JPH0321026Y2 - - Google Patents

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JPH0321026Y2
JPH0321026Y2 JP1984170702U JP17070284U JPH0321026Y2 JP H0321026 Y2 JPH0321026 Y2 JP H0321026Y2 JP 1984170702 U JP1984170702 U JP 1984170702U JP 17070284 U JP17070284 U JP 17070284U JP H0321026 Y2 JPH0321026 Y2 JP H0321026Y2
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connector
annular
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male
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、雌コネクタに対し雄コネクタを挿抜
することによつて回路相互間の接離を行なうコネ
クタに関する。
[従来技術] 従来のコネクタにあつては、雌コネクタに雄コ
ネクタを差し込み接続する場合に、両者をそれら
の形状によつて決まる所定の位置関係にさせなが
らその差し込み作業を行なわねばならず、従つて
雌コネクタ及び雄コネクタ間の接続作業性が悪い
という問題点があり、特に多量のコネクタを必要
とする自動車等の組立作業時には上記問題点がさ
らに深刻になる事情があつた。
[考案の目的] 本考案は上記従来の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、雌コネクタに雄コネクタを
差し込み接続する場合に両者の位置関係に何ら考
慮を払う必要がなく、似て雌コネクタ及び雄コネ
クタ間の接続作業性を極めて良好になし得ると共
に、接離可能な回路数を製造性の悪化を伴うこと
なく容易に変更設定し得る等の効果を奏するコネ
クタを提供するにある。
[考案の要約] 本考案は上記目的を達成するために、雄コネク
タを、複数個の円環状スペーサをその軸方向に積
み重ねて成るコネクタシエル、並びにこのコネク
タシエルの外周に前記各スペーサの周囲に位置し
て同心状に配設された複数個の環状ターミナル片
によつて構成した点に特徴を有する。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について第1図乃至第
12図を参照しながら説明する。
第1図において、1は雌コネクタ、2はこの雌
コネクタ1に対して挿抜される雄コネクタであ
り、まず、この雄コネクタ2について第2図及び
第9図も参照しながら述べる。3は例えば3個の
プラスチツク製円環状スペーサ4,5,6及び同
じくプラスチツク製の円盤状キヤツプ7をその軸
方向に積み重ねることにより全体として有底円筒
状に形成されたコネクタシエルで、具体的には次
のように構成されている。即ち、コネクタシエル
3の基端部(第2図中下部)に位置した1段目の
スペーサ4は、第4図に示す如く比較的長尺な円
筒状をなし、その上端縁外周部に環状段部4aを
同心状に有すると共に、上端縁内周部に環状の面
取部4aを同心状に有し、この面取部4bには超
音波溶着加工時に溶融するリブ4cが突設されて
いる。また、上記スペーサ4における中央部寄り
の外周部には、径大な環状ストツパ部4dが突出
形成されていると共に、そのストツパ部4dの上
縁に沿つて環状の係止用溝4eが形成されてい
る。コネクタシエル3の2段目及び3段目のスペ
ーサ5及び6は偏平な円筒状をなす同一形状のも
のであり、第5図及び第6図に示す如く、各上端
縁外周部に環状段部5a及び6aを夫々同心状に
有すると共に、各上端縁内周部に環状の面取部5
b及び6bを夫々同心状に有し、この面取部5b
及び6bには超音波溶着加工用のリブ5c及び6
cが夫々突設されている。また、上記各スペーサ
5及び6の下縁部には切欠部5d及び6dを有し
た径小な短円筒部5e及び6eが夫々同心状に形
成され、これら短円筒部5e及び6eの各下端縁
外周部には夫々環状の面取部5f及び6fが形成
されている。コネクタシエル3の先端部に位置し
たキヤツプ7の下面には、第7図に示す如く切欠
部7aを有した径小な短円筒部7bが同心状に形
成され、斯かる短円筒部7bの下端縁外周部には
環状の面取部7cが形成されている。そして、以
上述べた形状のスペーサ4,5,6及びキヤツプ
7を順次積み重ね、この積み重ね状態で超音波溶
着加工を行なつて各リブ4c,5c,6cを溶融
させることにより、スペーサ4及び5の各面取部
4b及び5f間、スペーサ5及び6の各面取部5
b及び6f間、スペーサ6及びキヤツプ7の各面
取部6b及び7c間を互に接合し、これによつて
スペーサ4,5,6及びキヤツプ7を一体化せし
めている。
一方、8は導電金属板をプレス加工することに
よりその縦断面がL字状に形成された合計3個の
雄側環状ターミナル片で、前述の如くスペーサ
4,5,6及びキヤツプ7を積み重ねて一体化す
る際に、予め各スペーサ4,5,6が有する環状
段部4a,5a,6aに嵌め込まれ、以てコネク
タシエル3の外周に互に所定間隔を存して同心状
に列設される。この場合、各環状ターミナル片8
は、第8図及び第9図に示す如く前記スペーサ
5,6及びキヤツプ7の各切欠部5d,6d及び
7aに夫々入り込む突片8aを有し、スペーサ
5,6及びキヤツプ7は各突片8aが互に120°の
位相を存してずれるように配設される。また、9
は合計3本のリード線で、各一端が前記3個の突
片8aに夫々接続され、各他端がスペーサ4内を
通してコネクタシエル3外に導出されている。
尚、10はコネクタシエル3内に各リード線9間
を仕切るように配設された仕切板で、これによつ
てリード線9の位置規制及び断線防止を図るよう
にしている。
続いて、雌コネクタ1について第10図及び第
12図も参照しながら述べる。即ち、11はプラ
スチツク製のコネクタハウジングで、これは下面
及び側面に夫々挿入口12a及びターミナル挿設
用開口部12bを有したハウジング本体部12
と、上記ターミナル挿設用開口部12bに挿入さ
れてハウジング本体部12と連結された矩形筒状
のターミナル押え部材13とより成る。この場
合、ハウジング本体12の側壁はU字状に形成さ
れており、斯かる側壁の内面にはその全域に渡る
3個の溝12cが互に所定間隔(具体的には前記
雄コネクタ2が有する環状ターミナル片8の列設
ピツチに対応した間隔)で刻設されている。14
は長尺状の導電金属板を曲げ加工して成る3個の
雌側環状ターミナル片で、これらは前記雄側環状
ターミナル片8を包囲する形状の主体部14aと
この主体部14a両端から平行且つ直線的に延設
された突片部14b及びこれより長尺な接続片部
14cを有し、特に主体部14aの内周側には例
えば4個の突部14dが絞り加工により打出形成
されている。尚、15は上記環状ターミナル片1
4における突片部14b及び接続片部14c間に
架け渡されたねじれ防止用部材である。そして、
斯かる環状ターミナル片14は、前記ハウジング
本体部12の溝12c内にターミナル挿設用開口
部12bを介して挿設されて、その接続片部14
cが上記開口部12bからターミナル押え部材1
3内へ突出されるものであり、斯様な環状ターミ
ナル片14の抜け外れはターミナル押え部材13
によつて阻止される。尚、ハウジング本体部12
及びターミナル押え部材13の各下端部における
前記挿入穴12aに臨む位置には、夫々係止突起
12d及び13a(第1図参照)が突出形成され
ている。また、ハウジング本体部12及びターミ
ナル押え部材13の各一側面には、夫々係合孔1
2e及び係合突起13bが形成されており、これ
らの係合によつてハウジング本体部12とターミ
ナル押え部材13との連結状態が保持されるよう
になつている。
しかして上記構成において、雌コネクタ1に対
して雄コネクタ2を差し込み接続する場合には、
雌コネクタ1が有する挿入穴12a内に雄コネク
タ2を第1図中の矢印A方向から挿入する。斯様
な挿入状態では、雌コネクタ1が有する環状ター
ミナル片14の突部14dに対して雄コネクタ2
側の環状ターミナル片8が接触され、似て3個ず
つの雄側環状ターミナル片8及び雌側環状ターミ
ナル片14が1対1で接続状態になされると共
に、雄コネクタ2の係止用溝4eに雌コネクタ1
の係止突起12d,13aが係合されてその雄コ
ネクタ2の抜け止めが行なわれる。そして、この
状態から、雄コネクタ2を係止用溝4eと係止突
起12d,13aとによる係止力に抗して第1図
中の反矢印A方向へ引張れば、雄コネクタ2が挿
入穴12aから抜け外れて両環状ターミナル片8
及び14間の接続が解除される。
従つて、雄側環状ターミナル片8側のリード線
9及び雌側環状ターミナル片14側の接続片部1
4cに夫々回路を接続しておけば、雌コネクタ1
に対する雄コネクタ2の挿抜に応じて回路相互間
の接離を行なうことができる。そして本実施例に
よれば、雄コネクタ2のコネクタシエル3を円筒
状に形成してこれの外周に3個の環状ターミナル
片8を同心状に列設する共に、雌コネクタ1側に
上記環状ターミナル片8と対応した3個の環状タ
ーミナル片14を同心状に列設する構成としたか
ら、雌コネクタ1の挿入穴12aに雄コネクタ2
を挿入する際に、雄コネクタ2がその軸心回りに
回転された如何なる位置状態にあつたとしても、
その挿入方向(矢印A方向)さえ注意すれば両環
状ターミナル片8及び14を互に確実に接触させ
ることができる。要するに本実施例によれば、雌
コネクタ1に対し雄コネクタ2を差し込み接続す
る場合に両者の位置関係に何ら考慮を払う必要が
なく、その接続作業性を極めて良好になし得るも
のである。また、雄コネクタ2は、1段目の円環
状スペーサ4上に、2,3段目の円環状スペーサ
5,6及び円盤状のキヤツプ7を積み重ねて形成
されるコネクタシエル3と、各スペーサ4,5,
6の周囲に夫々配設される雄側環状ターミナル片
8とにより構成されるものであるから、上述のよ
うに積み重ねられるスペーサの段数を適宜に選択
することによつて接離可能な回路数を任意に変更
設定できるものであり、結果的に接離可能な回路
数が多岐に渡る場合でも雄コネクタの製造性が悪
化する虞がなくなるものである。
尚、雌コネクタ側のコネクタハウジング及び雄
コネクタ側のコネクタシエルの各形状は上記実施
例に限定されるものではなく、例えば雄コネクタ
側に第13図乃至第17図に示す形状のコネクタ
シエル16を設ける構成としても良い。即ち、こ
の第13図乃至第17図においてコネクタシエル
16は、プラスチツク製の円環状スペーサ17,
18,19及び同じくプラスチツク製の円盤状キ
ヤツプ20を軸方向に積み重ねて成る。そして、
1段目のスペーサ17において、17aは環状段
部、17bは切欠部17cを有した短円筒部、1
7dは面取部、17eは超音波溶着加工用のリ
ブ、17fは環状ストツパ部、17gは係止用溝
である。また、2,3段目のスペーサ18,19
において、18a,19aは環状段部、18b,
19bは夫々切欠部18c,19cを有した短円
筒部、18d,18e,19d,19eは面取
部、18f,19fは超音波溶着加工用のリブで
ある。さらに、キヤツプ20において、20aは
面取部であり、これらスペーサ17,18,19
及びキヤツプ20を順次積み重ね、この積み重ね
状態で超音波溶着加工を行なつて各リブ17e,
18f,19fを溶融させることにより、スペー
サ17及び18の各面取部17d及び18e間、
スペーサ18及び19の各面取部18d及び19
e間,スペーサ19及びキヤツプ20の各面取部
19d及び20a間を互に接合し、これによつて
スペーサ17,18,19及びキヤツプ20を一
体化してコネクタシエル16を構成する。
[考案の効果] 本考案によれば以上の説明によつて明らかなよ
うに、雌コネクタに対し雄コネクタを挿抜するこ
とによつて回路相互間の接離を行なうコネクタに
おいて、雌コネクタに雄コネクタを差し込み接続
する場合に両者の位置関係に何ら考慮を払う必要
がなく、以て雌コネクタ及び雄コネクタ間の接続
作業性を極めて良好になし得る接離可能な回路数
を製造性の悪化を伴うことなく容易に変更設定で
きる等の実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第12図は本考案の一実施例を示
し、第1図は雌コネクタ及び雄コネクタの接続状
態における縦断面図、第2図は雄コネクタの左半
部断面状態での側面図、第3図は雄コネクタの下
面図、第4図及び第5図は夫々異なるスペーサを
左半部断面状態で示す側面図、第6図はスペーサ
の下面図、第7図はキヤツプを左半部断面状態で
示す側面図、第8図及び第9図は雄側環状ターミ
ナル片の夫々縦断面図及び上面図、第10図はコ
ネクタハウジングの分解斜視図、第11図は雌側
環状ターミナル片の斜視図、第12図は同ターミ
ナル片の要部の縦断面図である。また、第13図
乃至第17図は本考案の他の実施例を示すもの
で、第13図は第2図相当図、第14及び第15
図は夫々第4図及び第5図相当図、第16図はス
ペーサの上面図、第17図は第7図相当図であ
る。 図中、1は雌コネクタ、2は雄コネクタ、3,
16はコネクタシエル、4,5,6,17,1
8,19はスペーサ、7,20はキヤツプ、8は
雄側環状ターミナル片、11はコネクタハウジン
グ、14は雌側環状ターミナル片、14dは突部
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 雌コネクタに対し雄コネクタを挿抜することに
    よつて回路相互間の接離を行なうコネクタにおい
    て、前記雄コネクタを、複数個の円環状スペーサ
    をその軸方向に積み重ねて成るコネクタシエル
    と、このコネクタシエルの外周に前記各スペーサ
    の周囲に位置して同心状に配設された複数個の環
    状ターミナル片とによつて構成したことを特徴と
    するコネクタ。
JP1984170702U 1984-11-08 1984-11-08 Expired JPH0321026Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984170702U JPH0321026Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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JP1984170702U JPH0321026Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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Publication Number Publication Date
JPS6185075U JPS6185075U (ja) 1986-06-04
JPH0321026Y2 true JPH0321026Y2 (ja) 1991-05-08

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ID=30728411

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JP1984170702U Expired JPH0321026Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5496793A (en) * 1978-01-17 1979-07-31 Nippon Kokan Kk Multipolar electric connector

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5496793A (en) * 1978-01-17 1979-07-31 Nippon Kokan Kk Multipolar electric connector

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Publication number Publication date
JPS6185075U (ja) 1986-06-04

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