JPH03209530A - 時分割マルチタスク実行装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は命令によって複数のレジスタファイルを選択し
、マルチタスク処理を開始することにより、起動の高速
化を図った時分割マルチタスク実行装置に関するもので
ある。

従来の技術 従来、複数のレジスタファイルを持ち、該複数のレジス
タファイルを選び出し、タスクを割当て、割込みやシス
テムコール等の手段により、レジスタファイルを切り替
え、タスクを処理する手法がとられていた。しかしなが
ら、この方法ではレジスタファイルの切り替えにソフト
ウェアが発生し、スケジューリングによるオーバーヘッ
ドが生じるという問題点を生じていた。この問題点を解
決するため、ソフトウェアによるレジスタファイルの切
り替えをハードウェアで行ない、ソフトウェアで発生し
ていたスケジューリングによるオーバーヘッドをなくす
方法が考えられている。

発明が解決しようとする課題 ところが、ハードウェアによるレジスタファイルの切替
えも、初期設定時や、選択法のレジスタファイルを変更
したい場合、スケジューリング動作を制御する複数のレ
ジスタを、レジスタの数だけ命令によりアクセスしなけ
ればならなかった。

その為、システムの処理動作が開始されている中で、レ
ジスタの設定を変更していた為、そこにソフトウェアに
よるスケジューリングオーバーヘッドが生じていた。従
来による方法では、このオーバーヘッドは極力小さなも
のであったが、時間的な管理をしているリアルタイム処
理装置では影響が大きかった。

本発明は上記従来の課題を解決するもので、ソフトウェ
アによるレジスタファイルのスケジューリング変更や初
期設定にかかる時間を極力短かくし、レジスタファイル
起動の高速化を実現する時分割マルチタスク実行装置を
提供することを目的としでいる。

課題を解決するための手段 この課題を解決するため本発明の時分割マルチタスク実
行装置はマルチタスク処理形態と複数のレジスタファイ
ルの選択手順を定めた命令を納める手段と、前記命令を
解読する手段と、解読されたマルチタスク処理形態情報
とレジスタファイル選択手順情報を記憶する手段と、前
記記憶手段からの情報に応じて前記レジスタファイルを
順次切り替えてマルチタスク処理を実行する手段を有し
ている。

作用 この構成により、一連のマルチタスク処理やレジスタフ
ァイルの切り替えを、その都度命令を参照しなくてもよ
くなるのでソフトウェアによるオーバヘッドを回避でき
、高速なマルチタスク処理が可能となる。

実施例 以下本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明の時分割マルチタスク実行装置の実施例
を示すブロック図である。１はマルチタスクを実行する
命令部であり、命令コード１ａと、レジスタファイルを
どの様なタイミングで切替えるかを指定するマルチタス
ク処理形態指定フィールド１ｂと、複数のレジスタファ
イルからどのレジスタファイルを使用するかを指定する
レジスタファイル指定フィールドＩＣから成る。命令部
１はμＲＯＭ或いはランダムロジック２に入力される。

μＲＯＭ或いはランダムロジック２は複数の解読部を持
ち、命令部１のマルチタスク処理形態指定フィールド１
ｂとレジスタファイル指定フィールド１ｃが同時に該解
読部に入力され、解読される。解読された結果は制御部
レジスタ部３のマルチタスク処理形態レジスタ３ｂ或い
はレジスタファイル指定フィールドレジスタ３ｃにそれ
ぞれ格納される。この制御レジスタ部３の設定を受けて
マルチタスク制御部４では制御レジスタ部３のマルチタ
スク処理形態レジスタ３ｂの内容によりレジスタファイ
ル群５の切替えタイミングを決定すると共に、制御レジ
スタ部３内のレジスタファイル指定レジスタ３Ｃで指定
された複数のレジスタファイルの中から実行すべきレジ
スタファイルを選び出し、実行をさせる。制御レジスタ
部３内のマルチタスク処理形態レジスタ３ｂとレジスタ
ファイル指定レジスタ３ｃは同時に設定され、マルチタ
スク制御部４に時分割マルチタスク処理の起動をかける
ので、複数のレジスタ設定を複数の命令で行なう様な時
間のロスがなく高速にマルチタスクを実行できる。μＲ
ＯＭ或いはランダムロジック２は命令のデコーダ部を含
むが、その構成方法は問わず、該命令コードを解読実行
できればどの様な構成でも良い。

発明の効果 以上の様に本発明の時分割マルチタスク実行装置によれ
ば、レジスタファイルによるタスクのスケジューリング
変更や初期設定に要する時間を短縮することができ、ス
ケジューリングの際のソフトウェアによるオーバーヘッ
ドを極力押さえることができレジスタファイル起動の高
速化が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の時分割マルチタスク実行装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。 １・・・・・・命令部、１ａ・・・・・・命令コード、
１ｂ・・・・・・マルチタスク処理形態指定フィールド
、ＩＣ・・・・・・レジスタファイル指定フィールド、
２・・・・・・μＲＯＭ或いはランダムロジック、３・
・−・・・制御レジスタ部、３ｂ・・・・・・マルチタ
スク処理形態レジスタ、３Ｃ・・・・・・レジスタファ
イル指定レジスタ、４・・・・・・マルチタスク制御部
、５・・・・・・レジスタファイル群。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マルチタスク処理形態と複数のレジスタファイルの選択
   手順を定めた命令を納める手段と、前記命令を解読する
   手段と、解読されたマルチタスク処理形態情報とレジス
   タファイル選択手順情報を記憶する手段と、前記記憶手
   段からの情報に応じて前記レジスタファイルを順次切り
   替えてマルチタスク処理を実行する手段を有する時分割
   マルチタスク実行装置。