JPH03208285A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、肉や野菜などの加熱調理に使用する加熱調
理器に関する。

（従来の技術） 一般にこの種の加熱調理器は、シーズヒータを鋳込んだ
アルミダイカスト製の調理プレートを備え、この調理プ
レートを前記シーズヒー夕で加熱し、この加熱した調理
プレートの上に被調理物を乗せて調理をするようになっ
ている。

しかしながら、このような加熱調理器においては、調理
プレートの上面にシーズヒー夕の熱が伝導により伝わる
だけであり、このため熱効率が悪く、立ち上がりが遅い
難点がある。

そこで、結晶化ガラスなどの耐熱性および熱線透過性を
有する材料で全体が平板の調理プレートを形成し、この
調理プレートの下方にヒータとして赤外線ランプを配設
し、この赤外線ランプから放射される熱線を調理プレー
トを通してその上面側に照射するようにしたものが提供
されている。

このような加熱調理器にあっては、調理プレートの全体
が平板状であるから実際に調理を行なう場合には、被調
理物を鍋などの容器に入れ、この容器を調理プレートの
上に乗せ、この容器に赤外線ランプの熱線を直接当てて
加熱し、これにより被調理物を調理する。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、容器には赤外線ランプの熱線が直接当た
るが、その内部の被調理物には熱線が当たらず、このた
めやはり被調理物を効率よく加熱することが困難となる
難点がある。

この発明はこのような点に着目してなされたもので、そ
の目的とするところは、被調理物に赤外線ランプの熱線
を直接当てて効率よく調理をすることができる加熱調理
器を提供することにある。

［発明の構或コ （課題を解決するための手段） この発明はこのような目的を達或するために、ヒータと
しての赤外線ランプと、この赤外線ランプの上方に対向
して配置した熱線透過性を有する調理プレートとを具備
し、前記調理プレートは周縁に一体的に立上壁を有する
皿形状に構成され、かつ上面にクリアーな樹脂による非
粘着性のコーティングが施され、この調理プレートの上
に被調理物を直接乗せ、この被調理物に前記赤外線ラン
プから放射される熱線を照射して加熱するようにしたも
のである。

（作　用） このような構成の加熱調理器においては、赤外線ランプ
に対する通電によりこの赤外線ランプから熱線が放射さ
れ、この熱線が調理プレートを透過してその上面側に照
射されるから、この調理プレートの上に被調理物を直接
乗せる。赤外線ランプから放射された熱線はこの被調理
物に直接当たり、このためこの被調理物がその熱線によ
り効率よく加熱され、したがって速やかな調理を達成す
ることができる。調理プレートは周縁に立上壁を一体的
に有する皿形状に形成されているから、この調理プレー
トの上に被調理物を直接乗せて調理をしても、その被調
理物や調理汁などが調理プレートから垂れ落ちるような
ことがなく、したがって何ら支障なく調理を進めること
ができる。さらに調理プレートの上面には非粘着性のコ
ーティングが施されているから、被調理物が調理プレー
トに粘着するようなことがなく、したがって調理を円滑
に行なえ、また調理後の清掃も容易に能率よく行なうこ
とができる。

（実施例） 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

図中１は＃：護枠で、この保護枠１に上面開放の四部２
が形成され、この凹部２の内底部に支柱３・・が設けら
れ、これら支柱３・・・を介して反射板４が支持されて
いる。この反射板４の底面には、断面円弧状の複数の反
射部５・・・が並列して形成され、これら反射部５・・
・の上方にその長手方向に沿って管形の赤外線ランブ６
・・・が設けられ、これら赤外線ランブ６・・・はその
両端部が反射板４の両側板を貫通して水平に支持されて
いる。

反射板４の上面の開口部には調理プレート７が着脱可能
に設けられている。この調理プレート７は耐熱性および
熱線透過性を有する例えば結晶化ガラスで形成され、周
縁には段差状の立上壁８を一体に有し、全体が底の浅い
皿形状に構成されている。そしてこの調理プレート７の
底面に対向するように前記赤外線ランブ６・・・が配置
している。

さらにこの調理プレート７の上面の全域には、第３図に
示すように、熱線透過性を有するアルミナの溶射による
下地層９が設けられ、この下地層９の上に熱線の透過が
可能な透明ないしは半透明のクリアーな例えばフッ素樹
脂による非粘着性のコーティング１０が施されている。

反射板４の底面中央部からはその上方にガイド筒１１が
突出し、このガイド筒１１内に温度センサ１２が上下に
摺動自在に収納され、この温度センサｌ２がスプリング
１３を介して上方に弾性的に付勢され、この付勢力で温
度センサ１２が調理プレート７の底面に密着して調理プ
レート７の温度を検知するようになっている。

保護枠１の一側部には制御室１５が設けられ、この制御
室１５内に前記赤外線ランブ６・・・に対する通電を前
記温度センサ１２の検知温度に応じて制御する制御回路
装置１６が収納され、また制御室１５の上面に制御回路
装置１６を操作して調理プレート７の温度を所望の温度
に設定するための複数の操作ボタン１７・・・が配設さ
れている。

このような加熱調理器においては、赤外線ランブ６・・
・に対する通電によりこれら赤外線ランブ６・・・から
熱線が放射され、この熱線が反射板４の反射部５で反射
し、調理プレート７を透過してその上面側に照射される
から、この調理プレート７の上に被調理物を直接乗せる
。赤外線ランプ６・・・から放射された熱線はこの被調
理物に直接当たり、このためこの被調理物がその熱線に
より効率よく加熱され、したがって速やかな調理を達成
することができる。調理プレート７は周縁に立上壁８を
一体に有する皿形状に形成されているから、この調理プ
レート７の上に被調理物を直接乗せて調理をしても、そ
の被調理物や調理汁などが調理プレート７から垂れ落ち
るようなことがなく、したがって何ら支障なく調理を進
めることができる。また調理プレート７の上面にはフッ
素樹脂による非粘着性のコーティング１０が施されてい
るから、被調理物が調理プレート７に粘着するようなこ
とがなく、したがって調理を円滑に行なえ、また調理後
の清掃も容易に能率よく行なうことができる。

なお、前記実施例においては、反射板４の上面の開口部
に直接調理プレート７を配置するようにしたが、このよ
うな場合、調理プレート７を取り外すと反射板４の上面
の開口部が開放され、これに伴い反射板４内に異物が落
下して赤外線ランブ６・・・を破損してしまう恐れがあ
り、このような点を考慮するならば、反射板４の上面の
開口部に熱線透過性を有する結晶化ガラスなどで形成さ
れた保護プレートを取り付けてその開口部を閉塞し、こ
の保護プレートの上に調理プレート７を載置するように
構成すればよい。

［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明によれば、調理プレートの
上に被調理物を直接乗せ、この被調理物に赤外線ランプ
の熱線を直接照射して加熱することができ、したがって
被調理物を効率よく加熱して速やかに調理をすることが
できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は加熱調理器
の断面図、第２図は加熱調理器の平面図、第３図は調理
プレートの拡大断面図である。 ６ ・・・赤外線ラ ンブ、 ７ ・・・調理プ レー ト、 ８ 立上壁、 １ ０・・・コーティ ング。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヒータとしての赤外線ランプと、この赤外線ランプの上
   方に対向して配置した熱線透過性を有する調理プレート
   とを具備し、前記調理プレートは周縁に一体的に立上壁
   を有する皿形状に構成され、かつ上面にクリアーな樹脂
   による非粘着性のコーティングが施され、この調理プレ
   ートの上に被調理物を直接乗せ、この被調理物に前記赤
   外線ランプから放射される熱線を照射して加熱すること
   を特徴とする加熱調理器。