JPH0320843Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0320843Y2 JPH0320843Y2 JP1982106522U JP10652282U JPH0320843Y2 JP H0320843 Y2 JPH0320843 Y2 JP H0320843Y2 JP 1982106522 U JP1982106522 U JP 1982106522U JP 10652282 U JP10652282 U JP 10652282U JP H0320843 Y2 JPH0320843 Y2 JP H0320843Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- heat source
- copy sheet
- hot air
- main heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N barium titanate Chemical compound [Ba+2].[Ba+2].[O-][Ti]([O-])([O-])[O-] JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910002113 barium titanate Inorganic materials 0.000 description 4
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Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Description
本考案は例えば電子写真複写装置に適用する書
画像定着装置に関するものである。 従来の書画像定着装置は複写シート上に形成さ
れたトナー像を定着する手段として、トナー像を
加熱されたローラのような形状をした高温面に直
接接触させたり、板状のヒータまたは熱風を用い
て加熱定着する方法やフラツシユにより複写シー
ト上のトナー像を局部的に加熱定着する方法があ
るが、その主流はローラ方式が一般的によく使用
されており、その熱源としてはシーズヒータ、ニ
クロム線、ハロゲンランプ、シリカランプ、正特
性サーミスタなどが用いられている。ローラ方式
は、主熱源ローラと補助ローラとから構成されて
いるため、次のような問題点を有していた。 ヒーターの昇温特性が悪いため、電源を入れ
てから複写可能な温度になるまでに時間がかか
る。 加熱されたローラ表面に複写シートが接触す
ると、複写シートに大きな熱量がうばわれるた
めローラ表面の温度が低下し、温度のばらつき
を生じることから複写むらが生じる。 加熱されたローラ表面温度の低下を小さくす
るには消費電力を大きくしなければならない。
そのためには従来のシーズヒータ、ニクロム
線、ハロゲンランプ、シリカ電球では形状を大
きくしなければならない。 消費電力を大きくすると加熱されたローラの
表面温度が高くなりすぎ、トナーが溶融して複
写シートがローラに接着され離れなくなつてし
まつたり、複写機内部の周辺電子機器へ悪影響
を及ぼす。そのため加熱されたローラの表面温
度を適切に保には制御回路が必要となる。 第１図に従来の書画像定着装置を示しており、
１は上述したように正特性サーミスタなどよりな
る主熱源ローラ、２はその主熱源ローラ１と補助
ローラ３との間を通ることにより加熱定着される
複写シートである。 本考案は上記のような従来例の欠点を解消し、
比較的小さい消費電力でトナーの高速定着を可能
とするために、加熱定着される書画像面側を発熱
源と送風機とからなる温風発生装置を用いて予熱
した後、その書画像面を主熱源により加熱定着さ
せる書画像定着装置を提供することを目的とする
ものである。 すなわち、本考案の書画像定着装置は主熱源と
なる加熱されたローラの近傍で温風発生装置から
出る温風を複写シートのトナー像のある書画像面
側と補助ローラに吹きつけてそれら複写シートと
補助ローラを予熱し、複写シートが周囲に熱を奪
われる前に主熱源となる加熱されたローラと補助
ローラとの間を通すことにより加熱定着させるよ
うにしたものである。 このような構成にすることにより、次のような
利点がある。 複写シートと補助ローラを予熱することによ
り定着時のローラ表面温度の低下を小さくする
ことができるため、定着むらがなくなる。 定着時の表面温度の低下が小さくなるためヒ
ータの消費電力は小さくすみ、省エネルギー化
がはかれる。 予熱された複写シートのトナーを加熱定着す
るには主熱源で加える熱量が小さくてすむた
め、短時間で小熱量の伝達でも定着できること
となり、高速複写が可能である。 また、温風発生装置の発熱源の電源と主熱源
の電源を連動するようにしておき、複写シート
を予熱しない時は補助ローラを予熱するように
取付けておくと、次の複写の際に周辺部により
奪われる熱量が少なくてすみ、定着むらがなく
なり高速複写が可能となる。 さらに、現在使われているどのような熱源の
ヒータにでも本考案による温風発生装置を付加
して取付けるだけで、現在の複写速度をさらに
高速にすることができるなどといつた利点があ
る。 以下に本考案に係る書画像定着装置について実
施例を挙げて具体的に説明する。 第２図は本考案により得られた一実施例を示し
たものである。 送風機４により吸入口Ａから風を送り込み、例
えばチタン酸バリウム系半導体などの発熱体から
なる発熱源５を通すことにより温風を得、この温
風発生装置６の排出口Ｂから吹き出す温風を複写
シート７のトナーが付着している面（第２図の場
合複写シート７の上の面を示す）より約１cm上
で、補助ローラ８に向かつて主熱源ローラ９の表
面より約２cm離れた地点から吹きつけることによ
り上記複写シート７を予熱する。 その後、上記複写シート７を主熱源ローラ９
（例えば円筒状のチタン酸バリウム系半導体より
なる熱源）と補助ローラ８の間にはさみ、その主
熱源ローラ９の表面に複写シート７を接触させる
ことにより、複写シート７を加熱定着させる構成
となつている。 なお、送風機４より吹き出す風速は2m／ｓ、
熱源５の消費電力は80Wで、120℃の温風が得ら
れた。また、主熱源ローラ９の消費電力は250W
（複写シート７が接触した場合）、送風機４の消費
電力は5Wであり、合計335Wの消費電力で定着む
らがない複写シートが得られた。従来の構造の場
合は主熱源ローラに円筒状のチタン酸バリウム系
半導体のみを用いた場合の消費電力は複写シート
が接触した場合450Wであり、本考案により115W
の省エネルギーになり、その分だけ熱効率がよく
なるため高速複写が可能である。 また、第３図に示したように本考案による書画
像定着装置では、複写シートが主熱源ローラに接
触した時点でのその主熱源ローラの表面温度変化
は曲線イに示すように小さく、従来例の温度変化
を示す曲線ロより温度のばらつきが小さくなり、
トナーの定着むらを防止するのに大変有効であ
る。 なお、上記実施例では主熱源ローラ、温風発生
装置の熱源にチタン酸バリウム系半導体を用いた
場合についてのみ述べたが、これはシーズヒー
タ、ニクロム線、ハロゲンランプ、炭素を主成分
とする抵抗器などのような発熱体であればどのよ
うなものでもよいのはもちろんである。 下記の表に数種類の熱源を用いた場合の消費電
力を示す。
画像定着装置に関するものである。 従来の書画像定着装置は複写シート上に形成さ
れたトナー像を定着する手段として、トナー像を
加熱されたローラのような形状をした高温面に直
接接触させたり、板状のヒータまたは熱風を用い
て加熱定着する方法やフラツシユにより複写シー
ト上のトナー像を局部的に加熱定着する方法があ
るが、その主流はローラ方式が一般的によく使用
されており、その熱源としてはシーズヒータ、ニ
クロム線、ハロゲンランプ、シリカランプ、正特
性サーミスタなどが用いられている。ローラ方式
は、主熱源ローラと補助ローラとから構成されて
いるため、次のような問題点を有していた。 ヒーターの昇温特性が悪いため、電源を入れ
てから複写可能な温度になるまでに時間がかか
る。 加熱されたローラ表面に複写シートが接触す
ると、複写シートに大きな熱量がうばわれるた
めローラ表面の温度が低下し、温度のばらつき
を生じることから複写むらが生じる。 加熱されたローラ表面温度の低下を小さくす
るには消費電力を大きくしなければならない。
そのためには従来のシーズヒータ、ニクロム
線、ハロゲンランプ、シリカ電球では形状を大
きくしなければならない。 消費電力を大きくすると加熱されたローラの
表面温度が高くなりすぎ、トナーが溶融して複
写シートがローラに接着され離れなくなつてし
まつたり、複写機内部の周辺電子機器へ悪影響
を及ぼす。そのため加熱されたローラの表面温
度を適切に保には制御回路が必要となる。 第１図に従来の書画像定着装置を示しており、
１は上述したように正特性サーミスタなどよりな
る主熱源ローラ、２はその主熱源ローラ１と補助
ローラ３との間を通ることにより加熱定着される
複写シートである。 本考案は上記のような従来例の欠点を解消し、
比較的小さい消費電力でトナーの高速定着を可能
とするために、加熱定着される書画像面側を発熱
源と送風機とからなる温風発生装置を用いて予熱
した後、その書画像面を主熱源により加熱定着さ
せる書画像定着装置を提供することを目的とする
ものである。 すなわち、本考案の書画像定着装置は主熱源と
なる加熱されたローラの近傍で温風発生装置から
出る温風を複写シートのトナー像のある書画像面
側と補助ローラに吹きつけてそれら複写シートと
補助ローラを予熱し、複写シートが周囲に熱を奪
われる前に主熱源となる加熱されたローラと補助
ローラとの間を通すことにより加熱定着させるよ
うにしたものである。 このような構成にすることにより、次のような
利点がある。 複写シートと補助ローラを予熱することによ
り定着時のローラ表面温度の低下を小さくする
ことができるため、定着むらがなくなる。 定着時の表面温度の低下が小さくなるためヒ
ータの消費電力は小さくすみ、省エネルギー化
がはかれる。 予熱された複写シートのトナーを加熱定着す
るには主熱源で加える熱量が小さくてすむた
め、短時間で小熱量の伝達でも定着できること
となり、高速複写が可能である。 また、温風発生装置の発熱源の電源と主熱源
の電源を連動するようにしておき、複写シート
を予熱しない時は補助ローラを予熱するように
取付けておくと、次の複写の際に周辺部により
奪われる熱量が少なくてすみ、定着むらがなく
なり高速複写が可能となる。 さらに、現在使われているどのような熱源の
ヒータにでも本考案による温風発生装置を付加
して取付けるだけで、現在の複写速度をさらに
高速にすることができるなどといつた利点があ
る。 以下に本考案に係る書画像定着装置について実
施例を挙げて具体的に説明する。 第２図は本考案により得られた一実施例を示し
たものである。 送風機４により吸入口Ａから風を送り込み、例
えばチタン酸バリウム系半導体などの発熱体から
なる発熱源５を通すことにより温風を得、この温
風発生装置６の排出口Ｂから吹き出す温風を複写
シート７のトナーが付着している面（第２図の場
合複写シート７の上の面を示す）より約１cm上
で、補助ローラ８に向かつて主熱源ローラ９の表
面より約２cm離れた地点から吹きつけることによ
り上記複写シート７を予熱する。 その後、上記複写シート７を主熱源ローラ９
（例えば円筒状のチタン酸バリウム系半導体より
なる熱源）と補助ローラ８の間にはさみ、その主
熱源ローラ９の表面に複写シート７を接触させる
ことにより、複写シート７を加熱定着させる構成
となつている。 なお、送風機４より吹き出す風速は2m／ｓ、
熱源５の消費電力は80Wで、120℃の温風が得ら
れた。また、主熱源ローラ９の消費電力は250W
（複写シート７が接触した場合）、送風機４の消費
電力は5Wであり、合計335Wの消費電力で定着む
らがない複写シートが得られた。従来の構造の場
合は主熱源ローラに円筒状のチタン酸バリウム系
半導体のみを用いた場合の消費電力は複写シート
が接触した場合450Wであり、本考案により115W
の省エネルギーになり、その分だけ熱効率がよく
なるため高速複写が可能である。 また、第３図に示したように本考案による書画
像定着装置では、複写シートが主熱源ローラに接
触した時点でのその主熱源ローラの表面温度変化
は曲線イに示すように小さく、従来例の温度変化
を示す曲線ロより温度のばらつきが小さくなり、
トナーの定着むらを防止するのに大変有効であ
る。 なお、上記実施例では主熱源ローラ、温風発生
装置の熱源にチタン酸バリウム系半導体を用いた
場合についてのみ述べたが、これはシーズヒー
タ、ニクロム線、ハロゲンランプ、炭素を主成分
とする抵抗器などのような発熱体であればどのよ
うなものでもよいのはもちろんである。 下記の表に数種類の熱源を用いた場合の消費電
力を示す。
【表】
以上説明したように本考案によれば、少ない消
費電力でむらなく均一にしかも高速度でトナーを
定着することができるものであり、その実用上の
効果は大変大きい。
費電力でむらなく均一にしかも高速度でトナーを
定着することができるものであり、その実用上の
効果は大変大きい。
第１図は従来の書画像定着装置を示す側面図、
第２図は本考案に係る書画像定着装置の一実施例
を示す側面図、第３図は本考案の書画像定着装置
における複写シートが接触した時の主熱源ローラ
表面の温度変化を従来例と比較して示す図であ
る。 ４……送風機、５……熱源、６……温風発生装
置、７……複写シート、８……補助ローラ、９…
…主熱源ローラ。
第２図は本考案に係る書画像定着装置の一実施例
を示す側面図、第３図は本考案の書画像定着装置
における複写シートが接触した時の主熱源ローラ
表面の温度変化を従来例と比較して示す図であ
る。 ４……送風機、５……熱源、６……温風発生装
置、７……複写シート、８……補助ローラ、９…
…主熱源ローラ。
Claims (1)
- 主熱源ローラ、補助ローラを主体として構成さ
れ、発熱体と送風機とにより構成される温風発生
装置を具備し、この温風発生装置から吹き出す温
風を上記補助ローラと加熱定着される複写シート
に吹きつけるように設けてなる書画像定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10652282U JPS5912160U (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 書画像定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10652282U JPS5912160U (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 書画像定着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5912160U JPS5912160U (ja) | 1984-01-25 |
| JPH0320843Y2 true JPH0320843Y2 (ja) | 1991-05-07 |
Family
ID=30249247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10652282U Granted JPS5912160U (ja) | 1982-07-14 | 1982-07-14 | 書画像定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5912160U (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4967631A (ja) * | 1973-06-05 | 1974-07-01 | ||
| JPS5797560A (en) * | 1980-12-11 | 1982-06-17 | Canon Inc | Fixing device |
| JPS5799677A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-21 | Toshiba Corp | Electrophotographic device |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5210914Y2 (ja) * | 1972-07-31 | 1977-03-09 |
-
1982
- 1982-07-14 JP JP10652282U patent/JPS5912160U/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4967631A (ja) * | 1973-06-05 | 1974-07-01 | ||
| JPS5797560A (en) * | 1980-12-11 | 1982-06-17 | Canon Inc | Fixing device |
| JPS5799677A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-21 | Toshiba Corp | Electrophotographic device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5912160U (ja) | 1984-01-25 |
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