JP2000299161A - 防水ジョイントコネクタ - Google Patents

防水ジョイントコネクタ

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JP2000299161A
JP2000299161A JP11105920A JP10592099A JP2000299161A JP 2000299161 A JP2000299161 A JP 2000299161A JP 11105920 A JP11105920 A JP 11105920A JP 10592099 A JP10592099 A JP 10592099A JP 2000299161 A JP2000299161 A JP 2000299161A
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bus bar
cap
seal
housing
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幸弘 深津
Izumi Suzuki
泉 鈴木
Kiyobumi Ichida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造によって止水を達成する。 【解決手段】 コネクタハウジング10には幅方向に複
数列が並列するキャビティ11が上下二段、設けられ、
各段毎にバスバー体50が嵌合し、端子金具20を所定
のパターンで短絡させている。コネクタハウジング10
の後端にはシールホルダー40によってシール部材30
が取り付けられ、端子金具20に接続された電線をシー
ル状態で挿通させている。コネクタハウジング10には
バスバー体50が取り付いている側から袋状のキャップ
60が被せられ、キャップ60との間はシール部材30
の外周縁に形成されたリップ部31Aによってシールが
なされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防水ジョイントコネ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、この種の防水ジョイントコネ
クタの従来技術を示すものである。ここに示された雌コ
ネクタハウジング100には、雌端子金具を収容するた
めのキャビティ101が、幅方向(図面の手前側から奥
側に向かう方向)に複数列、および高さ方向にそれぞれ
複数段、それぞれ設けられている。そして、上下のキャ
ビティ列内の端子金具102を所定のパターンで短絡さ
せるために、バスバー103を組み込んだバスバー体1
04が上下のキャビティ列のそれぞれに個別に嵌合可能
としている。
【0003】上記ジョイントコネクタに対する防水構造
は次のようになっている。雌コネクタハウジング100
の後部にはいわゆる一括ゴム栓105が嵌め込まれてい
る。この一括ゴム栓105には、各端子金具102を挿
通可能な電線挿通孔106が貫通しており、端子金具1
02に接続された電線107をシール可能としている。
また、この一括ゴム栓105は雌コネクタハウジング1
00の後端部に装着されたゴム栓ホルダー108によっ
て抜け止めがなされている。一方、両バスバー体104
と上下のキャビティ列との間のシールは、上下のキャビ
ティ列毎に配されたゴムリング109がバスバー体10
4の内面に密着することによって確保されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
防水構造によると、両バスバー体104に対しては二つ
のゴムリング109を使用して個別シールとしているた
め、部品点数削減の余地が残されていた。また、仕様に
よっては上下のキャビティ列のうち片側全体が使用され
ずに、空きの状態となることがある。こうした場合に
も、敢えてバスバー体をセットするような策を講じない
と、コネクタハウジング100内への水の浸入を回避で
きないが、これでは使用されないキャビティ101のた
めに止水専用の部品を用意することになって合理的でな
い。本発明は上記した従来の問題点に鑑みて開発工夫さ
れたものであり、その目的は簡易な構造によって止水を
達成することができる防水ジョイントコネクタを提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、端子金具を収容するためのキャ
ビティが、幅方向に複数列及び高さ方向に複数段、それ
ぞれ形成されてなるコネクタハウジングと、このコネク
タハウジングに嵌合可能で内部には前記各段のキャビテ
ィ列に個別に嵌合可能で端子金具間を短絡させるバスバ
ーが設けられたバスバー体と、各バスバー体が前記コネ
クタハウジングに嵌着された状態でこのバスバー体の嵌
合側からバスバー体及び前記コネクタハウジングを包み
込むようにして前記コネクタハウジングに嵌着される袋
状のキャップと、前記コネクタハウジングの後部に配さ
れ、各端子金具を挿通可能でこれら端子金具に接続され
た電線を個別にシール可能なシール孔が形成されるとと
もに、外周縁には前記キャップの内周面に密着して前記
コネクタハウジングと前記キャップとの間を一括してシ
ールするシール縁が形成されてなるシール部材とを備え
て構成されることを特徴とするものである。また請求項
2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記シール
部材は、前記コネクタハウジングの後端部においてこの
コネクタハウジングに係止されるシールホルダーによっ
て挟み付けられた状態で取付けがなされ、さらにこのシ
ールホルダーには前記キャップと係止可能な係止部が形
成されていることを特徴とするものである。さらに請求
項3の発明は、請求項2記載のものにおいて、前記シー
ルホルダーあるいはコネクタハウジングのいずれかには
シール部材に対する位置決め部が設けられていることを
特徴とするものである。
【0006】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、コネ
クタハウジングにおいて各段毎のキャビティ列に対しバ
スバー体を嵌合させることによって、端子金具は所定の
短絡パターンで短絡される。そして、各端子金具に接続
された電線に対するシールはシール部材のシール孔の孔
縁が電線被覆に密着することでなされる。また、各バス
バー体とコネクタハウジングとの間のシールは、前記シ
ール部材の外周縁に形成されたシール縁が、バスバー体
及びコネクタハウジングを一括して収容するキャップに
密着することでなされる。このように、請求項1の発明
によれば、各電線に対するシールと、バスバー・ハウジ
ング間のシールを共通のシール部材によって行うように
したため、個別にシールを行ってきた従来に比較して部
品点数の削減を図ることができる。また、キャップで覆
う構造としたため、キャビティ列に空きが生じた場合に
も、止水のための特別な措置を講じる必要はない。請求
項2の発明によれば、シール部材はシールホルダーによ
って取付けがなされ、さらにこのシールホルダーによっ
てキャップの抜け止めがなされる。さらに請求項3の発
明によれば、シール部材は位置決め部によって位置決め
された状態で取付けがなされるため、キャップに対する
シールが確実なものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図1乃至図14を参照して説明する。本実施形態の
ジョイントコネクタは、ハウジング10、複数の端子金
具20、シール部材30、シールホルダ40、2つのバ
スバー体50及びキャップ60から構成され、複数の端
子金具20を複数のバスバー55により所定の短絡パタ
ーンで短絡させるものである。
【0008】<ハウジング10>ハウジング10は合成
樹脂材からなり、ハウジング10内には前後方向に貫通
する複数室のキャビティ11が上下2段に分かれ、且つ
各段毎に横一列に一定ピッチで整列して形成されてい
る。上段のキャビティ11のほぼ前半領域及び下段のキ
ャビティ11のほぼ前半領域は、夫々、ハウジング10
の上面及び下面に開放され、各開放部分には、夫々、前
方へ片持ち状に突出するランス12が形成されている。
また、上段のキャビティ11列と下段のキャビティ11
列との間には、バスバー体50の周壁を入り込ませるた
めの横長スリット状の凹部13が形成されている。尚、
この凹部13の上面壁と下面壁は、夫々、上段のキャビ
ティ11と下段のキャビティ11とに連通するように部
分的に切欠されている。
【0009】また、ハウジング10には、その後端面に
おける左右両端から後方へ突出する2本の保持突起14
と、この両保持突起14の間の位置から保持突起14と
平行に後方へ突出する2本の変形規制突起15(保持突
起14と共に本発明の位置決め部を構成する)とが形成
されている。保持突起14の前半部分(ハウジング10
に連なる部分)は円形断面の基部14Aとされていると
ともに、後半部分は基部14Aよりも細い非円形の係止
片14Bとされていて、この係止片14Bがシールホル
ダ40に係止することでシールホルダ40の後方への離
脱を規制する。変形規制突起15はシール部材30の嵌
合孔33に緊密に貫通され、これにより、ハウジング1
0とシールホルダ40との間に介装したシール部材30
の上下方向への変形を規制する。
【0010】かかるハウジング10は、キャビティ11
に対する端子金具20の挿入方向線に関して点対称な形
状である。即ち、上下対称(キャビティ11に挿入され
た端子金具20の並列方向線に関して対称)であり、且
つ左右対称(端子金具20の並列方向に対する直交方向
線に関して対称)な形状とされている。
【0011】<端子金具20>端子金具20は、所定形
状に打ち抜いた金属板材を曲げ加工してなり、略前半部
分が前後両方向に開口する角筒形の嵌合部21とされて
いるとともに、略後半部分が電線25が圧着された電線
接続部22とされている。嵌合部21の内部には、バス
バー体50の接続片57と弾性接触するための弾性接触
片23が形成され、嵌合部21の周壁板にはハウジング
10のランス12と係止する係止孔24が形成されてい
る。かかる端子金具20は、シール部材30とシールホ
ルダ40が組み付けられているハウジング10のキャビ
ティ11に対し、後方からシールホルダ40とシール部
材30を貫くようにして挿入される。端子金具20が正
規挿入位置に至る直前では、ランス12が嵌合部21の
周壁外面と干渉するためランス12がハウジング10の
外側へ突き出すように弾性撓みし、端子金具20が正規
挿入位置に至るとランス12が弾性復帰して係止孔24
に係止し、もって端子金具20が抜止め状態とされる。
尚、端子金具20をハウジング10に挿入する際には、
上段のキャビティ11に対する挿入姿勢と下段のキャビ
ティ11に対する挿入姿勢とが上下対称となる。
【0012】<シール部材30>シール部材30は、ゴ
ム製であって、長円形の厚板状をなし、ハウジング10
の後端面とシールホルダ40の前端面との間に挟まれる
ように組み付けられる。シール部材30には、その前後
両面に開口する複数のシール孔31がハウジング10の
各キャビティ11と整合する配置で形成されている。こ
のシール孔31は円形をなし、その内周面には山形断面
をなす3条のリップ部31Aが周方向に形成され、この
リップ部31Aの内径は電線25の外径よりも小さく設
定されている。このシール孔31には電線25が貫通さ
れ、リップ部31Aが電線25の外周に弾性密着するこ
とでこの電線25とシール孔31との間がシールされ
る。さらに、シール部材30には、ハウジング10の保
持突起14及び変形規制突起15を貫通させるための嵌
合孔32,33が前後に貫通して形成されている。この
嵌合孔32,33の内径は各突起14,15の外径より
も僅かに小さい寸法に設定されているため、嵌合孔3
2,33と突起14,15との間はシール状態とされ
る。また、シール部材30の外周はシール縁となってい
て、ここには、略半円形断面をなす3条のリップ部34
が周方向に形成されている。このリップ部34はキャッ
プ60の内周に弾接することで、シール部材30の外周
とキャップ60の内周との間をシールする。
【0013】かかるシール部材30は、ハウジング10
と同じく、キャビティ11に対する端子金具20の挿入
方向線に関して点対称な形状である。即ち、上下対称
(キャビティ11に挿入された端子金具20の並列方向
線に関して対称)であり、且つ左右対称(端子金具20
の並列方向に対する直交方向線に関して対称)な形状と
されている。
【0014】<シールホルダ40>シールホルダ40
は、合成樹脂材からなり、シール部材30と同様に全体
として長円形の厚板状をなす。尚、上記シール部材30
の外周のリップ部34は、このシールホルダ40の外周
よりも一回り大きい寸法である。シールホルダ40に
は、その前後両端面間を貫通する複数の端子挿入孔41
が各キャビティ11及びシール孔31と整合する配置で
形成されている。端子金具20はこの端子挿入孔41か
ら差し込まれてキャビティ11内に収容される。また、
シールホルダ40には、ハウジング10の保持突起14
と整合する抜止め孔42が形成され、この抜止め孔42
の内壁に形成した段差状の受け部42Aに保持突起14
の係止片14Bが係止されることで、シールホルダ40
はハウジング10からの離脱を規制される。また、ハウ
ジング10の変形規制突起15と整合する位置には円形
の規制孔43が形成され、この規制孔43に変形規制突
起15の先端部が嵌合することで変形規制突起15が補
強される。
【0015】シールホルダ40の外周には、その上下両
平坦面の両端に位置して合計4片のロック突起44が形
成されている。このロック突起44は、キャップ60と
係合することでキャップ60がハウジング10、シール
部材30及びシールホルダ40から離脱することを規制
する。また、シールホルダ40の外周における左右両端
の円弧状領域には、中央高さよりも上方へ偏って位置す
る左右対称な一対の指標突起45が形成されている。こ
の指標突起45は、端子金具20を挿入する際にハウジ
ング10の上下の向きを決定する目安となる。
【0016】かかるシールホルダ40は、上記指標突起
45の存在により、左右対称(キャビティ11の挿入さ
れた端子金具20の並列方向に対する直交方向線に関し
て対称)ではあるが、上下非対称(キャビティ11に挿
入された端子金具20の並列方向線に関して非対称)な
形状となっている。
【0017】<バスバー体50>バスバー体50は、イ
ンサート成形により合成樹脂性の保持体51と金属製の
バスバー55とを一体化させたものである。保持体51
は、横長の板状保持部52と、この板状保持部52から
後方(ハウジング10に向かう方向)へ突出する扁平な
筒部53とからなる。バスバー55は、帯状をなすキャ
リア56の側縁から複数本の接続片57を片持ち状に並
列突出させてなり、キャリア56を板状保持部52に沿
わせるとともに接続片57を筒部53内に臨ませた状態
で保持されている。キャリア56における隣接する接続
片57間の隙間と対応する位置では、板状保持部52に
打抜孔54が開口されており、バスバー体50の製造過
程では、インサート成形後に、キャリア56における各
打抜孔54に臨む部分を所定の短絡パターンに応じてパ
ンチとダイスで打ち抜くことで、キャリアが分断され
(図示は省略)、もって複数のバスバー55に分割され
る。1つのバスバー55は最低3片の接続片57を有
し、各接続片に端子金具20が接続されることで、複数
の端子金具20がバスバー55毎に短絡される。
【0018】バスバー体50は、ハウジング10に対し
て前方から上段のキャビティ11列と下段のキャビティ
11列を個別に筒部53で覆うようにして組み付けら
れ、組付け状態では各接続片57が端子金具20に接続
される。バスバー体50は保持体51の色を替えること
によって短絡パターンを識別できるようになっており、
また、保持体51の形状は上下非対称である。したがっ
て、色と向きを確認することで、ハウジング10に対し
て所定のバスバー体50を正しい向きに組み付けること
ができ、ひいては、端子金具20群を正しい短絡パター
ンで短絡させることができる。
【0019】また、筒部53の左右両側端には前後方向
のガイド溝58が形成され、ハウジング10には、この
ガイド溝58と対応する前後1つの係止突起17,18
が形成されている。筒部53の後端とガイド溝58の後
端縁が両係止突起17,18に対して挟まれるように係
止されることで、バスバー体50は仮係止位置に保持さ
れ、この状態では接続片57は端子金具20と接触しな
い位置に退避して、端子金具20の挿入時における嵌合
抵抗の発生を回避する。また、ガイド溝58の前後両端
縁が両係止突起17,18に対して外側から挟むように
係止することで、バスバー体50が正規の組付け位置に
保持される。
【0020】<キャップ60>キャップ60は合成樹脂
材からなり、正面視長円形の有底筒状をなす。キャップ
60の開口縁には、シールホルダ40のロック突起44
に係止されるロック孔61が形成され、このロック突起
44とロック孔61の係合によりキャップ60が組付け
状態にロックされる。また、キャップ60の開口縁に
は、指標突起との干渉を回避するための外周側へ膨らん
だ逃がし部62が形成されている。かかるキャップ60
の内周面のうち開口縁に近い領域は、上記シール部材3
0の外周のリップ部34が弾接されるシール面63とな
っている。
【0021】<各部品の組付け>上記各部品の組付け手
順は、次の通りである。まず、シール部材30を、その
嵌合孔32,33を保持突起14と変形規制突起15と
に嵌合させるようにしてハウジング10に仮組みし、そ
のシール部材30をハウジング10との間で挟みつつ保
持突起14の係止片14Bを抜止め孔42に係合させる
とともに変形規制突起15の先端部を規制孔43に嵌合
するようにしてシールホルダ40を組み付ける。一方、
ハウジング10の前方においては、バスバー体50を仮
係止位置に組み付けておく。次に、端子金具20を端子
挿入孔41に差し込んでシール孔31を貫通させつつキ
ャビティ11に挿入する。この後、バスバー体50を仮
係止位置から正規組付け位置へ押し込むと、端子金具2
0が所定のパターンで短絡される。尚、バスバー体50
の押し込みの際に、半挿入状態の端子金具20が存在す
ればランス12が外側へ突出するためバスバー体50の
押し込みが規制されるので、端子金具20の半挿入を検
知できる。バスバー体50を組付けたら、最後に、キャ
ップ60をハウジング10及びバスバー体50に被せる
ように組み付ける。キャップ60を組み付けた状態で
は、キャップ60の内周とシール部材30の外周との隙
間からキャップ60内への浸水は、シール部材30の外
周のリップ部34により防止される。また、シール部材
30の外面からの浸水については、シール孔31のリッ
プ部31Aが電線25の外周に密着すること、及び、嵌
合孔32,33の内周が保持突起14及び変形規制突起
15の外周に密着することで防止される。
【0022】以上のように、本実施形態によれば、電線
25に対するシールとバスバー体50・コネクタハウジ
ング10に対するシールとが一つのシール部材30によ
ってなされるため、従来に比較して部品点数の削減が達
成されている。また、上下のキャビティ列に空きが生じ
た場合にも、キャップ60によって止水がなされている
から、特別な止水対策を講じなくて済む。さらに、シー
ル部材30は保持突起14と変形規制突起15とによっ
て位置決めされた状態で取付けがなされるため、キャッ
プ60及び各電線25に対するシール機能が確実なもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてハウジングにシール部材と
シールホルダを組み付けた状態を示す斜視図
【図2】バスバー体の一部切欠斜視図
【図3】キャップの斜視図
【図4】組付け状態を示す一部切欠平面図
【図5】ハウジングにシール部材とシールホルダを組み
付けた状態を示す一部切欠平面図
【図6】ハウジングの一部切欠平面図
【図7】シール部材の背面図
【図8】シールホルダの背面図
【図9】バスバー体の一部切欠平面図
【図10】キャップの一部切欠平面図
【図11】組付け状態の断面図
【図12】ハウジングにシール部材とシールホルダを組
み付けた状態の断面図
【図13】バスバー体の断面図
【図14】キャップの断面図
【図15】従来コネクタのシール構造を示す断面図
【符号の説明】
10…ハウジング 11…キャビティ 30…シール部材 40…シールホルダ 41…端子挿入孔 45…指標突起 55…バスバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市田 清文 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA20 FB07 FC31 JA05 KA05 5E087 EE02 EE14 FF08 FF13 GG15 LL03 LL04 LL12 MM05 RR12 RR25 RR29 RR36 RR49

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を収容するためのキャビティ
    が、幅方向に複数列及び高さ方向に複数段、それぞれ形
    成されてなるコネクタハウジングと、 このコネクタハウジングに嵌合可能で内部には前記各段
    のキャビティ列に個別に嵌合可能で端子金具間を短絡さ
    せるバスバーが設けられたバスバー体と、 各バスバー体が前記コネクタハウジングに嵌着された状
    態でこのバスバー体の嵌合側からバスバー体及び前記コ
    ネクタハウジングを包み込むようにして前記コネクタハ
    ウジングに嵌着される袋状のキャップと、 前記コネクタハウジングの後部に配され、各端子金具を
    挿通可能でこれら端子金具に接続された電線を個別にシ
    ール可能なシール孔が形成されるとともに、外周縁には
    前記キャップの内周面に密着して前記コネクタハウジン
    グと前記キャップとの間を一括してシールするシール縁
    が形成されてなるシール部材とを備えて構成されること
    を特徴とする防水ジョイントコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記シール部材は、前記コネクタハウジ
    ングの後端部においてこのコネクタハウジングに係止さ
    れるシールホルダーによって挟み付けられた状態で取付
    けがなされ、さらにこのシールホルダーには前記キャッ
    プと係止可能な係止部が形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の防水ジョイントコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記シールホルダーあるいはコネクタハ
    ウジングのいずれかにはシール部材に対する位置決め部
    が設けられていることを特徴とする請求項2記載の防水
    ジョイントコネクタ。
JP10592099A 1999-04-13 1999-04-13 防水ジョイントコネクタ Expired - Lifetime JP3362698B2 (ja)

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US09/545,830 US6193549B1 (en) 1999-04-13 2000-04-10 Waterproof connector for electrical terminals
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