JPH03211149A

JPH03211149A - シート材検知装置

Info

Publication number: JPH03211149A
Application number: JP664690A
Authority: JP
Inventors: Yukio Takemura; 竹村　幸男
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1990-01-16
Filing date: 1990-01-16
Publication date: 1991-09-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、たとえば複写装置、プリンタ装置等において
移動する原稿や記録紙等のシート材を検知するため使用
されるシート材検知装置に関する。

（従来の技術）従来、この種のシート材検知装置としては、たとえば第
６図に示されるフォトカブラが市販されている。このフ
ォトカブラ１００は発光部１０１と受光部１０２が一体
的に形成されているものである。そして、複写装置等に
装着されるときは第７図に示されるようにシート材Ｐの
端部を検出するように配置される。

しかし複写装置等におけるシート状端部の検知の位置と
してはシート材の搬送方向に対して直交方向への検知ず
れに対するラチチュードを向上させる必要があること、
またシート材が穴あき原稿等である場合において誤検知
が発生しないようにする必要があること、等からシート
材の搬送領域の中央部近傍で検知することが本来望まし
い。

そこで、従来においても第８図及び第９図に示されるよ
うな発光部と受光部を分割し、対向配置したシート材検
知装置が一般によく用いられている。この種の装置にお
いては、第８図に示すように、発光部としての発光素子
１５０及び受光部としての受光素子１５１間の検出能力
（一般にＳ／Ｎ比）を上げるために、発光素子１５０及
び受光素子１５１の前面をそれぞれ長孔スリット１５２
ａ、１５３ａを有する遮蔽板１５２゜１５３で覆い、こ
のスリット１５２ａ、１５３ａを同位置関係で配置させ
て光路を形成するもの、又は、第９図に示すように、遮
蔽板１５５１５６に、ピンホール（円形状の小さな貫通
孔）１５５ａ、１５６ａを設け、このピンホール１５５
ａ、１５６ａによって光路を構成して検知装置の検出能
力を上げているものがあり、検出能力を上げるためには
、ピンホール等によって光路を構成したほうが良いこと
が知られている。

（発明が解決しようとする課題）しかし斯かる従来技術にあっては、シート材検知装置と
して上述のピンホールまたはスリットの構造とすること
によって発光部から受光部への光路を絞ってセンサーを
構成するものであり、このピンホール等の互いの位置出
しを正確に行わないと光路が一致せず光束がピンホール
等を透過せず遮断されてしまうことがある。そのためこ
れら従来装置の組立時には上記発光素子、ピンホールま
たはスリット及び受光素子の光軸を一致させるために多
くの調整作業を行わねばならないという問題がある。さ
らに取扱うシート材の紙粉あるいは装置内の埃などによ
ってピンホール等に目づまりを起して光路が遮光されて
しまい検出不可能となる場合もあるという問題があった
。

本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、スリットやビン
ホー゛ル等の遮蔽部材を用いずにシート材の検出能力を
向上させ、さらに光軸調整等の必要がなく取付作業が容
易で、紙粉等による目づまり等の心配もないシート材検
知装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明にあっては、発光部
と受光部を配設して、該発光部と該受光部の間に光路を
形成し、所定方向に搬送されるシート材が上記光路を遮
断したとき該シート材を検知するシート材検知装置にお
いて、上記発光部は面状発光手段として構成され、上記受光部
と検知すべきシート材の間には該受光部に集光させるた
めの楕円鏡による集光手段が配設されていることを特徴
とする。

そして、上記面状発光手段は、発光素子と拡散板により
構成することができると共に、上記面状発光手段は、Ｅ
Ｌ光源により構成することができる。

また、シート材の通過域と楕円鏡の間に透明カバーを配
置し、上記透明カバーに可視光遮断のための可視光カッ
トフィルタを設けたならばより効果的である。

（作　用）而して複写装置等に適用するときもその組立は容易であ
り、使用時においては通過搬送されるシート材を確実に
検知し紙粉、埃等による悪影響を受けることがない。

（実施例）以下本発明を図示の実施例に基づいて説明する。本発明
の実施例に係るシート材検知装置を原稿自動送り装置に
適用した場合について第１図から第３図に基づいて説明
する。

まず、本発明のシート材検知装置を適用した原稿自動送
り装置１の全体概要を示す第２図及び主要部を拡大した
第３図により説明すると、原稿自動送り装置１は、第２
図に示すように、原稿載置台２を有すると共に、画像形
成装置３のプラテンガラス４を覆うように配置された搬
送ベルト５を備えている。原稿載置台２の下方には、給
紙ローラ６が設けられており、該給紙ローラ６に隣接し
て分離部搬送ベルト７ａ及び分離ローラ７ｂからなる分
離部７が設けられていて、原稿載置台２に収納するシー
ト原稿Ｐを下位のものから１枚毎に分離して搬送するよ
うになっている。分離部７の下流には、上記プラテンガ
ラス４方向に延びる給紙パス９が配置されており、該給
紙パス９の中程にはレジストローラ１０が配設されてい
て、給紙パス９はシート原稿Ｐをレジストローラ１ｏを
介してプラテンガラス４へ導く。更に分離部７の上方に
は、排紙パス１１が設けられていて、該排紙パス１１は
、プラテンガラス４からのシート原稿Ｐを犬ローラ１２
の図中左方に沿って誘導する。

大ローラ１２の図中右方には、排紙パス１１から分岐し
て給紙バス９に合流する両面原稿用の反転パス１３とフ
ラッパ１４が設けられている。

なお、該原稿自動送り装置１は、プラテンガラス４に対
して開閉可能な構造となっており、上カバー１６．フラ
ッパ１４を支持するフラッパ支持部材１５及び大ローラ
１２にシート原稿Ｐを導く下カバー１７は、シート原稿
Ｐが装置内でジャム等を起こした場合、このジャムした
シート原稿Ｐを除去できるように開閉可能に構成されて
いる。

そして第２図を一部拡大した第３図に示されるように上
記大ローラ１２にシート原稿Ｐを導くパス２６には反転
パス入口部センサとしてシート材検知装置２７が配置さ
れており該検知装置２７は対向する発光部２７ａと受光
部２７ｂにより構成され、間に光路を形成している。

以下では、上記シート材検知装置２７を拡大した第１図
に基づいて、その構成を説明する。発光部２７ａは発光
素子２７１．拡散板２７２及びこれらを保護する発光部
カバー２７５により構成されている。ここで拡散板２７
２を配設することにより発光部を面状発光体となるよう
にしている。

発光部カバー２７５は透明なアクリル等で成形されてお
り拡散板２７２を所定の位置に保持するとともに発光素
子２７１や拡散板２７２に紙粉等が進入付着しない様に
保護部材としても機能している。また発光部カバー２７
５は該カバー２７５の表面に紙粉等が付着しない様にす
るためシート材Ｐが該カバーの表面を摺擦するようにシ
ート材通過領域に対しわずかに突出して配設されている
。

一方、受光部２７ｂは集光手段としての楕円鏡２７３、
受光素子２７４により構成され、これらを保護するため
透明のカバー２７６及び受光部カバー２７７が配設され
ている。また不要の可視光を遮断するためカバー２７６
には可視カットフィルター２７８が設けられている。

なお、楕円鏡２７３は受光素子２７４の受光面とシート
材通過領域の位置が楕円鏡の焦点位置、すなわち共役に
なるように配置されており、シート材の通過領域で第１
の焦点、受光素子２７４の受光面で第２の焦点を形成し
ている。

上記構成の実施例装置にあっては、原稿自動送り装置１
により搬送されるシート材は、シート材検知装置２７に
より確実に検知される。また、複数のシート材について
検知し続けても紙粉等により影響されることがなく常に
正確な検知が可能である。

また、可視光カットフィルタを配設したことにより、外
光等の不必要な光がカットされ検知能力はさらに向上す
る。

なお、上記集光手段としての楕円鏡は樹脂により成形す
ることが可能であり、製造が容易で、コストの低減化を
図ることができる。そして、この樹脂自体に可視光カッ
ト特性を持たせればさらに好ましいものとなる。

また、第４図に示されるように上記した発光部２７ａの
発光部カバーを拡散板として併用することが可能であり
、この場合部品数の削減、低コスト化を図ることができ
る。

また、上述した実施例では発光部を面状発光させるため
発光素子及び拡散板を用いたが、第５図に示すように拡
散板を用いず、ＥＬ光源としてもよい。この場合装置の
小型化を図ることができる。

（発明の効果）本発明は以上の構成および作用から成るもので発光部を
面状発光手段とし、受光部には集光手段を配設すること
により、スリットやピンホール等の遮蔽部材を用いるこ
となくシート材の検出能力を向上させ、さらに取付作業
が容易で、紙粉等による目づまり等による問題を生じる
ことがないシート材検知装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るシート材検知装置を拡大
して示した概要構成図、第２図及び第３図は本発明のシ
ート材検知装置を適用した自動原稿送り装置の概要を示
した図、第４図は発光部のカバーを拡散板と併用した例
を示す図、第５図は発光部にＥＬ光源を採用した例を示
す図、第６図から第９図はそれぞれ従来のシート材検知
装置について示した図である。符号の説明２７・・・シート材検知装置１（２７ａ・・・発光部、２７ｂ・・・受光部）２７１．
２７２・・・面状発光手段（２７１・・・発光素子、２７２・・・拡散板）２７３
・・・楕円鏡（集光手段）２７４・・・受光素子　　　２７６・・・透明カバー２
７８・・・可視光カットフィルタ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）発光部と受光部を配設して、該発光部と該受光部
の間に光路を形成し、所定方向に搬送されるシート材が
上記光路を遮断したとき該シート材を検知するシート材
検知装置において、上記発光部は面状発光手段として構成され、上記受光部と検知すべきシート材の間には該受光部
に集光させるため楕円鏡による集光手段が配設されてい
ることを特徴とするシート材検知装置。
（２）上記面状発光手段は、発光素子と拡散板により構
成されていることを特徴とする請求項１に記載のシート
材検知装置。
（３）上記面状発光手段は、ＥＬ光源であることを特徴
とする請求項１に記載のシート材検知装置。
（４）シート材の通過域と楕円鏡の間に透明カバーを配
置したことを特徴とする請求項１に記載のシート材検知
装置。
（５）上記透明カバーに可視光遮断のための可視光カッ
トフィルタを設けたことを特徴とする請求項４に記載の
シート材検知装置。