JPH03209066A - ガスケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、とくに組立てラインの処理中に相互に機械的
に締付けるようにした互いに通ずるエンジン部品間のエ
ンジンガスケットの位置決めに関する。ことに本発明は
、互いに接合しようとする部品の一方にガスケットを正
確に当てかうのに役立つように利用される種種のグロメ
ット、プッシング、はと目穴及びフエルールのような位
置決め器具の構造に関する。

〔発明の背景〕

組立て中にガスケットをエンジン部品に当てがうのに多
くの器具が提案されている。若干の器具はプラスチック
部材を設けてある。これ等の部材の若干は能動的位置決
めができるようにテーパ付き本体を持つ逆向きクリスマ
スツリーのような形状を持つ。このような器具の大部分
は、ガスケットとは別個のもので、ガスケソトをエンジ
ン部品の表面に当てかった後に挿入するのが普通である
。

若干の器具は金属から作られ、少なくとも１例ではこの
位置決め器具はガスケットにその製造時に恒久的に固定
する。しかし従来のこの種の器具は一般に、ガスケット
を当てが釦うとするエンジン部品の穴に摩擦を伴って接
触するようにしてある。

ガスケットの寸法及び穴位置の公差変動によって、これ
等の位置決め器具では適応しにくい或る量のガスケット
のゆがみがある。理想的には位置決め器具は、協働する
エンジン内径内で屈従し又はずれてガスケットを平らに
し従ってゆがみを最少にすることができるようにする。

組合う部品の固着時に、ゆがんだガスケットは漏れを生
じやすく従ってエンジンの故障を生じやすい。

〔発明の要約〕

本発明による摩擦を生じない位置決めグロメットシステ
ムは、従来のガスケット位置決め器具の使用に固有の公
差一ゆがみの問題を解決することができる。少なくとも
２個のグロメットをガスケットにそのボルト穴に一致す
る位置で固定する。

結合しようとするエンジン部品の少なくとも一方にグロ
メットを受入れるようにした端ぐり穴を形成してある。

これ等の端ぐり穴はボルト穴に同心に整合させる。各グ
ロメットは、協働する端ぐり穴の側壁及び底部に対し摩
擦を生じないかつ締めしろのないすき筐を保つ大きさを
持ち、ガスケットの最も遠く離れたボルト穴に位置させ
るのがよい。すなわち各グロメットは、製造されたガス
ケット又はエンジンボルト位置或はこれ等の両方の公差
のばらつきに基づく潜在的不整合に適応するようにして
ある。

大体に釦いて円筒形の本体を備えた、各グロメットは、
円周方向に互いに間隔を置いた一体の戻シ止めを設けて
ある。各戻シ止め及び協働する端ぐりは、最小の端ぐり
穴の直径及び最大の戻シ止め半径であってもすき筐を生
ずるように公差を定めてある。好適とする形状ではグロ
メット及び端ぐり穴の間の最大半径方向すきまは２ｏＡ
ｏｏｏインチの程度である。

最後に各グロメットは２組の軸線方向に間隔を置いたフ
ランゾによりガスケットに固定してある。

これ等の組の各フランジはその組の他方のフランジに半
径方向に整合する。軸線方向に互いに間隔を置いた各組
は相互に向かい押圧され各グロメットをガスケットに固
定する。

〔実施例〕

実施例について図面を参照して説明すると、エンジンガ
スクット１０は、エンジン部品２ｏを貫く適当な穴に整
合するように空気口又は冷却剤口或はこれ等の両方の口
を形成する複数個の穴１１を含む一方の部品２ｏだけを
第３図に部分的に示してある。ガスケット１ｏは複数の
ボルト穴１２を形成してある。これ等の穴のうち２個の
各穴は位置決めグロメット１６を入れる。これ等のグロ
メットのうち１個だけをガスケット１ｏの部分図（第１
図）に示してある。

当業者には明らかなように各ボルト穴１２は、エンジン
部品２０のファスナ用の穴１４（第３図）に組合って整
合するように位置させてある。好適とする実施例では各
穴１４はボルト（図示してない）を受入れるようにねじ
を切ってある。各穴１４には、グロメット１６の円筒形
の本体１８を受入れるようにした端ぐり穴１５が同心に
整合している。

各グロメット（第２図及び第６図）は、グロメット１６
の円筒軸線ａ−ａのまわりに半径方向に位置させた上下
に半径方向に延びる一体の突起すなわちフランジ２２．
２４を設けてある。下部フランジ２４は上部フランジ２
２から軸周方向に間隔を隔てている。下部（上部）フラ
ンジはグロメット１６の上端を定める。各組のフランジ
すなわち６個の上部フランジ２２及び５個の下部フラン
ジ２４は共に軸線方向及び円周方向で相互に食い違って
いる。第２図は下部の組のフランジ２４だけを示すが、
当案者には明らかなようにこの好適な実施例では対称に
位置させたそれぞれ３個の上下のフランジの組を備える
。他の実施例ではこれ等のフランジ数は多くしても少な
くしてもよい。各組の各フランジは本実施例では６０°
だけ食い違っている。１組の各フランジは他の組の２個
のフランジの中間に正確に半径方向に位置する。又当業
者には明らかなように２組のフランジ２２．２４は軸線
方向に相互に近ずく向きに押圧され各グロメットをガス
ケット１０のボルト穴１２に固定する。

とくに第３図に示すように各グロメット１６の円筒形の
本体１８の外部２８は、端ぐり１５の内側壁３２から公
差で制御されるすきまを釦いて位置させる。同様に互い
に組合う各グロメット及び端ぐり穴は、グロメット１６
の軸線方向に延びる末端３４が端ぐり１５の底部３０に
接触しないように間隔を置く寸法にしてある。本発明に
かいては、端ぐり穴１５はその半径Ｒが最小の値である
がグロメット外部２８の半径ｒはその最大の値である統
計学的に１れな条件のもとにあっても、つねに若干のす
き筐が確実に存在する公差システム鷺持つ。

例 本発明の摩擦を生じない位置決めグロメットシステムの
１つの好適な組の寸法範囲では、端ぐりは０．２　３　
３　５ないし０．２　４　１　０インチの半径公差範囲
Ｒを持つ。組合うグロメット１６の外部２８は０．２　
３　０　０ないし０．２　３　２　５インチの半径公差
範囲ｒに寸法を定めてある。ねじ付き機械式ファスナ穴
１４の直径は、％インチのボルト又は０．３　７　５イ
ンチの寸法を持つボルトに適応する。

当業者には明らかなようにこのようにして得られるグロ
メット対穴の直径に沿う全側壁すきま範囲は、円筒形本
体１８の外部２８と端ぐり１５の内側壁３２との間で測
って０．０　［１　２ないし０．０　２　２インチでめ
る。後者の寸法は、最小許容全すきま値が０．０　０　
２インチになる程度筐で側壁すきまを保証する。

又第２図及び第５図に示すようにこの好適な実施例は、
円筒形の本体１８の軸線ａ−ａのまわりに円周方向に配
分した複数の一体の戻シ止め２６を設けてある。好適な
実施例では各戻シ止め２６は下部フランジ２４を通る半
径方向中心線Ｃに対称に位置させてある。各戻シ止めは
、円筒形の本体１８の軸線方向中間点すなわち中心に、
なるべくは確実に均等にする進行的な型により形成する
のがよい。戻シ止めの使用により各端ぐり穴１５と戻シ
止めを持たない円筒形の本体２８の主円周方向部分との
間に絶えず増大するすきまを許容する。前記の例では各
戻シ止めは円筒形の本体２８から半径方向に０．０　１
　５　ｉｎだけ突出する。すなわち円筒形の本体１８の
戻ｂ止めのない部分には、端ぐり穴１５の内面３２から
さらに０．０　３　０インチの全直径すき筐を設けてあ
る。

グロメット１６の下端３４と端ぐり穴１５の底部３６と
の間のすき１は、臨界的なものではなくて、端ぐり穴の
底部３０に接触しない状態につねに保持されるように適
当に寸法を定めなければならない。しかしこの場合各エ
ンジン部品間のガスケットの半径方向の位置決めでなく
て各エンジン部品の最終固着時にガスケットの適正な軸
線方向の組み合いに関連する。

最後にグロメット１６は、たとえばすずめつき鋼のよう
な任意の成形性金属から作ることができる。アルミニウ
ム、銅及びＴｔｉｌｉｌも又適宜に利用できる。プラス
チック材は、適当な材料が成形のためには屈従性を持た
なければならないからあまシ適当でない。

当業者には明らかなようにグロメット１６及び協働する
端ぐり穴１５の間に半径方向すきまを設けることにより
、各ガスケット穴と組み合うエンジン部品のファスナ穴
との間の不整合から生ずるガスケットのゆがみを最小に
する。本発明によれば各位置決めグロメットに対し適当
な穴すきまが得られる筐で、グロメット本体１８が各穴
内の理論的に同心の軸線ａ−ａから半径方向にずらすこ
とにより生ずる潜在的ゆがみを低減するシステムが得ら
れる。

以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本発
明はなおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行う
ことができるのはもちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の好適な実施例による摩擦を生じない位
置決めブラケットを協働させるエンジンガスケットの部
分平面図である。 第２図は第１図のガスケットのグロメットの下部フラン
ジ及び円筒形の本体の後述第３図の２−２線に沿う断面
図である。 第３図はエンジン部品の端ぐり穴内に摩擦なし位置決め
グロメットを取付けた本発明の好適な実施例の横断面図
である。 １０・・・ガスケット、１２・・・穴、１４・・・ファ
スナ穴、１５・・・端ぐり穴、１６・・・位置決め手段
（グロメット）、２０・・・エンジン部品 ＦＩＧ． ２ ＦＩＧ． ３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少なくとも２個の穴は機械式ファスナを通すように
   した複数個の穴を持ち、前記機械式ファスナを通すため
   の組合う穴を含む互いに別個であるが互いに通ずる２つ
   のエンジン部品の間に固定するように配置したガスケッ
   トにおいて、（イ）前記エンジン部品のうちで前記２個
   の各エンジンファスナ用の穴に同心に配置した端ぐり穴
   を設けた一方の部品と、（ロ）前記各端ぐり内に配置さ
   れ、前記ガスケットを前記一方のエンジン部品に対して
   位置を定めるように、前記ガスケットに固定された位置
   決め手段とを備え、前記各端ぐり穴及びこれと協働する
   前記位置決め手段を、摩擦を生じないかつ締めしろのな
   い半径方向すきまを生ずるように寸法を定めたことを特
   徴とするガスケット。 ２、前記位置決め手段を、軸線を持つ大体において円筒
   形の本体をそれぞれ持つ複数個のグロメットにより構成
   し、前記本体の第１の端部に、前記軸線のまわりに円周
   方向に配分した複数の半径方向の突起を設け、これ等の
   突起を軸線方向に互いに間隔を置いた第１及び第２の組
   に配分し、これ等の各組の前記突起を、円周方向に相互
   に食い違わせた請求項１記載のガスケット。 ６、前記各突起をフランジにより構成し、各組の前記突
   起を、前記本体の前記端部の上端における一方の組のフ
   ランジと、これ等の上部のフランジから軸線方向に間隔
   を隔てた第２の下部の組のフランジとを含む、対称に間
   隔を置いた複数のフランジにより構成し、前記各組を相
   互に軸線方向に近づく向きに押圧し、前記グロメットを
   前記ガスケットに固定するようにした請求項２記載のガ
   スケット。 ４、前記複数のグロメットが、２個のグロメットから成
   り、これ等のグロメットを、成形できる金属で構成した
   請求項３記載のガスケット。 ５、前記各グロメットと組合う端ぐり穴との間の前記摩
   擦を生じないかつ締めしろのないすきまを全直径すきま
   で２ないし２２×１／１０００インチの範囲にした請求
   項４記載のガスケット。 ６、前記円筒形の本体に、前記組合う端ぐり穴に接触し
   ないで軸線方向に間隔を置いた末端を持つ第２の端部を
   設けた請求項５記載のガスケット。 ７、前記各グロメットに、このグロメットの前記円筒形
   の本体の中心軸線のまわりに円周方向に配分した複数の
   一体の戻り止めを設けた請求項６記載のガスケット。 ８、前記各グロメットに、それぞれ前記複数の下部のフ
   ランジの１つに対称にかつ半径方向に整合する複数の一
   体の戻り止めを設けた請求項７記載のガスケット。 ９　前記グロメットの円筒形の本体を、前記一体の戻り
   止めを除いて、直径方向に前記端ぐり穴から３２〜５２
   ×１／１０００インチの間隔を置いた請求項８記載のガ
   スケット。１０、前記各グロメットをすずめつきした鋼
   から形成した請求項９記載のガスケット。