JPH03209505A - 数値制御装置及び加工再開方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 この発明は、数値制御装置に係わり、加工中断後、加工
再開が容易にできる数値制御装置及び方法に関するもの
である。

［従来の技術］ 第６図は従来の数値制御装ｆｌｆ（以下ＮＣと略す）の
全体構成図であり、図において、（１）は各種数値制御
情報を表示するＣＲＴ等の表示装置及び各欅設定情報を
入力する操作ボード等の設定手段、（２）は加工プログ
ラムが記憶されている加工プログラムメモリ、（３）は
加工プログラムメモリ（２）から加工プログラムを読み
出す加工プログラム読出し手段、（４）は加工プログラ
ム読出し手段（３）で読み出された加工プログラムを解
析する加工プログラム解析手段、（５）は加工プログラ
ム解析手段（４）で解析された情報を受けとり機械制御
を行う機械制御部、ｆ１２）は加工中断後の加工再開す
る位置をプログラム番号、シーケンス番号、ブロック番
号を表示装置及び操作ボード（１）から指定して加工プ
ログラムメモリ（２）よりサーチするサーチ手段、　（
１３１はサーチ手段（１２）でサーチされた情報から加
工再開位置を算出する再開位置算出手段（１４）は表示
装置及び操作ボード（１）より補助機能指令（Ｍ指令）
、主軸機能指令（Ｓ指令）、工具機能指令（Ｔ指令）、
第２補助指令（Ｂ指令）を行うＭ、Ｓ、Ｔ、Ｂ指令手段
である。

次に加工動作について第４図、第６図、第７図１Ｎ８図
を用いて説明する。

通常ＮＣは運転開始信号により運転を開始すると加工プ
ログラムメモリ（２）から順次加工プログラムを読み出
し、演算・実行（Ｓ３）を行う。例えば、第４図のよう
に加工を続けてゆき、工具破損等の異常が発生すると加
工を中断しくＳ６）、−旦加工が伴出する（第４図ＰＬ
）。工具を交換した後、加工再開をするために再開する
プログラム番号、シーケンス番号、ブロック番号を設定
し、それに基づき加工プログラムメモリ（２）内から所
定のプログラムをサーチする（Ｓ７）。再開位置を算出
（ＳｌりＬ、、再開位置（第４図Ｐ２）まで移動制御を
行い（Ｓ９）、加工開始前にその地点での補助機能指令
、工具機能指令、主軸機能指令を表示装置及び操作ボー
ドｆｌ）より指令ｆｓ１０１　Ｌ、、その後運転開始信
号を入力して加工プログラム解析をスタートさせ、加工
を再開する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のＮＣは以上のように構成されているので、加工再
開時に再開位置としてプログラム番号、シーケンス番号
、ブロック番号を指定することが必要で５例λば１ブロ
ック戻せばよい場合でも加工プログラムメモリ上の加工
プログラムから再開位置ブロックをサーチして実行しな
ければならず、また、補助機能命令、主軸機能命令、工
具機能命令、第２補助機能命令等を指令し直して機械の
状態を中断時点の状態に戻してから加工プログラムを再
開させる必要があるなど操作性が悪いという課題があっ
た。

この発明は上記のような課題を解決するためになされた
もので、再開位置を加工中断ブロックの何ブロック前に
するかをパラメータで設定でき、その位置から加工を再
開できるＮＣを得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るＮＣは、指令ブロック毎に移動情報を格
納する格納手段と、加工プログラムから解析された情報
から上記格納手段により抽出された所定の移動情報を記
憶する移動情報格納メモリと、上記設定手段から入力さ
れる加工中断位置から遡る戻り指令ブロック数により、
上記移動情報格納メモリに記憶した移動情報から所定の
移動情報が記憶された番地を検索する移動情報検索手段
と、上記移動情報検索手段により検索された番地に基づ
き移動情報を読み出す移動情報読出し手段と、上記移動
情報続出し手段により読出された移動情報を解析して機
械に与える移動情報解析手段とを備えたものである。

また、この発明に係るＮＣの加工再開方法は。

設定手段から加工中断位置から遡る指令ブロック数を入
力し、加工中断後、加与える数値制御装置において、上
記戻り指令ブロック数だけ戻ったブロックから加工が再
開されるようにしたものである。

〔作用〕

この発明における移動情報格納手段は、加工プログラム
の解析結果から位置、速度、補間モード（Ｇ指令コード
）１Ｍ指令、Ｓ指令、Ｔ指令等の加工再開に必要な情報
を抽出して移動情報格納メモリに記憶し、移動情報解析
手段は上記の移動情報格納メモリから読み出された再開
ブロックに関する情報を移動指令時の機械制御情報に変
換し、機械制御部に出力する。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、［１）〜（５）は第６図に示す従来のＮＣ
と同一である。（６）は加工プログラム解析手段（４）
で解析された情報がら指令ブロック毎に移動情報を格納
する移動情報格納手段、（７）は移動情報格納手段（６
）により抽出された所定の移動情報を記憶する移動情報
格納メモリ、（８）は表示装置及び設定手段（１）より
入力された設定値を記憶するパラメータメモリ、（９）
はパラメータメモリ（８）に記憶された戻り　指令ブロ
ック数に基づき、移動情報格納メモリ（７）から、所定
の移動情報が記憶さｎた番地を検索する移動情報検索手
段、（ｌＯ）は、移動情報検索手段（９）により検索さ
れた番地に基づき移動情報を読み出す移動情報読出し手
段、（１））は移動情報読出し手段（１ｏ）により読み
出された移動情報を解析して機械に与える移動情報解析
手段である。

次に加工プログラムの処理について第２図、第３図を用
いて説明する。

通常の加工プログラムによる加工においては。

ステップ（Ｓｌｌ）において加工再開フラグはＯである
のでステップＴＳ１３）に分岐する６ステツプ［５１３
）では加工プログラムメモリ（２）から加工プログラム
が読み出され加工プログラムを解析し１機械に与えられ
る情報のうち、指令ブロック毎に移動情報（ブロック開
始位置、Ｇ指令コード、Ｍ、Ｓ。

Ｔ、Ｂ指令、速度指令等）を移動情報格納メモリ（７）
に格納して番地を＋１する（Ｓ１４１゜第５図に格納状
態の例を示す。！１！４図において、Ｐｌの位置で工具
破損等で加工が中断したとすると、工具を交換後数ブロ
ック戻った位置例えばＰ２の位置より加工を再開する必
要がある。この場合、オペレータにより加与える数値制
御装置において、再開起動信号は移動情報検索手段（９
）に入力され、移動情報検索手段（９）は加工再開フラ
グをＯＮするとともに、第２図に示した処理をステップ
ｔｓ１））から実ｉテする。ステップ（Ｓ１））では加
工再開フラグが１となっているのでステップ（Ｓ１２）
　　（詳細は第３図）に進み、あらかじめ設定されてい
る戻り指令ブロック数のパラメータ値をパラメータメモ
リ（８）から読み出しく５１７）　、再開する番地を［
現在の格納番地−戻りブロック数コによって求める（Ｓ
１８１゜再開番地の示す移動情報を移動情報格納メモリ
（７）より抽出しｆｓ１９）　、抽出された移動情報を
解析し。

機械制御部に出力［５２０）する。ついで、再開番地を
＋Ｌ　Ｌ　［５２１）、ステップ（Ｓ２２）の判断処理
で、［再開番地＝格納番地］ならば、ステップ（Ｓ２３
）で加工再開フラグをＯＦＦにし、加工プログラム演算
実行（Ｓ２２）に進む。また、［−再開番地≠格納番地
］ならばステップ（Ｓ１９）〜ステップ（Ｓ２２）の処
理を繰り返す。上記制御により、加工再開が指令される
と加工プログラムをサーチすることなく所定の戻り指令
ブロック数だけ引き返したブロックから加工を再開し、
中断した位置からは加工プログラムを継続する。

なお、上記実施例ではパラメータによって戻り指令ブロ
ック数を指定するように示したが、加工再開前に表示装
置及び設定手段の設定部より戻り指令ブロック数を指定
するようにすれば、その都度戻り指令ブロック数を変え
ることができる。また、加工再開モードを先に選択して
ステップ［５１２）の頭で処理を待機させておき、戻り
指令ブロック数の設定完了と同時にステップ（Ｓ１７）
とステップ［３１８１を実行するようにして、パラメー
タメモリ（８）を省略することもできる。

上記実施例では工具の退避／復元に関しては言及しなか
ったが、機械によっては中断時に工具を機械やワークと
干渉しない位置に退避させ、加工再開位置においても工
具を機械やワークと干渉しない様に復元させることが要
求されるが、工具の退避／復元については既に各種方法
が提案されており、これらの一方法を組み合わせる事に
より容易に実現できることは言うまでもない。

［発明の効果〕 以上のようにこの発明によれば加工中断後の再開位置を
パラメータで設定でき、またＭ、Ｓ、Ｔ。

Ｂ指令を指令し直す必要もな（なるのでオペレータは、
簡単に加工を再開することができる。これにより、加工
再開操作量を著しく低減させれる効果がある。

【図面の簡単な説明】

ＩＪ１図はこの発明の一実施例によるＮＣ装置の全体図
、第２図はこの発明の一実施例によるＮＣ装置の動作の
フローチャート、第３図はｌｌＩ２図におけるステップ
悸（５１２１の詳細フローチャートである。１）４図は
加工軌跡を示した説明図、第５図は移動情報格納メモリ
の格納状態の例を示す配列図、第６図は従来のＮＣ装置
の全体構成図、第７図は従来のＮＣ装置の動作のフロー
チャート、第８図は第７図におけるステップＳ　＋Ｓ２
１の詳細フローチャートである。 図において、（１）は表示装置及び設定手段、（２）は
加工プログラムメモリ、（３）は加工プログラム読出し
手段、（４）は加工プログラム解析手段、（５）は機械
制御部、（６）は移動情報格納手段、（７）は移動情報
格納メモリ、（８）はパラメータメモリ、（９）は移動
情報検索手段、（ｌＯ）は移動情報読出し手段、ｆｉｌ
ｌは移動情報解析手段、（１２）はプログラム番号、シ
ーケンス番号、ブロック番号サーチ手段、　＋１３＋は
再開位置算出手段、＋１４）はＭ、Ｓ、Ｔ。 Ｂ指令手段である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）各種数値制御情報を表示する表示装置と各種設定
   情報を入力する設定手段を備え、プログラムされた一連
   の動作指令を順次機械に与えて加工動作を行なわせる数
   値制御装置において、パラメータ、指令ブロック毎に移
   動情報を格納する格納手段と、加工プログラムから解析
   された情報から上記格納手段により抽出された所定の移
   動情報を記憶する移動情報格納メモリと、上記設定手段
   から入力される加工中断位置から遡る戻り指令ブロック
   数により、上記移動情報格納メモリに記憶した移動情報
   から所定の移動情報が記憶された番地を検索する移動情
   報検索手段と、上記移動情報検索手段により検索された
   番地に基づき移動情報を読み出す移動情報読出し手段と
   上記移動情報読出し手段により読出された移動情報を解
   析して機械に与える移動情報解析手段とを備えた数値制
   御装置。
2. （２）各種数値制御情報を表示する表示装置、各種設定
   情報を入力する設定手段、加工プログラムを格納する加
   工プログラムメモリを備え、上記加工プログラムメモリ
   に格納された加工プログラムを読み出し、解析して、動
   作指令を機械に与える数値制御装置において、上記設定
   手段から加工中断位置から遡る戻り指令ブロック数を入
   力し、加工中断後、加工再開が指令されると、上記指令
   ブロック数だけ戻ったブロックから加工が再開されるこ
   とを特徴とする数値制御装置の加工再開方法。