JP3125042U - 笛 - Google Patents

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Abstract

【課題】 沖縄で伝統的におどりや歌に合わせて、指を用いて鳴らす指笛を熟練を要さずに手軽に鳴らすことができる笛を提供する。
【解決手段】 送気口と、該送気口から先細りとなる送気路を通して空気が吹き込まれる短円筒状の共鳴室3と、該送気路と共鳴室3との間の上部に形成された開口よりなる歌口2と、該短円筒状共鳴室3の出口部であり空気が吐き出される排気口4とで形成した笛であり、該排気口4に指等を当て、出口部を開閉することで、音色を急激に変化させることができ、指笛の音色を発生させることを可能とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、指笛の音色を発生する笛に関する。
沖縄県では、伝統的舞踊、エイサー、カチャ−シーなどでの拍子の他、野球観戦などの声援の時などに、指笛を鳴らすことが多く行なわれている。
また、音楽家などでも、曲の中で指笛を使用することも行なわれている。
しかし、指笛を鳴らすことは、熟練が必要であり、簡単に鳴らすことは出来なかった。
指笛を鳴らすことが出来ない人はコンプレックスさえ感じていた。
指笛を鳴らすことが出来る人においても、タイミングよく、きれいな音色を鳴らすことは、更なる熟練が必要であった。
また、長時間、指笛を鳴らしていると、よだれが大量に出てしまい心地よいものではなかった。
これらの改善案として、楽に指笛を鳴らすことができる楽器を用いる方法がある。
これは、高い音を出す立て笛で指笛に似た音色を出すものがある。
しかしながら、舞踏や声援の時に立て笛を使って鳴らすのでは、立て笛が目立ちすぎて、その場の雰囲気を壊してしまう。
指を使って鳴らすことがその場の雰囲気を盛り上げるために必要である。
指笛の音色は、周波数が高く、厚みのある独特の高次倍音である。
この高次倍音を発生させるものとしてホイッスルがある。
これは、スポーツの審判などで頻繁に使用されているものである。
例えば、特開14−108345号公報では、音の立ち上がりが早く、高いビート音を発生するホイッスルが開示されている。
しかしながら、これらのホイッスルは、単調な音であり、指笛のような独特の語尾を上げるような音程の変化を出すことは困難である。
また、指笛の特徴は、高い音域において、音程の急激な変化を繰り返す奏法が求められるものであり、ホイッスルのように共鳴室が小さく、一定の容量では、複数の孔を空けて調整しても、急激な高音域での変化には対応できない。
特開14−108345号公報
このように、指笛に似た音を発する楽器で、高音域において、急激な変化と抑揚をつけることができる楽器はなかった。
本考案の課題は、コンパクトで指笛の音を発することができ、音程に急激な変化と抑揚をつけられる笛を提供することである。
本考案の請求項1は、送気口と、該送気口から先細りとなる送気路を通して空気が吹き込まれる短円筒状の共鳴室と、該送気路と共鳴室との間の上部に形成された開口よりなる歌口と、該短円筒状共鳴室の出口部であり空気が吐き出される排気口とで形成され、指笛の音色を発生させることを特徴とする笛としたものである。
また、本考案の請求項2は、前記の短円筒状共鳴室の長さが30mm〜40mmであり、その円筒の内径が15mm〜18mmであることを特徴とする笛である。
また、本考案の請求項3は、前記の送気口から送気路部分は、指の爪部に類似した形状であり、歌口部分は、爪の半月部に類似した形状の開口部であり、共鳴室部分は、指の第1及び第2関節部に類似した形状となっていることを特徴とする笛である。
また、本考案の請求項4は、共鳴室の形状である円筒状型体と、送気口から共鳴室までの送気路の形状である板状型体とを配置し、それらの外表面に陶器用粘土を被覆成形して笛の外形を形成し、全体の外形が形成された後に、該円筒状型体と板状型体を取り外すことにより、笛の送気路及び共鳴室を形成し、最後に歌口部を削りとって整形し、焼成することにより製造されたことを特徴とする笛である。
また、本考案の請求項5は、前記の共鳴室の排気口は、略円形状であり、指等を当てることにより、容易に出口部を開閉でき、音色を急激に変化させることができる笛である。
本考案によると以下のような効果を奏する。
1)簡単に指笛の音色を発生する笛を提供できる。
2)コンパクトで、手の中に納まり、指を用いて指笛を吹いている状態に近い状態で指笛の音色を発することができる。
3)人間の指の外形に似た笛とする事で、笛が目立たず、その場の雰囲気を壊すことはない。
4)陶器性であるので製造コストが安く、成形しやすい。
5)送気路と共鳴室となる型体に粘土を被せて製造することで、粘土の成形が非常に容易であり制作性、作業性が良く、音色に影響する送気路や共鳴室の制作精度が向上し、品質も安定し、信頼性の高い笛を製作できる。
6)共鳴室に大きな排気口が設けられているため、指でその排気口を簡単に開閉することができ、指笛の独特に音程の急激な変化や抑揚のある音色を簡単に演奏することができる。
本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本考案による指笛の音色を発する笛の実施例を示す斜視図である。
図2は、本考案による指笛の音色を発する笛の吹き口側から見た斜視図である。
本実施例の笛は陶器製であり、全体の外観は、人間の指に似せた形態となっている。
本実施例の笛は、人間の指に似た形態としたものであるが、基本的には、吹き口1(指先部分)と、歌口2(爪半月部分)と、排気口4を有する共鳴室3とから構成される。
図3は、本考案による指笛の音色を発する笛の平面図である。
指の形態として、吹き口1から送気路5の間の部分の上部が爪6を表し、歌口2の部分は、爪半月7を表し、共鳴室部分は、指の第1及び第2関節部分を表したものである。
図4は、本考案による指笛の音色を発する笛の縦断面図である。
図に示すように、吹き口1から歌口2までの送気路5は、先細りの形状となっており、吹き口1から吹き込まれた空気は、歌口2のエッジ部2aで共鳴室2側と、歌口2の上部の開口部2b側へと流れ、この時に空気が振動して独特の高次倍音を発生する。
従って、送気路5の出口の中心部に歌口2のエッジ2aの先端部が位置する必要がある。
送気路5の流路の出口部の高さHは1〜2mm程度が好ましく、エッジ2aの角度は45度程度が好ましい。
また、送気路5の出口側の上下の壁面2cは送気方向に対して略直角であることが好ましい。
送気方向がここで乱れることで空気が急激に振動することを可能とするものである。
また、共鳴室2は、その容量により、音程が左右されるが、指笛の音は音程が高いので容量を小さくする必要があるが、その長さLは、30mm〜40mm程度が良く、内径Dは直径15mm〜18mm程度が良い。
長さが長く、口径が大きくなると、音程が低くなり、指笛の高い音はでない。
逆に短く、口径が小さいと、音程は高くなるが、容量が小さく、音程の急激な変化に対して厚みのある抑揚のある独特の指笛奏法ができなくなる。
図5は、本考案による指笛の音色を発する笛の製造方法を示す縦断面図である。
本実施例の笛は、以下のようにして製作した。
1)送気路5となる先細り形状の型板10と、共鳴室となる円筒状型体11とを準備する。
型板は、先端の板圧1mm、長さ15mmとした。
円筒状型体は、直径15mm、長さ50mmを用いた。
2)型板10の先端部10aと、円筒状型体11の先端部11aの上部を当接し、陶器用粘土12を被覆して笛の外形を成形した。
3)外形が整った状態で、型板10と、円筒状型体11とを各々、矢印の方向に引き抜いて、送気路5と、共鳴室2を形成した。
4)送気路5と、共鳴室2との接続部の上部13を、図のように削除して取り外し、開口部を形成し、歌口3とした。
5)人間の指に似せた形態となるように、全体を滑らかにし、送気路5の上部に爪を描き、共鳴室の外部に指のしわを描いた。
6)600度で焼成し、陶器製の笛とした。
このように製作した笛は、排気口4に指を当てて、開閉させながら吹いて鳴らすことにより、指笛に近い、高次倍音による独特な高音の音色が発せられ、排気口4の開閉動作で、音程を急激に変化させる独特の指笛奏法を実現できる。
また、本実施例の笛は、小型であり、片手に納まるので、外観上からは、笛を使用せずに、本当に指で鳴らしているように見える。
また、指笛を実際に鳴らすためには、空気を多く使い、テクニックが必要であるが、本考案の笛を用いると、軽く吹くだけで美しい指笛の音を出すことができ、音の高低、強弱の抑揚を指の開閉操作で簡単に実現できる。
本考案による指笛の音色を発する笛の実施例を示す斜視図である。 本考案による指笛の音色を発する笛の吹き口側から見た斜視図である。 本考案による指笛の音色を発する笛の平面図である。 本考案による指笛の音色を発する笛の縦断面図である。 本考案による指笛の音色を発する笛の製造方法を示す縦断面図である。
符号の説明
1 吹き口
2 歌口
3 共鳴室
4 排気口
5 送気路
6 爪部
7 爪半月部
8 指第1及び第2関節部
10 送気路となる型板体
11 共鳴室となる円筒状型体
12 陶器用粘土
13 歌口部の粘土
D 共鳴室内径
H 通気路出口高さ
L 共鳴室長さ

Claims (5)

  1. 送気口と、該送気口から先細りとなる送気路を通して空気が吹き込まれる短円筒状の共鳴室と、該送気路と共鳴室との間の上部に形成された開口よりなる歌口と、該短円筒状共鳴室の出口部であり空気が吐き出される排気口とで形成され、指笛の音色を発生させることを特徴とする笛。
  2. 前記の短円筒状共鳴室の長さが30mm〜40mmであり、その円筒の内径が15mm〜18mmであることを特徴とする請求項1に記載の笛。
  3. 前記の送気口から送気路部分は、指の爪部に類似した形状であり、歌口部分は、爪の半月部に類似した形状の開口部であり、共鳴室部分は、指の第1及び第2関節部に類似した形状となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2の項に記載の笛。
  4. 共鳴室の形状である円筒状型体と、送気口から共鳴室までの送気路の形状である板状型体とを配置し、それらの外表面に陶器用粘土を被覆成形して笛の外形を形成し、全体の外形が形成された後に、該円筒状型体と板状型体を取り外すことにより、笛の送気路及び共鳴室を形成し、最後に歌口部を削りとって整形し、焼成することにより製造されたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの項に記載の笛。
  5. 前記の共鳴室の排気口は、略円形状であり、指等を当てることにより、容易に出口部を開閉でき、音色を急激に変化させることができる請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の笛。
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