JP3125357U - 笛 - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP3125357U
JP3125357U JP2006005386U JP2006005386U JP3125357U JP 3125357 U JP3125357 U JP 3125357U JP 2006005386 U JP2006005386 U JP 2006005386U JP 2006005386 U JP2006005386 U JP 2006005386U JP 3125357 U JP3125357 U JP 3125357U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
scale
finger holes
holes
opened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006005386U
Other languages
English (en)
Inventor
光均 ▲鄭▼
Original Assignee
光均 ▲鄭▼
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 光均 ▲鄭▼ filed Critical 光均 ▲鄭▼
Priority to JP2006005386U priority Critical patent/JP3125357U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3125357U publication Critical patent/JP3125357U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

【課題】複雑な指使いを行うことなく、幼い子供から老人まで演奏できるようにした笛を提供する。
【解決手段】共鳴胴部(11)、吹き口(12)、気道(13)及び歌口(14)を備えた笛において、第1ないし第9の全ての指孔を閉じた時にドの音階、第1の指孔を開くとレの音階、第1、第2の指孔を開くとファの音階、第1〜第3の指孔を開くとソの音階、第1〜第4の指孔を開くとラの音階、第1〜第5の指孔を開くと高音のドの音階、第1〜第6の指孔を開くと高音のレの音階、第1〜第7の指孔を開くと高音のミの音階、第1〜第8の指孔を開くと高音のファの音階、第1〜第9の指孔を開くと高音のソの音階を得るように構成するとともに、一方の手の小指は共鳴胴部を支えるのに用いる。
【選択図】図1

Description

本考案は笛に関し、特に複雑な指使いを行うことなく、幼い子供から老人まで演奏できるようにした笛に関する。
オカリナは古くから親しまれた共鳴楽器の一種であって、共鳴胴部に吹き口、気道及び歌口を形成する一方、共鳴胴部の表面に10箇所の指孔を、裏面に2箇所の指孔を形成し、両手の指で予め定められた指孔を塞ぎ、奏者が吹き口に息を吹き込むことによって音が発生し、指孔を適宜開閉することによってドレミファ・・・の音階を出せるようになっている(特許文献1)。
上述の第10の指孔は左手の小指で操作され、オカリナの最高音である「ミ♭」と「ファ」の音を出すために用いられるが、大部分の演奏曲は第10の指孔を用いることはほとんどなく、第10の指孔は左手の小指で常に塞がれている。
しかし、演奏中に左手の小指以外の指を動かしている時に、左手の小指も動いてしまいやすく、第10の指孔から空気が漏れ出して音階が狂うことがあった。
そこで、第10の指孔を閉栓キャップで塞ぐことが提案されている(特許文献2)。
特開2001−215955号公報 特開2005−275207号公報
しかし、従来のオカリナではドレミファ・・・の音階を出すための手指の操作が複雑で、初級者、特に幼い子供や老人には扱い難いという問題があった。
本考案はかかる問題点に鑑み、複雑な指使いを行うことなく、幼い子供から老人まで演奏できるようにした笛を提供することを課題とする。
そこで、本考案に係る笛は、内部が空洞となった共鳴胴部と、共鳴胴部に設けられた吹き口と、吹き口から共鳴胴部内に延びる気道と、気道の奥に開口された歌口とを備えた笛において、下記の要件(1)〜(4)を備え、民謡の音階を発するようになっていることを特徴とする。
(1).共鳴胴部の正面部分には一方の手の小指、薬指、中指、人指し指によって開閉される第1ないし第4の指孔が形成されるとともに、他方の手の薬指、中指、人指し指によって閉じられる第5ないし第7の指孔が形成されている。
(2).共鳴胴部の裏面部分には一方の手の親指によって閉じられる第8の指孔、及び他方の手の親指によって閉じられる第9の指孔が形成されている。
(3).第1ないし第9の指孔は、全ての指孔が閉じられた時にドの音階、第1の指孔が開かれた時にレの音階、第1、第2の指孔が開かれた時にファの音階、第1〜第3の指孔が開かれた時にソの音階、第1〜第4の指孔が開かれた時にラの音階、第1〜第5の指孔が開かれた時に高音のドの音階、第1〜第6の指孔が開かれた時に高音のレの音階、第1〜第7の指孔が開かれた時に高音のミの音階、第1〜第8の指孔が開かれた時に高音のファの音階、第1〜第9の指孔が開かれた時に高音のソの音階が得られる位置に形成されている。
(4).他方の手の小指は共鳴胴部を支えるのに用いられる。
今、吹き口から息を吹き込むと、その空気の流れは気道を経て歌口にある共鳴部に当たり、空気の一部は歌口から外方に、残部は共鳴胴部に流れ、共鳴音が発生する。
本考案の特徴の1つは一方の手の小指から人指し指、他方の手の薬指から人指し指、さらに両手の親指を順に開放することによってド、レ、ファ、ソ、ラ、高音のド、高音のレ、高音のミ、高音のファ、高音のソの民謡の音階を発生させるようにした点にある。
これにより、指を順に開放するという簡単な指使いで音階を発生させることができるので、指使いに慣れていない初級者から上級者まで、又幼い子供から老人まで民謡を演奏できる。
また、他方の手の小指は共鳴胴部を支えるのに用いられるので、他の9本の指を共鳴胴部から離しても演奏に支障をきたすことはない。
また、従来のオカリナのように、小指が操作される第10の指孔がないので、演奏中に指孔から空気が洩れることもない。
笛の形態は特に限定されず、例えばオカリナの形状となし、上端部位に吹き口を、その上辺部分に第1〜第4の指孔と第8の指孔を形成し、下辺部分に第5〜第7の指孔と第9の指孔を形成するようにしてもよい。
また、横笛の形状となし、中央に吹き口を、その一側方の部分に第1〜第4の指孔と第8の指孔を形成し、他側方の部分に第5〜第7の指孔と第9の指孔を形成するようにしてもよい。
さらに、立て笛の形状となし、上端に吹き口を、その上側部分に第1〜第4の指孔と第8の指孔を形成し、下側部分に第5〜第7の指孔と第9の指孔を形成するようにすることもできる。
笛の材質は特に限定されず、陶器、木、竹、金属又はプラスチックから選ばれる材料で製作されることができる。
以下、本考案を具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は本考案に係る笛の好ましい実施形態を示す。図において、笛10は陶磁器でオカリナに類似した形状に製作され、笛10は共鳴胴部11、吹き口12、気道13、歌口14が設けられている。
共鳴胴部11はほぼ三角形状をなし、内部が空洞に構成されている。吹き口12は共鳴胴部11の頂部に形成され、気道13は吹き口12から共鳴胴部11内に延びて形成され、又歌口14は気道13の奥に位置して共鳴胴部11に開口され、気道13と歌口14との境界部分には1mm程度の厚みの共鳴部が形成されている。
また、共鳴胴部11の正面部分には右手の小指、薬指、中指、人指し指によって開閉される第1ないし第4の指孔20〜23が形成されるとともに、左手の薬指、中指、人指し指によって閉じられる第5ないし第7の指孔24〜26が形成されている。
共鳴胴部11の裏面部分には右手の親指によって閉じられる第8の指孔27、及び左手の親指によって閉じられる第9の指孔28が形成されている。
第1ないし第9の指孔20〜28は次のような音階が得られる位置に設定されている。つまり、全ての指孔20〜28が閉じられた時にドの音階、第1の指孔20が開かれた時にレの音階、第1、第2の指孔20、21が開かれた時にファの音階、第1〜第3の指孔20〜22が開かれた時にソの音階、第1〜第4の指孔20〜23が開かれた時にラの音階、第1〜第5の指孔20〜24が開かれた時に高音のドの音階、第1〜第6の指孔20〜25が開かれた時に高音のレの音階、第1〜第7の指孔20〜26が開かれた時に高音のミの音階、第1〜第8の指孔20〜27が開かれた時に高音のファの音階、第1〜第9の指孔20〜28が開かれた時に高音のソの音階が得られる。
これらの指孔20〜28の位置は原料の土を捏ねて造形し、焼成後の収縮を考慮して音階調整器を用いて指孔の位置を決定して穿設する。
また、左手の小指は共鳴胴部11を支えるのに用いられる。なお、図中、15は足台である。
演奏を行う場合には右手の小指から人指し指、左手の薬指から人指し指、さらに右手の親指、左手の親指の順で開くと、ド、レ、ファ、ソ、ラ、高音のド、高音のレ、高音のミ、高音のファ、高音のソの民謡の音階を発生させることができる。
上述の指使いは従来のオカリナと異なって非常に簡単であるので、指使いに慣れていない初級者から、オカリナの指使いに慣れた上級者、又幼い子供から老人まで笛の演奏を楽しむことができる。
なお、本例の笛では吹き口12への息の吹き込み方や強弱によって鳴音が変化する。また、吹き口12及び/又は歌口14を広く形成すると、強く吹くことができる。そこで、本例の笛を使用する人の肺活量などに応じて吹き口12や歌口14の大きさを適切に設定することによって使いやすい笛を得ることができる。
図4は他の実施形態を示す。図4の(a)(b)は第2の実施形態を示す。本例では縦笛の形態をなし、正面部分の上下に第1ないし第7の指孔20〜26が形成され、裏面部分に第8、第9の指孔27、28と歌口14が形成されている。
図4の(c)(d)は第3の実施形態を示す。本例では太い縦笛の形態をなし、正面部分の上下に第1ないし第7の指孔20〜26が形成され、裏面部分に第8、第9の指孔27、28と歌口14が形成されている。
図4の(e)(f)は第4の実施形態を示す。本例では横笛の形態をなし、共鳴胴部11の中央に歌口12が形成され、一側方の正面部分に第1ないし第4の指孔20〜23が形成され、裏面部分に第8の指孔27が形成されている。また、共鳴胴部11の他側方の正面部分に第5ないし第7の指孔24〜26が形成され、裏面部分に第9の指孔28が形成され、裏面部分の中央には歌口14が形成されている。
なお、上記の例では材質を陶磁器としたが、これに限定されず、木、竹、金属、プラスチックなどの材料を用いることができる。
本考案に係る笛の好ましい実施形態を示す概略正面図である。 上記実施形態の使用状態を示す正面図である。 上記実施形態の使用状態を示す正面図である。 他の実施形態を示す図である。
符号の説明
10 笛
11 共鳴胴部
12 吹き口
13 気道
14 歌口
20〜28 第1〜第9の指孔

Claims (5)

  1. 内部が空洞となった共鳴胴部と、共鳴胴部に設けられた吹き口と、吹き口から共鳴胴部内に延びる気道と、気道の奥に開口された歌口とを備えた笛において、下記の要件(1)〜(4)を備え、民謡の音階を発するようになっていることを特徴とする笛。
    (1).共鳴胴部の正面部分には一方の手の小指、薬指、中指、人指し指によって開閉される第1ないし第4の指孔が形成されるとともに、他方の手の薬指、中指、人指し指によって閉じられる第5ないし第7の指孔が形成されている。
    (2).共鳴胴部の裏面部分には一方の手の親指によって閉じられる第8の指孔、及び他方の手の親指によって閉じられる第9の指孔が形成されている。
    (3).第1ないし第9の指孔は、全ての指孔が閉じられた時にドの音階、第1の指孔が開かれた時にレの音階、第1、第2の指孔が開かれた時にファの音階、第1〜第3の指孔が開かれた時にソの音階、第1〜第4の指孔が開かれた時にラの音階、第1〜第5の指孔が開かれた時に高音のドの音階、第1〜第6の指孔が開かれた時に高音のレの音階、第1〜第7の指孔が開かれた時に高音のミの音階、第1〜第8の指孔が開かれた時に高音のファの音階、第1〜第9の指孔が開かれた時に高音のソの音階が得られる位置に形成されている。
    (4).他方の手の小指は共鳴胴部を支えるのに用いられる。
  2. オカリナの形状をなし、上端部位に吹き口が、その上辺部分に第1〜第4の指孔と第8の指孔が形成され、下辺部分に第5〜第7の指孔と第9の指孔が形成されている請求項1記載の笛。
  3. 横笛の形状をなし、中央に吹き口が、その一側方の部分に第1〜第4の指孔と第8の指孔が形成され、他側方の部分に第5〜第7の指孔と第9の指孔が形成されている請求項1記載の笛。
  4. 立て笛の形状をなし、上端に吹き口が、その上側部分に第1〜第4の指孔と第8の指孔が形成され、下側部分に第5〜第7の指孔と第9の指孔が形成されている請求項1記載の笛。
  5. 陶磁器、木、竹、金属又はプラスチックから選ばれる材料で製作されている請求項1ないし4のいずれかに記載の笛。
JP2006005386U 2006-07-05 2006-07-05 Expired - Fee Related JP3125357U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006005386U JP3125357U (ja) 2006-07-05 2006-07-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006005386U JP3125357U (ja) 2006-07-05 2006-07-05

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3125357U true JP3125357U (ja) 2006-09-14

Family

ID=43475236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006005386U Expired - Fee Related JP3125357U (ja) 2006-07-05 2006-07-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3125357U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI652667B (zh) 調整吹氣壓力的減音裝置及其轉接器、以及吹奏樂器
Dempster The modern trombone
JP3125357U (ja)
KR100828997B1 (ko) 티자형 오카리나
JP2008152217A (ja) 改良版土笛に吹口部品を装着した簡易オカリナ
JP5848967B2 (ja) 複数管オカリナ
CN203882596U (zh) 哪嘟呜民俗吹管乐器
KR101674359B1 (ko) 확장된 음역을 갖는 이중취구 오카리나
KR200459972Y1 (ko) 경사면을 구비한 취구부를 포함하는 단소
JP2005275207A (ja) オカリナおよびオカリナ用閉栓キャップ
CN106251839A (zh) 一种内锥管式管乐器
KR102067532B1 (ko) 관악기
KR101019110B1 (ko) 클라리넷
JP2015225337A (ja) 片手オカリナ
CN206224983U (zh) 一种内锥管式管乐器
CN210692064U (zh) 单簧管
KR20090077505A (ko) 리코더
Fadnes Saxophonics: An A to J manual of Ornette, the Grafton, and performances of matter
CN207068453U (zh) 一种新型萨克斯管
KR200285864Y1 (ko) 리코더
CN104851417A (zh) 一种鸭嘴笛
JP3204070U (ja) 応援用の楽器
JP3125042U (ja)
KR20160122555A (ko) 교재기능을 갖는 랭글리형 오카리나
JP2011128577A (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130823

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees