JPH032102Y2 - - Google Patents

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JPH032102Y2
JPH032102Y2 JP8936384U JP8936384U JPH032102Y2 JP H032102 Y2 JPH032102 Y2 JP H032102Y2 JP 8936384 U JP8936384 U JP 8936384U JP 8936384 U JP8936384 U JP 8936384U JP H032102 Y2 JPH032102 Y2 JP H032102Y2
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JP
Japan
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culm
cutter
cover
conveyance chain
switching cover
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JP8936384U
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JPS617940U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、農機具の一種として使用されてい
るコンバインの一部に設置利用し、このコンバイ
ンから排出される排稈を排稈カツターに導入した
り導入しないようにした排稈処理装置に関するも
のである。
<従来の技術> 従来一般には次の2つのタイプが存在した。
すなわちその1つは、ごく一般的な形式のもの
であるが、第3図に示すように、コンバインの排
稈口後方の排稈搬送チエーンa終端部下方に、排
稈カツターを収納したカツターケースbを配設
し、このカツターケースbの上下に開口部を形成
せしめ、このうち上方開口部に開閉自在な切換カ
バーcを配設するとともに、前記排稈搬送チエー
ンaの終端部上方に、下方に向けた排稈案内具d
を配設したものであり、これによつて送られてき
た排稈をカツター方向に導くためには、排稈案内
具dをカツターケースbの上方開口部方向に向け
るとともに切換カバーcを上方に回動せしめて、
排稈の進行をカツターケースb内に切換えるよう
にするものであつた。
他の1つのタイプは、例えば実開昭58−70744
号公報に示されているように、切換カバーが上下
動する形式のものである。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、前者のような装置においては、結局
のところ、切換カバーcと排稈案内具dとが対称
の動きをするために、それぞれの先端が衝突し合
い、かつ連動操作をすることができず、そして短
い切換カバーcしか配設できないため、カツター
ケースbの上方開口部は小さく形成されることに
なり、排稈のカツターケースb内への投入の支障
が生じることもあつた。またこのような装置にお
いては、切換カバーcを開くために回動せしめる
と、上方の排稈搬送チエーンaに干渉するために
結局のところ支点を下方に設定せざるを得ず、そ
のため後方向に斜めの状態に取付けられることに
なり、排稈搬送チエーンaの作用が終端まで働か
ないという欠点も有していた。
また後者のものにおいては、切換カバーが上下
動する際に排稈搬送チエーンへの衝突を防止する
ために切換カバーの該当する部分をスリ割り状に
切欠しなければならず、危険防止の点で問題であ
り、かつ排稈案内具を取り付けることができなか
つた。
<問題点を解決するための手段> そこでこの考案は、排稈搬送チエーンの終端下
方に排稈カツターを配設し、前記排稈搬送チエー
ンの終端部には、この排稈搬送チエーンを被覆し
後方を開閉式にした上部カバーを配設するととも
に、排稈カツターの周囲には、上下に開口を有す
るカツターケースを配設した排稈処理装置におい
て、カツターケースの上方開口部には、この開口
部全体を閉塞しうるスライド式切換カバーを配設
し、このスライド式切換カバーの一端に、排稈搬
送チエーンの上方において一端を回動自在に配設
した軸に固着したバーの下端を連結し、かつ、こ
の軸のスライド式切換カバーを全開したときに下
方の排稈カツターの切断部方向に回動する排稈案
内具を固着し、さらに前記バーと開閉式の上部カ
バーとをロツトによつて連結して、排稈搬送チエ
ーンの後方に存在する上部カバーを開閉せしめる
ことに連動して、すなわち上部カバーを開の状態
にすることによつてスライド式切換カバーを閉の
状態にし、また上部カバーを閉の状態にすること
によつてスライド式切換カバーを開の状態になる
ようにしたものである。
<実施例> 次にこの考案にかかる排稈処理装置の一排稈処
理装置を第1図及び第2図にもとづいて述べる
と、1はコンバイン(図示せず)の排稈口後方に
配設した排稈搬送チエーンであり、2はこの排稈
搬送チエーン1の終端方向下方に配設した排稈カ
ツターである。この排稈カツター2は、すでに公
知のものであり、2本の並行する回転軸3に一定
間隔で円盤刃4及び送り刃盤4′を配設して構成
されている。5は前記排稈搬送チエーン1を被覆
するカバーであり、このカバー5の後方は開閉す
る形式としてあり、この開閉するカバーを本実施
例においては開閉式上部カバー6と称することに
する。7は前記排稈カツター2の周囲を被覆する
カツターケースであり、このカツターケース7
は、その上下に開口部(上方開口部8、下方開口
部9)を形成せしめてある。10はカツターケー
ス7の上方開口部8に配設したスライド式の切換
カバーであり、この切換カバー10がスライドす
る形式としては、次のようになす。すなわち、カ
ツターケース7の上端及び前記切換カバー10が
スライドする方向に連続する溝11を形成してお
いて、切換カバー10の前後両端側部に、軸又は
ローラー12を突設せしめて、この軸又はローラ
ー12を前記溝11に係合せしめるのである。1
3は、排稈搬送チエーン1の上方において、一端
を回動自在に配設した軸14に固着したバーであ
り、このバー13は、他端に長孔15を形成し、
この長孔15に前記切換カバー10の一端を連結
せしめてある。16はバー13を固着している軸
14に対して固着し、切換カバー10を全開した
ときに下方の排稈カツター2の切断部方向に回動
する排稈案内具であり、17は前記バー13と開
閉式上部カバー6を連結してあるロツドである。
尚、図中18は、カツターケース7における上方
開口部8の下方で、排稈カツター2との間に配設
した排稈送り込みローラーである。
<作用> しかして、排稈搬送チエーン1によつて送られ
てきた排稈を排稈カツター2に導くためには開閉
式上部カバー6を閉じる。すなわち、第1図に示
す状態にする。すると、この開閉式上部カバー6
に連結されているロツド17によつてバー13が
図上左方向に回動せられ、これによつて切換カバ
ー10が、軸又はローラー12が溝11内にガイ
ドされながらスライドし、カツターケース7の上
方開口部8が開放される。一方、バー13が上記
のように回動すると、このバー13が固着されて
いる軸14も同角度分回動することになるが、こ
の軸14には、他の排稈案内具16が固着されて
おり、したがつてバー13が回動すると、これに
ともなつて排稈案内具16も回動することにな
る。導かれてきた排稈は、排稈搬送チエーン1に
よつて斜めに送られてきた姿勢を排稈案内具16
によつて排稈カツター2に並行になるように矯正
され、送り込み刃盤4′と排稈送り込みローラー
18との作用部へと向うことになるのである。
また、排稈搬送チエーン1によつて送られてき
た排稈を排稈カツター2に導かない、すなわちい
わゆる藁取り作業をするときには、前記とは逆
に、開閉式上部カバー6を外側に開く。すると、
ロツド17によつて連結されているバー13が図
上右側に回動し、これによつて切換カバー10が
同方向にスライドし、もつてカツターケース7の
上方開口部8を閉じ、また排稈案内具16も持ち
上げられ、排稈搬送チエーン1による排稈の搬送
過程において何ら障害物が無くなるため、カツタ
ーケース7の上面を滑るようにして外方へ放出さ
れるのである。また、軸14の回動を、ワイヤー
等を介して運転席近傍の配設した切換えレバーの
連動することによつて、運転席に居ながらにして
切換えすることもできる(図示せず)。
<考案の効果> 前記のようにこの考案にかかる排稈処理装置に
よれば、開閉式の上部カバーを開閉せしめるのみ
で、内部の切換カバーも連動して開閉し、かつこ
れらの操作をするに際して切換カバーが排稈搬送
チエーンに干渉したりせず、排稈の導入口となる
べきカツターケースの上方開口部を大きくとるこ
とができ、操作上の安全性が図れる等の効果を有
する。さらに従来の装置にあつては、切換操作に
よつてカツター供給口の開閉が、カツター先端部
で始まり、また終るために、排稈が連続して流れ
ているときに切換操作をすると、排稈の流れを止
めることになり、したがつて詰りを発生するが、
この考案にかかる装置によれば排稈が連続して流
れている場合でも切換えカバー、上部開閉カバ
ー、排稈案内具が排稈の流れを止めることがない
ため、トラブルなく切換えをすることができると
いう大きな利点をも有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案にかかる排稈処理装置の一実施
例を示すものであり、第1図は切換カバーを開い
ている状態の断面図、第2図は切換カバーを閉じ
ている状態を示す断面図、第3図は従来例を示す
断面図である。 1……排稈搬送チエーン、2……排稈カツタ
ー、3……回転軸、4……円盤刃、4′……送り
込み刃盤、5……カバー、6……開閉式上部カバ
ー、7……カツターケース、8……上方開口部、
9……下方開口部、10……切換カバー、11…
…溝、12……軸又はローラー、13……バー、
14……軸、15……長孔、16……排稈案内
具、17……ロツド、18……排稈送り込みロー
ラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排稈搬送チエーンの終端下方に排稈カツターを
    配設し、前記排稈搬送チエーンの終端部には、こ
    の排稈搬送チエーンを被覆し後方を開閉式にした
    上部カバーを配設するとともに、排稈カツターの
    周囲には、上下に開口を有するカツターケースを
    配設した排稈処理装置において、カツターケース
    の上方開口部には、この開口部全体を閉塞しうる
    スライド式切換カバーを配設し、このスライド式
    切換カバーの一端に、排稈搬送チエーンの上方に
    おいて一端を回動自在に配設した軸に固着したバ
    ーの下端を連結し、かつ、この軸にスライド式切
    換カバーを全開したときに下方の排稈カツターの
    切断部方向に回動する排稈案内具を固着し、さら
    に前記バーと開閉式の上部カバーとをロツトによ
    つて連結したことを特徴とする排稈処理装置。
JP8936384U 1984-06-18 1984-06-18 排稈処理装置 Granted JPS617940U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8936384U JPS617940U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 排稈処理装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8936384U JPS617940U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 排稈処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS617940U JPS617940U (ja) 1986-01-18
JPH032102Y2 true JPH032102Y2 (ja) 1991-01-22

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ID=30643366

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JP8936384U Granted JPS617940U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 排稈処理装置

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JPS617940U (ja) 1986-01-18

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