JPH0320873Y2 - - Google Patents

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JPH0320873Y2
JPH0320873Y2 JP8248587U JP8248587U JPH0320873Y2 JP H0320873 Y2 JPH0320873 Y2 JP H0320873Y2 JP 8248587 U JP8248587 U JP 8248587U JP 8248587 U JP8248587 U JP 8248587U JP H0320873 Y2 JPH0320873 Y2 JP H0320873Y2
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JP
Japan
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bellows
box body
air
intake port
air intake
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JP8248587U
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JPS63191389U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、鍵盤を備える箱体内に外部から空気
流を供給し、前記箱体内部に配置されたリードを
振動させて演奏するポータブル型リード楽器に関
する。
〈従来の技術〉 この種のポータブル型リード楽器は、箱体の側
部に開設された空気取入口から直接にまたは送風
用チユーブを介して口で空気を吹込み、リードを
振動させつつ鍵盤を操作して演奏する。一般に、
平均的な肺活量を有する者であれば誰でも無理な
く演奏し得るように設計されているが、比較的肺
活量の少ない子供や老人等の場合には曲の途中で
演奏を中断したり、充分な音量の演奏ができない
不都合がある。
また、息が口から唾液と共に直接に楽器内に吹
込まれるため、楽器内部に配置されたリード等が
腐触して音質が変化したり、様々な故障の原因と
なる。しかも内部に付着した水分等により悪臭が
発生したり、細菌、徽等が繁殖するという衛生上
の問題があつた。
更に、本来的に音質が常に一定であることから
初歩的な音楽教習用としてのみ用いられるもので
あり、幅の広い豊かな音質を必要とする専門的な
演奏には使用でないという不都合があつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 これらの問題点に鑑み、本考案の目的は、肺活
量の大きさに拘らず又は体力が無い者であつても
無理なく演奏をすることができ、かつより豊かな
音質を楽しむことができるポータブル型リード楽
器を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上述の目的は、本考案によれば、鍵盤を備える
箱体内に外部から空気流を供給し、前記箱体内部
に配置されたリードを振動させて演奏するポータ
ブル型リード楽器であつて、 伸縮自在な足踏式蛇腹と、両端がそれぞれ前記
蛇腹と前記箱体の空気取入口とに取外し可能に接
続され、前記蛇腹の伸縮により前記箱体内に空気
を吹込むための送風管と、前記送風管の途中に配
設された逆止弁を備えるシリンダ体と、軸線方向
両端が開放されかつ内部に回転自在な回転羽根を
有し、外部からの操作により選択的に前記空気取
入口から吹込まれた空気流が前記内部を通過し得
るように前記箱体内部の前記空気取入口近傍に配
置された筒状態とを備えることを特徴とするポー
タブル型リード楽器を提供することにより達成さ
れる。
〈作用〉 このようにすれば、蛇腹を足踏式に伸縮させ、
かつシリンダ体がアキユムレータとして作用する
ことにより充分な空気流を箱体内部に持続的に供
給することができる。また、選択的に空気流が筒
状体内部を通過し、回転羽根を回転させることに
よつてエコー音またはビブラートを発生させるこ
とができる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実
施例について詳細に説明する。
第1図に示されるように、本考案に基づくポー
タブル型リード楽器は、足踏板1を有する蛇腹2
と、鍵盤11を有する本体10と、その一側端に
設けられた空気取入口14と蛇腹2とに取外し可
能に接続された送風用チユーブ13と、送風用チ
ユーブ13の途中に設けられたシリンダ5とを備
える。本体10上面には、空気取入口14近傍に
後述するエコー音発生手段を操作するためのノブ
8が突設されている。また、本体10の側部に
は、手で運搬できるように把持バンド12が取り
付けられている。
第2図及び第7図によく示されるように、蛇腹
2の上端には足踏板1が一体的に固着され、かつ
蛇腹2内部に配置されたスプリング3によつて蛇
腹の伸長方向に付勢されている。蛇腹2の底面に
は貫通孔4が穿設されており、かつその内側に逆
止弁4aが設けられている。蛇腹2の下端には送
風用チユーブ13が接続され、かつその他端がシ
リンダ5に接続されている。この接続部には、弁
球7をスプリング7cで弾発付勢した逆止弁6が
蛇腹2からの送風方向に対してのみ開弁するよう
にシリンダ5内部に一体的に設けられている。更
に、送風用チユーブ13によつてシリンダ5と本
体10の空気取入口14とが接続され、蛇腹2か
らシリンダ5内部を通つて本体10に連通する空
気流路が形成される。
第5図及び第6図に示されるように、本体10
内部には空気取入口14近傍に筒状体8bからな
るエコー音発生手段が設けられている。このエコ
ー音発生手段は、第3図及び第4図によく示され
ているように、軸線方向両端を開放した筒状体8
b内部ほぼ中央にプロペラ9を備えている。この
プロペラ9は筒状体8b内部を通過する空気流に
よつて回転する。筒状体8bの中央外周面にはノ
ブ8が一体的に垂設されている。ノブ8は第1図
及び第2図に示されるように本体10の外部に突
出しており、ノブ8を回動することによつて空気
取入口14に対する筒状体8bの向きを変更する
ことができる。筒状体8bは、その開放端がノブ
8の回動により空気取入口14の正面を向き得る
ように配置される。
使用する場合には、足踏板1を足で繰り返し踏
むことにより蛇腹2を伸縮させ、貫通孔4を介し
て外部から空気を蛇腹2内に吸入し、かつ送風用
チユーブ13を介してシリンダ5内へ供給する。
シリンダ5はアキユムレータとして作用し、逆止
弁6によつて蛇腹2側へ逆流させることなく、送
風用チユーブ13を介して概ね一定の空気流を本
体10内に供給する。シリンダ5を設けることに
よつて、蛇腹2の伸縮動作がある程度遅い場合で
も、持続的に演奏するために必要な空気流を送る
ことができるので、曲の途中で音が途切れたり演
奏が中断したりすることがない。
エコー音を発生させる場合には、ノブ8を回動
して筒状体8bが第6図に示される位置にくるよ
うにする。筒状体8bの軸線方向が空気取入口1
4と一直線上で一致するように配置されるので、
空気取入口14から吹込まれる比較的早い流速の
空気流が筒状体8b内部を通過して、プロペラ9
が回転することにより空気が振動する。この空気
振動によつて通常の音とは異なるエコー音または
ビブラートを演奏することがきる。また、エコー
音を発生させない場合には、第5図に示されるよ
うに筒状体8bが空気取入口14に対して横方向
を向くようにノブ8を回動し、筒状体8b内部を
通過する空気流を少なくしてプロペラ9が回転し
ないようにすればよい。
〈考案の効果〉 上述したように、本考案のポータブル型リード
楽器によれば、足で伸縮される蛇腹によつて常に
演奏に必要かつ充分な空気流が、送風用チユーブ
の途中に設けられたアキユムレータとしてのシリ
ンダにより持続的に本体内部に供給されるので、
肺活量の大きさ等に拘らず誰も容易に演奏するこ
とができる。また、必要に応じてエコー音を発生
することができるので音質の幅が拡がり、初歩的
な教習用楽器としてだけでなく専門的な演奏にも
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるポータブル型リード楽
器の全体を示す斜視図である。 第2図は、第1図示のリード楽器の一部を断面
で示す側面図である。第3図は、本考案によるエ
コー音発生手段の拡大斜視図である。第4図は、
第3図示のエコー音発生手段の拡大部分縦断面図
である。第5図は、通常の演奏時に於けるエコー
音発生手段の位置を示す一部破砕平面図である。
第6図は、エコー音発生時に於ける第5図と同様
の一部破砕平面図である。 第7図は、第2図の部分拡大図である。 1……足踏板、2……蛇腹、3……スプリン
グ、4……貫通孔、4a……逆止弁、5……シリ
ンダ、6……逆止弁、7……弁球、7c……スプ
リング、8……ノブ、8b……筒状体、9……プ
ロペラ、10……本体、11……鍵盤、12……
把持バンド、13……送風用チユーブ、14……
空気取入口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鍵盤を備える箱体内に外部から空気流を供給
    し、前記箱体内部に配置されたリードを振動させ
    て演奏するポータブル型リード楽器であつて、 伸縮自在な足踏式蛇腹と、両端がそれぞれ前記
    蛇腹と前記箱体の空気取入口とに取外し可能に接
    続され、前記蛇腹の伸縮により前記箱体内に空気
    を吹込むための送風管と、前記送風管の途中に配
    設された逆止弁を備えるシリンダ体と、軸線方向
    両端が開放されかつ内部に回転自在な回転羽根を
    有し、外部からの操作により選択的に前記空気取
    入口から吹込まれた空気流が前記内部を通過し得
    るように前記箱体内部の前記空気取入口近傍に配
    置された筒状体とを備えることを特徴とするポー
    タブル型リード楽器。
JP8248587U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH0320873Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8248587U JPH0320873Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP8248587U JPH0320873Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63191389U JPS63191389U (ja) 1988-12-09
JPH0320873Y2 true JPH0320873Y2 (ja) 1991-05-07

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JP8248587U Expired JPH0320873Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JPS63191389U (ja) 1988-12-09

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