて設けられた複数の止め金を使用
することも可能である。

ここに示したような螺旋状圧縮バネ２５により作用する
止め金２３の代わりにボール止め金や螺旋バネ付きのバ
ネ止め金を使用することも可能である。

したがって、バネ付勢されるようなすべての既存の止め
全機構は本発明の保護範囲にはいる。

第６図及び第７図は前面パネル１に対する側板２．３の
着脱自在な接合を示している。

前面パネル３１は側板２．３の内部で固着手段により配
置形成されている。

上記接合は上記側板２．３の適当な位置にリベット手段
により果たされている。

上記前面パネルコネクタは基本的にはアルミニウムやプ
ラスチック部品３３からなり、この部品は上記側板２．
３の内部に示されたリベット３２により固定される。こ
のプラスチック部品内には１ 調整部材３４が調整可能に支持されており、この調整部
材は正面図（第７図）にあるようにほぼＵ字形断面をな
し、前面パネルに対して着脱自在な接続を果たす２個の
前面突起３６を備えている。

上記調整部材は突起３６とともに調整要素３３内の開口
３７を通じて係止するようになっている。

最初に述べたように、調整部材３４は上記調整要素３３
内に保持されており、互いに直交する方向３８．３９の
２方向調整ができるようになっている。

矢印方向３９の調整は、側板２．３と底板５とを作用力
を抑止する方法で前面パネルを接合するために、前面パ
ネルの表面に対して適正な角度の平面内に上記前面パネ
ルをクランプすることを目的とする。

矢印方向３８の鉛直方向の調整は、何段かに重ねられた
前面パネルの引き出し配列の接合幅を設定することを目
的とする。

勾配調整の配置も合わせて行えるようになっている。

２ 矢印方向３８の調整は以下のように行われる。

調整ねじ４１が偏心ピン４２（第９図参照）の前面にお
いてねじり抵抗形式で接合されるように形成されており
、上記偏心ピン４２は調整部材３４の溝４３に係止する
ようになっている。

上記調整ねじ４１は溝内の偏心ピン４２とともにバネ手
段４４により押圧されている。上記調整ねじのスロット
４６は開口４５を通じて接近しやすい状態にあり、これ
により上記調整ねじは工具により回転することができる
。上記調整ねじ４１を回転することにより上記溝４３内
の偏心ピン４２は回転するとともに、上記調整部材３４
は第９図の引出し平面に対して適正な角度に調整される
。

矢印方向３９の調整は以下のように行われる。

第８図において、固定ねじ４７は側板２．３の側面の開
口４８を通じて接近しやすくなっている。

上記固定ねじ側板の側壁内の凹所４９内に位置している
。

上記凹所と同一平面上で、はとんど拡大されているが、
調整部材３４内において凹所が形成されている。

したがって、上記調整ねじ４７は調整部材３４の凹所５
５内にねじ部５０により螺着するようになっている。上
記ねじ部が螺着される内ねじ部５６を有する調整くさび
が上記凹所部内に形成されている。上記調整部材は凹所
５５内に挿入されたくさび５４上に配置された同一形式
、同一勾配のくさび表面５３と協働する側方くさび表面
５２を有している。

したがって、上記調整ねじはねじ部５０によって上記調
整部材の凹所５５内に螺合するとともに、くさび５１き
くさび５４とが機能する。

第８図は上記調整部材を緩めた状態を示している。

上記調整ねじ４７を回転させると、くさび５１は上記ね
じ軸方向を第８図に示したように移動し、くさび表面５
２はくさび表面５３と衝接する。上記くさび表面は互い
に反対方向に滑り、上記調整部材３４は矢印方向５７に
かけて移動する。

このような調整の結果、上記前面パネルの側板２．３と
その前面部に対しての作用力の抑止と変形防止とがなさ
れる。

類似した位置決め孔５９に配設された打込みピン５８が
上記前面パネルの内面に後方を向いて形成されている。

上記突起３６は板状に幅が広がっていてくさび状に面取
りされ、上記位置決め孔５９に係止するようになってい
る。この種の接合は周知のものである。

矢印３８方向の調整において重要なことは上記引出しに
対する工程上の比較的大きな誤差を許容することである
。

離れた位置にある側板２．３の距離はいつも一定なわけ
ではない。

製造に関する寸法の変動を補償するために側板２の側壁
の相当大きな凹所６０内に配置された調整部材３４が設
けられている。また、これは上記調整部材３４に上記作
用力抑止が接触するのを維持するためにバネ４４の補助
により押圧されなければならない理由でもある。

　５ このため上記調整部材３４は上記凹所６０部分の内部を
移動可能になっている。これにより対向する側板２．３
間が大きく変動しても掛は渡すことができ、コネクタ５
８により前面パネルを側板に堅固に接続することができ
る。

また、第８図の凹所６１にとり、重要なことは第７図の
引き出し平面に対して適正な角度で大きな調整範囲が許
されることである。

第１０図は成形加工された中空断面に使用されるような
他の接続形式を示しており、ここで底板６５は側板６６
と分離せず、かつ回動可能に接続されることが重要であ
る。本実施例において、上記底板は丸まった突起６７を
有し、この突起により凹所６８が形成されている。側板
は回動して倒された状態６６′が破線で示されており、
矢印方向６９に回動した状態が実線で示されている。

形状については、したがって側板６６と底板６５とは中
空の箱状を形成し、また底板６５は支持のためのウェブ
が底面に設けられ、半円状の突起６７が端部に形成され
ており、さらにこの突起６ は凹所６８を形成して側板６６のヒンジピンと係止する
ようになっている。上記側板のヒンジピン６８は底板の
半円状突起６７と一致して半円状の凹所内に嵌合する突
起上に支持されており、さらに上記側板は直線状に延出
するようになっている。

上記側板６６は底板６５と同様に中空の箱状に構成する
ことができ、この箱状構造は上記側板の一端を側板６６
を側壁を引き付けるように外側に近づける一方、側板内
に配置された閉じた中空部が形成された支持断面を有す
る。上記側板６６が回動すると、上記成形されたヒンジ
部材は半円状の可動部と重なると同時に互いに係止し、
これによリヒンジ部に防塵性と気密性とを有する接合を
実現できる。上記成形加工された中空断面のヒンジ部は
上記側板と底板とに沿って一体的に形成することができ
、あるいは突起状の湾曲ヒンジ部のみを形成することも
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による引き出しの組立てられた状態を示
した斜視図、第２図は第１図の引き出しを理解のために
ヒンジ結合された部材を分解し、互いに切り離した状態
を示した斜視図、第３図は第２図のヒンジ形式の係止構
造の開いた状態を示した一部横断面図、第４図は第３図
の組み立て後の状態を示した一部横断面図、第４ａ図は
他のヒンジ形式の係止構造を示した斜視図、第５図は背
板と側板とを接合するコーナコネクタを示した斜視図、
第５ａ図は止め全要素の詳細図、第６図は前面パネルを
固定するための固定具を示した斜視図、第７図は第６図
の側壁の縦断面図、第８図は前面パネルとの着脱自在な
結合のために前面パネルの近傍端部に設けられた固定具
を示した断面図、第９図は前面パネルのための鉛直調整
装置を示した断面図、第１０図は押出成形プラスチック
断面を適用して第３図及び第４図と同様の連結機構を図
解した断面図である。 １・・・前面パネル、２，３・・・側板、４・・・背板
、５・・・底板、６，７・・・コーナコネクタ、８・・
・突起、９・・・溝状開口、１６．１７・・・側方突起
、２３・・・止め金、２４・・・開口、２５・・・圧縮
バネ、３１・・・前面ノくネルコネクタ、３４・・・調
整部材、３６・・・前面突起、４１・・・調整ねじ、４
２・・・偏心ピン、４３・・・溝、４４・・・バネ、４
７・・・調整ねじ、５１・・・くさび、５２．５３・・
・くさび面、６５・・・底板、６６・・・側板、６７・
・・円弧状突起、６８・・・半円状開口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、側板と、背板と、前面パネルと、底板とからなる引
   き出しであって、上記側板と背板とは上記底板に対して
   ヒンジ構造で接合されるとともに、上記前面パネルは着
   脱自在に上記側板に連結されたことを特徴とする引き出
   し。 ２、上記底板は上記側板と背板の一部の溝状開口内に係
   止されるとともに、初期張力による作用力を抑止するよ
   うに上記溝を塞ぐ下方を向く突起が表面に形成され、上
   記溝には内方に向いたフック状の突起と上記底板が係止
   する突起が通る開口とが設けられていることを特徴とす
   る請求項１記載の引き出し。 ３、上記側板と背板とはそれぞれ底板の頂部に対して直
   線状と形状とが保持固定されるように余分な長さを有す
   る突起部を有し、この突起部により上記側板と底板とが
   支持されたことを特徴とする請求項１記載の引き出し。 ４、上記側板と背板とは互いに係止し、また好ましくは
   互いに９０°をなすようにねじれた２個の半円形状の溝
   部からなるヒンジ接合部により底板に結合されたことを
   特徴とする請求項１記載の引き出し。 ５、上記側板と背板とは回動可能で着脱自在あるいは分
   離しないようにして支持されたことを特徴とする請求項
   １記載の引き出し。 ６、上記側板は背板に対してコーナコネクタにより結合
   されたことを特徴とする請求項１記載の引き出し。 ７、上記各コーナコネクタは突起が成形加工されたプラ
   スチック部からなり、この突起は、互いに９０°をなし
   てずれて配置され、さらにその前面には前部表面とそこ
   から伸びる所定の傾斜面が形成されたことを特徴とする
   請求項６記載の引き出し。 ８、上記コーナコネクタは上記側板部分の対向する位置
   の凹所に摩擦部分が形成されたことを特徴とする請求項
   ６記載の引き出し。 ９、上記摩擦部分は少なくとも止め金、ボール止め金あ
   るいは弾性手段により形成されたバネ止め金のいずれか
   からなることを特徴とする請求項８記載の引き出し。 １０、上記弾性手段は螺旋状バネからなることを特徴と
   する請求項９記載の引き出し。 １１、上記前面パネルコネクタは側板の各表面上に形成
   されるとともに、上記側壁の内部に固定状態で配置され
   たことを特徴とする請求項１記載の引き出し。 １２、上記前面パネルコネクタは上記側壁にリベットに
   より固着された部品と、この部品内に調整可能に支持さ
   れるとともに正面形状が略Ｕ字形をなす調整部材と、２
   個の突起とから構成されたことを特徴とする請求項１１
   記載の引き出し。 １３、上記前面パネルコネクタの範囲を越えた前面パネ
   ルの鉛直方向の調整は、偏心ピンに対して前部表面にお
   いてねじり抵抗状態で接合された調整ねじの補助により
   実現し、この偏心ピンは上記調整部材の溝内に係止する
   とともにこの溝内にバネ手段により押圧されたことを特
   徴とする請求項１２記載の引き出し。 １４、上記前面パネルの側板に対する緊締動作は上記前
   面コネクタと固定ねじとにより上記側壁に向う方向に実
   現し、上記固定ねじは上記調整部材の凹所に係止するね
   じ部を有するとともに、他のくさび面と係わるような側
   方くさび面を有する調整くさびで上記ねじ部が分かち合
   われ、このくさび面は互いに滑動できることを特徴とす
   る請求項１２記載の引き出し。